JP5180130B2 - 水蒸気圧縮冷凍機システム - Google Patents
水蒸気圧縮冷凍機システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5180130B2 JP5180130B2 JP2009079714A JP2009079714A JP5180130B2 JP 5180130 B2 JP5180130 B2 JP 5180130B2 JP 2009079714 A JP2009079714 A JP 2009079714A JP 2009079714 A JP2009079714 A JP 2009079714A JP 5180130 B2 JP5180130 B2 JP 5180130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control valve
- pipe
- condenser
- thermometer
- evaporator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特許文献1では、中間期、冬期とも冷凍機を運転して冷水を冷凍している。そして、特許文献1では、例えば、冷水を20℃で取り出し、負荷側で熱交換して23℃で冷凍機へ戻せるので、あまりに低い冷水温度では、冷却する対象の周囲空気の含有湿分が冷熱熱交換する部位で結露し、その結露水が電子回路などで短絡を引き起こすことを防止するため、高温冷水を要求する半導体製造工場の設備冷却水や、データセンタの通年で非常に密度の高い発熱を発し、かつその発熱を速やかに除去することが要求されるサーバ冷却に使いやすい。
この問題を解決するために、例えば、図5、図6のように、蒸発器1と凝縮器2との間のルーツ圧縮機3による水蒸気搬送管4に、その中間にバイパス制御弁6を設けたバイパス管5を並行に配置し、フリークーリング時にルーツ圧縮機3をバイパスして自然冷媒循環にて冷却塔フリークーリングを実現することが考えられる。
そして、図5に示すように、外気温度計測器17で外気温度を計測して(湿球温度で計測するのがさらに望ましい)、所定の温度以上の外気温度の場合には、TIC(温度コントローラ)19からバイパス制御弁6を閉じてルーツ圧縮機3による運転を行う信号が出され、ルーツ圧縮機3による冷凍機運転を行う。
バイパス制御弁6の開度の調整により、冷水出口温度制御がある程度行える。
温度計を設ける密閉式の蒸発器と、散水管を内部に設けるとともに底部に仕切りで囲われた領域を設ける密閉式の凝縮器と、蒸発器と凝縮器との冷媒液位のレベル差を確保する圧縮機と、各々が配管で接続される凝縮器、蒸発器、圧縮機及びその間を接続する配管内を30kPa以下の真空状態に保持する、凝縮器に接続される配管に設けられた真空ポンプと、を有する、水が冷凍サイクルを形成する冷媒として使用される水蒸気圧縮冷凍機を備えた水蒸気圧縮冷凍機システムであって、凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と蒸発器の底部とに連結される第一の連通路と、第一の連通路より太径の配管に連通路ON−OFF制御弁及び強制循環ポンプを設け、凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と蒸発器の底部とに連結され、フリークーリング運転時に連通路ON−OFF制御弁を開にして強制循環ポンプを駆動して凝縮器内の冷水を蒸発器内に送る第二の連通路と、冷水ポンプ及び温度計を設け、蒸発器に連結される冷水往き管と、流量計、温度計及び第一のON−OFF制御弁を設け、蒸発器の上部に連結される冷水還り管とを有する冷水配管と、冷水往き管及び冷水還り管に連結される熱交換器である負荷と、第二のON−OFF制御弁を設け、冷水還り管の第一のON−OFF制御弁より上流側から分岐し、冷水還り管の冷水が凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に落下するように領域に対応する凝縮器の上面に連結され、フリークーリング運転時に冷水還り管の冷水を凝縮器に送るバイパス管路と、圧縮機を蒸発器と凝縮器との間に位置させて連結する連結配管と、冷却水ポンプを設け、凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に連結される冷却水往き管と、温度計を設け、凝縮器の散水管に連結される冷却水還り管とを有する冷却水配管と、冷却水配管に熱交換器の水側が連結される密閉式冷却塔と、外部湿球温度計と、外部湿球温度計の計測値が所定の値以上の場合に、第一のON−OFF制御弁を開き連通路ON−OFF制御弁及び第二のON−OFF制御弁を閉止して圧縮機を駆動して冷凍サイクル運転を行わせ、外部湿球温度計の計測値が所定の値以下の場合に、圧縮機を停止し第一のON−OFF制御弁を閉止し連通路ON−OFF制御弁及び第二のON−OFF制御弁を開いて、第二の連通路の強制循環ポンプを駆動して、フリークーリング運転を行わせる制御装置とを備えることを特徴とする。
