JP5177518B2 - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント Download PDF

Info

Publication number
JP5177518B2
JP5177518B2 JP2008151883A JP2008151883A JP5177518B2 JP 5177518 B2 JP5177518 B2 JP 5177518B2 JP 2008151883 A JP2008151883 A JP 2008151883A JP 2008151883 A JP2008151883 A JP 2008151883A JP 5177518 B2 JP5177518 B2 JP 5177518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin sheet
ball
ball joint
lubricant
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008151883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009299710A (ja
Inventor
浩二 吉崎
浩二 北畑
哲雄 池田
敦 八尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2008151883A priority Critical patent/JP5177518B2/ja
Publication of JP2009299710A publication Critical patent/JP2009299710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5177518B2 publication Critical patent/JP5177518B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/068Special features relating to lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0619Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
    • F16C11/0623Construction or details of the socket member
    • F16C11/0628Construction or details of the socket member with linings
    • F16C11/0633Construction or details of the socket member with linings the linings being made of plastics
    • F16C11/0638Construction or details of the socket member with linings the linings being made of plastics characterised by geometrical details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/20Land vehicles
    • F16C2326/24Steering systems, e.g. steering rods or columns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、ボールジョイントに関するものである。
一般にボールジョイントは、ボールスタッドのロッドの一端に設けた球頭部と、前記球頭部を覆う樹脂シートとを、ハウジングの、一端が封止され他端がロッドの挿通口とされた筒状の収容室に収容して構成される。樹脂シートは、通常、筒状の周壁部の一端に収容室の底に対向する底部が設けられ、その反対側が開口されたカップ状に形成される。収容室には潤滑剤が充填され、樹脂シートの球頭部と接する面には前記潤滑剤を導く凹溝(油溝)が形成される(例えば特許文献1参照)。
例えば自動車のステアリング装置のインナーボールジョイントは、前記樹脂シートと球頭部とを挿通口を通して収容室に収容し、かつロッドを挿通口を通して外部に突出させた状態で、前記挿通口をかしめて他の部分より小径とすることで球頭部を抜け止めすると共に樹脂シートを与圧して構成される。
またアウターボールジョイントは、ハウジングの、あらかじめ他の部分より小径とした挿通口と反対側に設けた開口を通して前記樹脂シートと球頭部とを収容室に収容し、かつロッドを挿通口を通して外部に突出させた状態で、前記開口をキャップによって封止することで球頭部を抜け止めすると共に樹脂シートを与圧して構成される。
樹脂シートは、主にポリアセタール(POM)によって形成され、また少量ではあるがポリブチレンテレフタレート(PBT)によっても形成される。
このうちポリアセタールは機械的強度、耐摩耗性、耐油性等に優れたいわゆるエンジニアリングプラスチックの中ではガラス転移温度Tgが−40℃以下と特異的に低いため、例えば自動車のエンジン周りで使用される前記ステアリング装置等に要求される使用可能な温度範囲(およそ−30℃以上、+120℃以下程度、「可使温度」と記載することがある。)内においてガラス転移による相変化を生じない。
