JP5187023B2 - 表面処理装置の電極取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理物の被処理面、特にエンジンにおけるシリンダのシリンダ内周面にめっき前処理またはめっき処理を施す表面処理装置の電極取付構造に関する。
シリンダのシリンダ内周面にめっき前処理またはめっき処理を施す表面処理装置では、電極は、洗浄やマスキングの更新などを行うために定期的にメンテナンスを実施する必要がある。そのため、電極は電極ホルダ部材との着脱が可能な構造になっている。
従来の表面処理装置における電極の取付構造は、特許文献1においては、図7に示すように、電極101と電極ホルダ部材102にねじ部103、104がそれぞれ形成され、これらのねじ部103、104を螺合する構造や、特許文献2においては、図8に示すように、電極ホルダ部材102に貫通するボルト105を用い、電極101のねじ部106にボルト105を螺合して、電極101を電極ホルダ部材102に取り付ける構造が開示されている。尚、図7及び図8中の符号100は、被処理物としてのシリンダを示す。
特開平7−305198号公報 特開2006−2204号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の電極の取付構造では、ねじ部(ねじ部103及び104、またはボルト105及びねじ部106)の材質が金属同士であるため、ねじ部でスパークが発生し、このねじ部に固着等が生ずる場合がある。このため、電極101の取り外しが困難になって、電極101のメンテナンス性が低下するなどの課題がある。
特にこの傾向は、シリンダ100のシリンダ内周面と電極101との間に循環液を循環させる循環式のめっき処理装置では、電極101とシリンダ100に通電される電流密度が浸漬式のめっき処理装置の場合に比較して大きいことから著しい。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、電極を電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けるねじ部でのスパークの発生を防止して、電極のメンテナンス性を向上できる表面処理装置の電極取付構造を提供することにある。
本発明は、被処理物の被処理面に電極を対向して配置させ、これらの電極と被処理面間に処理液を介在させた状態で前記電極と前記被処理物に通電することで、前記被処理面をめっき前処理またはめっき処理し、金属製の前記電極が金属製の電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けられる表面処理装置の電極取付構造において、前記電極と前記電極ホルダ部材の一方に凸部が、他方にねじ部がそれぞれ形成される一方、前記凸部に係合可能な係合部と、前記ねじ部に螺合するねじ部とを設けた樹脂製カプラ部材を備え、このカプラ部材のねじ部が前記電極または前記電極ホルダ部材のねじ部に螺合することで、前記カプラ部材の前記係合部が弾性部材を介して前記凸部に係合されて、前記電極を前記電極ホルダ部材に取り付けるよう構成されたことを特徴とするものである。また、本発明は、被処理物の被処理面に電極を対向して配置させ、これらの電極と被処理面間に処理液を介在させた状態で前記電極と前記被処理物に通電することで、前記被処理面をめっき前処理またはめっき処理し、金属製の前記電極が金属製の電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けられる表面処理装置の電極取付構造において、前記電極の外周側下部と前記電極ホルダ部材の外周側上部の両者にねじ部が形成される一方、樹脂製カプラ部材の内周側上部と内周側下部に、前記電極と電極ホルダ部材に形成した前記ねじ部に螺合可能なねじ部がそれぞれ形成され、このカプラ部材に形成したねじ部が前記電極および前記電極ホルダ部材のねじ部に螺合することで、前記電極を前記電極ホルダ部材に取り付けるよう構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、電極を電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けるねじ部の材質が、金属同士ではなく、金属と樹脂との組み合わせになることから、前記ねじ部でのスパークの発生を防止でき、この結果、このねじ部の固着等が回避されて電極の取り外しが容易になるので、電極のメンテナンス性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1)
図1は、本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第1の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図である。
