JP2004130471A - 打撃工具 - Google Patents

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Hiroshi Haga
芳賀 博
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Koki Holdings Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明の目的は、安価で軽量且つ耐久性向上を図ることができる打撃工具を提供することである。
【解決手段】上記の目的は、モータ7を収納するモータケース3や、モータ7の回転をクランクシャフト8を介し往復運動に変換し、シリンダ9内に設けられたピストン10を往復動させ、シリンダ9内において空気室を介して打撃子11を連動させ中間子を打撃することにより先端工具に打撃を伝達する打撃機構部等を収納する外枠ケース2、及びスイッチ12やコードを収納するハンドル4を一体形成し、且つ先端工具軸面にて二分割形成したケースA5及びケースB6からなる構成とすることにより達成される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気ハンマ、ハンマドリル等の、外枠構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の打撃工具は図2に示すように、モータを収納するモータケース3や、モータの回転がクランクシャフトを介し、往復運動に変換しシリンダ内に設けられたピストンを往復動させ、シリンダ内において空気室を介して打撃子を連動させ中間子を打撃することにより先端工具に打撃を伝達する打撃機構部等を収納する外枠ケース2、及びスイッチやコードを収納するハンドル4から構成されている。それらは主にアルミニウム等の金属で形成され、それぞれを別々に形成し、ねじ等で締結する構造となっている。
【0003】
また、小形の打撃工具においては、打撃力が小さいため機体に加わる力が小さいということから、モータケースや外枠ケース及びハンドルが一体形成された二分割の樹脂製ケースを採用しているものもある。これは、打撃子の持つ打撃エネルギーが2.5〜3Jと小さく、機体に加わる応力が、樹脂の引張強度20kgf/mm程度以下であるため可能となっている。また、モータの回転を往復運動に変換する方式も、上記したクランクシャフト方式ではなく、小形化を図れるレシプロベアリング方式を採用している。
【0004】
また、二分割の樹脂製ケースが内部に存在するアルミ製のクランクケース、シリンダケース、モータケース等を覆う構造のものもある(例えば、特許文献1、2)。ところが、これらは強度面で問題を有していた。
【特許文献1】US4378053
【特許文献2】US4353425
【発明が解決しようとする課題】
上記構成をした従来の外枠構造では、モータケース、外枠ケース、ハンドル等はそれぞれ別構成してあるため、それぞれを締結するねじを多数要していたため、部品点数が多くなり、組立性が低下していた。また、締結するためのねじ座を各部品に設けなくてはならないため、質量が重くなる傾向にあった。更に、モータケースと外枠ケースがねじ締結のため剛性が低くなり、打撃時や空打ち時又は空気室の最大圧縮時に発生する振動加速度や衝撃荷重により、モータケース内に収納されてあるモータの耐久性や、外枠ケース内の減速歯車の耐久性の低下を生じていた。
【0005】
また、一体形成二分割の樹脂製ケースを採用している小形の打撃工具においては、性能向上等を図るため打撃子の持つ打撃エネルギーを3J以上に設定すると、空打ちによる機体への衝撃荷重や、空気室を最大圧縮したときに発生する反力などにより、機体本体や軸受室等にかかる応力が樹脂材料の引張強度20kgf/mm程度を超えてしまい、機体本体の破断の破損等の損傷を招くことになる。また、モータやクランクシャフト、シリンダ等の回転体を軸支する軸受は、回転の摺動抵抗による熱や、打撃子が中間子に衝突するときに発生する熱等により高温となる。軸受に発生した熱は、軸受を収納する軸受室に伝達される。軸受室は樹脂であるために、熱変形や熱溶損等を生じやすいことから、機体の寿命低下を招いていた。更に、小形化を図るために採用していたレシプロベアリングにおいては、打撃エネルギーを3J以上に設定すると、空気室を最大圧縮したときに発生する反力による衝撃荷重により、レシプロベアリングの軸受部が破損する恐れがある。以上のことから、一体形成二分割の樹脂製ケースは、打撃エネルギーが3J以上ある大形の打撃工具に採用することは困難であった。また同様に、レシプロベアリング方式は小形化は図れるが、大形の打撃工具に採用することは困難であった。
