JP2003063797A - 電力供給装置 - Google Patents

電力供給装置

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JP2003063797A
JP2003063797A JP2001252109A JP2001252109A JP2003063797A JP 2003063797 A JP2003063797 A JP 2003063797A JP 2001252109 A JP2001252109 A JP 2001252109A JP 2001252109 A JP2001252109 A JP 2001252109A JP 2003063797 A JP2003063797 A JP 2003063797A
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JP2001252109A
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Kazumasa Furukura
一正 古倉
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積荷などにかかわらず、電気機器への安定した
電力の供給を可能とすること。 【解決手段】固定側接触片22a、22bと可動側接触
片14a、14bとの接触時に、固定側接触片22a、
22bまたは可動側接触片14a、14bのいずれか一
方が他方を挟持可能とするとともに、いずれか一方が他
方により押圧されて弾性変形可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体に設けられた
電源部からの電力を可動体に設けられている電気機器に
供給する電力供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に各種の荷物を運搬するフォークリ
フトには、車体の前方に立設されたマストに荷物を載置
するフォークがリフトブラケットを介して昇降自在に設
けられている。また、車体の後方側には運転操作部が設
けられ、この運転操作部のカバー内に、走行、荷役、操
舵などの動力用の電源となるバッテリが収納配置された
ものがある。
【0003】ところで、近年のフォークリフトにおいて
は、高揚高位置における荷役作業などを容易に行なえる
ようにするため、フォークあるいはリフトブラケットに
各種の電気機器を予め取り付ける場合がある。例えば、
電気機器としてレーザ光照射器を用いる場合には、この
レーザ光照射器をリフトブラケットに予め取り付け、こ
のレーザ光照射器からフォークの前方側へレーザ光を照
射し、そのレーザ光のスポット位置をオペレータの目視
によりフォークのパレットへの差し込み位置を確認でき
るようにして荷役作業の効率化を図っている。
【0004】このように、電気機器をフォークあるいは
リフトブラケットに取り付ける場合には、車体に搭載さ
れたバッテリからその電気機器に対して電力を供給する
必要がある。そのため、例えば、電気機器とバッテリと
の間を電源ケーブルで接続して電力を供給するようにし
ていた。この場合、リフトブラケットの昇降動作に追従
するだけの電源ケーブルの長さが必要になるため、電源
ケーブルをマストに架け渡すようにしているが、荷役作
業中は、その架け渡された電源ケーブルが垂れ下がって
オペレータの視界を妨げ、荷役作業に支障を来すことが
ある。しかも、マストに架け渡された電源ケーブルは、
フォークの昇降の度に繰り返し力が加わり、疲労断線す
るおそれがあった。
【0005】また、リフトブラケットに電気機器と共に
電源部としての乾電池を取り付け、この乾電池から電気
機器に電力を供給する構成を採用することも可能ではあ
る。しかしながら、乾電池を用いる場合には、乾電池が
消耗する度に乾電池を交換しなければならず、これらの
交換作業に余分な手間がかかってしまう。
【0006】そこで、本発明者は、図13及び図14に
示すように、フォークリフトの車体1に搭載されたバッ
テリ2からリフトブラケット4に取り付けられた電気機
器5に対して電力を供給するための電力供給装置51を
検討した。なお、3はリフトブラケット4の前面に配設
したフォーク、6はリフトブラケット4の昇降用のマス
ト装置、7は運転操作部である。
【0007】上記電力供給装置51は、図13〜図15
に示すように、リフトブラケット4側に配設される可動
側接触体52と、マスト装置6側に配設される固定側接
触体62とから構成されている。上記可動側接触体52
は、図15(a)に示すように合成樹脂製の絶縁体から
なるベース55と、このベース55の一面(背面)に凹
