JP2009219028A - 画像記録方法及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の画像データの入れ替えや移動を容易且つ高速に行えるように複数の画像データを1つのファイル内に記録できる画像記録方法及びこのような撮像装置を提供すること。
【解決手段】マルチ画像ファイルに副画像データを記録する際に、所定のデータサイズの情報を取得し、この取得した所定のデータサイズとマルチ画像ファイルの最後尾に記録されている副画像データのデータサイズとを比較し、最後尾に記録されている副画像データのデータサイズが所定のデータサイズ未満である場合には、所定のデータサイズと最後尾の副画像データのデータサイズとの差分のデータサイズを有する空白領域を最後尾の副画像データの後方に追加してから、新たな副画像データを記録する。
【選択図】図4
【解決手段】マルチ画像ファイルに副画像データを記録する際に、所定のデータサイズの情報を取得し、この取得した所定のデータサイズとマルチ画像ファイルの最後尾に記録されている副画像データのデータサイズとを比較し、最後尾に記録されている副画像データのデータサイズが所定のデータサイズ未満である場合には、所定のデータサイズと最後尾の副画像データのデータサイズとの差分のデータサイズを有する空白領域を最後尾の副画像データの後方に追加してから、新たな副画像データを記録する。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の画像データを1つのマルチ画像ファイルとして記録するための画像記録方法及びこのような画像記録を行うための撮像装置に関する。
デジタルカメラで得られる画像データを記録する主な手法として、撮影画像データをJPEG方式で圧縮し、圧縮した撮影画像データにExif形式に則したヘッダ情報を付加したJPEG画像ファイルとして記録する手法がとられている。このようなJPEG画像ファイルにおいては、一般に、同一の幅と高さの画像データであっても、最終的に得られるJPEGファイルのファイルサイズが異なる場合がある。
また、特許文献1では、1つの画像ファイル内に複数の画像データを記録する手法が提案されている。この手法では複数の画像データを1つの画像ファイルとして扱えるため、ファイルが散在せず、ファイルの管理において利便性が向上することが考えられる。
特開2005−252754号公報
特許文献1のような手法で複数のJPEG画像データを記録した場合、ファイル内での画像データの入れ替え処理の際等において、各JPEG画像データのデータサイズが一致しないことが原因となり、入れ替えるべきJPEG画像データ以外のJPEG画像データを移動させる必要が生じうる。
また、複数のJPEG画像データを記録したファイルにおける、幾つかのJPEG画像データを削除した場合、画像データの記録効率を考慮すると、削除した画像データが記録されていた領域よりも後方の画像データを前方へ移動させることで、削除した画像データが記録されていたデータ領域を詰め、ファイルサイズを削減する処理をすることが望ましい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、複数の画像データの入れ替えや移動を容易且つ高速に行えるように複数の画像データを1つのファイル内に記録できる画像記録方法及びこのような撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像記録方法は、1つの主画像データと、複数の副画像データとを1つのファイルに含むマルチ画像ファイルに副画像データを記録する画像記録方法であって、第1の副画像データを記録し、前記第1の副画像データのデータサイズが所定のデータサイズより大きいか否かを判定し、前記第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより小さいときに、前記第1の副画像データの後方に隣接する位置に、前記所定のデータサイズと前記第1の副画像データのデータサイズとの差分のサイズを有する空き領域を設けた後、前記空き領域の後方に隣接する位置に第2の副画像データを記録することを特徴とする。
本発明によると、複数の画像データが記録されたファイルにおいて、予め適切なサイズの空き領域とともに画像データを記録することが可能になる。したがって、画像データの入れ替えや移動の処理において、領域を変更することによる他の画像データの移動等の処理を行う必要が少なくなる。そのため、画像データの入れ替えや移動の処理を高速に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、本発明の範囲は、以下に説明する実施形態に記載されている構成要素、種類、組み合わせ、形状、相対配置等のみに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロック図である。図1に示すデジタルスチルカメラは、レンズ101と、撮像素子102と、アナログ処理部103と、アナログ/デジタル(A/D)変換部104と、バス105と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、JPEG処理部110と、メモリインターフェース(I/F)111と、記録媒体112と、LCDドライバ113と、LCD114と、マイクロコンピュータ115と、操作部116と、Flashメモリ117とを有している。