JP4959668B2 - 船体摩擦抵抗低減装置 - Google Patents

船体摩擦抵抗低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4959668B2
JP4959668B2 JP2008298732A JP2008298732A JP4959668B2 JP 4959668 B2 JP4959668 B2 JP 4959668B2 JP 2008298732 A JP2008298732 A JP 2008298732A JP 2008298732 A JP2008298732 A JP 2008298732A JP 4959668 B2 JP4959668 B2 JP 4959668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
hull
flow rate
water pressure
frictional resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008298732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010120612A (ja
Inventor
真一 ▲高▼野
宗二 溝上
靖司郎 日笠
智 長谷
洋一郎 小段
広光 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008298732A priority Critical patent/JP4959668B2/ja
Publication of JP2010120612A publication Critical patent/JP2010120612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4959668B2 publication Critical patent/JP4959668B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

本発明は、航行中の船体の船底部から空気を吹き出し、船体の外面を気泡層で被覆することで、船体外面に作用する水の摩擦抵抗を低減させる船体摩擦抵抗低減装置に関するものである。
航行中の船舶では、一般に、船底部の没水外面に水の摩擦抵抗が作用しており、船体抵抗の大部分が船底部における水の相対流により生じる摩擦抵抗となっている。そのため、船舶の航行時に、船体の外面を空気流で被覆することで、船体の摩擦抵抗の低減する技術が提案されている。
このような船体摩擦抵抗低減装置では、船底部に開口部を形成し、この開口部に気体室を配置し、この気体室に多数の空気吹き出し口を形成し、コンプレッサからの空気送給配管を気体室に連結して構成している。従って、コンプレッサにより空気を空気送給配管を通して気体室に供給すると、多数の空気吹き出し口から空気が吹き出し、船体の外面を気泡層で被覆することで、船体外面に作用する水の摩擦抵抗を低減させることができる。
ところで、船舶の航行中は、船体が風や波浪により動揺することから、空気吹き出し口から吹き出された空気が船尾側に流れず、側方に逃げてしまいやすく、気泡層を船底部の幅方向に対して均一に維持することが困難となる。
そこで、船体摩擦抵抗低減装置にて、航行中に船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化するものとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された船体摩擦抵抗低減装置では、船体の横揺れセンサで検出される船体横傾斜角に基づいて、船体の横傾斜により喫水の浅くなる側への気泡噴出を、喫水の深くなる側への気泡噴出よりも噴出量を減少させるようにしている。
特開2008−114710号公報
上述した従来の船舶の摩擦抵抗低減装置にあっては、船体における喫水の浅くなる側への気泡噴出量を、喫水の深くなる側への気泡噴出量より減少させている。ところが、船体が横揺れして左右の喫水が変化した場合、左右の気泡噴出口の水位が変動し、左右の気泡噴出口での噴出力が相違する。即ち、船体における喫水が浅くなる側での噴出力は低減し、気泡が噴出されやすくなるが、喫水が深くなる側での噴出力は増加し、気泡が噴出されにくくなる。そのため、上述した従来の船舶の摩擦抵抗低減装置のような制御を実行しても、船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化することは困難である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、船底部から吹き出す空気の流量を適正に調整することで、船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化する船体摩擦抵抗低減装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の船体摩擦抵抗低減装置は、船体の底面に幅方向に沿って設けられる複数の空気吹き出し口と、該複数の空気吹き出し口に空気を供給する空気供給手段と、該空気供給手段による前記複数の空気吹き出し口への空気供給量を調整する空気供給量調整手段と、前記複数の空気吹き出し口での水圧を検出または推定する水圧検出推定手段と、該水圧検出推定手段の検出推定結果に基づいて前記複数の空気吹き出し口での空気吹き出し流量が一定となるように前記空気供給量調整手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記制御手段は、前記複数の空気吹き出し口での空気吹き出し体積流量が一定となるように前記空気供給量調整手段を制御する、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記制御手段は、前記複数の空気吹き出し口における前記船体の幅方向中央部に位置する前記空気吹き出し口における空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とし、他の空気吹き出し口における空気吹き出し流量が基準空気吹き出し流量となるように前記空気供給量調整手段を制御する、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記船体の幅方向における両側の喫水を計測する喫水センサである、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記船底部の幅方向における両側の水圧を計測する圧力センサである、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記船体の幅方向における傾斜角度を計測する傾斜センサである、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記複数の空気吹き出し口に供給する空気の流量または流速を計測する流量センサまたは流速センサである、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記複数の空気吹き出し口に供給する空気の圧力を計測する圧力センサである、ことを特徴としている。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置では、前記水圧検出推定手段は、前記船体の外面に形成される気泡層の厚さを検出するセンサである、ことを特徴としている。
