JP5185966B2 - 船舶の抵抗低減装置 - Google Patents

船舶の抵抗低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5185966B2
JP5185966B2 JP2010070046A JP2010070046A JP5185966B2 JP 5185966 B2 JP5185966 B2 JP 5185966B2 JP 2010070046 A JP2010070046 A JP 2010070046A JP 2010070046 A JP2010070046 A JP 2010070046A JP 5185966 B2 JP5185966 B2 JP 5185966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
supply device
opening
control mode
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010070046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011201399A (ja
Inventor
真一 ▲高▼野
宗二 溝上
靖司郎 日笠
千春 川北
智 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010070046A priority Critical patent/JP5185966B2/ja
Publication of JP2011201399A publication Critical patent/JP2011201399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5185966B2 publication Critical patent/JP5185966B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/30Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Flow Control (AREA)

Description

本発明は、空気吹き出しにより船体の摩擦抵抗を低減する船舶の抵抗低減装置および船舶の抵抗低減方法に関する。
航行時に船底面を気泡流で覆うことにより船体摩擦抵抗を低減する技術が知られている。
図1A、1Bを参照して、特許文献1の船体摩擦抵抗低減装置を説明する。船舶の船底部1の船首側に気体室2が設けられている。気体室2は船幅方向に形成されている。左右一対の気体保持板5が船底両舷部に沿って船首から船尾にかけて設けられている。気体室2から水中へ気体が吹き出され、船底面に沿い後方へ流れる気泡流が発生する。気体保持板5により気泡流の船体側方への逸脱が防止される。このようにして、船体の摩擦抵抗が軽減される。
特許文献2は、図1Bの気体室2にバッフルプレート(不図示)を設ける構成を開示している。
特許文献3は、加圧空気発生手段から空気を没水表面に送り込んで没水表面の摩擦低減を行う摩擦低減船を開示している。摩擦低減船は、所定船速で航行させる設定を行う主機用ガバナと、航行速度を検出する船速検出器と、主機用ガバナ及び船速検出器の検出信号に基づいて加圧空気発生手段からの空気供給量を設定する制御手段とを備える。
特開2008−114710号公報 特開2008−143345号公報 特開平10−109683号公報
本発明の目的は、海象条件に合った空気吹き出しが実現可能な船舶の抵抗低減装置および船舶の抵抗低減方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による船舶の抵抗低減装置(30)は、船舶(100)の船底(13)に設けられた第1空気吹き出し口(31P、31C、31S、31P−1、31P−2、31S−1、31S−2)と、第1空気流路(34P、34C、34S、34P−1、34P−2、34S−1、34S−2)を介して前記第1空気吹き出し口に接続された第1空気供給装置(32、32P、32C、32S)と、複数の制御モードが設定された制御装置(40)と、オペレータの操作に基づいて前記複数の制御モードから一つの制御モードを選択する制御モード選択装置(46)とを具備する。前記複数の制御モードは、第1制御モード及び第2制御モードを含む。前記第1制御モードが選択された場合と前記第2制御モードが選択された場合の両方において、前記制御装置は、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第1空気供給装置を制御する。前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1空気流路の第1流路抵抗が前記第1制御モードが選択された場合に比べて大きくなるように前記第1流路抵抗を制御する。
前記第1制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1空気流路に設けられた第1バルブ(35P、35C、35S、35P−1、35P−2、35S−1、35S−2)の開度を所定の第1バルブ第1開度で一定に制御する。前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1バルブの開度を前記第1バルブ第1開度より小さい所定の第1バルブ第2開度で一定に制御する。
船舶の抵抗低減装置(30)は、前記船底に設けられた第2空気吹き出し口(31S)を更に具備する。前記第1空気吹き出し口(31P)は前記船底の左舷(14)側に配置される。前記第2空気吹き出し口は前記船底の右舷(15)側に配置される。前記第1空気供給装置は、第2空気流路(34S)を介して前記第2空気吹き出し口に接続される。前記複数の制御モードは、第3制御モードを含む。前記第1制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第2空気流路に設けられた第2バルブ(35S)の開度を所定の第2バルブ第1開度で一定に制御する。前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第1開度より小さい所定の第2バルブ第2開度で一定に制御する。前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第1空気供給装置を制御し、前記第1バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第1バルブを制御し、前記第2バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第2バルブを制御する。
前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第1バルブの開度が前記第1バルブ第2開度より大きくなるように前記第1バルブを制御し、前記傾斜角が正のとき前記第2バルブの開度が前記第2バルブ第2開度より小さくなるように前記第2バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第1バルブの開度が前記第1バルブ第2開度より小さくなるように前記第1バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第2バルブの開度が前記第2バルブ第2開度より大きくなるように前記第2バルブを制御する。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。
船舶の抵抗低減装置(30)は、前記船底に設けられた第2空気吹き出し口(31S、31S−1)と、第2空気流路(34S、34S−1)を介して前記第2空気吹き出し口に接続された第2空気供給装置(32S)とを更に具備する。前記第1空気吹き出し口(31P、31P−1)は前記船底の左舷(14)側に配置される。前記第2空気吹き出し口は前記船底の右舷(15)側に配置される。前記複数の制御モードは、第3制御モードを含む。前記第1制御モードが選択された場合と前記第2制御モードが選択された場合の両方において、前記制御装置は、前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第2空気供給装置を制御する。前記第1制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第2空気流路に設けられた第2バルブ(35S、35S−1)の開度を所定の第2バルブ第1開度で一定に制御する。前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第1開度より小さい所定の第2バルブ第2開度で一定に制御する。前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1バルブの開度を前記第1バルブ第2開度で一定に制御し、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第2開度で一定に制御し、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第1空気供給装置を制御し、前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が前記ローリングに基づいて変化するように前記第2空気供給装置を制御する。
前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より大きくなるように前記第1空気供給装置を制御し、前記傾斜角が正のとき前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より小さくなるように前記第2空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より小さくなるように前記第1空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より大きくなるように前記第2空気供給装置を制御する。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。船舶の抵抗低減装置(30)は、前記船舶の船速(V)に基づいて前記目標値を決定する目標値決定部(41)を更に具備する。
