JP5175029B2 - レーザ装置及び電池残量検出方法 - Google Patents

レーザ装置及び電池残量検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光源の電力供給源として電池を備えたレーザ装置、及び電池残量検出方法に関する。
近年、医療の分野においては、疼痛緩解等を目的として低出力のレーザが幅広く用いられている。また、切開及び止血等を目的として高出力のレーザが手術等に用いられている。
従来のレーザ装置について図面を用いて説明する。図9は、従来のレーザ装置の構成を示すブロック図である。図9に示すように、従来のレーザ装置は、本体100とプローブ108とで構成される。
本体100は、直流電源部101、制御部102、レーザ駆動部103、操作部104、表示部105、警告灯106、及びレーザ光源107を備えている。プローブ108は、レーザ光源107から出射されたレーザ光を術野に導くものである。
直流電源部101は、商用電源から供給された交流を直流へと変換する。操作部104は、操作者が、レーザ装置に、レーザ光の照射条件等を入力するためインターフェースである。操作部104から入力された情報は、制御部102へと出力される。制御部102は、操作者が設定した条件でレーザ光源107からレーザ光が照射されるように、レーザ駆動部103へ指示を行う。また、制御部102は、入力された情報を表示部105に表示させる。更に、制御部102は、レーザ光源107の状況を監視し、異常が生じた場合は、警告灯106を点灯させる。
レーザ駆動部103は、制御部102に指示された条件でレーザ光源107を駆動する。レーザ光源107は、レーザ駆動部103による駆動によってレーザ光を出射する。表示部105は、例えば、液晶パネル等である。
ところで、上述の図9に示したように、従来のレーザ装置においては、電力の供給は、壁面等に設けられたコンセントに電源コードを接続して行われている。このため、レーザ装置の操作時において電源コードが邪魔になり、操作を妨げる場合がある。この問題を解決するため、半導体レーザを光源として用いる半導体レーザ装置の分野では、電池を電源として搭載することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−89243号公報(第2頁左上欄、第2図)
医療分野で主に用いられるレーザ装置としては、上記の半導体レーザ装置の他に、炭酸ガスレーザ装置がある。炭酸ガスレーザ装置は、半導体レーザ装置に比べると消費電力が大きいため、従来は商用電源を電力供給源としている。このため、炭酸ガスレーザ装置においては、レーザ装置の操作時に電源コードが操作を妨げる場合があるという問題が未解決であった。特に、炭酸ガスレーザ装置は、一般的に床置き式の構成をとるため、ベッドサイド等で装置を移動させる際に電源コードが邪魔になることが多い。そこで、本発明の第1の目的は、電源コードが不要で取り回しが容易なレーザ装置を提供することにある。
また、従来のレーザ装置においては、搭載した電池の電池残量の検出が行われていないため、操作者が電池残量を把握できないという問題もある。更に、操作者は、電池残量を把握できないため、電池残量が不足した状態でレーザ装置の使用を開始する場合がある。この場合、レーザ装置から十分な出力のレーザ光を得ることができない可能性や、レーザ発振が突然停止される可能性がある。そこで、本発明の第2の目的は、電池の電池残量を予測し得るレーザ装置及び電池残量検出方法を提供することにある。
上記の第1の目的を達成するために、本発明にかかる第1のレーザ装置は、レーザ光源と、前記レーザ光源の電力供給源としての電池と、前記レーザ光源と電池とを収納する筐体と、前記筐体下部に取り付けられたキャスタとを備えるレーザ装置であって、前記電池の電圧値を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部が電圧値を検出した所定の時刻の直前の単位時間当たりの前記電池の電圧降下量を算出する演算部と、前記電池の異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線に基づいて作成され、前記複数の放電特性曲線上の予め選択された複数の電圧値と前記複数の電圧値それぞれに至る直前の前記単位時間当たりの電圧降下量とから前記電池残量の予測値を特定する電池残量予測テーブルを格納する予測テーブル記憶部とを有し、前記演算部が、算出した前記電圧降下量と前記電圧検出部が前記所定時刻において検出した電圧値とを前記電池残量予測テーブルに当てはめて電池残量Xを求め、前記電池残量Xが、前記電池の公称容量Aに対する残存容量の割合であり、前記演算部が、前記レーザ光源の最大消費電力V max に対する前記レーザ光源の消費電力の割合を示す電力係数Kを求め、前記電池残量Xと、前記公称容量Aと、前記最大消費電力V max と、前記電力係数Kとを下記式(1)に代入して、前記電池の使用可能時間Tを算出することを特徴とするレーザ装置。
Figure 0005175029
また、前記電池は、二次電池であってもよい。
また、前記レーザ光源は、炭酸ガスレーザであってもよい。
また、上記態様においては、前記レーザ光源の出力レベルとレーザ光の照射パターンとから前記電力係数Kを特定する電力係数テーブルを格納する電力係数テーブル記憶部をさらに備え、前記演算部が、前記電池残量Xを求めたときの前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを検出し、検出した前記レーザ光源の出力レベルと検出した前記レーザ光の照射パターンとを前記電力係数テーブルに当てはめて、対応する前記電力係数Kを求めるのが好ましい。この場合は、電力係数Kの算出を容易に行うことができる。
更に、上記本発明にかかる第のレーザ装置においては、前記電池の環境温度を検出する環境温度検出部と、予め選択された複数の温度毎に環境条件係数Lを特定する温度係数テーブルを格納する温度係数テーブル記憶部とをさらに備え、前記環境温度検出部が、前記電池残量Xが前記演算部によって求められたときの前記電池の前記環境温度を検出し、前記演算部が、前記環境温度検出部によって検出された前記環境温度を前記温度係数テーブルに当てはめて、検出された前記環境温度に対応する環境条件係数Lを求め、求めた前記環境条件係数Lと下記式(2)とを用いて、前記電池の使用可能時間Tを算出する態様とするのも好ましい。この態様によれば、電池の環境温度が考慮されたより正確な電池の使用可能時間Tが求められる。
Figure 0005175029