本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、船体の底面に幅方向に沿って設けられる複数の空気吹き出し口と、複数の空気吹き出し口に空気を供給する空気供給手段と、空気供給手段による複数の空気吹き出し口への空気供給量を調整する空気供給量調整手段と、複数の空気吹き出し口での水圧を検出または推定する水圧検出推定手段と、水圧検出推定手段の検出推定結果に基づいて複数の空気吹き出し口での空気吹き出し流量が一定となるように空気供給量調整手段を制御する制御手段とを設けている。従って、幅方向における複数の空気吹き出し口での水圧に応じて各空気吹き出し口での空気吹き出し流量が一定となるように空気供給量を調整することで、船舶の航行状態に拘らず、船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化することができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、制御手段は、複数の空気吹き出し口での空気吹き出し体積流量が一定となるように空気供給量調整手段を制御するので、空気供給手段から各空気吹き出し口に至る空気供給経路で圧力損失があっても、幅方向における各空気吹き出し口での空気吹き出し体積流量が一定となり、船底部に形成される気泡層の厚さを幅方向で均一化することができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、制御手段は、複数の空気吹き出し口における船体の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口における空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とし、他の空気吹き出し口における空気吹き出し流量が基準空気吹き出し流量となるように空気供給量調整手段を制御するので、船底が横揺れしてもその幅方向における中央部の上下動は少なく、この中央部に位置する空気吹き出し口における空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とすることで、空気供給手段から各空気吹き出し口に至る空気供給経路で圧力損失があっても、船底部に形成される気泡層の厚さを幅方向で均一化することができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、船体の幅方向における両側の喫水を計測する喫水センサとするので、船体に搭載されている既存のセンサにより喫水から水圧を高精度に推定することができ、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、船底部の幅方向における両側の水圧を計測する圧力センサとするので、船体に搭載されている既存のセンサにより水圧を直接的に高精度に推定することができ、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、船体の幅方向における傾斜角度を計測する傾斜センサとするので、傾斜センサにより傾斜角度から水圧を推定することとなり、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、複数の空気吹き出し口に供給する空気の流量または流速を計測する流量センサまたは流速センサとするので、空気供給経路の空気流量または空気流速から水圧を推定することとなり、水圧を高精度に推定することができると共に、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、複数の空気吹き出し口に供給する空気の圧力を計測する圧力センサとするので、空気供給経路の空気圧力から水圧を推定することとなり、水圧を高精度に推定することができると共に、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、本発明の船体摩擦抵抗低減装置によれば、水圧検出推定手段を、船体の外面に形成される気泡層の厚さを検出するセンサとするので、船体の外面に形成される気泡層の厚さから水圧を推定することとなり、船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で高精度に均一化することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る船体摩擦抵抗低減装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る船体摩擦抵抗低減装置に表す概略構成図、図2は、船体の横揺れに応じた空気吹き出し口の高さ変化を説明するための概略図、図3は、船体の横揺れに応じた空気吹き出し口からの空気吹き出し体積流量の変化を説明するための概略図、図4は、空気吹き出し口の水位変化に対する空気吹き出し体積流量を表すグラフ、図5は、船体の横揺れに応じた調整された空気吹き出し口からの空気吹き出し体積流量を説明するための概略図、図6は、空気吹き出し口の水位変化に対する弁開度を表すグラフ、図7は、船底部に形成された気泡層を説明するための概略図である。
実施例1の船体摩擦抵抗低減装置において、図1に示すように、船舶における船体11の船底部12には、複数(本実施例では、5個)の吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eが船体11の幅方向に沿って直列に並んで配置されている。そして、この各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eの下面部には、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eが、吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eの長手方向、つまり、船体11の幅方向に沿って形成されている。