船舶の抵抗低減装置(30)は、前記船底に設けられた第3空気吹き出し口(31P−2)と、前記船底に設けられた第4空気吹き出し口(31S−2)とを更に具備する。前記第3空気吹き出し口は前記第1空気吹き出し口(31P−1)よりも左舷(14)側に配置される。前記第4空気吹き出し口は前記第2空気吹き出し口(31S−1)よりも右舷(15)側に配置される。前記第1空気供給装置は第3空気流路(34P−2)を介して前記第3空気吹き出し口に接続される。前記第2空気供給装置は第4空気流路(34S−2)を介して前記第4空気吹き出し口に接続される。前記第1制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第3空気流路に設けられた第3バルブ(35P−2)の開度を所定の第3バルブ第1開度で一定に制御し、前記第4空気流路に設けられた第4バルブ(35S−2)の開度を所定の第4バルブ第1開度で一定に制御する。前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第3バルブの開度を前記第3バルブ第1開度より小さい所定の第3バルブ第2開度で一定に制御し、前記第4バルブの開度を前記第4バルブ第1開度より小さい所定の第4バルブ第2開度で一定に制御する。前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第3バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第3バルブを制御し、前記第4バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第4バルブを制御する。
前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第3バルブの開度が前記第3バルブ第2開度より大きくなるように前記第3バルブを制御し、前記傾斜角が正のとき前記第4バルブの開度が前記第4バルブ第2開度より小さくなるように前記第4バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第3バルブの開度が前記第3バルブ第2開度より小さくなるように前記第3バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第4バルブの開度が前記第4バルブ第2開度より大きくなるように前記第4バルブを制御する。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。
本発明による船舶の抵抗低減方法は、船舶(100)の船底(13)に設けられた第1空気吹き出し口(31P、31C、31S、31P―1、31P−2、31S−1、31S−2)から空気を吹き出すステップと、複数の制御モードから第1制御モードを選択するステップと、前記第1制御モードを実行するステップと、前記複数の制御モードから第2制御モードを選択するステップと、前記第2制御モードを実行するステップとを具備する。前記第1空気吹き出し口は第1空気流路(34P、34C、34S、34P−1、34P−S、34S−1、34S−2)を介して第1空気供給装置(32、32P、32C、32S)に接続される。前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第1空気供給装置を制御するステップを含む。前記第2制御モードを実行する前記ステップは、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第1空気供給装置を制御するステップと、前記第1空気流路の第1流路抵抗が前記第1制御モードを実行する前記ステップの場合に比べて大きくなるように前記第1流路抵抗を制御するステップとを備える。
前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第1空気流路に設けられた第1バルブ(35P、35C、35S、35P−1、35P−2、35S−1、35S−2)の開度を所定の第1バルブ第1開度で一定に制御するステップを含む。前記第1流路抵抗を制御する前記ステップにおいて、前記第1バルブの開度を前記第1バルブ第1開度より小さい所定の第2バルブ第2開度で一定に制御する。
船舶の抵抗低減方法は、前記船底に設けられた第2空気吹き出し口(31S)から空気を吹き出すステップと、前記複数の制御モードから第3制御モードを選択するステップと、前記第3制御モードを実行するステップとを具備する。前記第1空気吹き出し口(31P)は前記船底の左舷(14)側に配置される。前記第2空気吹き出し口は前記船底の右舷(15)側に配置される。前記第1空気供給装置は、第2空気流路(34S)を介して前記第2空気吹き出し口に接続される。前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第2空気流路に設けられた第2バルブ(35S)の開度を所定の第2バルブ第1開度で一定に制御するステップを含む。前記第2制御モードを実行する前記ステップは、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第1開度より小さい所定の第2バルブ第2開度で一定に制御するステップを含む。前記第3制御モードを実行する前記ステップは、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記空気供給装置を制御するステップと、前記第1バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第1バルブを制御するステップと、前記第2バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第2バルブを制御するステップとを含む。
前記第1バルブの開度が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第1バルブを制御するステップは、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第1バルブの開度が前記第1バルブ第2開度より大きくなるように前記第1バルブを制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第1バルブの開度が前記第1バルブ第2開度より小さくなるように前記第1バルブを制御するステップとを含む。前記第2バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第2バルブを制御する前記ステップは、前記傾斜角が正のとき前記第2バルブの開度が前記第2バルブ第2開度より小さくなるように前記第2バルブを制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第2バルブの開度が前記第2バルブ第2開度より大きくなるように前記第2バルブを制御するステップとを含む。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。
船舶の抵抗低減方法は、前記船底に設けられた第2空気吹き出し口(31S、31S−1)から空気を吹き出すステップと、前記複数の制御モードから第3制御モードを選択するステップと、前記第3制御モードを実行するステップとを具備する。前記第1空気吹き出し口(31P、31P−1)は前記船底の左舷(14)側に配置される。前記第2空気吹き出し口は前記船底の右舷(15)側に配置される。前記第2空気吹き出し口は第2空気流路(34S、34S−1)を介して第2空気供給装置(32S)に接続される。前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第2空気供給装置を制御するステップと、前記第2空気流路に設けられた第2バルブ(35S、35S−1)の開度を所定の第2バルブ第1開度で一定に制御するステップとを含む。前記第2制御モードを実行する前記ステップは、前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)になるように前記第2空気供給装置を制御するステップと、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第1開度より小さい所定の第2バルブ第2開度で一定に制御するステップとを含む。前記第3制御モードを実行する前記ステップは、前記第1バルブの開度を前記第1バルブ第2開度で一定に制御するステップと、前記第2バルブの開度を前記第2バルブ第2開度で一定に制御するステップと、前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第1空気供給装置を制御するステップと、前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が前記ローリングに基づいて変化するように前記第2空気供給装置を制御するステップとを含む。
前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第1空気供給装置を制御する前記ステップは、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より大きくなるように前記第1空気供給装置を制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第1空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より小さくなるように前記第1空気供給装置を制御するステップとを含む。前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第2空気供給装置を制御するステップは、前記傾斜角が正のとき前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より小さくなるように前記第2空気供給装置を制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第2空気供給装置が供給する空気の流量が目標値(Q)より大きくなるように前記第2空気供給装置を制御するステップとを含む。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。船舶の抵抗低減方法は、前記船舶の船速(V)に基づいて前記目標値を決定するステップを更に具備する。
