JP2002270665A - 位置調整治具及び位置調整方法 - Google Patents

位置調整治具及び位置調整方法

Info

Publication number
JP2002270665A
JP2002270665A JP2001067317A JP2001067317A JP2002270665A JP 2002270665 A JP2002270665 A JP 2002270665A JP 2001067317 A JP2001067317 A JP 2001067317A JP 2001067317 A JP2001067317 A JP 2001067317A JP 2002270665 A JP2002270665 A JP 2002270665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
substrate storage
semiconductor substrate
mounting portion
docking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001067317A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Yotsumoto
正 四元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001067317A priority Critical patent/JP2002270665A/ja
Publication of JP2002270665A publication Critical patent/JP2002270665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板収納容器を搬送する台車と、この基板収納
容器を載置する載置部との位置決めは、ドッキング機構
の位置を基準として行われる。ドッキング機構の位置
は、基板収納容器を載置する載置部とドッキング機構と
の相互の位置を合わせることで調整される。従来は、こ
の位置合わせを、作業員がゲージを使用しながら手作業
で行うために、効率的に精度良く行うことが困難であっ
た。 【解決手段】本発明は、位置調整治具100を使用して
ドッキング機構の位置調整を行う。位置調整治具100
は、載置位置決め部材101、接続部材102及びこれ
らを繋ぐフレーム103から構成される。また、半導体
基板収納容器載置部200と載置位置決め部材101、
且つドッキングフランジ300と接続部材102を、各
々相互に接続させ、半導体基板収納容器載置部200と
ドッキングフランジ300の相互の位置を合わせ、ドッ
キングフランジ300の位置調整が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を搬送する搬
送系において基板の移載を行う場合に、位置合わせの基
準となるドッキング機構の位置調整を行う位置調整治具
及び位置調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら、従来の技術
について説明を行う。
【0003】半導体装置の製造工程では、処理工程に応
じ、半導体基板を各処理装置に搬送する作業が行われ
る。この場合、一般には、収納容器に半導体基板を収納
し、これを運搬用の手押し台車に載置する等して各処理
装置に運搬される。半導体基板を運搬する手押し台車に
は、半導体基板収納容器を移載可能とする機構が備えら
れており、半導体基板は、一旦、この手押し台車から収
納容器ごと、半導体基板収納容器載置部の載置台へと載
置され、その後、所定の各処理装置に投入される。
【0004】半導体基板収納容器が載置される半導体基
板収納容器載置部と、半導体基板収納容器を運搬する手
押し台車との相対的な位置決めには、所謂、ドッキング
機構が基準の位置として使用される。この場合、半導体
基板収納容器を載置するにあたり、半導体基板収納容器
を運搬する手押し台車をドッキング機構の位置に合わ
せ、半導体基板収納容器載置部と手押し台車との間に移
載時の相対的な位置関係が決められる。
【0005】従って、半導体基板収納容器載置部とドッ
キング機構との位置合わせを正確に行い、運搬用の手押
し台車をドッキング機構に位置合わせさせたときに、こ
の台車と半導体基板収納容器載置部との間に、正確な位
置関係が形成されることが重要になる。
【0006】以下、具体的な従来の技術について、図7
乃至9を用いて説明を行う。
【0007】図7は、半導体基板収納容器載置部の構
成、及びドッキング機構との位置関係を表す斜視図であ
る。図8(a)、(b)は、各々、従来の位置調整方法
において、各構成の位置関係を示す上面図及び側面図を
表す。また、図9は、従来の位置調整方法において、主
