JP5173274B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたコンバインは、三つの分草具が横方向に並んだ前処理部(刈取り部に相当)を備えている。この前処理部は、走行機体の運転部側とは反対側に位置した回刈り作業位置と、走行機体の運転部側に寄った中割り作業位置とに横スライド操作自在に支持されている。
前処理部が回刈り作業位置にスライド操作されると、一方の分草具間と他方の分草具間とに一つの植え付け条の植立穀稈を導入しながら作業する。すなわち、二つの植付け条の植立穀稈を前処理部に導入する作業状態(第一作業状態に相当)になる。
一方、前処理部が中割り作業位置にスライド操作されると、一方の分草具間に一つの植え付け条の植立穀稈を、他方の分草具間に二つの植え付け条の植立穀稈をそれぞれ導入しながら作業する。すなわち、三つの植え付け条の植立穀稈を前処理部に導入する作業状態(第二作業状態に相当)になる。
つまり、第一作業状態での作業と第二作業状態での作業とを同一の作業走行速度で行うと、第二作業状態での作業時における脱穀装置の単位時間当たりの穀稈供給量が、第一作業状態での作業時におけるその穀稈供給量よりも多くなるなどに起因し、第二作業状態でのエンジン負荷が、第一作業状態でのエンジン負荷よりも大になる。これにより、第一作業状態での作業走行速度を、第二作業状態での作業速度よりも速くなるよう、かつエンジン負荷が過大にならないよう調節し、第二作業状態での作業走行速度を、第一作業状態での作業速度よりも遅くなるよう、かつエンジン負荷が過小にならないよう調節すれば、第一作業状態での作業も第二作業状態での作業もエンジン出力を適切かつ有効に利用しながら行うことができる。
つまり、変速操作具を操作することによって変化した走行用変速装置の変速状態が、第一作業状態あるいは第二作業状態の作業走行速度を現出する変速状態であるか否かを認識しにくく、走行用変速装置を第一作業状態あるいは第二作業状態の作業走行速度を現出する適切な変速状態に変速操作しにくくなっていた。
複数の植付け条の植立穀稈を刈取り処理する刈取り処理幅を有した刈取り部と、無段変速装置で成る走行用変速装置を変速操作する人為操作自在な変速操作具とを備えたコンバインであって、
前記変速操作具の操作案内のためのガイド溝を、前記走行用変速装置を作業走行速度を現出する変速状態に変速操作する作業用の操作域、及び前記走行用変速装置を前記作業走行速度より高速の移動走行速度を現出する変速状態に変速操作する移動用の操作域を形成する状態で備え、
前記走行用変速装置の変速状態が、前記複数の植付け条よりも少数の植付け条の植立穀稈を前記刈取り部に導入して、高速側の作業走行速度で走行する第一作業状態の前記作業走行速度を現出する変速状態であるか、あるいは前記複数の植付け条の植立穀稈を前記刈取り部に導入して、低速側の作業走行速度で走行する第二作業状態の前記作業走行速度を現出する変速状態であるかを操縦者に認識させる認識手段を備え、
前記認識手段に、前記走行用変速装置を前記第二作業状態のための変速状態に操作する前記変速操作具の第二操作域を示す第二作業指標と、前記変速操作具の前記作業用の操作域を示す作業指標と、を備え、
前記走行用変速装置を前記第一作業状態のための変速状態に操作する前記変速操作具の第一操作域と前記第二操作域とを、前記変速操作具の前記走行用変速装置を変速操作する移動方向と異なる方向に位置ずれさせ、かつ、前記移動用の操作域が前記第一操作域に対して前記第二操作域が位置する側とは反対側に位置するように、前記第一操作域と前記移動用の操作域とを、前記移動方向と異なる方向に位置ずれさせ、
前記ガイド溝の内壁のうち前記第一操作域と前記第二操作域との境界部分に形成された第一の屈曲と、前記内壁のうち前記第一の操作域と前記移動用の操作域との境界部分に形成された第二の屈曲と、によって前記ガイド溝の内壁を段付き形状に構成し、
前記ガイド溝の内壁のうち前記第一の屈曲に対向する部位に、連続する傾斜状の傾斜ガイド部を形成し、
前記傾斜ガイド部は、前記移動方向において前記第二操作域と前記第一操作域とに亘るように構成されると共に、前記移動方向と直交する方向において前記移動用の操作域の全範囲に亘るように構成され、
前記変速操作具を、前記第二操作域のうち前記第一の屈曲の側の端部に位置する状態から、前記移動方向と直交する方向に沿って操作したときに、前記変速操作具が前記傾斜ガイド部に接触するように、前記傾斜ガイド部のうち前記第二操作域の側の端部が位置決めされ、
前記傾斜ガイド部は、前記第二操作域と前記移動用の操作域との間での前記変速操作具の移動を案内可能である点にある。
本発明は、
前記第一操作域と前記移動用の操作域との間の前記第二の屈曲による段差を、前記第一操作域と前記第二操作域との間の前記第一の屈曲による段差よりも大きく設定してあると好適である。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体の左側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体平面図である。図3は、本発明の実施例に係るコンバインの正面図である。図4は、本発明の実施例に係るコンバインの全体の右側面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1,1によって自走する走行機体と、この走行機体の機体フレーム2の前部に連結された刈取り部10と、前記機体フレーム2の後側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置3と穀粒タンク4とを備えて構成してある。このコンバインは、稲、麦などを収穫するものである。
つまり、変速操作具51は、連結ピン54の軸芯まわりに操作パネル50が備えるガイド溝56(図9参照)に沿って機体横方向に揺動し、支軸55の機体横向き軸芯まわりに前記ガイド溝56に沿って機体前後方向に揺動する。
移動用の操作域70が第一操作域71に対して第二操作域72が位置する側とは反対側に位置するように、第一操作域71と移動用の操作域70とが変速操作具51の走行用変速装置31を変速操作する移動方向と異なる方向に位置ずれさせ、ガイド溝56の内壁のうち第一操作域71と第二操作域72との境界部分に形成された上記第一屈曲56aと、ガイド溝56のうち第一操作域71と移動用の操作域70との境界部分に形成された第二屈曲56c(本発明の「第二の屈曲」に相当)と、によって、ガイド溝56の内壁を段付き形状に構成してある。
