JP5174143B2 - ポリアミドの製造方法 - Google Patents

ポリアミドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5174143B2
JP5174143B2 JP2010500247A JP2010500247A JP5174143B2 JP 5174143 B2 JP5174143 B2 JP 5174143B2 JP 2010500247 A JP2010500247 A JP 2010500247A JP 2010500247 A JP2010500247 A JP 2010500247A JP 5174143 B2 JP5174143 B2 JP 5174143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
reactor
polycondensation
chamber
polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010500247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010522786A (ja
Inventor
ジャン−フランソワ・ティエリー
セバスチャン・ロメル
ヴァンサン・モレ
マチュー・エルフト
セドリック・フィヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Operations SAS
Original Assignee
Rhodia Operations SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhodia Operations SAS filed Critical Rhodia Operations SAS
Publication of JP2010522786A publication Critical patent/JP2010522786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5174143B2 publication Critical patent/JP5174143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/04Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/16Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/16Preparatory processes
    • C08G69/18Anionic polymerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/28Preparatory processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Description

本発明は、ポリアミドの製造方法に関する。このポリアミドは、二酸とジアミンとから重縮合によって得られるタイプのもの、並びに/又はラクタム及び/若しくはアミノ酸の重縮合によって得られるタイプのものである。本方法は、ポリヘキサメチレンアジパミドの製造に非常に適している。
ポリアミドは、産業及び商業的に非常に重要なポリマーである。熱可塑性ポリアミドは、2種のモノマーの間の反応又は単一のモノマーの重縮合によって得られる。本発明は、一方で、2種のモノマーから得られるポリアミドに適用され、その中の最も重要なポリアミドはポリ(ヘキサメチレン)アジパミドである。もちろん、これらのポリアミドは、二酸群及びジアミン群の混合物から得られるものであることができる。従って、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)の場合、主要モノマーはヘキサメチレンジアミン及びアジピン酸であるが、25モル%までの割合で他のジアミン若しくは二酸モノマー又はアミノ酸若しくはラクタムモノマーさえ含んでいることができる。本発明は、他方で、単一のモノマーから得られるポリアミドに適用され、その中の最も重要なポリアミドはポリカプロラクタムである。もちろん、これらのポリアミドはラクタム群及び/又はアミノ酸群の混合物から得られるものであることができる。従って、ポリカプロラクタムの場合、主要モノマーはカプロラクタムであるが、25モル%までの割合で他のアミノ酸若しくはラクタムモノマー又はジアミン若しくは二酸モノマーさえ含むことができる。
2種のモノマーから得られるポリアミドの類は一般的に、化学量論的量の二酸とジアミンとを一般的に水のような溶剤中で混合することによって得られる塩を出発物質として用いることによって、製造される。
例えばポリ(ヘキサメチレンアジパミド)の製造においては、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとを一般的に水中で混合して、ナイロン塩又は「N塩」の名称でよく知られているヘキサメチレンジアンモニウムアジペートを生成させる。
N塩の溶液は随意に、水を一部又は完全に蒸発させることによって濃縮させる。
単一のモノマーから得られるポリアミドの類は一般的に、出発物質としてのラクタム及び/又はアミノ酸並びに少量の水を用いて製造される。水の重量割合は一般的に1〜15%の範囲である。
前記ポリアミドは、モノマー群の水溶液(例えば上記のナイロン塩の溶液)又はモノマー群を含む液体を、固相ができて塊になるのを防止しつつ、高温・高圧において加熱して水を蒸発させることによって、得られる。
ポリアミドを製造するために、異なるタイプの装置を用いたいくつかの方法が知られている。
