JP5184562B2 - フィンライン型導波管構造、偏波分離器およびフィンライン型導波管構造の製造方法 - Google Patents

フィンライン型導波管構造、偏波分離器およびフィンライン型導波管構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フィンライン型導波管構造、偏波分離器およびフィンライン型導波管構造の製造方法に関するものである。
単方向通信や双方向通信の伝送容量増を実現する偏波多重方式では、水平偏波と垂直偏波を分離し異なるポートに出力する偏波分離器が必要となる。
図17(a)は、従来の偏波分離器の構造を示す断面図であり、図17(b)は、図17(a)の符号Mで示す部分の拡大図である。
同図の偏波分離器は、フィンライン型導波管構造を有するものであり、フィン体(フィン10、20)を導波管用の溝が形成された金属ブロック1、2で挟み込んだ構成である。例えば、水平偏波はフィン間に閉じ込められ、垂直偏波に対して分離される。
IEEE microwave magazine Volume: 7 Issue: 6 Date: Dec. 2006 Page(s): 74-84, Low-noise 6-8 GHz receiver, Pandian, J.D, Baker, L, Cortes, G, Goldsmith, P.F, Deshpande, A.A, Ganesan, R, Hagen, J, Locke, L, Wadefalk, N, Weinreb, S IRE Transactions on microwave theory and techniques Date:October.1956 Page(s): 263-267 Recent Advances in Finline Circuits Sloan D. Robertson
ところで、図17(b)に示すように各フィンの位置が互いにずれることがある。偏波分離器を組み立てる時にフィンへ不用意な外力が加わったことや、偏波分離器を装置へ組み込む時などに偏波分離器に衝撃が加わったことで、フィンが曲がり、各フィンの位置が互いにずれるのである。
この位置ずれにより、従来の偏波分離器にあっては、水平偏波をフィン間に閉じ込める効果が低下し、分離特性(アイソレーション)が悪化する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フィンライン型導波管構造を有する導波管部品の特性を向上させる技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1の本発明に係るフィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、前記フィン体は金属パターンであり、前記フィンライン型導波管構造は、前記フィン体が設けられているフィルムと、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とする。
第2の本発明に係るフィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、前記フィン体は金属パターンであり、且つ、前記フィン体が2つ設けられ、前記フィンライン型導波管構造は、前記2つのフィン体に挟まれるフィルムと、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とする。
第3の本発明に係るフィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、前記フィン体は金属パターンであり、前記フィンライン型導波管構造は、前記金属パターンを挟む2つのフィルムと、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とする。
例えば、偏波分離器に上記のフィンライン型導波管構造を備えることを特徴とする。
第4の本発明に係るフィンライン型導波管構造の製造方法は、フィンライン型導波管構造の製造方法であって、前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、前記製造方法は、前記フィン体である金属パターンを前記フィルムに設ける工程と、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とする。
第5の本発明に係るフィンライン型導波管構造の製造方法は、フィンライン型導波管構造の製造方法であって、前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、前記製造方法は、2つの前記フィン体である2つの金属パターンで前記フィルムを挟む工程と、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とする。
第6の本発明に係るフィンライン型導波管構造の製造方法は、フィンライン型導波管構造の製造方法であって、前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、前記製造方法は、前記フィン体である金属パターンを2つの前記フィルムで挟む工程と、前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フィン体を金属パターンとし、フィルムにフィン体を設けるまたは、フィルムでフィン体を挟むまたは、フィン体をフィルムで挟むことで、フィルムによりフィンの位置ズレが防止され、特性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第1段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