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロック図である。図1に示すデジタルスチルカメラは、レンズ101と、撮像素子102と、アナログ処理部103と、アナログ/デジタル(A/D)変換部104と、バス105と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、JPEG処理部110と、メモリインターフェース(I/F)111と、記録媒体112と、LCDドライバ113と、LCD114と、マイクロコンピュータ115と、操作部116と、Flashメモリ117とを有している。
レンズ101は、被写体の光学像を撮像素子102に集光させる。また、レンズ101の近傍には図示しない絞り機構及びメカシャッター機構が設けられている。マイクロコンピュータ115からの指示に応じて図示しない絞り機構を駆動させることで、被写体の光量を調節することが可能である。また、撮影時には、マイクロコンピュータ115からの指示に応じて図示しないメカシャッター機構を駆動させることで撮像素子102の露光時間を制御することが可能である。
撮像素子102は、ベイヤー配列のカラーフィルタが画素を構成するフォトダイオードの前面に配置された撮像素子である。ベイヤー配列は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有し、さらにその2つのラインを垂直方向にも交互に配置することで構成されている。この撮像素子102は、レンズ101により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量としてアナログ処理部103へ出力する。なお、撮像素子102はCMOS方式でもCCD方式でも良い。
アナログ処理部103は、撮像素子102から読み出された電気信号(アナログ画像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるようゲインアップを行う。A/D変換部104は、アナログ処理部103から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号(以降、画像データという)に変換する。
バス105は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス105は、A/D変換部104と、SDRAM106と、画像処理部107と、AE処理部108と、AF処理部109と、JPEG処理部110と、メモリI/F111と、LCDドライバ113と、マイクロコンピュータ115とに接続されている。
A/D変換部104で得られた画像データは、バス105を介して一旦SDRAM106に記憶される。SDRAM106は、A/D変換部104において得られた画像データや、画像処理部107、JPEG処理部110において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部107は、ホワイトバランス補正部、色変換処理部、色再現処理部、ノイズ低減処理部等を含む。この画像処理部107は、SDRAM106から読み出した画像データに対し、ホワイトバランス補正処理、色変換処理及び色再現処理、ノイズ低減処理等の画像処理を施す。ここで、画像処理部107で画像処理が行われた後の画像データは、ベイヤー配列による画像データから、1画素あたりRGBの情報からなる画像データへ同時化され、同時化された画像データはSDRAM106に記憶される。
AE処理部108は、画像データを用いて被写体輝度を算出する。被写体輝度を算出するためのデータは、専用の測光センサの出力であってもよい。AF処理部109は、画像データから高周波成分の信号を取り出しAF(Auto Focus)積算処理により合焦評価値を取得する。
JPEG処理部110は、画像データの記録時には、SDRAM106からRGBの画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG圧縮方式に従って圧縮する。さらに、JPEG処理部110は、圧縮されて得られたJPEG画像データを管理するためのJPEGヘッダを作成する。ここで、JPEG圧縮処理においては、上限符号量及び目標符号量を設定することができる。上限符号量は、JPEG画像データのデータサイズの上限量である。また、目標符号量は、JPEG画像データのデータサイズの目標量である。上限符号量や目標符号量が設定されている場合に、JPEG処理部110は、必要に応じて圧縮率を変更しながら繰り返し圧縮を行い、JPEG画像データのデータサイズが上限符号量以下で可能な限り目標符号量付近となるようにする。
