JP5185865B2 - 眼鏡型画像表示装置およびこれに用いる眼鏡フレーム - Google Patents

眼鏡型画像表示装置およびこれに用いる眼鏡フレーム Download PDF

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Description

本発明は、眼鏡型画像表示装置およびこれに用いる眼鏡フレームに関するものである。
従来の眼鏡型画像表示装置として、例えば、眼鏡フレームのテンプルに固定される本体部と、本体部に近接する待機位置と眼鏡レンズの直前の使用位置とに移動可能な画像表示部とを有し、画像表示部を本体部により待機位置と使用位置とに自動的に移動させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−67285号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示の画像表示装置にあっては、画像表示部を待機位置と使用位置とに自動的に移動させるために、本体部にモータやウォームギヤ等の駆動機構を内蔵しているとともに、本体部から延在して画像表示部の移動を案内するガイドレール等を設けている。
このため、装置が大掛かりとなって、コストアップになることが懸念される。また、画像表示部が待機位置にある場合に、使用者が、画像表示部やガイドレール等を目障りと感じることが懸念されるとともに、第三者から見た場合に、本体部や画像表示部等が眼鏡フレームから大きく突出して眼鏡としての見栄えが大きく損なわれることが懸念される。さらに、重量も重くなることから、装着状態において、使用者の鼻や耳にかかる荷重が大きくなって、長時間の装着が困難になることも懸念される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、簡単にできてコストダウンが図れ、しかも小型軽量にできて眼鏡としての外観形状や見栄えを大きく損なうことがないとともに、使用者に何らの負担を感じさせることなく、長時間安心して装着できる眼鏡型画像表示装置およびこれに用いる眼鏡フレームを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、眼鏡型画像表示装置であって、
画像を表示する表示素子と、該表示素子に表示された画像の画像光を導光する導光部とを有し、
少なくとも前記導光部は、使用者が眼鏡フレームを装着した状態で、前記使用者の一方の眼球の前方から退避した第1の位置と、前記眼球の前方に延在して前記画像光を前記眼球に向けて射出可能な第2の位置とに変位可能に、前記眼鏡フレームのリム部に配置されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記導光部は、前記第1の位置において前記リム部の外形の一部を形成する形状を有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記導光部は、前記第1の位置と前記第2の位置とに回動可能に前記リム部に設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記導光部は、前記第1の位置と前記第2の位置とにスライド可能に前記リム部に設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記表示素子は、前記導光部が前記第2の位置にある状態で、前記導光部の画像光入射端部と対向するように、前記導光部と分離して前記眼鏡フレームに設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記表示素子は、前記導光部の画像光入射端部に、前記導光部と一体に移動可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記導光部は、前記第2の位置において、前記使用者の視軸方向への投影断面の幅が、前記眼球の瞳孔の直径よりも小さい4mm以下であることを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置において、
前記導光部が前記第2の位置にある状態で、前記表示素子からの前記画像光が眼鏡レンズの外側を通って前記導光部に入射し、該導光部から射出される前記画像光が前記眼鏡レンズを透過して前記眼球に入射するように構成されていることを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項9に係る眼鏡フレームの発明は、請求項5に記載の眼鏡型画像表示装置に用いる眼鏡フレームであって、
前記導光部を前記第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部と、
前記導光部が前記第1の位置においてリム部に位置するように、該リム部に形成された切り欠き部と、
前記表示素子を装填するための表示素子装填部と、
を有することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項10に係る眼鏡フレームの発明は、請求項6に記載の眼鏡型画像表示装置に用いる眼鏡フレームであって、
前記表示素子が一体に設けられた前記導光部を前記第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部と、
前記導光部が前記第1の位置においてリム部に位置するように、該リム部に形成された切り欠き部と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る眼鏡型画像表示装置によれば、表示素子からの画像光を導光する導光部を、眼鏡フレームのリム部に、眼球の前方から退避した第1の位置と、眼球の前方に延在して画像光を眼球に向けて射出可能な第2の位置とに変位可能に配置したので、構成を簡単にできるとともに、小型軽量にできる。これにより、コストダウンが図れ、眼鏡としての見栄えを大きく損なうことがないとともに、使用者に何らの負担を感じさせることなく、長時間安心して装着することが可能となる。
