JP5180120B2 - 診療用インスツルメント及び診療ユニット - Google Patents
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図1は、望ましい実施形態の診療ユニット102の模式図である。図1は、診療ユニット102の斜視図となっている。図1に示す診療ユニット102は、チェア108を備え歯科の診療に用いる歯科用チェアユニットである。ただし、このことは、歯科用チェアユニット以外の診療ユニット、例えば、耳鼻咽喉科等の他の診療科の診療に用いる診療ユニットやチェアを備えない診療ユニットに本発明を適用することを妨げない。診療ユニット102は、床面に据え付けられた本体104に必要な診療用インスツルメント106を接続して用いる。
図2は、本体側接続部120の内部の構造物の模式図である。図2は、本体側接続部120の内部の構造物の斜視図となっている。
図3は、診療用インスツルメント106の模式図である。
図3に示すように、カセット130は、診療機器128とはチューブ132を挟んで逆の端に設けられるので、カセット130が若干大きくなりあるいは重くなっても術者の手技の妨げとはならない。このため、カセット130には、手持ちに適した形状、大きさ及び重さを有すべき診療機器128に内蔵させることが困難な電子回路も内蔵させることができる。例えば、大電流をスイッチングするMOSFET、IGBT、リレー等を含む電子回路、高度な制御を行う複雑な電子回路等もカセット130に内蔵することができる。このことを利用して、診療ユニット102では、診療機器128の駆動を制御する駆動制御回路134をカセット130に内蔵する。このため、本体104は、駆動に必要なものとして診療用インスツルメント106より要求された電力、水流及びエア流を供給するだけで、診療機器128の駆動を直接制御しない。これにより、本体104の構成が簡素になるとともに、本体104を製造したときには想定していない新種の診療用インスツルメント106を接続するときに本体104を改造する必要がない。
チューブ132は、筒状の外皮の中に駆動エネルギーの伝達路を収容した構造を有する。この伝達路により、カセット130から診療機器128へ、電力や流体流といった駆動エネルギーが伝達される。
図4は、本体104及び診療用インスツルメント106の内部をより詳細に説明する図である。図4は、本体104及び本体104に接続された診療用インスツルメント106の内部のブロック図である。図4は、2本の診療用インスツルメント106を接続した状態を示しているが、接続する診療用インスツルメント106の数を増減してもよい。
駆動制御回路134は、識別情報源158から得た情報に基づいて、診療用インスツルメント106が接続された本体側コネクタ122を識別し、識別結果の情報をユニット制御回路144へ送信する。これにより、診療用インスツルメント106が接続された本体側コネクタ122を診療用インスツルメント106において特定し診療用インスツルメント106から本体104へ知らせるので、診療用インスツルメント106の交換や増設、及び、本体104と診療用インスツルメント106との連動が容易になり、本体104の構成が簡素になる。例えば、電圧を調整する回路を本体側コネクタ122の各々に対応して設ける必要がなくなる。
駆動制御回路134は、本体104が診療用インスツルメント106を識別するための情報を、ユニット制御回路144へ送信することが望ましい。これにより、接続された診療用インスツルメント106がユニット制御回路144において特定されるので、診療機器128に適した駆動エネルギーが本体104から診療用インスツルメント106へ供給される。「識別するための情報」は、診療用インスツルメント106の個体ごとに固有の情報、例えば、製品のシリアルナンバーに相当する情報等であってもよいし、駆動に必要な電力(電流及び電圧。以下では、「駆動電力」という)、水流の流量(以下では、「駆動水流流量」)及びエア流の流量(以下では、「駆動エア流流量」という)が同じ診療用インスツルメント106ごとに固有の情報、例えば、製品の型番に相当する情報であってもよい。
駆動制御回路134が、駆動電力、駆動水流流量及び駆動エア流流量の情報をユニット制御回路144へ送信することも望ましい。例えば、駆動エネルギーの全部又は一部が電力により供給される場合は、診療機器128が定格の能力を発揮することができる駆動電力の情報を送信し、駆動エネルギーの全部又は一部が水流及びエア流により供給される場合は、それぞれ、診療機器128が定格の能力を発揮することができる駆動水流流量及び駆動エア流流量の情報を送信する。これにより、接続された診療用インスツルメント106の診療機器128の駆動電力、駆動水流流量及び駆動エア流流量がユニット制御回路144において特定されるので、診療機器128に適した電圧又は流量で電力又は流体流が診療機器128へ供給される。
図8は、電源をオン(ON)したときの診療ユニット102の初期動作の流れを示すフローチャートである。図8の左側は、診療用インスツルメント106、右側は本体104の動作の流れを示している。また、左右のフローチャートを結ぶ点線は、診療用インスツルメント106と本体104との間で行われる通信を示している。
図9及び図10は、それぞれ、本体104及び診療用インスツルメント106の操作部に対して行われた操作を診療機器128の動作に反映させるための処理を説明する図である。図9は、本体104の操作部に対して術者が行う操作、本体104と診療用インスツルメント106との間の通信並びに本体104から診療用インスツルメント106への電力、水流及びエア流の供給を矢印で示している。また、図10は、診療用インスツルメント106の操作部に対して術者が行う操作、診療用インスツルメント106と本体104との間の通信及び本体104から診療用インスツルメント106への電力、水流及びエア流の供給を矢印で示している。本体104の操作部は、典型的には、トレー110の上面に設けられた操作パネルにあるが、フットコントローラ等で操作を受けつけるようにしてもよい。また、操作の対象となる操作部材には、スイッチ、タッチパネル、可変抵抗器、ロータリーエンコーダ等がある。
診療用インスツルメント106から本体104が受け取った接続チャンネル及び機器種別の情報を診療ユニット102に設けた表示装置(ディスプレイ)に表示し、術者の便宜を図ってもよい。図11は、そのような表示の一例である。図11には、各接続チャンネルに接続されている診療用インスツルメント106の機器種別が、スリーウェイシリンジ、第1のエアタービンハンドピース(ハイスピードハンドピース1)、第2のエアタービンハンドピース(ハイスピードハンドピース2)、電気モータハンドピース(ロースピードハンドピース)、スケーラハンドピースのいずれかであることを想定して、「WS」「HS1」「HS2」「LS」「SC」等の略称でディスプレイ180表示されている。このディスプレイを、本体104のトレー110に設けるか、チェア108の背板肩口に設けるか、さらにはより表示を簡略化して各機器種別に対応した1つずつのLEDの点灯で表示する構成とするか、といった設計上の工夫は適宜為されうる。
104 本体
106 診療用インスツルメント
120 本体側接続部
122 本体側コネクタ
128 診療機器
130 着脱体(カセット)
132 チューブ
134 駆動制御回路
144 ユニット制御回路
152 配線
154,156 流量調整機構
158 識別情報源
164,166 配管
168 配線
172 電気抵抗
176 送信回路
178 結線
Claims (12)
- 診療ユニットの本体が備える複数の本体側コネクタのいずれかに着脱される診療用インスツルメントであって、
駆動エネルギーの供給を受けて駆動される手持ち診療機器と、
前記本体側コネクタに着脱され前記本体から駆動エネルギーの供給を受ける着脱体と、
一端が手持ち診療機器に接続され、他端が前記前記着脱体に接続され、前記着脱体から前記手持ち診療機器へ駆動エネルギーを伝達する伝達路を備える可撓チューブと、
を備え、
前記着脱体は、
前記本体側コネクタに嵌合されるインスツルメント側コネクタと、
前記本体側コネクタの各々に対応して前記本体に設けられた情報源から得た情報から接続された前記本体側コネクタを識別し、識別結果の情報を前記本体に送信するインスツルメント側電子回路と、
を備える診療用インスツルメント。 - 前記インスツルメント側電子回路が、さらに、前記診療用インスツルメントを識別する情報を前記本体に送信する請求項1の診療用インスツルメント。
- 駆動エネルギーの全部又は一部が電力により供給され、
前記インスツルメント側電子回路が、さらに、前記手持ち診療機器の駆動電圧の情報を前記本体に送信する請求項1又は請求項2の診療用インスツルメント。 - 駆動エネルギーの全部又は一部が流体流により供給され、
前記インスツルメント側電子回路が、さらに、前記手持ち診療機器の駆動流量の情報を前記本体に送信する請求項1又は請求項2の診療用インスツルメント。 - 前記情報源が前記本体側コネクタの各々に固有の抵抗値を有する電気抵抗であり、
前記インスツルメント側電子回路が、前記電気抵抗の抵抗値から接続された前記本体側コネクタを識別する請求項1ないし請求項4のいずれかの診療用インスツルメント。 - 前記情報源が前記本体側コネクタの各々に固有の識別符号を送信する送信回路であり、
前記インスツルメント側電子回路が、前記送信回路が送信した識別符号から接続された前記本体側コネクタを識別する請求項1ないし請求項4のいずれかの診療用インスツルメント。 - 前記情報源が前記本体側コネクタの各々に固有の識別符号を有する素子であり、
前記インスツルメント側電子回路が、前記素子が有する識別符号を読み取ることで接続された前記本体側コネクタを識別する請求項1ないし請求項4のいずれかの診療用インスツルメント。 - 前記情報源が前記本体側コネクタの各々に固有の通電端子間の結線であり、
前記インスツルメント側電子回路が、前記結線による通電状態から接続された前記本体側コネクタを識別する請求項1ないし請求項4のいずれかの診療用インスツルメント。 - 駆動エネルギーの全部又は一部が電力によって供給され
前記インスツルメント側電子回路が前記手持ち診療機器の駆動を制御する請求項1ないし請求項8のいずれかの診療用インスツルメント。 - 複数の本体側コネクタを備える本体と、
請求項1ないし請求項9のいずれかの診療用インスツルメントと、
を備え、
前記本体は、
前記インスツルメント側電子回路が送信した情報を受信する本体側電子回路と、
前記本体側電子回路が受信した情報に基づいて駆動エネルギーの供給を制御する制御機構と、
を備える診療ユニット。 - 駆動エネルギーの全部又は一部が電力により供給され、
前記本体側電子回路は、前記診療用インスツルメントへ供給する電圧を調整する請求項10の診療ユニット。 - 駆動エネルギーの全部又は一部が流体流により供給され、
前記本体は、
前記診療用インスツルメントへ供給する流体流の流量を調整する調整機構、
をさらに備える請求項10の診療ユニット。
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