JP5176719B2 - 交流モータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車やトラック等に搭載される交流モータに関する。
例えば、特許文献1に記載されたブラシレスモータは、図13に示す様に、各相の巻線100がステータ磁極110に集中的に巻回されている。ところが、このブラシレスモータは、巻線100を各ステータ磁極110毎に巻回する必要があるため、構造が複雑になり、且つ、ステータ120のスロット130に巻線100を挿入する必要があるため、巻線100の巻回に関して生産性が低下するという問題があった。また、上記のような構造から小型化、高効率化、低コスト化が難しいという問題があった。
そこで、本願発明者は、上記の問題を解決するために、特許文献2に開示される交流モータを提案している(図1〜図4参照)。この交流モータは、円周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に配置されたロータと、円周方向に複数個配置されたステータ磁極をそれぞれが有し、互いにステータ磁極の円周方向位置および軸方向位置をずらして配置されたN個のステータ磁極群と、N個のステータ磁極群のそれぞれに対して軸方向に沿った隣接位置に配置されて円周方向に形成された複数のループ状巻線とを備えている。
同一のステータ磁極群に含まれる各ステータ磁極の周囲に巻回された巻線を考えたときに、隣接する2つのステータ磁極に挟まれた巻線には、互いに起磁力アンペアターンを相殺するような電流が流れるため、等価的には電流が流れていないときと同じ状態であり、これらのステータ磁極に対して軸方向に沿った隣接位置に配置されたループ状巻線に代替えすることができる。この結果、従来構造であれば、円周方向に配置されていた各ステータ磁極の間の巻線を排除することができるので、高効率化、高トルク化が可能となる。
また、各ステータ磁極の間に巻線を配置する必要がないため、多極化が可能となり、特に、巻線構造が簡素であることから、生産性を向上させることができ、低コスト化が可能になる。さらに、各相に対応した構造は、円周上にほぼ均一に配置した対称構造となっており、ロータとステータ間で発生する吸引力によるステータの変形や、モータ各部の歪みを小さくすることができるため、これらに起因する振動、騒音を低減することが可能になる。
特開平6−261513号公報 特開2005−160285号公報
ところで、交流モータでは、電源を切った際に、機械的な位置を保持するためにコギングトルクを用いることがあり、そのような用途においては、大きなコギングトルクが必要となる。しかし、上記の特許文献2に開示された交流モータは、各相ステータ磁極が円周方向に等間隔に配置されている。例えば、3相モータであれば、各相ステータ磁極が電気角で120度間隔毎に均等に配置されているので、発生するコギングトルクが小さくなる。このため、モータの電源を切った際に、コギングトルクを用いて機械的な位置を保持することは困難であった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、電源を切った際に、コギングトルクを利用して機械的な位置を保持できる交流モータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明の交流モータは、円周方向にN極とS極とに交互に着磁された複数の永久磁石を有するロータと、円周方向に所定の間隔を有して複数配置されるU相ステータ磁極と、円周方向にU相ステータ磁極とは異なる位置で所定の間隔を有して複数配置されるV相ステータ磁極と、円周方向にU相ステータ磁極およびV相ステータ磁極とは異なる位置で所定の間隔を有して複数配置されるW相ステータ磁極と、少なくともU相ステータ磁極とV相ステータ磁極との間を通って円周方向に環状に形成された第1のループ状巻線と、少なくともV相ステータ磁極とW相ステータ磁極との間を通って円周方向に環状に形成された第2のループ状巻線とを備え、U相ステータ磁極と前記W相ステータ磁極は、前記V相ステータ磁極に対し、それぞれ円周方向に電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さい位相差を有して配置されると共に、V相ステータ磁極に対し軸方向の一方側と他方側とにずれて配置されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、U相、W相ステータ磁極をV相ステータ磁極に対し軸方向にずらして配置することにより発生する電気角180周期のコギングトルクに対して、U相、W相ステータ磁極をV相ステータ磁極に対し円周方向の位相差が電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さくなるように配置することで、同位相のコギングトルクを発生させることができる。この相乗効果により、大きなコギングトルクを発生することができ、このコギングトルクを利用して、電源を切った際に、モータの機械的な位置を保持できる。