表面処理装置としてのめっき処理装置10は、被処理物としてのシリンダ1における被処理面としてのシリンダ内周面2に電極11を対向して配置させ、これらの電極11とシリンダ内周面2との間に処理液(めっき前処理液またはめっき処理液)を流動させて循環させることで介在させ、この状態で電極11とシリンダ1に通電することで、シリンダ内周面2にめっき前処理またはめっき処理を施す循環式のめっき処理装置である。
このめっき処理装置10は、前記電極11の他、電極ホルダ部材12、カプラ部材13、弾性部材としてのOリング14、治具本体15、下治具16、及び上治具17を有して構成される。ここで、前記電極11は、洗浄、マスキングの更新、または特殊な表面コーティングの更新などを行うために、定期的にメンテナンスを実行する必要がある。このため、電極11は電極ホルダ部材12に着脱可能に取り付けられている。
治具本体15は、電極ホルダ部材12を内包して固定し、この治具本体15の上端面に下治具16が載置される。この下治具16は、電極11を内包すると共に、その上端面に、例えばシリコンゴム製の下シール部材18が装着される。この下シール部材18を介して下治具16にシリンダ1が載置される。上治具17は、エアシリンダなどによって昇降可能に構成され、この上治具17の下端に、例えばシリコンゴム製の上シール部材19が装着される。この上治具17は、下治具16に載置されたシリンダ1を下治具16側へ押圧して、この下治具16との間でシリンダ1を挟持する。
電極ホルダ部材12は、SUSまたはチタンなどの金属製であり、例えば軸心位置に内側処理液下流路20が形成されると共に、上部中央位置に嵌合穴部21が形成される。また、電極ホルダ部材12は、上部外周にねじ部22が形成されると共に、上端面が窪んで凹陥部23が形成される。この凹陥部23の平面形状部分が、電極11と接触する接触面24となる。
電極11は、SUSまたはチタンなどの金属製であり、下部中央位置に、電極ホルダ部材12の嵌合穴部21に嵌合して、電極11を電極ホルダ部材12に対して位置決めする嵌合突出部25が形成される。また、電極11は、例えば軸心位置に内側処理液上流路26が形成され、この内側処理液上流路26が電極ホルダ部材12の内側処理液下流路20に連通して内側処理液流路29となる。更に電極11の外周下端には、半径方向に外方へ膨出する凸部27が形成される。この凸部27を含めた電極11の下端部が、電極ホルダ部材12の凹陥部23内に収容される。このとき、凸部27を含めた電極11の下端面が、電極ホルダ部材12の接触面24に接触する接触面28となる。
カプラ部材13は、耐熱・耐電圧性樹脂、例えばユニレート(登録商標)などのガラス繊維強化樹脂にて構成され、リング形状に形成される。このカプラ部材13の内周側下部に、電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合可能なねじ部30が形成され、また、カプラ部材13の内周側上部に係合部31が形成される。この係合部31は、ねじ部30が電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合された状態で電極11の凸部27にOリング14を介して係合し、この凸部27をOリング14を介して電極ホルダ部材12側へ押圧する。これにより、電極11の接触面28と電極ホルダ部材12の接触面24とが圧接して通電部32が構成され、電極11は電極ホルダ部材12に対し、ねじ部22及び35を用いて着脱可能に取り付けられる。
この電極11の電極ホルダ部材12への取付状態で、下治具16と電極11及びカプラ部材13の間に外側処理液中央流路33が形成される。この外側処理液中央流路33は、治具本体15と電極ホルダ部材12との間に形成される外側処理液下流路34と、下治具16、上治具17間に挟持されたシリンダ1と電極11との間に形成される外側処理液上流路35とに連通して、外側処理液流路36を構成する。
この外側処理液流路36と内側処理液流路29は、電極11と上治具17間の連通流路37により連通されて処理液流路38を構成する。この処理液流路38内に処理液が流動し、この処理液は、処理液流路38と処理液タンク(不図示)との間で循環する。
次に、電極11の電極ホルダ部材12への取付手順を説明する。
まず、下治具16が治具本体15から取り外された状態で、電極11と電極ホルダ部材12の両軸心が一致するように、電極11の嵌合突出部25を電極ホルダ部材12の嵌合穴部21に差し込んで嵌合させ、電極11の接触面28を電極ホルダ部材12の接触面24に接触させる。
次に、Oリング14を、電極11に挿通して電極11の凸部27に位置付ける。その後、カプラ部材13を電極11に挿通し、このカプラ部材13のねじ部30を電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合させる。この螺合によって、カプラ部材13の係合部31により、Oリング14を介して電極11の凸部27を電極ホルダ部材12側へ押圧し、電極11の接触面28を電極ホルダ部材12の接触面24に圧接させる。これにより、電極11の取付が完了する。
