JP5184652B2 - 輝度の均一性を改善したエレクトロルミネセンスデバイス - Google Patents

輝度の均一性を改善したエレクトロルミネセンスデバイス Download PDF

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Description

本発明は、エレクトロルミネセンスデバイスに関し、より詳細には、輝度の均一性を改善した、大面積エレクトロルミネセンスデバイス、及びそのデバイスから形成されるライティングパネルに関する。
本発明はエレクトロルミネセンスデバイスに関する。エレクトロルミネセンスデバイスの例には、低分子有機発光デバイス(SMOLED)、ポリマー発光デバイス(PLED)及び無機エレクトロルミネセンスデバイスが含まれる。用語「有機発光デバイス(OLED)」は、低分子有機発光デバイス及びポリマー発光デバイスの両方を指している。
典型的な従来技術のエレクトロルミネセンスデバイスは、透明基板(残りの層よりも1〜4桁ほど厚みがある)と、透明な第1の電極層と、少なくとも1つの発光層を含む発光素子と、反射性の第2の電極層とを備える。2つの電極から注入される電子及び正孔が発光素子を通って流れ、再結合又は衝撃イオン化のいずれかによって光を生成するときに、エレクトロルミネセンスデバイスにおいて光が生成される。発光素子は、放射光が生成される少なくとも1つの発光層を含む、いくつかの材料層を含むことができる。たとえば、OLEDデバイスの場合、発光素子は、電子注入層と、電子輸送層と、1つ又は複数の発光層と、正孔輸送層と、正孔注入層とを備えることができる。これらの層のうちの1つ又は複数を組み合わせることができ、電子阻止層又は正孔阻止層のような付加層を追加することができる。最も多くの場合には、第1の電極層はアノードであり、第2の電極層はカソードである。
さらに、いくつかの個別のOLEDを垂直に積重することによって、スタック形OLED(又はタンデム形OLED若しくはカスケード形OLED)と呼ばれるOLED構造が形成される。Forrest等による米国特許第5,703,436号明細書及びBurrows等による米国特許第6,274,980号明細書は、自らのスタック形OLEDを開示した。それらの開示において、スタック形OLEDは、異なる色、又は同じ色の光をそれぞれ独立して発光するいくつかのOLEDを垂直に積重することによって製造される。しかしながら、それらのデバイス内の各OLEDは別々の電源を必要とした。代替の設計では、いくつかの個別のOLEDを垂直に積重することによって製造され、ただ1つの電源によって駆動されるスタック形OLED構造が開示された(米国特許第6,337,492号明細書、米国特許第6,107,734号明細書、米国特許第6,717,358号明細書、米国特許出願公開第2003/0170491号明細書、米国特許出願公開第2003/0189401明細書、及び特開2003−045676号公報を参照)。複数のN個(N>1)のELユニットを有するスタック形OLEDでは、ただ1つのELユニットを含む従来のOLEDよりも、発光効率をN倍高くすることができる(当然、駆動電圧も従来のOLEDよりN倍高くなる可能性がある)。それゆえ、長寿命を達成するための1つの態様では、そのタンデム形OLEDは、同じ輝度を得るのに従来のOLEDにおいて用いられる電流密度の1/Nしか必要としないが、そのタンデム形OLEDの寿命は従来のOLEDの寿命の約N倍になるであろう。高い輝度を達成するための他の態様では、そのタンデム形OLEDは、概ね同じ寿命を維持しながら、従来のOLEDよりもN倍高い輝度を得るのに、従来のOLEDにおいて用いられるのと同じ電流密度しか必要としない。タンデム形OLED内の各有機ELユニットは、正孔及び電子輸送、並びに電子−正孔再結合を支援し、光を生成することができる。各有機ELユニットは、HTL(正孔輸送層)、ETL(電子輸送層)、LEL(発光層)、HIL(正孔注入層)及びEIL(電子注入層)を含む複数の層を備えることができる。発光層(LEL)は、異なる色をそれぞれ放射する1つ又は複数の副層を含むことができる。
空気に対して高い屈折率のOLED及び基板材料内に閉じ込められた光を抽出するための1つ又は複数の技法を用いることも一般的である。光閉じ込め効果を小さくすることによって薄膜エレクトロルミネセンスデバイスの効率を高め、基板モード及び有機モードの光がデバイスから放射できるようにするために、種々の技法が提案されてきた。これらの技法は、以下の参考文献、米国特許第5,955,837号明細書、米国特許第5,834,893号明細書、米国特許第6,091,195号明細書、米国特許第6,787,796号明細書、米国特許第6,777,871号明細書、米国特許出願公開第2004/0217702号明細書、米国特許出願公開第2005/0018431号明細書、米国特許出願公開第2001/0026124号明細書、国際公開第02/37580号パンフレット及び国際公開第02/37568号パンフレットにおいて記述される。