(実施形態1)
本実施形態に係る水蒸気圧縮冷凍機システムは、水を冷凍サイクルを形成する冷媒として使用する密閉式の水冷媒冷凍機である水蒸気圧縮冷凍機30を有する。
水蒸気圧縮冷凍機30は、密閉式の蒸発器35と、この蒸発器35の近傍位置に膨張弁を介設することなく直接に2つの連通路63,65で相互連結することによって配置された密閉式の凝縮器46と、蒸発器35と凝縮器46との相互間を接続する蒸気ダクトである連結配管49に配設したインバータで制御されるルーツ圧縮機50と、蒸発器35に連絡する冷水配管37の冷水還り管41と凝縮器46とを連絡するバイパス管69とを有する。
この蒸発器35には、冷水往き管38及び冷水還り管41を有する冷水配管37を介してサーバ等の負荷(冷却した水の冷熱を間接的に利用する箇所)45が連結されている。
この蒸発器35内での沸騰蒸発にて温度が低くなった水は、冷水ポンプ39にて汲み出されて冷水配管37の冷水往き管38を介してサーバ等の負荷45に送られた後、冷水配管37の冷水還り管41を介して再び蒸発器35内に噴出して戻される。
真空ポンプ48は、凝縮器46内の空気、つまり凝縮器46に空間として繋がっている第1の連通路63、第2の連通路65、連結配管49及び蒸発器35と、さらに凝縮器46と蒸発器35に接続されたその他の配管内の空気を排出し、それらの空間内の空気圧力を少なくとも30kPa以下の真空状態とし、例えば、水の37℃飽和蒸気圧である6.3kPa程度の圧力値として凝縮器20内を真空状態とする。
ルーツ圧縮機50は、蒸発器35と凝縮器46とを相互に連結する連結配管に連結されている。ルーツ圧縮機50は、レベル的に併設された蒸発器35と凝縮器46との冷媒液位のレベル差△Lを確保するだけの圧力差を、真空状態において保持できるだけの能力を有している。ルーツ圧縮機50は、例えば、ルーツポンプであり、このルーツポンプはいわゆる真空用のブースタポンプであって、例えば、楕円形のシリンダ内に同形のまゆ型断面形状を有する2つのロータを互いに90°位相をずらせて隣接配置し、各ロータは互いに当速度で回転する。この2つのロータとシリンダとの間に閉じこめられた水蒸気を吸気口から排気口側つまり凝縮器46側に送流する。そして、2つのロータの回転制御はルーツポンプの軸端に接続されたタイミングギヤによって行ない、駆動軸の他端は軸封部を介して大気中に出しモータによって駆動される。そして、このルーツポンプの特徴点は、シリンダ内に摺動部がなく動力損が少なく高速回転が可能となると共に良好な排気特性が得られることにある。
なお、凝縮器46内の圧力値を夏外気の湿球温度から、負荷45の入口出口冷水温度は、出口冷水温度では凝縮器35の内圧力基準とした温度から、入口冷水温度は水位差で規定できる差圧から、それぞれ成り立つよう設計すれば、異なる温度系の冷凍機システムができるのはいうまでもない。以下には、上記の負荷入口20℃、出口23℃の冷水条件での数値を示していく。
密閉式冷却塔58では、凝縮器46で温まった冷却水を冷却水往き管53から密閉式冷却塔58内蔵の熱交換器コイル54を経て冷却した後、冷却水還り管53を介して凝縮器46内に導き、その上部に散水管57より噴出することにより、連結配管49を介して導入される蒸気を、散水管57から噴出される冷たい冷却水水滴上で冷却凝縮し、この凝縮にて温度が上昇して凝縮器46内の底に溜まった冷却水を、冷却水往き管53を介して再び密閉式冷却塔58へ送る循環を行うように構成されている。
蒸発器35の底部と凝縮器46の底部とを繋ぐ第二の連通路65は、第一の連通管63より太径の供給管で構成され、連通管ON−OFF制御弁66、温度計67及び強制循環ポンプ68を設けている。
冷水還り管41と凝縮器46とを連絡するバイパス管69は、全閉可能な第二の比例制御弁70を設け、負荷45から蒸発器35へ戻る冷水還り管41の温度計43と全閉可能な第一の比例制御弁44との間から分岐し、凝縮器46の上面に連絡している。そして、バイパス管69の端部71は槽状の凝縮器46の上部で切りっぱなしになっており、その下部には、冷却水往き管53のタッピングが凝縮器底部から外側へ設けられていて、凝縮器底部のタッピング孔を巻く形で設けられた背の低い仕切り47を設け、冷水還り管41から吐出する水を、他の凝縮器内水冷媒液に優先して冷却水ポンプ52が吸い込めるようになっている。
負荷演算部72aには、冷水配管37の冷水往き管38の温度計40と、冷水配管37の冷水還り管41の流量計42及び温度計43が連絡している。負荷演算部72aでは、温度計40,43及び流量計42の計測値から負荷熱量を演算する。
