JP5184307B2 - テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造 - Google Patents

テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5184307B2
JP5184307B2 JP2008288765A JP2008288765A JP5184307B2 JP 5184307 B2 JP5184307 B2 JP 5184307B2 JP 2008288765 A JP2008288765 A JP 2008288765A JP 2008288765 A JP2008288765 A JP 2008288765A JP 5184307 B2 JP5184307 B2 JP 5184307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tester
refill
recess
theft
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008288765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010115247A (ja
Inventor
晴次 埀井
真理子 東
晃治 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Kao Corp
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp, Key Trading Co Ltd filed Critical Kao Corp
Priority to JP2008288765A priority Critical patent/JP5184307B2/ja
Publication of JP2010115247A publication Critical patent/JP2010115247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5184307B2 publication Critical patent/JP5184307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、テスター用化粧料が収容されたテスターの盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造に関するものである。
従来から、口紅、ファンデーション等の各種の化粧料は、店頭で実際に顧客が自分の唇や肌に塗ってその感触や色調を試してみてから購入することが多いため、完全に包装された商品とは別に、いわゆるテスター用化粧料を用意して店頭に陳列することがよく行われている。
例えば、口紅テスターを陳列する場合の一例を図8に示す。この口紅テスター1は、口紅を模した樹脂製の色見本2と、これを一体的に保持する四角筒状のホルダ3とを備え、上記ホルダ3の内側に、実際の商品と同じ口紅化粧料を収容した繰り出し筒(レフィル)4が、着脱自在に嵌入された構成になっている。そして、陳列台5の上面に並ぶ嵌合用穴6に、上記繰り出し筒4を差し込むことにより、色の異なる口紅テスター1を多数本、列状に陳列することができるようになっている。したがって、顧客は、上記陳列台5に並ぶ口紅テスター1のうち、好みの色のものを手にとって、実際の使用感を試すことができる。
ところが、上記口紅テスター1等のテスター用化粧料は、商品と実質的に同じものであるため、人気のあるものが店頭等から持ち帰られてしまうという問題が発生していた。
このようなトラブルを防止するために、口紅テスター1と陳列台5とを、紐で1個ずつ結んだりテープで止めて固定する等の対抗策を講じている店舗もあるが、口紅テスター1を試供するには、これを手許に取り出さなければならないため、再びこれを元に戻す際、紐が手前にはみ出して陳列の見栄えが悪くなるという問題がある。また、はみ出した紐が他の口紅テスター1の紐と絡まって、スムーズに抜き出すことができなかったり、複数の口紅テスター1が同時に抜けて落下する等のトラブルが生じやすい。さらに、いちいち紐を結んだりテープで止めたりする作業が煩雑であるという問題もある。