また、上記本発明にかかる第のレーザ装置においては、前記演算部が、算出した前記使用可能時間Tと予め設定された基準時間とを比較し、前記使用可能時間Tが前記基準時間以下となった場合に、前記使用可能時間Tを算出した時点における消費電力より少ない消費電力でレーザ光源がレーザ光を照射するように、前記レーザ光源の出力レベル及び前記レーザ光の照射パターンを含む照射条件を指示する態様とするのも好ましい。この態様によれば、治療中にレーザ光源が緊急停止されるのをより一層抑制できる。
更に、上記本発明にかかる第のレーザ装置においては、表示部を更に備え、前記演算部が、求めた前記電池残量Xを前記表示部へ表示させる態様とすることもできる。この態様によれば、操作者は、電池残量の不足を容易に把握することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明にかかる第1の電池残量検出方法は、レーザ装置に備えられた電池の残量を予測するための電池残量検出方法であって、(a)前記電池の電圧値を検出する工程と、(b)前記(a)の工程で所定時刻に検出した電圧値に至る直前の単位時間当たりの前記電池の電圧降下量を算出する工程と、(c)前記電池の異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線に基づいて、前記複数の放電特性曲線上の予め選択された複数の電圧値と前記複数の電圧値それぞれに至る直前の前記単位時間当たりの電圧降下量とから、前記電池残量の予測値を特定する前記電池残量予測テーブルを前記(a)の工程以前に作成する工程と、(d)前記所定時刻に検出した電圧値と前記(b)の工程で算出した電圧降下量とを前記電池残量予測テーブルに当てはめて電池残量Xを求める工程と、(e)前記レーザ光源の最大消費電力V max に対する前記レーザ光源の消費電力の割合を示す電力係数Kを求める工程と、(f)前記(d)の工程で求められる前記電池残量Xが前記電池の公称容量Aに対する残存容量の割合であり、前記電池残量Xと、前記公称容量Aと、前記最大消費電力V max と、前記(e)の工程で求めた前記電力係数Kとを、下記の式(1)に代入して、前記電池の使用可能時間Tを算出する工程とを含むことを特徴とする。
Figure 0005175029
また、上記態様においては、(g)前記レーザ光源の出力レベルとレーザ光の照射パターンとから前記電力係数Kを特定する電力係数テーブルを作成する工程と、(h)前記(c)の工程で前記電池残量Xを求めたときの前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを検出する工程とを更に含み、前記(e)の工程において、前記(h)の工程で検出した前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを前記電力係数テーブルへ当てはめて、対応する前記電力係数Kを求めるのが好ましい。この場合は、電力係数Kの算出を容易に行うことができる。
また、上記本発明にかかる第1の電池残量検出方法においては、(i)予め選択された複数の温度毎に環境条件係数Lを特定する温度係数テーブルを作成する工程と、(j)前記(c)の工程を実施したときの前記電池の環境温度を検出する工程と、(k)前記(j)の工程で検出した環境温度を前記温度係数テーブルに当てはめることによって、前記(j)の工程で検出した環境温度に対応する環境条件係数Lを求める工程とを更に含み、前記(f)の工程において、前記(k)で求めた環境条件係数Lと、下記式(2)とを用いて前記電池の使用可能時間Tを算出する態様とするのも好ましい。この態様によれば、電池の環境温度が考慮されたより正確な電池の使用可能時間Tが求められる。
Figure 0005175029
本発明にかかる第1のレーザ装置において、前記電池がニッケル−水素電池であることが好ましい。あるいは、前記電池がリチウムイオン電池であることも好ましい。
また、本発明にかかる第1の電池残量検出方法において、前記電池がニッケル−水素電池であることが好ましい。あるいは、前記電池がリチウムイオン電池であることも好ましい。
以上の特徴により、本発明にかかる第1のレーザ装置によれば、二次電池によりレーザ光源へ電力が供給されるため、電源コードが不要となり、取り回しが容易なレーザ装置を提供することができる。
また、本発明にかかる第2、第3のレーザ装置及び第1、第2の電池残量検出方法によれば、レーザ装置に搭載された電池の電池残量を予測することができる。これにより、電池残量の不足によってレーザ光の照射が不十分となったり、突然停止されたりする事態を回避することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかるレーザ装置及び電池残量検出方法について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態1におけるレーザ装置は、背景技術において図9に示したレーザ装置と同様に、本体装置1とプローブ12とを備えている。また、本体装置1は、制御部4、レーザ駆動部6、操作部8、表示部9、警告灯10及びレーザ光源11を備えている。レーザ駆動部6、操作部8、表示部9、警告灯10及びレーザ光源11は、背景技術において図9に示したものと同様のものである。
但し、本実施の形態1におけるレーザ装置は、背景技術において図9に示したレーザ装置と異なり、本体装置1には、電力供給源として電池2が備えられている。電池2はレーザ光源11へも電力を供給する。本実施の形態1では、電池2は充電が可能な二次電池である。なお、本発明においては、電池2は一次電池であっても良い。
なお、図2は、本実施の形態1におけるレーザ装置のハードウェア構造の外観を示す斜視図である。本実施の形態1のレーザ装置は、図2に示すように、四角柱状の本体ボディ31と、本体ボディ31の上面に取り付けられた操作パネル部32とを有する。本体ボディ31の下部には、本体ボディ31を支える台座部33と、台座部33の底面に取り付けられたキャスタ34と、フットペダル35とを有する。
本体ボディ31の内部には、制御基板36やレーザ管37等が収納されている。なお、制御基板36およびレーザ管37以外の種々の構成要素が本体ボディ31に収納されているが、それらの構成要素は本発明の実施形態の理解に際して重要ではないため、図2ではそれらの図示を省略し、その説明も省略する。制御基板36には、上述の制御部4やレーザ駆動部6の他に、後述する電圧検出部3や記憶部7等、本実施の形態1にかかるレーザ装置の動作制御に必要な構成要素が実装される。