制御コントロール部72bでは、負荷演算部72aでの演算に際し、外気が高温である季節から低温の中間期にかかってくると、外気湿球温度計73の温度が所定の温度を下回り、フリークーリング可能時期のトリガが与えられる。そして、蒸発器35の温度計36の温度(20℃で制御)と冷却水還り管55の温度計56の温度T4との温度差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、負荷熱量と比較し多ければフリークーリング運転に切り替える出力信号を信号出力部72cへ送る。
本実施形態に係る水蒸気圧縮冷凍機システムは、図1に示すように、膨張弁を排除しており、蒸発器35、ルーツ圧縮機50、凝縮器46、冷却塔58及び負荷側の冷水配管37を密閉式として接続し、この内部を真空状態にし、ルーツ圧縮機50を運転することで蒸発器35内の水蒸気が蒸発し、蒸発器35内の温度を低下させる。
冷却塔58は、冷却水配管51に介設されており、この冷却水配管51を経て冷却水を流送する。そして、凝縮器46の入口側から冷却水が散水器57で凝縮器46内に散布する。この冷却水の温度は、夏期ピーク時において、例えば、32℃である。このとき、凝縮器46の底部に滞留する水冷媒液の温度が、例えば、37℃であって、約6.3kPaの飽和蒸気圧を有し、その出口側から37℃の冷却水が冷却水ポンプ52により密閉式冷却塔58に流送される。
そして、本実施形態に係る水蒸気圧縮冷凍機システムでは、制御装置72によって常時下記のように監視する。
そして、外気が高温である季節から低温の中間期にかかり、外気湿球温度計73の温度が所定の温度を下回ると、フリークーリング可能時期のトリガが与えられる。
制御コントロール部72bでは、蒸発器35内の温度計36による温度(20℃で制御)と冷却水還り管55の温度計56による温度との温度差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、負荷熱量と比較し多ければ、図2に示すように、ルーツ圧縮機50を停止し、連通路ON−OFF制御弁66及び全閉可能な第二の比例制御弁70を全開に全閉可能な第一の比例制御弁44を全閉にして第二の連通路の強制循環ポンプを駆動して、フリークーリング運転に切り替える。
制御装置72は、フリークーリング運転に切り替えた後も、蒸発器35内の温度計36の温度(20℃で制御)と冷却水還り管41の温度計43の温度との温度差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、負荷熱量と比較し続ける。
そこで、蒸発器35内の冷水溜めの水温を温度変化させる強制循環ポンプ68で送られる水温をいち早く計測できるのが温度計67の温度なので応答性が更に良好であるとした。
ただし、温度計67の温度は変動も大きくはなる。
フリークーリング熱量演算と負荷熱量演算との比較演算結果に従い、全閉可能な第一の比例制御弁44、全閉可能な第二の比例制御弁70の流量調整を行った後、ルーツ圧縮機50を追加運転する。
ここで、追いかけてルーツ圧縮機50を運転する場合、演算した負荷熱量の方がフリークーリング熱量より大きくなっている。
つまり、全閉可能な第一の比例制御弁44を流れる冷水量により、ルーツ圧縮機50により循環する冷凍サイクル回路による、全閉可能な第一の比例制御弁44の流量/定格流量の割合の冷水冷却が行われ、全閉可能な第二の比例制御弁70を流れる冷水量により、強制循環ポンプ68により循環されるフリークーリング回路による、全閉可能な第二の比例制御弁70の流量/定格流量の割合の冷水冷却が行われ、この2つの冷却の合計が、負荷熱量と等しくなるように制御されるように演算して全閉可能な第一の比例制御弁44、全閉可能な第二の比例制御弁70の流量を決める。
密閉式冷却塔58の熱交換量の調整のため、密閉式冷却塔58へ入る手前の冷却水往き管53と、密閉式冷却塔58から出る冷却水還り管55との間に、図示しないバイパス管と3方弁(逆動作する2方弁×2でも良い)が設けられていて、温度計56の温度で3方弁が制御され、フリークーリング運転に切り替わった際には、この図示しないバイパス管に流さないように強制的に3方弁を動作させる。
また、図示しないバイパス管と3方弁を設置することを取り止めて、冷却水ポンプ52を回転数制御する場合は、冷却水ポンプ52の回転数から演算して冷却水量を求めるか、冷却水還り管55に流量計を別途設けて計測しても良い。
以上のように、本実施形態によれば、蒸発器35と凝縮器46との間の下部に第一の連通管63より太径の供給管から成る第二の連通路65に強制循環ポンプ68を設け、負荷45から冷却塔58に流れる系を追加したことにより、1000w/m2超えのような大負荷の高温冷却負荷にも充分対応できる冷却塔フリークーリング回路が形成できた。
