JP5178804B2 - 撮像装置の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換部にフォトディテクタを用いた撮像装置の駆動方法に関する。
撮像素子の光電変換部にフォトディテクタを使用し、当該フォトディテクタに発生して蓄積された電荷(キャリア)を、MOSトランジスタを用いて転送するMOS型固体撮像装置が知られている。例えば下記の特許文献1,2には、CMOSセンサと呼ばれる固体撮像装置が開示されている。
従来の撮像素子における個々の画素(撮像画素)は、露光されることにより電荷を生成するフォトディテクタ、電位をフローティング状態に保つことができるフローティングディフュージョン(浮遊拡散層)、フォトディテクタで生成された電荷をフローティングディフュージョンに転送するための転送トランジスタ、フローティングディフュージョンの電位を読み出す読み出し回路を有している。
撮像装置のフォトディテクタに光が入射すると、その内部に電荷が発生する。撮像動作時の露光期間では、転送トランジスタはオフ状態(非導通状態)にされており、フォトディテクタとフローティングディフュージョンとの間には、転送トランジスタによるポテンシャル障壁が形成されているので、その電荷はフローティングディフュージョンへ移動せずにフォトディテクタ内に留まり蓄積される。そして、読み出し期間になると転送トランジスタをオン状態(導通状態)して上記ポテンシャル障壁をなくし、フォトディテクタ内の電荷をフローティングディフュージョンへと転送する。フローティングディフュージョンに電荷が転送されると、その量に応じてフローティングディフュージョンの電位が変化する。その電位変化を読み出し回路が読み出すことにより、露光期間にフローティングディフュージョンに入射した光量に対応した信号出力が得られる。
特開平9−46596号公報 特開平11−195776号公報
上記のような撮像素子においては、露光期間中にフローティングディフュージョンに入射する光量が特定のレベルを超えない範囲では、信号出力と照度との関係は線形になる。しかし照度がその特定のレベルを超えると、撮像素子は飽和状態になり、出力信号と照度との関係は非線形になり、出力信号は照度の対数に比例して変化するようになる(詳細は後で説明する)。
以下、説明の便宜上、光電変換特性が線形になる範囲を「線形領域」、画像素子が飽和状態になり、信号出力が照度の対数に比例して変化する範囲を「飽和領域」あるいは「対数領域」と称することもある。
対数領域を撮像装置の動作レンジ内に含ませれば、検出可能な照度範囲(いわゆる「ダイナミックレンジ」)を大幅に広げることが可能になる。対数領域で得られた画像信号を適切に処理するためには、線形領域と対数領域との境界の出力信号レベルを把握しておく必要がある。しかし、線形領域と対数領域との境界レベルは、撮像時の露光期間の長さ(露光時間)や温度条件によって変動する。従来の撮像装置の駆動方法では、それらの変動後の値を容易に求めることはできなかった。従って、対数領域を撮像装置の動作レンジ内に含ませた場合、ダイナミックレンジを大きくできる反面、撮像時の露光制御が非常に困難になってしまう。
また、対数領域を撮像装置の動作レンジ内に含ませた場合、当該対数領域の傾き(即ち、照度が1桁変わったときの出力信号の変化量)が小さければ、ダイナミックレンジを大きくできるが、高照度領域のコントラストが低下してしまう。逆に、当該対数領域の傾きが大きければ、コントラストは向上するが、ダイナミックレンジが狭くなってしまう。従って、撮像画素の用途に応じて、対数領域の傾きを最適な値に調整することが望ましいが、従来の撮像装置の駆動方法では対数領域の傾きを検出することができなかったため、その傾きの調整は困難であった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、撮像装置の光電変換特性における線形領域と対数領域との境界レベルおよび対数領域の傾きを検出することを可能にする撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置の駆動方法は、フォトディテクタと、電位をフローティング状態に保つことが可能なフローティングディフュージョンと、前記フォトディテクタと前記フローティングディフュージョンとの間に接続する転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョンの電位を読み出す読み出し回路とを有する撮像画素を、複数個備えた撮像装置の駆動方法であって、前記複数の撮像画素のうち遮光された所定の撮像画素において、(a)フローティングディフュージョンの電位を、当該フローティングディフュージョンからフォトディテクタへの電荷注入が可能な電位に設定すると共に、転送トランジスタをオン状態にすることで、前記フローティングディフュージョンから前記フォトディテクタへ電荷を注入する工程と、(b)前記転送トランジスタをオフ状態にした後で、前記フローティングディフュージョンの電位を、前記フォトディテクタから当該フローティングディフュージョンへの電荷注入が可能な電位に設定する工程と、(c)前記工程(b)から所定の待機時間だけ経過したときに、前記フローティングディフュージョンをフローティング状態にする工程と、(d)前記工程(c)の後に、前記転送トランジスタをオン状態にすることで、前記フォトディテクタから前記フローティングディフュージョンへ電荷を注入する工程と、(e)前記読み出し回路により、前記工程(d)の後における前記フローティングディフュージョンの電位を出力信号として読み出す工程とが実行されるものである。