実際には、船底部12に船体11の幅方向に沿ってスリット状の開口が形成されており、この開口を船体11の内部から閉塞するように吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eが溶接等により固定されており、この吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eの下面、つまり、船体11の外部に露出するように、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eが形成されている。
この場合、吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13e及び空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eは、船体11における船首側に設けることが望ましく、且つ、船底部12における平坦部に設けることが望ましい。そして、吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13e及び空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eの配置位置は、船体11の幅方向に対してその全域に設けることが望ましいが、船底部12の形状や剛性に応じて船体11の前後に分割して配置したり、千鳥状に配置してもよい。
一方、船体11の内部には、ブロア15が設置されており、このブロア15は、駆動モータ16により駆動して空気を供給可能であり、駆動モータ16の回転数を調整することで、空気の供給量を調整することができる。この場合、図示しない制御装置は、船舶の航行速度に応じて駆動モータ16を制御し、ブロア15による空気供給量、つまり、上述した空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから空気吹き出し流量を調整する。具体的には、船舶の航行速度が上昇するほど、ブロア15による空気供給量、つまり、空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから空気吹き出し流量を増量することが望ましい。
ブロア15は、空気取り込み側に大気に開放される空気取り込み管17が連結される一方、空気供給側には空気供給管18が連結され、この空気供給管18はメインチャンバ19に連結され、中途部に開閉弁20が装着されている。
メインチャンバ19は、ブロア15により供給された空気を所定量、所定圧で貯留することができる。このメインチャンバ19には、主空気供給経路21の基端部が連結され、この主空気供給経路21の先端部は複数(本実施例では、5個)の副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに分岐されている。各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eは、先端部が各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eの上部にそれぞれ連結されている。そして、主空気供給経路21には、開閉弁(第1開閉弁)23が装着されている。また、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eには、主空気供給経路21との分岐部(連結部)の近傍に位置して流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eが装着され、各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eの近傍(直前)に位置して遮断弁25a,25b,25c,25d,25eが装着されている。
なお、本実施例では、主空気供給経路21と副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eにより空気供給経路が構成される。また、ブロア15と駆動モータ16により空気供給源が構成される。そして、空気供給源と空気供給経路により本発明の空気供給手段が構成される。また、必要に応じて各種弁が含まれる。更に、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eにより本発明の空気供給量調整手段が構成される。
また、船体11における左右の側面部には、船体11の前後方向における中間部に位置して、喫水センサ26L,26Rが設けられている。この喫水センサ26L,26Rは、船体11の幅方向における両側の喫水を計測する。本実施例では、この喫水センサ26L,26Rが本発明における、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧を検出または推定する水圧検出推定手段として機能する。即ち、各喫水センサ26L,26Rは、船体11の幅方向における両側の喫水を計測することから、この左右の喫水から、船体11の幅方向における両側に位置する空気吹き出し口14a,14eの水圧を推定することができる。
制御装置27は、ブロア15の駆動モータ16の駆動制御、開閉弁20,23の開閉制御、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度制御、遮断弁25a,25b,25c,25d,25eの開閉制御が可能となっている。また、この制御装置27は、上述した各喫水センサ26L,26Rの検出結果が入力され、左右の喫水から各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eの水圧を推定する。
そして、制御装置27は、各喫水センサ26L,26Rの検出結果に基づいて各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し流量が一定となるように、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御することができる。具体的には、制御装置27は、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し体積流量が一定となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御する。