なお、本実施形態では、フリークーリング運転時と冷凍機追加運転とを併用する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、冷凍機運転とフリークーリング運転とを切り替えて運転するようにしても良い。この場合、全閉可能な第一の比例制御弁44及び全閉可能な第二の比例制御弁70は、それぞれ全閉可能な第一のON−OFF制御弁44及び全閉可能な第二のON−OFF制御弁70に弁形式を変更して、2位置動作にすれば良い。
図4は、本発明の実施形態2に係る水蒸気圧縮冷凍機システムを示す。
例えば、フリークーリングの冷却能力を司る外気湿球温度計73が計測する温度が、中間期のようにフリークーリングのトリガが発せられるほど低いものの例えば10〜15℃WBのような温度の場合、密閉式冷却塔58の伝熱面積を大きくとらないと冷却熱量が確保できないこととなる。
これが湿球10℃WB以下の外気温度の場合は、例えば冷凍サイクルの凝縮器35からの熱処理をまかなう密閉式冷却塔58の伝熱面積で十分となったりする。
従って、通常の運転時には、2台目の密閉式冷却塔58aは閉じられている。
また、負荷45として、データセンタのサーバ冷却について説明したが、各種の設備冷却水としても良い。
35 蒸発器
36、40、43、56、64、67 温度計
37 冷水配管
38 冷水往き管
39 冷水ポンプ
41 冷水還り管
42 流量計
44 全閉可能な第一の比例制御弁
45 負荷
46 凝縮器
47 仕切り
48 真空ポンプ
49 連結配管
50 ルーツ圧縮機
51 冷却水配管
52 冷却水ポンプ
53 冷却水往き管
69 バイパス管
54 熱交換器コイル
55 冷却水還り管
57、62 散水管
58 密閉式冷却塔
60 冷却水ポンプ
61 外部水配管
63 第一の連通路
65 第二の連通路
66 連通管ON−OFF制御弁
68 強制循環ポンプ
70 全閉可能な第二の比例制御弁
69 バイパス管
72 制御装置
72a 負荷演算部
72b 制御コントロール部
72c 信号出力部
73 外気湿球温度計
Claims (5)
- 温度計を設ける密閉式の蒸発器と、散水管を内部に設けるとともに底部に仕切りで囲われた領域を設ける密閉式の凝縮器と、前記蒸発器と前記凝縮器との冷媒液位のレベル差を確保する圧縮機と、各々が配管で接続される前記凝縮器、前記蒸発器、前記圧縮機及びその間を接続する配管内を30kPa以下の真空状態に保持する、凝縮器に接続される配管に設けられた真空ポンプと、を有する、水が冷凍サイクルを形成する冷媒として使用される水蒸気圧縮冷凍機を備えた水蒸気圧縮冷凍機システムであって、
前記凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と前記蒸発器の底部とに連結される第一の連通路と、
前記第一の連通路より太径の配管に連通路ON−OFF制御弁及び強制循環ポンプを設け、前記凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と前記蒸発器の底部とに連結され、フリークーリング運転時に前記連通路ON−OFF制御弁を開にして前記強制循環ポンプを駆動して前記凝縮器内の冷水を前記蒸発器内に送る第二の連通路と、
冷水ポンプ及び温度計を設け、前記蒸発器に連結される冷水往き管と、流量計、温度計及び第一のON−OFF制御弁を設け、前記蒸発器の上部に連結される冷水還り管とを有する冷水配管と、
前記冷水往き管及び前記冷水還り管に連結される熱交換器である負荷と、
第二のON−OFF制御弁を設け、前記冷水還り管の前記第一のON−OFF制御弁より上流側から分岐し、前記冷水還り管の冷水が前記凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に落下するように前記領域に対応する前記凝縮器の上面に連結され、フリークーリング運転時に前記冷水還り管の冷水を前記凝縮器に送るバイパス管路と、
前記圧縮機を前記蒸発器と前記凝縮器との間に位置させて連結する連結配管と、
冷却水ポンプを設け、前記凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に連結される冷却水往き管と、温度計を設け、前記凝縮器の散水管に連結される冷却水還り管とを有する冷却水配管と、
前記冷却水配管に熱交換器の水側が連結される密閉式冷却塔と、
外部湿球温度計と、
前記外部湿球温度計の計測値が所定の値以上の場合に、前記第一のON−OFF制御弁を開き前記連通路ON−OFF制御弁及び前記第二のON−OFF制御弁を閉止して前記圧縮機を駆動して前記冷凍サイクル運転を行わせ、前記外部湿球温度計の計測値が所定の値以下の場合に、前記圧縮機を停止し前記第一のON−OFF制御弁を閉止し前記連通路ON−OFF制御弁及び前記第二のON−OFF制御弁を開いて、前記第二の連通路の前記強制循環ポンプを駆動して、前記フリークーリング運転を行わせる制御装置と