次に、シリンダ1のめっき処理装置10への装着手順を説明する。
電極11が電極ホルダ部材12に取り付けられた後に、下治具16を治具本体15に載置し、この下治具16上の下シール部材18にシリンダ1を載置する。次に上治具17を、エアシリンダ(不図示)の動作によって下降させ、この上治具17下面の上シール部材19をシリンダ1に当接させ、下シール部材18及び上シール部材19を介してシリンダ1を、下治具16と上治具17との間にシール性を確保しつつ挟持する。このとき、下治具16及びシリンダ1内に電極11が挿入された状態となり、電極11がシリンダ1のシリンダ内周面2に対向して配置される。
次に、めっき前処理、めっき処理等について説明する。
上述のようにしてめっき処理装置10にシリンダ1が装着された状態で、図示しないポンプを起動させて処理液(めっき前処理液)を処理液流路38(内側処理液流路29、外側処理液流路36)へ供給して循環させる。シリンダ内周面2に囲まれて形成されるシリンダ1のシリンダボア3内が処理液で満たされた状態で、シリンダ1がプラス極、電極11がマイナス極となるように電極11とシリンダ1に通電する。これにより、シリンダ内周面2がめっき前処理として電解エッチング処理されて、めっきの密着性が高められる。
めっき処理は、めっき前処理の場合と同様のめっき処理装置10を用い、このめっき処理装置10にめっき前処理の場合と同様にして、めっき前処理が施されたシリンダ1を装着して実施する。但し、このめっき処理では、電極11がプラス極、シリンダ1がマイナス極となるように電極11とシリンダ1に通電する。この通電により、シリンダ1のシリンダ内周面2がめっき処理される。尚、めっき前処理の前に、薬剤が貯溜された脱脂槽内にシリンダ1を浸漬して、シリンダ1に付着した油分や汚れ除去する脱脂処理を実施する。
上述のようにして脱脂処理、めっき前処理、めっき処理を順次実施して、100個のシリンダ1(めっき皮膜付きシリンダ1)を作製後、電極11の電極ホルダ部材12からの取り外し作業を行って、電極11の電極ホルダ部材12への固着の有無を確認する実験を行った。この実験では、図7に示すように、電極101と電極ホルダ部材102(共に金属製)とを、ねじ部103、104により直接螺合して取り付ける従来の取付構造に対しても、同様な実験を行って、電極101の電極ホルダ部材102への固着の有無を確認した。
この実験において用いられた電極取付構造は、表1に示すように、電極取付構造Aが図1に示す本実施の形態の場合であり、電極取付構造Bが、図7に示す背景(従来)技術の場合である。電極取付構造Bでは、ねじ部の材質は、電極101に形成されたねじ部103(雄ねじ部)、電極ホルダ部材102に形成されたねじ部104(雌ねじ部)の両者が金属(SUSまたはチタン)製である。これに対し電極取付構造Aでは、ねじ部の材質は、電極ホルダ部材12に形成されたねじ部22(雄ねじ部)が金属(SUSまたはチタン)製であるのに対し、カプラ部材13に形成されたねじ部30は樹脂(例えば前記ユニレート)である。
Figure 0005187023
また、本実験での脱脂処理では、シリンダ1を浸漬する脱脂槽内に貯溜される薬品は、キザイ社製のマックスクリーンNG30(商品名)であり、この薬品の液温度は50℃であり、シリンダ1の浸漬時間は1.5分間である。
また、めっき前処理における電解エッチング処理では、処理液流路38へ流動させる処理液はリン酸液であり、その液温度は85℃である。また、電極11とシリンダ1へ通電される電流密度は70A/dmであり、通電時間は1.5分間である。
更に、めっき処理では、処理液流路38へ流動させる処理液は硫酸ニッケル液であり、その液温度は65℃である。また、電極11とシリンダ1へ通電される電流密度は100A/dmであり、通電時間は3分間である。
シリンダ1を100個処理した後、めっき前処理を行っためっき処理装置と、めっき処理を行っためっき処理装置について、電極11、101を電極ホルダ部材12、102から取り外すことで、ねじ部22及び30、103及び104とねじ部以外とにおいて固着の有無を確認した結果を表2に示す。
電極取付構造Aでは、めっき前処理(電解エッチング処理)とめっき処理の後において、電極11の取り外しをスムーズに実施できた。これに対し電極取付構造Bでは、めっき前処理(電解エッチング処理)とめっき処理の後のいずれの場合においても、時間をかけてねじ部103及び104を強制的に緩め、電極101を取り外した。この場合には、電極101と電極ホルダ部材102の両ねじ部103、104にタップとダイスを用いてねじ加工を施す必要が生じた。
Figure 0005187023