【0006】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、安価で軽量且つ耐久性の向上した打撃工具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、モータケースと外枠ケースとハンドルを金属で一体形成し、且つ先端工具軸面で二分割形成する構成とすることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明打撃工具の一実施形態を図1、図2、図3を用いて説明する。
【0009】
図に示すように本発明打撃工具は、モータ7を収納するモータケース3や、モータ7の回転をクランクシャフト8を介し、往復運動に変換しシリンダ9内に設けられたピストン10を往復動させ、シリンダ9内において空気室を介して打撃子11を連動させ中間子を打撃することにより先端工具に打撃を伝達する打撃機構部等を収納する外枠ケース2、及びスイッチ12やコードを収納するハンドル4を一体形成し、且つ先端工具軸面にて二分割形成したケースA5及びケースB6から構成されている。また、ケースA5とケースB6は、アルミニウムやマグネシウム等の金属で形成されている。
【0010】
アルミニウム等の金属は、樹脂に比べ耐熱や強度に優れているため、モータ7やクランクシャフト8等を軸支する軸受13、14に多大な熱が発生したとしても、熱による軸受室15、16の変形や溶損を招くことはない。更に、空打ちによる機体への衝撃荷重や、空気室を最大圧縮したときに発生する反力などが、軸受13、14を介し軸受室15、16に加わったとしても、アルミニウム等の金属製であるため樹脂製にくらべ耐久性が優れている。
【0011】
また、外枠がアルミニウム等の金属で形成され、且つクランクシャフト8方式を採用しているので、打撃子11の持つ打撃エネルギーの大小にとらわれることが無い。
【0012】
組み立ては、ケースA5にモータ、打撃機構部、スイッチ12、コード等を一方向から組み込んでいき、ケースB6をケースA5に被せねじで締結する。最後に工具保持部1をケースA5、ケースB6の組にねじ締結する。本実施例は、工具保持部1を別構成としているが、工具保持部も含め一体形成、二分割構造としても良い。
【0013】
以上のように、本実施例の打撃工具は、部品点数の削減や一体化による軽量化及び高剛性化を可能とし、更に組み立てにおいては、ほぼ一方向からの組み込みが可能であり、組み立て性に優れた構成となっている。
【0014】
また、製品に採用する材料としてはアルミ、マグネシウムなど非鉄金属に属するものが好ましく、鉄金属は製品化の際に重量や成形の面で採用は困難であると考えられる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、モータケースと外枠ケースとハンドルを金属で一体形成し、且つ先端工具軸面で二分割形成することにより、安価で軽量且つ耐久性向上を図ることができる打撃工具を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打撃工具の一実施形態を示す図。
【図2】従来の打撃工具の一実施形態を示す図。
【図3】本発明の打撃工具の一実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1は工具保持部、2は外枠ケース      、3はモータケース、4はハンドル、5はケースA、6はケースB、7はモータ、8はクランクシャフト、9はシリンダ、10はピストン、11は打撃子、12はスイッチ、13は軸受A、14は軸受B、15は軸受室A、16は軸受室Bである。

Claims (4)

  1. モータを収納するモータケースと、該モータの回転を先端工具に伝達する減速歯車や前記モータの回転を往復運動に変換し先端工具に打撃を伝達する打撃機構部を収納する外枠ケースと、スイッチやコードを収納するハンドルから形成される打撃工具において、前記モータケースと前記外枠ケースと前記ハンドルを金属で一体形成し、且つ先端工具軸面で二分割形成することを特徴とする打撃工具。
  2. 前記モータケースと前記外枠ケースのみを金属で一体形成し、且つ先端工具軸面で二分割形成することを特徴とする打撃工具。
  3. 前記モータケースと前記外枠ケース及び前記ハンドルに加え、先端工具を収納する工具保持部も金属で一体形成し、且つ先端工具軸面で二分割形成することを特徴とする打撃工具。
  4. 前記モータの回転を往復運動への変換は、クランクシャフトで行うことを特徴とする請求項1記載の打撃工具。
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Cited By (4)

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