JP5182876B2 - (メタ)アクリル酸エステル系重合体の製造方法 - Google Patents
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はじめに吸着精製方法について詳述する。吸着方式としては回分式、吸着塔などによる連続式いずれでも構わないが、溶媒で希釈し、吸着剤も添加して攪拌する回分方式が簡便である。予備的精製を実施する場合についても同様である。
吸着時の溶媒としては環境対応の面から非芳香族化合物が使用されるが、一般的には極性の高い溶媒を用いると吸着能が低下するので低極性の溶媒であることが好ましい。溶媒として使用される溶剤は、吸着能及び(メタ)アクリル酸エステル系重合体の溶解性を考慮し、酢酸エステルを使用することが好ましく、特に酢酸ブチルが好ましい。予備的精製を実施する場合についても同様であるが、特に限定されない。
吸着剤としては活性炭、イオン交換樹脂等の合成樹脂系吸着剤、ゼオライト等の無機系吸着剤などがあるが、本発明においては後述するアルミニウムシリケートとハイドロタルサイト類化合物を併用する。アルミニウムシリケートやハイドロタルサイト類化合物は、無機系吸着剤に分類される。無機系吸着剤は、一般的に固体酸、固体塩基を有し、粒子は多孔質構造を持っているため、吸着能は非常に高い。また、低温から高温まで使用可能であることも特徴の一つである。
本発明で使用するアルミニウムシリケートの量は重合体100重量部に対して0.05重量部以上、0.5重量部以下であり、好ましくは0.5重量部以上0.2重量部以下である。
本発明の吸着温度は150℃以上であり、好ましくは170℃以上、より好ましくは190℃以上である。高温の方が、精製レベルが高くなり、ヒドロシリル化活性の発現が良好である。また、吸着剤の減量もしやすい。(メタ)アクリル酸エステル系重合体は高温耐性に優れるが、高温過ぎると重合体の劣化が進行するので230℃以下が好ましく、200℃以下がより好ましい。
本発明は酢酸エステルを溶媒とする(メタ)アクリル酸エステル系重合体の高温吸着処理に関するものであり、アロマフリー化、溶媒劣化の抑制、貯蔵安定性の改善等様々な波及効果があるので、フリーラジカル重合法等の従来公知な方法により製造される種々の(メタ)アクリル酸エステル系重合体の吸着精製法として利用することもできる。その中でも原子移動ラジカル重合により製造される(メタ)アクリル酸エステル系重合体、特にアルケニル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体の精製において効果を発揮する。以下、アルケニル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体について詳述する。
原子移動ラジカル重合法とはリビングラジカル重合法の一つであって、有機ハロゲン化物あるいはハロゲン化スルホニル化合物等を開始剤、遷移金属錯体を触媒として(メタ)アクリル酸エステル系単量体等のラジカル重合性単量体を重合制御する方法である。原子移動ラジカル重合法としては例えば、Matyjaszewskiら、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカルソサエティー(J.Am.Chem.Soc.)1995年、117巻、5614頁などが挙げられる。原子移動ラジカル重合を利用したアルケニル基又は架橋性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体の製造方法としては既に例示した文献(特許文献1〜22)等に開示された方法を参考にすることができるがこれらに限定されるわけではない。
アルケニル基の(メタ)アクリル酸エステル系重合体への導入方法としては種々の方法が挙げられるが、(メタ)アクリル酸エステル単量体の原子移動ラジカル重合の最中若しくはその終点で1,5−ヘキサンジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカジエン等の複数個のアルケニル基を有する化合物を反応させる方法が好ましい。