を備えることを特徴とする水蒸気圧縮冷凍機システム。 - 温度計を設ける密閉式の蒸発器と、散水管を内部に設けるとともに底部に仕切りで囲われた領域を設ける密閉式の凝縮器と、前記蒸発器と前記凝縮器との冷媒液位のレベル差を確保する圧縮機と、各々が配管で接続される前記凝縮器、前記蒸発器、前記圧縮機及びその間を接続する配管内を30kPa以下の真空状態に保持する、凝縮器に接続される配管に設けられた真空ポンプと、を有する、水が冷凍サイクルを形成する冷媒として使用される水蒸気圧縮冷凍機を備えた水蒸気圧縮冷凍機システムであって、
前記凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と前記蒸発器の底部とに連結される第一の連通路と、
前記第一の連通路より太径の配管に連通路ON−OFF制御弁及び強制循環ポンプを設け、前記凝縮器の底部に仕切りで囲われた領域以外の底部と前記蒸発器の底部とに連結され、フリークーリング運転時に前記連通路ON−OFF制御弁を開にして前記強制循環ポンプを駆動して前記凝縮器内の冷水を前記蒸発器内に送る第二の連通路と、
冷水ポンプ及び温度計を設け、前記蒸発器に連結される冷水往き管と、流量計、温度計及び全閉可能な第一の比例制御弁を設け、前記蒸発器の上部に連結される冷水還り管とを有する冷水配管と、
前記冷水往き管及び前記冷水還り管に連結される熱交換器である負荷と、
全閉可能な第二の比例制御弁を設け、前記冷水還り管の前記第一の比例制御弁より上流側から分岐し、前記冷水還り管の冷水が前記凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に落下するように前記領域に対応する前記凝縮器の上面に連結され、フリークーリング運転時に前記冷水還り管の冷水を前記凝縮器に送るバイパス管路と、
前記圧縮機を前記蒸発器と前記凝縮器との間に位置させて連結する連結配管と、
冷却水ポンプを設け、前記凝縮器の底部の仕切りで囲われた領域に連結される冷却水往き管と、温度計を設け、前記凝縮器の散水管に連結される冷却水還り管とを有する冷却水配管と、
前記冷却水配管に熱交換器の水側が連結される密閉式冷却塔と、
外部湿球温度計と、
前記外部湿球温度計の計測値が所定の値以上の場合に、前記連通路ON−OFF制御弁及び前記第二の比例制御弁を全閉に前記第一の比例制御弁を全開にして前記圧縮機を駆動して前記冷凍サイクル運転を行わせ、前記外部湿球温度計の計測値が所定の値以下の場合に、前記圧縮機を停止し、前記連通路ON−OFF制御弁及び前記第二の比例制御弁を全開に前記第一の比例制御弁を全閉にして前記第二の連通路の前記強制循環ポンプを駆動して前記フリークーリング運転を行わせ、前記フリークーリング運転時に、前記蒸発器内の温度が所定の値以上の場合に、前記第二の比例制御弁及び前記第一の比例制御弁を流量調節しながら開くように動作させて前記圧縮機を駆動して前記冷凍サイクル運転を併用させる制御装置と
を備えることを特徴とする水蒸気圧縮冷凍機システム。 - 請求項1に記載の水蒸気圧縮冷凍機システムにおいて、
前記制御装置は、
前記冷水往き管の温度計と、前記冷水還り管の流量計及び温度計に連絡し、2つの前記温度計及び前記流量計から負荷熱量を演算する負荷演算部と、
前記蒸発器の温度計と、前記冷却水還り管の温度計と、前記外気湿球温度計とに少なくとも連絡し、前記負荷演算部での演算に際し、前記外気湿球温度計の温度が所定の値以下になると、前記フリークーリング可能時期のトリガが与えられ、前記蒸発器の温度計の設定温度値と前記冷却水還り管の温度計の計測値との差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、前記負荷熱量と比較し、前記フリークーリング熱量が前記負荷熱量より多ければフリークーリング運転に切り替える信号を出力する制御コントロール部と、
前記第一のON−OFF制御弁と、前記圧縮機と、前記連通路のON−OFF制御弁及び強制循環ポンプと、前記第二のON−OFF制御弁とに連絡し、前記制御コントロール部からの指令に基づいて、前記フリークーリング運転又は前記冷凍サイクル運転を行わせる信号を出力する信号出力部と
を備えることを特徴とする水蒸気圧縮冷凍機システム。 - 請求項2に記載の水蒸気圧縮冷凍機システムにおいて、
前記制御装置は、
前記冷水往き管の温度計と、前記冷水還り管の流量計及び温度計に連絡し、2つの前記温度計及び前記流量計から負荷熱量を演算する負荷演算部と、
前記蒸発器の温度計と、前記冷却水還り管の温度計と、前記外気湿球温度計とに少なくとも連絡し、
