JP5173478B2 - 貯蔵庫の排気案内カバー - Google Patents

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Description

この発明は、貯蔵庫の機械室から排出される空気を利用して、貯蔵庫の結露防止を図る貯蔵庫の排気案内カバーに関するものである。
食料品店やコンビニエンスストア等の店舗では、食品や飲料品等の物品を冷蔵または冷凍保存する貯蔵庫としてショーケースが使用されている。ショーケースは、前側へ開口した断熱箱体の内部に貯蔵室が画成され、断熱箱体の開口部分を透明なガラス扉で開閉可能に閉成することで、貯蔵室に収納した物品をガラス扉を介して視認可能となっている。またショーケースには、断熱箱体の下方に機械室が画成され、この機械室に設置した冷却機構から断熱箱体の内部に配設した冷却器に冷媒を循環供給することで、貯蔵室を冷却するよう構成してある。ここで、機械室には、冷却機構として冷媒を機械的に圧縮する圧縮機や、冷却ファンによる送風により内部を流通する冷媒から熱を奪う凝縮器が設置されている。そして、ショーケースでは、機械室の底部または側面に開口した吸気孔から外部の空気を機械室に取り込んで、圧縮機や凝縮器と熱交換して昇温した空気(以下、排気という。)を、機械室の前面を覆うフロントパネルに開設した排気孔から排出している。
前記ショーケースでは、冷却運転時における内部温度と外気温との違いにより、設置環境が高湿度になると、ガラス扉の外表面に結露を生じることがある。ショーケースにおいて、ガラス扉の外表面に結露が生じると、貯蔵室に収納した物品が外側から視認し難くなったり、結露水が床に滴下して床を汚してしまうといった問題が発生する。
そこで、特許文献1に開示のショーケースの如く、機械室の排気を利用してガラス扉の結露防止を図る構成が提案されている。特許文献1に開示のショーケースは、機械室の前面を覆っているフロントパネルを断熱箱体よりも前方に張り出し、その上面に設けられた排気口をガラス扉の枠よりも前側にはみ出させる構成となっている。これにより、排気口から上向きに排出された機械室で昇温された排気を、ガラス扉の表面下部から上部に向かって流して、結露を防止している。
特開平10−253227号公報
特許文献1に開示のショーケースでは、乾燥した環境に設置されていて結露が生じる可能性が低い場合や、あるいはガラス扉の表面に結露が生じているか否かにかかわらず、常に排気がガラス扉に案内されてしまう。このように、結露が生じていないのにかかわらずガラス扉に沿って排気が常に流れていると、この排気に接した使用者が不快に感じることがある。
すなわち本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、機械室からの排気を必要に応じて上方へ案内し得る貯蔵庫の排気案内カバーを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項に係る発明の貯蔵庫の排気案内カバーは、
貯蔵庫における物品を冷却または冷凍保存する貯蔵室の下側に設けた機械室の側面を塞ぐと共に、該機械室に設置した冷却機構と熱交換した空気を機械室から排出する排気部を備えた側壁の外面に取り付けられ、
前記側壁の外面から離間して前記排気部の前側に延在する壁部と該側壁の外面との間に、該排気部から排出された空気を上方へ案内する案内路が画成されるよう構成し、
前記壁部は、前記案内路に連通する窓部と、この窓部を開閉して該窓部の開放量を調節し得る蓋部とを備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明によれば、排気案内カバーは、蓋部による窓部の開放量を調節して窓部から外部に逃がす空気の量を変化させることで、排気部から上方に案内する空気の量を調節し得る。すなわち、排気案内カバーは、排気部から排出された空気を上方へ案内して結露の発生を防止したり、窓部から空気を逃がして上方への空気の案内を取り止めたり、貯蔵庫の設置環境の変化に応じて適宜に選択することができる。
請求項に係る発明では、前記壁部には、前記側壁の外面に臨む面から該側壁へ向けて延出し、前記案内路を流通する空気の方向を規定する仕切り部が設けられることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、仕切り部により排気部から排出された空気を任意の位置に案内し得る。