そのためポリアセタールからなる樹脂シートは、前記可使温度内で、相変化に基づいて弾性率や硬さ等の特性が急激に変化しないという利点がある。ちなみにポリブチレンテレフタレートのガラス転移温度は+25℃以上、+30℃程度である。
しかしポリアセタールやポリブチレンテレフタレートからなる従来の樹脂シートは、ボールジョイントを、可使温度内でも例えば+80℃以上といった高温で長期間に亘って使用し続けた際に、前記樹脂シートを球頭部と共にハウジングの収容室に収容して与圧をしたときに加えられた応力や、あるいは使用時に加えられる面圧等によってクリープ変形して、その厚みが局所的に減少するいわゆるヘタリを生じやすい。
そして局所的なヘタリを生じた場合には、樹脂シートとボールスタッドの球頭部との間、もしくはハウジングの収容室と樹脂シートとの間でガタによる異音を生じたり、あるいはボールスタッドの、球頭部を支点とした揺動の動作に異常を生じたりするという問題がある。
また潤滑剤としては主にグリースが使用されるが、通常のグリースは、樹脂シートと球頭部とをハウジングの収容室に収容して与圧をしたときや、樹脂シートに高い面圧が加えられた際等に油膜切れを生じやすい。
油膜切れを生じたままの状態でボールスタッドが球頭部を支点として繰り返し揺動されると、たとえボールジョイントを、前記可使温度内でも比較的低温で使用した場合であっても、摩擦熱によって収容室内の温度が上昇して、前記温度上昇と、使用時に加えられる面圧とによって樹脂シートがクリープ変形して、やはりヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常を生じやすいという問題がある。
特開平8−326739号公報
本発明の目的は、樹脂シートの特性が可使温度内において急激に変化しない上、様々な条件下で長期間に亘って使用し続けても、樹脂シートのクリープ変形によるヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常を生じにくいボールジョイントを提供することにある。
本発明は、一端に球頭部(23)を有するボールスタッド(18)と、前記球頭部を覆う樹脂シート(17)と、前記樹脂シートおよび球頭部を収容する収容室(19)を有するハウジング(16)とを含み、前記樹脂シートをポリアミド9Tによって形成すると共に、前記収容室に、+40℃での動粘度が1000mm/s以上である潤滑剤を充填したことを特徴とするものである(請求項1)。なおカッコ内の英数字は、後述の実施の形態における対応構成要素等を表す。
本発明によれば、樹脂シートを、ガラス転移温度Tgが可使温度の上限を超える+125℃であって、前記可使温度内においてガラス転移による相変化を生じないポリアミド9Tによって形成しているため、前記樹脂シートの弾性率や硬さ等の特性が可使温度内において急激に変化するおそれがない。
また前記ポリアミド9Tは、可使温度の全域でガラス転移温度Tg未満の硬いガラス状を呈する。そのため本発明によれば、前記可使温度の全域でガラス転移温度Tg以上の柔らかいゴム状を呈するポリアセタールや、可使温度のうち高温の領域で、同様にガラス転移温度Tg以上の柔らかいゴム状を呈するポリブチレンテレフタレート等によって樹脂シートを形成した場合に比べて、高温で長期間に亘って使用し続けた際や油膜切れによる温度上昇を生じた際の、樹脂シートのクリープ変形量を小さくすることができる。
しかも本発明によれば、+40℃での動粘度が1000mm/s以上という粘度の高い潤滑剤を収容室に充填しているため、樹脂シートと球頭部とをハウジングの収容室に収容して与圧をしたときや、樹脂シートに高い面圧が加えられた際等に、油膜切れとそれに伴う温度上昇とを生じるおそれもない。
したがって本発明によれば、樹脂シートの特性が可使温度内において急激に変化しない上、様々な条件下で長期間に亘って使用し続けても、樹脂シートのクリープ変形によるヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常を生じにくいボールジョイントを提供することが可能となる。
しかもポリアミド9Tは、前記のようにガラス転移温度Tgが+125℃と高く、クリープ変形量が小さい上、潤滑剤中に含まれる油の種類を制限するおそれがなく、吸水性が低く、しかも入手が比較的容易であるという利点も有している
樹脂シートと球頭部との間での油膜切れを防止して、摩擦熱による温度上昇と、それに伴う樹脂シートのクリープ変形、ヘタリ、ならびにガタによる異音や動作の異常の発生を防止する効果をさらに向上することを考慮すると、前記樹脂シートの球頭部と接する面(52)には、潤滑剤を導く凹部(58)が形成されているのが好ましい(請求項2)。
潤滑剤としては、油とポリマーと増ちょう剤とを含む潤滑剤が好ましい(請求項3)。ポリマーを含まない通常の潤滑剤の、+40℃での動粘度を1000mm/s以上とするためには、油自体の粘度を高くする必要がある。そのため潤滑剤の流動性が低下して、ボールスタッドを球頭部を支点として揺動させる際のトルクが過剰に上昇したり、潤滑剤を収容室に充填する作業性が低下したりするおそれがある。これに対し、油とポリマーと増ちょう剤とを含む潤滑剤では、油自体の粘度を上昇させずに良好な流動性を維持しながら、ポリマーを増粘剤として添加することによって+40℃での動粘度を1000mm/s以上として、油膜切れが生じるのを防止することが可能となる。