(請求項の発明)
請求項に記載した交流モータにおいて、U相ステータ磁極とW相ステータ磁極は、軸方向の端部から軸方向の中央部に近づくにつれて、円周方向の磁極幅が狭くなっていることを特徴とする。
U相、W相ステータ磁極をV相ステータ磁極に対し円周方向に電気角で120度より大きい、または120度より小さい位相差を有して配置した場合、円周方向に隣り合うステータ磁極同士が接近もしくは接触する恐れがある。これに対し、本発明のU相、W相ステータ磁極は、軸方向の端部から軸方向の中央部に近づくにつれて、円周方向の磁極幅を狭くすることにより、円周方向に隣り合うステータ磁極同士の接近もしくは接触を抑制できる。その結果、V相ステータ磁極に対するU相、W相ステータ磁極の円周方向への位相差を電気角で120度に対し、より大きく、もしくは、より小さくすることが出来る。
(請求項の発明)
請求項またはに記載した交流モータにおいて、U相ステータ磁極とW相ステータ磁極は、V相ステータ磁極に対して、軸方向の端部側より軸方向の中央部側の方が、それぞれ、円周方向への位相差が電気角で120度に近くなる形状を有することを特徴とする。 この場合、U相、W相ステータ磁極をV相ステータ磁極に対し円周方向に電気角で120度より大きい、または120度より小さい位相差を有して配置することによる、円周方向に隣接するステータ磁極同士の接近もしくは接触を抑制できる。これにより、V相ステータ磁極に対するU相、W相ステータ磁極の円周方向への位相差を電気角で120度に対し、より大きく、もしくは、より小さくすることが出来る。

本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図1は交流モータ1の基本構成を示す縦断面図、図2はロータ5の周方向展開図、図3は交流モータ1の分解斜視図、図4はロータ5側から見たステータ磁極60u、60v、60wとステータ巻線7(7a、7b)の周方向展開図である。
先ず、交流モータ1の基本構成について説明する。
交流モータ1は、図1に示す様に、ケース2に軸受3を介して回転自在に支持される回転軸4と、この回転軸4に支持されるロータ5と、このロータ5の径方向外側に配置され、且つ、ケース2に固定されるステータ6等より構成される。
ロータ5は、例えば鉄等の磁性体によって形成されるロータコア5aと、このロータコア5aの外周表面に配置される8個の永久磁石5bから成る。8個の永久磁石5bは、図2に示す様に、円周方向にN極とS極とに交互に着磁されている。
ステータ6は、図3に示す様に、互いに独立して設けられるU相、V相、W相のステータ磁極群6U、6V、6Wと、2個のステータ巻線7(7a、7b)とで構成される。
ステータ磁極群6U、6V、6Wは、それぞれ、円周方向に等間隔に配置される4個のステータ磁極60u、60v、60wを有し、各相のステータ磁極60u、60v、60wが、それぞれ円周方向にずれた位置で組み合わされている。なお、特許文献1に示される交流モータは、各相ステータ磁極60u、60v、60wが電気角で120度間隔に配置されている。
2個のステータ巻線7は、図4に示す様に、V相ステータ磁極60vとU相ステータ磁極60uとの間、および、U相ステータ磁極60uとW相ステータ磁極60wとの間を通って波状に折り返して形成され、且つ、円周方向にループ状に連結された第1のループ状巻線7b、W相ステータ磁極60wとV相ステータ磁極60vとの間、および、U相ステータ磁極60uとW相ステータ磁極60wとの間を通って波状に折り返して形成され、且つ、円周方向にループ状に連結された第2のループ状巻線7bとから成る。この2個のステータ巻線7(第1のループ状巻線7a、第2のループ状巻線7b)には、互いに120度の位相差を有する交流電流がロータ5の回転位置に応じて通電される。
図5はステータ磁極60u、60v、60wの周方向展開図である。
実施例1に係る交流モータ1は、図5に示す様に、V相ステータ磁極60vに対し、U相、W相ステータ磁極60u、60wが、それぞれ円周方向に電気角で120度より小さい(または120度より大きくても良い)位相差を有して配置されている。言い換えると、U相、W相ステータ磁極60u、60wは、V相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度(均等)にならない様に配置されている。この場合、各相ステータ磁極60u、60v、60wが円周方向に不当間隔に配置されるため、各相ステータ磁極60u、60v、60wの発生トルクに不均等さが生じて、電気角180度周期のコギングトルクが発生する。
図6はステータ磁極60u、60v、60wの周方向展開図である。
実施例2に係る交流モータ1は、以下のa)、b)に記載する特徴(図6参照)を備えている。
a)U相、W相ステータ磁極60u、60wは、V相ステータ磁極60vに対し、それぞれ軸方向(図示上下方向)の一方側と他方側とにずらして配置されている。
b)U相、W相ステータ磁極60u、60wは、V相ステータ磁極60vに対し、それぞれ円周方向に電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さい位相差を有して配置されている。
U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対し、軸方向にずらして配置することにより、電気角180度周期のコギングトルクが発生する。また、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対し、円周方向に電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さい位相差を有して配置することによって同位相のコギングトルクを発生することができ、両者の相乗効果により、大きなコギングトルクを発生できる。
なお、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対し、円周方向への位相差が電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さくすることで発生するコギングトルクを、実際の製造時の公差ばらつきがあっても大きくできるようにするためには、V相ステータ磁極60vに対するU相、W相ステータ磁極60u、60wの円周方向への位相差を電気角で125度以上とすることが望ましい。
また、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対し、軸方向にずらして配置することによって発生する電気角180度周期のコギングトルクは、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対して軸方向にずらす量が、図7に示す様に、V相ステータ磁極60vの軸長以上になると、各相ステータ磁極60u、60v、60wが、隣接するステータ磁極の影響を受けにくくなるため、各相ステータ磁極60u、60v、60wの漏れ磁束量が均等に近づき、コギングトルクの増大効果が低下する。従って、コギングトルクを大きくするためには、図6に示した様に、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対して軸方向にずらす量を、V相ステータ磁極60vの軸長より小さくすることが望ましい。
さらに、本実施例では、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対し軸方向の一方側と他方側とにずらして配置し、且つ、円周方向にもV相ステータ磁極60vに対し電気角で120度(望ましくは125度)より大きく、且つ、180度より小さい位相差を有して配置しているので、各相ステータ磁極60u、60v、60wの互いの距離をより均等化することが可能である。その結果、モータ全体の漏れ磁束を低減できるので、モータ1の出力トルクを向上できる。
図8(a)、(b)はステータ磁極60u、60v、60wの周方向展開図である。
実施例2に記載した様に、U相、W相ステータ磁極60u、60wを、V相ステータ磁極60vに対して軸方向の一方側と他方側とにずらして配置した場合、U相、W相ステータ磁極60u、60wは、軸方向の端部側が円周方向に他相のステータ磁極と重ならない。例えば、W相ステータ磁極60wを見た場合に、軸方向の端部側では、周方向に隣り合うW相ステータ磁極60w同士の間(図示W0)に、他相(V相、U相)のステータ磁極60v、60uが入り込んでいない。これは、U相ステータ磁極60uにも同じことが言える。すなわち、U相ステータ磁極60uの軸方向の端部側では、周方向に隣り合うU相ステータ磁極60u同士の間に、他相(W相、V相)のステータ磁極60w、60vが入り込んでいない。
そこで、U相、W相ステータ磁極60u、60wは、図8(a)に示す様に、軸方向の端部側から軸方向の中央部側へ近づくにつれて、円周方向の磁極幅が狭くなる形状(例えば、台形状)を有している。この場合、ステータ磁極全体の平均の磁極幅が同じであっても、隣接する他相のステータ磁極との隣接部分、つまり、軸方向の中央部側の磁極幅が狭いため、図8(b)に示す磁極幅が軸方向で一定の形状を有する場合と比較して、隣接する他相のステータ磁極との円周方向の距離を大きく取ることができる。例えば、図8(a)に示すV相ステータ磁極60vとU相ステータ磁極60uとの間の円周方向の距離aの方が、図8(b)に示すV相ステータ磁極60vとU相ステータ磁極60uとの間の円周方向の距離bより大きくなる。
これにより、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度とならない様に配置した場合でも、円周方向に隣接するステータ磁極同士の接近もしくは接触を抑制できる。また、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差を電気角で120度に対して、より大きく、もしくは、より小さくすることができる。
さらに、図9に示す様に、U相、W相ステータ磁極60u、60wの軸方向端部側に対して軸方向中央部側に近づくにつれて磁極幅が狭くなる量を、ステータ磁極の軸方向端部側に対して軸方向中央部側に近づくにつれて小さくすることで、十分な磁気回路を確保しつつ、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度とならない様に配置した場合でも、円周方向に隣接するステータ磁極同士の接近もしくは接触を抑制できる。
また、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差を電気角で120度に対して、より大きく、もしくは、より小さくすることができる。
図10、図11はステータ磁極60u、60v、60wの周方向展開図である。
U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対して軸方向にずらして配置する場合、U相、W相ステータ磁極60u、60wの軸方向端部側は、円周方向に隣接する他相ステータ磁極と重ならないため、円周方向の位置によらず、隣接する他相ステータ磁極と接触することはない。そこで、図10および図11に示す様に、U相、W相ステータ磁極60u、60wは、軸方向端部側に対して軸方向中央部側の方が、V相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度に近くなる形状とする。
例えば、図10に示すV相ステータ磁極60vとU相ステータ磁極60uにおいて、U相ステータ磁極60uが破線で示される形状の場合は、V相ステータ磁極60vの中心からU相ステータ磁極60uの軸方向中央部側の中心までの周方向の距離aと、V相ステータ磁極60vの中心からU相ステータ磁極60uの軸方向端部側の中心までの周方向の距離bとは同じである。
これに対し、U相ステータ磁極60uが実線で示される形状の場合は、U相ステータ磁極60uの軸方向端部側の中心位置が、破線で示される形状より図示右側にずれているため、V相ステータ磁極60vの中心からU相ステータ磁極60uの軸方向中央部側の中心までの周方向の距離aより、V相ステータ磁極60vの中心からU相ステータ磁極60uの軸方向端部側の中心までの周方向の距離cの方が大きくなる。つまり、U相ステータ磁極60uの形状は、V相ステータ磁極60vに対する円周方向の位相差が、軸方向中央部側では電気角で120度に近く、軸方向端部側では電気角で120度より大きくなっている。
これにより、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度とならない様に配置した場合、言い換えると、U相、W相ステータ磁極60u、60wが、V相ステータ磁極60vに対し、それぞれ円周方向に電気角で120度より小さい、または120度より大きい位相差を有して配置される場合でも、円周方向に隣接するステータ磁極同士の接近もしくは接触を抑制できる。 また、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差を電気角で120度に対して、より大きく、もしくは、より小さくすることができる。
(変形例)
以上、磁極形状の変更について実施例1〜4を挙げて説明したが、実際の適用にあたっては、モータ1の体格、極数、使用用途、制約条件などを踏まえて、本発明の中で示す技術の組み合わせのうち、最適なものを選択することになる。また、最適な技術を組み合わせることにより、性能向上の効果が大きく得られる。
本発明のモータ1は、磁極形状の工夫によって、従来モータに存在するコイルエンドと呼ばれる巻線の軸方向のはみ出しを低減、もしくは無くすことが出来るという特徴を有しており、特に、薄型のモータにおいて大きなメリットを発揮できる。
実施例1では、ロータコア5aの表面に永久磁石5bを配置した例を記載したが、永久磁石5bをロータコア5aの内部に埋め込んだ磁石埋め込み型のロータ5を使用することもできる。また、ロータ5の極数も8極で説明しているが、8極に限定されるものではなく、他の極数、例えば、4極、6極、10極等でも良い。
実施例1では、ロータ5がステータ6の内側に位置するインナロータ型の交流モータ1について説明したが、ロータ5がステータ6の外側に位置するアウタロータ型の交流モータ1についても本発明を適用できる。アウタロータ型の場合は、薄型に構成しやすく、巻線を短くでき、且つ、ロータ5の外径を大きくできる等の特徴があり、本モータ1の優位性をさらに向上できる。
また、図3に示した様に、ステータ巻線7に蛇行部を有する場合は、アルミ巻線等の柔らかく成形しやすい線材を用いる等の方法を採用することで、より簡単にステータ巻線7を構成することができる。
また、図12に示す様に、クローポール型のステータ磁極60u、60v、60wを設けることにより、ステータ巻線7を蛇行の無い、もしくは蛇行の小さい環状にすることが可能であり、U相、W相ステータ磁極60u、60wをV相ステータ磁極60vに対する円周方向への位相差が電気角で120度とならない様に配置することを、巻線スロットの面積を減少させることなく実施できる。また、軸方向への突出部は、圧粉磁心のプレス成形や、鋼板の曲げ加工、冷間鍛造などで形成することができる。
交流モータの基本構成を示す縦断面図である。 ロータの周方向展開図である。 交流モータの分解斜視図である。 ステータ磁極とステータ巻線の周方向展開図である。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例1)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例2)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例2)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例3)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例3)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例4)。 ステータ磁極の周方向展開図である(実施例4)。 交流モータの分解斜視図である(変形例)。 従来技術に係るブラシレスモータの断面図である。
符号の説明
1 交流モータ
5 ロータ
5b 永久磁石
7a 第1のループ状巻線
7b 第2のループ状巻線
60u U相ステータ磁極
60v V相ステータ磁極
60w W相ステータ磁極

Claims (3)

  1. 円周方向にN極とS極とに交互に着磁された複数の永久磁石を有するロータと、
    円周方向に所定の間隔を有して複数配置されるU相ステータ磁極と、
    円周方向に前記U相ステータ磁極とは異なる位置で所定の間隔を有して複数配置されるV相ステータ磁極と、
    円周方向に前記U相ステータ磁極および前記V相ステータ磁極とは異なる位置で所定の間隔を有して複数配置されるW相ステータ磁極と、
    少なくとも前記U相ステータ磁極と前記V相ステータ磁極との間を通って円周方向に環状に形成された第1のループ状巻線と、
    少なくとも前記V相ステータ磁極と前記W相ステータ磁極との間を通って円周方向に環状に形成された第2のループ状巻線とを備え、
    前記U相ステータ磁極と前記W相ステータ磁極は、前記V相ステータ磁極に対し、それぞれ円周方向に電気角で120度より大きく、且つ、180度より小さい位相差を有して配置されると共に、前記V相ステータ磁極に対し軸方向の一方側と他方側とにずれて配置されていることを特徴とする交流モータ。
  2. 請求項に記載した交流モータにおいて、
    前記U相ステータ磁極と前記W相ステータ磁極は、軸方向の端部から軸方向の中央部に近づくにつれて、円周方向の磁極幅が狭くなっていることを特徴とする交流モータ。
  3. 請求項またはに記載した交流モータにおいて、
    前記U相ステータ磁極と前記W相ステータ磁極は、前記V相ステータ磁極に対して、軸方向の端部側より軸方向の中央部側の方が、それぞれ、円周方向への位相差が電気角で120度に近くなる形状を有することを特徴とする交流モータ。
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