そこで、商品監視装置(商品やテスターの側面にICタグを取り付け、店舗の入口等にゲートを立ててこれを監視するもの)を設けたり、店舗内に設置したミラーや防犯カメラで監視することも行われている。また、図9に示すように、タグ11と、このタグ11に接続される制御手段12と、この制御手段12に接続される警報ブザー13とを備えた盗難防止装置を用い、商品14にタグ11を貼り付けた状態で陳列し、陳列中にタグ11が商品から剥がされると、制御手段12が作動して警報ブザー13が鳴るようにすることも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−121779号公報
しかしながら、商品監視装置を用いる場合には、その装置が高価なだけでなく、ICタグが商品の側面に取り付けられているため、見た目が悪く、しかもICタグの取り付けに手間がかかるという問題がある。また、ミラーや防犯カメラで監視する場合には、その店舗は盗難が多い店舗であると消費者に感じさせたり、監視されているようなイメージを消費者に与えるため、消費者の購買意欲が減少する。一方、図9に示すような盗難防止装置も、タグ11の取り付けに手間がかかり、また見栄えが悪いという問題がある。そして、装置が高価であるうえ、制御手段12等の設置スペースが必要になるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、テスター商品への着脱が容易で、しかも陳列時の見栄えを損なうことがなく、安価に提供することのできるテスター盗難防止部材と、それを用いたテスター陳列構造の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、テスター用化粧料が収容されたレフィルと、上記レフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌合保持するための凹部が形成されたレフィルホルダとを備えた化粧料テスターの盗難防止に用いられる部材であって、上記レフィルホルダの凹部内の底面を横切るよう設定された底面部と、上記底面部の相対する端縁から折り目を介してそれぞれ延設され上記レフィルホルダの凹部内壁面に沿って立ち上がるよう設定された延長部とを備え、上記延長部の少なくとも一方に、テスター固定用の紐状体の一端を取り付けるための取付部が形成されているテスター盗難防止部材を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記紐状体の一端を取り付けるための取付部が、穴であるテスター盗難防止部材を第2の要旨とする。
さらに、本発明は、テスター用化粧料が収容されたレフィルと、上記レフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌合保持するための凹部が形成されたレフィルホルダとを備えた化粧料テスターの盗難防止に用いられる部材であって、上記レフィルホルダの凹部内の底面を横切るよう設定された底面部と、上記底面部の相対する端縁から折り目を介してそれぞれ延設され上記レフィルホルダの凹部内壁面に沿って立ち上がるよう設定された延長部とを備え、上記延長部の少なくとも一方の先端からさらに、テスター固定用の紐状体が一体的に形成されているテスター盗難防止部材を第3の要旨とする。
そして、本発明は、上記第1の要旨であるテスター盗難防止部材を用いた化粧料テスターの陳列構造であって、上記レフィルホルダのレフィル嵌合用の凹部内に、上記テスター盗難防止部材を、その底面部の両端縁から延長部を折り立て、かつ上記延長部の取付部にテスター固定用の紐状体の一端を取り付け他端側を凹部開口から外側に垂らした状態で嵌入し、さらにその上からレフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌入してなる化粧料テスターが、所定の陳列棚もしくは陳列台に陳列されており、上記陳列棚もしくは陳列台に、上記テスター固定用の紐状体の他端が固定されているテスター陳列構造を第4の要旨とする。
また、本発明は、上記第3の要旨であるテスター盗難防止部材を用いた化粧料テスターの陳列構造であって、上記レフィルホルダのレフィル嵌合用の凹部内に、上記テスター盗難防止部材を、その底面部の両端縁から延長部を折り立て、かつその凹部開口から上記延長部先端から延びるテスター固定用の紐状体を突出させた状態で嵌入し、さらにその上からレフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌入してなる化粧料テスターが、所定の陳列棚もしくは陳列台に陳列されており、上記陳列棚もしくは陳列台に、上記テスター固定用の紐状体の他端が固定されているテスター陳列構造を第5の要旨とする。
すなわち、本発明のテスター盗難防止部材は、レフィルホルダの凹部の底面を横切るよう設定された底面部と、同じくその内壁面に沿って立ち上がるよう設定された延長部とが一続きで形成され、その少なくとも一方に紐状体を取り付けるようになっているか、その先端から直接紐状体が延設されているという、非常に簡単な構成になっており、これを安価に提供することができるという利点を有する。
