JP5184563B2 - ダブルデッキエレベータ - Google Patents
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Description
特に、エレベータのかごをねじ機構で支持する場合、かご内の人の位置などによってかごが傾くため、ナット部材にラジアル荷重やモーメント荷重が作用する状態が大いにある。
また、本発明によれば、前記に記載のダブルデッキエレベータにおいて、かごを駆動するねじ機構のナット部材と駆動されるかごとは、相対傾斜可能に連結されていることが好ましく、更には、かごを駆動するねじ機構のナット部材と駆動されるかごとは、直交する2つの回転軸を有するジンバル機構を介して接続された構造であることが好ましい。
これによれば、かごとナット部材との接続部において両者間の傾斜を吸収でき、ナット部材にモーメント荷重が作用することを防止あるいは低減できる。もし、かごとナット部材とが相対傾斜不可能に連結されているとすると、かごが傾くことでナット部材もねじ軸に対して傾こうとし、ねじ軸とナット部材との間に両者のある接触部と中心としたモーメント荷重が作用する恐れがあり、これはねじ機構の寿命を大きく低下させる要因となる。しいては、階高調整装置の寿命低下につながる。
図8は支持荷重均等化機構8の部分斜視図を示す。この図では、ジンバル機構81内部を示すため、一部を部分断面として図示している。ジンバル機構81は、内側ジンバル枠811、外側ジンバル枠812、回転軸813及び814を有している。内側ジンバル枠811はスラスト軸受とラジアル軸受を介してねじ軸4b(または4d)を支持している(図中は図示していない)。回転軸813は内側ジンバル枠811と外側ジンバル枠812とを回転対偶によって連結し、回転軸814は外側ジンバル枠812とL字ブラケット82とを回転対偶によって連結している。また、回転軸813と回転軸814とは互いに回転軸が直交するように取り付けられている。これにより、L字ブラケット82と内側ジンバル枠811とは相対的に任意の方向へ傾斜可能となり、内側ジンバル枠813に取り付けられたねじ軸4b(または4d)が回転軸813と回転軸814の回転軸の仮想的な交点を中心に揺動可能となる。
ここで、支持荷重均等化機構8の機能について説明する。下かご13bを駆動するねじ軸4bとねじ軸4dの支持荷重が異なると、それが各L字ブラケット82によって一定の比率で縮小され、各L字ブラケット82の作用点がロッド87を引き合う力のバランスが崩れる。これにより、各L字ブラケット82の力点が上下に変位する。例えばねじ軸4bの支持荷重の方がねじ軸4dの支持荷重より大きかったとすると、ねじ軸4bは軸方向に下降し、ねじ軸4dは軸方向に上昇する。ねじ軸4bが軸方向に下降すると、ねじ軸4bに作用する支持荷重は減少し、逆に、ねじ軸4dが軸方向に上昇するとねじ軸4dに作用する支持荷重は増加する。これは、下かご13bが内側レール15bによって傾斜を規制されているのに対して、下かご13bの重量を支えるねじ軸4b、4dだけが上下するためである。この結果、ねじ軸4bとねじ軸4dのそれぞれの支持荷重が等しくつり合うところでねじ軸の上下の変位が止まる。すなわち、支持荷重均等化機構8によって下かご13bを駆動するねじ軸4bとねじ軸4dとの支持荷重が、自動的に均等になる。
図9は偏荷重防止機構5を図示したものであり、図9(a)は組み立て図、図9(b)は展開図を示す。偏荷重防止機構5は、凸曲面部と平面部とからなりほぼ半円柱形状で凸曲面部に摺動面を有する4つの滑動部材52と、ねじ軸を通すための円筒形の孔が開けられたリング状をしており滑動部材52の凸曲面部に対応する凹曲面部を有する中間部材51とを構成要素としている。なお、滑動部材52には、ナット部材6a(または6b)と、もしくは床板14a(または14b)とを接続する連結ピン部材53が取り付けられている。偏荷重防止機構5は、滑動部材52の凸曲面部と中間部材51の凹曲面部とが接触及び摺動するよう配置され、それらの接触部が半円の円周方向に摺動することにより揺動動作を行う。また、中間部材51の凹曲面部は、中間部材51の上面と下面のそれぞれに形成されており、上面と下面のそれぞれに滑動部材52が配置される。滑動部材52が揺動動作を行う際の揺動軸は、中間部材51の上面と下面のそれぞれに配置されたもの同士で軸方向から見て互いに直角に交わる向きに構成されている。これによって、中間部材51の上面に配置された滑動部材52と連結する床板14a(または14b)と、中間部材51の下面に配置された滑動部材52と連結するナット部材6a(または6b)とが、任意の方向に傾斜可能に連結される。また、滑動部材52と、床板14a(または14b)、ナット部材6a(または6b)とが連結ピン部材53によって連結されており、ナット部材6a(または6b)は床板14a(または14b)に対して回転が阻止されている。このため、ねじ軸4a(または4b、4c、4d)が回転することで、ナット部材6a(または6b)は上下に直動し、床板14a(または14b)と一緒に上かご13a(または下かご13b)を駆動することができる。
偏荷重防止機構5をナット部材6a(または6b)と床板14a(または14b)との間に挿入することによって、ナット部材6a(または6b)と床板14a(または14b)とが傾斜しても、ナット部材6a(または6b)にエッジロードが発生せず、ナット部材6a(または6b)に偏荷重が生じることを防止できる。また、偏荷重防止機構5は直交する2つの回転軸によって任意の姿勢に傾斜可能なジンバル機構と同じような機能を有しているが、回転軸にせん断荷重ではなく圧縮荷重が作用する構造にすることで、強度的に有利となっている。また、回転軸を半円柱状の滑動部材とすることで薄くしている。
Claims (5)
- 上下に配置された二つのかごを有し、上かごと下かごとの間隔を調整可能なダブルデッキエレベータにおいて、前記上かごと前記下かごは、それぞれ、ねじ機構によって駆動され、前記上かごを駆動する複数のねじ軸と前記下かごを駆動する複数のねじ軸とは、軸回りの回転動力を伝達し、軸に直角方向の相対移動を許容する連結機構を介して接続され、前記上かごを駆動するねじ機構のねじ軸及び前記下かごを駆動するねじ機構のねじ軸は、上部を支点として下部を軸に直角方向に揺動可能となっていることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
- 前記請求項1に記載のダブルデッキエレベータにおいて、かごを駆動するねじ機構のナット部材と駆動されるかごとは、相対傾斜可能に連結されていることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
- 前記請求項1に記載のダブルデッキエレベータにおいて、前記ねじ機構のねじ軸は、駆動部との係合部、又は、上下のねじ軸の係合部において、直交する2つの回転軸を有するジンバル機構を介して接続された構造であることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
- 前記請求項3に記載のダブルデッキエレベータにおいて、上側のかごを駆動するねじ機構のねじ軸の上端は、前記ジンバル機構を介して前記駆動部に係合され、さらに下側のかごを駆動するねじ機構のねじ軸の上端はジンバル機構とオルダム継手を介して前記上側のかごを駆動するねじ機構のねじ軸の下端に係合されていることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
- 前記請求項2に記載のダブルデッキエレベータにおいて、かごを駆動するねじ機構のナット部材と駆動されるかごとは、直交する2つの回転軸を有するジンバル機構を介して接続された構造であることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
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