要な手順(ステップ1乃至5)を具体的に示すフローチ
ャートである。
【0008】前述の如く、半導体基板は、一旦、半導体
基板収納容器ごと半導体基板収納容器載置部に載置され
てから、各処理装置に投入される。
【0009】図7に示すように、半導体基板収納容器載
置部200は、半導体基板収納容器(特に図示せず)を
載置する載置台201と、複数個の位置決めピン202
(a〜c)とで構成される。複数個の位置決めピン20
2(a〜c)は、この載置台201の上面(=半導体基
板収納容器が載置される載置面203)に設けられてい
る。また、半導体基板収納容器の底面(=半導体基板収
納容器が載置された時に載置面203と平行になる面)
には、位置決めピン202(a〜c)と相対する位置
に、複数個の位置決めリングが設けられている。半導体
基板収納容器は、この位置決めリングに位置決めピン2
02(a〜c)を嵌め込ませて、載置台201に載置さ
れる。従って、これら位置決めピン202(a〜c)の
各々は、例えば、半導体基板収納容器の底面に正三角形
を描くように位置決めリングが設けられている場合、こ
れと合同な正三角形を描くように各頂点に配置されるこ
とになる。
【0010】また、図7に示すように、半導体基板収納
容器載置部200の下部周辺の隙間400では、位置決
めピン202(a〜c)と相対する床上の位置に、ドッ
キング機構(以下、ドッキングフランジ300と称す
る)が配置されている。ドッキングフランジ300は、
板302を基板として、垂直ピン301と複数枚の翼辺
部303で構成される。ドッキングフランジ300の幅
は、半導体基板収納容器載置部200の幅以下とする。
また、図8(a)、(b)に示すように、ドッキングフ
ランジ300の奥行きは、半導体基板収納容器載置部2
00の下部周辺に設けられた隙間400に収まるように
設定されている。また、垂直ピン301は、ドッキング
フランジ300の幅の略中央で、尚且つ、垂直ピン30
1の側面がドッキングフランジ300の側面Bと略段差
なく一致する位置に設けられている。
【0011】このような構成において、図8(a)、
(b)を参照しながら、従来のドッキング機構の位置調
整の手順について、図9のフローチャートに従って説明
する。具体的には、半導体基板収納容器載置部200が
有する位置決めピン202(a〜c)とドッキングフラ
ンジ300を相互に位置合わせする場合の調整手順の一
例を説明する。
【0012】従来のドッキング機構の位置調整は、作業
員500がゲージ501を使い、以下の要領で行ってい
た。
【0013】先ず、半導体基板収納容器載置部200の
下部周辺の隙間400において、床にドッキングフラン
ジ300を配置する(ステップ1)。
【0014】次に、作業員500がゲージ501を使
い、寸法測定による半導体基板収納容器載置部200と
ドッキングフランジ300の相対的な位置調整を行う。
【0015】即ち、先ず、図8(a)に示すように、ド
ッキングフランジ300の垂直ピン301と半導体基板
収納容器載置部200のドッキングフランジ300側に
設けられた位置決めピン202aとを、中線A21(ま
た、A22、A23も中線)上において、同一直線状に
位置するように正しく一致させて左右方向の位置調整を
行う(ステップ2)。その後、図8(a)、(b)に示
すように、ドッキングフランジ300の側面Bを正三角
形A1の中心A3からD1の距離に位置するように、前
後方向の位置調整を行う(ステップ3)。その後、図8
(a)に示すように、ドッキングフランジ300の側面
Bが、(位置決めピン202b、202c間を結ぶ)直
線A11と平行に配置されるように位置決めピン202
(a〜c)との角度調整を行う(ステップ4)。
【0016】次に、ドッキングフランジ300の位置調
整が為されると、ドッキングフランジ300をボルトナ
ット等の着脱自在で、かつ強固な締結手段によって床面
に固定する(ステップ5)。
【0017】従来は、以上のように、半導体基板収納容
器載置部200とドッキングフランジ300の相対的な
位置の位置調整を行っていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のドッキング機構
(=ドッキングフランジ300)の位置調整には、次の
ような問題がある。
【0019】即ち、従来のドッキングフランジ300の
位置調整は、作業員500がゲージ501を使い、手作
業で、位置決めピン202(a〜c)とドッキングフラ
ンジ300の垂直ピン301との位置合わせ作業、及び
ドッキングフランジ300の角度調整作業などを行うた
めに、多大な労力及び時間を必要とする。また、その結
果においても、ドッキングフランジ300の位置のバラ
ツキが大きく、これを精度良く行うことが困難であっ
た。
【0020】従って、本発明では、ドッキング機構の位