そして、このものを使用する場合は、上記レフィルホルダの凹部内に、この盗難防止部材を挿入し、その上からレフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌入するだけで、簡単に取り付けることができ、その延長部から延びる紐状体を陳列台等に固定するだけで、簡単にレフィルを陳列台等に固定して、盗難防止効果を得ることができる。また、この構造を維持したまま、レフィルだけ新しいものに交換することができ、交換作業にも手間を要しない。また、この盗難防止部材が不用である、と判断した場合には、これをレフィルホルダから抜き取るだけで簡単に外すことができ、レフィルホルダにかけた紐の結び目を解いたりテープを剥がしたりしなくてもよいため、繰り返し使用することのできるレフィルホルダを傷つけたり汚したりすることがない。
さらに、このものは、レフィルホルダとレフィルの間に挟持されるようになっており、その状態では外側から見えないため、陳列の外観を損なうことがなく、見栄えがよい。また、この部材のために余分なスペースを必要とせず、従来の陳列構造と陳列スペースをそのまま用いることができるため、余分なコストがかからないという利点も有する。
また、本発明において、特に、上記取付部が、穴であるものは、シート状体の輪郭を打ち抜く際、同時にこの穴を打ち抜くことができ、より安価で使い勝手のよい盗難防止部材を得ることができる。
さらに、本発明のテスター陳列構造によれば、外観を損なうことなく、陳列された各テスターの盗難防止を図ることができる。そして、その盗難防止部材の着脱が簡単であるため、テスターの陳列作業や配置替え作業等を効率よく行うことができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明のテスター盗難防止部材の一実施の形態を示している。この盗難防止部材20は、図2に示すような、レフィルホルダ30とレフィル31とで構成される口紅テスター32の盗難防止に用いられるもので、厚み0.3mmの透明ポリエステルシートからなり、上記レフィルホルダ30の、レフィル保持用の凹部内の底面を横切るよう設定された底面部21〔図1(a)に戻る〕と、その相対する端縁から折り目P、Qを介してそれぞれ延設される延長部22、23とを備えている。ただし、上記底面部21は、後述するように、レフィルホルダ30の凹部内形状に合わせて、両側の延長部22、23に比べて細幅に設定されており、その両端に、補強用のテーパ部21aが形成されている。
また、上記延長部22、23には、テスター固定用の紐状体24〔図1(b)参照〕の一端を取り付けるための穴25がそれぞれ形成されている。この穴25は、全体形状を打ち抜き成型する際に、同時に形成されたものである。なお、上記穴25は片方にあれば足りるが、どちら側に紐状体24を取り付けてもよいように、両方に形成している。
上記盗難防止部材20は、例えばつぎのようにして用いることができる。すなわち、まず、図1(b)に示すように、上記延長部22の穴25に、適宜の長さの紐状体(例えば直径0.5mmのナイロン製紐)の一端側を結びつけた後、太矢印Xで示すように、左右の延長部22、23を下方に折り返す。これによって、盗難防止部材20を、レフィルホルダ30(図2参照)の凹部内にすっぽり入るコ字状にすることができる。
そこで、図2(a)に示すように、口紅テスター32の正面(陳列面)の反対側に、上記盗難防止部材20の、紐状体24を取り付けた方の延長部22が位置するように配置し、その状態で、盗難防止部材20をレフィルホルダ30の凹部内に嵌入する。これによって、図2(b)に破線で示すように、盗難防止部材20の底面部21が、レフィルホルダ30の凹部内の底面を横切り、その両側の延長部22、23が、凹部内壁面に沿って立ち上がる(図では下向き)配置で保持される。
そして、上記盗難防止部材20が取り付けられた凹部内に、さらにレフィル31を嵌入し、両者の嵌合部で盗難防止部材20を挟持することにより、盗難防止部材20を口紅テスター32から外れないよう固定することができる。
このようにして盗難防止部材20が固定された口紅テスター32を、所定の陳列台(例えば図8の陳列台5等)に並べて陳列し、その際、各口紅テスター32から延びる紐状体24の先端を、陳列台の奥側にテープで貼ったり結びつけたりして固定する。これにより、陳列された各口紅テスター32は、勝手に外して持ち去ることができないようになる。なお、図2において、33は口紅テスター32内に収容されているテスター化粧料の色を示す樹脂製の色見本で、上記レフィルホルダ30の上面に嵌合固定されている。また、レフィル31内には、テスターである口紅化粧料が繰り出し自在に保持されている。