また、本発明に係る眼鏡フレームによれば、上述した作用効果を奏する眼鏡型画像表示装置を簡単に構成できる眼鏡フレームを提供することが可能となる。
本発明の第1実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の画像非観察状態を示す正面図および側面図である。 図1に示す眼鏡型画像表示装置の画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。 図1に示す眼鏡型画像表示装置の部分概略図である。 本発明の第2実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の画像非観察状態を示す正面図および側面図である。 図4に示す眼鏡型画像表示装置の画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。 図4に示す眼鏡型画像表示装置の部分概略図である。 本発明の第3実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の画像非観察状態を示す正面図および側面図である。 図7に示す眼鏡型画像表示装置の画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。 図7に示す眼鏡型画像表示装置の部分概略図である。 本発明の第4実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の画像非観察状態を示す正面図および側面図である。 図10に示す眼鏡型画像表示装置の画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。 本発明の第5実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の画像非観察状態を示す正面図および側面図である。 図12に示す眼鏡型画像表示装置の画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。 本発明の第6実施の形態に係る眼鏡フレームの概略構成を示す部分正面図である。 本発明の第7実施の形態に係る眼鏡フレームの概略構成を示す部分正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図3は、本発明の第1実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の概略構成を示すもので、図1(a)および(b)は、画像観察を行わない画像非観察状態を示す正面図および側面図、図2(a)および(b)は、画像観察が可能な画像観察可能状態を示す正面図および側面図、図3(a)〜(c)は、部分概略図である。
本実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置は、右眼タイプのもので、眼鏡フレーム1の右眼用のレンズ2を保持する右眼用のリム部3に設けられた導光部11を有する。導光部11は、プラスチックやガラス等からなり、リム部3の下側部分の中央から外側部分の一部に亘って形成された切り欠き部4に選択的に延在するように、一端部を、保持部材12を介してリム部3の外側中央部に回動可能に保持する。そして、使用者が眼鏡フレーム1を装着した状態で、図1(a),(b)に示す使用者の右眼球13の前方から退避して切り欠き部4に延在する画像非観察状態の第1の位置と、図2(a),(b)に示す切り欠き部4から離間して右眼球13の前方に延在する画像観察可能状態の第2の位置とに、手動により回動させて位置決め可能に構成する。
このため、保持部材12には、その眼幅方向の両側面に、例えば回転軸(図示せず)を突出して設ける。また、リム部3には、保持部材12の回転軸を回動可能に軸受して、第1の位置および第2の位置に選択的に位置決めする軸受部3a(図3(b)参照)を形成する。なお、レンズ2は、使用者の右眼球13の視力に応じて、視度を有するレンズで構成するか、あるいは、視度を有しない単なる透明部材で構成する。
また、導光部11は、第1の位置において、リム部3の外形の一部を形成する形状とする。本実施の形態では、リム部3の外観形状が概略四角形状を有しているので、導光部11は、外観形状が概略L字状の形状として、一端部の入射面11aから入射した光を、内部の反射面11b,11cで順次反射させて、他端部に設けた接眼レンズ11dを経て入射方向とほぼ反対方向に射出して眼球に導くように構成する。
なお、導光部11は、第2の位置にある状態で、使用者の視軸方向への投影断面の幅が、ヒトの通常環境での瞳孔の直径である4mmよりも小さくするとともに、使用者の前方に延在する部分は、一端部側から他端部側に向けて幅が小さくなるテーパ形状に形成する。ここではテーパ形状部分全体にわたって幅を4mmより小さくしている。また、導光部11は、第2の位置にある状態で、使用者が視線を無限遠に向けたときの右眼球13の視軸に達しない長さとする。
一方、リム部3と右側のテンプル5とを結合する鎧部6には、図3(a),(b)に示すように、映像表示部14を内蔵して設ける。この映像表示部14には、導光部11が図2(a),(b)に示した第2の位置にある状態で、導光部11の入射面11aと対向するように、LCDや有機ELからなる表示素子15が設けられるとともに、その画像表示面側に保護窓16を設ける。
これにより、導光部11が第2の位置にある状態で、図3(c)に示すように、表示素子15に表示された画像の画像光を、保護窓16を経てレンズ2の側方の外側から導光部11の入射面11aに入射させて、該導光部11の反射面11b,11cおよび接眼レンズ11dを経て導光部11から、レンズ2を透過させて右眼球13に向けて射出する。したがって、使用者は、導光部11が第2の位置にある状態で、右眼球13の視線を接眼レンズ11dに向けることにより、表示素子15に表示された画像の拡大虚像を観察することが可能となる。