隣接する発光デバイスから成る1又は2次元アレイを形成するために、複数の個別のOLEDデバイスを直列に、且つ並列に接続することも知られている。米国特許第6,693,296号明細書において、Tyanは、隣接するOLEDセグメントが単一の基板上で直列に接続される構造を記述する。米国特許第6,515,417号明細書において、Duggalは、より大きな面積のパネルを形成するために、1つの共通の基板上に複数の個別のOLEDデバイスを実装する方法を記述する。AC信号によって駆動されるときに、2つのOLEDストリップが交互に発光することになるように、反対方向に向けられた2つのOLEDストリップを、一方のストリップのアノード端子が第2のストリップのカソード端子に接続されるようにして、及び逆もまた同様に接続されるようにして対にすることが、米国特許第7,034,470号明細書においてCokによって、且つ米国特許第6,800,999号明細書においてDuggalによって開示される。これらの参考文献いずれにおいても、個々のセグメント又はデバイスが、各端部においてアノードからカソードに接続されて、2つのストリングがACサイクル中に交互に発光することになるような整流器を形成する。
これまで記述された全てのデバイスが抱える問題は、個々のデバイスの横方向への広がりが小さい場合にしか、均一な出力を与えないことである。これは、個々のピクセルの広がりが典型的には1mmよりもはるかに小さい小型のディスプレイの場合には重要ではない。その問題は、大型ディスプレイの場合に、及び一般照明用の照明器具及び液晶ディスプレイ用のバックライトのような非ピクセル化デバイスの場合に、より顕著になる。エレクトロルミネセンスセグメントが大きい場合には、透明電極を通って流れる電流によって、その電極の両端で大きな電圧降下が生じることになり、それにより、そのデバイスを通って流れる電流密度に変化が生じ、結果として、デバイス輝度に変化が生じる。
この問題が図1に示されており、図1は、ここでELセグメント100と呼ばれる、ボトムエミッタとして構成される従来技術のエレクトロルミネセンスセグメントを示す。そのデバイスは、図1に示されるように配列される、透明基板110と、ITOのような透明アノード120と、発光素子130と、Al又はAgのような反射性カソード140とを備える。アノード120の左縁部がカソード140の右縁部に対して正にバイアスをかけられるとき、アノード120内で左から右にアノード電流150が流れ、カソード140内で左から右にカソード電流160が流れる。デバイスに沿った各点において、アノード120から、エレクトロルミネセンス層を通って、カソード140まで、デバイス貫通電流(through device current)170が流れ、光を生成する。エレクトロルミネセンス層を通って流れる局所的なデバイス貫通電流密度は、その点におけるアノード120とカソード140との間に電圧差に依拠する。しかしながら、アノード電流150によって、アノード120に沿って電圧降下が生じるが、その電圧降下は導電性が高いカソード140に沿った電圧降下よりもはるかに大きい。結果として、エレクトロルミネセンス層にかかる電圧は、図1に示されるデバイスの右側よりも、そのデバイスの左側において大きい。この結果として、デバイスの左側はデバイスの右側よりも輝度が高くなる。
この不均一性は、一般照明において、又はLCD用のバックライトとして用いるためのライトパネルの見た目を損ねる可能性がある。直接照明LCDバックライトでは(小型のラップトップディスプレイにおいて普及している端面照明LCDバックライトとは対照的に)、バックライトの均一性を改善するために、ルミネセンス機構から或る距離だけ離間される拡散板を利用するのが一般的である。説明するために、これが図2に示されており、図2は2つの異なるライトパネル200を示す。左側にあるライトパネル200は、大きな個別ランプ210を有し、濃淡によって示されるように、それらのランプは輝度が不均一である。右側にあるライトパネル200は小さな個別ランプ210を有し、それらのランプも輝度が不均一である。各ランプアレイは、「輝度不均一範囲」(BNUE)220と呼ばれるパラメータによって特徴付けることができる。BNUE220は、輝度の不均一性が及ぶ距離であり、右側にあるライトパネル200の方が小さい。
透過型拡散板230が、個別ランプ210の平面から拡散板間隙240だけ離れて、個別ランプ210の前方に配置される。プロット250、260及び270は、位置の関数として、それぞれ拡散板間隙が0に近いとき、小さいとき、及び大きいときの拡散板における輝度を示す。拡散板間隙240が大きくなると、ライトパネルの輝度の均一性が増す。さらに重要なのは、0以外の任意の大きさの拡散板間隙240において、BNUE220が小さいライトパネル200ほど、輝度均一性が良好であることである。LCDバックライト及び一般照明パネルにおいて有用である2つの特性は、均一性及び薄さである。これらの特性はいずれも、ライトパネル200内の個別ランプ210のBNUE220が小さいほど改善される。