設された2条の溝56内に配設された一対の可動側接触
片53、54とで構成されている。一方の可動側接触片
53は正極側であり、他方の可動側接触片54はグラン
ド側である。両可動側接触片53、54は上下方向に沿
って形成された左右一対の溝56内のそれぞれネジなど
で一端が固定されている。また、両可動側接触片53、
54は、帯状の導電性の板材を外方に向けて湾曲して板
バネ状に形成されていて、可動側接触片53、54の中
央部分はベース55の一面(背面)から突出して配置さ
れている。
【0008】また、固定側接触体62は、図15(b)
に示すように、合成樹脂製の絶縁体からなるベース65
と、このベース65の一面(前面)に凹設された2条の
溝66内に配設された一対の固定側接触片63、64と
で構成されている。一方の固定側接触片64は正極側で
あり、他方の固定側接触片63はグランド側である。導
電性で平板状の固定側接触片63、64は上下方向に沿
って形成された左右一対の溝66内のそれぞれネジなど
で固定されている。
【0009】図14の回路図に示すように、上記可動側
接触体52の両可動側接触片53、54は、リフトブラ
ケット4に取り付けられた電気機器5に電気的に接続さ
れ、また、固定側接触体62の両固定側接触片63、6
4は車体1に搭載されているバッテリ2に電気的に接続
されている
【0010】上記の電力供給装置51において、例え
ば、フォーク3上に載置された荷物を搬送走行するため
にリフトブラケット4が所定位置まで下降された状態に
なると、電力供給装置51の可動側接触体52の可動側
接触片53、54と、固定側接触体62の固定側接触片
63、64とがそれぞれ接触して導通する。これによ
り、両接触体52、62を介してリフトブラケット4に
取り付けられている電気機器5にバッテリ2から電力が
供給され、電気機器5を駆動すると共に、電気機器5に
内蔵されている図外の機器用蓄電池が充電される。
【0011】また、荷役作業などのためにリフトブラケ
ット4が上昇されると、これに伴い可動側接触体52の
可動側接触片53、54は、固定側接触体62の固定側
接触片63、64から解離して非導通となるが、電気機
器5に内蔵されている機器用蓄電池が残容量がある限り
は、電気機器5の動作が保証ないし維持される。したが
って、例えば、電気機器5がレーザ光照射器の場合に
は、フォーク3の前方に向けてレーザ光を照射し、その
レーザ光のスポット位置をオペレータが目視してフォー
ク3のパレットなどの差し込み位置を容易に確認するこ
とができる。
【0012】このように、図13〜図15に示す構成の
電力供給装置51を使用した場合には、マスト装置6に
電源ケーブルが垂れ下がってオペレータの視界を妨げる
ことがなく、また、乾電池が消耗する度に乾電池を交換
するといった余分な手間も省略できるといった利点が得
られる。
【0013】しかしながら、本発明者は、図13〜図1
5に示したような従来構成の電力供給装置51について
種々検討した結果、以下のような改善の余地があること
が判明した。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図16は電気機器5が
取り付けられるリフトブラケット4を昇降させるマスト
装置6の分解斜視図を示し、図示するように、このマス
ト装置6は左右一対のアウタマスト6aと、このアウタ
マスト6aの内側に配置される左右一対のインナマスト
6bと、リフトブラケット4を昇降させる左右一対のリ
フトチェーン26等で構成されている。左右のインナマ
スト6bの上部には剛性を保つためのビーム27が架橋
されており、このビーム27にリフト板28が取り付け
られている。このリフト板28の左右の下方にリフトシ
リンダ(図示せず)が配置されていて、該リフトシリン
ダによりリフト板28を介してインナマスト6bを昇降
させるようになっている。
【0015】また、上記リフト板28の下面側の左右に
はそれぞれ軸29が突設されていて、この軸29にプー
リ30が回動自在に装着され、さらにこのプーリ30に
リフトチェーン26がそれぞれ懸架されている。このリ
フトチェーン26の一端側のボルト部31がリフトブラ
ケット4の背面の両側に形成されている連結部32の穴
に挿通されてナット33を螺着することで、リフトチェ
ーン26の一端が該連結部32に連結されている。ま
た、リフトチェーン26の他端側のボルト部34はアウ
タマスト6aの背面側に形成されている連結部35の穴
に挿通され、ナット36をボルト部34に螺着すること
で、リフトチェーン26の他端が該連結部35に連結さ
れている。
【0016】このようにして、図外のリフトシリンダに