操作パネル32には、上述の操作部8、表示部9、警告灯10等が実装され、プローブ12が接続される。なお、図2に示したプローブ12は一例であって、本発明にかかるレーザ装置に適用可能なプローブの形状は図2に示した具体例のみに限定されない。レーザ管37には、レーザ光源11等が内蔵される。レーザ光源11は炭酸ガスレーザであることが好ましい。また、図2では、台座部33の内部に電池2が収納されている態様を示したが、電池2が本体ボディ31に収納された態様であっても良い。
図2に示した構成にかかるレーザ装置は、キャスタ34によって床上を移動させることができる。また、このレーザ装置は、電池2を電力供給源としたことにより、電源コードが不要であるため、ベッドサイド等において移動が自在である。
また、本体装置1は、電圧検出部3及び記憶部7も備えている。電圧検出部3は、電池2の電圧値を検出し、検出した電圧値を特定する信号を制御部4に出力する。また、電圧検出部3は、予め設定された間隔で、又は連続して電圧値を検出できる。記憶部7は、電圧値と単位時間当たりの電圧降下量とから電池残量の予測値を特定する電池残量予測テーブルを格納している。
更に、制御部4は、演算部5を備えている。演算部5は、電圧検出部3が検出した電圧値に基づいて、単位時間当たりの電池2の電圧降下量を算出する。また、演算部5は、記憶部7から電池残量予測テーブルを抽出し、これに、電圧検出部3が検出した電圧値と算出した電圧降下量とを当てはめ、現時点における電池残量の予測値(電池残量X)を求める。
本実施の形態1において、演算部5は、制御部4の一部である。具体的には、制御部4はCPU(図示せず)を備えており、このCPUが演算部5として機能している。なお、制御部4は、本実施の形態1においても、従来と同様に、レーザ駆動部6への指示や、表示部9への情報の表示を行う。
このように、本実施の形態1においては、従来と異なり、電圧検出部3、演算部5及び記憶部7によって電池2の電池残量Xが算出される。このため、レーザ装置の操作者は、電池残量の不足によってレーザ光の照射が不十分となったり、突然停止されたりする事態を回避することができる。
ここで、本実施の形態1における電池残量Xの算出の原理について、以下に詳細に説明する。図3は、図1に示すレーザ装置を稼動させたときの電池の放電特性曲線の一例を示す図である。図3において、縦軸は電池2の端子間電圧の電圧値〔V〕を示し、横軸はレーザ装置の使用時間〔min〕を示している。また、図3において、レーザ光源11の出力レベルやレーザ光の照射パターンは一定ではなく、レーザ光源11の消費電力(電池2の負荷)は変動している。
図3に示すように、レーザ光源11の消費電力が低いときは(例えば、図3中のA−A´区間)、電池2の放電特性曲線はなだらかな下降線を描く。この場合、電池2の電池残量は徐々に減少する。一方、レーザ光源11の消費電力が高いときは(例えば、図3中のB−B´区間)、電池2の端子間電圧は瞬間的に大きく下降する。この場合は、電池2の電池残量は大きく減少する。このことから、電池2にかかる負荷が大きいほど、単位時間当たりの端子間電圧(電圧値)の電圧降下量(△V/△t)が大きくなり、電池2の電池残量も大きく減少する。
図4は、異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線の一例を示す図である。図4においても、図3と同様に、縦軸は電池2の端子間電圧の電圧値〔V〕を示し、横軸はレーザ装置の使用時間〔min〕を示している。図4に示す放電特性曲線A〜Dは、同一の温度条件下(20℃)で、電池2を用いて得られている。図4においては、電池2の端子間電圧がV0となったときを放電開始、電池2の端子間電圧がVNとなったときを放電終了としている。
また、電池2にかかる負荷は、放電特性曲線A〜Dそれぞれ毎に異なっている。図4の例では、放電曲線A、B、C、Dの順で、電池2にかかる負荷は大きくなっている。但し、放電特性曲線A〜Dそれぞれにおいては、放電開始から放電終了までの電池2の負荷は一定である。
図4に示すように、放電特性曲線A〜Dは2次曲線に近似した曲線を描いて下降する。このため、電池2の負荷が一定であるならば、電池2の端子間電圧が低い程、単位時間当たりの電圧降下量(△V/△t)は大きく、残りの放電可能時間、即ち電池残量は少なくなる。
また、図4中に任意の電圧値VMをとり、放電特性曲線A〜Dそれぞれにおける、VMに至る直前の単位時間当たりの電圧降下量を(△V1/△t)、(△V2/△t)、(△V3/△t)、(△V4/△t)とする。このとき、(△V1/△t)<(△V2/△t)<(△V3/△t)<(△V4/△t)となる。一方、電池2の端子間電圧の電圧値がVMからVNとなるまでの時間(残りの放電可能時間)は、放電曲線D、C、B、Aの順で長くなっている。
これらのことから、電池2の電圧値と、単位時間当たりの電圧降下量(△V/△t)とが分かれば、電池2にかかる負荷を知ることができる。また、電池2にかかる負荷が分かれば、対応する放電特性曲線から電池残量を知ることができる。本実施の形態1においては、この見地に基づいて、電池残量Xを予測している。
また、このため、本実施の形態1において、電池残量予測テーブルは、図4に示した複数の放電特性曲線に基づいて作成される。図4の例では、放電特性曲線の数は4本であるが、得られる電池残量の精度の向上の点から、放電特性曲線は多いほど好ましい。電池残量予測テーブルの作成手順について以下に説明する。
先ず、複数の放電特性曲線それぞれの上に、予め任意に選択した電圧値となる点を複数個とる。次に、各点において、選択された電圧値に至る直前の単位時間当たりの電圧降下量を求める。次いで、放電特性曲線毎に、各点について、放電開始から放電終了までの時間に対する各点から放電終了までの時間の割合を求める。このとき求められた割合は、電池2の公称容量Aに対する残存容量の割合〔%〕と近似することができる。本実施の形態1においては、この割合を電池残量の予測値としている。下記の表1に電池残量予測テーブルの一例を示す。
Figure 0005175029
また、本実施の形態1においては、表1に示した電池予測テーブルを使用するため、演算部5は、△V/△tとして、電圧検出部3が検出した電圧値に至る直前の単位時間当たりの電池2の電圧降下量を算出する。図3を用いて説明すると、電圧検出部3によって検出された電圧値がVA´であった場合は、演算部5は、(VA−VA´)/△t[=△VAA´/△t]を算出する。更に、演算部5は、この算出値と電圧検出部3が検出した電圧値とを電池残量予測テーブルに当てはめ、該当する予測値を電池残量Xとする。
なお、本実施の形態1では、電池残量予測テーブルは、選択された電圧値に至った直後の単位時間当たりの電圧降下量を用いて作成することもできる。この場合は、演算部5は、△V/△tとして、電圧検出部3が検出した電圧値に至った直後の単位時間当たりの電池2の電圧降下量を算出する。図3を用いて説明すると、演算部5は、電圧検出部3によって検出された電圧値がVAであった場合に、△VAA´/△tを算出する。