本発明によれば、フォトディテクタの飽和領域の対数特性を利用した撮像装置において、撮像動作における折れ点をいつでも(リアルタイムに)算出することが可能になる。つまり、撮像動作時の露光期間の長さ(露光時間)を変更した場合や、温度条件が変わった場合にも、それに対応して適切な折れ点を検出することができるようになる。その結果、撮像装置の撮像動作時における露光制御を容易に行うことができるようになる。
実施の形態1に係る撮像画素の構成を示す図である。 実施の形態1に係る撮像画素の撮像動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る撮像画素の撮像動作を示すタイミングチャートである。 撮像画素の光電変換特性を示すグラフである。 撮像画素の光電変換特性を示すグラフである。 撮像画素内の電荷のふるまいを説明するための模式図である。 実施の形態1に係る撮像画素の折れ点検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る撮像画素の折れ点検出動作を示すフローチャートである。 折れ点検出動作におけるリーク期間後のフォトディテクタのポテンシャルφ0とリーク時間(=露光時間Te)の関係を示すグラフである。 撮像素子の試作チップにおける撮像動作の光電変換特性、並びに、折れ点検出動作におけるリーク時間とポテンシャルφ0との関係を測定した結果を示すグラフである。 本実施の形態2に係る撮像画素の構成を示す図である。 本実施の形態2に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 転送トランジスタのオフ電圧を変化させたときの、光電変換特性の変化を測定した実験結果を示すグラフである。 本実施の形態2の作用を説明するための図である。 本実施の形態3に係る撮像画素の構成を示す図である。 本実施の形態3に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態3の作用を説明するための図である。 本実施の形態3に係る読み出し回路の構成を示す図である。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態に係る撮像装置が備える撮像素子の画素(撮像画素)の構成を示す図である。図1の如く当該撮像画素は、基本画素回路10に、レベル変換回路21、第1可変電圧源22、第2可変電圧源23、定電流源24および読み出し回路25が接続して構成されている。
基本画素回路10は、上記特許文献1,2に開示されたものと同様のものであり、フォトディテクタ(PD)11、転送トランジスタ12、リセットトランジスタ13、フローティングディフュージョン(FD)14、選択トランジスタ15および増幅トランジスタ16を備えている。
フォトディテクタ11は、光が入射するとそのカソードに電荷を発生する光電変換素子である。転送トランジスタ12は、フォトディテクタ11とフローティングディフュージョン14との間に接続し、両者間の電荷の転送を担うものである。従来の撮像装置では、転送トランジスタ11は専ら、光の入射によりフォトディテクタ11で発生した電荷をフローティングディフュージョン14へ転送するのに使用されていたが、本実施の形態ではそれに加え、フローティングディフュージョン14からフォトディテクタ11への電荷転送にも使用される。
転送トランジスタ12のオン/オフ(導通/非導通)の切替えは、転送信号φtxにより行われる。但し、転送信号φtxは転送トランジスタ12の制御端子であるゲートに直接印加されるのではなく、レベル変換回路21に入力される。レベル変換回路21は、転送信号φtxを所定のレベルの電圧に変換してから転送トランジスタ12のゲートに印加する。第1可変電圧源22は、転送トランジスタ12をオフ状態にする際に、そのゲートに印加する電圧(以下「オフ電圧」と称す)を決定するものである。即ち、レベル変換回路21は、転送トランジスタ12をオフ状態にするとき、第1可変電圧源22の出力電圧V1を、当該転送トランジスタ12のゲートに印加する。