JPEG処理部110において作成されたJPEGヘッダとJPEG画像データとは、SDRAM106に一旦記憶される。マイクロコンピュータ115は、SDRAM106に記憶されたJPEGヘッダとJPEG画像データとを読み出し、読み出したJPEGヘッダに、記録するファイル形式に従った情報を付加して画像ファイルを作成し、作成した画像ファイルをメモリI/F111を介して記録媒体112に記録する。ここで、詳細は後述するが、本実施形態においては、1つの画像ファイル内に複数のJPEGヘッダとJPEG画像データとを有するデータを記録することも可能になされている。以降、このような複数のJPEGヘッダ及びJPEG画像データを構成要素として有する画像ファイルをマルチ画像ファイルという。また、記録媒体112は、例えばカメラ本体に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
LCDドライバ113は、LCD114に画像を表示させる。記録媒体112に記録された画像ファイルを再生する場合には、JPEG処理部110は、記録媒体112に記録されている画像ファイル内のJPEG画像データを読み出して伸張処理を施した上で、伸張した画像データを一旦SDRAM106に記憶させる。LCDドライバ113は、その画像データをSDRAM106から読み出し、読み出した画像データを映像信号へ変換した後でLCD114へ出力し、画像の表示を行う。
マイクロコンピュータ115は、デジタルカメラ本体の各種シーケンスを統括的に制御する。このマイクロコンピュータ115には、操作部116、Flashメモリ117が接続されている。
操作部116は、電源ボタン、レリーズボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザにより操作部116の何れかの操作部材が操作されることにより、マイクロコンピュータ115は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオンオフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されたときに、マイクロコンピュータ115は、当該デジタルカメラの電源をオン又はオフする。レリーズボタンは、1stレリーズスイッチと2ndレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて1stレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて2ndレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ115は撮影シーケンスを実行して撮影を行う。
Flashメモリ117は、記録する画像の画質に応じた上限符号量及び目標符号量や、ホワイトバランス補正値、ローパスフィルタ係数等のデジタルカメラの動作に必要な各種パラメータを記憶している。また、Flashメモリ117は、マイクロコンピュータ115にて実行する各種プログラムも記憶している。マイクロコンピュータ115は、Flashメモリ117に記憶されているプログラムに従い、またFlashメモリ117から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
図2は、第1の実施形態に係るデジタルカメラにおける画像ファイル記録時の処理を示すフローチャートである。ここで、図2においては、特にマルチ画像ファイルの記録時の処理を示している。
画像ファイルの記録に先立って、マイクロコンピュータ115は、撮影を行う(ステップS201)。ステップS201の撮影の処理は従来の処理と基本的には変わらないため、ここでは簡単に説明する。ステップS201において、ユーザによって操作部116のレリーズボタンが半押しされると、マイクロコンピュータ115は、AF処理及びAE処理を実行する。AF処理において、マイクロコンピュータ115は、撮像素子102より取り込まれた画像データに基づいてAF処理部109で算出される合焦評価値から、撮像素子102に集光される被写体の像が最も鮮明になるようにレンズ101のフォーカスを調整する。また、AE処理において、マイクロコンピュータ115は、撮像素子102より取り込まれた画像データに基づいてAE処理部108で算出される被写体輝度と、予めFlashメモリ117に記憶された絞り値・シャッター速決定テーブルとに基づき、絞り値とシャッター速を算出する。AF処理及びAE処理の後、ユーザによってレリーズボタンが全押しされると、マイクロコンピュータ115は、算出した絞り値とシャッター速を用いて図示しない絞り機構とメカシャッター機構を制御しつつ、撮影を行う。
撮影の後、マイクロコンピュータ115は、記録する画像の画質に対応する上限符号量と目標符号量とをFlashメモリ114から取得する(ステップS202)。ここで、記録する画像の画質は、ユーザが撮影前に操作部116を操作することで、例えば高画質と標準画質のうちの何れかを設定することが可能である。
上限符号量と目標符号量の取得後、マイクロコンピュータ115は、撮像素子102より取り込まれた画像データを画像処理部107及びJPEG処理部110で処理し、JPEG画像データとExif規格に準拠したJPEGヘッダを作成することで、記録用の画像データを作成し、作成した記録用の画像データをSDRAM106に記憶させる(ステップS203)。ここで、ステップS203で作成される記録用の画像データは、ホワイトバランスブラケット機能によって作成される画像データや連写機能により作成される画像データ等の複数の画像データである。ホワイトバランスブラケット機能は、1回の撮影により得られた画像データに対して異なる複数のホワイトバランス補正値に基づいてホワイトバランス補正処理を行うことで、ホワイトバランスの異なる複数の画像データを得る機能である。また、連写機能は、1回の撮影操作に対して複数回の撮影を行って複数の画像データを得る機能である。