また、本実施の形態1においては、レーザ装置の利便性の向上を図るため、演算部5は、電池残量Xに基づいて電池2の残りの使用可能時間Tも算出している。具体的には、演算部5は、下記式(1)を用いて使用可能時間Tを算出する。なお、下記式(1)において、Xは電池残量、Aは電池2の公称容量、Vmaxはレーザ光源11の最大消費電力、Kは電力係数である。
Figure 0005175029
また、上記式(1)で使用される公称容量A及び最大消費電力Vmaxは、製造者や操作者によって設定される値である。よって、本実施の形態1においては、これらの値も電池残量予測テーブルと共に、記憶部7に格納されており、演算部5は、これらの値を必要に応じて記憶部7から読み出している。
一方、本実施の形態1では、電力係数Kは、レーザ光源11の出力レベルとレーザ光の照射パターンとに応じて使用可能時間Tを補正するための係数である。本実施の形態1では、電力係数Kは、電力係数テーブルから求めることができる。電力係数テーブルも、電池残量予測テーブルと共に、記憶部7に格納されている。また、電力係数テーブルは、レーザ光源11の出力レベルとレーザ光の照射パターンとから電力係数Kを特定している。下記の表2に、電力係数テーブルの一例を示す。
Figure 0005175029
本実施の形態1において、レーザ光源11の出力は「レベル1」から「レベル5」までの5段階で調整される。このため、表2に示すように、電力係数テーブルにおいても、出力レベルは5段階に分けられる。なお、レーザ光線11の出力レベルが5段階以外の段階で調整が可能な場合は、電力係数テーブルにおける「出力レベル」もそれに応じた段数となる。
また、本実施の形態1において、レーザ光源11からのレーザ光の照射パターンは、間欠照射1」、「間欠照射2」及び「連続照射」の3種類である。このうち、「連続照射」は、レーザ光を途切れなく照射する場合である。
一方、「間欠照射」は、レーザ光の照射と照射停止とを繰り返す場合である。このうち「間欠照射1」は、レーザ光の照射時間が照射を停止している時間の3分の1である場合である。また、「間欠照射2」は、レーザ光の照射時間と照射を停止している時間とが同一となる場合である。
電力係数Kは、レーザ光源11の出力レベル及びレーザ光の照射パターン(照射条件)によって特定される。電力係数Kは、本実施の形態1では、レーザ装置の最大消費電力Vmaxに対する、照射条件下における消費電力の割合で示される。
本実施の形態1において、演算部5は、制御部4がレーザ駆動部6に指示した条件から、レーザ光源11の出力レベルとレーザ光の照射パターンとを抽出している。また、演算部5は、抽出した出力レベルと照射パターンとを、電力係数テーブルに当てはめて、電力係数Kを取得している。
次に、本発明における電池残量検出方法について図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態1における電池残量検出方法を示す流れ図である。なお、本実施の形態1における電池残量検出方法は、図1に示した本実施の形態1におけるレーザ装置を動作させることによって実施される。このため、本発明における電池残量検出方法は、適宜図1を参酌しながら、図1に示すレーザ装置の動作、具体的には演算部5による処理と共に説明する。
また、図5においては、電池残量予測テーブル及び電力係数テーブルの作成工程については省略している。本実施の形態1においては、電池残量予測テーブル及び電力係数テーブルの作成は、レーザ装置の製造段階で行われている。
最初に、図5に示すように、演算部5は、電圧検出部3によって検出された電池2の電圧値を取得する(ステップS1)。次に、演算部5は、取得した電池2の電圧値を、記憶部7に格納させる(ステップS2)。このとき、本実施の形態1においては、演算部5は、制御部4が備えるタイマ(図示せず)によって、放電開始からの経過時間を計測している。演算部5は、電圧値を取得したときの経過時間も、取得した電圧値と関連付けて記憶部7に格納させている。
次に、演算部5は、ステップS1で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値に該当するか否かを判定する(ステップS3)。ステップS1において取得した電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値のいずれにも該当しない場合は、演算部5は、ステップS1を再度実行する。ステップS1で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値に該当するまで、ステップS1及びS2の処理が繰り返される。
一方、ステップS1で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値に該当する場合は、演算部5は、ステップS1で電圧値を取得した時点から単位時間遡った時点の電圧値を記憶部7から読み出す(ステップS4)。本実施の形態1において、単位時間は1〔min〕に設定されている。
次に、演算部5は、ステップS1で取得した電圧値と、ステップS4で記憶部7から読み出した電圧値とを用いて、単位時間当たりの電圧降下量(△V/△t)を算出する(ステップS5)。具体的には、演算部5は、下記式(3)を用いて、△V/△tを算出する。なお、下記式(3)において、ステップS1で取得した電圧値をV1、電圧値V1を取得した時点をT1とし、ステップS4において読み出した電圧値をV2、電圧値V2を取得した時点をT2とする。
Figure 0005175029
例えば、経過時間T2における電池2の電圧値V2が1.300〔V〕であり、単位時間(T2−T1=1〔min〕)遡った時点の二次電池2の電圧値V1が1.303〔V〕であるとする。演算部5は、これらを上記式(3)に代入し、単位時間当たりの電圧降下量として0.003〔V/min〕を算出する。
次に、演算部5は、ステップS1で取得した電圧値と、ステップS5で算出した単位時間当たりの電圧降下量(ΔV/Δt)とを、表1で示した電池残量予測テーブルに当てはめて、該当する電池残量の予測値を取得する(ステップS6)。この取得された予測値が電池残量Xとなる。例えば、上記した、電池2の電圧値が1.300〔V〕、△V/△tが0.003〔V/min〕の場合であるならば、電池残量Xは75〔%〕となる。
次に、演算部5は、使用可能時間Tを算出するため、ステップS6において電池残量Xを求めた時のレーザ光源11の出力レベルとレーザ光の照射パターンとを検出する(ステップS7)。更に、演算部5は、ステップS7で検出したレーザ光源11の出力レベルとレーザ光の照射パターンとを電力係数テーブルへ当てはめ、電力係数Kを特定する(ステップS8)。