上記盗難防止部材20によれば、上記レフィルホルダ30の凹部内に、この盗難防止部材20を挿入し、その上からレフィル31を嵌入するだけで、簡単に取り付けることができ、その延長部22から延びる紐状体24を陳列台等に固定するだけで、簡単にレフィル31を陳列台等に固定して、盗難防止効果を得ることができる。また、この構造を維持したまま、レフィル31だけ新しいものに交換することができ、交換作業にも手間を要しない。また、この盗難防止部材20が不用である、と判断した場合には、これをレフィルホルダ30から抜き取るだけで簡単に外すことができ、従来のように、レフィルホルダ30にかけた紐の結び目を解いたりテープを剥がしたりしなくてもよいため、長期にわたって繰り返し使用されるレフィルホルダ30を、傷つけたり汚したりすることがない。
そして、この盗難防止部材20は、レフィルホルダ30とレフィル31の間に挟持されるようになっており、その状態では外から見えないため、陳列の外観を損なうことがなく、見栄えがよい。また、この盗難防止部材20を設置するための余分なスペースを必要とせず、従来の陳列構造と陳列スペースをそのまま用いることができるため、余分なコストがかからないという利点も有する。
さらに、盗難防止部材20自身が、全体が一枚のプラスチックシートで形成され、その片方に紐状体を取り付けるようになっているという、非常に簡単な構成であるため、これを安価に提供することができるという利点を有する。
なお、上記口紅テスター32のレフィルホルダ30とレフィル31との嵌合構造は、統一されておらず、さまざまなタイプがあるが、本発明の盗難防止部材20は、レフィルホルダ30の凹部形状がどのようなものであっても、その凹部底面を横切るよう設定された底面部21と、その底面部21の相対する端縁から折り目P、Qを介してそれぞれ延設される延長部22、23とを備えていればよく、上記底面部21は、凹部底面に必ずしも当接している必要はない。また、両側の延長部22、23も、凹部内壁面に沿って立ち上がるよう設定されていれば、必ずしも内壁面に当接している必要はない。そして、その幅や形状も、上記の例に限らず、レフィルホルダ30とレフィル31との間に挟持させるよう適宜変化させることができる。
また、口紅テスター32には、レフィルホルダ30内に、円柱状のレフィル31を直接嵌入する構造のものと、レフィルホルダ30にまずガイドホルダを嵌合し、そのガイドホルダの凹部内にレフィル31を嵌合する2重構造のものがあるが、本発明の盗難防止部材は、どちらのタイプにも用いることができる。ただし、上記ガイドホルダを用いた2重構造のものに適用する場合は、まずレフィルホルダ30内に本発明の盗難防止部材を嵌入し、その上からガイドホルダを嵌入して盗難防止部材を挟み込んだ後、そのガイドホルダの凹部内にレフィル31を嵌入するようにする。
ちなみに、上記の例の口紅テスター32は、レフィルホルダ30内にレフィル31を直接嵌入する構造になっており、このレフィルホルダ30内に盗難防止部材20を嵌入した状態を、その縦断面図である図3(a)に示す。また、図3(b)は、上記図3(a)のA−A′断面図(色見本33の図示を省略)であり、図3(c)は、そのB矢視図である。これらの図に示すように、このレフィルホルダ30の凹部40内には、レフィル31(外形を鎖線で示し全体に間隔の広い斜線を入れて示す)の、リング状に形成された根元部31aと係合させるための一対の突出片41が設けられている。そして、この盗難防止部材20は、上記一対の突出片41の間に入り込むことができるように、その底面部21が延長部22、23に比して細幅に形成されている。よって、突出片41により、延長部22、23の移動が制限され、盗難防止部材の抜け落ちが効果的に防止できる。また、盗難防止部材20の延長部22、23は、レフィルホルダ30の凹部40内に設けられた4本の放射状リブ43の間に入り込んだ状態で、凹部40の内壁面に沿うようになっている。なお、この口紅テスター32の色見本33は、色を示す樹脂成形体33aと、これを保護する透明の樹脂成形体33bとで構成されている。
なお、もし上記盗難防止部材20を、レフィルホルダ30に対し、90°角度を誤って嵌入しても、上記底面部21が細幅に形成されているため、この部分が、上記突出片41の形状に沿って曲がり、レフィル31との嵌入に支障をきたすことなく、その間に挟持されるようになっている。