2次元パネルにおいて、BNUE220は平面内の2つの直交する方向において異なることがある。離間される拡散板を備えるライトパネル200の均一性は、BNUE220が小さいほど、BNUE220に最も厳密に一致する。それゆえ、2次元ライトパネルのBNUE220は、任意の面内方向との関連で最も小さくなるであろう。
本発明は、輝度の均一性が改善したエレクトロルミネセンスデバイスを提供する。本発明は、対向するELセグメント対を有するエレクトロルミネセンスデバイスであって、
(a)第1のデバイス貫通電流に応答して光を生成し、第1の透明電極接続及び第1の反射電極接続を有する第1のELセグメントと、
(b)第2のデバイス貫通電流に応答して光を生成し、第2の透明電極接続及び第2の反射電極接続を有し、第1の透明電極接続が第2の透明電極接続と反対側の縁部にあり且つ第1の透明電極の電流の方向が第2の透明電極の電流の方向に対して平行であるが逆であるように、第1のELセグメントに隣接し且つ離間される、第2のELセグメントとを備え、
(c)第1のELセグメント及び第2のELセグメントは、2つのELセグメントに同時に順方向バイアスをかけることができるように共通の電源に接続され、
前記第1の透明電極接続及び前記第2の透明電極接続は電気的に共通であり、前記第1の反射電極接続及び前記第2の反射電極接続は電気的に共通である、エレクトロルミネセンスデバイスを備える。
従来技術のELセグメントの断面図である。 輝度均一性を改善するために離間される拡散板を備えるライトパネルを示す図である。 従来技術の大型ELセグメントの平面図である。 従来技術の大型ELセグメントの断面図である。 大型ELセグメント内の電極電流密度対位置を概略的に示すグラフである。 従来技術の大型ELセグメントの電極電圧対位置を概略的に示すグラフである。 様々な種類の電気デバイスの場合の典型的なJ−V曲線を概略的に示すグラフである。 実際の小型OLEDデバイスの測定されたJ−V曲線のプロットである。 長いELセグメントのアノード電圧、デバイス輝度のプロットである。 細い従来技術のELセグメントの概略的な平面図である。 対向するELセグメント対の概略的な平面図である。 折り返されたELセグメントの概略的な平面図である。 従来技術のELストリップの概略的な断面図である。 従来技術の細いELストリップの概略的な平面図である。 対向するELストリップ対の概略的な平面図である。 折り返されたELストリップの概略的な平面図である。 低BNUE ELゾーンの概略的な平面図である。 低BNUE ELパネルの概略的な平面図である。
本発明は、以下で、基本的な層配列が透明基板/透明アノード/発光層/反射性カソードであり、光が基板を通ってデバイスから出る通常の底面発光デバイスに関して記述される。本発明は、基板/反射性アノード/発光層/透明カソードから成る基本的な層配列を有する上面発光デバイス、又は基板/反射性カソード/発光層/透明アノードから成る基本的な層配列を有する逆上面発光デバイスにも適用することができる。上面発光デバイスの場合、光は透明電極を通って環境に直に脱出するか、又は透明保護カバーガラスを通って脱出し、基板を通過する必要はないため、基板が透明である必要がなくなる。
ここで大型ELセグメント300と呼ばれる、従来技術の底面発光エレクトロルミネセンスデバイスが図3a及び図3bに示されており、それらの図はそれぞれ平面図及び断面図を示す。大型ELセグメント300は主に、デバイス貫通電流が大型ELセグメント300内の点によって異なり、それによりセグメントの輝度が不均一になるほどELセグメントの面積が十分に大きいという点で図1のELセグメント100とは異なる。この問題は通常、デバイス寸法は1〜2mmを超えるまで重要ではない。ディスプレイのピクセルとは異なり、大型ELセグメント300はより大きな駆動電流を必要とし、導電性が低い透明電極において著しい電圧降下を受けることになり、結果として発光エリアにわたる輝度が不均一になるため、ELセグメントの大きさは重要である。以下の結果及び説明は、この問題を定量化する。
図3a及び図3bを参照すると、透明基板110が、透明導電性酸化物(TCO)又は非常に薄い金属層で部分的に覆われ、その層は透明電極310としての役割を果たす。透明電極310上に発光素子130が配置される。発光素子上に反射性導体が配置され、それは金属とすることができ、反射電極320としての役割を果たす。バイアス電圧を印加するために、透明電極310の一端に透明電極コネクタ330が設けられる。反射電極320にバイアス電圧を印加するために、反射電極320の他端に反射電極コネクタ340が設けられる。その後、透明電極接続335及び反射電極接続345が、透明電極コネクタ330及び反射電極コネクタ340と、適切な電源との間に形成され、透明電極電流350が透明電極310に沿って流れ、且つ反射電極電流360が反射電極320に沿って流れるようにすることができる。電極コネクタ330及び340がいずれも良好な電気導体である場合には、それらの中に流れる電流に起因する電圧降下は無視することができる。
