JP5178324B2 - 打撃工具 - Google Patents

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本発明は、電動コンクリートハンマ、ハンマドリル、インパクトドリル等のハウジングに関するものである。
従来、この種打撃工具のハウジングは、下記特許文献1に開示のように工具および中間子を収納保持するフロントカバー(フロントキャップに相当)とシリンダや打撃子等を収納するシリンダケース(本体ハウジングに相当)とを、前記フロントカバーの外周の径方向外側にフランジを突出させて形成し、そのフランジを介して取り付けネジにて締結し、一体化したものが知られている。
実開昭61−148580号公報
しかし、上記特許文献に開示の技術では、フロントキャップの外周に径方向外側に突出するフランジを形成し、取り付けネジにて締結しているので、フロントキャップと本体ハウジングとを締結した箇所がその径方向外側に大きくなり、その締結した箇所を作業者が把持しにくいという問題がある。
また、打撃子による打撃の衝撃により、取り付けネジが損傷し易いという問題や、打撃による衝撃とともに、打撃により生じる熱により取り付けネジや本体ハウジング等の温度が上昇し、特に、取り付けネジと本体ハウジングの材料の線膨張率の差により取り付けネジが緩み易くなるという問題がある。
そこで本発明は、打撃工具のフロントキャップと本体ハウジングとの締結箇所を細くし、作業者の把持を容易にするとともに、締結箇所を緩みにくく、損傷しにくくして、この種打撃工具の耐久性の向上を図ることを目的とする。
本発明の打撃工具では、本体ハウジングの外周に雄ネジを形成し、該雄ネジに螺合する雌ネジをフロントキャップの内周に形成し、螺合により前記本体ハウジングとフロントキャップとを締結するとともに、該本体ハウジングとフロントキャップとを異なる金属で形成し、フロントキャップを形成する金属を、本体ハウジングを形成する金属の線膨張率よりも小さい線膨張率の金属としたことを特徴とする。
上記構成において、本体ハウジングとフロントキャップとの締結が、本体ハウジングの外周に形成した雄ネジとフロントキャップに内周に形成した雌ネジとの螺合によるので、フロントキャップの外周に径方向外側に突出するフランジを形成する必要がなく、フロントキャップと本体ハウジングとを締結する箇所を細くすることができ、この部分の作業者の把持が容易になる。
さらに、本体ハウジングとフロントキャップとを異なる金属で形成し、フロントキャップを形成する金属を、本体ハウジングを形成する金属の線膨張率よりも小さい線膨張率の金属としたので、打撃子による中間子の打撃等により生じた熱により本体ハウジングとフロントキャップが熱膨張した場合、線膨張率の大きい金属で形成された本体ハウジングが大きく膨張しようとするが、線膨張率の小さい金属で形成されたフロントキャップが本体ハウジングの膨張を妨げることとなる。このため、本体ハウジングとフロントキャップの雄ネジと雌ネジとがより強く密着し、螺合による締結がより強固となって、緩みにくく、損傷しにくくなり、この種工具の耐久性が向上する。
本発明の打撃工具では、上記フロントキャップを形成する金属を鉄系金属とし、本体ハウジングを形成する金属をアルミ系非鉄金属としたことを特徴とする。
上記構成において、フロントキャップを形成する金属を鉄系金属とし、本体ハウジングを形成する金属をアルミ系非鉄金属としたので、線膨張率に差があるだけでなく、本体ハウジングの線膨張率とフロントキャップの線膨張率との差がより大きくなるため、雄ネジと雌ネジがより強く密着し、螺合による締結がより強固となって、緩みにくく、損傷しにくくなり、この種工具の耐久性が向上する。
本発明の打撃工具では、上記フロントキャップの雌ネジを形成した筒部の底と、本体ハウジングの雄ネジを形成した筒部の先端との間に、緩衝材を介在させたことを特徴とする。
上記構成において、フロントキャップの雌ネジを形成した筒部の底と、本体ハウジングの雄ネジを形成した筒部の先端との間に、緩衝材を介在させたので、この緩衝材が打撃子による中間子の打撃等による衝撃を吸収し、フロントキャップと本体ハウジングの雌ネジと雄ネジの螺合による締結が、より一層、緩みにくく、損傷しにくくなり、この種工具の耐久性がさらに向上する。
本発明の打撃工具では、フロントキャップと本体ハウジングとの締結箇所が細くでき、この部分の作業者の把持が容易になるとともに、締結箇所が緩みにくく、損傷しにくくなり、この種打撃工具の耐久性の向上が図れる。
以下本発明の実施形態に係る打撃工具を図面にもとづいて説明する。図1は本発明の打撃工具の一種である電動コンクリートハンマの正面断面図である。
図1に示すように、打撃工具の一種である電動コンクリートハンマ1は、本体ハウジング2とこの本体ハウジング2の先端部に設けられたフロントキャップ4を備えている。
本体ハウジング2は、モータ6を収納するモータケース5、スイッチ8やコード等を収納するハンドル7、及びピストン13を往復動可能に収納したシリンダ12等を収納した本体ケース3とから構成されている。すなわち、本体ケース3は、本体ハウジング2の一部を構成している。
さらに、本体ケース3には、前記モータ6の回転を減速し伝達する歯車装置9、この歯車装置9に連結しモータ6の回転を往復運動に変換するためのクランクシャフト10とコネクティングロッド11を収納している。そして、このコネクティングロット11の先端にはピストン13が設けられている。
シリンダ12内には、ピストン13の他に、このピストン13の往復動により生じる空気圧により摺動し、中間子15を介して工具16に打撃を与える打撃子14が収納されている。
フロントキャップ4には、挿脱可能に装着された先端工具である工具16と、工具16の後端を保持するとともに、上記打撃子4から直接に打撃をうける中間子15を収納している。そして、上記クランクシャフト10、コネクティングロッド11、シリンダ12、ピストン13、打撃子14、中間子15等は、電動コンクリートハンマ1の打撃機構部を構成している。
中間子15は、本体ケース3に収納されたシリンダ12の先端部から前記フロントキャップ4の後部に亘る範囲に配置され、上記打撃子14の打撃を先端の工具6に伝達する。
このように構成された電動コンクリートハンマ1は、モータ6の回転をクランクシャフト10とコネクティングロッド11により往復運動に変換し、ピストン13をシリンダ12内で往復動させ、その往復動による空気圧により打撃子14を往復動させ、その往路において中間子15を打撃し、工具16に打撃力を伝達している。そして、打撃子14の往復動や打撃により、打撃子14や中間子15等に熱が発生し、特に、これらが収納されている本体ケース3の先端部やフロントキャップ4の後端部が高温になる。
上記本体ケース3の先端部に形成され、上記中間子15等をシリンダ12を介して収納した筒部3bの外周には、雄ネジ3aを形成している。一方、フロントキャップ4の後端部に形成され、上記中間子15や工具16の後部を収納した筒部4bの内周には、雌ネジ4aを形成している。そして、この雄ネジ3aと雌ネジ4aとを互いに螺合させて本体ケース3とフロントキャップ4とを締結し、一体化している。
このように本発明のコンクリートハンマ1は、本体ケース3の筒部3bの外周に形成した雄ネジ3aとフロントキャップ4の筒部4bの内周に形成した雌ネジ4aとを互いに螺合させ、本体ケース3とフロントキャップ4を締結しているので、フロントキャップ4の筒部4bの外周に取り付けネジを設けるためのフランジ或いは突出部を設ける必要がなく、さらに、本体ケース3の筒部3aの外周にもネジ孔を形成するための突出部を設ける必要がないので、本体ケース3とフロントキャップ4とを締結する箇所を細く形成でき、作業中、作業者がこの種工具のハンドル7を持つ手でない他方の手で、上記締結箇所を把持することが容易となり、工具16に作業者の力を十分に掛けることができる。
また、本体ケース3とフロントキャップ4とを締結している箇所から、本体ケース3の略前半分に亘る外周には、エラストマー樹脂等からなる樹脂のカバー18が設けられ、作業者の手の疲労を緩和するとともに、作業者の手に熱が伝わるのを防いでいる。
さらに、本体ケース3は、線膨張率が約23×10マイナス6乗/℃のアルミ系非鉄金属であるアルミダイカスト合金(例えば、ADC10〜12)で形成され、フロントキャップ4は、線膨張率が約12×10マイナス6乗/℃の鉄系金属であるニッケル・クロム・モリブデン鋼(例えば、SNCM420)で形成されている。
このように本発明のコンクリートハンマ1は、フロントキャップ4を形成する金属を、本体ケース3を形成する金属に比べ線膨張率の小さい金属としたので、打撃子14の往復動や打撃により、打撃子14や中間子15等に熱が発生し、特に、これらが収納されている本体ケース3の先端部やフロントキャップ4の後端部が高温になり、本体ケース3とフロントキャップ4が熱により膨張した場合、線膨張率の大きい金属で形成された本体ケース3は、大きく膨張しようとするが、線膨張率の小さい金属で形成されているフロントキャップ4が少ししか膨張しないため、フロントキャップ4が本体ケース3の膨張を妨げる作用をすることとなる。
このため、本体ケース3の雄ネジ3aとフロントキャップ4の雌ネジ4aとがより強く密着することとなり、螺合による締結がより強固となって、緩みにくく、損傷しにくくなり、この種工具の耐久性が向上する。
なお、本実施例では、フロントキャップ4を、ニッケル・クロム・モリブデン鋼で形成したが、アルミ系非鉄金属の線膨張率に比べ、線膨張率の小さい炭素鋼(約10.8×10マイナス6乗/℃)や、ステンレス鋼(10.4〜17.3×10マイナス6乗/℃)で形成してもよい。
さらに、上記本体ケース3の雄ネジ3aが形成された筒部3bの先端とフロントキャップ4の雌ネジ4aが形成された筒部4bの底との間には、耐熱性があり、表面硬度がA93〜95、反発弾性率が71〜78%(試験法:JIS K6301)のポリエステルエラストマー樹脂からなり、断面が四角形でリング状の緩衝材17が所定量圧縮されて設けられている。
この緩衝材17の弾性により、本体ケース3の雄ネジ3aとフロントキャップ4の雌ネジ4aの螺合による締結がより強固になるとともに、打撃子14、中間子16及び工具16等の打撃による雌ネジ3aと雄ネジ4aの螺合による締結が緩みにくく、損傷しにくくなり、この種工具の耐久性が向上する。
上記実施形態では、本発明を電動コンクリートハンマに採用したが、衝撃工具の一種であるハンマドリル、インパクトドリル等にも採用可能である。
本発明の打撃工具の一種である電動コンクリートハンマの正面断面図である。
符号の説明
2 本体ハウジング
3 本体ケース
3a 雄ネジ
4 フロントキャップ
4a 雌ネジ
16 工具
17 緩衝材

Claims (3)

  1. モータ及び該モータの回転を往復運動に変換し先端工具に打撃を伝達する打撃機構部を収納する本体ハウジングと、前記先端工具を保持するフロントキャップからなる打撃工具において、前記本体ハウジングの外周に雄ネジを形成し、該雄ネジに螺合する雌ネジをフロントキャップの内周に形成し、螺合により前記本体ハウジングとフロントキャップとを締結するとともに、該本体ハウジングとフロントキャップとを異なる金属で形成し、フロントキャップを形成する金属を、本体ハウジングを形成する金属の線膨張率よりも小さい線膨張率の金属としたことを特徴とする打撃工具。
  2. 上記フロントキャップを形成する金属を鉄系金属とし、本体ハウジングを形成する金属をアルミ系非鉄金属としたことを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
  3. 上記フロントキャップの雌ネジを形成した筒部の底と、本体ハウジングの雄ネジを形成した筒部の先端との間に、緩衝材を介在させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の打撃工具。
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