一方、本発明の盗難防止部材を、ガイドホルダを用いた2重構造の口紅テスター32′に適用した一例を、図4に示す。この口紅テスター32′は、色見本33′を備えたレフィルホルダ50と、その内側に嵌入されるガイドホルダ51と、レフィル52とで構成されている。そして、上記レフィルホルダ50とガイドホルダ51との間に、本発明の盗難防止部材20′が挟み込まれるようになっている。なお、上記色見本33′も、前記の例と同様、色を示す樹脂成形体33a′と、これを保護する透明の樹脂成形体33b′とで構成されている。
より詳しく説明すると、上記レフィルホルダ50の凹部内には、その縦断面図である図5(a)、およびそのC−C′断面図である図5(b)に示すように、ガイドホルダ51を嵌合保持するためのリブ53が、その四角筒の各面に、所定間隔で2本一組で設けられている。したがって、盗難防止部材20′の底面部21′、延長部22′、23′の幅を、上記凹部内の、相対する2面のリブ53の間に入り込む幅に設定しておけば、この帯状の盗難防止部材20′に紐状体24を取り付けて、図4に示すように、コ字状に折り曲げて上記凹部内に嵌入し、図5(a)および図5(b)に示すように、その内面の、互いに向かい合う2面の各2本のリブ53間に入り込ませることにより、これを安定的に保持させることができる。なお、上記盗難防止部材20′の他の構成は、前記盗難防止部材20と同様であり、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略する。
そして、上記盗難防止部材20′が嵌入されたレフィルホルダ50内に、図6(a)およびその底面図である図6(b)に示すように、ガイドホルダ51を嵌入することにより、上記盗難防止部材20′を2つのホルダ50、51間に挟み込んで固定することができる。そして、さらにこのガイドホルダ51内に、レフィル52を嵌入し、上記盗難防止部材20′から外側に延びる紐状体24の先端を、陳列台等に固定することにより、この口紅テスター32′を陳列台等に固定し、盗難防止機能をもたせることができる。なお、54は、ガイドホルダ51内に設けられるレフィル52嵌合用のリブであり、55は、ガイドホルダ51の外周下部に設けられる嵌合用のガイドである。
なお、上記ガイドホルダ51の下端部の、相対する2個所に突出部56が設けられており、この突出部56が、レフィルホルダ50の下端部に設けられた切欠き部57から側方にはみ出した状態で両者が嵌合されるようになっている。これは、ガイドホルダ51をレフィルホルダ50に着脱する際、ガイドホルダ51のこの部分をつまんで行うと、動作をスムーズに行うことができることを考慮したものである。したがって、この構成においては、上記盗難防止部材20′の取り付け方向を、上記レフィルホルダ50の切欠き部57が形成されてない方の相対する2面にまたがる方向にしておけば、レフィルホルダ50の内側から延びる紐状体24が、上記ガイドホルダ51の出し入れの邪魔にならず、好適である。
また、これらの例は、本発明の盗難防止部材を、棒状の口紅をレフィル31、52から繰り出して用いる口紅テスター32、32′の盗難防止に適用した例であるが、本発明の盗難防止部材は、レフィルとレフィルホルダとを嵌合によって直接、もしくは上記ガイドホルダ51に相当する中間部材を介して、嵌合保持するよう構成された各種のテスターに適用することができる。
例えば、図7は、本発明の盗難防止部材を、浅皿状テスターの盗難防止に適用した例を示している。すなわち、このテスターは、ファンデーションやリップカラー、アイカラー等のメイクアップ化粧料60aが充填された浅皿状のレフィル60を、蓋付のレフィルホルダ61に嵌入保持させた構成になっている。このレフィルホルダ61とレフィル60の嵌合部に、レフィルホルダ61の底面を横切る底面部63と一対の延長部64、65と、紐状体24取り付け用の穴25を備えた盗難防止部材66を挟持させることによって、前記口紅テスター32、32′と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記の各例では、盗難防止部材20、20′等に、紐状体24取り付け用の穴25を設け、これに紐状体24を取り付けて用いるようになっているが、例えば、図10に示すように、盗難防止部材20″の片方の延長部22の先端から、紐状体24に相当する帯状部分70を延設し、これを紐状体として、テスターと陳列台等との固定に用いるようにしてもよい。そして、その先端に、係合用の穴71を形成しておけば、この穴71を利用して、陳列台等の適宜の部位に係合させることができ、好適である。このようにすると、上記の各例のように、穴25に紐状体24を挿通して結ぶ作業が不要となり、より効率よく作業を進めることができる。
