JP5185260B2 - 剥離用ナイフ - Google Patents

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Description

本発明は、組織の一部を生体側から剥離する際に用いる剥離用ナイフに関するものである。
生体組織の一部を薄く剥離する手術がある。このような手術は、剥離した組織を生体から分離する場合や、剥離した組織を取り出すことなく術後、元の生体に癒着させる場合もある。何れの場合であっても、組織の剥離面は可及的に平滑であることが好ましく、特に剥離片を略一定の厚さとすることが好ましい。
一部を剥離する組織が筋肉や皮膚のような場合には比較的操作性の良いメスやナイフを用いることが可能である。しかし、血管や眼球の強膜のような部位では、剥離すべき組織の面積も小さいため、刃となる部分が極めて小さいナイフが用いられる。
組織の一部を剥離するナイフは切れ味の良いことが好ましいが、組織を薄く剥離するという特殊性から、切れ味が良すぎると組織を深さ方向に切り込んでしまい、その都度操作を修正することとなり、剥離面がギザギザになって平滑な面を得ることが難しいという問題がある。
例えば緑内障の手術では、シュレム管壁を切関して房水を排出させて眼圧を低下させることが行われる。シュレム管は強膜下の強膜岬の近傍に位置しているため、手術に際しては、角膜側に位置する一辺を残して強膜を略四角形に切開した後、この残した辺に向けて強膜を切開部位から剥離することで、剥離した強膜によって弁又はフラップを形成すると共に生体側にも強膜を残すようにしている。
上記した強膜の剥離に際し、一般にゴルフ刀と呼ばれるナイフが用いられている。このゴルフ刀は、柄に取り付けられた略直線状のシャンク部と、該シャンク部の先端に形成され且つシャンク部の平面上の軸心に対して傾斜した軸心を持った板状の刃部と、からなる平面視がゴルフクラブのような形状に形成されている。
ゴルフ刀の切刃部は板状の刃部の周縁に沿って形成され、該切刃部によって強膜を切開し且つ切開した部位を剥離している。この切刃部は、刃部の周縁を厚さ方向に研削して形成した鋭い先端によって構成されている。従って、切刃部の断面形状は、刃部を構成する板の表面から厚さ方向の略中心を鋭い先端とする三角形に形成されている。
強膜は比較的高い強度を有しており、横に揺動させながら剥離するということもありゴルフ刀で剥離された強膜の表面がギザギザになってしまうことがある。このため、強膜を剥離する際に用いるゴルフ刀は刃にバフ研磨等を施して強制的に切れ味を鈍くしているのが一般的である。
一方、白内障の手術では、角膜を切開してレンズを挿入することが行われる。この角膜
を切開するために用いるナイフは高い切れ味を追求させるのが一般的である(例えば特許
文献1参照)
また、心臓手術で血管の周りについている脂肪を取り除く手術を行う際にも、上記したゴルフ刀(心臓手術に用いる場合は、一般にホッケーナイフと呼ばれる)が用いられる。この手術では、ゴルフ刀の切刃部の部分を利用して血管に付着している脂肪を剥離しながら、一方にかき寄せるように利用している。
特開2005-334054号公報
強制的に切れ味を鈍くしたゴルフ刀を用いて強膜の切開や剥離を行う場合、余分な力をかけることとなり、且つ微妙な操作を強いられることになるという問題がある。この間題は、他の部位に於ける組織、例えば血管壁を剥離するナイフにも同じように生じている。
本発明の目的は、切れ味を確保すると共に厚さ方向への切込を防ぐことができる剥離用ナイフを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る剥離用ナイフは、組織を剥離する際に用いる剥離用ナイフであって、周縁に切刃部を形成した板状の刃部と、前記刃部に連続したシャンク部と、前記シャンク部を一体的に保持した柄と、を有し、前記刃部が、先端に形成された切刃部と、前記切刃部と連続して刃部を構成する板の表面との間に形成され残置された組織の表面と接触する案内面と、によって構成されており、前記刃部の縦断面において、前記切刃部の角度が前記案内面の角度よりも大きいものである。刃部がシャンク部の軸心に対し屈折した軸心を有している構成としたり、前記案内面が刃部の両面に形成されている構成としたりしても良い。
