JP5177066B2 - 鋼管杭及びその施工方法 - Google Patents

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本発明は、港湾構造物あるいは橋梁基礎や建物の基礎等、土木・建築分野において使用される鋼管杭とその施工方法に関する。
従来、杭外周面の摩擦力を期待する摩擦杭であって、杭の周面摩擦力を高める手段として、杭の先端部外周面をテーパー状外周面とすること、または杭全長の外周面をテーパー状外周面とすることは知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、テーパー状外周面を有するテーパー状杭を格子状に打ち込んで地盤表層部を締め固めて液状化防止を図るようにすることも知られている(例えば、特許文献3参照)
また、負の周面摩擦力を除去するためにテーパー状杭を地盤に貫入させることも知られている(例えば、特許文献4参照)。
また、杭の先端部に、円錐状のコーンを設けて先端が閉塞した閉端杭とすると共に、テーパー状外周面とする形態も知られている(例えば、特許文献5参照)。
前記従来のテーパー状杭は、杭周面での高い摩擦力を獲得することを目的としており、杭先端支持力の獲得や杭施工時における抵抗となる先端閉塞を低減することを目的とする技術ではない。
なお、場所打ち鉄筋コンクリート杭や既成コンクリート杭を埋設するために、先端側をテーパー状外周面およびテーパー状内周面としたケーシングを用いることも知られている(例えば、特許文献6、7)。
前記従来のテーパー状外周面およびテーパー状内周面としたケーシングは、杭周面摩擦力を大きくして杭の垂直荷重支持力を増大するとともに、掘削残土を低減することを目的としており、杭先端支持力の獲得や、杭施工時における抵抗となる先端閉塞を低減することを目的とする技術ではない。
ところで、鋼管杭には、その先端が閉塞している閉端杭と、先端が開口している開端杭とがあり、本発明は、開端杭に属する。
また、鋼管杭には、支持層まで打ち込まないで周面摩擦力を主に発揮させて支持力を期待する摩擦杭と、支持層に打ち込んで杭先端部での支持力を主に発揮させて支持力を期待する支持杭とがあり、本発明は、支持杭に属する。
特開2003−3465号公報 特開2007−327280号公報 特開2008−190116号公報 特開昭57−81526号公報 特開平8−284160号公報 特開2008−297752号公報 特開2005−248439号公報
鋼管杭を地盤に打設または貫入させる打設工法のうち打撃工法や振動工法など、鋼管杭に直接荷重をかけて打設する工法の場合、地盤抵抗を上回る貫入力を鋼管杭に負荷する必要がある。
前記の地盤抵抗は、一般的に鋼管杭の打設深度の増加に伴い大きくなり、開端杭を地盤に貫入させる場合、地盤抵抗のなかでも、図10(a)に示すように、鋼管杭内に取り込まれた土(または石や岩を含んだ土)11が鋼管杭内に堆積し、鋼管杭内に取り込まれた土は鋼管杭によって拘束された状態となるため、鋼管杭内周面12と鋼管杭内に取り込まれた土との摩擦力が高まり、この管内周面抵抗が卓越することが知られている。
そのため、これまで杭打ち機の能力を増強したり、管内周面抵抗を軽減する目的で、鋼管杭内側に配管を設置して水噴射や圧窄空気を噴射したり、アースオーガーやハンマグラフにより管内の排土をしたり、杭先端内に管内リングを付ける等の杭先端形状加工を施すといった各種の打設補助策が提案されてきた。
これら対応策は、鋼管杭の打設を補助する一方で、鋼管杭の製作コストの増大や杭施工工期の長期化の要因になっている。そのため、鋼管杭の製作コストの低減および施工コストの低減と共に、鋼管杭に打設補助策を付与する場合でも、安価に抑えることが可能な鋼管杭が望まれる。
また、従来、回転圧入工法に用いる鋼管杭としては、杭全長をテーパー状外周面とテーパー状内周面を備えたテーパー状杭にし、杭支持力を高めるようにすることが知られている。杭の周面摩擦力を期待する杭では軟弱地盤に貫入させるため、前記のような極端に先細なテーパー状杭にすることも考えられるが、支持層に貫入させて杭先端部の支持力を期待する杭では、振動工法により支持層に杭先端部を貫入させる必要があり、振動工法により地盤に打設する鋼管杭を従来のような極端なテーパー状にすると、杭打ち込み抵抗が格段に大きくなり、杭打ち機の性能を一段と高める必要がある。また、杭全長をテーパー状にするには、加工設備も大型化し、加工コストが格段に高くなり、経済的でなくなる。
そのため、従来、振動工法に用いる鋼管杭としては、図12に示すような全長に渡って外径が一定の先端が開口されている鋼管杭(ストレートな鋼管杭)10は知られている。しかし、鋼管杭の先端部をテーパー状とした杭先端が開口されている鋼管杭とすることは、前記の理由で用いられていない。
杭先端が開口されている開端杭において、杭先端部をテーパー状、すなわち、テーパー状外周面およびテーパー状内周面の杭先端部にした場合の利点として、下記(1)〜(2)のことが考えられる。
(1)鋼管杭先端部をテーパー状とすることで、管内に取り込む土の量が低減でき、これにより土の密度上昇が抑制され、鋼管杭の打設抵抗の主な要因である、管内に取り込まれた土と鋼管杭の内周面で発揮される管内周面抵抗を軽減できる。