置調整を精度良く、かつ効率的に行う位置調整治具及び
位置調整方法を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を搬送す
る搬送系において、基板の移載を行う場合に、位置合わ
せの基準となるドッキング機構の位置調整を行う位置調
整治具及び位置調整方法を提供する。
【0022】本発明は、基板収納容器を載置する基板収
納容器載置部とドッキング機構とに各端部を接続可能と
する構造を有し、基板収納容器載置部とドッキング機構
の相互の位置合わせを自動的に行い、ドッキング機構の
位置調整を行うことを特徴とする位置調整治具を提供す
る。
【0023】即ち、本発明は、基板収納容器を載置する
基板収納容器載置部とドッキング機構とを有し、このド
ッキング機構の位置を基準にして、前記基板収納容器を
搬送する搬送体を前記基板収納容器載置部に対して位置
合わせする搬送システムにおいて、第1及び第2の端部
を有し、前記第1の端部は前記基板収納容器載置部の被
載置面と接続し、かつ前記第2の端部は前記ドッキング
機構と接続して、前記基板収納容器載置部と前記ドッキ
ング機構とを相互に位置合わせさせることを特徴とする
位置調整治具を提供する。
【0024】また、本発明は、位置調整治具の端部を、
各々、基板収納容器を載置する基板収納容器載置部とド
ッキング機構とに接続させることで、ドッキング機構の
位置調整を自動的に行い、このドッキング機構の位置を
基準にして、前記基板収納容器を搬送する搬送体と前記
基板収納容器載置部を、相互に精度良く位置合わせさせ
ることを特徴とする位置調整方法を提供する。
【0025】即ち、本発明は、ドッキング機構と基板収
納容器を載置する基板収納容器載置部を相互に位置合わ
せさせる工程と、前記ドッキング機構の位置を基準にし
て、前記基板収納容器を搬送する搬送体を前記基板収納
容器載置部に対して位置合わせさせる工程とを有し、一
部材の一端を前記基板収納容器載置部の被載置面と接続
させ、かつ前記一部材の他端を前記ドッキング機構と接
続させ、前記ドッキング機構と前記基板収納容器載置部
を相互に位置合わせさせることを特徴とする位置調整方
法を提供する。
【0026】本発明によって、労力を減らし、かつ短時
間で精度良く、ドッキング機構の位置調整を行うことが
できる。従って、位置合わせの作業効率全体を大幅に向
上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、各図面を参照しながら本発
明の実施の形態について説明する。
【0028】本実施の形態では、一例として、半導体装
置の製造ラインにおいて、位置調整治具を使いドッキン
グ機構の位置調整を行う。
【0029】半導体装置の製造工程では、半導体基板の
処理工程に応じて、各処理装置に搬送する作業を行う。
本実施の形態では、半導体基板が収められた半導体基板
収納容器は、手押し台車等の搬送体を使用して各処理装
置に運搬する。
【0030】運搬する手押し台車は移載機構を備えてお
り、運搬する手押し台車から、一旦、半導体基板収納容
器ごと、半導体基板を半導体基板収納容器載置部へ載置
して、その後、これを各処理装置へと投入する。
【0031】半導体基板収納容器載置部と、半導体基板
収納容器を運搬する手押し台車との位置関係は、ドッキ
ング機構の位置を基準として行われる。具体的には、ま
ず、半導体基板収納容器載置部とドッキング機構の位置
関係が調整され、その後、ドッキング機構と半導体基板
収納容器を運搬する手押し台車との位置合わせを行い、
半導体基板収納容器載置部と半導体基板収納容器を運搬
する手押し台車との間の位置関係が正確に形成されるよ
うにする。
【0032】以下、本実施の形態の位置調整治具を使用
して、半導体基板収納容器が載置される半導体基板収納
容器載置部とドッキング機構との間の位置合わせを行
う。
【0033】先ず、図1乃至5を参照して、本実施の形
態で使用する位置調整治具の構造について具体的に説明
する。
【0034】図1(a)は、本実施の形態で使用する位
置調整治具の構成を示す斜視図であり、図1(b)はそ
の位置調整治具の一部の平面図である。図2(a)、
(b)、図3、及び図4(a)、(b)は、位置調整治
具を用いて、半導体基板収納容器載置部とドッキング機
構との位置合わせを行う場合の各々の位置関係を表す上
面図、及び側面図である。
【0035】本実施の形態では、一例として、従来技術
で説明した半導体基板収納容器載置部とドッキング機構
を使用するものとする。従って、これらの構成等に関す
る説明は、図7に示した、半導体基板収納容器載置部2
00、及びドッキングフランジ300の各構成要素を再
度引用して行うものとする。
【0036】図1(a)に示すように、位置調整治具1
00は、載置位置決め部材101、接続部材102、及