N塩の溶液又はモノマー含有液体を含む溶融相中で重合が実施されて、反応流が水平軸において反応器の下方部分を低速で流れる方法が知られている。反応器の上方部分は出発溶液から蒸発した水蒸気や重縮合反応によって生成した水蒸気を含む。溶融反応流は気相の存在下にあり、この気相は反応器全体で実質的に同じ圧力を示す。水蒸気は、圧力を調節するために一部排気される。こうして約0.5〜2.5MPaの圧力において約215〜300℃の温度で重縮合反応が実施される。反応流は次いで、フラッシャー(即ち生成物の結晶化を防ぐのに充分な熱交換表面積を有する加熱された管状装置)に通すことによって、大気圧までの非断熱圧力低下に付される。この操作の間に、材料流中に存在する残留水が蒸発する。蒸気及び液体流は次いで、気液分離装置中で分離される。所望の進行度を達成するために、溶融相中で大気圧又は減圧下において重縮合が続けられる。
別の方法として、高い長さ/直径比を有する管状反応器において溶融相中で重縮合を実施するものも知られている。反応流は高速で流れ、反応器の断面全体を占める。この反応器の流体力学的状態は、反応から得られる水蒸気が材料の流れ(例えば泡の形にある)と混合されるようなものである。水蒸気気相の速度、組成、圧力及び温度は、反応器に沿って変化する。反応媒体と熱交換流体との間の熱交換のための表面積は大きく、これが熱の移動を促進する。滞留時間は一般的に上記の方法より短い。
管状反応器は一般的に、熱交換流体を含むチャンバー中に又は熱交換流体循環用ジャケット中に含まれたコイル(螺旋管)である。斯かるプラントは、非常にコンパクトであるという利点を示す。
仏国特許第1505307号、仏国特許第1352650号及び仏国特許第1520190号の各明細書に、管状反応器中でのポリアミドの製造方法が記載されている。これらの方法においては、N塩の溶液の流れが約1〜5MPaの圧力において、直径がだんだん大きくなるコイル中に注入される。
溶融材料の流れが重縮合を起こし、水蒸気を放出する。この流れは、水頭損失(ヘッドロス)によって反応器に沿って次第に圧力低下を起こす。
ポリアミドは、大気圧においてコイルから、高い重合進行度で、従ってその後の仕上げ工程における質量の増加を保証するのに充分高い溶融粘度で、出て来る。これらのプロセスは、非常にコンパクトなプラントを使用し、実施するのが非常に容易であるという利点を示す。
しかしながら、これらは欠点を示す。コイルの端部においては、溶融ポリアミドの流れの速度は遅く、水蒸気の流れは速い。流れの状態は環状であり、中央に蒸気の非常に速い流れがあり、周辺部に非常に粘性の溶融ポリアミドの遅い流れがある。時間が経つにつれて壁上に分解したポリアミドが蓄積して固体付着物が形成される。これらの付着物は予期せずに剥がれて、ポリアミドの最終品質に有害作用を及ぼすことがある。さらに、これらは流れを変化させ、プロセスの運転(marche)を変化させる。これらは、プラントを頻繁に清浄化することを必要とし、従って生産の停止及び分解掃除を必要とし、その結果として高いメンテナンス費用をもたらす。さらに、これらのプロセスは柔軟性(融通性)がそれほどない。というのも、それらの運転(圧力、温度及び進行)はプラントの幾何学構造に直接的に関連するからである。生産要求に応じたスループット(流量)の変化は、流れ及び熱交換の状態を変化させる。特に、所定の幾何学構造については、スループットが低下した時に、流れの状態は付着物の形成を促進する傾向を有する。
仏国特許第1505307号明細書 仏国特許第1352650号明細書 仏国特許第1520190号明細書
本発明は、特に管状反応器中で、ポリアミドを製造するための改良型連続式方法を提供する。本方法は、コンパクトなプラントを利用する。本方法は、柔軟性があり、実施しやすい。
この目的で、本発明は、少なくとも次の工程を含むポリアミドの連続式製造方法を提供する。
工程1:モノマーを含む液体流を反応器中で大気圧より高い圧力P1において重縮合させる。反応器出口における材料の流れは少なくとも水蒸気を含む気相と少なくとも重縮合生成物を含む液相とから成る。
工程2:材料の流れをチャンバーに供給し、気相の少なくとも一部をチャンバーから排気し、少なくとも(重縮合生成物を少なくとも含む)液相を回収する。チャンバー内の圧力P2は、大気圧より高い設定値であってチャンバー内における液相の滞留時間が5分未満、好ましくは1分未満になるような前記設定値に調節する。
工程3:工程2の際に回収された重縮合生成物の流れを少なくとも含む液相の圧力低下をもたらす。
本発明に従う製造方法は、ジカルボン酸とジアミンとから得られるタイプ並びに/又はラクタム及び/若しくはアミノ酸から重縮合によって得られるタイプのポリアミドの製造方法である。
ラクタム又はアミノ酸モノマーは、例えばカプロラクタム、6−アミノヘキサン酸;5−アミノペンタン酸、7−アミノヘプタン酸、アミノウンデカン酸又はドデカノラクタムから選択することができる。好ましいラクタムはカプロラクタムである。
ジカルボン酸モノマーは、例えばグルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸;1,2−又は1,3−シクロヘキサンジカルボン酸;1,2−又は1,3−フェニレン二酢酸;1,2−又は1,3−シクロヘキサン二酢酸;イソフタル酸;テレフタル酸;4,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸;2,5−ナフタレンジカルボン酸;及びp−(t−ブチル)イソフタル酸から選択することができる。好ましいジカルボン酸はアジピン酸である。
ジアミンモノマーは、例えばヘキサメチレンジアミン;ブタンジアミン;2−メチルペンタメチレンジアミン;2−メチルヘキサメチレンジアミン;3−メチルヘキサメチレンジアミン;2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン;2,2−ジメチルペンタメチレンジアミン;ノナンジアミン;5−メチルノナンジアミン;ドデカメチレンジアミン;2,2,4−及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン;2,2,7,7−テトラメチルオクタメチレンジアミン;m−キシレンジアミン;p−キシレンジアミン;イソホロンジアミン;ジアミノジシクロヘキシルメタン及びC2〜C16脂肪族ジアミン(これは1個以上のアルキル基で置換されていることができる)から選択することができる。好ましいジアミンはヘキサメチレンジアミンである。