(2)鋼管杭先端部をテーパー状とすることで、支持層に支持される鋼材部の鉛直方向の投影断面積が大きくなり、獲得できる杭先端支持力を大きくすることができる。
また、本発明者は、杭先端部をテーパー状とした鋼管杭が利用可能であることを見出し、しかもこのような杭先端部をテーパー状とした鋼管杭を振動工法により打設して、地盤抵抗が軽減されて施工性が向上することを見出し、本発明を完成させた。
また、前記の知見に加えて、本発明者は、前記の杭先端部の縮径する比率と、杭先端部に設けるテーパー状部分の杭外径に対する杭長手方向の長さの比率との、杭先端部の受ける地盤抵抗について、実験した結果、前記の杭先端部の縮径する比率と、杭先端部のテーパー状部分の杭外径に対する杭長手方向の長さの比率との、2つのパラメータによって鋼管杭先端部の受ける地盤抵抗が決定されることの知見を得ると共に、これらが所定の範囲
において、全長に渡って外径が一定のストレートな鋼管の開端杭と比べて、トータルの地盤抵抗が軽減されて施工性が向上することを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、杭先端支持力の獲得ができ、杭施工時の抵抗を低減することが可能で、振動工法により用いることが可能な鋼管杭およびその施工方法を提供することを目的とする。
第1発明の鋼管杭は、振動工法により打設される鋼管杭でその先端が開端されている中空の鋼管杭において、鋼管杭の先端部の外周面および内周面は、それぞれ、先端に向かって杭長手方向に漸次縮径するテーパー状外周面およびテーパー状内周面とされ、テーパー状外周面およびテーパー状内周面を設けるテーパー状部分の杭長手方向の長さ(H1)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(H1/D1)が0.12〜1.17とされ、テーパー状部分先端の外径(D2)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(D2/D1)である縮径率が、0.77〜0.97の範囲とされていることを特徴とする。
発明の鋼管杭は、第発明の鋼管杭において、テーパー状部分先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部を設けたことを特徴とする。
発明の鋼管杭は、第発明の鋼管杭において、テーパー状部分先端に掘削ビットを設けたことを特徴とする。
発明の鋼管杭の施工方法は、第1発明〜第発明のれか1の鋼管杭を、鋼管杭に振動を与える振動工法によって地盤に打設することを特徴とする。
発明の鋼管杭の施工方法は、第発明の鋼管杭の施工方法において、鋼管杭先端部のテーパー状外周面に水を噴射することを特徴とする。
第1発明によると、振動工法により打設される鋼管杭でその先端が開端されている中空の鋼管杭において、鋼管杭の先端部の外周面および内周面は、それぞれ、先端に向かって杭長手方向に漸次縮径するテーパー状外周面およびテーパー状内周面とされているので、振動工法において用いることが可能な鋼管杭を提供することができるばかりでなく、杭先端支持力の獲得ができて杭支持力を高めることができ、しかも杭施工時の抵抗を低減できる効果が得られる。また、テーパー状外周面およびテーパー状内周面を設けるテーパー状部分の杭長手方向の長さ(H1)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(H1/D1)が0.12〜1.17とされ、テーパー状部分先端の外径(D2)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(D2/D1)である縮径率で表した場合に、0.77〜0.97の範囲とされているので、第1発明の効果に加えて、杭施工機械を小型化できる効果が得られる。
発明によると、テーパー状部分先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部を設けたので、地盤が硬質であっても、振動工法において、先端部地盤を破壊または掘削しながら、鋼管杭を地盤に貫入させることができる効果が得られる。
発明によると、テーパー状部分先端に掘削ビットを設けたので、地盤が硬質であっても、振動工法において、先端部地盤を破壊または掘削しながら、鋼管杭を地盤に貫入させることができる効果が得られる。
発明によると、第1発明〜第発明のれかに記載の鋼管杭を、鋼管杭に振動を与える振動工法によって地盤に打設するので、先端部にテーパー状部分を有する鋼管杭でも、施工性よく施工することができ、確実な支持力を有する基礎杭を施工性よく、低コストで施工することができる効果が得られる。
発明によると、テーパー状部分先端のテーパー状外周面に水を噴射するので、鋼管杭外周面と地盤との摩擦を低減して施工することができ、施工性が向上する効果が得られる。