本発明によれば、樹脂シートの特性が可使温度内において急激に変化しない上、様々な条件下で長期間に亘って使用し続けても、樹脂シートのクリープ変形によるヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常を生じにくいボールジョイントを提供することが可能となる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るボールジョイントを備えるステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。ステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、転舵輪(図示せず)を転舵する転舵機構としてのラックアンドピニオン機構3とを備えている。
ステアリングホイール2は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介して、ラックアンドピニオン機構3に連結されている。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してラックアンドピニオン機構3に伝達される。
ラックアンドピニオン機構3は、ピニオン軸6およびラック軸7を備えている。ピニオン軸6は、中間軸5に連結された軸部8と、この軸部8の先端に連結されたピニオン9とを含む。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してピニオン軸6に伝達される。
ラック軸7は、車両の左右方向に沿って延びている。ラック軸7には、ラック10が形成されている。ピニオン9およびラック10は、互いに噛み合わされている。ピニオン軸6の回転は、ラック10およびピニオン9により、ラック軸7の軸方向移動に変換される。
ラック軸7は筒状のハウジング11に挿通されている。ラック軸7の両端部は、それぞれハウジング11から突出している。ラック軸7の各端部には、インナーボールジョイント12を介して、タイロッド14の一端が連結されている。また、タイロッド14の他端(いわゆるタイロッドエンド)には、アウターボールジョイント13が設けられている。図示はしないが、転舵輪は、ナックルアームを介してアウターボールジョイント13に連結されている。
また、ハウジング11の各端部には、筒状のラックブーツ15が配置されている。各ラックブーツ15の一端は、ハウジング11の端部に外嵌しており、当該端部に固定されている。また、各ラックブーツ15の他端は、タイロッド14に外嵌しており、当該タイロッド14に固定されている。ハウジング11の端部およびインナーボールジョイント12は、対応するラックブーツ15により覆われている。このラックブーツ15によって、水や埃などの異物が、ハウジング11内やインナーボールジョイント12内に進入することが防止されている。
操舵操作(回転操作)では、前述したように、ステアリングホイール2の回転がステアリングシャフト4および中間軸5によってピニオン軸6に伝達され、ピニオン9の回転がラック10を通じてラック軸7の軸方向移動に変換される。そのときのラック軸7の軸方向移動は、インナーボールジョイント12を介してタイロッド14に伝えられ、さらに、タイロッド14の動きがアウターボールジョイント13を介してナックルアームへと伝えられる。
図2は、インナーボールジョイント12およびアウターボールジョイント13を含むステアリング装置1の一部の断面図である。
インナーボールジョイント12は、ラック軸7の端部に連結されるハウジング16と、このハウジング16に保持された樹脂シート17およびボールスタッド18とを備えている。ハウジング16は、樹脂シート17およびボールスタッド18を収容する収容室19と、ラック軸7の端部に連結される連結部20とを含む。収容室19は、底が封止された筒状であり、入口を有している。また、樹脂シート17は、カップ状であり、周壁部21と底部22とを含む。樹脂シート17は、底部22が収容室19の底に対向するように配置されている。
ボールスタッド18は、球面状の外表面を有する球頭部23と、この球頭部23から突出するように延びるロッド24とを一体的に備えている。球頭部23は、樹脂シート17に覆われて嵌合されており、ロッド24は、収容室19から突出している。タイロッド14の一部は、ボールスタッド18によって構成されている。すなわち、タイロッド14は、ボールスタッド18と、このボールスタッド18のロッド24に連結された連結軸25とによって構成されている。
収容室19の入口であるロッド24の挿通口は、樹脂シート17で覆われた球頭部23を収容した後にかしめられて小径とされて、上記球頭部23および樹脂シート17が抜け止めされている。
ロッド24の先端部(図2では右端部)には、雄ねじ部26が形成されている。雄ねじ部26は、連結軸25に形成された雌ねじ孔27に螺合されている。雄ねじ部26が雌ねじ孔27に螺合されることにより、連結軸25がボールスタッド18に同軸的に連結されている。
また、雄ねじ部26にはロックナット28が螺合されている。ボールスタッド18および連結軸25は、ロックナット28によって互いに固定されている。また、雌ねじ孔27に対する雄ねじ部26のねじ込み量は、ロックナット28によって調節されている。雌ねじ孔27に対する雄ねじ部26のねじ込み量を調節することにより、転舵輪のトー角を調節することができる。