電極330及び320への電極接続335及び345を直に形成することはできるが、電流は大型ELセグメント300の幅にわたって均一に分布しないことがある。さらに、そのデバイスが機能するために、反射電極コネクタ340は透明電極コネクタ330の反対側にあるデバイス縁部に配置される必要はないが、反射電極コネクタ330及び透明電極コネクタ340が大型ELセグメント300の反対側の縁部に配置される図3のレイアウトの場合、後の説明が簡単である。
透明電極300がアノードであることを示す特定の極性が最も一般的な構成であるが、図3に示されるデバイスの場合、電極電流の方向は左から右である。透明電極310及び反射電極320が発光素子130によって分離される各点において、大型EL構造300を通ってアノードからカソードまで垂直にデバイス貫通電流170も流れることになり、それにより発光素子が発光する。放射される光の一部は、透明電極310及び透明基板110を通って進むことによって、大型ELセグメント300から脱出する。大型ELセグメント300の発光領域は、透明電極電流350の方向にあり、ELセグメント長370と呼ばれる寸法と、透明電極電流の方向に対して垂直であり、ELセグメント幅380と呼ばれる寸法とを有する。
大型ELセグメント300の電極電流はいずれも、図3a及び図3bに示されるように左から右に流れる。大型ELセグメント300内の層が均一であり、且つ電極コネクタ(330、340)の固有抵抗が無視できる場合には、透明電極コネクタ330から等距離にある全ての点において、電極内の電流密度は一定となる。図4は、透明電極コネクタ330からの距離の関数として、電極電流密度の変化を概略的に示す。透明電極コネクタ330の近くでは、反射電極電流密度420は概ね0であり、透明電極電流密度410は最大値である。透明電極コネクタ330から離れると、デバイス貫通電流が、透明電極310から反射電極320まで電極電流を伝達する。大型ELセグメント300が一定の幅から成る場合には、2つの電極電流密度の和が一定になり、それはELセグメントデバイス電流を大型ELセグメント幅で割った値に等しい。
電極電流密度は、大型ELセグメント300の長さに沿って電極電圧を変化させる。透明電極310は、一般的に、反射電極320よりも高い面積抵抗率を有するため、電圧降下は、透明電極310において、より顕著である。これが図5に概略的に示されており、図5は、透明電極コネクタ320からの距離の関数として、透明電極電圧510及び反射電極電圧520を示す。透明電極電圧は、透明電極電流密度410が最も大きい透明電極コネクタ330の近くにおいてより高い勾配を有し、反射電極電圧は、反射電極電流密度420が最も大きい反射電極コネクタ340の近くにおいて最も大きな勾配を有することにも注目されたい。電極におけるこれらの電圧降下の結果として、発光素子130の両端の電圧も、大型ELセグメント長に沿った位置と共に変化する。具体的には、透明電極コネクタの近くにおける大型EL素子電圧530は、反射電極コネクタの近くにおける大型ELセグメント電圧540よりも高い。
ELセグメントの発光素子は、OLED、PLED又は無機LEDを基にするデバイスのためのダイオード接合である。電流は、順方向バイアスをかけられたダイオード接合を通って流れ、それは印加される電圧の関数である。延長された平面ELセグメントの場合、デバイス内の任意の点におけるデバイス貫通電流密度(J)は、その点における発光素子の両端の電圧(V)の関数になる。3つの典型的なデバイスの場合のJ−Vプロットが図6に概略的に示される。オーミックデバイスの場合のJ−V曲線610は直線である。完全なダイオードの場合のJ−V曲線620は指数関数である。実際のダイオードの場合のJ−V曲線630は、一般的に、オーミック構成要素の存在、及び電荷注入層、電子トラップ及び正孔トラップのような他の複雑にする要因に起因して、理想的なダイオード曲線よりも下がる。ELセグメント内の発光素子の場合のJ−V曲線は、デバイスに沿って発光素子の両端の電圧が変化する結果として、そのデバイスに沿って電流密度が如何に変化するかを、そして最終的には、そのデバイスに沿って輝度が如何に変化するかを確定する。J−V曲線の勾配が急であるほど、特定の電圧変化に対する輝度変化が大きくなる。発光層を製造するための技術が改善されるにつれて、完全なダイオード620により近い挙動を示すより低電圧のデバイスが作り出されている。これにより、大型ELセグメントの場合の輝度変化が、より顕著になる。