具体的に説明すると、船舶が港に停泊しているとき、開閉弁20を開放して開閉弁23を閉止し、この状態で、駆動モータ16によりブロア15を作動し、メインチャンバ19に所定量・所定圧の空気を貯留しておく。そして、船舶が所定の航行速度で航行するとき、開閉弁23及び遮断弁25a,25b,25c,25d,25eを開放して主空気供給経路21を連通する。すると、メインチャンバ19に貯留された空気が、主空気供給経路21から各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを通して吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eに供給され、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから海水側に向けて吹き出される。船舶が航行する速度に応じて、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから吹き出された空気は船尾側に流れ、少なくとも船底部12の外面に気泡層が形成される。そのため、船体11外面に作用する水の摩擦抵抗が低減される。
また、船舶の航行中に、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから空気を吹き出しているときには、駆動モータ16によるブロア15の作動を制御することで、船舶の航行速度に応じた空気吹き出し流量に調整する。
また、図2に示すように、船体11は、風や波浪により横揺れを発生する。このとき、船体の中心OがAまで傾斜角度θだけ傾くと、空気吹き出し口14(14a,14b,14c,14d,14e)は、左右端部、つまり、空気吹き出し口14a,14e間で水深方向に高さHだけ相違する。すると、図3に示すように、空気吹き出し口14a,14eでは水深が高さHだけ異なることから、この空気吹き出し口14a,14eに作用する水圧が変わり、吹き出される空気流量(気泡量)が変動する。即ち、図4に示すように、空気吹き出し口14の水位が大きくなると、空気吹き出し口14から吹き出される空気の体積流量が減少する。
このとき、制御装置27は、図5に示すように、各喫水センサ26L,26Rが検出した船体11における左右の喫水に基づいて、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整する。この場合、図6に示すように、空気吹き出し口14の水位が大きくなるに伴って、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度が大きくなるように調整する。すると、図5に示すように、空気吹き出し口14a,14eに作用する水圧が相違しても、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから吹き出される空気の体積流量が一定となる。このような制御を実行することで、図7に示すように、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから吹き出された空気が船尾側に流れ、船底部12の外面に気泡層が形成され、この気泡層は、船体11の幅方向でほぼ均一に調整される。
このように実施例1の船体摩擦抵抗低減装置にあっては、船体11の船底部12に空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eを有する吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eを固定し、吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eに空気を供給する空気供給経路21,22a,22b,22c,22d,22eを連結し、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eを設け、制御装置27は、空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧に基づいて各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し流量が一定となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eを制御している。
従って、幅方向における複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧に応じて各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気の吹き出し流量が一定となるように、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整し、空気供給量を調整しており、船舶の航行状態に拘らず、つまり、風や波浪により船体に横揺れが発生しても、船底部12の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化することができ、船体11外面に作用する水の摩擦抵抗を低減することができる。
また、実施例1の船体摩擦抵抗低減装置では、制御装置27は、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し体積流量が一定となるように空気の供給量を調整手段している。従って、ブロア15から各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eに至る空気供給経路21,22a,22b,22c,22d,22eで圧力損失があっても、幅方向における各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し体積流量が一定となり、船底部12に形成される気泡層の厚さを幅方向で均一化することができる。つまり、船体11が傾斜して空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eの水位が変化すると、空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧が変わる。すると、空気供給経路21,22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気がこの圧力を受けて体積変化する。この場合であっても、体積流量が一定となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整することで、船体11の幅方向で均一な気泡層を確保することができる。
また、実施例1の船体摩擦抵抗低減装置では、水圧検出推定手段を、船体11の幅方向における両側の喫水を計測する喫水センサ26L,26Rとしている。従って、船体11に搭載されている既存のセンサ26L,26Rにより喫水から水圧を高精度に推定することができ、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