第2段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第3段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第4段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第5段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第6段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る偏波分離器の製造方法の第7段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態の変形例に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す断面図である。 従来の偏波分離器の構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同等の機能を有する部材には同一符号を付与し、重複説明を適宜省略する。
[第1の実施の形態]
図1、2は、本発明の第1の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す図である。図1は、図2のBB線で示す面を矢印の方向に見た平面図である。図2は、図1のAA線で示す面を見た断面図である。以下、かかる偏波分離器を単に偏波分離器という。 偏波分離器は、金属ブロック1、2と、フィン10、20(フィン体と総称する)と、フィルムU、Lと、複数のピンPを備える。フィンは電気的抵抗を有する金属板などである。
偏波分離器は、フィンライン型導波管構造を有するものであり、フィン10、20と、フィルムU、Lと、複数のピンPとからなるものを導波管用の溝が形成された金属ブロック1、2で挟み込んだ構成である。
フィン10、20は、それぞれ金属パターンである。フィン10、20からなるフィン体はフィルムU、Lに挟まれ、フィルムによりフィンの位置ズレが防止される。
フィン10とフィン20の間の箇所には、最も強い電界が発生するので、その箇所にフィルムが存在しない領域が生じて誘電率が不均一になると、伝播特性が劣化する可能性がある。
そこで、フィルムには流動性の高い材質を用い、そのフィルムでフィン10、20を強く挟むことで、フィン10、20の間の空隙にフィルムの材料を流れ込ませ、その結果、図2に示すように、フィン10、20の間において、フィルムが存在しない領域が生じないようにするのが好ましい。
フィルムU、Lに挟まれることで、フィン体とフィルムは一体化され、これらを1部品として扱うことができる。よって、フィンを不用意に落下させ、フィンが曲げるというような事故の防止を図ることができる。
フィルムは、例えば、低誘電率(例えば、比誘電率3以下)、且つ、低tanδ(例えば、0.001以下)の誘電体である。フィルムは、例えば、ポリイミド系の50μmの厚さのものである。後述する他のフィルムも同様である。
各ピンPは、金属であり、フィルムU、Lにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される。各ピンPの上端は金属ブロック2に接し、各ピンPの下端は金属ブロック1に接している。
図1において、符号P1、P2、P3で示す導波管内部の空間をそれぞれポートP1、P2、P3という。各ポートの幅は、ミリ波を扱う場合、数ミリメートルである。後述する他の実施の形態でも同様である。
次に、偏波分離器の作用を説明する。
図1のポートP1には、方向Hの電界を有する水平偏波と方向Hに垂直な電界を有する垂直偏波とを含むミリ波などが導入される。垂直偏波は、フィン10、20を透過し、ポートP2へ伝播される。一方、水平偏波は、フィン10、20の間の隙間に閉じ込められ、ポートP3へ伝播される。フィルムによりフィンの位置ズレが防止されるので、水平偏波は、フィン10、20の間の隙間に確実に閉じ込められ、ポートP3へ伝播される。したがって、分離特性を向上させることができる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る偏波分離器のフィンライン型導波管構造によれば、フィン体は金属パターンであり、金属パターンを挟む2つのフィルムを備えることで、フィンの位置ズレが防止され、分離特性を向上させることができる。
また、フィルムU、Lにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される金属のピンPを備えることで、フィルムを介して外部に漏れようとする電波がピンで反射し、かかる漏れが防止されるので、分離特性の低下を防止することができる。なお、かかる作用に鑑み、ピンの位置は導波管内部に近いのが好ましい。
なお、図3に示すように、ピンPは、フィン10、20がない箇所に設けてもよい。ピンの位置は導波管内部に近いのが好ましいので、例えば、フィン10、20を導波管内部に設け、ピンをフィン10、20の近くに設けることで、ピンの位置を導波管内部に近くできる。
[第2の実施の形態]
図4、5は、本発明の第2の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す図である。図4は、図5のDD線で示す面を矢印の方向に見た平面図である。図5は、図4のCC線で示す面を見た断面図である。以下、かかる偏波分離器を単に偏波分離器という。
偏波分離器は、金属ブロック1、2と、フィン10、20(フィン体と総称する)と、フィルムU、Lと、金属板101、102、103を備える。
偏波分離器は、フィン10、20と、フィルムU、Lと、金属板101、102、103とからなるものを金属ブロック1、2で挟み込んだ構成である。