デバイス貫通電流不均一性は主に透明電極の電圧降下に起因するため、その影響はデバイスが長くなるのに応じて、且つデバイス電流が大きくなるのに応じて大きくなる。定量的な挙動は複雑であるが、均一な長方形デバイスの場合に容易にモデル化することができる。そのモデルへの入力はJ−V曲線、アノードシート抵抗、カソードシート抵抗及び単位幅当たりの動作電流(A/m2)である。多くのデバイスの場合に、完全ではないものの、理に適っている仮定は、輝度効率(cd/A)がデバイス貫通電流密度(A/m2)から独立しているというものである。これにより、或る特定のデバイス輝度(cd/m2)の場合に、或る特定のデバイス電流密度(A/m)における電流不均一性を輝度不均一性に関連付けられるようになる。大型ELセグメントの輝度は、その幅にわたって均一になり、その問題は、輝度対大型ELセグメント長に沿った位置を得るための1次元計算に単純化される。
図7は、製造された小型OLEDデバイスから測定されるJ−V曲線のプロットである。そのデバイスは小さいため(1辺3mm)、図示される電流密度におけるアノードの電圧降下は無視することができた。対数目盛でプロットされるため、その曲線の形状は図6の曲線630とは異なる。完全なダイオードは、図7において用いられる対数目盛上では直線として現れるであろう。このJ−V曲線を利用し、且つアノードシート抵抗に対して50Ω/平方、カソードシート抵抗に対して0、輝度効率に対して20cd/A及び平均大型ELセグメント輝度に対して2000cd/m2の標準値を用いるとき、2.5cm長大型ELセグメントの長さに沿った電圧及び輝度が計算され、図8にプロットされる。
図8を参照すると、上側の曲線はデバイス電圧であり、その電圧はアノード接続付近において7.5ボルトからカソード接続付近において6.2ボルトまで降下する。カソードは完全な導体としてモデル化されたため、この降下は完全にアノード内の電流密度に起因する。しかしながら、動作範囲におけるJ−V曲線の高い勾配に起因して、輝度は、3800cd/m2から1300cd/m2まで変化する。デバイスの輝度変化の大きさを定量化するために、用語「輝度不均一性コントラスト」が用いられる。ELセグメントの場合、それは(Bmax−Bmin)/(Bmax+Bmin)に等しい。ただし、BmaxはELセグメント内の最大輝度であり、BminはELセグメント内の最小輝度である。この場合、輝度不均一性コントラストは49%に等しい。均一なELセグメントであれば0%の輝度不均一性コントラストを有することになり、ELセグメントにとって最悪の場合は、100%の輝度不均一性コントラストになる。
大型ELセグメントの輝度不均一性コントラストはセグメント幅に全く依存せず、セグメント長にのみ依存することは明らかである。設計された最大電流密度、すなわち設計された最大輝度において、輝度不均一性コントラストが5%よりも大きくなるほど十分に長いELセグメントを、大型ELセグメントと定義することが有用である。図8においてデータを提供した同じモデルを用いて、2000cd/m2の動作輝度を得るために長さが0.69cmを超えるときに、モデル化される大型ELセグメントが長いELセグメントと見なされるものと計算することができる。輝度が高くなるほど、「長い」が指示する長さは、0.69cmよりも短くなる。
長いELセグメント、すなわち、最大設計動作電流において少なくとも5%の輝度不均一性コントラストを有する(suffer from)セグメントを用いるライティングパネルを設計する際に、透明拡散板をエミッタに極めて近接して配置しながらも輝度不均一性を実効的に取り除くことができるように、できる限り小さなBNUEを有することが望ましい。
本発明は、従来技術の同等のデバイスよりも小さな輝度不均一範囲(BNUE)を有するELデバイスを提供する。これは、ここで対向するELセグメント対と呼ばれる第1の実施形態において果たされる。図9及び図10を参照する。図9は、細いELセグメント900を示しており、長いELセグメントであり(>5%輝度不均一性コントラスト)、そのELセグメント長は、そのELセグメント幅の少なくとも2.5倍であり、そのELセグメント幅の5倍よりも大きいことが好ましい。デバイスの発光した部分の濃淡は、デバイスの相対的な輝度を概略的に示す(淡いほど明るい)。その細いELセグメントの場合のBNUE910は、ELセグメント長に等しい。便宜的に、図9及びその後の全ての図は、電圧極性を付されており、それは透明電極がアノードであると仮定する。
図10は対向するELセグメント対1000を示しており、2つの細いELセグメント900が互いに隣接して、狭い間隙1010だけ分離されて、単一の基板上に配置される。狭い間隙1010の幅は、細いELセグメント幅の半分よりも小さい。細いELセグメント幅の5分の1未満の狭い間隙幅であれば好ましいであろう。図に示されるようにバイアスをかけられるときに、透明電極電流が平行であるが、反対方向に流れるように、2つの細いELセグメント900が配置される。このように配置する結果として、第1の細いELセグメント900の最も明るい領域は、第2の細いELセグメント900の最も暗い領域に隣接する。結果として、対向するELセグメント対のBNUE1020は、デバイスの幅にのみ広がり、その長さには広がらない。幅は長さよりも短いため、BNUE1020は低減されている。