リセットトランジスタ13は、フローティングディフュージョン14の電位を、第2可変電圧源23の出力電位V2に設定するものである。従来の撮像装置では、リセットトランジスタ13は、フローティングディフュージョン14から電荷を排出する目的で、該フローティングディフュージョン14の電位を所定のリセット電位に設定するのに使用されていた。それに対し本実施の形態では、リセットトランジスタ13は、電位V2のレベルに応じて、フローティングディフュージョン14内へ電荷を注入するために使用されることもある。なお、リセットトランジスタ13のオン/オフの切替えは、該リセットトランジスタ13のゲートに入力されるリセット信号φrstにより行われる。
増幅トランジスタ16は、ゲートがフローティングディフュージョン14に接続しており、ソースに接続した定電流源24と共にソースフォロアアンプを構成している。即ち、増幅トランジスタ16および定電流源24は、フローティングディフュージョン14の電位に対応した出力信号としての出力電圧Voutを出力する手段として機能する。但し、増幅トランジスタ16のドレインは、選択トランジスタ15を介して電源Vddに接続しているので、当該ソースフォロアアンプは選択トランジスタ15がオンの期間のみ出力電圧Voutを出力することとなる。選択トランジスタ15のオン/オフの切替えは、選択トランジスタ15のゲートに入力される選択信号φselにより行われる。読み出し回路25は、出力電圧Voutの値を読み取って、それを所定の信号処理回路(不図示)へと送る。
図1においては、説明の簡単のため1つ撮像画素の回路のみを示しているが、撮像素子は、アレイ状に配列された複数個の撮像画素を備えている。さらに、共通の読み出しラインに複数個の撮像画素が接続し、定電流源24および読み出し回路25は、それぞれ1つの読み出しラインに対して1個ずつ設けられる。上記のように、撮像画素は選択トランジスタ15がオンの期間にのみ出力電圧Voutを出力するので、各撮像画素に入力される選択信号φselを用いて、読み出しラインを共有する複数の撮像画素が1つずつ順番に出力電圧Voutを出力するよう制御することにより、1つの読み出し回路25で複数個の撮像画素の出力電圧Voutを取得することができる。
以下、本実施の形態の撮像装置の通常動作(撮像動作)を説明する。この撮像動作は、従来のものと同様である。図2および図3はそれぞれ、当該撮像動作を示すフローチャートおよびタイミングチャートである。図3における符号S1〜S6は、図2のステップを示す符号S1〜S6にそれぞれ対応している。
まず、リセット信号φrstと転送信号φtxをH(Highレベル)にして、転送トランジスタ12およびリセットトランジスタ13をオン状態にする。撮像動作においては、第2可変電圧源23の出力電位V2は、従来の撮像装置と同様のリセット電位(例えば2.2V)に固定される。よって、フォトディテクタ11のカソードおよびフローティングディフュージョン14内の電荷は、転送トランジスタ12およびリセットトランジスタ13を介して排出される。それにより、フォトディテクタ11は、そのカソードに電荷が存在しない空乏化状態になる(S1)。
次に、リセット信号φrstと転送信号φtxをL(Lowレベル)に戻して、転送トランジスタ12およびリセットトランジスタ13をオフにする。そして所定の長さの露光期間に移行する。当該露光期間の光の入射によりフォトディテクタ11に発生した電荷は、フォトディテクタ11内に蓄積されていく(S2)。また、このとき選択トランジスタ15はオフであるため、読み出し回路25はこの間を利用して読み出しラインを共有する他の撮像画素に対する読み出しを行うことができる。
続いて、リセット信号φrstをHにしてリセットトランジスタ13をオンにし、フローティングディフュージョン14をリセット電位にする(S3)。そしてリセット信号φrstをLに戻してリセットトランジスタ13をオフにし、フローティングディフュージョン14をフローティング状態にする。次いで選択信号φselをHにして選択トランジスタ15をオンにすると増幅トランジスタ16を介してフローティングディフュージョン14のリセット電位に対応した出力電圧Voutが出力され、読み出し回路25がその値を読み取る(S4)。このときの出力電圧Voutの値をVr1とする。
そして、選択トランジスタ15をオンに保ったまま、転送信号φtxをHにして転送トランジスタ12をオンし、フォトディテクタ11のカソードに蓄積されている電荷をフローティングディフュージョン14に転送する(S5)。フローティングディフュージョン14の電位は、転送されてきた電荷の量に応じて下がり、出力電圧Voutも小さくなる。そして、読み出し回路25にその値を読み取らせる(S6)。このときの出力電圧Voutの値をVs1とする。
そして、後段の信号処理回路で、上記のVr1とVs1の差(Vr1−Vs1)を算出することにより、フォトディテクタ11からフローティングディフュージョン14に転送された電荷量が得られる。それにより、露光期間にフォトディテクタ11に発生した電荷に対応した信号、即ち露光期間にフォトディテクタ11へ入射した光量に対応した信号が得られる。