駆動されたリフト板28とインナマスト6bが昇降駆動
され、リフト板28の昇降に伴いリフトチェーン26に
よってフォーク3を取り付けたリフトブラケット4を昇
降させている。
【0017】上述のようにリフトブラケット4はローラ
(図示せず)を介してリフトチェーン26により昇降さ
れるようになっているので、フォーク3に荷を積載した
場合にその荷重がローラ等にかかり、そのため、ローラ
などが撓むことによってリフトブラケット4が前方に傾
いてしまう。また、フォーク3への積載時に左右均等な
荷重がかからず、左右どちらか一方のローラが大きく撓
むことで、リフトブラケット4が左下方または右下方へ
と傾く場合がある。
【0018】すなわち、図17(a)に示すように、フ
ォーク3に荷を載せない無負荷状態では、フォーク3及
びリフトブラケット4には荷重がかからないために、ロ
ーラなども撓まないのでリフトブラケット4も傾かず、
可動側接触体52の可動側接触片53、54は固定側接
触体62の固定側接触片63、64にそれぞれ接触し
て、導通を得ることができる。しかし、図17(b)に
示すようにフォーク3に荷10を載せた状態では、荷1
0の荷重によりローラなどに荷重がかかってリフトブラ
ケット4が図中の矢印のように傾いてしまうことがあ
る。
【0019】このような場合には、可動側接触体52が
取り付けてあるリフトブラケット4とマスト装置6間が
開いてしまい、そのため、可動側接触体52の可動側接
触片53、54が、固定側接触体62の固定側接触片6
3、64から離れてしまって電気機器5に電力を供給で
きない状態となるという問題があった。
【0020】また、接触片53、64が離れないような
構造にするには、例えば、可動側接触片53、54の湾
曲させている部分を大きく突出させることが考えられる
が、可動側接触体52全体の構造を大きくする必要があ
る。しかし、可動側接触体52全体の構造を大きくする
ことは、取り付けスペース上困難であり、場合によって
は取り付けるために車全体を大型化する必要があるが、
これは小回り性が重要視されるフォークリフトにあって
は、商品価値を著しく低下させることになる。また、大
型化した可動側接触体52の取付場所によっては前方視
界が妨げられるようになり、作業を効率的に行なうため
に電気機器5を設けたにもかかわらず、逆に作業性が悪
化するという問題が生じてしまう。
【0021】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであって、積荷などにかかわらず、電気機器への安定
した電力の供給を可能とした電力供給装置を提供するこ
とを目的としているものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の電力供給装置では、本体に設けられた電源部か
らの電力を該本体に対して移動する可動体に設けられた
電気機器に供給するものであって、前記本体に配設され
た固定側接触片と前記可動体に配設された可動側接触片
とを備え、前記可動体の移動に伴って前記固定側接触片
と可動側接触片とが互いに接触、解離することで導通、
非導通となる電力供給装置において、前記固定側接触片
または前記可動側接触片のいずれか一方の接触片は挟持
接触片であり、接触時に該挟持接触片により他方の接触
片すなわち被挟持接触片を挟持可能であるとともに、該
挟持接触片または該被挟持接触片のいずれか一方の接触
片は他方の接触片により押圧されて弾性変形可能である
ことを特徴としている。
【0023】かかる構成とすることで、可動体が例えば
左下方または右下方に傾いても、被挟持接触片は少なく
ともいずれか一方の挟持接触片と接触状態を維持するこ
とができ、可動体側へ電力供給を行なうことができる。
また、被挟持接触片と挟持接触片の接触は一方の接触片
の弾性変形によるため、接触が確実になって電力供給装
置での導通状態を維持することができ、また、弾性変形
による復元力にて接触片を挟持しているので、接触片を
挟持するための動力を必要としない。さらに従来の可動
側接触片と固定側接触片との接触構造では、長年使用し
て接触片が磨耗すると、ますます接触状態が維持されに
くくなるが、本発明では、接触片が磨耗しても、磨耗し
た分だけ自動的に接触片の変形が少なくなるので、接触
状態が維持されやすい。
【0024】請求項2記載の電力供給装置では、前記被
挟持接触片は所定の長さを有し、その長手方向が前記可
動体の移動方向と略直交し、かつ該長手方向が前記挟持
接触片に向かうように、前記被挟持接触片が配されてい
ることを特徴としている。
【0025】これにより、上下方向に移動する可動体側
に荷重がかかって該可動体が前方下方に傾いた場合で