船舶の抵抗低減方法は、前記船底に設けられた第3空気吹き出し口(31P−2)から空気を吹き出すステップと、前記船底に設けられた第4空気吹き出し口(31S−2)から空気を吹き出すステップとを更に具備する。前記第3空気吹き出し口は前記第1空気吹き出し口(31P−1)よりも左舷(14)側に配置される。前記第4空気吹き出し口は前記第2空気吹き出し口(31S−1)よりも右舷(15)側に配置される。前記第1空気供給装置は第3空気流路(34P−2)を介して前記第3空気吹き出し口に接続される。前記第2空気供給装置は第4空気流路(34S−2)を介して前記第4空気吹き出し口に接続される。前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第3空気流路に設けられた第3バルブ(35P−2)の開度を所定の第3バルブ第1開度で一定に制御するステップと、前記第4空気流路に設けられた第4バルブ(35S−2)の開度を所定の第4バルブ第1開度で一定に制御するステップとを含む。前記第2制御モードを実行する前記ステップは、前記第3バルブの開度を前記第3バルブ第1開度より小さい所定の第3バルブ第2開度で一定に制御するステップと、前記第4バルブの開度を前記第4バルブ第1開度より小さい所定の第4バルブ第2開度で一定に制御するステップとを含む。前記第3制御モードを実行する前記ステップは、前記第3バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第3バルブを制御するステップと、前記第4バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第4バルブを制御するステップとを含む。
前記第3バルブの開度が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第3バルブを制御する前記ステップは、前記ローリングの傾斜角(θ)が正のとき前記第3バルブの開度が前記第3バルブ第2開度より大きくなるように前記第3バルブを制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第3バルブの開度が前記第3バルブ第2開度より小さくなるように前記第3バルブを制御するステップとを含む。前記第4バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第4バルブを制御する前記ステップは、前記傾斜角が正のとき前記第4バルブの開度が前記第4バルブ第2開度より小さくなるように前記第4バルブを制御するステップと、前記傾斜角が負のとき前記第4バルブの開度が前記第4バルブ第2開度より大きくなるように前記第4バルブを制御するステップとを含む。前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷(14)が下がる。前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷(15)が下がる。
船舶の抵抗低減方法は、海象条件を判断するステップを更に具備する。前記海象条件を判断する前記ステップの結果に基づいて、前記第1制御モードを選択する前記ステップ又は前記第2制御モードを選択する前記ステップを実行する。
本発明によれば、海象条件に合った空気吹き出しが実現可能な船舶の抵抗低減装置および船舶の抵抗低減方法が提供される。
図1Aは、従来の船体摩擦抵抗低減装置を備えた船舶の側面図である。 図1Bは、従来の船体摩擦抵抗低減装置を備えた船舶の底面図である。 図2Aは、本発明の第1の実施形態に係る船舶の側面図である。 図2Bは、第1の実施形態に係る船舶の底面図である。 図3は、第1の実施形態に係る抵抗低減装置の制御系の概念図である。 図4は、ローリングの傾斜角θの定義を説明する説明図である。 図5は、第1の実施形態に係る制御モードの説明図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る抵抗低減装置の概念図である。 図7は、第2の実施形態に係る制御モードの説明図である。 図8は、第2の実施形態の変形例に係る抵抗低減装置の概念図である。 図9は、第2の実施形態の変形例に係る制御モードの説明図である。 図10は、本発明の第3の実施形態に係る船舶の底面図である。 図11は、第3の実施形態に係る抵抗低減装置の概念図である。 図12は、第3の実施形態に係る制御モードの説明図である。 図13は、本発明の第4の実施形態に係る傾斜センサのブロック図である。
添付図面を参照して、本発明による船舶の抵抗低減装置及び船舶の抵抗低減方法を実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図2Aを参照して、本発明の第1の実施形態に係る船舶100を説明する。船舶100は、船体10と、コントロールルーム20と、抵抗低減装置30とを備える。船体10は、船首11と、船尾12と、船底13と、プロペラ16と、舵17を備える。コントロールルーム20には窓21が設けられている。抵抗低減装置30は、船底13の船首11側部分に設けられたに空気吹き出し口31P、31C、31Sと、空気供給装置32と、ヘッダルーム33とを備える。空気供給装置32は、コンプレッサ、ブロワ、又はファンである。空気供給装置32は、ヘッダルーム33を介して空気吹き出し口31P、31C、31Sに接続される。抵抗低減装置30は、空気吹き出し口31P、31C、31Sから水中に空気を吹き出す。空気吹き出し口31P、31C、31Sから吹き出された空気により形成される気泡層(又は空気層)により船底13が覆われるため、船体10の摩擦抵抗が低減される。
図2Bを参照して、船体10は、左舷14と、右舷15とを備える。船体10の前後方向及び左右方向が、それぞれX及びYで示されている。空気吹き出し口31Cは、船体10のセンターラインCL上に配置される。空気吹き出し口31Pは、空気吹き出し口31Cよりも左舷14側に配置される。すなわち、空気吹き出し口31Pは、船底13の左舷14側に配置される。空気吹き出し口31Sは、空気吹き出し口31Cよりも右舷15側に配置される。すなわち、空気吹き出し口31Sは、船底13の右舷15側に配置される。空気吹き出し口31P及び31Sの前後方向Xの位置は空気吹き出し口31Cの前後方向Xの位置と同じであってもよいが、空気吹き出し口31P及び31Sの前後方向Xの位置を空気吹き出し口31Cの前後方向Xの位置に対してずらすことで船体10の強度を向上させることが可能である。この場合、空気吹き出し口31Cが空気吹き出し口31P及び31Sよりも船首11側に位置することが好ましい。抵抗低減装置30は、船底13に設けられたカメラ53P及び53Sを備える。カメラ53Pは、空気吹き出し口31Pの船尾12側に位置し、船尾12の方向を撮影可能である。カメラ53Pが撮影した映像から、空気吹き出し口31Pから吹き出された空気によって形成される気泡層の厚さを知ることができる。カメラ53Sは、空気吹き出し口31Sの船尾12側に位置し、船尾12の方向を撮影可能である。カメラ53Sが撮影した映像から、空気吹き出し口31Sから吹き出された空気によって形成される気泡層の厚さを知ることができる。
図3を参照して、抵抗低減装置30は、ヘッダルーム33と空気吹き出し口31Pを接続する空気流路34Pと、ヘッダルーム33と空気吹き出し口31Cを接続する空気流路34Cと、ヘッダルーム33と空気吹き出し口31Sを接続する空気流路34Sとを備える。空気流路34P、34C、及び34Sにそれぞれバタフライ弁35P、35C、及び35Sが設けられている。空気供給装置32からヘッダルーム33に供給された空気は、空気流路34Pを流れる空気と、空気流路34Cを流れる空気と、空気流路34Sを流れる空気とに分かれる。空気流路34Pを流れた空気は空気吹き出し口31Pから水中に吹き出し、空気流路34Cを流れた空気は空気吹き出し口31Cから水中に吹き出し、空気流路34Cを流れた空気は空気吹き出し口31Cから水中に吹き出す。抵抗低減装置30は、空気供給装置32からヘッダルーム33に供給される空気の流量(空気供給装置32から流出する空気の流量)を検出して出力する空気流量センサ51を備える。
抵抗低減装置30は、傾斜センサ52と、表示装置45と、制御モード選択装置46と、制御装置40とを備える。傾斜センサ52は、船体10のローリング傾斜角θを検出して出力する。傾斜センサ52は、例えば、鉛直方向に対する船体10の傾きに基づいてローリング傾斜角θを検出する。表示装置45及び制御モード選択装置46は、コントロールルーム20に設けられる。表示装置45は、カメラ53Pが撮影した映像、カメラ35Sが撮影した映像、及びローリング傾斜角θを表示する。制御モード選択装置46は、タッチパネルのような入力装置である。制御モード選択装置46は、オペレータの操作に基づいて制御装置40に設定された複数の制御モードから一つの制御モードを選択し、選択された制御モードを示す信号MODEを制御装置40に出力する。複数の制御モードの内容は後述する。制御装置40は、選択された制御モードを実行する。制御装置40は、空気流量目標値決定部41と、空気供給装置制御部42と、バルブ制御部43とを備える。空気流量目標値決定部41は、船舶100の船速Vに基づいて空気流量目標値Qを決定する。例えば、空気流量目標値決定部41は、船速Vと空気流量目標値Qの対応関係を定めたテーブルを参照して空気流量目標値Qを決定する。ここで、例えば、テーブルは船速Vが大きいほど空気流量目標値Qが大きいことを定めている。船速Vは、船速センサ(不図示)によって検出された船舶100の実際の船速であってもよいが、船舶100の船速が主機ガバナ(不図示)により一定に制御される場合には目標船速であってもよい。なお、空気流量目標値決定部41の動作は制御モードによらず一定である。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q及び空気流量センサ51が検出した空気流量に基づいて、空気供給装置32を制御する。バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θに基づいてバタフライ弁35P、35C、35Sの開度を制御することで、空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗を制御する。
図4を参照して、左舷14が下がるように船体10がローリングしたときにローリング傾斜角θが正になるようにローリング傾斜角θを定義する。したがって、右舷15が下がるように船体10がローリングしたとき、ローリング傾斜角θは負である。