なお、この実施例1では、本発明の水圧検出推定手段として、喫水センサ26L,26Rを適用したが、これに限定されるものではない。例えば、水圧検出推定手段として、船底部12の幅方向における両側、つまり、空気吹き出し口14a,14eの近傍の水圧を計測する圧力センサとしてもよい。この場合、制御装置27は、圧力センサが検出した空気吹き出し口14a,14eでの水圧に基づいて各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し流量が一定となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eを制御する。従って、船体11に搭載されている既存のセンサにより水圧を直接的に高精度に推定することができ、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
また、水圧検出推定手段として、船体11の幅方向における傾斜角度を計測する傾斜センサとしてもよい。この場合、制御装置27は、傾斜センサが検出した船体11の傾斜角度から空気吹き出し口14a,14eでの水位を推定し、この水位から水圧を推定し、この水圧に基づいて各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの空気吹き出し流量が一定となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eを制御する。従って、傾斜センサにより傾斜角度から水圧を推定することとなり、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。更に、傾斜センサに変えてジャイロセンサを用いてもよい。
図8は、本発明の実施例2に係る船体摩擦抵抗低減装置に表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の船体摩擦抵抗低減装置において、図8に示すように、船舶における船体11の船底部12には、複数の吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eが船体11の幅方向に沿って直列に配置されている。そして、各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eは、下面部に複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eが船体11の幅方向に沿って形成されている。
一方、船体11の内部には、ブロア15が設置され、このブロア15は、空気供給管18を介してメインチャンバ19に連結されている。メインチャンバ19には、主空気供給経路21が連結され、この主空気供給経路21は複数の副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに分岐され、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eは各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eに連結されている。そして、主空気供給経路21に、開閉弁23が装着され、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eと、遮断弁25a,25b,25c,25d,25eが装着されている。
また、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eには、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの位置に流量計31a,31b,31c,31d,31eが設けられている。この流量計31a,31b,31c,31d,31eは、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気流量を計測する。更に、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eには、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eより吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13e側に位置して圧力計32a,32b,32c,32d,32eが設けられている。この圧力計32a,32b,32c,32d,32eは、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気圧力を計測する。
本実施例では、この流量計31a,31b,31c,31d,31eと、圧力計32a,32b,32c,32d,32eが本発明における、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧を検出または推定する水圧検出推定手段として機能する。即ち、流量計31a,31b,31c,31d,31eが検出した空気流量と、圧力計32a,32b,32c,32d,32eが検出した空気圧力に基づいて、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気の体積流量が算出される。この空気の体積流量は、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eの水圧と相関関係があることから水圧を推定することができる。
制御装置27は、流量計31a,31b,31c,31d,31eが検出した空気流量と、圧力計32a,32b,32c,32d,32eが検出した空気圧力に基づいて、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気の体積流量を算出し、この体積流量が一定となるように、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御する。
この場合、制御装置27は、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eにおける船体11の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気の体積流量を基準体積流量とし、その他の空気吹き出し口14a,14b,14d,14eにおける空気の体積流量がこの基準体積流量となるように流量調整弁24a,24b,24d,24eの開度を調整制御する。または、制御装置27は、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eにおける船体11の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気の体積流量を基準体積流量とし、まず、隣接する空気吹き出し口14b,14dにおける空気の体積流量がこの基準体積流量となるように流量調整弁24b,24dの開度を調整制御する。次に、制御装置27は、空気吹き出し口14a,14eにおける空気の体積流量が、空気吹き出し口14b,14dにおける空気の体積流量となるように流量調整弁24a,24eの開度を調整制御する。