アルケニル基の(メタ)アクリル酸エステル系重合体への導入方法としては種々の方法が挙げられるが、上記の1,5−ヘキサンジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカジエン等の複数個のアルケニル基を有する化合物を反応させる方法の場合、得られる重合体は、1,5−ヘキサンジエン等の分子内に複数個あるアルケニル基の一つに、重合活性な末端ハロゲン基が付加して停止した状態(α−ハロエステル構造の状態)にあり、重合体末端には依然としてハロゲン基が結合した状態で存在している。ハロゲン基を残存させたままでいると遊離して酸が発生し、基材の腐食原因となるので脱離除去することが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル系重合体を本発明の吸着精製方法で精製することでヒドロシリル化反応の触媒毒を効率的に除去することができる。その結果、(メタ)アクリル酸エステル系重合体をヒドロシリル化反応することが可能となるが、例えば、架橋性シリル基を併せ持つSi−H基含有化合物を(メタ)アクリル酸エステル系重合体のアルケニル基の炭素−炭素二重結合に付加させることにより、重合体末端に架橋性シリル基を導入することができる。架橋性シリル基としては、限定はされないが、下記一般式で表わされるものが挙げられる。
(式中、R1、R2は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アラルキル基、または(R’)3SiO−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1またはR2が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基または加水分解性基を示し、Yが2個以上存在するときそれらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1であることを満足するものとする)。
これらの架橋性シリル基の中でも、特に下記一般式
で表させるものが好ましい。
(式中、R2、Yは前記と同じ。aは1〜3の整数。)
具体例としては、−SiCl3、−Si(CH3)Cl2、−Si(CH3)2Cl、−Si(OCH3)3、−Si(CH3)(OCH3)2、−Si(CH3)2OCH3、−Si(OC2H5)3、−Si(CH3)(OC2H5)2、−Si(CH3)2OC2H5、−Si(OC3H7)3、−Si(C2H5)(OCH3)2、−Si(C2H5)2OCH3、−Si(C6H5)(OCH3)2、−Si(C6H5)2(OCH3)、−Si(CH3)(OC(O)CH3)2、−Si(CH3)2O−[Si(CH3)2O]2−Si(CH3)(OCH3)2、−Si(CH3)[O−N=C(CH3)2]2(但し、上記化学式中、C6H5はフェニル基を示す)である。
(式中、R1、R2、Y、a、m、は前記に同じ)
特に以下のものが入手容易な点から好ましい。
具体例としては、
HSiCl3、HSi(CH3)Cl2、HSi(CH3)Cl2、
HSi(OCH3)3、HSi(CH3)(OCH3)2、HSi(CH3)2OCH3、HSi(OC2H5)3、HSi(CH3)(OC2H5)2、
HSi(CH3)2OC2H5、HSi(OC3H7)3、
HSi(C2H5)(OCH3)2、HSi(C2H5)2OCH3、
HSi(C6H5)(OCH3)2、HSi(C6H5)2(OCH3)、
HSi(CH3)(OC(O)CH3)2、
HSi(CH3)2O−[Si(CH3)2O]2−Si(CH3)(OCH3)2、
HSi(CH3)[O−N=C(CH3)2]2
(但し、上記化学式中、C6H5はフェニル基を示す)
等が挙げられる。
本発明の吸着精製法を利用して得られる架橋性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、重合体の酸性化(酸価の上昇)が抑制され、架橋性シリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体の熱的安定性、貯蔵安定性が改善されるので、従来よりも保存性、取扱い性に優れた重合体として硬化性組成物の一成分として利用することができる。また架橋成分である(メタ)アクリル酸エステル系重合体の貯蔵安定性が向上するということはそれを用いた硬化性組成物の貯蔵安定性も向上するということにほかならない。
硬化性組成物の用途としては、限定はされないが、建築用弾性シーリング剤、サイジングボード用シーリング剤、複層ガラス用シーリング剤、車両用シーリング剤等建築用および工業用のシーリング剤、太陽電池裏面封止剤などの電気・電子部品材料、電線・ケーブル用絶縁被覆材などの電気絶縁材料、粘着剤、接着剤、弾性接着剤、コンタクト接着剤、タイル用接着剤、反応性ホットメルト接着剤、塗料、粉体塗料、コーティング材、発泡体、缶蓋等のシール材、電気電子用ポッティング剤、フィルム、ガスケット、注型材料、各種成形材料、人工大理石、および、網入りガラスや合わせガラス端面(切断部)の防錆・防水用封止材、自動車や船舶、家電等に使用される防振・制振・防音・免震材料、自動車部品、電機部品、各種機械部品などにおいて使用される液状シール剤、防水剤等の様々な用途に利用可能である。