図5を参照して、本実施形態に係る船舶の抵抗低減方法を説明する。
制御装置40に設定された複数の制御モードは、第1制御モード、第2制御モード、及び第3制御モードを含む。第1制御モードは穏やかな海象条件に好適である。第2制御モードは荒れた海象条件に好適である。第3制御モードは更に荒れた海象条件に好適である。オペレータは窓21から外を観察して海象条件を判断する。オペレータは、海象条件を「べたなぎ(Calm又はNo Swell)」であると判断した場合、制御モード選択装置46を操作して第1制御モードを選択する。オペレータは、海象条件を「白波(Smooth〜Slite又はLow Swell)」であると判断した場合、制御モード選択装置46を操作して第2制御モードを選択する。オペレータは、海象条件を「かなりの波(Moderate又はModerate Swell以上)」と判断した場合、制御モード選択装置46を操作して第3制御モードを選択する。
第1制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q及び空気流量センサ51が検出した空気流量に基づいて、空気供給装置32が供給する空気の流量が空気流量目標値Qになるように空気供給装置32をフィードバック制御する。例えば、空気供給装置制御部42は空気供給装置32の回転数を制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を所定の角度αで一定に制御する。
ここで、角度αは、0度より大きく90度より小さい。弁体角度が0度のときバタフライ弁35P、35C、35Sの開度は全開である。弁体角度が90度のときバタフライ弁35P、35C、35Sの開度は全閉である。弁体角度が角度αのときバタフライ弁35P、35C、35Sの開度は所定の第1開度である。弁体角度が大きいほどバタフライ弁35P、35C、35Sの開度が小さい。バタフライ弁35P、35C、35Sの開度が小さいほど、空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗が大きい。
第2制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第1制御モードと同様に、空気供給装置32を制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を所定の角度βで一定に制御する。
ここで、角度βは、角度αより大きく90度より小さい。弁体角度が角度βのときバタフライ弁35P、35C、35Sの開度は所定の第2開度である。第2開度は第1開度より小さい。したがって、第2制御モード実行時の空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗は第1制御モード実行時の空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗より大きい。
第3制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第1制御モードと同様に、空気供給装置32を制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35Cの弁体角度を角度βで一定に制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35Pの弁体角度が船舶100のローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35Pを制御し、バタフライ弁35Sの弁体角度が船舶100のローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35Sを制御する。すなわち、バルブ制御部43は、バタフライ弁35Pの開度がローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35Pを制御し、バタフライ弁35Sの開度がローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35Sを制御する。より具体的には、バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θに基づいて、バタフライ弁35Pの弁体角度を角度φに制御し、バタフライ弁35Sの弁体角度を角度φに制御する。角度φ及びφは、例えば、K、Kを正の定数として、下記式:
φ=β−K・θ又はφ=β−K・sinθ,・・・(1)
φ=β+K・θ又はφ=β+K・sinθ,・・・(2)
で与えられる。定数K及びKはセンターラインCLから空気吹き出し口31P及び31Sまでの距離に基づいて定められ、例えば、センターラインCLから空気吹き出し口31P及び31Sまでの距離に比例する。なお、本実施形態では、センターラインCLから空気吹き出し口31Sまでの距離はセンターラインCLから空気吹き出し口31Pまでの距離に等しい場合を説明している。すなわち、バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θが正のとき、バタフライ弁35Pの開度が第2開度より大きくなるようにバタフライ弁35Pを制御し、バタフライ弁35Sの開度が第2開度より小さくなるようにバタフライ弁35Sを制御する。バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θが負のとき、バタフライ弁35Pの開度が第2開度より小さくなるようにバタフライ弁35Pを制御し、バタフライ弁35Sの開度が第2開度より大きくなるようにバタフライ弁35Sを制御する。
以下、本実施形態における作用効果を説明する。
第1制御モードにおいては、空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗が小さいため、空気供給装置32の消費エネルギーが低減される。しかし、第1制御モードでは空気吹き出しのロバスト性が劣るという問題がある。具体的には、ローリングにより左舷14が下がるように船体10が傾くと左舷14側に設けられた空気吹き出し口31Pに作用する水圧が大きくなるため、空気吹き出し口31Pにおける空気圧が水圧に対して不足して空気吹き出し口31Pから空気を吹き出せなくなるという問題がある。したがって、第1制御モードは、海象条件が「べたなぎ」であるために船舶100のローリングの最大傾斜角が0度程度のときに好適である。
第2制御モードにおいては、空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗が大きいため、空気供給装置32の消費エネルギーが増加する。一方、第2制御モードは、空気吹き出しのロバスト性が優れている。具体的には、ローリングにより左舷14が下がるように船体10が傾いて左舷14側に設けられた空気吹き出し口31Pに作用する水圧が大きくなっても、空気流路34Pの流路抵抗が大きいために空気吹き出し口31Pにおける空気圧が水圧に対して不足しにくい。したがって、左舷14が下がるように船体10が傾いても、空気吹き出し口31Pから空気を吹き出し続けることができる。しかし、第2制御モードにおいても、ローリングの最大傾斜角が大きくなると、ローリングにより下がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し量とローリングにより上がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し量との間のアンバランスが大きくなってしまうという問題がある。したがって、第2制御モードは、海象条件が「白波」であるために船舶100のローリングの最大傾斜角が1度から2度のときに好適である。
第3制御モードにおいては、バタフライ弁35P及び35Sの開度を増減させて空気流路34P及び34Sの流路抵抗を増減させるため、空気供給装置32の消費エネルギーが更に増加する。一方、第3制御モードにおいては、船舶100のローリングにシンクロするように空気流路34P及び34Sの流路抵抗を増減させているため、ローリングにより下がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し流量とローリングにより上がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し流量との間のアンバランスが大きくなることが防止される。船舶100のローリングの最大傾斜角が大きい場合であっても、船底13の全体を均一な厚さの気泡層で覆うことができる。したがって、第3制御モードは、海象条件が「かなりの波」であるために船舶100のローリングの最大傾斜角が3度以上のときに好適である。
上述のように、本実施形態によれば海象条件に合った空気吹き出しが実現可能である。オペレータは、海象条件に合わせて船舶100全体の消費エネルギーが抑制されるような制御モードを選択するだけでよい。
以上、オペレータが窓21から外を観察して制御モードを選択する場合を説明したが、オペレータは表示装置45に表示されるカメラ53P及び53Sが撮影した映像やローリング傾斜角θに基づいて制御モードを選択してもよい。なお、制御モード、海象条件、及びローリング条件の対応関係は、図5に示す例に限定されない。
また、角度α及び角度βはバタフライ弁ごとに異なっていてもよい。例えば、空気流路34P、34C、34Sの長さが異なる場合、空気流路34P、34C、34Sの流路抵抗が等しくなるように角度α及び角度βが設定されてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る抵抗低減装置30の一部を示す概念図である。本実施形態に係る抵抗低減装置30は第1の実施形態に係る抵抗低減装置30が部分的に変更されたものである。本実施形態と第1の実施形態とは、以下の説明を除いて同様である。
本実施形態に係る抵抗低減装置30は、空気供給装置32P、32C、32Sと、空気流量センサ51P、51C、51Sを備える。空気供給装置32P、32C、32Sは、コンプレッサ、ブロワ、又はファンである。空気供給装置32P、32C、32Sは、それぞれ、空気流路34P、34C、34Sを介して空気吹き出し口31P、31C、31Sに接続される。空気流量センサ51Pは、空気供給装置32Pから空気吹き出し口31Pに供給される空気の流量(空気供給装置32Pから流出する空気の流量)を検出して出力する。空気流量センサ51Cは、空気供給装置32Cから空気吹き出し口31Cに供給される空気の流量(空気供給装置32Cから流出する空気の流量)を検出して出力する。空気流量センサ51Sは、空気供給装置32Sから空気吹き出し口31Sに供給される空気の流量(空気供給装置32Sから流出する空気の流量)を検出して出力する。