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)樹脂製のカプラ部材13のねじ部30を金属製の電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合させて、電極11を電極ホルダ部材12に取り付けることから、電極11を電極ホルダ部材12に着脱自在に取り付けるねじ部22、30の材質が、金属同士ではなく、金属と樹脂との組み合わせになる。このことから、ねじ部22、30でのスパークの発生を防止でき、この結果、ねじ部22、30の固着などが回避されて電極11の取り外しが容易になるので、電極11のメンテナンス性を向上させることができる。
このように、ねじ部22、30においてスパークの発生を防止できるので、電極11とシリンダ1に大電流を通電させることが可能になり、シリンダ1のめっき前処理、めっき処理の処理時間を短縮できる。
(2)樹脂製のカプラ部材13のねじ部30が金属製の電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合することで、カプラ部材13の係合部31がOリング14を介して電極11の凸部27に係合して押圧し、電極11を電極ホルダ部材12に取り付けている。このようにOリング14を介することで衝撃を吸収することができるので、カプラ部材13の破損を防止できる。
(3)電極11の凸部27とカプラ部材13の係合部31との間にOリング14が介在され、このOリング14が、めっき前処理またはめっき処理中に加温された処理液(例えば50℃以上)によって膨張する。このため、めっき前処理またはめっき処理中に熱膨張率の異なる電極ホルダ部材12とカプラ部材13のそれぞれのねじ部22、30の結合が万一緩んでしまった場合にも、上述のOリング14の膨張が、電極11を電極ホルダ部材12へ押圧する押圧力の増大をもたらすので、上記ねじ部22、30の緩みを相殺でき、電極11を電極ホルダ部材12に強固に取り付けることができる。と同時に、電極11の接触面28と電極ホルダ部材12の接触面24との接触が均一となって、通電をスムーズに実施できる。
(4)電極11と電極ホルダ部材12の通電部32が、電極11の平面形状の接触面28と、電極ホルダ部材12の平面形状の接触面24との圧接によって構成され、電極ホルダ部材12のねじ部22がこの電極ホルダ部材12の外周面に形成され、通電部32にねじ部用の貫通孔が形成されていないので、通電部32の接触面積を増大でき、通電を良好に実施できる。例え、通電部32においてスパークによる固着が生じても、ねじ部22及び30以外でのスパークであるため、カプラ部材13を緩めることで、電極11を電極ホルダ部材12に対して垂直方向に移動させることが可能となる。この結果、電極11を容易に取り外すことができる。
尚、本実施の形態においては、カプラ部材13の係合部31に係合する凸部27が電極11に、カプラ部材13のねじ部30に螺合するねじ部22が電極ホルダ部材12にそれぞれ形成されるものを述べたが、凸部27が電極ホルダ部材12に、ねじ部22が電極11にそれぞれ形成されてもよい。
[B]第2の実施の形態(図2)
図2は、本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第2の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のめっき処理装置40が前記第1の実施の形態のめっき処理装置10と異なる点は、電極11と電極ホルダ部材12の通電部41の構造である。つまり、電極ホルダ部材12の上端面に、テーパが設けられた円錐形状の接触面42が形成されると共に、電極11の下端面に、テーパが設けられた円錐形状の接触面43が形成され、これらの接触面42と43の接触によって電極11及び電極ホルダ部材12の通電部41が構成される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)電極11と電極ホルダ部材12の通電部41が、これらの電極11と電極ホルダ部材12との円錐形状の接触面43、42にて構成されたことから、両接触面43、42の接触面を増大させることができると共に、カプラ部材13の締め付けにより、電極11の軸心を電極ホルダ部材12の軸心に容易に一致させることができる。
[C]第3の実施の形態(図3)
図3は、本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第3の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のめっき処理装置50が前記第1の実施の形態のめっき処理装置10と異なる点は、電極51がカプラ部材52を用いて電極ホルダ部材12に取り付けられた状態で、これらの電極51、カプラ部材52及び電極ホルダ部材12の外径が同一径に構成された点である。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏するほか、次の効果(6)を奏する。