対向するELセグメント対の利点は、拡散板が対向するELセグメント対から短い距離に配置され、その拡散板が図10において破線の正方形によって示される光拡散エリア1030を通過する光を平均化する能力を有することを想像してみると、さらに深く理解することができる。対向するELセグメント対を形成する2つの細いELセグメント900の長さに沿って輝度が逆に変化することに起因して、光拡散エリア1030を通過する光の平均量は、デバイスの長さに沿って概ね一定になるであろう。図8の輝度曲線が直線であったなら、光拡散エリア1030の平均輝度は、デバイスの長さに沿って一定になるはずであるが、その曲線では直線ではないため、デバイスの中央よりも、その各端部において平均輝度はわずかに高いであろう。この場合、デバイス幅の方向において、BNUEは小さく、輝度不均一性コントラストは大きいが、デバイス長の方向では、BNUEは大きくなり、輝度不均一性コントラストは小さくなる。それにもかかわらず、対向するELセグメント対から形成されるパネルは、他の点では同一である細いELセグメントから形成されるパネルよりも均一性が増す。
上記のように、アノード接続から任意の特定の距離における光の全放射は、依然として一定ではない。2つのELセグメントの幅を中点における幅に対して端部においてわずかに狭くすることによって、このような変化さえも、さらに小さくすることができる。残存する変化を軽減する別の方法は、2つのELセグメントをそれぞれ楔形にすることであり、その楔はアノード接続を有する端部付近においてより狭く、反対側の端部においてより広い。このようにして、対向するELセグメント対の全幅を一定に保つことができ、それにより、パネル設計を簡単にし、充填率を改善することができる。
図11は折り返しELセグメント1100を示しており、そのセグメントは、対向するELセグメント対1000の簡単な変更形態である。アノード−カソード直列コネクタ1110を用いて、2つの対向する細いELセグメント900を直列に接続し、それにより、折り返しELセグメント1100を構成する。折り返しELセグメント1100は、電気的接続がいずれも透明基板の同じ縁部にあるという点で、対向するELセグメント対1000よりも好都合である。折り返しELセグメント1110のためのBNUE1120は、対向するELセグメント対1000のためのBNUE1020と同等である。
図12に示されるように、複数のELセグメントを直列に連結して、ここでELストリップ1200と呼ばれることになるものを形成することも、従来技術(米国特許第6,693,329号明細書)において知られている。1つのELセグメントのカソードが次のELセグメントのアノードと接触できるようにすることによって、直列接続が形成される。この接続は、ELストリップ直列接続1210と呼ばれる。
ELストリップ1200を使用することによって、照明及びLCDバックライトに適用するためのより大型のELパネルを製造する際に、多数のことが成し遂げられる。そのELストリップによれば、より高い電圧、及びより低い電流を用いて、より大きなパネルを駆動できるようになり、それにより抵抗加熱による電力損が低減される。また、ELストリップ1200によれば、ELデバイスが電気的接続間の距離をさらに長く延ばすことができるようになる。長さがわずか2.5cmの長いELセグメントが、著しい輝度不均一性コントラストを生じることが先に示された。(たとえば)10個のELセグメントから1つのELストリップを形成することによって、輝度不均一性コントラストを増すことなく、25cmの距離に延ばすことができるか、又は輝度不均一性コントラストを著しく改善して、10cmの距離に延ばすことができる。
図13は、細いELストリップ1300の輝度不均一性コントラストを示しており、そのストリップは複数の細いELセグメント900を直列に接続することによって形成される。各ELストリップ接続1210は、ストリップでない場合に細いELセグメント900の各対間に配置されることになる透明電極コネクタ230及び反射電極コネクタ240の代わりに用いられる。細いELストリップ1300を形成する細いELセグメント900はそれぞれ、単独の細いELセグメントと同じ輝度不均一性を有する。これが、図13において段階的な濃淡によって概略的に示される。細いELストリップ1300のBNUEは、細い各ELセグメント900の長さに、ELストリップ直列接続から生じる間隙を加えた値に等しい。間隙は図面において白色であるように示されるが、実際にはこの領域から光は放射されないことに留意されたい。