フィン10、20からなるフィン体はフィルムU、Lに挟まれ、フィルムによりフィンの位置ズレが防止される。
また、フィン体とフィルムは一体化され、これらを1部品として扱うことができる。よって、フィンを不用意に落下させ、フィンが曲げるというような事故の防止を図ることができる。
なお、第1の実施の形態と同様に、フィン10、20の間において、フィルムが存在しない領域が生じないようにするのがが好ましい。
各金属板は、フィルムU、Lにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される。
各金属板の厚さは、フィンとフィルムの厚さに等しく、フィンとフィルムと金属板とで、1つの平板形状が構成される。
金属板101は、フィン10の外周の一部分に接するように配置されている。金属板102は、フィン10の外周の他の一部分に接するように配置されている。金属板103は、フィン20の外周の一部分に接するように配置されている。
偏波分離器の作用は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る偏波分離器のフィンライン型導波管構造によれば、第1の実施の形態と同様に、フィンの位置ズレが防止され、分離特性を向上させることができる。
また、フィルムU、Lにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される金属板101、102、103を備えることで、第1の実施の形態のピンPの作用と同様に、フィルムを介して外部に電波が漏れるのが防止されるので、分離特性の低下を防止することができる。なお、かかる作用に鑑み、金属板の位置は導波管内部に近いのが好ましい。
第1、第2の実施の形態における2つのフィルムに関しては、例えば、その一方だけを設けるようにしてもよいが、両方を設けた方が好ましい。両方のフィルムを設けることで、導波管内部を構造的に対称にできる。フィルムは導波管内部の伝播特性に影響を与える誘電体などであるが、導波管内部が構造的に対称ならば、分離特性への影響を少なくできる。
[第3の実施の形態]
図6、7は、本発明の第2の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す図である。図6は、図7のFF線で示す面を矢印の方向に見た平面図である。図7は、図6のEE線で示す面を見た断面図である。以下、かかる偏波分離器を単に偏波分離器という。
偏波分離器は、金属ブロック1、2と、フィン10U、20U(フィン体と総称する)、10L、20L(フィン体と総称する)と、フィルムFと、複数のピンPとを備える。
偏波分離器は、2つのフィン体と、フィルムFと、複数のピンPとからなるものを金属ブロック1、2で挟み込んだ構成である。
フィルムFは、2つのフィン体に挟まれ、フィルムによりフィンの位置ズレが防止される。
また、フィン体とフィルムは一体化され、これらを1部品として扱うことができる。よって、フィンを不用意に落下させ、フィンが曲げるというような事故の防止を図ることができる。
各ピンPは、金属であり、フィルムFにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される。各ピンPは、一方のフィン体の一方のフィン、フィルム、他方のフィン体の一方のフィンを貫き、上端は金属ブロック2に接し、各ピンPの下端は金属ブロック1に接している。
次に、偏波分離器の製造方法を説明する。
図8に示すように、まず、SiO2(二酸化シリコン)膜を形成した基板100の上に、金属蒸着、スパッタリング、エッチングなどの半導体露光プロセスにより、金属パターンであるフィン10L、20Lを形成する。フィンの厚さは、偏波分離器に導入される電波の周波数における表皮効果が問題とならないような厚さであることが好ましい。フィンの厚さは、ミリ波の場合、ナノメートルのオーダーである。
図9に示すように、次に、フィン10L、20Lを形成した基板100の上に、フィルムFを設ける。例えば、基板100の上にフィルムを圧着し熱処理する。
図10に示すように、次に、フィルムFの上に、フィン10L、20Lと同じ大きさ形状のフィン10U、20Uをずれないように形成する。
図11に示すように、次に、ピンP用の孔を、例えば、300μm間隔で設け、孔を金属のピンPで埋める。
図12に示すように、次に、基板100をダイシングなどにより取り除き、フィン10L、20Lなどに残ったSiO2(二酸化シリコン)をフッ酸で除去する。
こうして、フィン体とフィルムは一体化される。
図13に示すように、次に、一体化されたフィンとフィルムを金属ブロック1に載置する。
図7に示すように、次に、一体化されたフィンとフィルムに金属ブロック2を載置する。こうして、偏波分離器が完成する。
偏波分離器の作用は、第1の実施の形態などと同様なので、説明を省略する。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る偏波分離器のフィンライン型導波管構造によれば、フィン体は金属パターンであり、金属パターンにより挟まれるフィルムを備えることで、フィンの位置ズレが防止され、分離特性を向上させることができる。
また、フィルムFにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される金属のピンPを備えることで、第1の実施の形態のピンPの作用と同様に、フィルムを介して外部に電波が漏れるのが防止されるので、分離特性の低下を防止することができる。なお、かかる作用に鑑み、ピンPの位置は導波管内部に近いのが好ましい。
なお、図14に示すように、ピンPは、フィン10、20がない箇所に設けてもよい。ピンの位置は導波管内部に近いのが好ましいので、例えば、フィン10、20を導波管内部に設け、ピンをフィン10、20の近くに設けることで、ピンの位置を導波管内部に近くできる。