前記負荷演算部での演算に際し、前記外気湿球温度計の温度が所定の値以下になると、前記フリークーリング可能時期のトリガが与えられ、前記蒸発器の温度計の設定温度値と前記冷却水還り管の温度計の計測値との差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、前記負荷熱量と比較し、前記フリークーリング熱量が前記負荷熱量より多ければフリークーリング運転に切り替える信号を出力し、前記フリークーリング運転に切り替え後も、前記蒸発器内の温度計計測値と前記冷却水還り管の温度計計測値との温度差、及び冷却水量からフリークーリング熱量を演算し、前記負荷熱量と比較し続け、前記負荷熱量が多くなり、前記蒸発器内の温度が所定の温度を超えた場合、演算した負荷熱量とフリークーリング熱量とから、前記冷凍サイクル運転回路の冷水流量と、前記フリークーリング運転回路の冷水流量とを演算した後、追っかけて前記圧縮機を運転させ、第一の比例制御弁と第二の比例制御弁の開度を調整制御する制御コントロール部と、
前記第一の比例制御弁と、前記圧縮機と、前記連通路ON−OFF制御弁及び強制循環ポンプと、前記第二の比例制御弁とに連絡し、前記制御コントロール部からの指令に基づいて、前記フリークーリング運転又は前記冷凍サイクル運転又は追っかけ併用運転を行わせる信号を出力する信号出力部と
を備えることを特徴とする水蒸気圧縮冷凍機システム。 - 請求項1乃至請求項4の何れか記載の水蒸気圧縮冷凍機システムにおいて、
前記冷却水配管及び前記密閉式冷却塔を、二組とするとともに、各前記冷却水配管にON−OFF制御弁を設け、前記フリークーリング運転時に、何れかの前記冷却水配管又は両方の前記冷却水配管に冷却水を供給できるように前記ON−OFF制御弁の開閉を前記制御装置によって制御する
ことを特徴とする水蒸気圧縮冷凍機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009079714A JP5180130B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 水蒸気圧縮冷凍機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009079714A JP5180130B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 水蒸気圧縮冷凍機システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010230264A JP2010230264A (ja) | 2010-10-14 |
JP5180130B2 true JP5180130B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=43046261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009079714A Active JP5180130B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 水蒸気圧縮冷凍機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5180130B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6923152B2 (en) | 2002-12-10 | 2005-08-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Engine starter |
US10156218B2 (en) | 2009-04-07 | 2018-12-18 | Denso Corporation | Engine start system minimizing mechanical impact or noise |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5752428B2 (ja) * | 2011-01-17 | 2015-07-22 | 新日本空調株式会社 | 水冷媒冷凍システム |
DE102012208174B4 (de) | 2012-05-16 | 2016-09-01 | Efficient Energy Gmbh | Wärmepumpe und verfahren zum pumpen von wärme im freikühlungsmodus |
KR101346781B1 (ko) | 2013-11-13 | 2014-01-02 | (주)에코타워 | 작동유체 냉각용 수냉식 냉각장치 |