び載置位置決め部材101と接続部材102とを繋ぐフ
レーム103とから構成される。また、位置調整治具1
00を使用した場合、半導体基板収納容器載置部200
とドッキングフランジ300の位置合わせは、図2
(a)、(b)に示す要領で行う。
【0037】載置位置決め部材101は、図1(a)に
示すように、板状のプレート104とこのプレート10
4の下面(位置合わせを行う場合に、図7の半導体基板
収納容器載置部200の載置面203と対向する面)に
設けられた複数個の位置決めリング105から構成され
る。また、図2(a)に示すように、プレート104の
面積は、使用する半導体基板収納容器(特に図示せず)
の底面の面積と略同じ程度に設定する。
【0038】位置決めリング105の各々は、図1
(b)に示すように、一例として、正三角形A1(各辺
は直線A11)の各頂点に位置するようにプレート10
4の下面に取り付けられる。また、位置決めリング10
5には、半導体基板収納容器の位置決めリングと同様
に、溝106を有する形状に形成されている。これら溝
106の各々は、位置決めピン202(a〜c)が容易
に嵌め込まれるように、位置決めリング105が構成す
る正三角形A1の各中線(A21、A22、A23)の
延長線上の位置に形成されている。
【0039】半導体基板を収める半導体基板収納容器の
底面には、位置決めリング105と同様、載置台201
の載置面203上に設けられた位置決めピン202(a
〜c)と嵌合するように、所定の位置に位置決めリング
が設けられている。
【0040】一般に、半導体基板収納容器載置部の位置
決めピン、及び半導体基板収納容器の位置決めリングに
おいては、半導体基板収納容器が半導体基板収納容器載
置部の所定の位置に載置されるように、両者の個数と各
々の位置関係を決めればよい。従って、半導体基板収納
容器載置部200の位置決めピン202(a〜c)、及
び半導体基板収納容器の位置決めリングにおいても、個
数、各々の位置関係は相対的に決められ、適宜変更する
ことが可能であり、これに応じて、位置調整治具100
の位置決めリング105の個数、各々の位置関係も変更
可能である。
【0041】本実施の形態では、半導体基板収納容器
に、3個の置決めリングが正三角形の各頂点に位置する
ように設けられている場合を想定し、位置決めリング1
05の各々も、これと合同な正三角形A1の各頂点に位
置するようにプレート104の下面に配置される(図1
(b)に図示)。
【0042】接続部材102は、図1(a)に示すよう
に、板状のプレート107で構成されている。また、プ
レート107の一側面には、曲面状の切込みを入れる等
して、溝108が形成されている。溝108は、ドッキ
ングフランジ300に設けられた垂直ピン301の側面
に沿い、略隙間無く嵌め込まれるような形状に形成する
と良い。また、接続部材102は、図2(b)に示すよ
うに、半導体基板収納容器載置部200の下部周辺の隙
間400に収められる。従って、プレート107の面積
は、隙間400の空間内に略収まるように設定すればよ
い。
【0043】接続部材102の溝108の深さ(=奥行
き)は、ドッキングフランジ300の垂直ピン301と
嵌め込み接続した時、ドッキングフランジ300が決め
られた位置に配置されるように設定されている。ここ
で、決められた位置とは、例えば、図2(b)の如く、
位置調整治具100の3個の位置決めリング105が形
成する正三角形A1の中心A3から、ドッキングフラン
ジ300の側面Bまでが、D1の距離となるようなドッ
キングフランジ300の位置を示す。この位置関係の設
定により、半導体基板収納容器載置部200の位置決め
ピン202(a〜c)に載置位置決め部材101を接続
し、接続部材102の溝108にドッキングフランジ3
00の垂直ピン301を嵌め込み、垂直ピン301の側
面と溝108の側面とを接触させることで、ドッキング
フランジ300は、前後方向の決められた距離D1の位
置に自動的に配置される。
【0044】また、溝108は、垂直ピン301と嵌め
込み接続し、溝108と垂直ピン301の相互の側面が
接合したときに、左右方向の決められた位置にドッキン
グフランジ300が配置されるように設定されている。
具体的には図3に示すように、半導体基板収納容器載置
部200の位置決めピン202(a〜c)に載置位置決
め部材101を接続して、接続部材102にドッキング
フランジ300を接続した時、上方から見て、半導体基
板収納容器載置部200の前方の位置決めピン202a
の頂点と溝108が、各々、中線A21及びその延長線
上に位置するように設定されている。この場合、上下方
向の位置関係においては、ドッキングフランジ300の
垂直ピン301が、半導体基板収納容器載置部200の
バイラテラル基準面Fと正確に一致するように設定され
ている。