球頭部23は、樹脂シート17を介して収容室19に包み込まれるように保持されている。すなわち、ボールスタッド18は、樹脂シート17を介してハウジング16に保持されている。樹脂シート17の内周面は、球頭部23の外表面に沿う形状とされている。球頭部23は、樹脂シート17に対して摺動可能となっている。収容室19内の特に樹脂シート17と球頭部23との間には潤滑剤が充填されている。ボールスタッド18は、球頭部23を支点として、ハウジング16に対して揺動可能となっている。したがって、ラック軸7(図1参照)の軸方向への動きは、軸方向へ直線的にタイロッド14に伝達されるのではなく、インナーボールジョイント12によって揺動する角度方向へ伝達される。
一方、アウターボールジョイント13は、ハウジング29と、このハウジング29に保持された樹脂シート30およびボールスタッド31とを備えている。ハウジング29は、樹脂シート30がその内側に配置された筒状部材32と、この筒状部材32の一端(図2では下端)を塞ぐように当該一端に固定された板状のキャップ33とを含む。筒状部材32は、例えば連結軸25の先端部に一体的に形成されている。
樹脂シート30は、カップ状の第一シート34と、板状の第二シート35とを含む。第一シート34は、周壁部36と底部37とを一体的に備えている。第一シート34は、周壁部36が筒状部材32の内周面に沿うように配置されている。また、第二シート35は、第一シート34の底部37とキャップ33との間に介在している。樹脂シート30は、筒状部材32の他端(図2では上端)からその内側に突出する環状の鍔部38と、キャップ33との間で保持されている。
ボールスタッド31は、球面状の外表面を有する球頭部39と、この球頭部39から上方へ突出する延びるロッド40とを一体的に備えている。球頭部39は、第一シート34に覆われて嵌合されており、ロッド40は、筒状部材32から突出している。球頭部39は、第一シート34を介してハウジング29に保持されている。すなわち、ボールスタッド31は、第一シート34を介してハウジング29に保持されている。
第一シート34の内周面は、球頭部39の外表面に沿う形状とされている。球頭部39は、樹脂シート30に対して摺動可能となっている。第一シート34と球頭部39との間には潤滑剤が充填されている。ボールスタッド31は、球頭部39を支点としてハウジング29に対して揺動可能となっている。また、ボールスタッド31は、ロッド40の中心軸線まわりに回転可能となっている。アウターボールジョイント13により、タイロッド14の動きをその揺動する角度方向へ向けてナックルアームに伝達する。
ハウジング29およびボールスタッド31には、筒状のカバー41が取り付けられている。カバー41の一端は、筒状部材32の端部に外嵌しており、当該端部に固定されている。また、カバー41の他端は、ロッド40に外嵌しており、当該ロッド40に固定されている。筒状部材32の端部およびロッド40の一部は、カバー41によって覆われている。このカバー41によって、水や埃なとどの異物が、アウターボールジョイント13内に進入することが防止されている。
次に、この実施形態に係るボールジョイントの具体的構成について、インナーボールジョイント12を例にとって説明する。
図3は、本発明の一実施の形態にかかるインナーボールジョイント12の概略構成を示す一部断面図である。図4は、本発明のインナーボールジョイント12を製造する途中の状態を示す一部断面図である。
図3を参照して、インナーボールジョイント12は、ボールスタッド18と、ハウジング16と、樹脂シート17とを備えている。ボールスタッド18は、例えば鋼等の金属製の単一の部材を用いた一体成形品であり、球頭部23とロッド24とを含んでいる。ロッド24の中心軸線L1上に球頭部23の中心Cが配置されている。
ハウジング16は、球頭部23を収容し、かつボールスタッド18を、樹脂シート17を介して、上記球頭部23を支点として揺動可能に支持するものである。ハウジング16は、例えば鋼等の金属製の単一の部材を用いた一体成形品であり、収容室19と連結部20とを含んでいる。収容室19は、球頭部23を取り囲む筒状の周壁42と、周壁42の軸方向の一端に連なって筒の一端を封止して底を構成する底壁43とを含んでいる。
収容室19の底は、底壁43の一側面(内底面)45と、この内底面45側から周壁42の他端(先端)側へ向けて開口径が大きくなる略円錐状とされたテーパー面46とを含み、テーパー面46が内底面45および周壁42の内周面44と連なって、これら内底面45、テーパー面46および内周面44によって、球頭部23および樹脂シート17を収容する収容空間47が区画されている。内周面44およびテーパー面46は、球頭部23の表面に対向している。底壁43には連結部20が一体的に形成されている。
周壁42の他端(先端)には挿通口48が形成されており、挿通口48を通して球頭部23が収容空間47に収容されている。挿通口48にはロッド24が挿通されている。周壁42の挿通口48の周縁部49は、周壁42の他の部分に比べて小径とされており、球頭部23および樹脂シート17が収容室19から抜け止めされている。図3および図4を参照して、この周縁部49は、外径が略一定に形成された周壁42の、挿通口48側の他端(先端)をかしめる(塑性変形させる)ことにより小径とされている。
図4を参照して、樹脂シート17は、外周が収容室19の内周面44に沿う筒状とされた周壁部21の一端に、収容室19の底に対向する底部22が設けられ、他端が、ロッド24が挿通される開口部50とされたカップ状にワンピース形成されている。底部22は、収容室19の底のうちテーパー面46に沿うテーパー状に形成されている。