請求項に係る発明では、前記壁部の上端が、前記貯蔵室の側面に開口する出し入れ口の下側開口縁と同一高さまたは該下側開口縁より下側に位置するよう構成されることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、排気案内カバーを貯蔵庫に取り付けても、出し入れ口を介する貯蔵室への物品の出し入れに排気案内カバーが邪魔にならず、かつガラス扉に排気部から排出された空気を適切に案内し得る。
本発明に係る排気案内カバーによれば、貯蔵庫の設置環境の変化に応じて、排気案内カバーにより排気部から排出された空気を上方へ案内して結露の発生を防止したり、排気案内カバーによる空気の上方への案内を取り止めることができる。
次に、本発明に係る貯蔵庫の排気案内カバーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。以下の説明において、貯蔵庫における貯蔵室への物品の出し入れ口となる開口部が設けられる側面を前側とし、開口部に対面した状態で左右を指称する。なお、実施例では、貯蔵庫としてショーケースを挙げて説明するが、ショーケースに限らず冷蔵庫や冷凍庫等であって、ガラス扉や側壁面に結露が生じるおそれがあるものであれば、本発明に係る貯蔵庫の排気案内カバーを採用し得る。
先ず、実施例に係る排気案内カバー40(図4参照)の取り付け対象となる図5に示すショーケース10について、簡単に説明する。ショーケース10は、内板と外板との間にウレタン等の断熱材を充填してなる断熱箱体12を備え、食材等の物品を冷却保存するための貯蔵室14が断熱箱体12の内部に画成されている(図3参照)。また断熱箱体12の前部には、前側に開放する矩形状の出し入れ口12aが設けられている。ショーケース10は、断熱箱体12における出し入れ口12aの上縁および下縁に設けられたレール16でスライド可能に支持された一対のガラス扉18,18によって、出し入れ口12aを開閉し得るよう構成される。すなわち、実施例のショーケース10では、断熱箱体12の下板12bの上面に配設した下側のレール16の上端が出し入れ口12aにおける下側開口縁となっている。ガラス扉18は、矩形状の透明なガラス板18aと、このガラス板18aの四辺を保持する枠体18bとから構成され、貯蔵室14に収納した物品がガラス板18aを介して外部から視認可能となっている。
前記ショーケース10では、断熱箱体12がシャーシ21に載置されており、このシャーシ21の前後左右の側面をパネル(側壁)22,23で夫々覆うことで、断熱箱体12の下側に機械室20が画成されている(図3または図6参照)。またショーケース10には、複数の脚部26がシャーシ21の底面に設けられ、これらの脚部26により機械室20の底面をなすベース板28が床面から離間した状態で支持される。機械室20には、圧縮機CM、凝縮器CDおよびこの凝縮器CDを冷却するファンFM等の冷却機構30の一部や制御機器(図示せず)等が、ベース板28に設置されている(図3では、冷却機構を図示省略している。)。ここで図6に示す如く、機械室20には、右側から左側へ向けて凝縮器CD、ファンFMおよび圧縮機CMの順に配置されている。そして、ベース板28の右側部分には、凝縮器CDの右側に位置させて複数の吸気孔(図示せず)が設けられ、これら吸気孔を介して機械室20に外部の空気(外気)が導入されるようになっている。なお、ショーケース10は、機械室20の下方に受皿32を備えており、貯蔵室14から排出された除霜水等の排水を受皿32に受容するようになっている。
前記機械室20の前面を覆うフロントパネル22は、シャーシ21に対して着脱可能に取り付けられ、フロントパネル22を取り外した際に開放される機械室開口20aを介して圧縮機CM等の機械室20に設置した機器をメンテナンス可能となっている。またフロントパネル22には、複数の排気孔34aからなる排気部34が左側部分に設けられ、機械室20に設置された凝縮器CDや圧縮機CM等の機器と熱交換して温度上昇した空気(以下、排気という。)が、排気孔34aを介して機械室20から排出されるようになっている。すなわち、機械室20において、左右方向に並べて設置した凝縮器CDおよび圧縮機CMに吸気孔から取り込んだ外気が排気部34から排出されるまでに接触するように、吸気孔が設けられた側と反対側に排気部34が設けられる。なお実施例のショーケース10では、機械室20の前面右側部分がフロントパネル22と別の前面パネル25で覆われると共に、この前面パネル25に貯蔵室14の温度設定等の各種操作を行なう操作部36が設けられている(図5参照)。
実施例に係る排気案内カバー40は、フロントパネル22と別体に形成されて、フロントパネル22の前面(外面)に着脱可能に取り付けられる(図1または図3参照)。図4に示すように、排気案内カバー40は、矩形板状の前板部44と、この前板部44の左右の側縁に夫々設けられた側板部46,46と、前板部44の下縁に設けられた下板部48とから本体部分が基本的に構成される。各側板部46は、前板部44の側縁から後方へ延出する横延出片46aと、この横延出片46aの後縁から他方の側板部46側へ向けて該延出片46aに対して直角に延在した横当接片46bとを備えている。ここで、各側板部46において、横延出片46aは、前板部44における側縁の上下全体に亘って設けられるに対して、横当接片46bは、横延出片46aの下端から中間部分までに亘って設けられ、横延出片46aの上部には横当接片46bが設けられない。下板部48は、前板部44の下縁から後方へ延出する下延出片48aと、この下延出片48aの後縁から上方へ立ち上がる下当接片48bとからなる断面L字状の部位であって、前板部44の下縁の左右全体に亘って設けられている。なお、横延出片46aおよび下延出片48aは、前板部44からの延出寸法が同一に設定される。また前板部44の上端には、該前板部44を構成する板材を折り返して重ね合せた補強部44aが設けられている。
前記排気案内カバー40は、フロントパネル22に取り付けた際に、左右の横当接片46b,46bおよび下当接片48bがフロントパネル22の前面に当接すると共に、前板部44がフロントパネル22の前面から延出片46a,48aの寸法分だけ離間して延在するようになっている(図3参照)。そして、排気案内カバー40の前板部44とこの前板部44に対向するショーケース10の部分(フロントパネル22の前面および断熱箱体12における下板12bの前面)との間には、上方に開口し、左右両側が横延出片46a,46aで塞がれると共に、下側が下延出片48aで塞がれた案内路42が画成される。
前記排気案内カバー40は、フロントパネル22に取り付けた際に、前板部44の上端が排気部34より上側に位置すると共に、ガラス扉18におけるガラス面の下端(枠体18bの下側部分の上端)より下側に位置するように構成される(図1または図3参照)。特に、排気案内カバー40は、フロントパネル22に取り付けた際に、前板部44の上端が、ガラス扉18の下側を保持している下側のレール16の上端と同じ高さまたは当該レール16の上端より下側であってフロントパネル22の上端より上側になるように設定するのがよい。すなわち、排気案内カバー40における前板部44の上端を、出し入れ口12aの下側開口縁を構成する下側のレール16の上端と同一高さまたはそれより下側に設定することで、貯蔵室14に対する物品の出し入れに際して、排気案内カバー40が邪魔にならない。また排気案内カバー40において、案内路42における排気の吹出し口42aをガラス扉18におけるガラス面の下端に最も近接させることができる。更に排気案内カバー40は、フロントパネル22に取り付けた際に、前板部44の下端が排気部34より下側に位置するよう構成され、実施例では排気案内カバー40の下端とフロントパネル22の下端とが揃うようになっている。なお、排気案内カバー40は、左右方向の寸法がフロントパネル22の左右方向の寸法と同一に設定され、フロントパネル22に取り付けた際に、フロントパネル22の両側部と排気案内カバー40の側部とが揃っている。
前記排気案内カバー40は、前板部44の後面から後方へ突出する仕切り部50を備え、仕切り部50により排気を左右方向に分けて案内し得るようになっている。仕切り部50は、左右方向に水平に延在する横片50aと、この横片50aの一端(実施例では右端)に連設されて、横片50aへの接続端側から離間するにつれて上方傾斜するよう延在する傾斜片50bとから構成される。横片50aは、排気案内カバー40をフロントパネル22に取り付けた際に、左側の横延出片46aに接続する左端が排気部34の左側に位置すると共に、右端が排気部34の右側に位置するよう形成され、排気部34の中央部を左右に延在して上下に区切っている。なお、横片50aおよび傾斜片50bにおける前板部44からの延出寸法は、前記延出片46a,48aと同一または該延出片46a,48aより小さく設定される。
前記排気案内カバー40は、ガラス扉18側に案内する排気の量を調節する排気調節手段52を備えている(図1または図2参照)。排気調整手段52は、前板部44に開口した窓部54と、この窓部54を開閉可能な蓋部55とから構成されている。窓部54は、排気案内カバー40をフロントパネル22に取り付けた際に、前板部44における排気部34に対向する部位に設けられ、実施例では、フロントパネル22の左側に偏倚して設けられた排気部34に対応して、前板部44の左側に設けられている。また窓部54は、排気部34と同一または排気部34より大きく形成されている。蓋部55は、前板部44の前面に窓部54の上下に設けられた一対の保持片56,56と、これら保持片56,56により左右方向へスライド可能に保持され、窓部54より大きな蓋板58とから構成される。排気調節手段52は、窓部54を蓋板58により閉鎖することで、排気部34から排出された排気の全てを案内路42に導くことができ(図1参照)、蓋板58をスライド移動して窓部54を開放することで(図2参照)、排気の一部を窓部54を介して排出すると共に、排気の残りの部分を案内路42に導くことができる。
前記各横当接片46bには、小径の円とこれより大径の円とを上下に一部重ね合わせた形状で開口する取付孔47が設けられている。また、フロントパネル22の前面には、左右に離間して一対の取付部38,38が設けられている(図5参照)。各取付部38は、後端がフロントパネル22の前面に接続された円柱部38aと、この円柱部38aの前端に設けられ、円柱部38aより拡径された頭部38bとから構成されている(図3参照)。一方、各取付孔47は、下側の大径の円部分が頭部38bより大きく設定され、上側の小径の円部分が頭部38bより小さく、かつ円柱部38aより大きく設定されている。すなわち、排気案内カバー40は、取付孔47における大径の円部分で取付部38の頭部38bを受入れ、排気案内カバー40全体を下方に移動して、取付部38を取付孔47における小径の円部分に位置させることで、フロントパネル22に対して前、左右および下方向への移動が規制される。なお、排気案内カバー40は、取付孔47を取付部38に引っ掛けただけなので、取り付け時と反対の手順でフロントパネル22から簡単に取り外し可能である。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る排気案内カバー40の作用について説明する。ショーケース10に排気案内カバー40を取り付けることで、排気案内カバー40とショーケース10の前面との間に、上方に吹出し口42aが臨むと共に、左右および下側が延出片46a,46a,48aで塞がれた案内路42が画成される。排気部34の各排気孔34aから排出された排気は、外気と比べて機械室20の機器との熱交換により昇温しているので、案内路42を前板部44に沿って自然に上昇する(図1参照)。ここで、仕切り部50における横片50aの上側に位置する排気孔34aから排出された排気は、主に直線的に上昇して、フロントパネル22の左側に偏倚して設けられた排気部34の直上に位置する左側のガラス扉18へ向けて案内される。これに対して、案内路42は、仕切り部50の横片50aにより排気部34の中央部で上下に区切られているので、横片50aの下側に位置する排気孔34aから排出された排気は、横片50aに上昇が阻まれて横片50aに沿って右側へ案内された後、傾斜片50bの傾斜に沿って案内される。傾斜片50bは、排気部34に近接する端部から離間する端部へ向けて上方傾斜しており、排気は傾斜片50bに沿って案内路42を上昇することで、右側のガラス扉18に向けて主に案内される。
このように、排気案内カバー40によれば、フロントパネル22の左側に偏倚して排気部34が設けられていても、排気の自然な上昇だけでは移動しないショーケース10の右側領域へ仕切り部50によって排気を案内できる。すなわち、排気の一部を、仕切り部50によって排気部34の直上領域から左右方向に離れた領域へ導くことで、排気をショーケース10の左右方向全体に均等に分配するように案内できる。そして、案内路42の吹出し口42aから送り出された排気は、更にガラス扉18に沿って上昇し、外気より温度の高い排気でガラス板18aや枠体18bに付着した結露を解消すると共に、ショーケース10の設置環境が高湿度であってもガラス扉18に結露が付着するのを防止できる。
前記排気案内カバー40は、ショーケース10に取り付けた際に、排気調節手段52の蓋板58で窓部54を全閉することで、排気部34からの排気が案内路42の吹出し口42aに全て案内される(図1参照)。また、排気案内カバー40は、蓋板58をスライド移動して窓部54を開放することで、窓部54の開放量に応じて、排気部34からの排気の一部を窓部54から外部へ逃がすことができる(図2参照)。すなわち、排気案内カバー40は、蓋板58をスライド移動させて窓部54の開放量を変化させることで、案内路42の吹出し口42aから排出する排気の量を簡単に調節することができる。従って、排気案内カバー40は、例えばガラス扉18に生じた結露が少ない場合に、窓部54を開放して案内路42の吹出し口42aから排出する排気の量を減らすことで、排気による使用者の不快感を最小限に抑えることができる。一方、排気案内カバー40は、ガラス扉18に生じた結露が多い場合に、窓部54を閉成または開放量を小さくして案内路42の吹出し口42aから排出する排気の量を増やすことで、ガラス扉18の結露を適切に防止できる。