新品の酢酸ブチルを密閉下で190℃に加熱して2時間攪拌した。冷却後、酢酸ブチルにpH試験紙を浸したところほぼ中性を示した。
新品の酢酸ブチル100重量部に対して0.1重量部の水を添加し、酢酸ブチルと水のみで密閉下で190℃に加熱して2時間攪拌した。冷却後、酢酸ブチルにpH試験紙を浸したところほぼ中性を示した。
新品の酢酸ブチルの酸価は2.3KOHmmol/kgであった。新品の酢酸ブチル100重量部に対して吸着剤としてハイドロタルサイト(キョーワード500SH:協和化学製)3重量部を添加し、酢酸ブチルと吸着剤のみで密閉下で190℃に加熱して2時間攪拌した。冷却後、吸着剤をろ過した。ろ液である酢酸ブチルにpH試験紙を浸したところ酸性を示した。酸価を測定したところ、11KOHmmol/kgとなり、酸価が若干上昇した。
新品の酢酸ブチルの酸価は2.3KOHmmol/kgであった。新品の酢酸ブチル100重量部に対して吸着剤としてアルミニウムシリケート(キョーワード700SEN:協和化学製)3重量部を添加し、酢酸ブチルと吸着剤のみで密閉下で190℃に加熱して2時間攪拌した。冷却後、吸着剤をろ過した。ろ液である酢酸ブチルにpH試験紙を浸したところ酸性を示した。酸価を測定したところ、180KOHmmol/kgとなり、酸価が大幅に上昇した。
新品の酢酸ブチルの酸価は2.3KOHmmol/kgであった。新品の酢酸ブチル100重量部に対して吸着剤としてハイドロタルサイト(キョーワード500SH:協和化学製)3重量部及びアルミニウムシリケート(キョーワード700SEN:協和化学製)3重量部を添加し、酢酸ブチルと吸着剤のみで密閉下で190℃に加熱して2時間攪拌した。冷却後、吸着剤をろ過し、ろ液である酢酸ブチルの酸価を測定したところ、125KOHmmol/kgとなった。
各原料の使用量を表1に示す。
攪拌機付ステンレス製反応容器の内部を脱酸素し、臭化第一銅、全アクリル酸エステルの一部を仕込み、加熱攪拌した。重合反応溶媒として比誘電率37.5(20℃)であるアセトニトリル(表1では重合用アセトニトリルと記載)、開始剤としてジエチル2,5−ジブロモアジペートを添加、混合し、混合液の温度を約80℃に調節した段階でペンタメチルジエチレントリアミン(以下、トリアミンと略す)を添加し、重合反応を開始した。残りのアクリル酸エステルを逐次添加し、重合反応を進めた。重合途中、適宜トリアミンを追加し、重合速度を調整した。重合時に使用したトリアミンの総量を重合用トリアミンとして表1に示す。重合が進行すると重合熱により内温が上昇するので内温を約80℃〜約90℃に調整した。単量体転化率(重合反応率)が約95%以上の時点で未反応の単量体及び重合用アセトニトリルを減圧脱揮して除去し、重合体濃縮物を得た。
上記濃縮物に1,7−オクタジエン(以下ジエン若しくはオクタジエンと略す)、ジエン反応溶媒としてアセトニトリル(表1ではジエン反応用アセトニトリルと記載)を添加し、トリアミン(表1ではジエン反応用トリアミンと記載)を追加することでジエン反応を開始した。内温を約80℃〜約90℃に調節しながら数時間加熱攪拌させて、重合体末端にオクタジエンを反応させた。反応液は使用した重合触媒により著しく着色していた。
ジエン反応が終了した時点で反応容器気相部に酸素‐窒素混合ガスを導入した。内温を約80℃〜約90℃に保ちながらしながら反応液を数時間加熱攪拌して反応液中の重合触媒と酸素を接触させた。アセトニトリル及び未反応のオクタジエンを減圧脱揮して除去し、重合体を含有する濃縮物を得た。濃縮物は著しく着色していた。
非芳香族炭化水素系化合物として酢酸ブチル((比誘電率5.01(20℃))を重合体の希釈溶媒として使用した。重合体に対して100〜150重量部程度の酢酸ブチルで濃縮物を希釈し、ろ過助剤を添加して攪拌した後、不溶な触媒成分をろ過除去した。ろ液は重合触媒残渣によって着色および若干の濁りを有していた。
ろ液を攪拌機付ステンレス製反応容器に仕込み、吸着剤としてアルミニウムシリケート(キョーワード700SEN:協和化学製)、ハイドロタルサイト(キョーワード500SH:協和化学製)を添加した。気相部に酸素−窒素混合ガスを導入して約100℃で1時間加熱攪拌した後、吸着剤等の不溶成分をろ過除去した。着色は有するものの清澄なろ液を得た。ろ液を濃縮し、重合体粗精製物を得た。