これは連続式製造方法であり、転化は材料の流れ上で行われる。材料の流れは、1箇所以上で実施される様々な工程の際に転化を起こす。この方法は、少なくとも上記の3つの連続工程を含む。もちろん、これらの工程の上流若しくは下流に又はこれらの工程の間にさえ、他の工程が含まれていてもよい。
本方法の実施の際に達成される主な転化は一般的に、ジカルボン酸とジアミンとの重縮合又はラクタム及び/若しくはアミノ酸の重縮合である。この転化は、例えばアジピン酸とヘキサメチレンジアミンとからのポリアミド66の製造又はカプロラクタムからのポリアミド6の製造について、当業者によく知られている。この重縮合は一般的に水を蒸気の形で放出する。
重縮合の進行度は次のように規定される:
進行度(%)=[(生成したアミド単位のモル数)/(不足していた初期反応性官能基のモル数)]×100
不足していた初期反応性官能基のモル数とは:
・反応媒体中に最初に不足していた反応性官能基が(アミン官能基に対する)カルボン酸官能基である場合には、この反応媒体中に最初に存在していたモノマーから得られたカルボン酸官能基のモル数であり、
・反応媒体中に最初に不足していた反応性官能基が(カルボン酸官能基に対する)アミン官能基である場合には、この反応媒体中に最初に存在していたモノマーから得られたアミン官能基のモル数である。
得られた生成物は、重縮合の進行度に応じて、アミド化物(amidate)、ポリアミドオリゴマー、ポリアミドプレポリマー又はポリアミドと称することができる。
重縮合は、主として工程1の間に実施されるのが好ましい。進行度が最大になるのはこの工程の間である。しかしながら、重縮合は工程2若しくは工程3の間又はその後の工程の間にも継続させることができる。
工程3の終わりにおける重縮合の進行度は、60%超であるのが有利であり、90%超であるのが好ましい。
工程1の間の温度は、材料の流れが固化しないようなものにする。
重縮合は熱の供給を必要とし、この加熱温度は最終ポリマーの融点よりはるかに低いのが一般的である。従って、本方法を実施するために用いられるプラントは、固相が出現するのを防ぐのに充分な温度に反応媒体を保つための熱供給手段を含む。これらはまた、その実施のために必要であり得るあらゆる手段、例えばポンプ、分析手段、調節手段、弁、材料の流れを導入若しくは貯蔵するための手段、又はスタティックミキサー等をも含む。
工程1の重縮合を実施するためには、調製されるべきポリアミドのモノマーを含む液体流を反応器中に導入する。PA66タイプのポリアミドを調製するためのモノマーは、ジカルボン酸及びジアミンである。PA6タイプのポリアミドを調製するためのモノマーは、ラクタム及び/又はアミノ酸である。これらの化合物は、主要モノマーを構成する。水溶液を用いることができる。PA66タイプのポリアミドの調製の場合、前記酸及びジアミンは、実質的に化学量論的割合であるのが有利である。
前記ジカルボン酸はアジピン酸であるのが好ましく、前記ジアミンはヘキサメチレンジアミンであるのが好ましい。前記流れは、他のジカルボン酸若しくは他のジアミン、又はアミノ酸若しくはラクタム(例えばカプロラクタム等)のような他のモノマーを含むこともできる。
前記ラクタムはカプロラクタムであるのが好ましい。前記流れは、他のラクタム及び/若しくはアミノ酸、又はジカルボン酸若しくはジアミン(例えばヘキサメチレンジアミン若しくはアジピン酸等)のような他のモノマーを含むこともできる。
PA66タイプのポリアミドを調製するためには、供給される流れが、アジピン酸又はそのイオン性形態の内の1つとヘキサメチレンジアミン又はそのイオン性形態の内の1つとを実質的に化学量論的割合で含むN塩の水溶液の流れであるのが好ましい。PA6タイプのポリアミドを調製するためには、供給される流れがカプロラクタムと水との混合物から成るのが好ましい。供給される流れは、モノマーを50〜100重量%含むのが有利であり、例えば、PA66の製造の場合には、N塩を50〜80%含むのが好ましい。
このような溶液は、例えば、固体状塩を溶解させることによって、又は酸及びジアミンを好適な手段(例えばpH測定又は近赤外線分析)を用いて化学量を監視しながら溶解させることによって、得ることができる。前記溶液は、反応器中に導入する前に予備加熱操作に付しておくことができる。前記溶液は、反応器中に導入する前に水の蒸発による濃縮操作及び/又は予備加熱操作に付しておくことができる。
ジカルボン酸及びジアミンを含む流れはまた、固体状の塩又は該酸及び該ジアミンを加熱することによって得ることもできる。
モノマーを含む流れは、大気圧より高い圧力及び流れが液状になる温度において、反応器中に供給される。
モノマーを含む流れは、反応器に供給される。材料の流れが反応器内を流れる。反応器(特に管状反応器)内を流れが前進している間に、ジアミンと二酸との間で重縮合が起こってポリアミド鎖を形成すると共に水が生成し、その一部は蒸発させることができる。
反応器の出口前の材料の流れは、重縮合生成物及び溶解した水を含む液相のみから成ることができる。この場合、例えば反応器の出口直前で弁を用いることによって、液相から蒸発した水を含む気相が作られる。
反応器の出口における材料の流れは、少なくとも重縮合生成物(溶融した形のもの)及び随意としての溶解した水を含む液相と、少なくとも水蒸気を含む気相とを含む。反応器中の流体力学的状態は、選択した配置及び操作条件に依存し、水蒸気を含む気相と液相とが混合されていても混合されていなくてもよい。従って、気体/液体流が存在する。これら2つの相が反応器中で並流で流れる。
反応器は、重縮合が起こるのに充分な温度に保たれる。この反応器には有利には予備加熱された流れを供給することができ、その温度は重縮合を開始させるための温度に近いものである。
反応器内の圧力P1は一般的に0.5〜3.5MPaの範囲とし、温度は一般的に180〜320℃の範囲とする。