図4は、上記の撮像動作における撮像画素の光電変換特性(感度曲線)を示すグラフである。露光時間が一定の場合、図4(a)に示すように、入射光の照度が特定のレベルを超えない範囲では照度に比例した出力(Vr1−Vs1)が得られるが、それを超えると飽和特性を示し、出力は照度の対数に比例するようになる。転送トランジスタ12のオフ電圧が低い(例えば0V)の場合、この飽和領域は読み出し回路の動作レンジ外になるため、通常は全ての動作レンジが線形の特性が得られる領域(線形領域)になる。
それに対し、転送トランジスタ12のオフ電圧を大きくすれば(例えば1.2V)、低い照度で飽和に至るようになり、図4(b)のように飽和領域が動作レンジ内に入るようになる。つまり、撮像動作に飽和領域を利用できるようになる。飽和領域では照度の対数に比例した出力が得られるため、検出可能な照度範囲(いわゆる「ダイナミックレンジ」)を広げるのに有効である。なお、図4(c)は、図4(b)の横軸(照度)を対数スケールにしたものである。飽和領域では、出力が照度の対数に比例するのでグラフは直線になる。以下では説明の簡単のため、線形領域と飽和領域(対数領域)との境界点を「折れ点」と称する(図4(a)〜(c)参照)。
ここで、線形領域および対数領域それぞれにおける光電変換特性を表す式を求める。図5もまた、撮像画素の光電変換特性を示すグラフである。但しこのグラフでは、光の入射によりフォトディテクタ11に発生する光生成電流Iphと、フォトディテクタ11のカソードのポテンシャルφとの関係を示している。光生成電流Iphは照度に比例するので、図5のグラフも図4(a)〜(c)のグラフと同様の特性を有することになる。つまりこのグラフも光生成電流Iphが小さいときの線形領域と、大きいときの対数領域とからなる。この2つの領域の境界である折れ点を(Ip,φp)と定義する。
まず、線形領域における光生成電流Iphとポテンシャルφとの関係は、次の式(1)で表される。
Figure 0005178804
Cはフォトディテクタ11の容量、Teは露光時間である。
次に、対数領域における関係式を求める。飽和領域において、転送トランジスタ12がオフのときのリーク電流Ileakは、式(2)で表される。
Figure 0005178804
φb,a,bはパラメータであり、このうちφbは転送トランジスタ12のオフ電圧に応じて変化する。リーク電流IleakのSファクタ(電流が1桁(decade)変化するのに必要な電圧)は、式(2)よりln(10)/bである。通常、撮像画素のSファクタは約100mVであることから、bは0.023[mV-1]程度である。
図6(a),(b)はそれぞれ、線形領域および飽和領域における電荷のふるまいを示す模式図である。光生成電流Iphが小さい線形領域では、図6(a)のように、フォトディテクタ11内の電荷のポテンシャルは、フローティングディフュージョン14との間に転送トランジスタ12が形成するポテンシャル障壁を越えないので、リーク電流Ileakは生じない。しかし、光生成電流Iphが大きくなると、図6(b)のように、当該ポテンシャル障壁を越える電荷が生じ、それがフローティングディフュージョン14側へリークして、リーク電流Ileakを生じさせる。
飽和領域では、光生成電流Iphはリーク電流Ileakと等しくなるので、飽和領域では次の式(3)の関係が得られる。
Figure 0005178804
式(3)より、対数領域の傾き(即ち、リーク電流Ileakが一桁変わったときの、ポテンシャルφの変化量)はln(10)/b[/decade]で表される。また、式(1)から分かるように、露光時間Teを短くすると線形領域の傾きが小さくなり、図5のように折れ点のレベルが高くなる(逆に、露光時間Teを長くすると、折れ点レベルは小さくなる)。
上述のように、対数領域で得られた出力信号を適切に処理するためには、線形領域と対数領域との間の境界である折れ点のレベルを把握しておく必要がある。しかし折れ点は、撮像時の露光期間の長さ(露光時間)や温度条件によって変動するので、露光制御が非常に困難になっていた。そこで、本実施の形態では、線形領域と対数領域との間の折れ点の検出が可能な撮像画素の駆動方法を提案する。
図7および図8はそれぞれ、本実施の形態の撮像装置における折れ点検出動作を示すフローチャートおよびタイミングチャートである。図8における符号S11〜S18は、図7のステップを示す符号S11〜S18にそれぞれ対応している。また、図8におけるVPDおよびVFDは、それぞれフローティングディフュージョン14およびフォトディテクタ11のカソードの電位を示している。以下、これらの図を参照して、本実施の形態の撮像装置における折れ点検出動作を説明する。
通常、撮像装置は、遮光されていない通常画素と、遮光された遮光画素とを有している。通常画素は先に述べた通常動作(撮像動作)を行うものであり、遮光画素は例えば黒レベルの検出などに使用される。以下に説明する折れ点検出のための撮像画素の駆動方法は、遮光画素に対して行われる。