本発明に係る剥離用ナイフでは、医師が柄を把持して操作することで組織の一部を切開し、且つ切開した部位を生体から剥離する際に、刃部を構成する案内面が残置された組織の表面に接触することで剥離用ナイフの操作方向を規定することができる。また、案内面を残置された組織の表面に接触させたとき、切刃部の先端のエッジを案内面の延長線よりも上方に位置させることが可能となり、該切刃部の切れ味が良くとも生体の深さ方向に切り込むことがない。このため、剥離された組織の剥離面に切刃部によるギザギザな面が形成されることがなく平滑な剥離面を形成することができる。また、心臓手術に使用する場合に於いても、生体の深さ方向に切り込むことがないため、血管を突き通す虞がないナイフを提供することができる。
また、刃部がシャンク部の軸心に対し屈折した軸心を有している構成としたことで、(特に強膜切開のとき、術者が強膜の切開方向上流側に位置した場合において)術者が自然にナイフを把持した方向と逆側に、刃部の軸心が屈折している(即ち、術部に対する柄およびシャンク部の傾きを打ち消す方向に刃部の軸心が傾いている)構成とすることが可能となる。従って、刃部がシャンク部の軸心と一致する場合のように無理な姿勢となって柄およびシャンク部の向きを切開すべき方向にあわせる必要がなく、自然な姿勢で刃部の進行方向と切開すべき方向とが一致し、手術がしやすくなる。
また、案内面を刃部の両面に形成したことで、刃部の軸心が屈折している場合であっても、刃部の両面を使用することができるため、刃部の進行方向を規定することがなく、円滑な手術を行うことが可能となる。
特に、切刃部の切れ味を向上させることが可能となり、剥離用ナイフを操作する際に余分な力を必要とすることなく、応答性を向上させることができる。このため、組織の一部を生体から剥離する手術を円滑に行うことができる。
本実施例に係る剥離用ナイフの正面図である。 刃部の拡大図である。 図2の軸心3a上の断面を拡大した図である。 組織を剥離する際の説明図である。
符号の説明
A 剥離用ナイフ
1 切刃部
2 案内面
3 刃部
3a 軸心
3b 表面
5 シャンク部
5a 軸心
7 柄
10 組織
11 剥離片
12 剥離点
13 剥離面
以下、本発明に係る剥離用ナイフの最も好ましい実施の形態について説明する。本発明の剥離用ナイフは、組織の一部を切開すると共に切開した組織を生体から剥離する際に用いられるものであり、切れ味を損なうことなく平滑な剥離面を実現し得るようにしたものである。
本発明に係る剥離用ナイフは、周縁に切刃部を形成した板状の刃部と、シャンク部と、シャンク部を一体的に保持した柄と、を有して構成される。即ち、本発明では、刃部及びシャンク部の平面形状を限定するものではなく、特に、刃部の平面形状は剥離すべき組織に対応させて最も有利な形状を設定することが好ましい
本実施例に係る剥離用ナイフの構成について図を用いて説明する。図1は本実施例に係る剥離用ナイフの正面図である。図2は刃部の拡大図である。図3は図2の軸心上の断面を拡大した図である。図4は組織を剥離する際の説明図である。
本実施例に係る剥離用ナイフAは、緑内障の治療に際し、強膜の一部を切開すると共に切開した強膜を剥離する際に広く用いられる一般にゴルフ刀と呼ばれて用いられているものと同じ平面形状を有している。
剥離用ナイフAは、周縁に、先端にエッジを有する切刃部1を形成すると共に、該切刃部1に連続した案内面2を両面に形成した刃部3と、刃部3に連続して形成されたシャンク部5と、シャンク部5を一体的に保持した柄7と、を有して構成されている。
特に、図1に示すゴルフ刀では、シャンク部5の軸心5aは柄7の軸心と同一となっている。しかし、刃部3はシャンク部5の先端であって該シャンク部5の軸心5aに対し屈折した軸心3aを有しており、該軸心3aの周縁に切刃部1及び案内面2が形成されている。従って、刃部3とシャンク部5は平面視があたかもゴルフクラブのような形状を呈している。このように、刃部3がシャンク部5の軸心5aに対し屈折した軸心3aを有していることで、(特に、術者が強膜の切開方向上流側に位置した場合)、術者が自然にナイフを把持した方向と逆側に、刃部3の軸心3aが屈折している(即ち、術部の切開方向に対する柄7およびシャンク部5の軸心5aの傾きを打ち消す方向に刃部3の軸心が傾いている)位置関係にすることが可能となり、従って、刃部3がシャンク部5の軸心5aと一致する場合のように無理な姿勢となって柄7およびシャンク部5の向きを切開すべき方向にあわせる必要がなく自然な姿勢で刃部3の進行方向と切開すべき方向とが一致し、手術がしやすくなる。刃部3の軸心3aを屈折させる角度としては、30度〜40度程度が好ましい。
また、刃部3の周縁の切刃部1の曲率半径Rとしては、剥離すべき組織の幅にもよるが、0.45〜0.7mm程度が好ましい。Rが0.45mmより小さくなると、軸心5aを中心にやや回転(右又は左)した状態で進行しやすくなったり、組織の内部側に刺さりやすくなったりするため、案内面を設けたとしてもその効果が発揮されず、剥離面が不均一となってしまう。また、Rが0.7mmより大きくなると剥離面積が小さい場合に対応できず、また、操作性も悪くなる。
刃部3とシャンク部5は金属材によって一体的に形成されており、一体化されたシャンク部5を柄7に一体的に保持させている。シャンク部5の柄7に対する一体構造は特に限定するものではなく、柄7を合成樹脂によって形成した場合インサート成形による一体化や打ち込みによる一体化、もしくは接着による一体化をはかることが可能である。また柄7が金属製である場合、該柄7の先端にチャックを設け、このチャックによってシャンク部を保持して一体化をはかることが可能である。また、柄7が樹脂製であるか金属製であるかにかかわらず、ねじ込みにより一体化を図ることが可能である。
柄7は医師が把持して操作するためのものであり、合成樹脂や金属によって構成され、確実な把持を実現し得る形状と、確実にシャンク部5を一体的に保持し得る構造を有している。即ち、柄7としては、シャンク部5の把持を確実に行え、且つ操作時の把持性が良ければ良く、材料や形状を限定するものではない。さらに、シャンク部5と柄7とを必ずしも直接接続する必要はなく、シャンク部5を保持するホルダを設けた上で、ホルダと、ホルダとの接続に対応した柄7とを接続する事でも良い。
刃部3は板状に形成されている。しかし、シャンク部5が板状であるか棒状であるかは限定するものではなく、柄7による保持構造に対応させて最も好ましい断面形状であって良い。刃部3及びシャンク部5が何れも板状に形成されている場合、金属板をプレス加工によって切り抜いて形成したブランクを素材として製造することが可能である。またシャンク部5が丸棒或いは角棒である場合、シャンク部5を構成する丸棒或いは角棒を素材として刃部3をプレス加工によって板状に成形することで製造することが可能である。
刃部3、シャンク部5を構成する材料を特に限定するものではなく、炭素工具鋼やステンレス鋼を選択的に用いることが可能である。しかし、流通過程で錆等が発生することは好ましいことではないため、錆が生じることのないオーステナイト系ステンレス鋼を用いることが好ましい。刃部3の先端部は、平面視において、丸い形状であることが好ましいが、三角形、四角形等の多角形であっても使用可能である。
また、切刃部1は生体組織を剥離するのに充分な切れ味を有することが必要である。このため、熱処理による硬化を期待し得る金属材料を用いる場合は、切刃部1を形成する前又は後、用いた材料に最適な温度で熱処理して硬化させることが必要となる。またオーステナイト系ステンレス鋼を用いる場合には、熱処理による硬化を期待し得ないので、冷間加工による加工硬化によって必要な硬度を発揮させることが必要となる。特に、オーステナイト系ステンレス鋼の線を冷間線引き加工することによってオーステナイト組織をファイバー状に伸長させた材料では、高い硬度と曲げ強さを発揮するので好ましい。
案内面2は切刃部1と刃部3の板状部分の表面3bとの間に形成され、生体組織を剥離する際に、一部が剥離されて生体側に残置された組織の表面と接触して剥離用ナイフAの操作方向(剥離用ナイフAの移動方向)を案内する機能を有するものである。本実施例では、案内面2は刃部3の両面に形成されており、且つ、案内面の、刃部3の板状部分の表面3bに対する傾斜角度を、刃部3の両面でほぼ同じ角度に設定している。このような構成としたことで、刃部3の軸心3aが屈折している場合であっても、刃部3を裏返して屈折方向を逆向きにして使用することが可能となり、刃部3の進行方向を一定範囲に規定することがないため、円滑な手術を行うことが可能となる。
このため、案内面2は、医師が剥離用ナイフAを操作する際に、安定した状態を確保し得るような寸法(切刃部1との境界から刃部3の表面3bまでの距離)と角度を持って構成されている。特に、案内面2の角度α (図3 (b)参照)は、剥離すべき組織に対して剥離用ナイフAを操作する医師の角度、即ち、剥離すべき組織に対する剥離用ナイフAの角度の2倍の角度を有している。
本実施例では、剥離すべき組織を強膜としたとき、該組織に対する剥離用ナイフの角度は本件発明者等がサンプル(ブタの眼球)に対して実際に剥離したときの経験や聞き取り調査を行った範囲では、15度〜20度の範囲に集約されていた。このため、前記角度範囲と剥離すべき組織の弾性を考慮して剥離用ナイフAの案内面2の角度αは28度〜40度の範囲内に設定している。また、案内面2の幅は、刃部3の厚みにもよるが、切刃部1より十分に大きいことが望ましい。本実施例では刃部3の厚みを0.3mmとしており、軸心3aの位置における切刃部1と案内面2の幅は、夫々0.08mm、0. 36mmである。よって本実施例においては切刃部1と案内面2の比率は1:4.5であるが、数値を限定するものではなく、刃部3の厚みに応じて(例えば1:3-7倍程度)選択することができる。
切刃部1の角度βは案内面2の角度αよりも大きい角度を有しており、且つ組織を剥離するのに充分な鋭さを有している。本実施例では、剥離すべき組織を強膜とし、この強膜を円滑に剥離することが可能な角度を前述のサンプルによって確認して角度βを40度〜50度に設定している。また、切刃部1の後端(案内面2との境界)の厚みは、刃部3の厚みが0.3mm程度の場合、50〜90μmが好ましい。下限の50μmは、角度αが28度、角度βが40度で、且つ、切刃部1と案内面2の比率が1:7の場合である。上限の90μmは、角度αが40度、角度βが50度で、且つ、切刃部1と案内面2の比率が1:3の場合である。
上記の如き角度を持った切刃部1と案内面2が連続して形成されているため、剥離すべき組織10を剥離する際には、図4に示すように、切刃部1の先端は案内面2の延長線よりも上方に位置することとなる。
従って、組織10に対し、切刃部1によって或いは他のナイフによって垂直に切開して厚さ方向に対する切開部分を形成し、この切開部分から剥離を開始して剥離片11をピンセットでつまみ上げながら、剥離用ナイフAを矢印a方向に進行させたとき、組織10の剥離点12は常に案内面2の延長線よりも上方となり、深さ方向に切り込んでゆくことがない。また、案内面2の幅が切刃部1の幅よりも十分に広く設定されているため、エッジの進行方向が安定する。
このため、組織10を剥離する過程で、切刃部1が組織10の深さ方向に切り込んだときに切刃部1が表面方向に向くように剥離用ナイフAの姿勢を変更する操作を行うことがなくなり、剥離面13に剥離用ナイフAの姿勢変更操作に伴うギザギザが生じることがなく、略平滑な剥離面13を得ることが可能となる。
尚、前述の説明は剥離用ナイフAを眼科手術に於ける強膜の剥離に用いるものとしたが、必ずしも強膜に限定されるものではなく、血管に付着した脂肪の剥離を含む他の組織を剥離する際にも好ましく用いることが可能である。また、表面にシリコンコーティングを施すかどうかは限定するものではないが、切れ味を必要とする場合等は、刃部の一部(例えば刃部において通常、剥離に用いない側等)または全部にコーティングをして切れ味を向上させることも可能である。
本発明の剥離用ナイフは、一部を剥離した組織の剥離面を平滑な面とすることが可能であり、眼科手術や他の手術に於ける組織の一部を剥離する際に利用して有利である。

Claims (3)

  1. 組織を剥離する際に用いる剥離用ナイフであって、周縁に切刃部を形成した板状の刃部と、前記刃部に連続したシャンク部と、前記シャンク部を一体的に保持した柄と、を有し、前記刃部が、
    先端に形成された切刃部と、
    前記切刃部と連続して刃部を構成する板の表面との間に形成され残置された組織の表面と接触する案内面と、によって構成されており、
    前記刃部の縦断面において、前記切刃部の角度が前記案内面の角度よりも大きいことを特徴とする剥離用ナイフ。
  2. 前記刃部は前記シャンク部の軸心に対し屈折した軸心を有していることを特徴とする、請求項1に記載した剥離用ナイフ。
  3. 前記案内面が刃部の両面に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載した剥離用ナイフ。
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