記録用の画像データの作成後、マイクロコンピュータ115は、ステップS202で作成された複数の記録用の画像データの中の任意の1つを主画像データ、それ以外を副画像データとしてマルチ画像ファイルを作成する(ステップS204)。
図3は、マルチ画像ファイルのファイルフォーマットの例を示す図である。図3に示すファイルフォーマットでは、マルチ画像ファイルに記録される主画像データと副画像データは何れも、SOI(Start Of Image)から始まり、EOI(End Of Image)で終端する。そして、SOIとEOIとの間には、画像データに関する情報がExif規格に準拠した形で記録されたJPEGヘッダと、JPEG画像データとが順次記録される。即ち、マルチ画像ファイルは、JPEG画像ファイルの集合と考えることもできる。
また、図3に示すフォーマットでは、マルチ画像ファイルの最初に主画像データを記録し、主画像データの後に副画像データを記録する。ここでは、例えば最初に生成された記録用の画像データを主画像データとする。主画像データのJPEGヘッダには、同じファイル内に記録されている各副画像データに対するオフセット情報をさらに記録する。副画像位置情報としてのオフセット情報は、例えば、主画像データ中のある基準位置(例えば先頭位置)から各副画像データのSOIまでの距離(例えばバイト数)を示す情報である。このオフセット情報の記録されている数が、マルチ画像ファイルに記録されている副画像データの数となる。このようなオフセット情報を主画像データのJPEGヘッダに記録しておくことで、任意の副画像データへアクセスすることが可能となる。また、主画像データ中のJPEGヘッダには、「所定のデータサイズ」の情報もさらに記録する。ここで、「所定のデータサイズ」は、主画像データ及び副画像データにおける固定のデータのデータサイズ(JPEGヘッダ+SOI+EOI)に、ステップS202で取得した目標符号量を加算したデータサイズである。なお、所定のデータサイズは、固定のデータサイズであればここで示した例に限らず種々のサイズを適用することができる。
ここで、記録する副画像データのデータサイズが所定のデータサイズ未満であり、且つその記録する副画像データの後方にさらに別の副画像データを記録する場合、先に記録する副画像データに続いて空白領域を設ける。この空白領域のデータサイズは、記録する副画像データのデータサイズをI、所定のデータサイズをThとすると、
Th−I
となる。副画像データのデータサイズが所定のデータサイズ以上の場合には空白領域を設けない。このような記録を行うことにより、マルチ画像ファイルに記録される副画像データのデータサイズは、必ず所定のデータサイズ以上となる。
Th−I
となる。副画像データのデータサイズが所定のデータサイズ以上の場合には空白領域を設けない。このような記録を行うことにより、マルチ画像ファイルに記録される副画像データのデータサイズは、必ず所定のデータサイズ以上となる。
なお、マルチ画像ファイルの最後尾に記録する副画像データについては、データサイズが所定のデータサイズ未満であっても空白領域は設けない。
図3に示すようなマルチ画像ファイルの作成後、マイクロコンピュータ115は、作成したマルチ画像ファイルを、メモリI/F111を介して記録媒体112に記録する(ステップS205)。
図4は、図3の処理に従って作成されたマルチ画像ファイルにおいて、別の記録用の画像データを副画像データとして追加する際の処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、Flashメモリ117に記憶されている所定のプログラムに従って行われる。
ユーザによって、任意の画像が追加対象として選択された場合に、マイクロコンピュータ115は、マルチ画像ファイルの主画像データのJPEGヘッダに記録されている所定のデータサイズの情報を取得する(ステップS401)。その後、マイクロコンピュータ115は、必要に応じて、マルチ画像ファイルの末尾の副画像データ(第1の副画像データ)の後方に空白領域を追加する(ステップS402)。この処理において、マイクロコンピュータ115は、マルチ画像ファイル内の最後尾に記録されている副画像データのデータサイズを取得する。そして、マイクロコンピュータ115は、最後尾の副画像データのデータサイズIと所定のデータサイズThとを比較する。この比較の結果、Th−I>0である場合に、最後尾に記録されている副画像データの後方にデータサイズがTh−Iである空白領域を追加する。空白領域を設けることによって、最後尾に記録されている副画像データと空白領域との合計のデータサイズが所定のデータサイズとなる。