も、両接触片は接触状態を維持しながら一方の接触片が
移動することができ、そのため、従来とは異なり一方の
接触片が他方の接触片から外れることはなく、電源部か
ら可動体の電気機器への電力を供給することが可能とな
る。
【0026】請求項3記載の電力供給装置では、前記挟
持接触片には前記可動体の移動方向に垂直な面のうち少
なくとも一つの面と前記被挟持接触片に対向する面とに
開口部が設けられ、該開口部から挿入された前記被挟持
接触片が前記挟持接触片により挟持され得ることを特徴
としている。
【0027】これにより、可動体の垂直方向の移動に応
じて開口部を介して被挟持接触片が挟持接触片に対して
スムーズに接触可能となり、また、被挟持接触片に対向
する面の開口部により両接触片の接触状態を維持しなが
ら被挟持接触片側の可動体の傾きが可能となるので、常
に可動体の電気機器に電力を供給できる。
【0028】請求項4記載の電力供給装置では、前記挟
持接触片は前記固定側接触片であり、前記被挟持接触片
は前記可動側接触片であることを特徴としている。
【0029】これにより、固定側接触片と可動側接触片
との接触、解離をスムーズに行なわせることができる。
【0030】請求項5記載の電力供給装置では、前記本
体はフォークリフトのマストであり、前記可動体はフォ
ークリフトのフォークまたはリフトブラケットであるこ
とを特徴としている。
【0031】これにより、車体に搭載された電源部とし
てのバッテリからフォークまたはリフトブラケットに配
設した電気機器に電力を供給することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、フォークリフト全体
の構成は従来と同様であり、図1に示すように、車体1
の前方に立設された左右一対のマスト装置6に荷物を載
置するフォーク3がリフトブラケット4を介して昇降自
在に設けられている。また、車体1の後方側には運転操
作部7が設けられ、この運転操作部7のカバー内に走
行、荷役、操舵などの動力用の電源となるバッテリ2が
収納配置されている。
【0033】また、図2はフォーク3を取り付けたリフ
トブラケット4の後方から見た場合の斜視図を示し、リ
フトブラケット4の上方に柵状のガード9が装着されて
おり、このガード9にてマスト装置6を介してフォーク
3を後方に傾動させた場合のフォーク3に積載した荷の
落下等を防いでいる。また、リフトブラケット4の枠を
構成している下部の横フレーム4bに例えば、レーザ光
照射器5aなどの電気機器5が取り付けられている。な
おレーザ光照射器5a以外にもリフトブラケット4の上
部の横フレーム4aには照明器具やCCDカメラ5bな
どを取り付ける場合もある。
【0034】前記の電気機器5は、前記のレーザ光照射
器5aと、図示しない充電可能な機器用蓄電池および直
流安定化回路とから構成されている。ここで、上記のレ
ーザ光照射器5aは、前記機器用蓄電池から電力が供給
されてレーザ光を照射するものである。また、この機器
用蓄電池は後述する電力供給装置11を介してバッテリ
2から電力が供給されて充電されるものであり、前記直
流安定化回路は、電力供給装置11の導通時に機器用蓄
電池からの電流がバッテリ2へ逆流するのを防止するも
のである。なお、機器用蓄電池としては、急速充電が可
能な電気二重層コンデンサ(例えば、高容量電気二重層
キャパシタ(ニチコン株式会社製))を使用でき、ま
た、直流安定化回路としては、逆流防止機能付きのDC
/DCコンバータを使用できる。また、上記の機器用蓄
電池は急速充電可能なものに限らず、鉛電池やリチウム
イオン電池などでもよく、充電可能な二次電池であれば
良い。
【0035】図3は本発明の回路図を示し、バッテリ2
からの電力を電力供給装置11を介して電気機器5に供
給するようにしている。この電力供給装置11は、バッ
テリ2からの電力を電気機器5に供給するためのもので
あり、電力供給装置11は、リフトブラケット4に取り
付けられた可動側接触体12と、マスト装置6に取り付
けられた固定側接触体20とで構成されている。この可
動側接触体12と固定側接触体20との具体的な構造に
ついては後述するが、電気的に電気機器5と接続される
可動側接触体12は一対の可動側接触片14a、14b
を有し、また、電気的にバッテリ2と接続される固定側
接触体20は一対の固定側接触片22a、22bを有し
ている。可動側接触体12と固定側接触体20との接
触、解離はリフトブラケット4の昇降動作に伴うもので
あり、リフトブラケット4の昇降によって電力供給装置
11は導通、非導通となる。
【0036】上記可動側接触体12は図4に示すよう
に、リフトブラケット4の横フレーム4aの一端側の背