以上のように、本実施の形態では、導光部11をリム部3に回動可能に設け、表示部14を鎧部6に内蔵して、導光部11を手動により回動させることにより、図1(a),(b)に示した画像非観察状態と、図2(a),(b)に示した画像観察可能状態とを切り替えるようにしている。そして、導光部11が第1の位置にある画像非観察状態では、導光部11はリム部3の外形を形成し、導光部11が第2の位置にある画像観察可能状態では、使用者は、右眼球13の視線を接眼レンズ11dに向けることにより、表示素子15に表示された画像の拡大虚像を観察可能としている。したがって、構成を簡単にできるとともに、小型軽量にできるので、コストダウンが図れるとともに、使用者に重量感等の負担を感じさせることなく、長時間安心して装着することが可能となる。
また、導光部11は、画像非観察状態の第1の位置において、リム部3の外形を成しているので、使用者が導光部11を目障りに感じるのを防止できるとともに、眼鏡フレーム1の外観形状や見栄えを大きく損なうこともない。しかも、導光部11は、画像観察可能状態の第2の位置での使用者の視軸方向への投影断面の幅が、通常環境での瞳孔の直径よりも小さい4mm以下となっているので、実質的に視界を遮ることがなくなり、使用者は、導光部11をシースルーとできる。しかも、導光部11は、瞳孔側に向けて先細りのテーパ状となっているので、より明るい視野を確保することが可能になるとともに、導光先端部をより細くすることができ、シースルー効果を高めることができる。また、導光部11の第2の位置が若干ずれて、右眼球13と接眼レンズ11dの光軸とがズレた場合でも、導光部11の入射端部が太いことで入射部開口によるケラレが発生しにくくできる利点がある。
さらに、導光部11が第2の位置にある状態で、表示素子15からの画像光は、レンズ2の外側を通って、すなわちレンズ2を透過することなく、導光部11の入射面11aに入射する。したがって、レンズ2の種類によって表示画像の画質が低下するのを防止することができる。また、導光部11により導光されて接眼レンズ11dから射出される画像光は、レンズ2を透過して右眼球13に入射するので、使用者は、レンズ2により矯正された視力で画像を観察することが可能となり、これにより視度の調整機構を省略することが可能となる。
(第2実施の形態)
図4〜図6は、本発明の第2実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の概略構成を示すもので、図4(a)および(b)は、画像非観察状態を示す正面図および側面図、図5(a)および(b)は、画像観察可能状態を示す正面図および側面図、図6(a)および(b)は、図3(a)および(b)に対応する部分概略図である。
本実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置は、第1実施の形態に対して、リム部3の上側部分の中央から外側部分の一部に亘って切り欠き部4を形成し、この切り欠き部4に導光部11が選択的に延在するように、導光部11をリム部3に回動可能に保持したものである。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一構成要素には、同一参照符号を付して説明を省略する。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。特に、本実施の形態の場合は、導光部11が、リム部3の上部位置からレンズ12の中央部近傍に回動して、図4(a),(b)に示す第1の位置から、図5(a),(b)に示す第2の位置へ移行するので、第2の位置において、導光部11の保持部材12の下面(第1の位置で正面に位置する面)を、リム部3の切り欠き面3cに当接させて下方への回動を規制することができる。したがって、第2の位置を、より容易にしかも安定して位置決めすることが可能となる。
(第3実施の形態)
図7〜図9は、本発明の第3実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の概略構成を示すもので、図7(a)および(b)は、画像非観察状態を示す正面図および側面図、図8(a)および(b)は、画像観察可能状態を示す正面図および側面図、図9(a),(b)は、部分概略図である。
本実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置は、リム部3の外観形状が第1実施の形態の場合と比較して湾曲している。このため、本実施の形態では、導光部11を、図7(a),(b)に示す第1の位置にある画像非観察状態で、リム部3の外形の一部を形成するように、リム部3の外観形状に合わせて湾曲した外観形状に形成している。このように湾曲した導光部11は、例えば、公知の自由曲面プリズム(例えば、特許第3676472号参照)で構成することができる。この場合、導光部11は、レンズ作用を有するので、図1に示した接眼レンズ11dは不要となる。
導光部11は、その入射端部をリム部3に回動可能に片持ち支持する。すなわち、導光部11の入射端部において、レンズ2側の面に、直接、回転軸を突設し、この回転軸をリム部3に形成された軸受部3aにより回動可能に軸受されて、第1の位置および第2の位置に位置決め可能となっている。
また、映像表示部14は、鎧部6に保持されて、導光部11が図8(a),(b)に示した第2の位置にある状態で、表示素子15に表示される画像の画像光が、保護窓16を経て導光部11の入射面11aから導光部11内に入射するようになっている。なお、図9(a)および(b)は、導光部11を取り外した状態の部分概略正面図および側面図である。その他の構成および作用は、第1実施の形態と同様であるので、同一機能を成す構成要素には、同一参照符号を付して説明を省略する。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、本実施の形態において、導光部11を、第2実施の形態の場合と同様に、リム部3の上側部分に回動可能に設けて、第2実施の形態で説明したと同様の効果を得ることもできる。