底部22の中心には通孔51が形成されている。通孔51は、樹脂シート17の中心軸線L2と同心に形成されている。通孔51が設けられていることにより、球頭部23から樹脂シート17に力が作用したときにその変形を促して衝撃を緩和することができる。通孔51には潤滑剤が充填される。
図3および図4を参照して、収容室19の収容空間47に樹脂シート17と球頭部23とを収容し、次いで周壁42の挿通口48側の他端(先端)をかしめて周縁部49を小径とすることにより、カップ状の樹脂シート17が、収容室19と球頭部23との隙間を充填するように弾性変形されると共に与圧される。
変形された樹脂シート17の内周面52は、球頭部23の表面に沿う形状に形成され、球頭部23を摺動可能に支持する。樹脂シート17の外周面53は、収容室19の内周面44およびテーパー面46に沿う形状に形成され、この内周面44およびテーパー面46に支持される。
ロッド24の中心軸線L1と樹脂シート17の中心軸線L2とが一致している状態(図3の状態)において、樹脂シート17のうち、球頭部23の中心Cを通り中心軸線L1に直交する平面Aよりも収容室19の挿通口48から遠い側に位置している領域は、第一受圧領域54とされている。第一受圧領域54は、ロッド24を介して球頭部23を収容室19の底に押し付ける方向(例えば、樹脂シート17の中心軸線L2に沿う方向の一方U1)に力F1が働いたときに、この力F1を受ける領域である。
上記中心軸線L1、L2が一致しているときにおいて、樹脂シート17のうち、平面Aよりも収容室19の挿通口48に近い側に位置している領域は、第二受圧領域55とされている。第二受圧領域55は、ロッド24を介して球頭部23を挿通口48から抜く方向(例えば、樹脂シート17の中心軸線L2に沿う方向の他方U2)に力F2が働いたときに、この力F2を受ける領域である。
第二受圧領域55は、ボールスタッド18の球頭部23から突出するように延びるロッド24が挿通される開口部50の周囲に設けられる関係上、第一受圧領域54よりも受圧面積が小さくなっている。そのため荷重負荷が高くなって、ヘタリを生じやすい傾向がある。
しかし本発明では、先に説明したように樹脂シート17をガラス転移温度Tgが+125℃であるポリアミド9Tによって形成すると共に、収容室19内の特に樹脂シート17と球頭部23との間に+40℃での動粘度が1000mm/s以上である潤滑剤を充填することによって、前記ヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常をこれまでよりも生じにくくすることができる。
前記ポリアミド9Tは、テレフタル酸とノナンジアミンとを重縮合させて得られるポリアミド樹脂であって、前記のようにガラス転移温度Tgが+125℃と高く、クリープ変形量が小さい上、従来のポリアミド6、ポリアミド66等に比べて吸水性が著しく低く、しかも入手が比較的容易である。また、例えばポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルスルホン(PES)等のガラス転移温度Tgを有しない非晶性樹脂が、例えばエステル油等の極性油によって劣化するため潤滑剤中に含まれる油の種類を制限するのに対し、ポリアミド9Tは種々の油に対する耐性に優れており、油の種類を制限するおそれがないという利点もある。
潤滑剤の+40℃での動粘度が1000mm/s以上に限定されるのは、先に説明したように油膜切れを生じにくくするためである。すなわち動粘度が前記範囲未満である潤滑剤は、樹脂シートと球頭部とをハウジングの収容室に収容して与圧をしたときや、樹脂シートに高い面圧が加えられた際等に油膜切れを生じやすい。これに対し、+40℃での動粘度が1000mm/s以上である粘度の高い潤滑剤は油膜切れを生じにくいため、前記油膜切れとそれに伴う温度上昇とが生じるのを防止することができる。
動粘度の上限は特に限定されないが、+40℃での動粘度が5000mm/s以下であるのが好ましい。動粘度が前記範囲を超える場合には粘度が高くなりすぎて、たとえ次に説明する油とポリマーと増ちょう剤とを含む潤滑剤であっても、ボールスタッドを球頭部を支点として揺動させる際のトルクが過剰に上昇したり、潤滑剤を収容室に充填する作業性が低下したりするおそれがある。
潤滑剤は、油とポリマーと増ちょう剤とを含んでいるのが好ましい。これにより、油自体の粘度を上昇させずに良好な流動性を維持しながら、ポリマーを増粘剤として添加することによって+40℃での動粘度を1000mm/s以上として、油膜切れが生じるのを防止することが可能となる。
油としては合成炭化水素油〔例えばポリαオレフィン油(PAO)〕が好ましいが、シリコーン油、フッ素油、エステル油、エーテル油等の合成油や鉱油等を用いることもできる。前記油は、それぞれ単独で使用できる他、2種以上を併用しても良い。また油としては、トルクの上昇を広い温度範囲で抑制することを考慮すると、できるだけ粘度が低いものを用いるのが好ましいが、粘度が低すぎる場合には油膜切れを生じやすくなるおそれがある。そのため、これらの特性を併せ考慮すると油としては、+40℃での動粘度が10mm/s以上、100mm/s以下、特に20mm/s以上、40mm/s以下であるものを用いるのが好ましい。