図7を参照して、本実施形態に係る制御モードを説明する。
第1制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q及び空気流量センサ51Pが検出した空気流量に基づいて、空気供給装置32Pが供給する空気の流量が空気流量目標値Qになるように空気供給装置32Pをフィードバック制御する。同様に、空気供給装置制御部42は空気供給装置32C及び32Sを制御する。バルブ制御部43は、第1の実施形態に係る第1制御モードと同様に、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を制御する。
第2制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第1制御モードと同様に、空気供給装置32P、32C、32Sを制御する。バルブ制御部43は、第1の実施形態に係る第2制御モードと同様に、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を制御する。
第3制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第1制御モードと同様に、空気供給装置32P、32C、32Sを制御する。バルブ制御部43は、第1の実施形態に係る第3制御モードと同様に、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を制御する。
本実施形態における作用効果は第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、空気流量目標値決定部41は、空気供給装置32P、32C、32Sごとに異なる空気流量目標値Qを決定してもよい。
(第2の実施形態の変形例)
図8は、第2の実施形態の変形例に係る抵抗低減装置30の一部を示す概念図である。本変形例と第2の実施形態とは、以下の説明を除いて同様である。
本変形例では、バルブ制御部43ではなくて空気供給装置制御部42がローリング傾斜角θを示す信号を受け取る。
図9を参照して、本変形例に係る制御モードを説明する。
第1制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作は、第2の実施形態に係る第1制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作と同様である。
第2制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作は、第2の実施形態に係る第2制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作と同様である。
第3制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P、35C、35Sのそれぞれの弁体角度を角度βで一定に制御する。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q及び空気流量センサ51Cが検出した空気流量に基づいて、空気供給装置32Cが供給する空気の流量が空気流量目標値Qになるように空気供給装置32Pをフィードバック制御する。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q、空気流量センサ51Pが検出した空気流量、及びローリング傾斜角θ基づいて、空気供給装置32Pが供給する空気の流量が船舶100のローリングに基づいて変化するように空気供給装置32Pを制御する。空気供給装置制御部42は、空気流量目標値Q、空気流量センサ51Sが検出した空気流量、及びローリング傾斜角θ基づいて、空気供給装置32Sが供給する空気の流量が船舶100のローリングに基づいて変化するように空気供給装置32Sを制御する。より具体的には、空気供給装置制御部42は、空気供給装置32Pが供給する空気の流量を空気流量Qにフィードバック制御し、空気供給装置32Sが供給する空気の流量を空気流量Qにフィードバック制御する。空気流量Q及びQは、例えば、Kを正の定数として、下記式:
=Q+K・θ,・・・(3)
=Q−K・θ,・・・(4)
で与えられる。定数KはセンターラインCLから空気吹き出し口31P及び31Sまでの距離に基づいて定められ、例えば、センターラインCLから空気吹き出し口31P及び31Sまでの距離に比例する。すなわち、空気供給装置制御部42は、ローリング傾斜角θが正のとき、空気供給装置32Pが供給する空気の流量が空気流量目標値Qより大きくなるように空気供給装置32Pを制御し、空気供給装置32Sが供給する空気の流量が空気流量目標値Qより小さくなるように空気供給装置32Sを制御する。空気供給装置制御部42は、ローリング傾斜角θが負のとき、空気供給装置32Pが供給する空気の流量が空気流量目標値Qより小さくなるように空気供給装置32Pを制御し、空気供給装置32Sが供給する空気の流量が空気流量目標値Qより大きくなるように空気供給装置32Sを制御する。
本変形例の第3制御モードにおいては、船舶100のローリングにシンクロするように空気供給装置32P及び32Sが供給する空気の流量を増減させているため、ローリングにより下がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し流量とローリングにより上がった舷側の側の空気吹き出し口からの空気吹き出し流量との間のアンバランスが大きくなることが防止される。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る抵抗低減装置30を説明する。本実施形態に係る抵抗低減装置30は第1の実施形態に係る抵抗低減装置30が部分的に変更されたものである。本実施形態と第1の実施形態とは、以下の説明を除いて同様である。
図10を参照して、抵抗低減装置30は、船底13の船首11側部分に設けられた空気吹き出し口31P−1、31P−2、31S−1、及び31S−2を備える。空気吹き出し口31P−1は、船底13の左舷14側に配置される(センターラインCLよりも左舷14側に配置される)。空気吹き出し口31P−2は、空気吹き出し口31P−1よりも左舷14側に配置される。空気吹き出し口31S−1は、船底13の右舷舷15側に配置される(センターラインCLよりも右舷15側に配置される)。空気吹き出し口31S−2は、空気吹き出し口31S−1よりも右舷15側に配置される。空気吹き出し口31P−2及び31S−2の前後方向Xの位置は空気吹き出し口31P−1及び31−Sの前後方向Xの位置と同じであってもよいが、空気吹き出し口31P−2及び31S−2の前後方向Xの位置を空気吹き出し口31P−1及び31−Sの前後方向Xの位置に対してずらすことで船体10の強度を向上させることが可能である。この場合、空気吹き出し口31P−1及び31−Sが空気噴出し口31P−2及び31S−2よりも船首11側に位置することが好ましい。抵抗低減装置30は、空気吹き出し口31P−1、31P−2、31S−1、及び31S−2から水中に空気を吹き出す。カメラ53Pは、空気吹き出し口31P−2の船尾12側に位置し、船尾12の方向を撮影可能である。カメラ53Pが撮影した映像から、空気吹き出し口31P−2から吹き出された空気によって形成される気泡層の厚さを知ることができる。カメラ53Sは、空気吹き出し口31S−2の船尾12側に位置し、船尾12の方向を撮影可能である。カメラ53Sが撮影した映像から、空気吹き出し口31S−2から吹き出された空気によって形成される気泡層の厚さを知ることができる。
図11は、本実施形態に係る抵抗低減装置30の一部を示す概念図である。抵抗低減装置は、空気供給装置32P及び32Sと、ヘッダルーム33P及び33Sとを備える。空気供給装置32P及び32Sは、コンプレッサ、ブロワ、又はファンである。
空気供給装置32Pは、ヘッダルーム33Pを介して空気吹き出し口31P−1及び31P−2に接続される。抵抗低減装置30は、ヘッダルーム33Pと空気吹き出し口31P−1を接続する空気流路34P−1と、ヘッダルーム33Pと空気吹き出し口31P−2を接続する空気流路34P−2とを備える。空気流路34P−1及び34P−2にそれぞれバタフライ弁35P−1及び35P−2が設けられている。空気供給装置32Pからヘッダルーム33Pに供給された空気は、空気流路34P−1を流れる空気と、空気流路34P−2を流れる空気とに分かれる。空気流路34P−1を流れた空気は空気吹き出し口31P−1から水中に吹き出し、空気流路34P−2を流れた空気は空気吹き出し口31P−2から水中に吹き出す。抵抗低減装置30は、空気供給装置32Pからヘッダルーム33Pに供給される空気の流量(空気供給装置32Pから流出する空気の流量)を検出して出力する空気流量センサ51Pを備える。
空気供給装置32Sは、ヘッダルーム33Sを介して空気吹き出し口31S−1及び31S−2に接続される。抵抗低減装置30は、ヘッダルーム33Sと空気吹き出し口31S−1を接続する空気流路34S−1と、ヘッダルーム33Sと空気吹き出し口31S−2を接続する空気流路34S−2とを備える。空気流路34S−1及び34S−2にそれぞれバタフライ弁35S−1及び35S−2が設けられている。空気供給装置32Sからヘッダルーム33Sに供給された空気は、空気流路34S−1を流れる空気と、空気流路34S−2を流れる空気とに分かれる。空気流路34S−1を流れた空気は空気吹き出し口31S−1から水中に吹き出し、空気流路34S−2を流れた空気は空気吹き出し口31S−2から水中に吹き出す。抵抗低減装置30は、空気供給装置32Sからヘッダルーム33Sに供給される空気の流量(空気供給装置32Sから流出する空気の流量)を検出して出力する空気流量センサ51Sを備える。
本実施形態では、空気供給装置制御部42とバルブ制御部43の両方がローリング傾斜角θを示す信号を受け取る。
図12を参照して、本実施形態に係る制御モードを説明する。