必要に応じて空白領域を追加した後、マイクロコンピュータ115は、新たな副画像データ(第2の副画像データ)をマルチ画像ファイルの最後尾に追加記録する(ステップS403)。そして、マイクロコンピュータ115は、新たに追加した副画像データに対するオフセット情報を主画像データのJPEGヘッダに追加記録する(ステップS404)。その後に、マイクロコンピュータ115は、図4の処理を終了させる。
図5は、図4の処理に従った副画像データの追加処理の具体例を示す図である。ここで、図5は、主画像データとn個の副画像データ(副画像データ1〜副画像データn)が記録されたマルチ画像ファイルにおいて、新たに副画像データn+1を追加する場合について例示している。
副画像データn+1を追加するに先立って、マイクロコンピュータ115は、まず主画像データのJPEGヘッダに記録されている所定のデータサイズの情報を取得する。続いて、マイクロコンピュータ115は、現在のマルチ画像ファイルの最後尾に記録されている副画像データnのデータサイズと所定のデータサイズとを比較する。図5に示すように、副画像データnのデータサイズIが所定のデータサイズTh未満である場合に、マイクロコンピュータ115は、所定のデータサイズThと副画像データnのデータサイズIとの差分のデータサイズを有する空白領域を副画像データnの後方に設ける。その後、マイクロコンピュータ115は、空白領域のさらに後方に副画像データn+1を追加記録する。また、副画像データnのデータサイズIが所定のデータサイズTh以上である場合(例えば、副画像データ2のような場合)には、マイクロコンピュータ115は、空白領域を設けずに副画像データnの後方に副画像データn+1を追加記録する。この副画像データn+1については新たに別の副画像データの追加が行われるまでは空白領域を設けない。
以上説明したように、第1の実施形態では、マルチ画像ファイルにおいて新たな副画像データを記録する際に、所定のデータサイズ未満の副画像データの後に別の空白領域を設けるようにしている。これにより、所定のデータサイズ以下のデータサイズを有する副画像データの移動や入れ替えを行う際のデータの移動量を低減できる可能性が向上する。例えば、図3において、副画像データ1と副画像データnの入れ替えを行う場合には、副画像データ1が記録されていた記録領域に副画像データnをコピーし、副画像データnが記録されていた記録領域に副画像データ1をコピーする。この他の副画像データを移動する必要はない。このような場合には、副画像データの入れ替えや移動の処理を高速に行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態においては、第1の実施形態同様に、デジタルカメラが図1に示すブロックから構成されている。そして、撮影時には図6に示す処理が行われる。ここで、図2と同じステップの処理については同一の処理のため、説明を省略する。即ち、ステップS201の撮影からステップS203の記録用の画像データの作成までの処理は図2と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態においては、第1の実施形態同様に、デジタルカメラが図1に示すブロックから構成されている。そして、撮影時には図6に示す処理が行われる。ここで、図2と同じステップの処理については同一の処理のため、説明を省略する。即ち、ステップS201の撮影からステップS203の記録用の画像データの作成までの処理は図2と同様である。
記録用の画像データの作成後、マイクロコンピュータ115は、マイクロコンピュータ115は、ステップS202で作成された複数の記録用の画像データの中の任意の1つ(例えば最初に得られた記録用の画像データ)を主画像データ、それ以外を副画像データとして図7に示すようなマルチ画像ファイルを作成する(ステップS504)。
図7に示すフォーマットにおいても、マルチ画像ファイルに記録される主画像データと副画像データは何れも、SOI(Start Of Image)から始まり、EOI(End Of Image)で終端する。そして、SOIとEOIとの間には、画像データに関する情報がExif規格に準拠した形で記録されたJPEGヘッダと、JPEG画像データとが順次記録される。
ここで、第1の実施形態と同様に、副画像データの後方には空白領域が設けられる。第2の実施形態における空白領域のデータサイズは、副画像データのデータサイズをI、所定のデータサイズをThとしたときに、K×Th>Iを満たす最小の正の整数Kを用いて、
S=K×Th−I
から算出される。ただし、Sの値が0であった場合や、マルチ画像ファイルの最後尾に記録された副画像データの後には空白領域は設けない。
S=K×Th−I
から算出される。ただし、Sの値が0であった場合や、マルチ画像ファイルの最後尾に記録された副画像データの後には空白領域は設けない。
このようにして副画像データを記録することにより、副画像データは、必ず所定のデータサイズの整数倍の位置から記録されることになる。図7に示すようなマルチ画像ファイルの作成後、マイクロコンピュータ115は、作成したマルチ画像ファイルを、メモリI/F111を介して記録媒体112に記録する。この処理は図2のステップS205と同様である。