[第4の実施の形態]
図15、16は、本発明の第4の実施の形態に係る偏波分離器の概略的な構造を示す図である。図15は、図16のHH線で示す面を矢印の方向に見た平面図である。図16は、図15のGG線で示す面を見た断面図である。以下、かかる偏波分離器を単に偏波分離器という。
偏波分離器は、金属ブロック1、2と、フィン10U、20U(フィン体と総称する)、10L、20L(フィン体と総称する)と、フィルムFと、金属板101、102、103とを備える。
偏波分離器は、各フィン体と、フィルムU、Lと、金属板101、102、103とからなるものを金属ブロック1、2で挟み込んだ構成である。
フィルムFは、2つのフィン体に挟まれ、フィルムによりフィンの位置ズレが防止される。
また、フィン体とフィルムは一体化され、これらを1部品として扱うことができる。よって、フィンを不用意に落下させ、フィンが曲げるというような事故の防止を図ることができる。
各金属板は、フィルムFにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される。
各金属板の厚さは、フィンとフィルムの厚さに等しく、フィンとフィルムと金属板とで、1つの平板形状が構成される。
金属板101は、フィルムの外周の一部分に接するように配置されている。金属板102は、フィルムの外周の他の一部分に接するように配置されている。金属板103は、フィルムの外周の一部分に接するように配置されている。
偏波分離器の作用は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
以上説明したように、第4の実施の形態に係る偏波分離器のフィンライン型導波管構造によれば、第3の実施の形態と同様に、フィンの位置ズレが防止され、分離特性を向上させることができる。
また、フィルムFにおける導波管内部の部分を取り囲むように配置される金属板101、102、103を備えることで、第2の実施の形態の各金属板の作用と同様に、フィルムを介して外部に電波が漏れるのが防止されるので、分離特性の低下を防止することができる。なお、かかる作用に鑑み、金属板の位置は導波管内部に近いのが好ましい。
第3、第4の実施の形態における2つのフィン体に関しては、例えば、その一方だけを設けるようにしてもよいが、両方を設けた方が好ましい。両方のフィン体を設けることで、導波管内部を構造的に対称にできる。フィン体は導波管内部の伝播特性に影響を与えるが、導波管内部が構造的に対称ならば、分離特性への影響を少なくできる。
1、2…金属ブロック
10、10U、10L、20、20U、20L…フィン(金属パターン)
101、102、103…金属板
U、L、F…フィルム
P…ピン
P1、P2、P3…ポート

Claims (7)

  1. 2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、
    前記フィン体は金属パターンであり、
    前記フィンライン型導波管構造は、前記フィン体が設けられているフィルムと、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造。
  2. 2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、
    前記フィン体は金属パターンであり、且つ、前記フィン体が2つ設けられ、
    前記フィンライン型導波管構造は、前記2つのフィン体に挟まれるフィルムと、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造。
  3. 2つのフィンを含むフィン体を備えるフィンライン型導波管構造であって、
    前記フィン体は金属パターンであり、
    前記フィンライン型導波管構造は、前記金属パターンを挟む2つのフィルムと、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように配置される金属板を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のフィンライン型導波管構造を備えることを特徴とする偏波分離器。
  5. フィンライン型導波管構造の製造方法であって、
    前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、
    前記製造方法は、前記フィン体である金属パターンを前記フィルムに設ける工程と、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造の製造方法。
  6. フィンライン型導波管構造の製造方法であって、
    前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、
    前記製造方法は、2つの前記フィン体である2つの金属パターンで前記フィルムを挟む工程と、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造の製造方法。
  7. フィンライン型導波管構造の製造方法であって、
    前記フィンライン型導波管構造は、2つのフィンを含むフィン体とフィルムと金属板を備え、
    前記製造方法は、前記フィン体である金属パターンを2つの前記フィルムで挟む工程と、
    前記フィルムにおける導波管の内部の部分を取り囲むように金属板を配置する工程を備えることを特徴とするフィンライン型導波管構造の製造方法。
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