例えば、ステップS7で検出したレーザ光源11の出力レベルが「レベル4」、レーザ光の照射パターンが「間欠照射2」であるならば、表2に示した電力係数テーブルから、電力係数Kは「0.4」と特定される。
次に、演算部5は、電池2の使用可能時間Tを算出する(ステップS9)。具体的には、演算部5は、記憶部7から電池2の公称容量Aとレーザ光源11の最大消費電力Vmaxとを読み出し、これらとステップS8で特定した電力係数Kとを上記式(1)に代入する。
例えば、上記した電池残量Xが75〔%〕である場合において、電池2の公称容量Aが2〔Ah〕、レーザ光源11の最大消費電力Vmaxが1〔W〕、電力係数Kが0.4であるならば、電池2の使用可能時間Tは4.25〔h〕と算出される。
また、本実施の形態1においては、演算部5は、算出された使用可能時間Tを、表示部9に表示させる。この後、即座に、又は一定の間隔を置いて、演算部5は、再度ステップS1〜S9を実行する。
なお、本実施の形態1においては、演算部5は、電池2の使用可能時間Tの推移をグラフ化して表示部9に表示させることもできる。また、本実施の形態1においては、演算部5が、算出された使用可能時間Tと予め設定された基準時間とを比較し、使用可能時間Tが基準時間以下である場合に、そのことを操作者に警告する態様としても良い。この態様によれば、操作者は、電池2を交換又は充電する必要があることを即座に知ることができる。警告の方法としては、警告灯10の点滅や、レーザ装置がスピーカを備えている場合の警告音の発生等が挙げられる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかるレーザ装置及び電池残量検出方法について、図6及び図7を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2にかかるレーザ装置の概略構成について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態2にかかるレーザ装置の概略構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態2におけるレーザ装置は、温度検出部13および温度センサ13aを備えており、この点において、実施の形態1において図1を用いて説明したレーザ装置と異なっている。なお、これ以外の点においては、本実施の形態2におけるレーザ装置は、実施の形態1におけるレーザ装置と同様に構成されている。本実施の形態2において、実施の形態1にかかるレーザ装置と同様の構成部材については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
温度検出部13及び温度センサ13aは、電池周辺の温度(以下「環境温度」という。)の検出に用いられる。温度センサ13aは、電池2の周囲に取り付けられた熱電対や、サーミスタ等である。温度検出部13は、温度センサ13aから出力される信号をA/D変換し、環境温度を特定する信号(デジタル信号)を制御部4の演算部5へ出力する。また、温度検出部13は、予め設定された間隔で、又は連続して環境温度を特定する信号を出力できる。
また、本実施の形態2においては、演算部5は、実施の形態1と同様に、電池残量X及び使用可能時間Tを算出するが、使用可能時間Tの算出において実施の形態1と異なっている。演算部5は、温度検出部13が検出した環境温度を加味して使用可能時間Tを算出する。具体的には、演算部5は、下記式(2)を用いて電池2の使用可能時間Tを算出する。下記式(2)において、Lは環境条件係数である。電池残量X、電池2の公称容量A、レーザ光源11の最大消費電力Vmax、及び電力係数Kは、上記式(1)で用いたものと同様のものである。
Figure 0005175029
環境条件係数Lは、環境温度に応じて使用可能時間Tを補正するための係数である。本実施の形態2では、環境条件係数Lは、温度係数テーブルから求めることができる。温度係数テーブルは、電池残量予測テーブル(表1参照)および電力係数テーブル(表2参照)と共に、記憶部7に格納されている。下記の表3に、温度係数テーブルの一例を示す。
Figure 0005175029
表3に示すように、本実施の形態2においては、温度係数テーブルは、一例として−10〔℃〕から40〔℃〕まで10℃刻みの6段階で、環境条件係数を特定している。なお、温度範囲や設定温度の段数は、本実施の形態2におけるレーザ装置の使用環境を考慮して決定すれば良い。
また、一般に、電池は、環境温度の影響を受け易く、本実施の形態2における電池2は、環境温度が20℃のときに性能が最も高くなるように設計されている。そのため、本実施の形態2においては、表3に示すように、環境条件係数Lは、環境温度が20℃の場合を基準として、設定されている。表3に示す温度係数テーブルでは、環境温度が20℃から10℃上昇する毎に環境条件係数が0.05ずつ下降し、環境温度が20℃から10℃下降する毎に環境条件係数が0.10ずつ下降する。
次に、本発明における電池残量検出方法について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2における電池残量検出方法を示す流れ図である。なお、本実施の形態2における電池残量検出方法は、図6に示した本実施の形態2におけるレーザ装置を動作させることによって実施される。このため、本発明における電池残量検出方法は、適宜図6を参酌しながら、図6に示すレーザ装置の動作、具体的には演算部5による処理と共に説明する。
また、図7においても、図5の場合と同様に、電池残量予測テーブル、電力係数テーブル、及び温度係数テーブルの作成工程については省略している。本実施の形態2においても、電池残量予測テーブル、電力係数テーブル、及び温度係数テーブルの作成は、レーザ装置の製造段階で行われている。
図7に示すように、演算部5は、電圧値の取得(ステップS11)、電圧値の記憶部7への格納(ステップS12)を行った後、ステップS1で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値に該当するか否かを判定する(ステップS13)。ステップS11〜S13は、実施の形態1において図5に示したステップS1〜S3と同様のステップである。
次いで、演算部5は、ステップS13において、ステップS11で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択された電圧値に該当すると判定した場合は、ステップS1で電圧値を取得した時点から単位時間遡った時点の電圧値の読み出しを行う(ステップS14)。更に、演算部5は、電圧降下量の算出(ステップS15)、電池残量の予測値の取得(ステップS16)、出力レベル等の検出(ステップS17)、電力係数Kの特定(ステップS18)を行う。ステップS14〜S18は、実施の形態1において図5に示したステップS4〜S8と同様のステップである。