重合体粗精製物、熱安定剤(スミライザーGS:住友化学(株)製)、吸着剤の一部(キョーワード700SEN、キョーワード500SH)を添加し、減圧脱揮、加熱攪拌しながら昇温し、約170℃〜約200℃の高温状態で数時間程度加熱攪拌、減圧脱揮を行ない、重合体中のハロゲン基の脱離、吸着精製を実施した。残りの吸着剤(キョーワード700SEN、キョーワード500SH)を追加し、希釈溶媒として重合体に対して約10重量部の酢酸ブチル(新品:酸価2.3KOHmmol/kg)を添加し、気相部を酸素−窒素混合ガス雰囲気にし、約170℃〜約200℃の高温状態で更に数時間程度加熱攪拌し、吸着精製を継続した。脱ハロゲン化工程・吸着精製工程で使用した吸着剤の総量はハイドロタルサイト1.5重量部、アルミニウムシリケート0.15重量部であった。処理液を更に重合体に対して90重量部の酢酸ブチル(新品:酸価2.3KOHmmol/kg)で希釈し、ろ過して吸着剤を除去した。ろ液を濃縮し、希釈溶媒である酢酸ブチルを回収するとともに、両末端にアルケニル基を有する重合体を得た。1回使用、回収された酢酸ブチルの酸価は4.4KOHmmol/kgであった。
上記方法により得られた重合体、メチルジメトキシシラン(DMS)、オルト蟻酸メチル(MOF)、白金触媒[ビス(1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン)白金錯体触媒のイソプロパノール溶液:以下白金触媒という]を所定量混合し、約100℃に加熱攪拌した。1時間程度加熱攪拌後、未反応のDMS等の揮発分を減圧留去し、両末端にメトキシシリル基を有する重合体を得た。得られた重合体の1分子あたりに導入されたシリル基数、分子量、分子量分布を表1に示す。
各原料の使用量を表1に示す。
実施例1において(1)〜(5)、(7)は同様の操作で実施し、(6)については、吸着剤量以外は同様にして実施した。脱ハロゲン化工程・吸着精製工程で使用した吸着剤の総量はハイドロタルサイト2.0重量部、アルミニウムシリケート2.0重量部であった。回収された酢酸ブチルの酸価は24KOHmmol/kgであった。
実施例1において(1)〜(5)、(7)の工程は同様の操作で実施し、(6)の工程については新品の酢酸ブチルではなく、1回使用回収された酢酸ブチルを再利用した(リサイクル回数1回)。(6)の工程の酢酸ブチルについて回収、使用することを繰り返し、3回使用回収された酢酸ブチル(リサイクル回数2回)の酸価を測定したところ15KOHmmol/kgであった。15回使用回収された酢酸ブチル(リサイクル回数14回)の酸価は23KOHmmol/kgであった。
比較例1において(1)〜(5)、(7)の工程は同様の操作で実施し、(6)については新品の酢酸ブチルではなく、1回使用回収された酢酸ブチルを再利用した(リサイクル回数1回)。(6)の工程の酢酸ブチルについて回収、使用することを繰り返し、3回使用回収された酢酸ブチル(リサイクル回数2回)の酸価を測定したところ40KOHmmol/kgであった。
実施例1記載の方法により製造された両末端にメトキシシリル基を有する重合体及び重合体100重量部に対して0.1重量部の水をよく混合し、脱泡した後、粘度を23℃で測定した。ガラス製サンプル瓶に充填して密閉し、50℃で4週間加熱した。放冷後、23℃で粘度を測定した。50℃4週間保管前後の粘度変化を求めたところ、粘度増加率は2%であり、良好な貯蔵安定性・熱的安定性を示した。
実施例2記載の方法(酢酸ブチルのリサイクル回数14回)により製造された両末端にメトキシシリル基を有する重合体及び重合体100重量部に対して0.1重量部の水をよく混合し、脱泡した後、粘度を23℃で測定した。ガラス製サンプル瓶に充填して密閉し、50℃で4週間加熱した。放冷後、23℃で粘度を測定した。50℃4週間保管前後の粘度変化を求めたところ、粘度増加率は7%であり、良好な貯蔵安定性・熱的安定性を示した。
Claims (2)
- (メタ)アクリル酸エステル系重合体、吸着剤としてアルミニウムシリケート及びハイドロタルサイト類化合物、溶媒として酢酸エステルを混合し、150℃以上の温度で高温吸着処理を行うに当たり、アルミニウムシリケートの使用量を重合体100重量部に対して0.05重量部以上、0.5重量部以下とすることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステル系重合体の製造方法。
- 溶媒が酢酸ブチルであることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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