前記排気案内カバー40は、フロントパネル22に対し溶接やリベット等の分離不能な固定手段や、ネジやボルト等の工具を必要とする固定手段で固定されるものではなく、フロントパネル22に設けた取付部38に取付孔47を引っ掛ける構成であるので、簡単に着脱できる。すなわち、排気案内カバー40は、ショーケースが乾燥した環境に設置されている場合や、季節変動等の設置環境の変化に合わせて、ガラス扉18に結露が生じるおそれがないときに必要に応じて取り外すことができる。従って、排気案内カバー40をショーケース10から取り外すことで、排気部34から排出された排気はフロントパネル22の前面で拡散するので、ガラス扉18に結露が生じていないのにかかわらず、ガラス扉18に排気が案内されて使用者に不快感を与えるといった不都合を回避し得る。また、排気案内カバー40は、フロントパネル22の前面に取付部38を設けるだけで取り付け可能であるので、既設のショーケースにも簡単に適用できる。
(変更例)
本発明は、実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例の排気案内カバーは、排気調節手段を有しているが、図7に示すように、排気調節手段を省いてもよい。なお、図7に示す変更例の排気案内カバー60おいて、実施例と同様の構成は同一符号を付してある。
(2)貯蔵庫に対する排気案内カバーの取付手段は、実施例の手段に限定されず、例えば磁石等の他の着脱可能な取付手段も採用し得る。
(3)実施例では、貯蔵庫の前面に排気案内カバーを取り付ける例を挙げたが、機械室の排気部が設けられる側壁であれば左右または後側に取り付けてもよい。この場合、排気案内カバーを取り付けた側壁に対応する断熱箱体の側面の結露防止を図り得る。
(4)仕切り部を、前板部に対して磁石等の着脱可能な固定手段で取り付け、仕切り部の前板部に対する取り付け位置を変更できるよう構成してもよい。また、仕切り部は、横片と傾斜片とをヒンジ等で接続したり、横片と傾斜片とを独立して形成することで、横片に対する傾斜片の傾斜角度を変更可能としてもよい。
(5)排気案内カバーを貯蔵庫に着脱する構成に代えて、貯蔵庫の側壁に排気案内カバーを固定した状態で、蓋部によって窓部の開放量を変更することで、排気の全てを窓部から排出して吹出し口への排気の案内を取り止めたり、吹出し口へ排気を案内したりする構成も採用し得る。
本発明の好適な実施例に係る排気案内カバーを取り付けたショーケースを示す正面図であって、窓部の全閉状態を示す。 実施例の排気案内カバーを取り付けたショーケースを示す正面図であって、窓部を1/3程度開放した状態を示す。 実施例の排気案内カバーを取り付けたショーケースを示す縦断面図である。 実施例の排気案内カバーを背面から示す斜視図である。 排気案内カバーを取り付ける前のショーケースを示す正面図である。 ショーケースの機械室を一部破断して示す正面図である。 変更例に係る排気案内カバーを背面から示す斜視図である。
符号の説明
10 ショーケース(貯蔵庫),14 貯蔵室,20 機械室,
22 フロントパネル(側壁),30 冷却機構,34 排気部,42 案内路,
44 前板部(壁部),50 仕切り部,54 窓部,55 蓋部

Claims (3)

  1. 貯蔵庫(10)における物品を冷却または冷凍保存する貯蔵室(14)の下側に設けた機械室(20)の側面を塞ぐと共に、該機械室(20)に設置した冷却機構(30)と熱交換した空気を機械室(20)から排出する排気部(34)を備えた側壁(22)の外面に取り付けられ、
    前記側壁(22)の外面から離間して前記排気部(34)の前側に延在する壁部(44)と該側壁(22)の外面との間に、該排気部(34)から排出された空気を上方へ案内する案内路(42)が画成されるよう構成し、
    前記壁部(44)は、前記案内路(42)に連通する窓部(54)と、この窓部(54)を開閉して該窓部(54)の開放量を調節し得る蓋部(55)とを備えている
    ことを特徴とする貯蔵庫の排気案内カバー。
  2. 前記壁部(44)には、前記側壁(22)の外面に臨む面から該側壁(22)へ向けて延出し、前記案内路(42)を流通する空気の方向を規定する仕切り部(50)が設けられる請求項1記載の貯蔵庫の排気案内カバー。
  3. 前記壁部(44)の上端が、前記貯蔵室(14)の側面に開口する出し入れ口(12a)の下側開口縁と同一高さまたは該下側開口縁より下側に位置するよう構成される請求項1または2記載の貯蔵庫の排気案内カバー。
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