図8は、図6の処理に従って作成されたマルチ画像ファイルにおいて、別の記録用の画像データを副画像データとして追加する際の処理の手順を示すフローチャートである。ここで、図4と同じステップの処理については同一の処理のため、説明を省略する。即ち、図8のステップS702の空白領域の追加処理のみが図4と異なる。
ステップS401において、所定のデータサイズの情報を取得した後、マイクロコンピュータ115は、必要に応じて、マルチ画像ファイルの末尾の副画像データ(第1の副画像データ)の後方に空白領域を追加する(ステップS702)。この処理において、マイクロコンピュータ115は、マルチ画像ファイル内の最後尾に記録されている副画像データのデータサイズを取得する。そして、マイクロコンピュータ115は、最後尾の副画像データのデータサイズIと所定のデータサイズThとを比較する。この比較の結果、K×Th>Iを満たす最小の正の整数Kを用いて、
S=K×Th−I
によりSの値を求める。その後、マイクロコンピュータ115は、Sの値と等しいデータサイズを有する空白領域を、最後尾に記録されている副画像データの後方に追加する。ただし、S=0の場合には、空白領域は設けない。このような空白領域を設けることによって、所定のデータサイズの整数倍の位置に次の副画像データが記録されることになる。
S=K×Th−I
によりSの値を求める。その後、マイクロコンピュータ115は、Sの値と等しいデータサイズを有する空白領域を、最後尾に記録されている副画像データの後方に追加する。ただし、S=0の場合には、空白領域は設けない。このような空白領域を設けることによって、所定のデータサイズの整数倍の位置に次の副画像データが記録されることになる。
図9は、図8の処理に従った副画像データの追加処理の具体例を示す図である。ここで、図9は、主画像データとn個の副画像データ(副画像データ1〜副画像データn)が記録されたマルチ画像ファイルにおいて、新たに副画像データn+1を追加する場合について例示している。
副画像データn+1を追加するに先立って、マイクロコンピュータ115は、まず主画像データのJPEGヘッダに記録されている所定のデータサイズの情報を取得する。続いて、マイクロコンピュータ115は、現在のマルチ画像ファイルの最後尾に記録されている副画像データnのデータサイズと所定のデータサイズとを比較する。図9の例では、K×Th>Iを満たす最小の正の整数Kは2であることが分かる。したがって、マイクロコンピュータ115は、2×Th−Iのデータサイズを有する空白領域を副画像データnの後方に設ける。その後、マイクロコンピュータ115は、空白領域のさらに後方に副画像データn+1を追加記録する。
以上説明した第2の実施形態の処理により、マルチ画像ファイルに記録される副画像データは、必ず所定のデータサイズの整数倍の位置から記録される。これにより、所定のデータサイズ以下のデータサイズを有する副画像データの移動や入れ替えを行う際のデータの移動量を低減できる可能性が第1の実施形態よりも向上する。また、第2の実施形態では、所定のデータサイズを単位として副画像データの記録を行っているので、図7の副画像データ2のように、所定のデータサイズよりも大きなデータサイズの入れ替え等も容易に行うことが可能である。即ち、副画像データ2の入れ替えの際には、所定のデータサイズの2つ分のデータの移動のみで済む。
さらに、第2の実施形態では、所定のデータサイズを単位として副画像データの記録を行っているので、例えば副画像データの並列記録を行うことも可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、前記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
101…レンズ、102…撮像素子、103…アナログ処理部、104…アナログ/デジタル(A/D)変換部、105…バス、106…SDRAM、107…画像処理部、108…AE処理部、109…AF処理部、110…JPEG処理部、111…メモリインターフェース(I/F)、112…記録媒体、113…LCDドライバ、114…LCD、115…マイクロコンピュータ、116…操作部、117…Flashメモリ
Claims (9)
- 1つの主画像データと、複数の副画像データとを1つのファイルに含むマルチ画像ファイルに副画像データを記録する画像記録方法であって、
第1の副画像データを記録し、
前記第1の副画像データのデータサイズが所定のデータサイズより大きいか否かを判定し、
前記第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより小さいときに、前記第1の副画像データの後方に隣接する位置に、前記所定のデータサイズと前記第1の副画像データのデータサイズとの差分のサイズを有する空き領域を設けた後、前記空き領域の後方に隣接する位置に第2の副画像データを記録する、
ことを特徴とする画像記録方法。 - 前記第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより大きいときに、前記所定のデータサイズの正の整数倍のデータサイズであり且つ前記第1の副画像データを記録できる最小のサイズを有するデータ領域に前記第1の副画像データを記録した後、前記所定のデータサイズの正の整数倍のデータサイズと前記第1の副画像データのデータサイズとの差分のサイズを有する空き領域を、前記第1の副画像データを記録したデータ領域の後方に隣接する位置に設けることを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