本発明の方法の特定的な実施態様に従えば、工程1において液体流を大気圧より高い圧力P'1において供給し、反応器の出口における材料の流れは供給圧力P'1より低く大気圧より高い圧力P''1にする。
反応器中への流れの供給圧力P'1は、1MPaより高いのが有利であり、1.5MPaより高いのが好ましく、1.8MPa超、さらには例えば生産スループットが高い場合には3.0MPa超であるのがより一層好ましい
反応器は、管状反応器であるのが好ましい。これは、100より大きい長さ/直径比を有するのが有利である。この比は、500より大きいのが好ましい。反応器中において、液相の表面速度は0.1m/秒超であるのが好ましい。この速度は、材料の流れの断面積に対する液相の体積スループットの比によって規定される。反応器中の液相の滞留時間は、1分超であるのが有利であり、5分超であるのが好ましい。これは、60分を超えないのが好ましい。
反応器の出口における重縮合の進行度は、60%超であるのが有利であり、90%超であるのが好ましい。管状反応器の長さ及び直径並びに流れの速度を調節・制御することによって、所望の進行度を得ることができる。
重縮合反応器内の圧力は、反応器の入口から出口に向けて水頭損失によって低下するのが一般的である。しかしながら、出口圧力P''1は大気圧より高い。この圧力は、0.5MPaより高いのが有利であり、1.0MPaより高いのが好ましい。
本発明の好ましい実施態様に従えば、管状反応器は、長さ対直径比が500より大きいコイルである。コイルの長さは200m超であるのが好ましい。内径は200mm未満であるのが好ましい。
前記コイルは、直径が異なる複数の箇所を含むことができ、この直径は反応器の入口から出口に向けて段階的に又は連続的に大きくなる。このような装置は、圧力を制御された態様で徐々に低下させることができ、反応器の入口圧力と出口圧力との間の圧力差を全体的に小さくすることもできる。直径が異なる箇所を複数含む場合の反応器の長さ/直径比は、10より大きいのが有利であり、500より大きいのが好ましい。
管状反応器は一般的に、熱交換流体を含むチャンバー又はジャケット内に入れられる。熱交換流体は例えばTherminol VP-1(登録商標)である。熱交換流体が蒸気の形にある場合には、加熱装置を用いてこの形に保たれる。反応器は例えば、こうして加熱されたチャンバー中に入れられた螺旋コイルである。
本発明に従えば、反応器の出口において重縮合生成物を含む液相及び水蒸気を含む気相は、水蒸気の少なくとも一部を排気するための装置に供給される。
重縮合生成物を含む液相はチャンバーの底部に向けられ、気相は上方部分を占める。チャンバー内の圧力P2は、大気圧より高い。この圧力は、0.5〜2.5MPaの範囲であるのが好ましい。この圧力P2は、圧力P''1と同等又はそれより低い。
排気装置は、気相を排気するための手段と、溶融した形の重縮合生成物を含む液相を回収するための手段とを含む。
チャンバー内の圧力P2は、気相の排気スループットによって調節することができる。圧力を高めるためには、例えば気相の排気のための弁の開放度を下げることができる。
チャンバー内の圧力P2は、チャンバー内に液相が残らないように調節するのが有利である。排気チャンバー内における液相の滞留時間を最低限まで短くするのが好ましく、さらにはほとんど0(即ち、数秒未満、さらには10分の数秒、又は数秒程度、さらには10分の数秒)にするのが好ましい。チャンバー内の液相の滞留時間は、チャンバー内のこの液相の通過時間に匹敵する。
好ましい実施態様に従えば、排気を行うチャンバー内(より特定的にはチャンバー内の液相を回収するための箇所)における液体レベルの検知に従って、排気される蒸気の流れが制御され、従ってチャンバー内の圧力もまた制御される。チャンバー内の液相回収用箇所における液体の設定レベル、例えばチャンバーのこの箇所における液体高さを選択する。液体レベルが設定レベルを超えたら、排気される気相の流れが制限されてチャンバー内の圧力が高くなるように、気相を排気するための弁を動かす。圧力が高くなると、工程3の圧力低下用装置中への重縮合生成物含有液相の流れが促進され、これはチャンバー内の液体レベルを下げる効果を有する。前記設定レベルは、排気チャンバー内の液相の量が最少になるように選択するのが有利である。例えば、設定レベルがチャンバー内の液相回収用箇所における所定の液体高さである場合には、この設定高さはできるだけ低く選択するのが好ましい。このレベルを充分低い値に調節すれば、チャンバーから出て来る気相の一部が工程3の装置中に液相を同伴することが可能である。
チャンバー内における液相の滞留時間を測定するために用いることができる1つの方法は、チャンバーの上流においてトレーサーを注入し、チャンバーの下流においてこれを回収し、トレーサーを注入してから回収するまでの時間を測定することから成る。前記トレーサーは、反応媒体に対して化学的又は物理的に相互作用しない不活性物質である。この方法は当業者に周知であり、特に「Genie de la reaction chimique」(Engineering of the Chemical Reaction)、Daniel Schweich、Technique et Documentation社発行, 2001年、第137-141頁に記載されている。チャンバー内における液相の滞留時間はまた、チャンバー内の液相回収用箇所における液体レベルが制御される場合には、チャンバーのこの箇所の体積対液体の体積スループットの比によっても決定することができる。
排気装置は、サイクロンタイプの装置であるのが好ましい。このような装置は当業者に周知である。これは、工程1から得られた材料の流れが接線方向に供給される円筒状部分と、重縮合生成物を含む液相を回収するための円錐状部分と、気相を排気するための装置とを含む。円錐状部分において、材料の流れがサイクロンの壁上にフィルムを形成する。有用な形に従えば、サイクロンは回収される液状重縮合生成物のレベルを測定するための手段を備え、この測定によってサイクロンの操作圧力が制御される。設定レベルを超えたら、気相の排気のためのスループットを減らすことによってサイクロンの圧力を高める。サイクロンは熱交換流体によって加熱することができる。