ポリマーとしては、前記油と組み合わせた際に増粘剤として機能しうる種々のポリマーが、いずれも使用可能であるが、特にPAO等の合成炭化水素油と組み合わせた際に、耐久性に優れ長期間にわたって増粘剤としての機能を維持できるポリマーとしてはシス−1,4−ポリイソプレン等のポリイソプレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、オレフィンコポリマー、およびポリエステルポリオールからなる群より選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
増ちょう剤としては石けん系増ちょう剤、ウレア系増ちょう剤、有機系増ちょう剤、無機系増ちょう剤等の、従来公知の種々の増ちょう剤が挙げられる。このうち石けん系増ちょう剤としてはアルミニウム石けん、カルシウム石けん、リチウム石けん、ナトリウム石けん等の金属石けん型増ちょう剤、リチウム−カルシウム石けん、ナトリウム−カルシウム石けん等の混合石けん型増ちょう剤、アルミニウムコンプレックス、カルシウムコンプレックス、リチウムコンプレックスナトリウムコンプレックス等のコンプレックス型増ちょう剤等が挙げられ、特にリチウムステアレート等のリチウム石けんが好ましい。
またウレア系増ちょう剤としてはポリウレア等が挙げられ、有機系増ちょう剤としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ナトリウムテレフタラート等が挙げられる。さらに無機系増ちょう剤としては有機ベントナイト、グラファイト、シリカゲル等が挙げられる。
潤滑剤には、必要に応じてフッ素樹脂(PTFE等)、二硫化モリブデン、グラファイト、ポリオレフィン系ワックス(アマイド等を含む)等の固体潤滑剤、リン系や硫黄系の極圧添加剤、トリブチルフェノール、メチルフェノール等の酸化防止剤、防錆剤、金属不活性剤、粘度指数向上剤、油性剤等を添加してもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。なお以下では、図1〜図4に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には同様の符号を付してその説明を省略する。
図5は、樹脂シート17の変形例を示す斜視図である。図5を参照して、この例の樹脂シート17は、与圧により変形された状態(図3参照)において球頭部23の表面に沿う内周面52となる底部22の内表面56、および周壁部21の内表面57に複数本の、潤滑剤を導く凹部としての凹溝58が形成されている点が先の例と相違している。
前記凹溝58は、内表面56において底部22の中心の通孔51から外方へ放射状に伸びると共に、内表面57において樹脂シート17の中心軸線L2と平行方向に伸びて樹脂シート17の開口部50に達している。
これにより、主として通孔51に充填される潤滑剤を、前記凹溝58を通して導いて内周面52の全面に行き渡らせることができる。そのため、樹脂シート17と球頭部23との間での油膜切れを防止して、摩擦熱による温度上昇と、それに伴う樹脂シート17のクリープ変形、ヘタリ、ならびにガタによる異音や動作の異常の発生を防止する効果をさらに向上することが可能となる。
本発明の構成は、インナーボールジョイント12だけでなくアウターボールジョイント13にも適用することができる。さらに本発明のボールジョイントは、ステアリング装置1以外の用途に用いることもできる。
〈試験1〉
樹脂シートを形成する熱可塑性樹脂として下記の6種を選び、それぞれのクリープ変形量(μm)を、下記の測定方法によって測定した。
ポリアミド9T(PA9T):ガラス転移温度Tg=+125℃、(株)クラレ製の品番N1000A
ポリアセタール(POM1):ガラス転移温度Tg=−60℃、コポリマータイプ(ジュラコン)、ポリプラスチックス(株)製の品番M−90−44
ポリアセタール(POM2):ガラス転移温度Tg=−50℃、ホモポリマータイプ、デュポン(株)製の品番500P
ポリブチレンテレフタレート(PBT):ガラス転移温度Tg=+25℃ないし+30℃、ポリプラスチックス(株)製の品番2002
ポリアミド6(PA6):ガラス転移温度Tg=+48℃、東レ(株)製の品番CM1026
ポリフェニレンスルフィド(PPS):ガラス転移温度Tg=+88℃、ポリプラスチックス(株)製の品番0220A9
〈クリープ変形量の測定〉
前記6種の樹脂を用いてASTM引張試験片を作製し、台盤上に載置した前記試験片の上に15/32インチの鋼球を載せて1000gの荷重をかけながら100℃で静置して24時間経過後、および168時間経過後に、それぞれの試験片につけられた鋼球の跡の深さを測定してクリープ変形量(μm)とした。
結果を表1に示す。
Figure 0005177518
表1より、ガラス転移温度Tgが+125℃であるポリアミド9Tを使用することで、樹脂シートのクリープ変形によるヘタリとそれに伴うガタによる異音や動作の異常の発生を抑制できることが確認された。
〈試験2〉
ポリαオレフィン油と、ポリマーとしてのシス−1,4−ポリイソプレンと、リチウム石けんとを3本ロールミルを用いて混練して+40℃での動粘度、および混和ちょう度が、それぞれ表2に示す値であるNo.1〜5の5種の潤滑剤を調製した。
また鉱油と、リチウム石けんとを3本ロールミルを用いて混練して+40℃での動粘度が100mm/s、混和ちょう度が320であるNo.6、およびポリαオレフィン油と、リチウム石けんとを3本ロールミルを用いて混練して+40℃での動粘度が68mm/s、混和ちょう度が300であるNo.7の2種の潤滑剤を調製した。
前記7種の潤滑剤の動摩擦係数を、ブロック・オン・リング試験機を用いたASTM D3704に記載の測定方法に則って、下記の手順で測定した。