なお、これらの例において、盗難防止部材20、20′等の材質は、上記の例のように、透明ポリエステルシートに限らず、折り曲げ可能な可撓性があれば、どのような材質であっても差し支えないが、なかでも、厚み0.1〜1.0mm、特に0.3〜0.5mmの可撓性樹脂シートを用いることが好適である。すなわち、厚みが薄すぎると、コ字状に折り曲げた形状を保ちながらレフィルホルダ30等の凹部内に嵌入する作業がしにくくなるおそれがあり、1.0mmを超えると、レフィルホルダ30等とレフィル31等との嵌合が窮屈になり、従来のデザインのまま両者の間に挟持させることが困難となるおそれがあるからである。
また、上記盗難防止部材20等の色は、陳列時に目立たなくする目的で、透明のものを用いたが、必ずしも透明である必要はなく、陳列台の色やテスターのレフィルホルダ30、レフィル31等の色に合わせて着色したシートを用いてもよい。
(a)は本発明の一実施の形態を示す斜視図、(b)はその使用状態の説明図である。 (a)、(b)は、ともに上記実施の形態の使用状態の説明図である。 (a)は上記使用状態における口紅テスターの縦断面図、(b)はそのA−A′断面図、(c)はそのB矢視図である。 本発明の他の実施の形態における使用状態の説明図である。 (a)は上記使用状態における口紅テスターの縦断面図、(b)はそのC−C′断面図である。 (a)は上記使用状態において、レフィルを嵌入した状態の縦断面図、(b)はその底面図である。 本発明のさらに他の実施の形態における使用状態の説明図である。 口紅テスターの陳列形態の説明図である。 従来の盗難防止装置の一例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
20 盗難防止部材
21 底面部
22,23 延長部
25 穴

Claims (5)

  1. テスター用化粧料が収容されたレフィルと、上記レフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌合保持するための凹部が形成されたレフィルホルダとを備えた化粧料テスターの盗難防止に用いられる部材であって、上記レフィルホルダの凹部内の底面を横切るよう設定された底面部と、上記底面部の相対する端縁から折り目を介してそれぞれ延設され上記レフィルホルダの凹部内壁面に沿って立ち上がるよう設定された延長部とを備え、上記延長部の少なくとも一方に、テスター固定用の紐状体の一端を取り付けるための取付部が形成されていることを特徴とするテスター盗難防止部材。
  2. 上記紐状体の一端を取り付けるための取付部が、穴である請求項1記載のテスター盗難防止部材。
  3. テスター用化粧料が収容されたレフィルと、上記レフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌合保持するための凹部が形成されたレフィルホルダとを備えた化粧料テスターの盗難防止に用いられる部材であって、上記レフィルホルダの凹部内の底面を横切るよう設定された底面部と、上記底面部の相対する端縁から折り目を介してそれぞれ延設され上記レフィルホルダの凹部内壁面に沿って立ち上がるよう設定された延長部とを備え、上記延長部の少なくとも一方の先端からさらに、テスター固定用の紐状体が一体的に形成されていることを特徴とするテスター盗難防止部材。
  4. 請求項1記載のテスター盗難防止部材を用いた化粧料テスターの陳列構造であって、上記レフィルホルダのレフィル嵌合用の凹部内に、上記テスター盗難防止部材を、その底面部の両端縁から延長部を折り立て、かつ上記延長部の取付部にテスター固定用の紐状体の一端を取り付け他端側を凹部開口から外側に垂らした状態で嵌入し、さらにその上からレフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌入してなる化粧料テスターが、所定の陳列棚もしくは陳列台に陳列されており、上記陳列棚もしくは陳列台に、上記テスター固定用の紐状体の他端が固定されていることを特徴とするテスター陳列構造。
  5. 請求項3記載のテスター盗難防止部材を用いた化粧料テスターの陳列構造であって、上記レフィルホルダのレフィル嵌合用の凹部内に、上記テスター盗難防止部材を、その底面部の両端縁から延長部を折り立て、かつその凹部開口から上記延長部先端から延びるテスター固定用の紐状体を突出させた状態で嵌入し、さらにその上からレフィルを直接もしくは他の部材を介して嵌入してなる化粧料テスターが、所定の陳列棚もしくは陳列台に陳列されており、上記陳列棚もしくは陳列台に、上記テスター固定用の紐状体の他端が固定されていることを特徴とするテスター陳列構造。