対向するELセグメント対1000及び折り返しELセグメント1100が細いELセグメント900のBNUEを小さくすることを実証したのと同じようにして、細いELストリップ1300のBNUEを小さくすることもできる。図14は、対向するELストリップ対1400を示しており、そのストリップ対は、細い各ELストリップ1300内の透明電極電流の方向が平行であるが、逆であるように、2つの細いELストリップ1300を互いに隣接して配置することによって形成される。このようにして、ELストリップ1200の利点の全てを保持しながら、BNUE1410が、細い各ELセグメント1300の長さから、対向するELストリップ対の幅に低減される。
図15は、折り返しELストリップ1500を示しており、それは対向するELストリップ対1400の簡単な変更形態である。アノード−カソード直列コネクタ1110を用いて、2つの細いELストリップ1300を直列に接続し、それにより折り返しELストリップ1500を構成する。折り返しELストリップ1500は、電気的接続がいずれも透明基板の同じ縁部にあるという点で、対向するELセグメント対よりも好都合である。折り返しELストリップ1500のためのBNUE1510は、対向するストリップ対のためのBNUE1410と同等である。
或る高度なLCDバックライトでは、コントラストを改善し、消費電力を削減し、モーションアーチファクトを低減するために、「動的走査」及び「深い動的調光(deep dynamic dimming)」と呼ばれる方法が提案されている。これらの方法では、バックライトが別個の領域又はゾーンに分割される必要があり、それらの領域又はゾーンは、それぞれ特定の輝度に個別に制御することができ、その輝度は、表示内容及びフレームタイミングとともに変化するであろう。単一の所望の輝度において動作することができる、有効な長さ及び幅から成る領域を有し、且つ低いBNUEを有することが望ましい。図16は、4つの折り返しELストリップ1500から成るアレイを含む、低BNUE EL−ゾーン1600を示す。このELゾーンのためのBNUE1610は、そのELゾーンを含む低BNUE ELデバイスの幅に概ね等しい。並列電極ネットワーク1620が全てのアノードコネクタを互いに接続し、且つ全てのカソードコネクタを互いに接続して、折り返しELストリップ1500を全て、単一の電流又は電圧ドライバによって同時に駆動できるようにする。
一般的に、低BNUE ELゾーンは、任意の数の低BNUE ELデバイスを互いに隣接して配置することによって形成することができる。低BNUE ELデバイスは、対向するELセグメント対、折り返しELセグメント、対向するELストリップ対、及び折り返しELストリップを含む。図17は、低BNUE ELパネル1700を示しており、それは6つの個別の低BNUE ELゾーンを含む。一般的に、パネルは単一の基板上に構成されることになるが、いくつかのより小さな基板上に製造して、続いてこれらの基板を互いに接合して単一のデバイスを形成することもできる。低BNUE ELパネルは、簡単なエリアライトパネルの場合のように、単一の低BNUE ELゾーンを含むことができるか、又はLCD用のバックライトの場合のように、複数の低BNUE ELゾーンを含むことができ、その場合、各低BNUE ELゾーンは1つの電流又は電圧ドライバによって個別に駆動される。
100 ELセグメント
110 透明基板
120 透明アノード
130 発光素子
140 反射性カソード
150 アノード電流
160 カソード電流
170 デバイス貫通電流
200 ライトパネル
210 個別ランプ
220 輝度不均一範囲(BNUE)
230 透過型拡散板
240 拡散板間隙
250 ゼロの間隙の場合の輝度プロット
260 小さい間隙の場合の輝度プロット
270 より大きい間隙の場合の輝度プロット
300 大型ELセグメント
310 透明電極
320 反射電極
330 透明電極コネクタ
335 透明電極接続
340 反射電極コネクタ
345 反射電極接続
350 透明電極電流
360 反射電極電流
370 ELセグメント長
380 ELセグメント幅
410 透明電極電流密度
420 反射電極電流密度
510 透明電極電圧
520 反射電極電圧
530 透明電極コネクタの近くのELセグメント電圧
540 反射電極コネクタの近くのELセグメント電圧
610 オーミックデバイスの場合のJ−V曲線
620 完全なダイオードの場合のJ−V曲線
630 実際のダイオードの場合のJ−V曲線
900 細いELセグメント
910 BNUE
1000 対向するELセグメント対
1010 狭い間隙
1020 BNUE
1030 光拡散エリア
1100 折り返しELセグメント
1110 アノード−カソード直列コネクタ
1120 BNUE
1200 ELストリップ(従来技術)
1210 ELストリップ直列接続
1300 細いELストリップ
1310 細いELストリップの場合のNUE
1400 対向するELストリップ対
1410 BNUE