即ち、船体11が横揺れするとき、この船体11は、幅方向の中央部を支点として揺動することが多いことから、船体11における幅方向の中央部での上下動は少なく、水位、つまり、水圧の変動は少ない。そのため、船体11の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気の体積流量を基準体積流量とし、その他の空気吹き出し口14a,14b,14d,14eにおける空気の体積流量を調整することで、簡単な流量制御が可能となる。
このように実施例2の船体摩擦抵抗低減装置にあっては、制御装置27は、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eにおける船体11の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とし、他の空気吹き出し口14a,14b,14d,14eにおける空気吹き出し流量が基準空気吹き出し流量となるように流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御している。この場合、船底部12が横揺れしてもその幅方向における中央部での上下動は少なく、この中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とすることで、途中で圧力損失があっても、船底部12に形成される気泡層の厚さを幅方向で均一化することができる。
また、実施例2の船体摩擦抵抗低減装置では、水圧検出推定手段として、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに流量計31a,31b,31c,31d,31eと、圧力計32a,32b,32c,32d,32eを設けている。従って、簡単に空気流量や空気圧力を検出することができ、装置の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
なお、この実施例2では、水圧検出推定手段として、流量計31a,31b,31c,31d,31eが検出した空気流量と圧力計32a,32b,32c,32d,32eの両方を適用したが、一方だけでもよい。また、水圧検出推定手段として、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気の流速を計測する流速センサとしてもよい。この場合、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eの通路径が同じであれば、制御装置27は、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eを流れる空気の流速が同速となるように空気流量を調整すればよい。また、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eの途中の縮径部を設け、この縮径部の前後の差圧を適用してもよい。
また、実施例2では、制御装置27は、複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eにおける船体11の幅方向中央部に位置する空気吹き出し口14cにおける空気の体積流量を基準体積流量とし、その他の空気吹き出し口14a,14b,14d,14eにおける空気の体積流量がこの基準体積流量となるように流量調整弁24a,24b,24d,24eの開度を調整制御したが、この調整方法に限定されるものではない。例えば、主空気供給経路21の空気流量を副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eの個数で均等に分配した流量を基準流量としてもよい。また、空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eに流量計を設け、この空気流量を副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eの個数で均等に分配した流量を基準流量としてもよい。
図9は、本発明の実施例3に係る船体摩擦抵抗低減装置を表す概略構成図、図10は、カメラによる撮影画像を現す概略図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の船体摩擦抵抗低減装置において、図9に示すように、船舶における船体11の船底部12には、複数の吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eが船体11の幅方向に沿って直列に配置されている。そして、各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eは、下面部に複数の空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eが船体11の幅方向に沿って形成されている。
一方、船体11の内部には、ブロア15が設置され、このブロア15は、空気供給管18を介してメインチャンバ19に連結されている。メインチャンバ19には、主空気供給経路21が連結され、この主空気供給経路21は複数の副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに分岐され、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eは各吹き出しチャンバ13a,13b,13c,13d,13eに連結されている。そして、主空気供給経路21に、開閉弁23が装着され、各副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eに、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eと、遮断弁25a,25b,25c,25d,25eが装着されている。
また、船底部12には、船体11の外面に形成される気泡層の厚さを検出するセンサとして、カメラ41a,41b,41cが設けられている。このカメラ41a,41b,41cは、船底部12における幅方向に沿って並んで配置されており、船尾方向を撮影可能となっている。
本実施例では、このカメラ41a,41b,41cが本発明における、各空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eでの水圧を検出または推定する水圧検出推定手段として機能する。即ち、図10に示すように、カメラ41a,41b,41cは、船底部12の下方に形成される気泡層を撮影し、制御装置27は、この撮影画像を、例えば、二値化処理により濃淡を明確にし、気泡層の厚さTを算出する。そして、この制御装置27は、各カメラ41a,41b,41cの配置位置での気泡層の厚さTに基づいて、気泡層の厚さTが船体11の幅方向で均一になるように、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御する。
このように実施例3の船体摩擦抵抗低減装置にあっては、制御装置27は、船体11の幅方向に配置された各カメラ41a,41b,41cの撮影画像から気泡層の厚さを求め、この気泡層の厚さTが船体11の幅方向で均一になるように、流量調整弁24a,24b,24c,24d,24eの開度を調整制御している。従って、船体11の外面に形成される気泡層の厚さから水圧を推定することとなり、船底部12の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で高精度に均一化することができる。
なお、実施例3では、水圧検出推定手段として、3つのカメラ41a,41b,41cを設けたが、その数に限定されることはなく、副空気供給経路22a,22b,22c,22d,22eの個数に対応して設けると効果的である。
また、実施例3では、水圧検出推定手段として、カメラ41a,41b,41cを適用したが、この構成に限定されることはない。例えば、空気吹き出し口14a,14b,14c,14d,14eから吹き出される空気は、海水より高温であることから、赤外線カメラを用いてサーモグラフィを計測することで、気泡層の厚さを計測してもよい。また、超音波センサやレーザセンサを用いて厚さを計測してもよい。
本発明に係る船体摩擦抵抗低減装置は、各空気吹き出し口での水圧に基づいて空気吹き出し流量が一定となるように空気の供給量を調整することで、船底部から吹き出す空気の流量を適正に調整し、船底部の外面に沿って流れる空気の分布を幅方向で均一化するものであり、いずれの船体にも適用することができる。
本発明の実施例1に係る船体摩擦抵抗低減装置を表す概略構成図である。 船体の横揺れに応じた空気吹き出し口の高さ変化を説明するための概略図である。 船体の横揺れに応じた空気吹き出し口からの空気吹き出し体積流量の変化を説明するための概略図である。 空気吹き出し口の水位変化に対する空気吹き出し体積流量を表すグラフである。 船体の横揺れに応じた調整された空気吹き出し口からの空気吹き出し体積流量を説明するための概略図である。 空気吹き出し口の水位変化に対する弁開度を表すグラフである。 船底部に形成された気泡層を説明するための概略図である。 本発明の実施例2に係る船体摩擦抵抗低減装置を表す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る船体摩擦抵抗低減装置を表す概略構成図である。 カメラによる撮影画像を現す概略図である。
符号の説明
11 船体
12 船底部
13a,13b,13c,13d,13e 吹き出しチャンバ
14a,14b,14c,14d,14e 空気吹き出し口
15 ブロア(空気供給源)
19 メインチャンバ
21 主空気供給経路
22a,22b,22c,22d,22e 副空気供給経路
23 開閉弁(第1開閉弁)
24a,24b,24c,24d,24e 流量調整弁(空気供給量調整手段)
25a,25b,25c,25d,25e 遮断弁
26L,26R 喫水センサ(水圧検出推定手段)
27 制御装置
31a,31b,31c,31d,31e 流量計(水圧検出推定手段)
32a,32b,32c,32d,32e 圧力計(水圧検出推定手段)
41a,41b,41c カメラ(水圧検出推定手段)

Claims (8)

  1. 船体の底面に幅方向に沿って設けられる複数の空気吹き出し口と、
    該複数の空気吹き出し口に空気を供給する空気供給手段と、
    該空気供給手段による前記複数の空気吹き出し口への空気供給量を調整する空気供給量調整手段と、
    前記複数の空気吹き出し口での水圧を検出または推定する水圧検出推定手段と、
    該水圧検出推定手段の検出推定結果に基づいて前記複数の空気吹き出し口での空気吹き出し流量が一定となるように前記空気供給量調整手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記複数の空気吹き出し口における前記船体の幅方向中央部に位置する前記空気吹き出し口における空気吹き出し流量を基準空気吹き出し流量とし、他の空気吹き出し口における空気吹き出し流量が基準空気吹き出し流量となるように前記空気供給量調整手段を制御する、
    ことを特徴とする船体摩擦抵抗低減装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の空気吹き出し口での空気吹き出し体積流量が一定となるように前記空気供給量調整手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  3. 前記水圧検出推定手段は、前記船体の幅方向における両側の喫水を計測する喫水センサである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  4. 前記水圧検出推定手段は、前記船底部の幅方向における両側の水圧を計測する圧力センサである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  5. 前記水圧検出推定手段は、前記船体の幅方向における傾斜角度を計測する傾斜センサである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  6. 前記水圧検出推定手段は、前記複数の空気吹き出し口に供給する空気の流量または流速を計測する流量センサまたは流速センサである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  7. 前記水圧検出推定手段は、前記複数の空気吹き出し口に供給する空気の圧力を計測する圧力センサである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
  8. 前記水圧検出推定手段は、前記船体の外面に形成される気泡層の厚さを検出するセンサである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の船体摩擦抵抗低減装置。