(6)電極51がカプラ部材52を用いて電極ホルダ部材12に取り付けられた状態で、これらの電極51、カプラ部材52及び電極ホルダ部材52の外径が同一径に設けられたことから、処理液が流動する外側処理液流路36に流れの蛇行箇所が存在せず、外側処理液流路36において処理液を円滑に流動させることができる。
[D]第4の実施の形態(図4)
図4は、本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第4の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図である。この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のめっき処理装置60が前記第3の実施の形態のめっき処理装置50と異なる点は、電極61と電極ホルダ部材12の両者にねじ部が形成され、これらのねじ部のそれぞれに螺合可能なねじ部がカプラ部材62に設けられた点である。
つまり、樹脂製のカプラ部材62の内周側下部に、金属製の電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合可能なねじ部63が形成される。また、カプラ部材62の内周側上部にねじ部64が形成され、このねじ部64が、金属製の電極61の外周側下部に形成されたねじ部65に螺合可能に設けられる。ここで、ねじ部22及び63とねじ部64及び65とは同一方向のねじである。
電極61を電極ホルダ部材12に取り付けるに際しては、まず、カプラ部材62のねじ部63を電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合して、カプラ部材62を電極ホルダ部材12に取り付ける。次に、電極61のねじ部65をカプラ部材62のねじ部64に螺合して、電極61をカプラ部材62に取り付ける。このようにして、カプラ部材62を介して電極61を電極ホルダ部材12に取り付ける。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第3の実施の形態の効果(1)〜(4)及び(6)と同様な効果を奏するほか、次の効果(7)を奏する。
(7)電極ホルダ部材12と電極61にねじ部22、65がそれぞれ形成され、これらのねじ部62、65にそれぞれ螺合可能なねじ部63、64がカプラ部材62に形成されたので、Oリング14を用いることがない。この結果、電極61の取付作業を容易化できる。
[E]第5の実施の形態(図5、図6)
図5は、本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第5の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図である。この第5の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のめっき処理装置70が前記第1の実施の形態のめっき処理装置10と異なる点は、シリンダ1のシリンダ内周面2に電極11を対向配置させた状態で、処理液が満たされた処理液槽71内にシリンダ1及び電極11を浸漬させて、シリンダ1のシリンダ内周面2と電極11間に処理液を介在させ、この状態で電極11とシリンダ1に通電することでめっき前処理またはめっき処理を実施する浸漬方式のめっき処理装置である。
この場合にも、ねじ部30が設けられた樹脂製のカプラ部材13を用い、このカプラ部材13のねじ部30を金属製の電極ホルダ部材12のねじ部22に螺合することで、電極11の凸部27がOリング14を介して電極ホルダ部材12に押し付けられて、電極11が電極ホルダ部材12に着脱可能に取り付けられる。この結果、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏する。尚、図5中の符号72は、シリンダ1を固定するための固定治具であり、符号73は、シリンダ1及び電極11に通電するための電源装置である。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば本発明は、被処理物が、シリンダ及びクランクケースを備え、シリンダにシリンダヘッドが一体化されたシリンダヘッド一体型のシリンダブロックである場合にも同様に適用できる。