1500 折り返しELストリップ
1510 BNUE
1600 低BNUE EL−ゾーン
1610 BNUE
1620 並列電極ネットワーク
1700 低BNUE ELパネル

Claims (8)

  1. 対向するELセグメント対を有するエレクトロルミネセンスデバイスであって、
    (a)第1のデバイス貫通電流に応答して光を生成し、第1の透明電極接続及び第1の反射電極接続を有する第1のELセグメントと、
    (b)第2のデバイス貫通電流に応答して光を生成し、第2の透明電極接続及び第2の反射電極接続を有し、前記第1の透明電極接続が前記第2の透明電極接続と反対側の端部にあり且つ前記第1の透明電極の電流の方向が前記第2の透明電極の電流の方向に対して平行であるが逆であるように、前記第1のELセグメントに隣接し且つ離間される、第2のELセグメントとを備え、
    (c)前記第1のELセグメント及び前記第2のELセグメントは、該2つのELセグメントに同時に順方向バイアスをかけることができるように共通の電源に接続され、
    前記第1の透明電極接続及び前記第2の透明電極接続は電気的に共通であり、前記第1の反射電極接続及び前記第2の反射電極接続は電気的に共通である、エレクトロルミネセンスデバイス。
  2. 前記第1のELセグメント及び前記第2のELセグメントは長いELセグメントであり、該ELセグメントは、最大設計デバイス電流において、前記ELセグメント内の最大輝度B max と最小輝度B min との差(B max −B min )の前記最大輝度B max と最小輝度B min との和(B max +B min )に対する比である輝度不均一性コントラストが5%よりも大きな値を有する、請求項に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
  3. 前記第1のELセグメント及び前記第2のELセグメントは細いELセグメントであり、該ELセグメントはそれぞれELセグメント幅の少なくとも2.5倍のELセグメント長を有する、請求項に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
  4. 前記第1の反射電極接続は前記第2の透明電極接続に隣接し、前記第1の反射電極接続はアノード−カソード直列コネクタによって第2の透明電極接続に電気的に接続され、折り返しELセグメントを形成する、請求項1に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
  5. 対向するELストリップ対を有するエレクトロルミネセンスデバイスであって、
    (a)デバイス貫通電流に応答して光を生成し、第1の透明電極接続及び第1の反射電極接続を有する、直列に接続された2つ以上のELセグメントを有する第1のELストリップと、
    (b)第2のデバイス貫通電流に応答して光を生成し、第2の透明電極接続及び第2の反射電極接続を有し、前記第2の透明電極接続が前記第1の透明電極接続と反対側の端部にあり且つ前記第1のELストリップ内の各ELセグメントにおける前記透明電極の電流の方向が前記第2のELストリップ内の各ELセグメントにおける前記透明電極の電流の方向に対して平行であるが逆であるように、前記第1のELストリップに隣接し且つ離間される、第2のELストリップとを備え、
    (c)前記第1のELストリップ及び前記第2のELストリップは、該2つのELストリップに同時に順方向バイアスがかかるように共通の電源に接続さ
    前記第1の透明電極接続及び前記第2の透明電極接続は電気的に共通であり、前記第1の反射電極接続及び前記第2の反射電極接続は電気的に共通である、エレクトロルミネセンスデバイス。
  6. 前記ELセグメントは長いELセグメントであり、それぞれが、最大設計デバイス電流において、前記ELセグメント内の最大輝度B max と最小輝度B min との差(B max −B min )の前記最大輝度B max と最小輝度B min との和(B max +B min )に対する比である輝度不均一性コントラストが5%よりも大きな値を有する、請求項に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
  7. 前記ELセグメントは細いELセグメントであり、それぞれが、前記セグメント幅の少なくとも2.5倍の長さを有する、請求項に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
  8. 前記第1の反射電極接続は前記第2の透明電極接続に隣接し、前記第1の反射電極接続はアノード−カソード直列コネクタによって第2の透明電極接続に電気的に接続され、折り返しELセグメントを形成する、請求項に記載のエレクトロルミネセンスデバイス。
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