US10697674B2 (en) * | 2018-07-10 | 2020-06-30 | Johnson Controls Technology Company | Bypass line for refrigerant |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4352604B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2009-10-28 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP4551233B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2010-09-22 | 川重冷熱工業株式会社 | 冷房負荷制御運転に連動させて冷却水温度を制御する吸収式冷凍機制御方法及び吸収式冷凍機設備 |
JP2007046810A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Sanden Corp | ブライン式冷却システム |
JP2008261604A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Sasakura Engineering Co Ltd | 蒸発式空調装置 |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009079714A patent/JP5180130B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6923152B2 (en) | 2002-12-10 | 2005-08-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Engine starter |
US10156218B2 (en) | 2009-04-07 | 2018-12-18 | Denso Corporation | Engine start system minimizing mechanical impact or noise |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010230264A (ja) | 2010-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8646284B2 (en) | Heat-source system and method for controlling the same | |
JP5180130B2 (ja) | 水蒸気圧縮冷凍機システム | |
CN102725597B (zh) | 集装箱用冷冻装置 | |
US9404679B2 (en) | Cooling system and cooling method | |
CN101583832B (zh) | 液体的蒸发式冷却装置 | |
CN102997510B (zh) | 应用蒸发式冷凝器的压缩冷凝机组、冷水机组和制冷空调机组以及其控制方法 | |
CN104797893A (zh) | 空气调节装置 | |
CN104508406B (zh) | 集装箱用制冷装置 | |
CN102165273B (zh) | 涡轮制冷机及其控制方法 | |
WO2010024178A1 (ja) | 熱源システムおよびその制御方法 | |
JP5514787B2 (ja) | 環境試験装置 | |
CN104813117A (zh) | 空气调节装置 | |
CN105180538A (zh) | 变频压缩机功率分配装置及其运行方法 | |
CN103988031A (zh) | 集装箱用制冷装置 | |
JP5331012B2 (ja) | 電子機器の冷却システム | |
CN110736276B (zh) | 一种自然冷却制冷系统的控制方法 | |
JP5199161B2 (ja) | 水蒸気圧縮冷凍機システム | |
CN104508405B (zh) | 集装箱用制冷装置 | |
JPH11173729A (ja) | 冷蔵庫 | |
CN212179341U (zh) | 一种水循环式供冷系统 | |
JP5752428B2 (ja) | 水冷媒冷凍システム | |
CN107178832A (zh) | 空调机的室外单元 | |
CN108507237A (zh) | 一种数据中心制冷系统 | |
JP5345438B2 (ja) | 水蒸気圧縮冷凍機システムにおける制御システム | |
JP2002372397A (ja) | 冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5180130 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |