JP5176589B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
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Description
[1]官能基を有するノルボルネン系重合体と、下記一般式(1)で表される感光剤とを
含むことを特徴とする樹脂組成物。
基、ビニルエーテル基からなる群より選択される1種以上である、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記官能基を有するノルボルネン系重合体が、付加重合体である[1]または[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記付加重合体は、下記式(3)で表される構造を含むものである、[3]に記載の樹脂組成物。
組成物。
[6]前記感光剤の含有量は、前記官能基を有するノルボルネン系重合体100重量部に対して、0.1〜10重量部である[1]ないし[5]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[7]前記一般式(1)で表される感光剤が、下記式(5)からなる群から選択される1種以上である、[1]ないし[6]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[9]前記酸捕捉剤は、下記一般式(6)または(7)で表される化合物からなる群から選択される1種以上である[8]に記載の樹脂組成物。
[10]前記酸捕捉剤の含有量は、前記感光剤100重量部に対して、0.01〜2重量部である[8]または[9]に記載の樹脂組成物。
[11]半導体素子の機能面側に接合して設けられ、前記半導体素子の前記機能面側に形成される空隙を定めるためのスペーサの形成に用いる[1]ないし[10]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[12]半導体素子の保護膜および絶縁膜の1つ以上として用いる[1]ないし[10]のいずれかに記載の樹脂組成物。
本発明の樹脂組成物は、官能基を有するノルボルネン系重合体と、後述するような感光
剤とを含むものである。なお、本発明の樹脂組成物は、光が照射された部位が硬化するネガ型の樹脂組成物である。
本発明に係る官能基を有するノルボルネン系重合体は、官能基を有するものである。言い換えると、本発明に係るノルボルネン系重合体は、官能基を有する繰り返し単位を少なくとも1個有するものである。官能基を有することにより、成形性、耐熱性に特に優れたものとなる。
一般式(1)で示される感光剤とを含む点に特徴を有している。
、ベンツピレン、フルオランテン、ルブレン、ピレン、キサントン、インダンスレン、チオキサンテン−9−オン、2‐イソプロピル−9H−チオキサンテン−9−オン、4−イソプロピル−9H−チオキサンテン−9−オン、1−クロロ−4‐プロポキシチオキサントン、およびこれらの混合物等が挙げられる。このような増感剤の含有量は、前述した感光剤100重量部に対して、100重量部以下であるのが好ましく、20重量部以下であるのがより好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、上記成分の他、例えば、酸捕捉剤を含んでいてもよい。
また、本発明の樹脂組成物は、酸化防止剤を含んでいてもよい。
また、本発明の樹脂組成物は、架橋促進剤を含んでいてもよい。
シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、1,2−エチレングリコールジビニルエーテル、1,3−プロピレングリコールジビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、1,4−ブタンジオールビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオールビニルエーテル、および1,8−オクタンジオールビニルエーテル、およびこれらの混合物等が挙げられる。これらの中でも、特に、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテルを用いるのが好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、密着助剤を含んでいてもよい。
また、本発明の樹脂組成物は、溶剤を含んでいてもよい。
1000重量部であるのが好ましく、100〜300重量部であるのがより好ましい。
図1は、本発明の樹脂組成物が好適に適用される半導体装置の一例を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
また、インターポーザー30上には、半導体チップ20が設置されている。
0上に、所定の厚さで塗布した後、スペーサ40となるべき部位に光を照射して、スペーサ40となるべき部位を硬化させた後、未硬化の樹脂組成物を除去することにより形成することができる。本発明の樹脂組成物は、光に対する感度が高く、パターンニング性に優れているため、所望の形状のスペーサ40を容易に形成することができる。
以下のようにして、樹脂組成物を製造した。
<ノルボルネン系重合体の調製>
フェネチルノルボルネン、グリシジルメチルエーテルノルボルネンおよびデシルノルボルネンから得られるフェネチル、グリシジルメチルエーテルおよびデシル反復単位を含むノルボルネン系重合体を以下のようにして調製した。
ol%のフェネチルノルボルネン、29.1mol%のグリシジルメチルエーテルノルボルネンおよび50.7mol%のデシルノルボルネンが取り込まれていることを確認した。
褐色広口瓶に、得られたノルボルネン系重合体:191.25gと、2−ヘプタノン(MAK):191gとを加えた。固形分が完全に溶解するまで溶液を混合し、次いで0.45ミクロンフィルターで濾過し微粒子を取り除いた。その溶液に、感光剤として下記式(5−1)で示されるTAG−372(東洋インキ製造社製)5.738gと、酸捕捉剤としての下記式(11)で表される化合物0.0612gと、酸化防止剤としてのIrganox1076(Ciba社製):2.869gと、架橋促進剤としての1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル(日本カーバイド工業社製):9.563g、密着助剤としての3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(Sigma−Aldrich社製):9.563gを加えた。その溶液を18時間混合し、樹脂組成物を得た。
感光剤として、下記式14で示されるPAI−101(みどり化学社製)0.184gを用いた以外は、前記実施例1と同様にして樹脂組成物を調製した。
<2.1>光解像(パターンニング)性
光解像性は、上記各実施例および比較例の樹脂組成物を用いて、以下の工程を通してパターンを形成し、そのパターンの形状および開口部の残渣を観察し、下記4段階の基準に基づいて評価した。
○:スカムが一部発生または外観が一部不良であった。
△:ダムに剥離が生じた。
×:現像できなかった。
上記各実施例および比較例の樹脂組成物を用いて、パターン形成に必要な最低露光量(感度)の測定を以下のようにして行った。
これらの結果を表1に示す。
20 半導体チップ(半導体素子)
21 受光面(機能面)
30 インターポーザー(基板)
40 スペーサ
41 中空部
50 透明基板
70、80 ボンディングワイヤ
Claims (11)
- 前記官能基を有するノルボルネン系重合体の官能基が、エポキシ基、オキセタニル基、ビニルエーテル基からなる群より選択される1種以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記官能基を有するノルボルネン系重合体が、付加重合体である請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記感光剤の含有量は、前記官能基を有するノルボルネン系重合体100重量部に対して、0.1〜10重量部である請求項1ないし5のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 前記酸捕捉剤の含有量は、前記感光剤100重量部に対して、0.01〜2重量部である請求項1ないし8に記載の樹脂組成物。
- 半導体素子の機能面側に接合して設けられ、前記半導体素子の前記機能面側に形成される空隙を定めるためのスペーサの形成に用いる請求項1ないし9のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 半導体素子の保護膜および絶縁膜の1つ以上として用いる請求項1ないし9のいずれかに記載の樹脂組成物。
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