第1制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第2の実施形態に係る第1制御モードと同様に、空気供給装置32P及び32Sを制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P−1、35P−2、35S−1、及び35S−2のそれぞれの弁体角度を所定の角度αで一定に制御する。
第2制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第1制御モードと同様に、空気供給装置32P及び32Sを制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P−1、35P−2、35S−1、及び35S−2のそれぞれの弁体角度を所定の角度βで一定に制御する。
第3制御モードを実行中の抵抗低減装置30の動作を説明する。空気供給装置制御部42は、第2の実施形態の変形例に係る第3制御モードと同様に、空気供給装置32P及び32Sを制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P−1及び35S−1の弁体角度を角度βで一定に制御する。バルブ制御部43は、バタフライ弁35P−2の弁体角度が船舶100のローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35P−2を制御し、バタフライ弁35S−2の弁体角度が船舶100のローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35S−1を制御する。すなわち、バルブ制御部43は、バタフライ弁35P−2の開度がローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35P−2を制御し、バタフライ弁35S−2の開度がローリングに基づいて変化するようにバタフライ弁35S−2を制御する。より具体的には、バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θに基づいて、バタフライ弁35P−2の弁体角度を角度φP−2に制御し、バタフライ弁35S−2の弁体角度を角度φS−2に制御する。角度φP−2及びφS−2は、例えば、K、Kを正の定数として、下記式:
φP−2=β−K・θ又はφP−2=β−K・sinθ,・・・(5)
φS−2=β+K・θ又はφS−2=β+K・sinθ,・・・(6)
で与えられる。定数K及びKはセンターラインCLから空気吹き出し口31P−2及び31S−2までの距離に基づいて定められ、例えば、センターラインCLから空気吹き出し口31P−2及び31S−2までの距離に比例する。なお、本実施形態では、センターラインCLから空気吹き出し口31S−2までの距離はセンターラインCLから空気吹き出し口31P−2までの距離に等しいとされている。すなわち、バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θが正のとき、バタフライ弁35P−2の開度が第2開度(弁体角度βに対応する開度)より大きくなるようにバタフライ弁35P−2を制御し、バタフライ弁35S−2の開度が第2開度より小さくなるようにバタフライ弁35S−2を制御する。バルブ制御部43は、ローリング傾斜角θが負のとき、バタフライ弁35P−2の開度が第2開度より小さくなるようにバタフライ弁35P−2を制御し、バタフライ弁35S−2の開度が第2開度より大きくなるようにバタフライ弁35S−2を制御する。
本実施形態の第3制御モードによれば、船底13を覆う気泡層の左右方向Yに沿う厚さ分布より均一にすることができる。
なお、本実施形態においては、空気流量目標値決定部41は、空気供給装置32P、332Sごとに異なる空気流量目標値Qを決定してもよく、角度α及び角度βはバタフライ弁ごとに異なっていてもよい。
(第4の実施形態)
図13を参照して、本発明の第4の実施形態に係る傾斜センサ60を説明する。傾斜センサ60は傾斜センサ52のかわりに用いられる。傾斜センサ60は、左舷14に設けられた喫水センサ61Pと、右舷15に設けられた喫水センサ61Sと、演算装置62とを備える。喫水センサ61Pは、左舷14における喫水位置を検出して出力する。喫水センサ61Sは、右舷15における喫水位置を検出して出力する。演算装置62は、左舷14における喫水位置と右舷15における喫水位置とに基づいてローリング傾斜角θを演算して出力する。
なお、上記各実施形態に様々な変更を加えることが可能である。
例えば、バタフライ弁のかわりにボールバルブやグローブバルブを用いて空気流路34P、34C、34S、34P−1、34P−S、34S−1、34S−2の流路抵抗を制御してもよい。空気流路34P、34C、34S、34P−1、34P−S、34S−1、34S−2のそれぞれにバイパス流路を設け、空気が流れる経路を変更することで、空気流路34P、34C、34S、34P−1、34P−S、34S−1、34S−2の流路抵抗を制御してもよい。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態において、空気吹き出し口31Cは設けられなくてもよい。この場合、船底13の左舷14側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31Pが設けられ、船底13の右舷15側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31Sが設けられる。第3の実施形態において、空気吹き出し口31P−1及び31S−1は設けられなくてもよい。この場合、船底13の左舷14側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31P−2が設けられ、船底13の右舷15側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31S−2が設けられる。第3の実施形態において、空気吹き出し口31P−2及び31S−2は設けられなくてもよい。この場合、船底13の左舷14側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31P−1が設けられ、船底13の右舷15側部分の左右方向Yの幅いっぱいに空気吹き出し口31S−1が設けられる。
また、上記実施形態どうしを組み合わせることが可能である。
1…船底部
2…気体室
5…気体保持板
100…船舶
10…船体
11…船首
12…船尾
13…船底
14…左舷
15…右舷
16…プロペラ
17…舵
20…コントロールルーム
21…窓
30…抵抗低減装置
31P、31C、31S、31P―1、31P−2、31S−1、31S−2…空気吹き出し口
32、32P、32C、32S…空気供給装置(コンプレッサ、ブロワ又はファン)
33、33P、33S…ヘッダタンク
34P、34C、34S、34P−1、34P−S、34S−1、34S−2…空気流路
35P、35C、35S、35P−1、35P−2、35S−1、35S−2…バタフライ弁
40…制御装置
41…空気流量目標値決定部
42…空気供給装置制御部
43…バルブ制御部
45…表示装置
46…制御モード選択装置
51、51P、51C、51S…空気流量センサ
52…傾斜センサ
53P、53S…カメラ
60…傾斜センサ
61P、61S…喫水センサ
62…演算装置
CL…センターライン
X…前後方向
Y…左右方向

Claims (17)

  1. 船舶の船底の中央部に設けられた第1空気吹き出し口と、
    前記第1空気吹き出し口の左舷側の前記船底に設けられた第2空気吹き出し口と、
    前記第1空気吹き出し口の右舷側の前記船底に設けられた第3空気吹き出し口と、
    前記第1から第3空気吹き出し口の各々が残りの空気吹き出し口のいずれかと連通するように、第1から第3空気流路を介して前記第1から第3空気吹き出し口に接続された空気供給装置と、
    前記第1から第3空気流路にそれぞれ設けられた第1から第3のバルブ部と、
    ペレータの操作に基づいて複数の制御モードから一つの制御モードを選択する制御モード選択装置と
    前記複数の制御モードが設定され、前記選択された制御モードにおいて、前記空気供給装置と前記第1から第3のバルブ部を制御する制御装置と
    を具備し、
    前記複数の制御モードは、第1制御モード及び前記第1制御モードより波が高い状態に対する第2制御モードを含み、
    前記第1制御モードが選択された場合と前記第2制御モードが選択された場合の両方において、前記制御装置は、前記空気供給装置が供給する空気の流量が、前記第1制御モードと前記第2制御モードで共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御し、
    前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1から第3空気流路の第1から第3流路抵抗が前記第1制御モードが選択された場合に比べて大きくなるように前記第1から第3バルブ部を同じ開度に一律に制御することにより、前記第1から第3流路抵抗を制御する
    船舶の抵抗低減装置。
  2. 前記第1制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1から第3空気流路に設けられた前記第1から第3バルブの開度を所定の第1開度に一律に一定に制御し、
    前記第2制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1から第3バルブの開度を前記第1開度より小さい所定の第2開度に一律に一定に制御する
    請求項1の船舶の抵抗低減装置。
  3. 記複数の制御モードは、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを含み、
    記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記空気供給装置が供給する空気の流量が前記共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御し、前記第2と第3バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第2と第3バルブ部を制御する
    請求項2の船舶の抵抗低減装置。
  4. 前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御し、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下がる