面にボルト40により固定されている。また、固定側接
触体20は図5(a)に示すように、例えば、一方のマ
スト装置6の下端部の前面にブラケット41を設け、こ
のブラケット41にボルト42で固定するようにしてい
る。なお、図5(b)に示すように、一方のマスト装置
6の下端の側面がわにブラケット41を設け、このブラ
ケット41に固定側接触体20をボルト42で固定する
ようにしても良い。具体的にはマスト装置6の幅よりも
リフトブラケット4の幅が大きい場合に適用できる。
【0037】このように、リフトブラケット4を所定の
高さ以下に下降させた状態で電力供給装置11が導通と
なるように固定側接触体20がマスト装置6の下端部に
取り付けられている。したがって、リフトブラケット4
がマスト装置6の下部に降りてきた時に、電力供給装置
11は導通し、また、リフトブラケット4が上昇した場
合には、電力供給装置11は非導通となる。
【0038】なお、リフトブラケット4側への可動側接
触体12の取付位置、及びマスト装置6側への固定側接
触体20の取付位置は、リフトブラケット4及びマスト
装置6のそれぞれの幅に対応して適宜設定するものであ
る。また、可動側接触体12は必ずしもリフトブラケッ
ト4に取り付ける必要はなく、例えば、フォーク3等の
その他の箇所でも良い。また、同様に固定側接触体20
を必ずしもマスト装置6の柱部分に取り付ける必要はな
く、その他のマスト部分に取り付けるようにしても良
い。さらに、可動側接触体12、固定側接触体20の取
付位置を上下方向について変更すると、電力供給装置1
1が導通となるリフトブラケット4の高さを任意に変え
ることができる。
【0039】次に、電力供給装置11の具体的な構造に
ついて説明する。図6に示すように、可動側接触体12
は、合成樹脂製の絶縁体からなるベース13と、このベ
ース13の一面より突設させた円柱状で導電性の一対の
可動側接触片14a、14bとで構成されている。可動
側接触片14aと可動側接触片14bとは同じ可動側接
触片14であり、正極側とグランド側をa、bの符号に
より区別している。また、一対の可動側接触片14の基
部はベース13内に位置しており、ケーブル(図示せ
ず)を介して上記の電気機器5と接続されている。
【0040】また、固定側接触体20は、合成樹脂製の
絶縁体からなるベース21と、このベース21に凹設さ
れた溝23内に配置されている一対の固定側接触片22
a、22bとで構成されている。固定側接触片22aと
固定側接触片22bとは同じ固定側接触片22であり、
正極側とグランド側をa、bの符号により区別してい
る。一対の固定側接触片22が配置される一対の溝23
は前面及び上下面が開口され、上記可動側接触体12の
可動側接触片14が進退自在としてある。
【0041】次に、固定側接触片22の具体的構造につ
いて説明していくが、固定側接触片22a、22bは同
じ構造上の特徴を持つので、固定側接触片22aについ
てのみ詳細に説明するが、他方の固定側接触片22bに
ついても同様である。固定側接触片22aは、導電性で
板バネ状の一対の接触片22a、22aで構成され
ており、一対の接触片22a、22aは互いに対面
するようにして溝23内に配置されている。また、接触
片22a、22aの上下の部分は、両接触片22a
、22a間に可動側接触体12の突状の可動側接触
片14が進入しやすいように図7に示すように傾斜させ
ている。なお、両接触片22a、22a間の寸法
は、可動側接触片14の外径寸法より小さく設定されて
いて、図7に示すように、可動側接触片14を接触片2
2a、22a間に挿入させた場合には、図8に示す
ように、可動側接触片14が両接触片22a、22a
間に圧入していき、これに伴い接触片22a、22
は板バネからなる弾性体なので外側に向けて弾性変
形するが、接触片22a、22aはこの弾性変形を
復元しようとする力が作用する。この復元力を利用して
固定側接触片22の両接触片22a、22aで可動
側接触片14を両側から挟むことで、可動側接触片14
と固定側接触片22との接触状態を確実に維持してい
る。
【0042】このように、本実施形態では、可動側接触
片14を固定側接触片22で挟持して接触させるのに、
固定側接触片22の弾性変形によるので、繰り返し使用
でき、また、固定側接触片22の復元力を利用している
ので、可動側接触片14を挟持するために動力を必要と
しない。なお、従来の可動側接触片と固定側接触片との
接触構造では、長年使用して接触片が磨耗すると、ます
ます接触状態が維持されにくくなるが、本発明では、接
触片が磨耗しても、磨耗した分だけ自動的に接触片の変
形が少なくなるので、接触状態が維持されやすい。