工程3の間に、一般的に大気圧付近の圧力を達成するために、工程2から得られた重縮合生成物の流れを非断熱圧力低下に付す。この圧力低下は、流れが工程2のチャンバーに望まれる操作圧力と大気圧との間の差に実質的に等しい水頭損失を生じさせるように加熱され且つ寸法決めされた管状装置中で、水頭損失によって実施するのが好ましい。この管状装置は、熱交換流体を含むチャンバー内に入れられるのが有利である。圧力低下用装置は、螺旋コイル(適宜にいくつかの区画から成るもの)であることができる。これは、管状反応器を含むものと同じチャンバーであることができる。この配置は、非常にコンパクトであるという利点を示す。
重縮合の進行度は、この工程の間に高めることができる。
工程3から得られる流れは、有利なことに、90%より高い重縮合進行度を示す。
工程3から得られる重縮合生成物は、溶融ポリマー又はプレポリマーである。これは、圧力低下段階の際に生成及び/又は蒸発したものであってよい水蒸気から本質的に成る気相を含むことができる。
この生成物は、所望の重縮合度を達成するために、気相分離及び仕上げ工程に付すことができる。気相の分離は、例えばサイクロンタイプの装置中で実施することができる。斯かる装置は周知である。
仕上げは、溶融状態の重縮合生成物を、所望の進行度を達成するのに充分な時間、大気圧付近の圧力下又は減圧下に保つことから成る。斯かる操作は当業者に知られている。仕上げ工程の温度は、200℃以上であるのが有利であり、いずれにしてもポリマーの固化温度より高くする。仕上げ装置中の滞留時間は、5分以上であるのが好ましい。
工程3から又は仕上げ工程から得られる流れはまた、固相中で後縮合工程に付すこともできる。この工程は当業者に知られており、重縮合度を所望の値に高めることを可能にする。
仕上げ工程の終わりに得られるポリアミドは、冷却して粒体の形にすることができる。これは、有利なことに、仕上げ工程又は固相中での後縮合工程の後に、99%超の重縮合進行度を示す。
本発明の特定的な別形態に従えば、本方法は、大気圧付近の圧力への圧力低下工程に先だって、液相及び気相の重縮合/排気の複数の連続工程を含む。本発明の特定的な実施態様に従えば、本方法は、工程2と工程3との間に、工程2から得られた液相から出発して、それぞれ工程1及び工程2に類似した重縮合i及び排気jの連続工程を少なくとも1組含み、工程iの重縮合の管状反応器中の圧力及び工程jの排気チャンバー中の圧力は大気圧より高く、工程iの重縮合の管状反応器中の入口圧力P'iは工程iの出口圧力P''iより高い。工程i及びjは2回以上繰り返すことができ、重縮合i+1の供給流は排気工程jから得られたものである。圧力Pjは圧力P''iより低いか又はそれと同等である。実施に当たっては、複数の管状重縮合反応器及び複数の排気装置(例えば上記のサイクロン)を直列に配置させる。好ましくは、これらは同一の熱交換流体含有チャンバー中に入れられる。各々の重縮合反応器中のパラメーター(特に圧力や温度、滞留時間、幾何学構造)は、それぞれの重縮合工程の終わりに望まれる重縮合度及び所望の最終重縮合度に応じて選択される。それぞれの排気装置(例えばサイクロン等)は、大気圧より高い圧力において用いられ、各サイクロン内の圧力は、例えば排気される気相のスループットを排気チャンバー中に存在する液体の設定レベルに従って制御することによって調節して、液相が排気チャンバー中に殆ど又は全く保持されないようにする。
本発明の方法によって得られる溶融形態のポリアミドは、直接成形することもでき、押出し且つ粒状化してから溶融後に成形することもできる。
前記ポリアミドは、多くの用途、特にヤーン、ファイバー又はフィラメントの製造や、射出成形又は押出しによる物品成形に、用いることができる。このポリアミドは特に、工業プラスチック組成物中に用いることができる。
本発明の方法は、多くの利点を有する。本方法は連続プロセスであり、一方で均一製品を得ることを可能にし、分解したポリマーから由来する固体状残留物によるプラントの汚染を抑制しつつ、排気装置における気相の排気についてのスループットを調節することによって、操作スループットの高い柔軟性を可能にする。この方法は、回転式の機械の使用数(例えばポンプの数)を減らし、流出物中に存在する有機化合物(例えば気相中に存在するヘキサメチレンジアミン)による汚染を減らす。さらに、排気装置において排気される加圧された気相(これは本質的に水蒸気から成る)は、容易に回収することができ、例えばモノマーの供給流を加熱するためのエネルギー源として再利用することができる。
本発明の他の詳細及び利点は、以下に与えた実施例を見ればより一層明らかになるであろう。
粘度指数:ISO規格307:2003に従って90%ギ酸中で測定
280℃の熱流体で加熱された直径1m、高さ4mの円筒状チャンバー中に入れられたステンレス鋼製の螺旋巻パイプ中に、ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート70重量%を含む水溶液を1157kg/時間で150℃において供給する。このパイプは、内径40.9mm、長さ440mを有するものであり、このパイプが反応流れをこれもまた280℃の熱流体で加熱されたサイクロンタイプの分離装置に搬送する。パイプから出て来て分離装置に入る流れは、約30ミリリットル/gの粘度指数を有するプレポリマーの水溶液と主として水から成る気相とから成る。
パイプ中における反応時間は約15分であり、パイプ入口の圧力は2.6MPaである。分離装置における圧力は、346kg/時間の割合で気相の一部を除去することを可能にする圧力低下用弁を用いて、1.9MPaに調節する。残りの流れ(液相と気相の残部とから成る)は、これもまた加熱チャンバー中に組み込まれていて、媒体の圧力を大気圧付近の圧力に低下させることができる一連の螺旋巻パイプ群から成る圧力低下用装置中に排出される。この一連のパイプは、長さ163m、内径32.5mmの第1の螺旋巻部分と、長さ27m、内径36.6mmの第2の螺旋巻部分とから成る。圧力低下工程の時間は約4分である。気相と47ミリリットル/gの粘度指数を有する液状プレポリマーとが得られる。
この反応混合物を、280℃付近の温度において、気相の出口を備えていて大気圧付近の圧力において操作される縦型仕上げ装置中に導入する。この仕上げ装置から、131ミリリットル/gの粘度指数を有するポリマーが698kg/時間のスループットで取り出される。

Claims (28)

  1. 少なくとも次の工程:
    工程1:モノマーを含む液体流を反応器中で大気圧より高い圧力P1において重縮合させる;反応器出口における材料の流れは少なくとも水蒸気を含む気相と少なくとも重縮合生成物を含む液相とから成る;
    工程2:材料の流れをチャンバーに供給し、気相の少なくとも一部をチャンバーから排気し、少なくとも重縮合生成物を少なくとも含む液相を回収する;チャンバー内の圧力P2は、0.5〜2.5MPaの範囲の設定値に調節する;
    工程3:工程2の際に回収された重縮合生成物の流れを少なくとも含む液相の圧力低下をもたらす:
    を含む、ポリアミドの連続式製造方法。
  2. 工程1において、前記液体流を大気圧より高い圧力P'1において供給し、反応器の出口における材料の流れが前記供給圧力P'1より低く大気圧より高い圧力P''1にあることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 工程2において、チャンバー内の圧力P2を、チャンバー内に液相が残らないような設定値に調節することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記反応器が管状反応器であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記モノマーがジカルボン酸及びジアミンであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ポリアミドがポリアミド66又は繰返し単位の大半がポリアミド66単位であるコポリアミドであり、前記ジカルボン酸がアジピン酸であり且つ前記ジアミンがヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記モノマーがラクタム及び/又はアミノ酸であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  8. 前記ポリアミドがポリアミド6又は繰返し単位の大半がポリアミド6単位であるコポリアミドであり、前記ラクタムがカプロラクタムであり、そして/又は前記アミノ酸がアミノヘキサン酸であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記モノマーを含む液体流が水溶液であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記液体流がモノマーを50〜100重量%含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記管状反応器への供給流が1MPa超の圧力P'1にあることを特徴とする、請求項〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記管状反応器の出口における材料の流れが0.5MPa超の圧力P''1及び200℃超の温度にあることを特徴とする、請求項〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記反応器の出口における重縮合の進行度がポリアミド66について90%超であることを特徴とする、請求項6及び9〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記反応器中の液相の滞留時間が5分超であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記管状反応器が直径が異なる部分を1以上含み、その長さ/直径比が100より大きいことを特徴とする、請求項〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記管状反応器が反応器の入口から出口に向けて直径が大きくなる複数の箇所を含むことを特徴とする、請求項〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記反応器の液相の表面速度が0.1m/秒超であることを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記反応器が熱交換流体を含むチャンバー又はジャケット内に入れられることを特徴とする、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 排気される気相のスループットを、排気を行うチャンバー内(より特定的にはチャンバー内の液相を回収するための箇所)における液相のレベルの検知に従って制御し、設定レベルを超えたら気相の排気のためのスループットを減らすことを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 材料の流れが供給される円筒状部分と、重縮合生成物の液相を回収するための円錐状部分と、気相を排気するための装置とを含むサイクロンタイプの装置中で排気を実施することを特徴とする、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 少なくとも重縮合生成物の流れを含む液相の圧力低下を、断面積が大きくなる複数の箇所を含むことができる管状装置中で実施することを特徴とする、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記の管状の圧力低下用装置が熱交換流体を含むチャンバー又はジャケット中に入れられることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 蒸気の形の熱流体の発生器をチャンバー中に存在させることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 工程3から得られる生成物の流れの重縮合の進行度がポリアミド66について90%超であることを特徴とする、請求項1〜23のいずれかに記載の方法。
  25. 工程3の後に溶融相中での重縮合仕上げ工程又は固相中での後縮合を実施することを特徴とする、請求項1〜24のいずれかに記載の方法。
  26. 前記の仕上げ工程又は固相中での後縮合工程の前に、圧力低下工程から出て来た流れ中に存在する気相を分離する工程を実施することを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  27. 前記仕上げ用の装置を熱交換流体を用いて加熱することを特徴とする、請求項25又は26に記載の方法。
  28. 工程2と工程3との間に、工程2から得られた液相から出発して、それぞれ工程1及び工程2に類似した重縮合i及び排気jの連続工程を少なくとも1組含み、工程iの重縮合の管状反応器中の圧力及び工程jの排気チャンバー中の圧力が大気圧より高く、工程iの重縮合の管状反応器中の入口圧力P'iが工程iの出口圧力P''iより高いことを特徴とする、請求項1〜27のいずれかに記載の方法。
JP2010500247A 2007-03-27 2008-03-25 ポリアミドの製造方法 Active JP5174143B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR07/02199 2007-03-27
FR0702199A FR2914308B1 (fr) 2007-03-27 2007-03-27 Procede de fabrication de polyamide
PCT/EP2008/053491 WO2008125429A1 (fr) 2007-03-27 2008-03-25 Procede de fabrication de polyamide

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010522786A JP2010522786A (ja) 2010-07-08
JP5174143B2 true JP5174143B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=38617316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010500247A Active JP5174143B2 (ja) 2007-03-27 2008-03-25 ポリアミドの製造方法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US8759475B2 (ja)
EP (1) EP2129702B1 (ja)
JP (1) JP5174143B2 (ja)
KR (1) KR101141569B1 (ja)
CN (1) CN101675093B (ja)
AR (1) AR067281A1 (ja)
AT (1) ATE523545T1 (ja)
BR (1) BRPI0808584B1 (ja)
CA (1) CA2681357C (ja)
ES (1) ES2373182T3 (ja)
FR (1) FR2914308B1 (ja)
IL (1) IL201000A (ja)
MX (1) MX2009010319A (ja)
PL (1) PL2129702T3 (ja)
RU (1) RU2451036C2 (ja)
TW (1) TW200902591A (ja)
WO (1) WO2008125429A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2632205T3 (es) * 2008-12-12 2017-09-11 Basf Se Procedimiento para la fabricación continua de copoliamidas a partir de lactamas y de sales diaminas y ácidos dicarboxílicos
FR2953755B1 (fr) * 2009-12-14 2012-01-20 Rhodia Operations Procede de fabrication d'articles composite a base de polyamide
FR2981600B1 (fr) 2011-10-25 2013-11-15 Rhodia Operations Procede de preparation de granules de polyamide
TW201501794A (zh) * 2013-05-01 2015-01-16 Invista Tech Sarl 用於清潔或維護攪動式高壓釜排氣系統之系統及方法
MY173327A (en) * 2013-06-12 2020-01-15 Basf Se Device for the synthesis of a polymer extraction of a gaseous substance comprising a reaction chamber having at lease one circular-cylindrical section
FR3029923B1 (fr) * 2014-12-12 2018-04-27 Arkema France Procede de preparation d'un polyamide semi-aromatique
TWI794146B (zh) * 2015-12-01 2023-03-01 美商阿散德性能材料營運公司 具有均一相對黏度及低凝膠含量之高分子量聚醯胺及共聚醯胺
MX2019014732A (es) 2017-06-08 2020-08-03 Ascend Performance Mat Operations Llc Nanofibras de poliamida no tejidas.