JP2008288765A 2008-11-11 2008-11-11 テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造 Active JP5184307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008288765A JP5184307B2 (ja) 2008-11-11 2008-11-11 テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008288765A JP5184307B2 (ja) 2008-11-11 2008-11-11 テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010115247A JP2010115247A (ja) 2010-05-27
JP5184307B2 true JP5184307B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=42303311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008288765A Active JP5184307B2 (ja) 2008-11-11 2008-11-11 テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5184307B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7445915B2 (ja) * 2020-02-12 2024-03-08 株式会社ルミカ 香りテスター

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4928910B2 (ja) * 2006-10-31 2012-05-09 紀伊産業株式会社 テスター中皿陳列構造およびそれに用いられるテスター中皿

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010115247A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703234B2 (en) Fishing hook enclosure apparatus
JP5016436B2 (ja) 包装体
US20160052712A1 (en) Apparatus and method for dispensing unused animal waste bag and carrying used animal waste bag
JP5184307B2 (ja) テスター盗難防止部材およびそれを用いたテスター陳列構造
US20060124657A1 (en) Bag dispensing assembly
US6257790B1 (en) Container for storing and displaying a soap system
JP5065807B2 (ja) 毛髪化粧料用陳列トレイ
JP3153449U (ja) 商品収納袋
JP2005096801A (ja) 物品収容装置
CA2621969C (en) Consumer product package
KR100627191B1 (ko) 물품 세트 고정대
JP3193819U (ja) ネックストラップ
JP3099776U (ja) 吊り下げ式パッケージ
JP4300304B2 (ja) 巻尺の陳列用容器および巻尺
KR200455764Y1 (ko) 화장품 포장용 포대의 태그
US7347323B2 (en) Boxed and secured necktie package
JP7197974B2 (ja) 容器
KR200331067Y1 (ko) 제품의 전선 구별용 플러그태그
KR20090009082U (ko) 손톱소제용구 케이스
JP3116073U (ja) メガネ用表示片ホルダー
JP2000338887A (ja) 立看板
KR200275597Y1 (ko) 머리빗 걸이구
JP2000053141A (ja) 商品収納容器
JPH11113699A (ja) 棒状商品の陳列用吊り下げ係止具
KR200202706Y1 (ko) 낚시찌 포장케이스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5184307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250