【0043】なお、固定側接触片22は上下方向にある
程度の長さを有しているので、固定側接触片22の上下
方向の長さ分だけリフトブラケット4の昇降方向におい
て接触状態を維持している。これにより、リフトブラケ
ット4が最下位置から所定の高さまでの範囲(電気機器
5への充電範囲)にある状態で電力供給装置11が導通
していることになる。
【0044】また、上述のように電力供給装置11が導
通している状態から、リフトブラケット4が上昇すると
電力供給装置11は非導通となる。すなわち、図8に示
す可動側接触片14と固定側接触片22との接触状態か
ら、リフトブラケット4の上昇に伴い可動側接触片14
も上昇するので、可動側接触片14は両接触片22
、22aの弾性復元力に抗して上動していき、可
動側接触片14が固定側接触片22から解離して時点で
電力供給装置11は非導通となる。
【0045】また、可動側接触体12の可動側接触片1
4の長さ(ベース13からの突出寸法)は長く形成され
ており、固定側接触体20の固定側接触片22の幅(可
動側接触片14と接触状態を維持する寸法)もある程度
大きくしている。
【0046】次に、電力供給装置11の作用について説
明する。図9(a)はフォーク3に荷を載せない無負荷
状態であってローラなどが撓まないのでフォーク3を取
り付けたリフトブラケット4が傾くことなく下降して可
動側接触体12の可動側接触片14と固定側接触体20
の固定側接触片22とが接触している状態を示してい
る。この通常の接触状態では、バッテリ2から電力供給
装置11を介して電気機器5に電力が供給されている状
態である。
【0047】また、図9(b)はフォーク3の荷10を
載せた負荷状態を示しており、荷10によりフォーク3
にはかなりの荷重がかかり、ローラなどが撓むことによ
ってリフトブラケット4が図の矢印に示すように前方に
傾いた状態となっている。なお、実際にはリフトブラケ
ット4は図示のようには大きく傾かないが、発明を理解
し易くするために、わざと大きく傾かせて描いている。
この図9(b)の状態では、リフトブラケット4が傾
き、これに伴い可動側接触体12が固定側接触体20か
ら離れようとする。したがって、可動側接触片14も固
定側接触片22から前方側に傾いて抜けようとするが、
可動側接触片14と固定側接触片22とはリフトブラケ
ット4の傾き方向にある程度の幅をもって接触している
ことと、可動側接触片14は前後方向に移動可能な状態
で固定側接触片22と弾接して接触しているので、可動
側接触片14は固定側接触片22から外れることはな
く、リフトブラケット4が前方に傾いても可動側接触片
14と固定側接触片22との接触は維持されている。こ
れにより、電気機器5は電力供給装置11を介してバッ
テリ2からの電力供給を可能としている。
【0048】ところで、本発明ではリフトブラケット4
が前方下方に傾いた場合だけでなく、フォーク3に左右
均等な荷重がかからず左右どちらか一方のローラが大き
く撓むことで、リフトブラケット4が右下方、または左
下方に傾いた場合でも、可動側接触片14は固定側接触
片22に接触するようになっている。すなわち、図10
に示すように、リフトブラケット4が右下方、または左
に傾いても、可動側接触片14は必ず固定側接触片22
のいずれかの接触片22aまたは22aに接触する
からである。したがって、リフトブラケット4が左右に
傾いても可動側接触片14が固定側接触片22から外れ
ることなくバッテリ2からの電力を電気機器5側に供給
可能としている。
【0049】図11は固定側接触体20の他の例を示
し、スプリング25により接触片22a、22a
両側から付勢して配置したものである。この例ではコイ
ル状のスプリング25を上下に2つ設けているが、3つ
以上でも良く、また、コイル状のスプリング25ではな
く、板バネを接触片22a、22aと並設して1つ
の板バネで接触片22a、22aをそれぞれ付勢す
るようにしても良い。
【0050】先の実施形態では、固定側接触体20の固
定側接触片22が弾性変形する場合について説明した
が、可動側接触体12の可動側接触片14が弾性変形す
る例を図12に示す。この例においても先の場合と同様
に一方の可動側接触片14aと固定側接触片22aにつ
いて説明するが、他方の可動側接触片14bと固定側接
触片22bも同様である。図12に図示するように固定
側接触体20の固定側接触片22aを断面略コ字型に形
成し、この固定側接触片22a内に挿入する突状体44
aの両側面にスプリング45を介して接触片14a
14aを設けたものである。
【0051】リフトブラケット4が下降して可動側接触
片14が固定側接触片22内に挿入すると、接触片14
、14aはスプリング45のバネ力に抗して内側
に付勢し、接触片14a、14aの外側面と固定側
接触片22aの内面とは面接触して、確実に接触状態を
維持するようにしている。この例においても、接触片1
4a、14aはある程度の長さを有しているので、
リフトブラケット4が前方に傾いても電力供給装置11
は導通状態を維持している。また、リフトブラケット4
が左下方、または右下方に傾いても、突状体44aの両
側に接触片14a、14aをそれぞれ設けているの
で、電力供給装置11の導通状態を維持することができ
る。
【0052】なお、上記の実施形態では、電力供給装置
11をリーチ型のフォークリフトに適用した場合につい
て説明したが、これに限らず、カウンタバランス型など
の他の型式のフォークリフトにも適用することができ
る。また、フォークリフトに限らず、本体に対して可動
体が移動するのに伴って電力供給装置11がオン/オフ
する構成のものであれば、本発明を広く適用することが
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の電力供給装置に
よれば、可動体が例えば左下方または右下方に傾いて
も、被挟持接触片は少なくともいずれか一方の挟持接触
片と接触状態を維持することができ、可動体側へ電力供
給を行なうことができる。また、被挟持接触片と挟持接
触片の接触は一方の接触片の弾性変形によるため、接触
が確実になって電力供給装置での導通状態を維持するこ
とができ、また、弾性変形による復元力にて接触片を挟
持しているので、接触片を挟持するための動力を必要と
しない。さらに従来の可動側接触片と固定側接触片との
接触構造では、長年使用して接触片が磨耗すると、ます
ます接触状態が維持されにくくなるが、本発明では、接
触片が磨耗しても、磨耗した分だけ自動的に接触片の変
形が少なくなるので、接触状態が維持されやすい。
【0054】請求項2記載の電力供給装置によれば、前
記被挟持接触片は所定の長さを有し、その長手方向が前
記可動体の移動方向と略直交し、かつ該長手方向が前記
挟持接触片に向かうように、前記被挟持接触片が配され
ているので、上下方向に移動する可動体側に荷重がかか
って該可動体が前方下方に傾いた場合でも、両接触片は
接触状態を維持しながら一方の接触片が移動することが
でき、そのため、従来とは異なり一方の接触片が他方の
接触片から外れることはなく、電源部から可動体の電気
機器への電力を供給することが可能となる。
【0055】請求項3記載の電力供給装置によれば、前
記挟持接触片には前記可動体の移動方向に垂直な面のう
ち少なくとも一つの面と前記被挟持接触片に対向する面
とに開口部が設けられ、該開口部から挿入された前記被
挟持接触片が前記挟持接触片により挟持され得るように
しているので、可動体の垂直方向の移動に応じて開口部
を介して被挟持接触片が挟持接触片に対してスムーズに
接触可能となり、また、被挟持接触片に対向する面の開
口部により両接触片の接触状態を維持しながら被挟持接
触片側の可動体の傾きが可能となるので、常に可動体の
電気機器に電力を供給できる。
【0056】請求項4記載の電力供給装置によれば、前
記挟持接触片は前記固定側接触片であり、前記被挟持接
触片は前記可動側接触片であることを特徴としているの
で、固定側接触片と可動側接触片との接触、解離をスム
ーズに行なわせることができる。
【0057】請求項5記載の電力供給装置によれば、前
記本体はフォークリフトのマストであり、前記可動体は
フォークリフトのフォークまたはリフトブラケットとし
ているので、車体に搭載された電源部としてのバッテリ
からフォークまたはリフトブラケットに配設した電気機
器に電力を供給することが可能となる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるリフトブラケット
の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における電力供給装置を介
してバッテリから電気機器へ電力を供給する場合の回路
図である。
【図4】本発明の実施の形態における可動側接触体の取
り付けを示す分解斜視図である。
【図5】(a)(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に
おける固定側接触体の取り付けを示す分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態における可動側接触体と固
定側接触体の斜視図である。
【図7】(a)(b)は本発明の実施の形態における可
動側接触体の接触片と固定側接触体の接触片とを示す説
明図である。
【図8】(a)(b)は本発明の実施の形態における可
動側接触体の接触片と固定側接触体の接触片との接触状
態を示す断面図及び側面図である。
【図9】(a)は本発明の実施の形態における電力供給
装置の通常の接触状態を示す説明図である。(b)は本
発明の実施の形態におけるリフトブラケットが傾いた場
合の電力供給装置の接触状態を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるリフトブラケッ
トが左右どちらか一方に傾いた場合の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における固定側接触体の
他の例を示す正面図である。
【図12】本発明の実施の形態における可動側接触片を
弾性変形可能とした場合の説明図である。
【図13】従来例の電力供給装置を備えたフォークリフ
トの側面図である。
【図14】従来例の電力供給装置を介してバッテリから
電気機器へ電力を供給する場合の回路図である。
【図15】(a)は従来例の可動側接触体の斜視図であ
る。(b)は従来例の固定側接触体の斜視図である。
【図16】マスト装置の分解斜視図である。
【図17】(a)(b)は従来例の問題点を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 バッテリ 3 フォーク 4 リフトブラケット 5 電気機器 6 マスト装置 11 電力供給装置 12 可動側接触体 14 可動側接触片 20 固定側接触体 22 固定側接触片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けられた電源部からの電力を該
    本体に対して移動する可動体に設けられた電気機器に供
    給するものであって、前記本体に配設された固定側接触
    片と前記可動体に配設された可動側接触片とを備え、前
    記可動体の移動に伴って前記固定側接触片と可動側接触
    片とが互いに接触、解離することで導通、非導通とな電
    力供給装置において、 前記固定側接触片または前記可動側接触片のいずれか一
    方の接触片は挟持接触片であり、接触時に該挟持接触片
    により他方の接触片すなわち被挟持接触片を挟持可能で
    あるとともに、該挟持接触片または該被挟持接触片のい
    ずれか一方の接触片は他方の接触片により押圧されて弾
    性変形可能であることを特徴とする電力供給装置。
  2. 【請求項2】 前記被挟持接触片は所定の長さを有し、
    その長手方向が前記可動体の移動方向と略直交し、かつ
    該長手方向が前記挟持接触片に向かうように、前記被挟
    持接触片が配されていることを特徴とする請求項1に記
    載の電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記挟持接触片には前記可動体の移動方
    向に垂直な面のうち少なくとも一つの面と前記被挟持接
    触片に対向する面とに開口部が設けられ、該開口部から
    挿入された前記被挟持接触片が前記挟持接触片により挟
    持され得ることを特徴とする請求項2に記載の電力供給
    装置。
  4. 【請求項4】 前記挟持接触片は前記固定側接触片であ
    り、前記被挟持接触片は前記可動側接触片であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    電力供給装置。
  5. 【請求項5】 前記本体はフォークリフトのマストであ
    り、前記可動体はフォークリフトのフォークまたはリフ
    トブラケットであることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の電力供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027671A (ja) * 2005-06-17 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザ装置及び電池残量検出方法
JP2018162122A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 ソフトバンク株式会社 搬送装置、プログラム及び搬送システム
CN115173187A (zh) * 2022-05-26 2022-10-11 杭州欣美成套电器制造有限公司 并联直流供电系统便携式单体电池组装装置及其使用方法

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