- 前記第1の副画像データの記録に続けて前記第2の副画像データの記録を行わない場合には、前記空き領域を設けないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録方法。
- 前記マルチ画像ファイルに含まれる画像データは、Exif規格に対応した画像データであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像記録方法。
- 前記マルチ画像ファイルは、前記所定のデータサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像記録方法。
- 被写体を撮影して撮影画像データを得る撮像手段と、
前記撮影画像データから複数の記録用の画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記複数の記録用の画像データから、ヘッダ情報を含む1つの主画像データと、各々がヘッダ情報を含む複数の副画像データと、所定のデータサイズの情報とを含むマルチ画像ファイルを生成するマルチ画像ファイル生成手段と、
を具備し、
前記マルチ画像ファイル生成手段は、前記複数の副画像データを前記マルチ画像ファイルに記録する際に、前記複数の副画像データ中の第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより大きいか否かを判定し、前記第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより小さいときに、前記第1の副画像データの後方に隣接する位置に、前記所定のデータサイズと前記第1の副画像データのデータサイズとの差分のサイズを有する空き領域を設けた後、前記空き領域の後方に隣接する位置に前記複数の副画像データのうちの第2の副画像データを記録することを特徴とする撮像装置。 - 前記マルチ画像ファイル生成手段は、前記第1の副画像データのデータサイズが前記所定のデータサイズより大きいときに、前記所定のデータサイズの正の整数倍のデータサイズであり且つ前記第1の副画像データを記録できる最小のサイズを有するデータ領域に前記第1の副画像データを記録した後、前記所定のデータサイズの正の整数倍のデータサイズと前記第1の副画像データのデータサイズとの差分のサイズを有する空き領域を、前記第1の副画像データを記録したデータ領域の後方に隣接する位置に設けることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記画像データ生成手段は、前記記録用の画像データのデータサイズの目標値である目標符号量に基づいて前記撮影画像データの圧縮時の圧縮率を決定し、該決定した圧縮率で前記撮影画像データの圧縮を行うことで前記記録用の画像データを生成し、
前記所定のデータサイズは、前記目標符号量に基づいて決定されるデータサイズであることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。 - 前記記録用の画像データは、Exif規格に対応した画像データであることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062852A JP2009219028A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 画像記録方法及び撮像装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008062852A JP2009219028A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 画像記録方法及び撮像装置 |
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JP2009219028A true JP2009219028A (ja) | 2009-09-24 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011188348A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Nikon Corp | カメラ、情報処理装置、および情報処理プログラム |
JP2011193110A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Nikon Corp | 画像記録装置、および画像記録プログラム |
-
2008
- 2008-03-12 JP JP2008062852A patent/JP2009219028A/ja not_active Withdrawn
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