次に、演算部5は、温度検出部13が出力した信号に基いて、電池2の環境温度を検出する(ステップS19)。このとき、検出された環境温度は、ステップS16において電池残量Xが求められた時の電池2の環境温度に相当する。
次に、演算部5は、ステップS19において検出した環境温度を、表3に示した温度係数テーブルに当てはめて、該当する環境条件係数Lを特定する(ステップS20)。例えば、電池2の温度が10〔℃〕の場合であるならば、表3に示した温度係数テーブルから、環境条件係数Lは0.9と特定される。
その後、演算部5は、電池2の使用可能時間Tを算出し(ステップS21)、処理を終了する。具体的には、演算部5は、記憶部7から電池2の公称容量Aとレーザ光源11の最大消費電力Vmaxとを読み出し、これらと、ステップS18で特定した電力係数Kと、ステップS20で特定した環境条件係数Lとを上記式(2)に代入して使用可能時間を算出する。
例えば、電池残量Xが75〔%〕である場合において、電池2の公称容量Aが2〔Ah〕、レーザ光源11の最大消費電力Vmaxが1〔W〕、電力係数Kが0.4、環境条件係数Lが0.9であるならば、電池2の使用可能時間Tは3.38〔h〕(小数点以下第3位四捨五入)と算出される。
なお、本実施の形態2においても、演算部5は、算出された使用可能時間Tを、表示部9に表示させることができる。また、演算部5は、電池の使用可能時間Tの推移をグラフ化して表示部9に表示させることもできる。更に、演算部5は、算出された使用可能時間Tと予め設定された基準時間とを比較し、使用可能時間Tが基準時間以下である場合に、そのことを操作者に警告することもできる。
以上のように、本実施の形態2においても、従来と異なり、電池2の電池残量Xが算出されるため、実施の形態1と同様に、レーザ装置の操作者は、電池残量の不足によってレーザ光の照射が不十分となったり、突然停止されたりする事態を回避することができる。また、本実施の形態2にかかるレーザ装置及び電池残量検出方法によれば、環境温度を加味した電池2の使用可能時間Tが求められる。よって、操作者は、実施の形態1に比べて、レーザ装置の残りの使用可能時間Tをより正確に知ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3にかかるレーザ装置及び電池残量検出方法について図8を参照しながら説明する。
本実施の形態3にかかるレーザ装置は、実施の形態1にかかるレーザ装置と同様の構成を備えている(図1参照)。但し、本実施の形態3にかかるレーザ装置は、演算部における電池残量Xの算出処理の点で、実施の形態1におけるレーザ装置と異なっている。また、本実施の形態3において、記憶部に格納されている電池残量予測テーブルも、実施の形態1において表1に示したものと異なっている。以下、具体的に説明する。
最初に、本実施の形態3における電池残量Xの算出の原理について、実施の形態1においても使用した図4を用いて説明する。図4に示すように、放電開始時の時間をT0、放電特性曲線A〜Dそれぞれにおいて、電池2の電圧値がVMとなった時点をTA、TB、TC、TDとする。このとき、放電特性曲線A〜Dそれぞれにおいて、放電開始から電圧値VMに到達するまでの間における電圧降下量は、以下の通りとなる。
放電特性曲線A:(VM−V0)/(TA−T0
放電特性曲線B:(VM−V0)/(TB−T0
放電特性曲線C:(VM−V0)/(TC−T0
放電特性曲線D:(VM−V0)/(TD−T0
このとき、図4から明らかなように、(VM−V0)/(TA−T0)>(VM−V0)/(TB−T0)>(VM−V0)/(TC−T0)>(VM−V0)/(TD−T0)となる。従って、電池の電圧値と、放電開始からこの電圧値に到達するまでの間における電圧降下量とが分かれば、電池にかかる負荷を知ることができる。更に、これにより、実施の形態1の場合と同様に、対応する放電特性曲線から電池残量を知ることができる。本実施の形態3においては、この見地に基づいて、電池残量Xを予測している。
また、本実施の形態3においては、電池残量予測テーブルは以下の手順で策される。
先ず、図4中の放電特性曲線それぞれの上に、予め任意に選択した電圧値となる点を複数個とる。次に、各点において、放電開始から選択された電圧値に到達するまでの間における電圧降下量(例えば、(VM−V0)/(TA−T0)等)を求める。次いで、実施の形態1と同様に、放電特性曲線毎に各点について、放電開始から放電終了までの時間に対する各点から放電終了までの時間の割合を求める。このとき求められた割合は、本実施の形態3においても、電池の公称容量Aに対する残存容量の割合〔%〕と近似することができる。下記の表4に電池残量予測テーブルの一例を示す。
Figure 0005175029
このため、本実施の形態3においては、演算部は、電圧検出部が検出した電圧値に基づいて、放電開始から電圧検出部が電圧値を検出するまで間における、電池の電圧降下量を算出する。更に、演算部は、電圧検出部が検出した電圧値と算出した電圧降下量とを、表4に示した電池残量予測テーブルに当てはめて、電池残量Xを求めている。
次に、本発明の実施の形態3における電池残量検出方法について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態3にかかる電池残量検出方法を示す流れ図である。なお、本実施の形態3における電池残量検出方法は、上述した本発明の実施の形態3におけるレーザ装置を動作させることによって実施される。また、図8においては、実施の形態1と同様に、電池残量予測テーブル及び電力係数テーブルの作成工程については省略している。本実施の形態3においても、電池残量予測テーブル及び電力係数テーブルの作成は、レーザ装置の製造段階で行われている。
最初に、図8に示すように、演算部は、電圧検出部によって検出された電池の電圧値を取得する(ステップS31)。このとき、本実施の形態3においても、演算部は、制御部が備えるタイマ(図示せず)によって、放電開始からの経過時間を計測している。なお、演算部は、放電開始と同時に取得された電圧値を、電圧値V0として、記憶部に格納する。