JP2008298732A 2008-11-21 2008-11-21 船体摩擦抵抗低減装置 Active JP4959668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298732A JP4959668B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 船体摩擦抵抗低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298732A JP4959668B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 船体摩擦抵抗低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120612A JP2010120612A (ja) 2010-06-03
JP4959668B2 true JP4959668B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=42322320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008298732A Active JP4959668B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 船体摩擦抵抗低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4959668B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023191096A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 船体摩擦抵抗低減装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013125951A1 (en) * 2012-02-21 2013-08-29 Dk Group (Acs) B.V. Air lubrication system
KR101750812B1 (ko) * 2015-10-16 2017-06-26 삼성중공업 주식회사 유체 윤활 선박
CN109476360B (zh) * 2016-07-19 2021-12-17 现代重工业株式会社 包括减摩装置的船舶

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471399U (ja) * 1990-10-31 1992-06-24
JPH09151914A (ja) * 1995-11-29 1997-06-10 Yoji Kato マイクロバブル発生装置
JPH10318215A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Hitachi Ltd 流体抵抗の低減方法並びに液体輸送管及び船
JPH1159563A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 摩擦低減船および空気発生装置
JP4953294B2 (ja) * 2006-11-02 2012-06-13 独立行政法人海上技術安全研究所 船体摩擦抵抗低減装置
JP2008149209A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Marcom:Kk 微細気泡発生器および微細気泡供給システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023191096A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 船体摩擦抵抗低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010120612A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4959668B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP4953294B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
CN102202961B (zh) 船体摩擦阻力降低装置
JP5604736B2 (ja) 船舶の摩擦抵抗低減装置
JP5030080B2 (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
US10137972B2 (en) Vessel characteristic estimation device and automatic steering device
CA2442166A1 (en) Apparatus for the correction of temperature drift for a pressure sensor, a pressure control apparatus, and a pressure-type flow rate control apparatus
JP2008143345A (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
JP2010120608A (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
US11511833B2 (en) Posture control system for hull and marine vessel
JP5185966B2 (ja) 船舶の抵抗低減装置
KR20120003444A (ko) 선박 엔진 제어 시스템
JP2015155845A (ja) 差圧式流量計およびそれを備えた流量コントローラ
KR20180091916A (ko) 선체 마찰 저항 저감 장치 및 선박
JP2017178180A5 (ja)
JP5791342B2 (ja) 摩擦抵抗低減型船舶
JP2008239043A (ja) 車体傾斜制御方法及び装置
JPH0976992A (ja) モータボートのピッチ角制御装置
US11850868B2 (en) Circulation device
WO2016169197A1 (zh) 打印设备
KR20180009660A (ko) 선박
JP6092799B2 (ja) 船舶及び船舶の抵抗減少方法
JPH08285089A (ja) 船尾管シール装置の圧力調整法
JP5804938B2 (ja) 船舶の抵抗低減装置
US11904988B2 (en) Watercraft

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4959668

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350