本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第1の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図。 本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第2の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図。 本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第3の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図。 本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第4の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図。 本発明に係る表面処理装置の電極取付構造における第5の実施の形態が適用されためっき処理装置を示す側断面図。 図5の電極及び電極ホルダ部材を示す側断面図。 従来のめっき処理装置を示す側断面図。 従来の他のめっき処理装置を示す側断面図。
符号の説明
1 シリンダ(被処理物)
2 シリンダ内周面(被処理面)
10 めっき処理装置(表面処理装置)
11 電極
12 電極ホルダ部材
13 カプラ部材
14 Oリング(弾性部材)
22 ねじ部
24 接触面
27 凸部
28 接触面
30 ねじ部
31 係合部
32 通電部
40 めっき処理装置(表面処理装置)
41 通電部
42、43 接触面
50 めっき処理装置(表面処理装置)
51 電極
52 カプラ部材
60 めっき処理装置(表面処理装置)
61 電極
62 カプラ部材
63、64、65 ねじ部
70 めっき処理装置(表面処理装置)
71 処理液槽

Claims (8)

  1. 被処理物の被処理面に電極を対向して配置させ、これらの電極と被処理面間に処理液を介在させた状態で前記電極と前記被処理物に通電することで、前記被処理面をめっき前処理またはめっき処理し、金属製の前記電極が金属製の電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けられる表面処理装置の電極取付構造において、前記電極と前記電極ホルダ部材の一方に凸部が、他方にねじ部がそれぞれ形成される一方、前記凸部に係合可能な係合部と、前記ねじ部に螺合するねじ部とを設けた樹脂製カプラ部材を備え、このカプラ部材のねじ部が前記電極または前記電極ホルダ部材のねじ部に螺合することで、前記カプラ部材の前記係合部が弾性部材を介して前記凸部に係合されて、前記電極を前記電極ホルダ部材に取り付けるよう構成されたことを特徴とする表面処理装置の電極取付構造。
  2. 被処理物の被処理面に電極を対向して配置させ、これらの電極と被処理面間に処理液を介在させた状態で前記電極と前記被処理物に通電することで、前記被処理面をめっき前処理またはめっき処理し、金属製の前記電極が金属製の電極ホルダ部材に着脱可能に取り付けられる表面処理装置の電極取付構造において、前記電極の外周側下部と前記電極ホルダ部材の外周側上部の両者にねじ部が形成される一方、樹脂製カプラ部材の内周側上部と内周側下部に、前記電極と電極ホルダ部材に形成した前記ねじ部に螺合可能なねじ部がそれぞれ形成され、このカプラ部材に形成したねじ部が前記電極および前記電極ホルダ部材のねじ部に螺合することで、前記電極を前記電極ホルダ部材に取り付けるよう構成されたことを特徴とする表面処理装置の電極取付構造。
  3. 前記電極と電極ホルダ部材の通電部が、これらの電極と電極ホルダ部材との平面形状の接触面にて構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
  4. 前記電極と電極ホルダ部材の通電部が、これらの電極と電極ホルダ部材との円錐形状の接触面にて構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
  5. 前記電極がカプラ部材を用いて電極ホルダ部材に取り付けられた状態で、これらの電極、カプラ部材及び電極ホルダ部材の外径が同一径に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
  6. 前記表面処理装置は、電極と被処理物の被処理面間に処理液を流動させて循環させる循環方式の表面処理装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
  7. 前記表面処理装置は、電極と被処理物とを、処理液が貯溜された処理液槽内に浸漬させて、前記電極と前記処理物の被処理面間に処理液を介在させる浸漬方式の表面処理装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
  8. 前記被処理物がエンジンのシリンダであり、前記被処理面が前記シリンダのシリンダ内周面であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面処理装置の電極取付構造。
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