(第4実施の形態)
図10および図11は、本発明の第4実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の概略構成を示すものであり、図10(a)および(b)は、画像非観察状態を示す正面図および側面図、図11(a)および(b)は、画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。
本実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置は、導光部11を、図10(a),(b)に示す画像非観察状態の第1の位置と、図11(a),(b)に示す画像観察可能状態の第2の位置とに、手動によりスライド可能にリム部3に設けたものである。このため、リム部3の上側部分に、スライド可能にスライドガイド17を設け、このスライドガイド17に導光部11を支持する。
スライドガイド17は、導光部11が第1の位置にある画像非観察状態では、リム部3の切り欠き部4に、レンズ2の外周に沿って露出し、導光部11が第2の位置にある画像観察可能状態では、リム部3の上側部分にスライドして収納されて、外部に露出しないように設ける。
導光部11は、例えば、内部に平面状の反射面を有するプリズムや、第3実施の形態で説明したような自由曲面プリズムを用いて構成し、第1の位置にある画像非観察状態では、リム部3の外形の一部を形成する形状とする。
また、映像表示部14は、鎧部6に内蔵し、導光部11が第2の位置にある状態で、表示素子15に表示された画像の画像光を、保護窓16を介して導光部11に入射させて、使用者の右眼球13に向けて射出するように構成する。その他の構成は、上記第1実施の形態あるいは第3実施の形態と同様である。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態や第3実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、スライドガイド17は、リム部3の上側部分に収納されるようにスライド可能に設ける場合に限らず、リム部3の上側部分から下側部分に延在して固定的に配置し、このスライドガイド17に対して導光部11をスライド可能に支持して、第1の位置、第2の位置に選択的に位置決め可能に構成することもできる。また、導光部11は、リム部3の上側部分にスライド可能に設けることもできる。この場合は、第2の位置において、導光部11の重量を利用して、その入射端部を鎧部6に当接させることが可能となるので、第2の位置の位置決めが容易になる利点がある。
(第5実施の形態)
図12および図13は、本発明の第5実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置の概略構成を示すものであり、図12(a)および(b)は、画像非観察状態を示す正面図および側面図、図13(a)および(b)は、画像観察可能状態を示す正面図および側面図である。
本実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置は、第1実施の形態において、表示素子15を、導光部11の入射端面に対向するように保持部材12に保持して、導光部11と一体に回動可能に構成したものである。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一構成要素には、同一参照符号を付して説明を省略する。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。特に、本実施の形態では、表示素子15を導光部11側に設けて、導光部11と一体に回動可能に構成したので、表示素子15を導光部11と別体に設ける場合と比較して、構造をより簡単にでき、組立性を向上することができる。これにより、よりコストダウンを図ることが可能となる。なお、このように、表示素子15を導光部11側に設ける構成は、第2実施の形態〜第4実施の形態の場合にも有効に適用することができる。
(第6実施の形態)
図14は、本発明の第6実施の形態に係る眼鏡フレームの概略構成を示す部分正面図である。この眼鏡フレーム21は、図1〜図3に示した第1実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置を構成するためのもので、上述した導光部11を第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部22と、導光部11が上述した第1の位置においてリム部23に位置するように、該リム部23に形成された切り欠き部24と、表示素子15を含む映像表示部14を装填するための表示素子装填部25とを有している。導光部装着部22は、リム部23に形成されており、表示素子装填部25は、鎧部26に形成されている。なお、テンプル等、他の眼鏡フレームの構成要素は、図示を省略してある。
したがって、この眼鏡フレーム21を用いれば、図1〜図3に示したように、リム部23にレンズ2を取り付け、導光部装着部22に保持部材12を介して導光部11を第1の位置および第2の位置に回動可能に装着し、表示素子装填部25に表示素子15および保護窓16を有するユニット化された映像表示部14を装填することにより、眼鏡型画像表示装置を簡単に構成することができる。
(第7実施の形態)