次に、演算部は、ステップS31で取得された電圧値が、電池残量予測テーブル(表4参照)において選択されている電圧値に該当するか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS31において取得した電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択されている電圧値のいずれにも該当しない場合は、演算部5は、ステップS31を再度実行する。この場合、ステップS31で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択されている電圧値に該当するまで、ステップS31及びS32の処理が繰り返される。
一方、ステップS31で取得された電圧値が、電池残量予測テーブルにおいて選択されている電圧値に該当する場合は、演算部は、放電開始時点の電池の電圧値V0を記憶部から読み出す(ステップS33)。次に、演算部5は、ステップS31で取得した電圧値と、ステップS33で記憶部7から読み出した電圧値V0とを用いて、放電開始からステップS31で電圧値を取得するまでの電圧降下量を算出する(ステップS34)。
次に、演算部5は、ステップS31で取得した電圧値と、ステップS34で算出した放電開始からの電圧降下量とを、表4で示した電池残量予測テーブルに当てはめて、該当する電池残量の予測値を取得する(ステップS35)。この取得された予測値が電池残量Xとなる。例えば、電池2の電圧値が1.300〔V〕、電圧降下量0.150〔V/min〕の場合であれば、電池残量Xは75〔%〕となる。
その後、演算部は、レーザ光源の出力レベル等の検出(ステップS36)、電力係数Kの特定(ステップS37)、使用可能時間Tの算出(ステップS38)を行い、処理を終了する。なお、ステップS36〜S38は、実施の形態1において図5に示したS7〜S9と同様のステップである。
なお、本実施の形態3においても、演算部は、算出された使用可能時間Tを、表示部に表示させることができる。また、演算部は、電池の使用可能時間の推移をグラフ化して表示部に表示させることもできる。更に、演算部は、算出された使用可能時間Tと予め設定された基準時間とを比較し、使用可能時間Tが基準時間以下である場合に、そのことを操作者に警告することもできる。
以上のように、本実施の形態3においても、従来と異なり、電池の電池残量Xが算出されるため、実施の形態1と同様に、レーザ装置の操作者は、電池残量の不足によってレーザ光の照射が不十分となったり、突然停止されたりする事態を回避することができる。
本発明において、演算部における処理は、上記実施の形態1〜3に示したものに限定されるものではない。例えば、演算部が、算出した電池の使用可能時間Tと予め設定された基準時間と比較し、電池の使用可能時間Tが基準時間以下である場合に、消費電力が低減されるようにレーザ装置を制御する態様であっても良い。なお、基準時間は、操作者等が設定した任意の時間であっても良く、予め記憶部に格納しておくのが好ましい。
ここで、電池の使用可能時間Tを算出後、使用可能時間Tと基準時間との比較結果に基づいて、演算部が、消費電力が低減されるようにレーザ装置を制御する態様について説明する。先ず、演算部は、上記実施の形態1〜3に示した手順で電池の使用可能時間Tを算出した後、記憶部から、予め格納された基準時間の読み出しを行う。次に、演算部は、算出した使用可能時間Tと、予め設定された基準時間とを比較し、電池の使用可能時間Tが基準時間以下であるか否かを判定する。判定の結果、電池の使用可能時間Tが基準時間以下である場合は、演算部は、電池の使用可能時間Tを算出した時点における消費電力より少ない消費電力でレーザ光源がレーザ光を照射するように、レーザ駆動部に指示を行う。具体的には、演算部は、レーザ駆動部に対して、現在の照射条件(電力係数Kの特定のために検出された照射条件)よりも消費電力の少ない照射条件でレーザ光源がレーザ光を照射するように指示を行う。
具体的には、演算部は、レーザ光源の出力レベルの低下及びレーザ光の照射時間が短い照射パターンへの変更のうちのいずれか又は両方を指示する。なお、いずれを指示するか、又は両方を指示するかは、操作者が予め設定することもできる。例えば、電池の使用可能時間Tが算出された時点において、レーザ光源の出力レベルが「レベル5」であれば、演算部は、レーザ光源の出力レベルを一段階下げて「レベル4」へ変更するようにレーザ駆動部へ指示を行う。また、レーザ光の照射パターンが「連続照射」であれば、演算部は、レーザ光の照射パターンを一段階下げて「間欠照射2」へ変更するようにレーザ駆動部へ指示する。
演算部にこのような処理を行わせた場合は、レーザ光の照射が、治療中に急に停止されてしまうという事態をより一層回避することができる。
なお、上記した実施の形態1から3における電池としては、本発明において特に限定するものではないが、ニッケル−水素電池を使用している。ニッケル−水素電池を用いることにより、容量を大きくすることができ、1回の充電で長時間の使用が可能となる。また大電流を得ることもでき、本実施の形態のレーザ装置のような大電流を必要とする装置において有用である。
あるいは、上記のニッケル−水素電池の代わりに、リチウムイオン電池を用いてもよい。リチウムイオン電池は単位体積当たりのエネルギ密度が大きいので、小型化が可能で、装置全体の軽量化に有用である。また、リチウムイオン電池は、バッテリを完全に使い切らないうちに充電を繰り返すと、充電を始めた容量になると電圧が下がるようになり充電可能な容量が減っていくという、いわゆるメモリ効果現象の影響が小さく、有効に電池を使用できる利点もある。
本発明は、電池の電池残量を予測し得るため、操作者における利便性が向上されたレーザ装置及び電池残量検出方法として、産業上の利用可能性を有している。
本発明の実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示すレーザ装置を稼動させたときの電池の放電特性曲線の一例を示す図である。 異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における電池残量検出方法を示す流れ図である。 第本発明の実施の形態2にかかるレーザ装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における電池残量検出方法を示す流れ図である。 本発明の実施の形態3にかかる電池残量検出方法を示す流れ図である。 従来のレーザ装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 本体装置
2 電池
3 電圧検出部
4 制御部
5 演算部
6 レーザ駆動部
7 記憶部
8 操作部
9 表示部
10 警告灯
11 レーザ光源
12 プローブ
13 温度検出部
13a 温度センサ
31 本体ボディ
32 操作パネル部
33 台座部
34 キャスタ
35 フットペダル
36 制御基板
37 レーザ管

Claims (10)

  1. レーザ光源と、
    前記レーザ光源の電力供給源としての電池と、
    前記レーザ光源と電池とを収納する筐体と、
    前記筐体下部に取り付けられたキャスタとを備えるレーザ装置であって、
    前記電池の電圧値を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部が電圧値を検出した所定の時刻の直前の単位時間当たりの前記電池の電圧降下量を算出する演算部と、
    前記電池の異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線に基づいて作成され、前記複数の放電特性曲線上の予め選択された複数の電圧値と前記複数の電圧値それぞれに至る直前の前記単位時間当たりの電圧降下量とから前記電池残量の予測値を特定する電池残量予測テーブルを格納する予測テーブル記憶部とを有し、
    前記演算部が、算出した前記電圧降下量と前記電圧検出部が前記所定時刻において検出した電圧値とを前記電池残量予測テーブルに当てはめて電池残量Xを求め、
    前記電池残量Xが、前記電池の公称容量Aに対する残存容量の割合であり、
    前記演算部が、前記レーザ光源の最大消費電力Vmaxに対する前記レーザ光源の消費電力の割合を示す電力係数Kを求め、
    前記電池残量Xと、前記公称容量Aと、前記最大消費電力Vmaxと、前記電力係数Kとを下記式(1)に代入して、前記電池の使用可能時間Tを算出することを特徴とするレーザ装置。
    Figure 0005175029
  2. 前記電池は、二次電池である請求項1記載のレーザ装置。
  3. 前記レーザ光源は、炭酸ガスレーザである請求項2記載のレーザ装置。
  4. 前記レーザ光源の出力レベルとレーザ光の照射パターンとから前記電力係数Kを特定する電力係数テーブルを格納する電力係数テーブル記憶部をさらに備え、
    前記演算部が、前記電池残量Xを求めたときの前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを検出し、検出した前記レーザ光源の出力レベルと検出した前記レーザ光の照射パターンとを前記電力係数テーブルに当てはめて、対応する前記電力係数Kを求める請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  5. 前記電池の環境温度を検出する環境温度検出部と、
    予め選択された複数の温度毎に環境条件係数Lを特定する温度係数テーブルを格納する温度係数テーブル記憶部とをさらに備え、
    前記環境温度検出部が、前記電池残量Xが前記演算部によって求められたときの前記電池の前記環境温度を検出し、
    前記演算部が、前記環境温度検出部によって検出された前記環境温度を前記温度係数テーブルに当てはめて、検出された前記環境温度に対応する環境条件係数Lを求め、前記式(1)に代えて下記式(2)に求めた前記環境条件係数Lを代入して、前記電池の使用可能時間Tを算出する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザ装置。
    Figure 0005175029
  6. 前記演算部が、算出した前記使用可能時間Tと予め設定された基準時間とを比較し、前記使用可能時間Tが前記基準時間以下となった場合に、前記使用可能時間Tを算出した時点における消費電力より少ない消費電力で前記レーザ光源がレーザ光を照射するように、前記レーザ光源の出力レベル及び前記レーザ光の照射パターンを含む照射条件を指示する請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ装置。
  7. 表示部を更に備え、
    前記演算部が、求めた前記電池残量Xを前記表示部へ表示させる請求項1〜6のいずれかに記載のレーザ装置。
  8. レーザ装置に備えられた電池の残量を予測するための電池残量検出方法であって、
    (a)前記電池の電圧値を検出する工程と、
    (b)前記(a)の工程で所定時刻に検出した電圧値に至る直前の単位時間当たりの前記電池の電圧降下量を算出する工程と、
    (c)前記電池の異なる条件下で得られた複数の放電特性曲線に基づいて、前記複数の放電特性曲線上の予め選択された複数の電圧値と前記複数の電圧値それぞれに至る直前の前記単位時間当たりの電圧降下量とから、前記電池残量の予測値を特定する前記電池残量予測テーブルを前記(a)の工程以前に作成する工程と、
    (d)前記所定時刻に検出した電圧値と前記(b)の工程で算出した電圧降下量とを前記電池残量予測テーブルに当てはめて電池残量Xを求める工程と、
    (e)前記レーザ光源の最大消費電力Vmaxに対する前記レーザ光源の消費電力の割合を示す電力係数Kを求める工程と、
    (f)前記(d)の工程で求められる前記電池残量Xが前記電池の公称容量Aに対する残存容量の割合であり、前記電池残量Xと、前記公称容量Aと、前記最大消費電力Vmaxと、前記(e)の工程で求めた前記電力係数Kとを、下記の式(1)に代入して、前記電池の使用可能時間Tを算出する工程とを含むことを特徴とする電池残量検出方法。
    Figure 0005175029
  9. (g)前記レーザ光源の出力レベルとレーザ光の照射パターンとから前記電力係数Kを特定する電力係数テーブルを作成する工程を更に含み、
    (h)前記(d)の工程で前記電池残量Xを求めたときの前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを検出する工程とを更に含み、
    前記(e)の工程において、前記(h)の工程で検出した前記レーザ光源の出力レベルと前記レーザ光の照射パターンとを前記電力係数テーブルへ当てはめて、前記電力係数Kを求める請求項に記載の電池残量検出方法。
  10. (i)予め選択された複数の温度毎に環境条件係数Lを特定する温度係数テーブルを作成する工程をさらに含み、
    (j)前記(d)の工程を実施したときの前記電池の環境温度を検出する工程と、
    (k)前記(j)の工程で検出した環境温度を前記温度係数テーブルに当てはめることによって、前記(j)の工程で検出した環境温度に対応する環境条件係数Lを求める工程とを更に含み、
    前記(f)の工程において、前記(k)で求めた環境条件係数Lと、下記式(2)とを用いて前記電池の使用可能時間Tを算出する請求項またはに記載の電池残量検出方法。
    Figure 0005175029
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