本発明の第1実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭を示すものであって、(a)は正面図、(b)は縦断正面図、(c)はa−a断面の矢視図、(d)は(b)におけるb−b矢視図である。 本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭および比較例の鋼管杭について振動工法により地盤に貫入させた場合に消費パワーの比較試験を行った説明図であり、(a)は振動打設装置により鋼管杭を試験地盤(土槽)に打設している状態を示す一部縦断正面図、(b)は本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭におけるテーパー状部分に対する圧力計の配置状態を示す縦断正面図、(c)は比較例の鋼管杭を示す縦断正面図である。 縮径率を0.9に一定にした場合に、テーパー状部分の杭外径に対する杭長手方向の長さの比率と、ストレート鋼管杭の消費パワーを1とした場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭の消費パワーの消費パワー比率を示すグラフである。 テーパー状部分の杭外径に対する杭長手方向の長さの比率(H1/D1)を0.25と一定にした場合に、縮径率と、ストレート鋼管杭の消費パワーを1とした場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭の消費パワーの消費パワー比率を示すグラフである。 ストレート鋼管杭と各種テーパー部の先端テーパー状部分付きの鋼管杭の限界貫入深さと消費パワーとの関係を示すグラフである。 比較例のストレート鋼管杭と、テーパー状部分の杭外径に対する杭長手方向の長さの比率(H1/D1)および縮径率を所定の値に設定した場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1とを振動工法により試験地盤に打設した場合の抵抗圧を示すグラフである。 表2に示す試験体NO.1〜NO.5の各種の先端テーパー状部分付きの鋼管杭についての、テーパー状部分の杭長手方向の長さH1と杭外径D1の比率(H1/D1)と、縮径率(D2/D1)との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭を示すものであって、テーパー状部分の先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部を設けた形態の鋼管杭を示すものであって、(a)は正面図、(b)は縦断正面図、(c)はc−c断面図、(d)は底面図である。 本発明の第3実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭を示すものであって、テーパー状部分の先端に、掘削ビットを設けた形態の鋼管杭を示すものであって、(a)は正面図、(b)は縦断正面図、(c)はd−d断面図、(d)は底面図である。 (a)および(b)は、ストレート鋼管杭または先端テーパー状部分付きの鋼管杭を地盤に貫入させた場合に、地盤抵抗との関係を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示すものであって、鋼管杭先端部のテーパー状外周面に水を噴射するために、鋼管杭の外周面に縦向きに、先端にノズルを有する高圧ホースまたは給水管を設置した形態である。 比較例としてのストレート鋼管杭を示すものであって、(a)は正面図、(b)縦断正面図、(c)横断平面図である。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)〜(d)には、本発明の第1実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1が示されている。
本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1は、振動工法により打設される鋼管杭でその先端が開端されている鋼管杭であり、その先端部の外周面および内周面には、それぞれ、先端に向かって杭長手方向に漸次縮径するテーパー状外周面2およびテーパー状内周面3が設けられている。
前記のテーパー状外周面2およびテーパー状内周面3の杭長手方向の断面形態としては、杭長手方向の片側の断面形態として、外側および内側が、図示のように直線状であってもよく、図示を省略するが、曲線状であってもよい。テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3の杭長手方向の断面形態としては、杭中心軸上から半径方向で外側に向かって凸(半径方向で内側に向かって凹)でも、杭中心軸上から半径方向で内側に向かって凸(半径方向で外側に向かって凹)でもよい。また、テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3としては、杭長手方向に漸次段状に縮径するテーパー状外周面2およびテーパー状内周面3であってもよいが、前記のように、直線状または曲線状であるほうが、安価に製作でき、また杭長手方向に連続した断面となるので、望ましい。
この第1実施形態では、前記のテーパー状外周面2(テーパー状部分4)の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)は、0.12〜1.17とされ、同様にその内側のテーパー状内周面3(テーパー状部分4)の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)は、0.12〜1.17とされ、しかも、テーパー状部分先端の外径D2と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径D1との比率である縮径率(D2/D1)で表した場合に、0.77〜0.97の範囲の外径D2に縮径されている。前記の縮径率(D2/D1)は、テーパー状部分先端の縮径率である。なお、本発明では、前記のテーパー状部分4の杭長手方向(杭軸方向と同じ)の長さH1と、テーパー状部分4先端の外径D2と、外径が一定の定常部の杭外径D1と、テーパー角θとの間には、θ=tan(D1−D2)/2H1の関係がある。