まず、所定の遮光画素において、第2可変電圧源23の出力電位V2を、フォトディテクタ11へ電荷を注入可能な電位(例えば0.4V)に設定する(S11)。そして、転送信号φtxおよびリセット信号φrstをHにして、転送トランジスタ12およびリセットトランジスタ13をオンにする。リセットトランジスタ13がオンになることにより、フローティングディフュージョン14の電位は第2可変電圧源23の出力電位V2(即ち、フォトディテクタ11へ電荷を注入可能な電位)になる。なお且つ、転送トランジスタ12もオンになるので、当該転送トランジスタ12を介して、フローティングディフュージョン14からフォトディテクタ11へと電荷が注入される(S12)。
その後、リセットトランジスタ13にオンの状態を維持させたまま、転送信号φtxをLに戻し、転送トランジスタ12をオフにする(S13)。このとき転送トランジスタ12のゲートに印加するオフ電圧は第1可変電圧源22の出力電圧V1になるが、その値は、後述のリーク期間(ステップS15)でフォトディテクタ11からフローティングディフュージョン14へ電荷がリークする程度に高めに設定する(例えば1.2V)。
続いて、第2可変電圧源23の出力電位V2を所定のリセット電位(例えば2.2V)に設定する。リセットトランジスタ13はオン状態のままであるので、フローティングディフュージョン14もリセット電位になる(S14)。即ち、フローティングディフュージョン14は、フォトディテクタ11から電荷が注入され得る電位に設定される。
この状態を保持したまま所定の待機時間だけ待機する。その間、フォトディテクタ11に注入した電荷のうち、転送トランジスタ12が形成するポテンシャル障壁を越える電荷が少しずつフローティングディフュージョン14側にリークしていく。即ち、この待機期間には、フォトディテクタ11とフローティングディフュージョン14との間で、図6(b)に示した飽和状態と同様の電流リークが生じる(S15)。本明細書では、この待機期間を「リーク期間」と称する。
上記の待機時間が経過したらリセット信号φrstをLにしてリセットトランジスタ13をオフにする。転送トランジスタ12とリセットトランジスタ13とが共にオフ状態になるので、フローティングディフュージョン14の電位はフローティング状態になる。そして、選択信号φselをHにして選択信号φselをオンにする。このときフローティングディフュージョン14の電位はリセット電位であるので、当該リセット電位に対応した出力電圧Voutが出力され、当該出力電圧Voutは読み出し回路25により取得される(S16)。このときの出力電圧Voutの値をVr2とする。
その後、転送信号φtxをHにして転送トランジスタ12をオンにする。それにより、フォトディテクタ11に蓄積されている電荷はフローティングディフュージョン14に転送され、当該フローティングディフュージョン14の電位は下がる(S17)。そして、電荷転送後のFD電位に対応した出力電圧Voutが出力され、読み出し回路25がそれを取得する(S18)。このときの出力電圧Voutの値をVs2とする。
そして、後段の信号処理回路で、上記のVr2とVs2の差(Vr2−Vs2)を算出することにより、フォトディテクタ11からフローティングディフュージョン14に転送された電荷量が算出される。
ここで、リーク期間の長さ(リーク時間)を通常の撮像動作の露光時間Teと同じにした場合における、上記の折れ点検出動作での撮像画素の出力を考察する。説明の便宜上、撮像画素の出力として、Vr2とVs2の差(Vr2−Vs2)ではなく、リーク期間終了時の転送トランジスタ12のポテンシャルφ0を用いる。
まず、リーク期間中におけるフォトディテクタ11のポテンシャルφの時間変化は、次の式(4)で表される。
Figure 0005178804
式(4)より、t=Teのとき(即ちリーク期間終了時)のポテンシャルφ0は近似的に次の式(5)で与えられる。
Figure 0005178804
式(5)に基づき、ポテンシャルφ0とリーク時間(=露光時間Te)の関係をグラフに表すと図9のようになる。リーク時間が長くなると、ポテンシャルφ0は小さくなり、その傾き(即ち、リーク時間が一桁変わったときのポテンシャルφ0の変化量)は−ln(10)/b[/decade]で表される。この関係は、図5に示した光電変換特性において、露光時間Teが長くなると折れ点が小さくなる現象と相関があることが分かる。
次に、リーク時間と露光時間Teが同じ場合における、ポテンシャルφ0と折れ点のポテンシャルφpの定量的な比較を行う。まず式(3)において、φ=φ0になる光生成電流I0は、式(3)および式(5)より、式(6)で表される。
Figure 0005178804
一方、式(1)より、折れ点(Ip,φp)は、次の式(7)の関係にある。
Figure 0005178804