図15は、本発明の第7実施の形態に係る眼鏡フレームの概略構成を示す部分正面図である。この眼鏡フレーム31は、図12および図13に示した第5実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置を構成するためのもので、上述した導光部11を第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部32と、導光部11が上述した第1の位置においてリム部33に位置するように、該リム部33に形成された切り欠き部34とを有している。導光部装着部32は、リム部33に形成されている。なお、テンプル等、他の眼鏡フレームの構成要素は、図示を省略してある。
したがって、この眼鏡フレーム21を用いれば、図12および図13に示したように、リム部33にレンズ2を取り付け、導光部装着部32に、保持部材12を介して表示素子15を一体に保持した導光部11を、第1の位置および第2の位置に回動可能に装着することにより、眼鏡型画像表示装置を簡単に構成することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置においては、導光部11の第2の位置における使用者の視軸方向への投影断面の幅を、全体に亘って通常環境での瞳孔の直径よりも小さい4mm以下としたが、導光部11の射出部分を含む導光先端部分のみを瞳孔の直径よりも小さくして、シースルー機能を持たせることもできる。また、導光部11は、画像光の入射端部側から射出端部側に向けて先細りとなるテーパ形状に限らず、表示素子15からの画像光を入射可能に、入射端部側から射出端部側に向けて一様な大きさとすることもできる。勿論、この場合も、第2の位置において、観察者の視軸方向への投影断面の幅を、瞳孔の直径よりも小さくして、シースルー機能を持たせることもできる。
また、本発明に係る眼鏡フレームは、図14および図15に示した構成に限らず、第2〜4の各実施の形態に係る眼鏡型画像表示装置を構成するための眼鏡フレームとして構成することもできる。
さらに、本発明は、上述した右眼タイプに限らず、左眼タイプとして構成することもできる。また、両眼側のリム部にそれぞれ導光部を設けたり、片側のリム部の上下にそれぞれ導光部を設けたり、マルチ画面タイプとして構成することもできる。
1 眼鏡フレーム
2 レンズ
3 リム部
3a 軸受部
4 切り欠き部
5 テンプル
6 鎧部
11 導光部
11a 入射面
11b,11c 反射面
11d 接眼レンズ
12 保持部材
13 右眼球
14 映像表示部
15 表示素子
16 保護窓
17 スライドガイド
21,31 眼鏡フレーム
22,32 導光部装着部
23,33 リム部
24,34 切り欠き部
25 表示素子装填部
26 鎧部

Claims (10)

  1. 眼鏡型画像表示装置であって、
    画像を表示する表示素子と、該表示素子に表示された画像の画像光を導光する導光部とを有し、
    少なくとも前記導光部は、使用者が前記眼鏡フレームを装着した状態で、前記使用者の一方の眼球の前方から退避した第1の位置と、前記眼球の前方に延在して前記画像光を前記眼球に向けて射出可能な第2の位置とに変位可能に、前記眼鏡フレームのリム部に配置されていることを特徴とする眼鏡型画像表示装置。
  2. 前記導光部は、前記第1の位置において前記リム部の外形の一部を形成する形状を有することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型画像表示装置。
  3. 前記導光部は、前記第1の位置と前記第2の位置とに回動可能に前記リム部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の眼鏡型画像表示装置。
  4. 前記導光部は、前記第1の位置と前記第2の位置とにスライド可能に前記リム部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の眼鏡型画像表示装置。
  5. 前記表示素子は、前記導光部が前記第2の位置にある状態で、前記導光部の画像光入射端部と対向するように、前記導光部と分離して前記眼鏡フレームに設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置。
  6. 前記表示素子は、前記導光部の画像光入射端部に、前記導光部と一体に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置。
  7. 前記導光部は、前記第2の位置において、前記使用者の視軸方向への投影断面の幅が、前記眼球の瞳孔の直径よりも小さい4mm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置。
  8. 前記導光部が前記第2の位置にある状態で、前記表示素子からの前記画像光が眼鏡レンズの外側を通って前記導光部に入射し、該導光部から射出される前記画像光が前記眼鏡レンズを透過して前記眼球に入射するように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の眼鏡型画像表示装置。
  9. 請求項5に記載の眼鏡型画像表示装置に用いる眼鏡フレームであって、
    前記導光部を前記第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部と、
    前記導光部が前記第1の位置においてリム部に位置するように、該リム部に形成された切り欠き部と、
    前記表示素子を装填する表示素子装填部と、
    を有することを特徴とする眼鏡フレーム。
  10. 請求項6に記載の眼鏡型画像表示装置に用いる眼鏡フレームであって、
    前記表示素子が一体に設けられた前記導光部を前記第1の位置および第2の位置に変位可能に装着するための導光部装着部と、
    前記導光部が前記第1の位置においてリム部に位置するように、該リム部に形成された切り欠き部と、
    を有することを特徴とする眼鏡フレーム。
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