    請求項3の船舶の抵抗低減装置。
  5. 記複数の制御モードは、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを含み、
    記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記第1から第3バルブの開度を前記第2開度で一定に制御し、前記空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記空気供給装置を制御する
    請求項2の船舶の抵抗低減装置。
  6. 前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングにかかわらず、前記空気供給装置が前記第1空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値から変化しないように前記空気供給装置を制御し、前記ローリングの傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御し、前記傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御し、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下が
    請求項5の船舶の抵抗低減装置。
  7. 前記複数の制御モードは、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを含み、
    前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角が正か負かにかかわらず、前記第1バルブ部の開度は前記第2開度であり、前記空気供給装置が前記第1空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値であり、
    前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御し、前記ローリングの傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御し、前記傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御し、
    前記ローリングの傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御し、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下がる
    請求項の船舶の抵抗低減装置。
  8. 前記第1空気吹き出し口は、
    前記船体の長手方向中央線と前記第2空気吹き出し口との間の前記船底に設けられた第空気吹き出し口と、
    前記船体の長手方向中央線と前記第3空気吹き出し口との間の前記船底に設けられた第空気吹き出し口と
    を具備し、
    前記第1流路は、前記第4と第5の空気吹き出し口にそれぞれ接続される第4と第5の空気流路を備え、
    前記第1のバルブ部は、前記第4と第5の空気流路にそれぞれ設けられた第4と第5のバルブ部を備え、
    前記空気供給装置は、
    前記第2と第4の空気吹き出し口が連通するように、第2と第4の空気流路を介して前記第2と第4の空気吹き出し口に接続された第1空気供給装置と、
    前記第3と第5の空気吹き出し口が連通するように、第3と第5の空気流路を介して前記第3と第5の空気吹き出し口に接続された第2空気供給装置と
    を備え、
    前記複数の制御モードは、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを含み、
    前記第3制御モードが選択された場合、前記制御装置は、前記ローリングの傾斜角が正か負かにかかわらず、前記第4と第5のバルブ部の開度は前記第2開度のままであり、
    前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第2バルブ部の開度が前記第2開度より大きくなるように前記第2バルブ部を制御し、前記傾斜角が正のとき前記第3バルブ部の開度が前記第2開度より小さくなるように前記第3バルブ部を制御し、前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第1空気供給装置が前記第2と第4の空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記第1空気供給装置を制御し、前記傾斜角が正のとき前記第2空気供給装置が前記第5と第3の空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記第2空気供給装置を制御し、
    前記ローリングの傾斜角が負のとき前記第2バルブ部の開度が前記第2開度より小さくなるように前記第2バルブ部を制御し、前記傾斜角が負のとき前記第3バルブ部の開度が前記第2開度より大きくなるように前記第3バルブを制御し、前記傾斜角が負のとき前記第1空気供給装置が前記第2と第4の空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記第1空気供給装置を制御し、前記傾斜角が負のとき前記第2空気供給装置が前記第3と第5の空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記第2空気供給装置を制御する
    請求項に記載の船舶の抵抗低減装置。
  9. 船舶の船底の中央部に設けられた第1空気吹き出し口と、前記第1空気吹き出し口の左舷側の前記船底に設けられた第2空気吹き出し口と、前記第1空気吹き出し口の右舷側の前記船底に設けられた第3空気吹き出し口とから空気を吹き出すステップと、
    複数の制御モードから第1制御モードを選択するステップと、
    前記第1制御モードを実行するステップと、
    前記複数の制御モードから、前記第1制御モードより波が高い状態に対する第2制御モードを選択するステップと、
    前記第2制御モードを実行するステップと
    を具備し、
    前記第1から第3空気吹き出し口は、第1から第3のバルブ部がそれぞれ設けられた第1から第3の空気流路を介して空気供給装置に接続され、前記第1から第3空気吹き出し口の各々が残りの空気吹き出し口のいずれかと連通し、
    前記第1制御モードを実行する前記ステップは、
    記空気供給装置が供給する空気の流量が共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記第1から第3空気流路の第1から第3流路抵抗が所定の値になるように、前記第1から第3のバルブ部を同じ所定の開度に一律に制御することにより、前記第1から第3流路抵抗を制御するステップと
    を含み、
    前記第2制御モードを実行する前記ステップは、
    記空気供給装置が供給する空気の流量が前記共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記第1から第3の空気流路の第1から第3の流路抵抗が前記第1制御モードを実行する前記ステップの場合に比べて大きくなるように、前記第1から第3バルブ部を前記第1開度より小さい同じ開度に一律に制御することにより、前記第1から第3の流路抵抗を制御するステップと
    を備える
    船舶の抵抗低減方法。
  10. 前記第1制御モードを実行する前記ステップは、前記第1から第3の空気流路に設けられた前記第1から第3のバルブの開度を第1開度に一律に一定に制御するステップを含み、
    前記第2制御モードを実行する前記ステップは、
    前記第1から第3のバルブの開度を前記第1開度より小さい第2開度に一律に一定に制御するステップを含む
    請求項9の船舶の抵抗低減方法。
  11. 記複数の制御モードから、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを選択するステップと、
    前記第3制御モードを実行するステップとを更に具備し、
    記第3制御モードを実行する前記ステップは、
    記空気供給装置が供給する空気の流量が前記共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記第バルブの開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第バルブを制御するステップと、
    前記第バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第バルブを制御するステップと
    を含む
    請求項10の船舶の抵抗低減方法。
  12. 前記第バルブの開度が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第2バルブを制御するステップは、
    前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御するステップと
    を含み、
    前記第バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第バルブを制御する前記ステップは、
    前記傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御するステップと
    を含み、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下がる
    請求項11の船舶の抵抗低減方法。
  13. 記複数の制御モードから、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを選択するステップと、
    前記第3制御モードを実行するステップとを更に具備し、
    記第3制御モードを実行する前記ステップは、
    前記第1から第3のバルブの開度を前記第2開度に一律に一定に制御するステップと、
    前記空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記空気供給装置を制御するステップ
    を含む
    請求項10の船舶の抵抗低減方法。
  14. 記空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記空気供給装置を制御する前記ステップは、
    前記ローリングにかかわらず、前記空気供給装置が前記第1空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御し、
    前記ローリングの傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    記傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御するステップと
    を含み、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下が
    求項13の船舶の抵抗低減方法。
  15. 前記複数の制御モードから、前記第2制御モードより波が高い状態に対する第3制御モードを選択するステップと、
    前記第3制御モードを実行するステップとを更に具備し、
    前記第3制御モードを実行する前記ステップは、
    前記第2バルブ部の開度が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記第2バルブ部を制御するステップと、
    前記第3バルブ部の開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第3バルブ部を制御するステップと、
    前記空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶のローリングに基づいて変化するように前記空気供給装置を制御するステップと
    を含む
    請求項10の船舶の抵抗低減方法。
  16. 前記第バルブの開度が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記第バルブを制御する前記ステップは、
    前記ローリングの傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第2バルブを制御するステップと
    を含み、
    前記第バルブの開度が前記ローリングに基づいて変化するように前記第バルブを制御する前記ステップは、
    前記傾斜角が正のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より小さくなるように前記第バルブを制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記第バルブの開度が前記第2開度より大きくなるように前記第バルブを制御するステップと
    を含み、
    前記空気供給装置が供給する空気の流量が前記船舶の前記ローリングに基づいて変化するように前記空気供給装置を制御する前記ステップは、
    前記ローリングにかかわらず、前記空気供給装置が前記第1空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値になるように前記空気供給装置を制御し、
    前記ローリングの傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第2空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記傾斜角が正のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より小さくなるように前記空気供給装置を制御するステップと、
    前記傾斜角が負のとき前記空気供給装置が前記第3空気流路に供給する空気の流量が前記共通の目標値より大きくなるように前記空気供給装置を制御するステップと
    を含み、
    前記傾斜角が正のとき前記船舶の左舷が下がり、
    前記傾斜角が負のとき前記船舶の右舷が下がる
    請求項15の船舶の抵抗低減方法。
  17. 海象条件を判断するステップを更に具備し、
    前記海象条件を判断する前記ステップの結果に基づいて、前記第1制御モードを選択する前記ステップ又は前記第2制御モードを選択する前記ステップを実行する
    請求項9乃至16のいずれかに記載の船舶の抵抗低減方法。
JP2010070046A 2010-03-25 2010-03-25 船舶の抵抗低減装置 Active JP5185966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070046A JP5185966B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 船舶の抵抗低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070046A JP5185966B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 船舶の抵抗低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201399A JP2011201399A (ja) 2011-10-13
JP5185966B2 true JP5185966B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=44878560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010070046A Active JP5185966B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 船舶の抵抗低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5185966B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5804938B2 (ja) * 2011-12-27 2015-11-04 三菱重工業株式会社 船舶の抵抗低減装置
JP5530505B2 (ja) * 2012-11-20 2014-06-25 日本郵船株式会社 空気潤滑装置
US10597503B2 (en) 2014-03-24 2020-03-24 Toray Industries, Inc. Prepreg and fiber reinforced composite material
KR101691010B1 (ko) * 2015-08-13 2016-12-29 삼성중공업 주식회사 선박

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10109683A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 摩擦低減船及び運航方法
JP2002145171A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 摩擦抵抗低減型船舶
JP4953294B2 (ja) * 2006-11-02 2012-06-13 独立行政法人海上技術安全研究所 船体摩擦抵抗低減装置
JP5604736B2 (ja) * 2008-04-01 2014-10-15 独立行政法人海上技術安全研究所 船舶の摩擦抵抗低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011201399A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4953294B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP5185966B2 (ja) 船舶の抵抗低減装置
US10479461B1 (en) Surf wake forming systems and methods with primary and secondary subtabs
JP4953296B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP5030080B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP3456229B2 (ja) 船舶の自動姿勢制御装置
US20080210148A1 (en) Watercraft steering system
JP4447981B2 (ja) 船舶推進機用操縦装置
US7163425B2 (en) Personal watercraft
JP5151157B2 (ja) バウスラスタを有する2軸2舵船の推力制御方法及び装置
CN102202961A (zh) 船体摩擦阻力降低装置
US10331137B2 (en) Thruster system for marine vessels
US10676166B1 (en) Surf wake forming systems and methods with gyroscope force vector translation
WO2016063611A1 (ja) 操船装置
JP4959668B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP6665012B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置及び船舶
KR20160053667A (ko) 선박 자세 제어 시스템
JP5791342B2 (ja) 摩擦抵抗低減型船舶
KR20120054167A (ko) 선수 및 선미 트림조절탱크에 의해 운항흘수가 조정되는 에어 캐비티 선박
US20220177087A1 (en) Watercraft
CN116227175B (zh) 一种帆船速度预测方法
JP5281565B2 (ja) 船舶の抵抗低減装置
JP2023013735A (ja) 燃料マネジメントシステム
US11904988B2 (en) Watercraft
JP6928370B2 (ja) 船体用制御装置、船体、船体の操作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5185966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350