よって、I0とIpの比は、次の式(8)のようになる。
Figure 0005178804
ここで、一般的な撮像画素の折れ点のポテンシャルφpは400mV程度であるので、式(8)のI0/Ipの値は0.1程度になり、I0はIpよりも小さくなる計算になる。このことは、折れ点検出動作で得られるポテンシャルφ0に一定の値(オフセット)を加算すれば、真の折れ点のポテンシャルφpの近似値が得られることを示している。このオフセットの値は、実験やシミュレーション、あるいは経験値などから算出して予め決定しておくことができる。
本発明者等は、撮像素子の試作チップを用い、通常の撮像動作での露光時間を900msとしたときの光電変換特性、並びに、折れ点検出動作におけるリーク時間とポテンシャルφ0との関係を測定した。図10は、その結果を示している。同図より、次の(A)〜(C)のような特徴が観察され、上述の理論に一致していることが確認できる。
(A)折れ点検出動作のリーク時間を長くすると、ポテンシャルφ0は小さくなる、
(B)光電変換特性のグラフにおける対数領域の傾きと、リーク時間とポテンシャルφ0との関係を表すグラフの傾きは、大きさは同じで逆符号である、
(C)折れ点検出動作のリーク時間を、露光時間と同じ900msとしたときの折れ点は、実際の光電変換特性の折れ点のポテンシャルより少し低い値である(即ち、ポテンシャルφ0に、適切なオフセットを加算すれば折れ点の近似値が定まる)。
以上のように、本実施の形態の折れ点検出動作における撮像装置の駆動方法を用いれば、フォトディテクタの飽和領域の対数特性を利用した撮像装置において、撮像動作における折れ点をいつでも(リアルタイムに)算出することが可能になる。つまり、撮像動作時の露光期間の長さ(露光時間)を変更した場合や、温度条件が変わった場合にも、それに対応して適切な折れ点を検出することができるようになる。その結果、撮像装置の撮像動作時における露光制御を容易に行うことができるようになる。
なお、本実施の形態の折れ点検出動作では、Vr2とVs2の両方を読み出し回路25を用いて読み出すように構成したが、通常Vr2は一定の値であるので、その値が予め分かっている場合にはその都度読み出す必要はない。その場合は、Vs2のみを読み出して、既知のVr2との差(Vr2−Vs2)に基づいて、折れ点を検出してもよい。
<実施の形態2>
図11は、本実施の形態に係る撮像装置が備える撮像素子の画素(撮像画素)の構成を示す図である。図11において、図1に示したものと同様の要素には同一符号を付してあるので、それらの説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態の撮像画素は図1に示した構成に加え、転送トランジスタ12のオフ電圧を調整するオフ電圧調整回路26を備えている。上述のように、転送トランジスタ12のオフ電圧は、第1可変電圧源22の出力電圧V1により決定される。オフ電圧調整回路26は、第1可変電圧源22を制御して当該電圧V1を調整することによって、転送トランジスタ12のオフ電圧を調整する。また、当該オフ電圧の調整は、読み出し回路25が取得した出力電圧Vout(Vr2およびVs2)(即ちフローティングディフュージョン14の電位に対応した電圧信号)に基づいて行われる。
なお、オフ電圧調整回路26は、実際に撮像素子内に形成された回路により実現してもよいし、他の演算手段(例えばマイコン)の機能によって実現してもよい。
図12は、本実施の形態に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。以下、本実施の形態の撮像装置の駆動方法を説明する。
まず、実施の形態1で図7および図8を用いて説明した折れ点検出動作(S11〜S19)が実行される。この折れ点検出動作(S11〜S19)に関しては、実施の形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施の形態では、折れ点検出動作(S11〜S19)により得られたVr2−Vs2の値から折れ点レベルが算出されると、算出された折れ点レベルと、所望の折れ点レベルとが比較される。そして、その比較の結果に基づき、通常画素を含む全ての撮像画素において、折れ点レベルが所望の値になるように、各撮像画素のオフ電圧調整回路26が、第1可変電圧源22の出力電圧V1(即ち転送トランジスタ12のオフ電圧)の調整を行う(S20)。
図13は、転送トランジスタ12のオフ電圧を変化させて、光電変換特性を測定した実験結果を示すグラフである。当該グラフには、オフ電圧を0.8V、0.9V、1.3V、1.5Vとしたときの結果をそれぞれ示している。また、グラフの縦軸は撮像素子の出力電圧(Vs1−Vr1)に相当するが、ディジタル値に変換後の振幅として表されている(256LSB(Least Significant Bit)=1V)。図13から、転送トランジスタ12のオフ電圧を大きくすれば折れ点レベルは下がることが確認できる(図14参照)。