なお、H1/D1を0.12〜1.17に、D2/D1を0.77〜0.97に変化させた際のテーパー角θは、0.7〜43°に相当する。
前記のように、テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3(テーパー状部分4)の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)を0.12〜1.17と設定した理由、およびテーパー状部分先端の杭外径D2と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径D1との比率である縮径率(D2/D1)を、0.77〜0.97の範囲とした理由について、図2から図7を参照して説明する。
図2には、1/10に縮小した模型を用いて、本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1および比較例の鋼管全長に渡ってストレートな鋼管杭10について、振動工法により地盤に貫入させた場合に消費パワーの比較試験を行った説明図が示されている。
図2(a)は、電動バイブロハンマー13を備えた振動打設装置により鋼管杭を試験地盤(土槽)に打設している状態を示す一部縦断正面図であり、このような装置に、図2(b)に示す本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1、および図2(c)に示すストレートな鋼管杭10をセットして、これらの鋼管杭について、試験地盤(土槽)に電動バイブロハンマー13を用いた振動工法により打設して、比較試験を行った。
試験に用いた1/10縮小模型の本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の寸法は、基端側の外径が一定の定常部の外径D1が76mm、前記鋼管杭1の板厚tは、2.8mmで、テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3(テーパー状部分4)の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)は0.12〜1.17に設定する場合である。テーパー状部分4先端は、図示の例では、鋼管杭長さ方向の寸法は、前記のように、鋼管杭1の先端部から鋼管杭1の外径寸法D1以内に収まる形態である。
また、試験に用いた1/10縮小模型の比較例のストレートな鋼管杭(図3では、ストレート杭と表記)10の寸法は、外径D1が76mmで鋼管杭の板厚t2.8mmは前記と同様である。 図2(b)に示すように、本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1のテーパー状部分4内側に2箇所および先端部外側に1箇所、外径(D1)が一定となっている定常部(外径一定部)の内外に圧力計14を設置して抵抗圧を計測した(なお、図6の抵抗圧は、先端部に位置する圧力計14の抵抗圧の計測値である。)。
図3には、本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1について、テーパー状部分4の先端の外径(D2)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の外径D1の比率(D2/D1)である縮径率を、0.9に一定にした場合に、テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3(テーパー状部分4)の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)を横軸にとり、ストレートな鋼管杭10の消費パワーを1とした場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の消費パワーの消費パワー比率を縦軸にとったグラフが示されている。
現存する振動杭打ち機のパワー(kW)及び1ランク上位の振動杭打ち機とのパワー比率は、下記表1の通り(240kWの振動杭打ち機のパワーに対し、200kWの振動杭打ち機のパワーは、パワー比で0.83であり、200kWの振動杭打ち機のパワーに対し、150kWの振動杭打ち機のパワーは、パワー比率で0.75であり、以下同様)であることから、本発明では、パワー比率0.75を臨界値と設定することにしている。
Figure 0005177066
したがって、前記のようにパワー比率0.75を臨界値と設定した場合、図3のグラフでは、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が、0.12〜1.17の範囲において消費パワー比を75%以下にすることができ、施工機械を1ランクスペックダウンできることから、本発明では、テーパー状外周面2およびテーパー状内周面3のテーパー部4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)を0.12〜1.17の範囲に設定した。 また、鋼管杭を打ち込む深度が鋼管杭の直径の8倍以上40倍未満に深く打ち込む場合(図3では、深いと表記した)には、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)を0.15〜0.9にすると、消費パワー比を75%以下にすることができることがわかる。
好ましい範囲として、前記パワー比を60%(表1におけるパワー比を参照で、0.75×0.8とした場合)程度に低減する場合には、鋼管杭の直径の8倍未満に浅く打ち込む場合において、図3のグラフからテーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.15〜0.9の範囲であることがわかり、杭打ち機を2ランクスペックダウンした杭打ち機を用いて施工することが可能になることがわかる。
また、図3において、鋼管杭の直径の8倍以上40倍未満に深く打ち込む場合には、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.18〜0.53の範囲において、消費パワー比を60%以下にすることができ、杭打ち機を2ランクスペックダウンした杭打ち機を用いて施工することが可能になることがわかる。
また、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.3付近においては、浅く打ち込む場合では、消費パワー比で30%に、深く打ち込む場合でも、消費パワー比で50%に格段に低減することができることがわかる。
次に、図4には、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)を0.25と一定にした場合に、縮径率を横軸にとり、ストレート鋼管杭の消費パワーを1とした場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の消費パワーの消費パワー比を縦軸にとったグラフが示されている。
前記のように、消費パワー費を75%に低減(杭打ち機を1ランク小型化する場合)する場合には、図4のグラフから、前記のように杭径の8倍未満に浅く打つ場合には、縮径率(D2/D1)を、0.77〜0.97に、杭径の8倍以上40倍未満に深く打つ場合には、0.78〜0.96に設定すれば、よいことがわかる。
また、消費パワー費を60%に低減(杭打ち機を2ランク小型化する場合)する場合には、図4のグラフから、前記のように杭径の8倍未満に浅く打つ場合には、縮径率(D2/D1)を、ほぼ0.78〜0.96に、杭径の8倍以上40倍未満に深く打つ場合には、0.81〜0.93に設定すればよいことがわかる。
また、杭径の8倍未満に浅く打つ場合には、縮径率(D2/D1)を0.9とすると、消費パワー比が40%未満に、杭径の8倍以上40倍未満に深く打つ場合でも、消費パワー比を50%程度にできることがわかる。
前記の試験結果から、本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1は、杭打ち機のパワーが同等であれば、先端が開端されたストレートな鋼管杭10より深く打設でき、地盤抵抗を軽減する計測結果が得られ、有効性を立証できた。
また、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1は、そのテーパー状部分4の長手方向の長さによって、貫入性・地盤抵抗が異なり、緩やかなテーパーが好ましく、例えば、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)で0.25で、縮径率が0.9程度の鋼管杭が最も望ましいことがわかる。
図5は、比較例としてのストレートな鋼管杭10と、表2に示すNO.1〜NO.4の各種テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の限界貫入深さ(H2)と消費パワー(W:ワット)との関係を示すグラフであり、試験体NO.3のテーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.28で縮径率が0.9の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1では、他の杭試験体に比べて、同じ杭打ち機のパワーであれば、限界貫入深さを深くすることができることから、施工性が向上することがわかる。
杭試験体NO.1の先端部テーパー付き鋼管杭のように、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.57で縮径率が0.8の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1では、杭打ち機で同じパワーであれば、限界貫入深さ(H2)を僅かに深くすることができることから、施工性が向上することがわかる。
杭試験体NO.2の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1のように、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.27で縮径率が0.8の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1では、杭打ち機で同じパワーであれば、パワーを高めるほど、他の杭に比べて限界貫入深さを急激に深くすることができることから、施工性が向上することがわかる。
杭試験体NO.4の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1のように、テーパー状部分4の
杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.14で縮径率が0.90の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1では、杭打ち機で同じパワーであれば、パワーを高めるほど、NO.1の杭に近づき、施工性が向上することがわかる。
図6のグラフには、比較例のストレートな鋼管杭10と、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)および縮径率を所定の値に設定した場合の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1とを振動工法により試験地盤に打設した場合の抵抗圧の関係が示されている。
図6において、左側に位置する縦2つの四角印で示すストレートな鋼管杭10の場合には、テーパー状部分4がないから、その抵抗圧がほとんどなく管内周面抵抗が大きいことを示している。
また、中央の2つの四角印で示す縮径率(D2/D1)が0.9で、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.28の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の場合には、テーパー状部分4による抵抗圧および管内周面の抵抗圧が、ストレートな鋼管杭10に比べて格段に低減していることを示している。
また、右側の2つの四角印で示す縮径率(D2/D1)が0.8で、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)が0.27の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の場合には、管内周面の抵抗圧が格段に低減するので、テーパー状部分4による抵抗圧が高くなるが、ストレートな鋼管杭10に比べてトータルの抵抗圧は小さくすることができることがわかる。
また、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)と縮径率(D2/D1)を表2に示すような値に変化させた先端テーパー状部分付きの鋼管杭1について、試験した結果、表2に示すような結果を得た。なお、表2中の評価中で浅いラインとは浅く打つ場合、深いラインとは、深く打つ場合である。表2を図7にグラフに本発明において設定する限界値と共に示す。図7のハッチ部に示すように、本発明では、テーパー状部分4の杭長手方向の長さH1と、杭外径D1の比率(H1/D1)で0.12〜1.17、縮径率で、0.77〜0.97の範囲の、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1とすることで、格段に杭打ち機のパワー(消費パワー)の低減および杭打ち機の小型化を図ることが可能となる。
Figure 0005177066
図8(a)〜(d)には、本発明の第2実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1が示されている。テーパー状部分4先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部5を設けるようにした形態である。
前記形態のように、テーパー状部分4先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部5を設けるようにすると、地盤が硬質であっても、振動工法において、先端部地盤を破壊または掘削しながら、鋼管杭を地盤に貫入させることができる。
前記の掘削方向に向かって尖らせた尖り部5としては、掘進方向に向かって尖らせた尖り部5とすればよい。前記の場合に、杭周方向に尖らせた部分を備えていてもよい。
図9(a)〜(d)には、本発明の第3実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1が示されている。
前記形態では、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の先端に掘削ビット6を設けた形態である。このように、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の先端に掘削ビット6を設けると、地盤が硬質であっても、振動工法において、先端部地盤を破壊または掘削しながら、鋼管杭を地盤に貫入させることができる。
前記のように尖り部5または掘削ビット6を設ける場合に、尖り部5または掘削ビット6が、平面視で、テーパー状外周面2の外径D1より内側に位置するようにするようにしている。このように尖り部5または掘削ビット6の位置を設定すると、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の外周面側の地盤を極端に乱すことはなく、安定した周面摩擦力を期待することができる。そのため、尖り部5または掘削ビット6の位置は、テーパー状先端部の先端側、すなわち、半径方向で、テーパー状部分4、またはその半径方向内側に位置するようにするとよい。
図11には、本発明の他の実施形態の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1が示されている。鋼管杭先端部のテーパー状外周面2に水を噴射するために、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の外周面に縦向きに、テーパー状部分4先端にノズル7を有する高圧ホースまたは給水管8を設置した形態である。このように、ノズル7からウォータージェットとして水を噴射することで、テーパー状外周面2と地盤との摩擦を低減あるいは外径D1が一定の杭外周面9と地盤との摩擦を低減することができる。そのため、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1は、図12に示すようなストレートな鋼管杭10を振動工法により地盤に打設する場合より、摩擦抵抗を小さくして施工することができる。また、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1は、鋼管内周面側に、先端にノズル7を有する高圧ホースまたは給水管8を設置する必要がない形態とされ、ストレートな鋼管杭10の鋼管内周面側に、先端にノズル7を有する高圧ホースまたは給水管8を設置する場合に比べて、安価となる。
本発明の先端部にテーパー状部分4を有する鋼管杭を製作方法としては、1本の鋼管の先端部を、冷間曲げ成形によりテーパー状部分4を形成するように製作してもよく、また、冷間プレス成型によりテーパー状部分4を形成するように製作してもよく、あるいは扇状の帯鋼板を冷間曲げテーパー状に加工して両側縁部を溶接により接合して、大外径部が接続すべき鋼管とほぼ同じ外径のテーパー状の短管を製作し、そのテーパー状の短管の上端部を、1本の鋼管の先端部に溶接により固定して、テーパー状部分4を有する鋼管杭を製作してもよい。また、鋼管の先端部を塑性加工して鋼管先端部にテーパー状部分4を有する鋼管杭を製作してもよい。
前記のような本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1を施工する場合には、従来と同様な施工機械で、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の頭部を電動バイブロハンマーや油圧バイブロハンマーに接続して振動を与える振動工法によって地盤に打設施工することができるが、本発明の先端テーパー状部分付きの鋼管杭1を振動工法により施工した場合では、従来の鋼管杭10、すなわち、鋼管杭の外径D1およびその肉厚tが同じであるストレートな鋼管杭10を振動工法により施工する場合の消費パワーに比べて、施工機械の消費パワーを低減することができるため、施工機械の能力の低い領域で施工したり、小型
の杭施工機械で施工することができ、経済的な施工が可能になる。
また、前記のような振動工法により、地盤に打設する場合に、先端テーパー状部分付きの鋼管杭1の高圧ホースまたは給水管8から先端部のテーパー状外周面に水を噴射することで、地盤との抵抗を一層低減することができる鋼管杭の施工方法により施工するようにしてもよい。
1 先端テーパー状部分付きの鋼管杭
2 テーパー状外周面
3 テーパー状内周面
4 テーパー状部分
5 尖り部
6 掘削ビット
7 ノズル
8 高圧ホースまたは給水管
9 外径D1が一定の杭外周面
10 ストレートな鋼管杭
11 砂(または土)
12 鋼管杭内周面
13 電動バイブロハンマー
14 圧力計

Claims (5)

  1. 振動工法により打設される鋼管杭でその先端が開端されている中空の鋼管杭において、
    鋼管杭の先端部の外周面および内周面は、それぞれ、先端に向かって杭長手方向に漸次縮径するテーパー状外周面およびテーパー状内周面とされ
    テーパー状外周面およびテーパー状内周面を設けるテーパー状部分の杭長手方向の長さ(H1)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(H1/D1)が0.12〜1.17とされ、テーパー状部分先端の外径(D2)と、鋼管杭の外径が一定の定常部の杭外径(D1)との比率(D2/D1)である縮径率が、0.77〜0.97の範囲とされていることを特徴とする鋼管杭。
  2. テーパー状部分先端に、掘削方向に向かって尖らせた尖り部を設けたことを特徴とする請求項に記載の鋼管杭。
  3. テーパー状部分先端に掘削ビットを設けたことを特徴とする請求項に記載の
    鋼管杭。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載の鋼管杭を、鋼管杭に振動を与える振動工法によって地盤に打設することを特徴とする鋼管杭の施工方法。
  5. 鋼管杭先端部のテーパー状外周面に水を噴射することを特徴とする請求項に記載の鋼管杭の施工方法。
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