ガイド溝56の内壁のうち第一屈曲56aに対向する部位に、連続する傾斜状の傾斜ガイド部56bが形成されている。傾斜ガイド部56bは、変速操作具51の移動方向において、第二操作域72と第一操作域71とに亘るように構成されると共に、その移動方向と直交する方向において、移動用の操作域70の全範囲に亘るように構成されている。
変速操作具51を、第二操作域72のうち第一屈曲側の端部72a(本発明の「第一の屈曲の側の端部」に相当)に位置する状態から、変速操作具51の移動方向と直交する方向に沿って操作したときに、変速操作具51が傾斜ガイド部56bに接触するように、傾斜ガイド部56bのうち第二操作域側の端部56d(本発明の「第二操作域の側の端部」に相当)が位置決めされている。
このような構成により、傾斜ガイド部56bは、第二操作域72と移動用の操作域70との間での変速操作具51の移動を案内可能である。
また、第一操作域71と移動用の操作域70との間の第二屈曲56cによる段差を、第一操作域71と第二操作域72との間の第一屈曲56aによる段差より大きく設定してある。
すると、回刈り作業の場合、左右一対の走行装置1,1が移動走行時よりも低速で、かつ中割刈りや周囲刈り作業の場合よりも高速で前進駆動される。中割刈りや周囲刈り作業の場合、左右一対の走行装置1,1を移動走行時よりも低速で、かつ回刈り作業の場合よりも低速で前進駆動される。
31 走行用変速装置
51 変速操作具
56 ガイド溝
56a 第一屈曲(第一の屈曲)
56b 傾斜ガイド部
56c 第二屈曲(第二の屈曲)
56d 第二操作域側の端部(第二操作域の側の端部)
61 認識手段
64 作業指標
65 第二作業指標
70 移動用の操作域
71 第一操作域
72 第二操作域
72a 第一屈曲側の端部(第一の屈曲の側の端部)
W 刈取り処理幅
Claims (2)
- 複数の植付け条の植立穀稈を刈取り処理する刈取り処理幅を有した刈取り部と、無段変速装置で成る走行用変速装置を変速操作する人為操作自在な変速操作具とを備えたコンバインであって、
前記変速操作具の操作案内のためのガイド溝を、前記走行用変速装置を作業走行速度を現出する変速状態に変速操作する作業用の操作域、及び前記走行用変速装置を前記作業走行速度より高速の移動走行速度を現出する変速状態に変速操作する移動用の操作域を形成する状態で備え、
前記走行用変速装置の変速状態が、前記複数の植付け条よりも少数の植付け条の植立穀稈を前記刈取り部に導入して、高速側の作業走行速度で走行する第一作業状態の前記作業走行速度を現出する変速状態であるか、あるいは前記複数の植付け条の植立穀稈を前記刈取り部に導入して、低速側の作業走行速度で走行する第二作業状態の前記作業走行速度を現出する変速状態であるかを操縦者に認識させる認識手段を備え、
前記認識手段に、前記走行用変速装置を前記第二作業状態のための変速状態に操作する前記変速操作具の第二操作域を示す第二作業指標と、前記変速操作具の前記作業用の操作域を示す作業指標と、を備え、
前記走行用変速装置を前記第一作業状態のための変速状態に操作する前記変速操作具の第一操作域と前記第二操作域とを、前記変速操作具の前記走行用変速装置を変速操作する移動方向と異なる方向に位置ずれさせ、かつ、前記移動用の操作域が前記第一操作域に対して前記第二操作域が位置する側とは反対側に位置するように、前記第一操作域と前記移動用の操作域とを、前記移動方向と異なる方向に位置ずれさせ、
前記ガイド溝の内壁のうち前記第一操作域と前記第二操作域との境界部分に形成された第一の屈曲と、前記内壁のうち前記第一の操作域と前記移動用の操作域との境界部分に形成された第二の屈曲と、によって前記ガイド溝の内壁を段付き形状に構成し、
前記ガイド溝の内壁のうち前記第一の屈曲に対向する部位に、連続する傾斜状の傾斜ガイド部を形成し、
前記傾斜ガイド部は、前記移動方向において前記第二操作域と前記第一操作域とに亘るように構成されると共に、前記移動方向と直交する方向において前記移動用の操作域の全範囲に亘るように構成され、
前記変速操作具を、前記第二操作域のうち前記第一の屈曲の側の端部に位置する状態から、前記移動方向と直交する方向に沿って操作したときに、前記変速操作具が前記傾斜ガイド部に接触するように、前記傾斜ガイド部のうち前記第二操作域の側の端部が位置決めされ、
前記傾斜ガイド部は、前記第二操作域と前記移動用の操作域との間での前記変速操作具の移動を案内可能であるコンバイン。 - 前記第一操作域と前記移動用の操作域との間の前記第二の屈曲による段差を、前記第一操作域と前記第二操作域との間の前記第一の屈曲による段差よりも大きく設定してある請求項1記載のコンバイン。
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JP2007164012A JP5173274B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007164012A JP5173274B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | コンバイン |
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JP5173274B2 true JP5173274B2 (ja) | 2013-04-03 |
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Family Applications (1)
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JP2007164012A Active JP5173274B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | コンバイン |
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2007
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