従って、オフ電圧調整回路26は、算出された折れ点レベルが所望の値よりも小さかった場合には第1可変電圧源22の出力電圧を現状よりも小さくして折れ点レベルを上げ、逆に大きかった場合には現状よりも大きくして折れ点レベルを下げるように動作する。
以上のように、各撮像画素のオフ電圧調整回路26が、折れ点検出動作によって得られるフローティングディフュージョン14の電位に対応した出力電圧Vout(Vr2およびVs2)に基づいて、転送トランジスタ12のオフ電圧を調整することにより、撮像装置の折れ点レベルを所望の値に設定することができるようになる。その結果、撮像装置の撮像動作時における露光制御を容易に行うことができるようになる。
<実施の形態3>
図15は、本実施の形態に係る撮像装置が備える撮像素子の画素(撮像画素)の構成を示す図である。図15において、図1に示したものと同様の要素には同一符号を付してあるので、それらの説明は省略する。図15に示すように、本実施の形態の撮像画素は図1に示した構成に加え、傾き調整回路27を備えている。また、本実施の形態では、読み出し回路25は、読み出した出力電圧Vout(フローティングディフュージョン14の電位の対応する電圧信号)を、所定のゲインをもって増幅する機能を有している。上記の傾き調整回路27は、読み出し回路25のゲインを調整することにより、光電変換特性の対数領域における傾きを調整することができる。
図16は、本実施の形態に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。以下、本実施の形態の撮像装置の駆動方法を説明する。
本実施の形態においては、撮像装置の光電変換特性の対数領域における傾きを得るために、実施の形態1の折れ点検出動作を、リーク時間を変えて2回行う。
図16のように、まずリーク時間を10msに設定して(S21)、1回目の折れ点検出動作(図7のS11〜S19)を実行して、そのときのVr2−Vs2を算出する(S22)。このとき得られたVr2−Vs2を「Vp1」と定義する。
続いて、リーク時間を1回目の10倍の100msに設定して(S23)、2回目の折れ点検出動作(図7のS11〜S19)を実行して、そのときのVr2−Vs2を算出する(S24)。このとき得られたVr2−Vs2を「Vp2」と定義する。
そして、上記工程で得られたVp1およびVp2から、Vp1−Vp2の値を算出する(S25)。2回目の折れ点検出動作におけるリーク期間は、1回目のそれの10倍であるので、Vp2−Vp1の値は、リーク期間終了後のフォトディテクタ11のポテンシャルφ0の、リーク時間に対する変化の傾き−ln(10)/b[/decade]に相当する。また、先に説明したように、光電変換特性の対数領域の傾きは、その反対符号であるln(10)/b[/decade]である。従って、ステップS25で求めたVp1−Vp2は、光電変換特性の対数領域の傾きを示すことになる。
本実施の形態では、以上の工程で得られた対数領域の傾きと、所望の傾きの値とが比較される。そして、その比較の結果に基づき、通常画素を含む全ての撮像画素において、傾き調整回路27が、光電変換特性の対数領域の傾きが所望の大きさになるように、図17の如く読み出し回路25のゲインを調整する(S26)。
上述したように、光電変換特性の対数領域の傾きが小さい場合、ダイナミックレンジが大きくなる反面、高照度領域のコントラストの低下を招いてしまう。逆に、対数領域の傾きが大きい場合は、コントラストは向上するが、ダイナミックレンジが狭くなってしまう。本実施の形態によれば、対数領域の傾きをいつでも(リアルタイムに)検出して調整することができるので、撮像装置の用途に応じて、対数領域の傾きを最適な値に調整することが容易になる。
図18は、本実施の形態における読み出し回路25の一例を示す図である。当該読み出し回路25は、ゲインアンプ31、比較器32およびマルチプレクサ33から構成される。
ゲインアンプ31には、入力信号Vi、ゲインを設定するための信号Gおよび当該撮像素子の折れ点レベルに相当する基準電位Vaがそれぞれ入力される。ゲインの設定信号Gは、傾き調整回路27から入力される。基準電位Vaは、例えば実施の形態1の折れ点検出動作を用いて算出してもよい。ゲインアンプ31の出力Vo1は、次の式(9)で与えられる。
Figure 0005178804
比較器32には入力信号Viと基準電位Vaとが入力され、該比較器32は、その比較結果を示す信号Scを出力する。そして、マルチプレクサ33に、入力信号Vi、ゲインアンプ31の出力Vo1、比較器32の出力信号Scがそれぞれ入力される。マルチプレクサ33は、比較器32からの信号Scに基づいて、入力信号Viが基準電位Vaよりも小さいときには、入力信号Viをそのまま出力端子へ出力し、基準電位Vaよりも大きいときはゲインアンプ31の出力Vo1出力端子から出力する。
撮像画素に設けられる読み出し回路25には、入力信号Viとして、撮像画素の出力電圧Voutが入力される。よって、撮像画素の読み出し回路25の出力Vo2は、次の式(10)で表される。
Figure 0005178804
この式から分かるように、傾き調整回路27は、ゲインアンプ31のゲインの設定信号Gを変更することにより、撮像画素の光電変換特性における対数領域の傾きを図17の如く調整することができる。
以上のように本実施の形態によれば、折れ点検出動作を利用して、撮像画素の光電変換特性の対数領域の傾きを検出することができる。また、それに基づいて傾き調整回路27が各撮像画素における読み出し回路25のゲインを調整することにより、光電変換特性の対数領域の傾きを所望の値に設定することができる。従って、対数領域の傾きをあらゆる用途に対して適切に設定することができ、撮像装置の汎用性の向上に寄与できる。
10 基本画素回路、11 フォトディテクタ、12 転送トランジスタ、13 リセットトランジスタ、14 フローティングディフュージョン、15 選択トランジスタ、16 増幅トランジスタ、21 レベル変換回路、22 第1可変電圧源、23 第2可変電圧源、24 定電流源、25 読み出し回路、26 オフ電圧調整回路、27 傾き調整回路、31 ゲインアンプ、32 比較器、33 マルチプレクサ。

Claims (5)

  1. フォトディテクタと、
    電位をフローティング状態に保つことが可能なフローティングディフュージョンと、
    前記フォトディテクタと前記フローティングディフュージョンとの間に接続する転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンの電位を読み出す読み出し回路と
    を有する撮像画素を、複数個備えた撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の撮像画素のうち遮光された所定の撮像画素において、
    (a)フローティングディフュージョンの電位を、当該フローティングディフュージョンからフォトディテクタへの電荷注入が可能な電位に設定すると共に、転送トランジスタをオン状態にすることで、前記フローティングディフュージョンから前記フォトディテクタへ電荷を注入する工程と、
    (b)前記転送トランジスタをオフ状態にした後で、前記フローティングディフュージョンの電位を、前記フォトディテクタから当該フローティングディフュージョンへの電荷注入が可能な電位に設定する工程と、
    (c)前記工程(b)から所定の待機時間だけ経過したときに、前記フローティングディフュージョンをフローティング状態にする工程と、
    (d)前記工程(c)の後に、前記転送トランジスタをオン状態にすることで、前記フォトディテクタから前記フローティングディフュージョンへ電荷を注入する工程と、
    (e)前記読み出し回路により、前記工程(d)の後における前記フローティングディフュージョンの電位を出力信号として読み出す工程とが実行される
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  2. 請求項1記載の撮像装置の駆動方法であって、
    前記待機時間は、当該撮像装置の撮像動作時における露光時間と同じに設定される
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の撮像画素のそれぞれにおいて、
    (f)前記転送トランジスタをオフ状態にする際に当該転送トランジスタの制御端子に印加するオフ電圧を、前記工程(e)で得た出力信号に基づいて調整する工程が実行される
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  4. 請求項1記載の撮像装置の駆動方法であって、
    前記遮光された所定の撮像画素において、
    (g)前記工程(a)〜(e)を、前記所定の待機時間を第1待機時間に設定して実行する工程と、
    (h)前記工程(a)〜(e)を、前記所定の待機時間を前記第1待機時間とは異なる第2待機時間に設定して実行する工程とを備える
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  5. 請求項4記載の撮像装置の駆動方法であって、
    前記読み出し回路は、前記フローティングディフュージョンの電位を所定のゲインをもって増幅する機能を有しており、
    当該駆動方法では、前記複数の撮像画素それぞれにおいて、
    (i)前記工程(g)で得た前記出力信号と、前記工程(h)で得た前記出力信号との差に基づいて、前記ゲインを調整する工程が実行される
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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