US11376534B2 (en) 2017-06-08 2022-07-05 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens for filters
JP7395512B2 (ja) 2018-06-08 2023-12-11 アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 調節可能なナノファイバー不織布製品
EP3814400A1 (en) 2018-06-27 2021-05-05 Ascend Performance Materials Operations LLC Processes for removing residual caprolactam via ssp water addition
TWI729633B (zh) 2018-12-18 2021-06-01 美商阿散德性能材料營運公司 具有鋅含量的抗微生物非織造聚醯胺
WO2020146308A1 (en) 2019-01-07 2020-07-16 Ascend Performance Materials Operations Llc Non-halogenated flame retardant polyamide compositions
CA3128002A1 (en) 2019-01-31 2020-08-06 Ascend Performance Materials Operations Llc Impact-modified injection-molded polyamide
KR20210126672A (ko) 2019-02-12 2021-10-20 어센드 퍼포먼스 머티리얼즈 오퍼레이션즈 엘엘씨 내가수분해성 폴리아미드
CN113661214A (zh) 2019-04-01 2021-11-16 奥升德功能材料运营有限公司 非卤化阻燃性聚酰胺组合物
BR112021020488A2 (pt) 2019-05-01 2022-02-15 Ascend Performance Mat Operations Llc Meio filtrante compreendendo camada de nanofibra de poliamida
WO2021127306A1 (en) 2019-12-18 2021-06-24 Ascend Performance Materials Operations Llc Processes for producing fiber and fabrics with zinc content
MX2023001795A (es) 2020-08-13 2023-03-10 Ascend Performance Mat Operations Llc Poliamidas alifaticas y semi-aromaticas con acidos dimeros y aminas dimeras.
CA3196476A1 (en) 2020-10-30 2022-05-05 Albert Ortega Polyamide nonwovens in sound absorbing multi-layer composites
WO2023058903A1 (ko) * 2021-10-08 2023-04-13 포항공과대학교 산학협력단 자동화된 마이크로 조합화학 반응장치 및 그를 이용한 최적화 조합화학 합성방법

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3948862A (en) * 1974-05-06 1976-04-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Continuous process for preparing aliphatic polycarbonamides
SU620494A1 (ru) * 1974-08-12 1978-08-25 Предприятие П/Я М-5885 Непрерывный способ получени полиамидов
DE3321579A1 (de) * 1983-06-15 1984-12-20 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von polyamiden
DE3321581A1 (de) * 1983-06-15 1984-12-20 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von polyamiden
DE4321683A1 (de) * 1993-06-30 1995-01-12 Basf Ag Verfahren zum kontinuierlichen Herstellen von niedermolekularen Polyamiden
ES2210798T3 (es) * 1997-08-28 2004-07-01 E.I. Du Pont De Nemours And Company Proceso de preparacion de poliamidas.
DE19804023A1 (de) * 1998-02-02 1999-08-05 Basf Ag Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von Polyamiden aus Aminonitrilen
JP2000159885A (ja) * 1998-12-02 2000-06-13 Ube Ind Ltd ポリアミド樹脂組成物の製造方法
DE19957663A1 (de) * 1999-11-30 2001-05-31 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Copolyamiden, die auf einem Lactam (I), einem Diamin (II) und einer Dicarbonsäure (III) basieren
FR2814747B1 (fr) * 2000-10-04 2002-12-06 Rhodianyl Procede de fabrication de polyamides
JP4151354B2 (ja) * 2002-08-30 2008-09-17 東洋紡績株式会社 ポリアミドの連続製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2914308B1 (fr) 2009-05-01
ATE523545T1 (de) 2011-09-15
JP2010522786A (ja) 2010-07-08
TW200902591A (en) 2009-01-16
KR101141569B1 (ko) 2012-05-21
IL201000A0 (en) 2010-05-17
BRPI0808584B1 (pt) 2018-07-03
CA2681357A1 (fr) 2008-10-23
PL2129702T3 (pl) 2012-01-31
RU2451036C2 (ru) 2012-05-20
CA2681357C (fr) 2012-05-29
IL201000A (en) 2013-05-30
EP2129702B1 (fr) 2011-09-07
ES2373182T3 (es) 2012-02-01
MX2009010319A (es) 2009-11-25
CN101675093A (zh) 2010-03-17
AR067281A1 (es) 2009-10-07
RU2009139649A (ru) 2011-05-10
KR20090125147A (ko) 2009-12-03
US20100144986A1 (en) 2010-06-10
US8759475B2 (en) 2014-06-24
FR2914308A1 (fr) 2008-10-03
EP2129702A1 (fr) 2009-12-09
BRPI0808584A2 (pt) 2014-08-12
CN101675093B (zh) 2011-12-28
WO2008125429A1 (fr) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174143B2 (ja) ポリアミドの製造方法
JP5542667B2 (ja) ポリアミドの製造方法
US4540772A (en) Continuous preparation of nylon from aqueous salt solution in precondensation zone having baffles
KR101672066B1 (ko) 락탐 및 디아민과 디카르복실산의 염으로부터 코폴리아미드의 연속 제조 방법
US4537949A (en) Continuous preparation of nylon with diamine recycling
JP5667291B2 (ja) ポリアミドの製造方法
JPH02296827A (ja) カプロラクタム及びジアミンとジカルボン酸の塩からコポリアミドを連続的に製造する方法
CN1315910C (zh) 聚酰胺的制备方法
JP2008081634A (ja) ポリアミドプレポリマーおよびポリアミドの製造方法
KR101584494B1 (ko) 폴리아미드 제조 방법
TW200302241A (en) Solid-state post-condensation process for increasing the molecular weight of a polyamide
JP2008080267A (ja) 複合式熱交換型反応器およびそれを用いたポリカプロアミドプレポリマーの製造方法
WO2022268883A1 (en) Process for making a solid diammonium dicarboxylate salt and polyamides thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5174143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250