〈動摩擦係数の測定〉
前記ASTM D3704に規定された寸法、形状、硬さ、および表面粗さを有する鋼製のリングと、前記規格に規定された寸法を有するポリアミド9T〔ガラス転移温度Tg=+125℃、(株)クラレ製の品番N1000A〕製の樹脂ブロックとを用意した。
次に、前記リングに7種の潤滑剤のいずれか1種を薄く塗布した後、樹脂ブロックと共にブロック・オン・リング試験機に装着してリングの外径面に樹脂ブロックを接触させ、規定の面圧(30MPa、または50MPa)となるように荷重をかけて圧接させた状態で、前記樹脂ブロックに加わるリングの接線方向の力を測定しながらリングを36.7mm/sのすべり速度で回転させた。そして回転開始から5分後の力を求めて、下記式(a)
動摩擦係数=接線方向の力/負荷荷重 (a)
により動摩擦係数を求めた。測定温度は+25℃とした。
測定は、それぞれの潤滑剤について、各面圧ごとに2回ずつ行った。結果を表2に示す。
Figure 0005177518
表2より、+40℃での動粘度が1000mm/s以上である潤滑剤を用いることで、樹脂シートと球頭部との間での油膜切れを防止して動摩擦係数を低いレベルに維持して、摩擦熱による温度上昇と、それに伴う樹脂シートのクリープ変形、ヘタリ、ならびにガタによる異音や動作の異常の発生を抑制できることが確認された。
〈試験3〉
ポリアミド9T〔ガラス転移温度Tg=+125℃、(株)クラレ社製の品番N1000A〕を用いて、図4、図5に示す形状を有し、底部22の内表面56、および周壁部21の内表面57に、図5に示す凹溝58を有する樹脂シート17と、同じ形状を有し、前記凹溝58を有しない樹脂シート17とを作製した。
そして前記樹脂シート17を、試験2で調製したNo.1またはNo.2の潤滑剤、鋼製の球頭部23を有するボールスタッド18、および鋼製のハウジング16と組み合わせて図3に示す構造を有する例1〜例4のボールジョイントを構成し、前記ボールジョイントのボールスタッド18を、球頭部23を支点として繰り返し揺動させた際のトルクを測定した。
凹溝58を有する樹脂シート17とNo.1の潤滑剤とを組み合わせた例1におけるトルクを1としたときのトルク比を表3に示す。
Figure 0005177518
表より、樹脂シートに凹溝を設けることで、潤滑剤を、前記凹溝を通して導いて樹脂シートの内周面の全面に行き渡らせることができ、樹脂シートと球頭部との間での油膜切れを防止して、摩擦熱による温度上昇と、それに伴う樹脂シートのクリープ変形、ヘタリ、ならびにガタによる異音や動作の異常の発生を防止する効果をさらに向上できることが確認された。
本発明の一実施形態に係るボールジョイントを備えるステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 インナーボールジョイントおよびアウターボールジョイントを含むステアリング装置の一部の断面図である。 本発明の一実施の形態にかかるインナーボールジョイントの概略構成を示す一部断面図である。 本発明のインナーボールジョイントを製造する途中の状態を示す一部断面図である。 樹脂シートの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
12:ボールジョイント(インナーボールジョイント)、16:ハウジング、17:樹脂シート、18:ボールスタッド、19:収容室、23:球頭部、52:内周面、58:凹溝(凹部)。

Claims (3)

  1. 一端に球頭部を有するボールスタッドと、前記球頭部を覆う樹脂シートと、前記樹脂シートおよび球頭部を収容する収容室を有するハウジングとを含み、前記樹脂シートをポリアミド9Tによって形成すると共に、前記収容室に、+40℃での動粘度が1000mm/s以上である潤滑剤を充填したことを特徴とするボールジョイント。
  2. 樹脂シートの球頭部と接する面に、潤滑剤を導く凹部が形成されている請求項に記載のボールジョイント。
  3. 潤滑剤が、油とポリマーと増ちょう剤とを含んでいる請求項1または2に記載のボールジョイント。
JP2008151883A 2008-06-10 2008-06-10 ボールジョイント Expired - Fee Related JP5177518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151883A JP5177518B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 ボールジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151883A JP5177518B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 ボールジョイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009299710A JP2009299710A (ja) 2009-12-24
JP5177518B2 true JP5177518B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=41546820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008151883A Expired - Fee Related JP5177518B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 ボールジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5177518B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720934B2 (ja) * 2011-01-25 2015-05-20 株式会社ジェイテクト ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法
JP6300772B2 (ja) * 2015-10-02 2018-03-28 日本発條株式会社 ボールジョイント

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031598A (ja) * 1983-07-29 1985-02-18 Daihatsu Motor Co Ltd ボ−ルジヨイント用グリ−ス組成物
JPH08326739A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Toyota Motor Corp ボールシート
JP4066132B2 (ja) * 2001-10-15 2008-03-26 株式会社Adeka 潤滑剤及び潤滑性組成物
JP2005265135A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Thk Co Ltd 球面軸受の製造方法
JP2007031629A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Mitsui Chemicals Inc 潤滑剤用添加剤、組成物、潤滑剤
JP5182541B2 (ja) * 2006-03-08 2013-04-17 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP5110372B2 (ja) * 2008-02-29 2012-12-26 株式会社ジェイテクト ボールジョイント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009299710A (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4939042B2 (ja) 潤滑剤組成物とそれを用いた減速機ならびにそれを用いた電動パワーステアリング装置
KR101669094B1 (ko) 합성수지제 스러스트 슬라이딩 베어링
JP5875612B2 (ja) 樹脂潤滑用グリース組成物を塗布した樹脂歯車装置
US7741256B2 (en) Lubricant composition, expandable shaft, and steering system using the same
US3226141A (en) Ball joint seat assembly
US6059348A (en) Sun visor shaft
JP5177518B2 (ja) ボールジョイント
US7452850B2 (en) Lubricant composition and speed reducer using the same, and electrically operated power steering device using the same
US20060045399A1 (en) Spherical bearing arrangement
JP2018090681A (ja) 樹脂潤滑用グリース組成物、樹脂歯車装置及び車載用空調処理システムのアクチュエータ
JP2008105626A (ja) 車輪支持用複列転がり軸受ユニット
JP2011141020A (ja) ボールジョイント用ベアリングシート
CN110462236B (zh) 支承衬套
US7249893B2 (en) Rolling bearing and rod end bearing
WO2011021217A1 (en) Single bearing cup for outer tie rods
JP2008051193A (ja) ストラットマウント
WO2011001446A2 (en) Anti-wear and/or anti-friction coating on ball joint
JPH11335657A (ja) ボールねじの含油シール装置
JP2006044349A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5355280B2 (ja) ボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法、およびボールジョイント。
JP2010100105A (ja) 車両用操舵装置
JP5388486B2 (ja) グリース状潤滑剤
JP2006160072A (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2023181407A1 (ja) グリース
JP2004345595A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5177518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees