JP5185085B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5185085B2
JP5185085B2 JP2008298475A JP2008298475A JP5185085B2 JP 5185085 B2 JP5185085 B2 JP 5185085B2 JP 2008298475 A JP2008298475 A JP 2008298475A JP 2008298475 A JP2008298475 A JP 2008298475A JP 5185085 B2 JP5185085 B2 JP 5185085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
noise
noise reduction
processing
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008298475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010124412A (ja
Inventor
学 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2008298475A priority Critical patent/JP5185085B2/ja
Publication of JP2010124412A publication Critical patent/JP2010124412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5185085B2 publication Critical patent/JP5185085B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の画像データの合成を行う技術に関する。
近年、色処理が施された複数のカラー画像データを合成して、1つの画像に複数のシーンが写ったような画像を生成する多重露出機能を備えたデジタルカメラが知られている。特許文献1には、色処理が施されたカラー画像データを、色処理が施される前のカラー画像データに変換してから合成し、その後、再び色処理を施すことにより、ガンマ変換などの影響を排除した画像合成処理を実現する技術が開示されている。
特開2004−488663号公報
しかしながら、特許文献1には、ノイズ量の異なる複数のRAW画像データを合成して得られる合成画像のノイズを効果的に低減する方法についての開示はなかった。
本発明のある態様に係る画像処理装置は、撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成する画像合成部と、ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するノイズ低減強度制御部と、前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するノイズ低減部と、前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記複数のRAW画像データ各々の合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するノイズ量推定部と、を備え、前記ノイズ低減強度制御部は、前記ノイズ量推定部で推定されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御することを特徴とする。
本発明の別の態様に係る画像処理方法は、撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成するステップと、前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するステップと、前記推定されたノイズ量に基づいて、ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するステップと、前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様に係る画像処理プログラムは、撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成するステップと、前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するステップと、前記推定されたノイズ量に基づいて、ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するステップと、前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ノイズを効果的に低減した合成画像データを生成することができる。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置を適用したデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルスチルカメラは、カメラ本体1と交換式レンズ2から構成される。
交換式レンズ2は、レンズ1010と、Flashメモリ1011と、マイクロコンピュータ1012と、ドライバ1013と、絞り1014と、を有している。交換式レンズ2は、I/F999を介して、カメラ本体1と通信可能に接続されている。
カメラ本体1は、メカシャッター101と、撮像素子102と、アナログ処理部103と、アナログ/デジタル変換部104(以下、A/D変換部104)と、バス105と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、JPEG処理部110と、メモリインターフェース111(以下、メモリI/F111)と、記録媒体112と、LCDドライバ113と、LCD114と、マイクロコンピュータ115と、操作部116と、Flashメモリ117と、を有している。
レンズ1010は、被写体の光学像を撮像素子102に集光させる。レンズ1010は、単焦点レンズであってもよいし、ズームレンズであってもよい。
マイクロコンピュータ1012は、I/F999、Flashメモリ1011、および、ドライバ1013と接続されていて、Flashメモリ1011に記憶されている情報の読み込み・書き込みを行うとともに、ドライバ1013を制御する。マイクロコンピュータ1012は、さらに、I/F999を介して、マイクロコンピュータ115と通信することができ、様々な情報をマイクロコンピュータ115へ送信し、また、マイクロコンピュータ115から絞り値等の情報を受信する。
ドライバ1013は、マイクロコンピュータ1012の指示を受けて、レンズ1010を駆動させて、焦点距離やフォーカス位置の変更を行うとともに、絞り1014を駆動する。絞り1014は、レンズ1010の近傍に設けられ、被写体の光量を調節する。
メカシャッター101は、マイクロコンピュータ115の指示を受けて駆動し、撮像素子102に被写体を露光する時間を制御する。
撮像素子102は、各画素を構成するフォトダイオードの前面に、ベイヤー配列のカラーフィルタが配置された撮像素子である。ベイヤー配列は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有し、さらにその2つのラインを垂直方向にも交互に配置することで構成されている。この撮像素子102は、レンズ1010により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量としてアナログ処理部103へ出力する。なお、撮像素子102は、CMOS方式のものでもCCD方式のものでも良い。また、撮像素子は、ベイヤー配列のカラーフィルタが配置されたものではなく、例えば、FOVEON(登録商標)イメージセンサのように、1画素でR、G、B全ての情報を取り込むことが可能なものであってもよい。
アナログ処理部103は、撮像素子102から読み出された電気信号(アナログ画像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるように、ゲインアップを行う。A/D変換部104は、アナログ処理部103から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(以後、画像データという)に変換する。
バス105は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス105は、A/D変換部104と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、JPEG処理部110と、メモリI/F111と、LCDドライバ113と、マイクロコンピュータ115に接続されている。
A/D変換部104から出力される画像データは、バス105を介して一旦SDRAM106に記憶される。SDRAM106は、A/D変換部104において得られた画像データや、画像処理部107、JPEG処理部110において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部107は、オプティカルブラック減算部1071(以下、OB減算部)、ホワイトバランス補正部1072(以下、WB補正部1072)、同時化処理部1073、ガンマ・色再現処理部1074、カラーマトリクス演算部1075、エッジ強調処理部1076、および、ノイズ低減処理部1077(以下、NR処理部1077)を含み、SDRAM106から読み出した画像データに対して様々な画像処理を施す。
OB減算部1071は、画像データに対して、オプティカルブラック減算処理(以下、OB減算処理)を行う。OB減算処理は、画像データを構成する各画素の画素値から、撮像素子102の暗電流等に起因するオプティカルブラック値(以下、OB値)を減算する処理である。
WB補正部1072は、画像データに対して、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲインを乗じて、ホワイトバランスを補正する処理を行う。ホワイトバランスモードは、晴天、曇天、電球、蛍光灯などの光源に応じて、ユーザが設定可能である。
同時化処理部1073は、ベイヤー配列による画像データから、1画素あたりR、G、Bの情報からなる画像データへ同時化する処理を行う。ガンマ・色再現処理部1074は、ガンマ補正処理、および、画像の色味を変化させる色再現処理を行う。
カラーマトリクス演算部1075は、画像データに対して、カラーマトリクスを乗じる線形変換を行って、画像データの色を補正する。エッジ強調処理部1076は、画像データから、エッジを抽出し、抽出したエッジのデータに所定のゲインを乗じてから、画像データに加算することにより、画像データのエッジを強調する処理を行う。NR処理部1077は、高周波を低減するフィルタを用いた処理や、コアリング処理等により、ノイズを低減する処理を行う。
画像処理部107は、必要に応じて、内部に備えた各部1071〜1077を選択して、各処理を行う。画像処理部107によって各処理が行われた後の画像データは、SDRAM106に記憶される。
AE処理部108は、画像データから被写体輝度を算出する。被写体輝度を算出するためのデータは、専用の測光センサの出力であってもよい。AF処理部109は、画像データから高周波成分の信号を取り出し、AF(Auto Focus)積算処理により、合焦評価値を取得する。
JPEG処理部110は、画像データの記録時には、SDRAM106から画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG圧縮方式に従って圧縮して、圧縮したJPEG画像データを、SDRAM106に一旦記憶する。マイクロコンピュータ115は、SDRAM106に記憶されたJPEG画像データに対して、JPEGファイルを構成するために必要なJPEGヘッダを付加してJPEGファイルを作成し、作成したJPEGファイルを、メモリI/F111を介して記録媒体112に記録する。記録媒体112は、例えばカメラ本体1に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
LCDドライバ113は、LCD114に画像を表示させる。記録媒体112に記録されたJPEGファイルを再生する場合、JPEG処理部110は、記録媒体112に記録されているJPEGファイルを読み出して伸張処理を施した上で、伸張した画像データを一旦SDRAM106に記憶させる。LCDドライバ113は、伸張された画像データをSDRAM106から読み出し、読み出した画像データを映像信号へ変換した後でLCD114へ出力して、画像の表示を行う。画像の表示には、静止画の表示だけでなく、ライブビュー表示画等の動画の表示も含まれる。
制御部としての機能を有するマイクロコンピュータ115は、デジタルカメラ本体1の各種シーケンスを統括的に制御する。マイクロコンピュータ115には、操作部116およびFlashメモリ117が接続されている。
操作部116は、電源ボタン、レリーズボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザによって、操作部116の何れかの操作部材が操作されることにより、マイクロコンピュータ115は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオン/オフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されたときに、マイクロコンピュータ115は、当該デジタルカメラの電源をオン又はオフする。レリーズボタンは、ファーストレリーズスイッチとセカンドレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は、撮影シーケンスを実行して撮影を行う。
Flashメモリ117は、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲインやローパスフィルタ係数等のデジタルカメラの動作に必要な各種パラメータ、および、デジタルスチルカメラを特定するための製造番号などを記憶している。また、Flashメモリ117は、マイクロコンピュータ115にて実行する各種プログラムも記憶している。マイクロコンピュータ115は、Flashメモリ117に記憶されているプログラムに従い、またFlashメモリ117から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
図2は、第1の実施形態に係る画像処理装置を適用したデジタルスチルカメラで行われるメインの処理フローを示すフローチャートである。ユーザにより電源ボタンが押されて、デジタルスチルカメラの電源がオンになると、マイクロコンピュータ115は、ステップS201の処理を開始する。
ステップS201では、撮影を行うか否か、すなわち、レリーズボタンが押されたか否かを判定する。レリーズボタンが押されたと判定すると、ステップS202に進み、撮影・記録動作を行う。撮影・記録動作については、図3に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS201でレリーズボタンが押されていないと判定すると、ステップS203に進む。ステップS203では、画像データの合成処理を行うか否かを判定する。ユーザが操作部116に含まれる入力キーを操作して、LCD114に表示されている複数のメニューの中から、画像データの合成メニューを選択すると、画像データの合成処理を行うと判定して、ステップS204に進む。ステップS204では、画像データの合成処理を行う。画像データの合成処理の詳細な内容については、図4に示すフローチャートを用いて後述する。
画像データの合成処理を行わないと判定すると、ステップS205に進む。ステップS205では、画像データの現像処理を行うか否かを判定する。ユーザが操作部116に含まれる入力キーを操作して、LCD114に表示されている複数のメニューの中から、画像データの現像メニューを選択すると、現像処理を行うと判定して、ステップS206に進む。ステップS206では、画像データの現像処理を行う。画像データの現像処理の詳細な内容については、図5に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS207では、デジタルスチルカメラの電源がオフになったか、すなわち、ユーザにより電源ボタンが押されて、電源がオフになったか否かを判定する。電源がオフになっていないと判定するとステップS201に戻り、電源がオフになったと判定すると、全ての動作を終了する。
図3は、図2に示すフローチャートのステップS202で行う撮影・記録動作についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。ステップS301からステップS303までの処理は、ファーストレリーズにて行われる処理であり、ステップS304以後の処理は、セカンドレリーズにて行われる処理である。
ステップS301では、AF処理部109において、合焦評価値を算出する。マイクロコンピュータ115は、合焦評価値に基づいて、レンズ1010を駆動させる指令をドライバ1013に出す。
ステップS302では、AE処理部109において、被写体輝度を算出する。ステップS303では、被写体輝度に基づいて、Flashメモリ117に記憶された絞り値およびシャッター速決定テーブルを参照することにより、絞りとシャッター速を算出する。
ステップS304では、ユーザによってレリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされたか否かを判定する。セカンドレリーズスイッチがオンされていないと判定すると、ステップS305に進む。ステップS305では、レリーズボタンが戻されたか否かを判定する。レリーズボタンが半押しされている状態から戻されたと判定すると、撮影・記録動作を終了し、レリーズボタンが戻されていないと判定すると、ステップS304に戻る。
一方、ステップS304でセカンドレリーズスイッチがオンされたと判定すると、ステップS306に進む。ステップS306では、撮影を行う。撮影に関しては、従来から用いられている手法と同様である。ドライバ1013は、マイクロコンピュータ1012の指示に基づいて、設定された絞り値になるように絞り1014を駆動させる。そして、算出したシャッター速に基づいて、メカシャッター101を制御して撮影を行い、画像データを得る。
ステップS307では、画像の記録形式がRAW形式であるか否かを判定する。ユーザは、操作部116を操作することにより、撮影前に、画像の記録形式を選択することができる。画像の記録形式がRAW形式であると判定すると、ステップS317に進み、JPEG形式であると判定すると、ステップS308に進む。
ステップS317ではRAW形式のデータであるベイヤーデータを、メモリI/F111を介して、記録媒体112に記録する。ただし、ここでは、記録するベイヤーデータごとに、サムネイル画像データを作成して、ベイヤーデータとともに記録しておく。また、撮像時に得られたOB値、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲイン、ホワイトバランスモードに応じたカラーマトリクス、撮影時のSv値も同一のファイルとして、ベイヤーデータと同時に記録しておく。なお、Sv値は、ISO感度をAPEX値で表現した値である。
なお、ホワイトバランスモードは、ユーザが操作部116に含まれる入力キーを操作することによって、1回の撮影ごとに設定することができる。マイクロコンピュータ115は、ユーザによる操作部116の操作に基づいて、ホワイトバランスモードを設定する。また、デジタルスチルカメラがホワイトバランスを自動的に調整するオートホワイトバランス機能を備えている場合、マイクロコンピュータ115は、撮影時の光源に応じたホワイトバランスモードを自動的に設定する。
一方、ステップS308では、OB減算部1071により、撮影により得られた画像データから、撮像時に得られたOB値を減算するOB減算処理を施す。
ステップS309では、WB補正部1072により、OB減算処理が施された画像データに対して、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲインを乗じて、ホワイトバランスを補正する処理を行う。
ステップS310では、同時化処理部1073により、ホワイトバランス補正処理が施された画像データに対して、同時化処理を施す。ステップS311では、カラーマトリクス演算部1075により、同時化処理が施された画像データに対して、ホワイトバランスモードに応じたカラーマトリクスを乗じるカラーマトリクス演算を行う。
ステップS312では、ガンマ・色再現処理部1074により、カラーマトリクス演算が行われた画像データに対して、ガンマ補正処理、および、画像の色味を変化させる色再現処理を行う。
ステップS313では、エッジ強調処理部1076により、ガンマ補正処理および色再現処理が行われた画像データに対して、エッジ強調処理を行う。
ステップS314では、NR処理部1077により、エッジ強調処理が行われた画像データに対して、ノイズを低減する処理を行う。ノイズ低減処理は、コアリングパラメータに基づいたコアリング処理、または、ノイズ低減パラメータ(以下、NRパラメータ)に基づいて、高周波を低減するフィルタを用いた処理を行う。この時、撮影時のSv値に応じたノイズ低減強度にて、ノイズ低減処理を行う。
図4は、撮影時のSv値に対応するISO感度と、コアリングパラメータおよびノイズ低減パラメータ(以下、NRパラメータ)との関係の一例を示す図である。例えば、Sv値5に対応するISO感度は100、コアリングパラメータは6、NRパラメータは64である。コアリングパラメータが大きいほど、また、NRパラメータが大きいほど、ノイズ低減の度合いは大きくなる。
一般的に、ISO感度が大きくなるほど、ノイズは多くなる。従って、図4に示すように、Sv値が大きくなるほど、コアリングパラメータ、または、NRパラメータを大きくして、ノイズ低減の度合いを大きくする。Flashメモリ117には、図4に示すような、Sv値と、コアリングパラメータまたはNRパラメータとの関係を定めたテーブルデータが記録されている。NR処理部1077は、Flashメモリ117からテーブルデータを読み出し、撮影時のSv値に基づいて、読み出したテーブルデータを参照することにより、コアリングパラメータまたはNRパラメータを求めて、ノイズ低減処理を行う。この時、テーブルデータに対応するSv値が無い場合には、線形補間等で補間したパラメータを用いて、ノイズ低減処理を行う。
ステップS315では、JPEG処理部110において、ノイズ低減処理が行われた画像データに対して、JPEG圧縮を行う。ステップS316では、画像の記録モードや露出条件などの撮影情報をフィルヘッダ情報として作成し、作成したファイルヘッダ情報を、JPEG圧縮された画像データに付加して、メモリI/F111を介して、記録媒体112に記録する。
図5は、図2に示すフローチャートのステップS204で行う合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。ステップS401では、ユーザによる操作部116の操作に応じて、合成処理を行うベイヤーデータを2つ以上選択する。ここでは、まず、記録媒体112に記録した複数のサムネイル画像データをLCD114に表示する。そして、ユーザによって、合成処理を行うサムネイル画像データが2つ以上選択されると、記録媒体112に記録されている複数のベイヤーデータの中から、選択されたサムネイル画像データと対応するベイヤーデータを選択する。以下、選択したベイヤーデータがN(Nは、2以上の自然数)個あるものとして説明を続ける。
ステップS402では、選択されたN個のベイヤーデータのうち、i番目のベイヤーデータを記録媒体112から読み出す。ただし、パラメータiの初期値は1にセットされている。N個のベイヤーデータの中から読み出す順序は、ユーザによって選択された順序でもよいし、任意の順序としてもよい。
ステップS403では、OB減算部1071において、ステップS402で読み出したベイヤーデータに対して、読み出したベイヤーデータと同一のファイルに記録されているOB値を用いたOB減算処理を施す。ステップS404では、WB補正部1072により、OB減算処理が施されたベイヤーデータに対して、読み出したベイヤーデータと同一のファイルに記録されているホワイトバランスゲインを用いたホワイトバランス補正処理を施す。
ステップS405では、ホワイトバランス補正処理が施されたベイヤーデータを構成する各画素の画素値を1/N倍する。これは、N枚のベイヤーデータを合成して1枚の合成画像を生成する際に、適切な明るさを維持するために行う処理である。
なお、画素値に乗じる値は、1/Nに限定されることはない。例えば、4枚のベイヤーデータを合成する場合において、選択したベイヤーデータそれぞれが1段アンダー(露光量が適正露光量の半分)で撮影されていた場合には、係数として0.5(1/2)を用いた方がよい。
ステップS406では、パラメータiに1を加算する。ステップS407では、パラメータiが合成枚数Nより大きい値になったか否かを判定する。パラメータiがNより大きくなっていないと判定するとステップS402に戻り、ステップS402からステップS407までの処理を行う。一方、パラメータiがNより大きくなっていると判定すると、パラメータiの値を初期値1にセットして、ステップS408に進む。これにより、合成対象の全てのベイヤーデータに対して、各ベイヤーデータのホワイトバランスモードに応じたホワイトバランス補正処理が施される。
ステップS408では、N枚のベイヤーデータを合成する処理を行う。ここでは、ベイヤーデータの同一座標値における各画素の画素値を加算して、1枚の合成画像データを生成する。
ステップS409では、生成した合成画像データのSv値を算出する。ここでは、次式(1)により、合成画像データのSv値を算出する。式(1)において、Giは、N枚の画像データを用いて合成画像データを生成する際に、i(i=1〜N)番目の画像データを使用する程度を示す係数であり、Sviは、i番目の画像データのSv値である。
Figure 0005185085
式(1)では、複数のベイヤーデータごとに、ISO感度に応じたSv値に合成係数Giを乗じ、乗じて得られる全ての値を加算した合計値を平均して平均Sv値を算出し、算出した平均Sv値を、合成画像データのSv値としている。
上述した説明では、Gi=1/Nとしているため、合成画像データのSv値は、次式(2)で表される。
Figure 0005185085
ステップS410では、生成した合成画像データをメモリI/F111を介して、記録媒体112に記録する。ここで、合成画像データは画像処理前であるため、ベイヤーデータとして記録媒体112に記録する。この時、記録する合成画像データのサムネイル画像データを作成して、合成画像データとともに記録しておく。さらに、生成した合成画像データに対して現像処理を行う際に用いるOB値、ホワイトバランスゲイン、カラーマトリクス、および、Sv値を、生成した合成画像データと同一のファイルに記録しておく。記録するOB値は0、ホワイトバランスゲインは1.0、カラーマトリクスは、特定のカラーマトリクス(例えば、晴天時のカラーマトリクス)、Sv値は、ステップS409で算出した値とする。
図6は、図2に示すフローチャートのステップS206で行う現像処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。ステップS501では、ユーザによる操作部116の操作に応じて、現像処理を行うベイヤーデータを選択する。ここでは、まず、記録媒体112に記録した複数のサムネイル画像データをLCD114に表示する。そして、ユーザによって、現像処理を行うサムネイル画像データが選択されると、記録媒体112に記録されている複数のベイヤーデータの中から、選択されたサムネイル画像データと対応するベイヤーデータを選択する。
ステップS502では、ステップS501で選択されたベイヤーデータを記録媒体112から読み出す。ステップS503では、OB減算部1071により、読み出したベイヤーデータに対して、読み出したベイヤーデータと同一のファイルに記録されているOB値を用いたOB減算処理を施す。合成画像データの現像処理を行う場合、記録されているOB値は0であるため、実質的にOB減算処理を行わないのと等しい。
ステップS504では、WB補正部1072により、OB減算処理が施されたデータに対して、読み出したベイヤーデータと同一のファイルに記録されているホワイトバランスゲインを用いたホワイトバランス補正処理を施す。合成画像データの現像処理を行う場合、記録されているホワイトバランスゲインは1.0であるため、実質的にホワイトバランス補正処理を行わないのと等しい。
なお、上述したように、合成画像データの現像処理を行う場合には、OB減算処理およびホワイトバランス補正処理を実質的に行わないのと等しいため、ステップS503およびステップS504の処理を行わないようにしてもよい。
ステップS505では、同時化処理部1073により、ホワイトバランス補正処理が施されたデータに対して、同時化処理を施す。ステップS506では、カラーマトリクス演算部1075により、同時化処理が施されたデータに対して、読み出したベイヤーデータと同一のファイルに記録されているカラーマトリクスを用いたカラーマトリクス演算を行う。
ステップS507では、ガンマ・色再現処理部1074により、カラーマトリクス演算が行われたデータに対して、ガンマ補正処理、および、画像の色味を変化させる色再現処理を行う。ステップS508では、エッジ強調処理部1076により、ガンマ補正処理および色再現処理が行われたデータに対して、エッジ強調処理を行う。
ステップS509では、NR処理部1077により、エッジ強調処理が行われたデータに対して、ノイズを低減する処理を行う。ここでも、図3に示すフローチャートのステップS314の処理と同様に、コアリングパラメータに基づいたコアリング処理、または、ノイズ低減パラメータ(以下、NRパラメータ)に基づいて、高周波を低減するフィルタを用いた処理を行う。この時、合成画像データと同一のファイルに記録されているSv値に応じたノイズ低減強度にて、ノイズ低減処理を行う。
上述したように、Flashメモリ117には、図4に示すような、Sv値と、コアリングパラメータまたはNRパラメータとの関係を定めたテーブルデータが記録されている。NR処理部1077は、Flashメモリ117からテーブルデータを読み出し、合成画像データと同一のファイルに記録されているSv値に基づいて、読み出したテーブルデータを参照することにより、コアリングパラメータまたはNRパラメータを求めて、ノイズ低減処理を行う。この時、テーブルデータに対応するSv値が無い場合には、線形補間等で補間したパラメータを用いて、ノイズ低減処理を行う。
ステップS510では、JPEG処理部110において、ノイズ低減処理が行われたデータに対して、JPEG圧縮を行う。ステップS511では、画像の記録モードや露出条件などの撮影情報をフィルヘッダ情報として作成し、作成したファイルヘッダ情報を、JPEG圧縮されたデータに付加して、メモリI/F111を介して、記録媒体112に記録する。
第1の実施形態における画像処理装置によれば、撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成する。この画像処理装置において、複数のRAW画像データ各々の撮影感度と、複数のRAW画像データ各々の合成係数とに基づいて、ノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御し、制御したノイズ低減強度に基づいて、合成画像データのノイズを低減する。これにより、各RAW画像データの撮影感度および合成係数に基づいて、合成画像データのノイズを効果的に低減することができる。
特に、第1の実施形態における画像処理装置によれば、複数のRAW画像データごとに、撮影感度に合成係数を乗じ、乗じて得られる全ての値を加算した合計値を平均して、平均撮影感度を算出し、算出した平均撮影感度に基づいて、ノイズ低減強度を制御する。これにより、合成画像データの撮影感度を簡易に求めて、合成画像データのノイズを効果的に低減することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態における画像処理装置では、合成画像データのISO感度を算出(推定)し、算出(推定)したISO感度に基づいて、ノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を決定した。第2の実施形態における画像処理装置では、合成画像データのノイズ量を推定し、推定したノイズ量に基づいて、ノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を決定する。なお、第2の実施形態における画像処理装置の構成は、図1に示す第1の実施形態における画像処理装置の構成と同じである。
図7は、第2の実施形態における画像処理装置によって行われる合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS405に続くステップS701では、処理対象であるi番目のベイヤーデータのSv値に応じたノイズ量を算出する。
図8は、Sv値とノイズ量σとの関係を定めたテーブルデータの一例を示す図である。図8に示すように、Sv値が大きいほど、すなわち、ISO感度が高いほど、ノイズ量σは大きくなる。Flashメモリ117には、図8に示すようなSv値とノイズ量σとの関係を定めたテーブルデータが格納されており、マイクロコンピュータ115は、処理対象のi番目のベイヤーデータと同一のファイルに記録されているSv値に基づいて、上記テーブルデータを参照することにより、ノイズ量σを算出する。ここでは、i(i=1〜N)番目のベイヤーデータのノイズ量をσiと表記する。なお、テーブルデータに対応するSv値が無い場合には、線形補間等で補間したノイズ量を求める。
ステップS408に続くステップS702では、次式(3)より、合成画像データのノイズ量σを算出する。ただし、Giは、合成画像データを生成する際に、i番目の画像データを使用する程度を示す係数であり、ここでは、Gi=1/Nである。
Figure 0005185085
ステップS703では、ステップS702で算出したノイズ量σを、対応するSv値に変換する。ここでは、算出したノイズ量σに基づいて、ステップS701でノイズ量を算出する際に用いたテーブルデータを参照することにより、対応するSv値を逆算する。この時、算出したノイズ量σと同一のノイズ量がテーブルデータに無い場合や、算出したノイズ量σがテーブルデータの範囲外の値であった場合には、線形補間により、Sv値を算出する。算出したSv値は、第1の実施形態と同様に、ステップS410において、OB値、ホワイトバランスゲイン、カラーマトリクスとともに、合成画像データと同一のファイルに記録しておく。
合成画像データの現像処理については、図6に示すフローチャートの処理と同じである。
第2の実施形態における画像処理装置によれば、複数のRAW画像データ各々の撮影感度および合成係数に基づいて、合成画像データのノイズ量を推定し、推定したノイズ量に基づいて、ノイズ低減強度を制御する。これにより、合成画像データのノイズ低減強度を精度良く求めることができるので、合成画像データのノイズをより効果的に低減することができる。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態における画像処理装置では、画像データの合成処理時に、合成画像データのSv値を算出する処理を行った。第3の実施形態における画像処理装置では、合成処理時には、Sv値を算出せずに、合成画像データの現像処理時に、Sv値を算出する。
図9は、第3の実施形態における画像処理装置によって行われる合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明は省略する。図9に示すフローチャートの処理において、図5に示すフローチャートの処理と異なるのは、ステップS409で行うSv値の算出処理が省略されていることである。
また、合成画像データのSv値の算出処理を行わないので、ステップS410において、合成画像データと同一のファイルに記録するSv値は、例えば、負の値のように、無効な値を記録する。また、合成画像データを生成する際に使用した全てのベイヤーデータそれぞれのSv値と、ステップS405で乗じた係数Giも記録しておく。
図10は、第3の実施形態における画像処理装置によって行われる現像処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS502に続くステップS1001では、合成画像データと同一のファイルに記録されているSv値が有効な値であるか否かを判定する。Sv値が有効な値であると判定すると、ステップS503に進み、負の値のように、無効な値であると判定すると、ステップS1002に進む。すなわち、合成画像データを生成する処理を行った場合には、ステップS1002に進むことになる。
ステップS1002では、各ベイヤーデータとともに記録されている、合成時に用いたベイヤーデータそれぞれのSv値および係数Giを用いて、合成画像データのSv値を算出する。このため、まず、各ベイヤーデータとともに記録されているSv値を用いて、Sv値に応じたノイズ量σを算出する。この処理は、図7に示すフローチャートのステップS701の処理と同じである。
続いて、各ベイヤーデータごとに算出したノイズ量σiと係数Giとを用いて、上式(3)より、合成画像データのノイズ量σを算出する。この処理は、図7に示すフローチャートのステップS702の処理と同じである。
ステップS1003では、ステップS1002で算出したノイズ量σを、対応するSv値に変換する。この処理は、図7に示すフローチャートのステップS703の処理と同じである。
ステップS503以後の処理は、図6に示すフローチャートと同じである。
第3の実施形態における画像処理装置によれば、合成画像データを生成する際に、合成画像データのSv値を算出しないので、画像の合成処理を迅速に行うことができる。
なお、上述した各実施形態の説明では、画像表示装置をデジタルスチルカメラに適用した例を挙げて説明したが、デジタルスチルカメラ以外の電子機器に適用することもできるし、各実施形態で説明した処理を実現するためのプログラムをコンピュータが実行する構成とすることもできる。例えば、CPU、RAM等の主記憶装置、各実施形態で説明した処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えたコンピュータにおいて、CPUが上記記憶媒体に記憶されているプログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の画像表示装置と同様の処理を実現させる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、上述したプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがプログラムを実行するようにしても良い。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、第3の実施形態における画像処理装置において、合成画像データのSv値を算出する方法を、第2の実施形態で説明した方法を用いたが、第1の実施形態で説明した方法を用いてもよい。
第2の実施形態における画像処理装置では、合成画像データのノイズ量を推定し、推定したノイズ量を対応する撮影感度に変換して、変換した撮影感度に基づいて、ノイズ低減強度を制御するためのコアリングパラメータまたはNRパラメータを求めた。しかし、推定したノイズ量から直接、コアリングパラメータまたはNRパラメータを求めるようにしてもよい。この場合、ノイズ量σとコアリングパラメータまたはNRパラメータとの関係を定めたテーブルデータを予め用意しておき、推定したノイズ量に基づいて、テーブルデータを参照することにより、コアリングパラメータまたはNRパラメータを求める。なお、図4に、Sv値とコアリングパラメータまたはNRパラメータとの関係を定めたテーブルデータの一例を示し、図8に、Sv値とノイズ量σとの関係を定めたテーブルデータの一例を示していることから、ノイズ量σとコアリングパラメータまたはNRパラメータとの関係は容易に理解できる。
上述した実施形態では、RAW画像データの一例としてベイヤーデータを挙げて説明したが、未現像のデータであれば、ベイヤーデータに限定されることはない。
第1の実施形態に係る画像処理装置を適用したデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置を適用したデジタルスチルカメラで行われるメインの処理フローを示すフローチャートである。 撮影・記録動作についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。 撮影時のSv値に対応するISO感度と、コアリングパラメータおよびノイズ低減パラメータとの関係の一例を示す図である。 合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。 現像処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像処理装置によって行われる合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。 Sv値とノイズ量σとの関係を定めたテーブルデータの一例を示す図である。 第3の実施形態における画像処理装置によって行われる合成処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態における画像処理装置によって行われる現像処理についての詳しい処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1…カメラ本体、2…交換式レンズ、101…メカシャッター、102…撮像素子、103…アナログ処理部、104…アナログ/デジタル変換部、105…バス、106…SDRAM、107…画像処理部、108…AE処理部、109…AF処理部、110…JPEG処理部、111…メモリインターフェース、112…記録媒体、113…LCDドライバ、114…LCD、115…マイクロコンピュータ、116…操作部、117…Flashメモリ、999…I/F、1010…レンズ、1011…Flashメモリ、1012…マイクロコンピュータ、1013…ドライバ、1014…絞り、1071…OB減算部、1072…ホワイトバランス補正部、1073…同時化処理部、1074…ガンマ・色再現処理部、1075…カラーマトリクス演算部、1076…エッジ強調処理部、1077…ノイズ低減処理部

Claims (12)

  1. 撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成する画像合成部と、
    ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するノイズ低減強度制御部と、
    前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するノイズ低減部と、
    前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記複数のRAW画像データ各々の合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するノイズ量推定部と、
    を備え、
    前記ノイズ低減強度制御部は、前記ノイズ量推定部で推定されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ノイズ低減強度制御部は、前記ノイズ量推定部で推定されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズ低減部は、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ノイズ量推定部で推定されたノイズ量を、対応する撮影感度に変換する変換部をさらに備え、
    前記ノイズ低減強度制御部は、前記変換部で変換された撮影感度に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズ低減部は、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ノイズ量推定部で推定されたノイズ量を含む付帯情報とともに、前記合成画像データを記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記変換部で変換された撮影感度を含む付帯情報とともに、前記合成画像データを記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記複数のRAW画像データ各々の前記撮影感度および前記合成係数を含む付帯情報とともに、前記合成画像データを記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成するステップと、
    前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するステップと、
    前記推定されたノイズ量に基づいて、ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するステップと、
    前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記ノイズ低減強度を制御するステップでは、前記推定されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズを低減するステップでは、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記推定されたノイズ量を、対応する撮影感度に変換するステップをさらに備え、
    前記ノイズ低減強度を制御するステップでは、前記変換された撮影感度に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズを低減するステップでは、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  10. 撮像により得られた複数のRAW画像データを合成する際に、各RAW画像データごとに設定された元のRAW画像データを使用する程度を示す係数である合成係数を、各RAW画像データに対してそれぞれ乗じた後のRAW画像データを加算することで、合成画像データを生成するステップと、
    前記複数のRAW画像データ各々の撮影感度および前記合成係数に基づいて、前記合成画像データのノイズ量を推定するステップと、
    前記推定されたノイズ量に基づいて、ノイズ低減処理におけるノイズ低減の度合いを示すノイズ低減強度を制御するステップと、
    前記ノイズ低減強度に基づいて、前記合成画像データのノイズを低減するステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  11. 前記ノイズ低減強度を制御するステップでは、前記推定されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズを低減するステップでは、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項10に記載の画像処理プログラム。
  12. 前記推定されたノイズ量を、対応する撮影感度に変換するステップをさらに備え、
    前記ノイズ低減強度を制御するステップでは、前記変換された撮影感度に基づいて、前記ノイズ低減強度を制御するためのノイズ制御パラメータを算出し、
    前記ノイズを低減するステップでは、前記ノイズ制御パラメータに基づいて、前記合成画像データのノイズを低減することを特徴とする請求項10に記載の画像処理プログラム。
JP2008298475A 2008-11-21 2008-11-21 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム Active JP5185085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298475A JP5185085B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298475A JP5185085B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010124412A JP2010124412A (ja) 2010-06-03
JP5185085B2 true JP5185085B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=42325315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008298475A Active JP5185085B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5185085B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5279636B2 (ja) * 2009-06-30 2013-09-04 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5622513B2 (ja) * 2010-10-08 2014-11-12 オリンパスイメージング株式会社 画像処理装置、画像処理方法、および撮像装置
JP2014045244A (ja) 2012-08-24 2014-03-13 Sony Corp Rawデータ処理装置、rawデータ処理方法及び撮像装置
JP6087720B2 (ja) * 2013-05-07 2017-03-01 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2017139691A (ja) 2016-02-05 2017-08-10 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2023176537A (ja) 2022-05-31 2023-12-13 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4066737B2 (ja) * 2002-07-29 2008-03-26 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム
JP2008160290A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fujifilm Corp 撮像装置および撮像方法
JP2008205530A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Seiko Epson Corp 撮像装置、撮像システム及び撮像方法
JP2008205737A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Olympus Corp 撮像システム、画像処理プログラム、画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010124412A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325885B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP5642344B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
US8872936B2 (en) Image processing device, white balance correction method, and imaging device
US9398230B2 (en) Imaging device and imaging method
JP2009147730A (ja) 動画生成装置、動画撮影装置、動画生成方法及びプログラム
JP2015231058A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
JP5132495B2 (ja) 撮像装置、および、画像処理方法
JP5185085B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP6137800B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP6706167B2 (ja) 撮像装置、画像合成方法、およびプログラム
JP2010283504A (ja) 撮像装置、撮像方法、および、撮像プログラム
JP6280780B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
JP5530304B2 (ja) 撮像装置および撮影画像表示方法
JP2009218689A (ja) 測光装置、及び撮像装置
JP2010245810A (ja) 撮像装置
JP5191941B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP2011160183A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4918513B2 (ja) マルチ画像ファイル編集方法及びプログラム
JP2010119051A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5185027B2 (ja) 画像表示装置、撮像装置、画像表示方法、および、撮像方法
JP2010098428A (ja) 撮像装置、撮像方法、および、撮像プログラム
JP5094686B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP2009219028A (ja) 画像記録方法及び撮像装置
JP2010245686A (ja) 撮像装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP5653665B2 (ja) 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5185085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250