【0045】尚、このバイラテラル基準面Fは、図3に
示すように、上方から見て、中線A21及びその延長線
と重なり、半導体基板収納容器載置部200の所定位置
に半導体基板が載置された時に、この半導体基板を二等
分し、尚且つ半導体基板が載置される水平面に対して直
角に交わる垂直面である。
【0046】フレーム103は、図1(a)に示すよう
に、載置位置決め部材101のプレート104の一端
と、接続部材102において、溝108が形成された側
とは反対側のプレート107の端部とを繋ぐ。また、図
2(b)に示すように、フレーム103は、半導体基板
収納容器載置部200とドッキングフランジ300の位
置合わせを行う上で、垂直方向の位置調整に作用する。
従って、フレーム103は、位置決めピン202(a〜
c)に載置位置決め部材101を接続した時、図4
(a)、(b)に示すように、床上に配置されたドッキ
ングフランジ300の垂直ピン301の側面が、接続部
材102の溝108の側面に略隙間なく接触し、嵌め込
まれる長さを必要とする。また、同時に、接続部材10
2の側面Eとドッキングフランジ300の翼辺部303
の側面Cとが接合するような長さであると良い。
【0047】尚、位置調整治具100においては、位置
決めピン202(a〜c)との位置決めを精度よく行え
るものであれば、載置位置決め部材101や接続部材1
02の材料や形状は特に限定する必要はない。
【0048】本実施の形態では、図1(a)、(b)の
ように、プレート104に複数の位置決めリング105
が設けられた例を示した。これに対し、例えば、図5に
示すように、載置位置決め部材101は、プレート10
4の替わりに棒状部材109を用いて構成され、棒状部
材109の各先端に位置決めピン202(a〜c)が嵌
め込み接合されるように、溝110が形成されていても
良い。また、各棒状部材109の先端部の下面(位置合
わせを行う場合に、位置決めピン202(a〜c)に対
向する面)に、位置決めピン202(a〜c)が嵌め込
み接合されるように、位置決めリング105が設けられ
ていても良い。
【0049】一方、接続部材102は、ドッキングフラ
ンジ300を位置決めするものであれば良い。従って、
図1(a)、(b)で示した、プレート107に溝10
8が形成された例の他に、少なくとも一本の棒状部材を
用い、その先端に溝108と同様の溝が形成されるよう
に構成されていてもよい。
【0050】次に、各図面を参照しながら、このような
構造の位置調整治具100を使って、ドッキング機構の
位置調整を行う手順の一例を説明する。具体的には、半
導体基板収納容器載置部200の位置決めピン202
(a〜c)とドッキングフランジ300の相互の位置合
わせを行い、ドッキングフランジ300の位置調整を行
う手順の一例を説明する。
【0051】尚、図6は、本実施形態の位置調整治具1
00を使用して、ドッキング機構の位置調整を行う場合
のフローチャートである。
【0052】以下、半導体基板収納容器を半導体基板収
納容器載置部200の載置台201の上に載置する作業
に備え、図6に示すような手順で、半導体基板収納容器
載置部200とドッキングフランジ300の位置決めを
行う。
【0053】まず、半導体基板収納容器載置部200の
下部周辺の隙間400において、ドッキングフランジ3
00を床に配置する(=ステップ1)。
【0054】次に、図2(a)、(b)に示すように、
半導体基板収納容器載置部200の載置台201上に、
半導体基板収納容器を載置する場合と同様の要領で、位
置調整治具100の載置位置決め部材101を載置する
(=ステップ2)。この場合、図2(a)、(b)に示
すように、載置位置決め部材101は、プレート104
の3個の位置決めリング105の溝106に、載置台2
01の載置面203に設けられた3個の位置決めピン2
02の各々が、嵌め込み接続されるようにして載置され
る。これにより、先ず、位置調整治具100は、載置台
201上の所定の位置に位置決めされる。
【0055】次に、図2(b)に示すように、位置調整
治具100の接続部材102に形成された溝108に、
ドッキングフランジ300の垂直ピン301を嵌め込む
ように接続する(=ステップ3)。この場合、図4
(a)、(b)に示すように、ドッキングフランジ30
0の垂直ピン301の側面と溝108の側面とが確実に
接触するように嵌め込まれて接続する。これにより、位
置調整治具100を介して、ドッキングフランジ300
の位置決めピン202(a〜c)に対する、相対的な左
右方向及び前後方向の所定の位置が決まる。
【0056】また、ここでは、図3(a)、(b)に示
すように、ドッキングフランジ300の翼辺部303の
側面C全体を、接続部材102の側面Eに確実に接合さ
せるようにする。この場合、側面Cと側面Eの接合面
が、半導体基板収納容器載置部200の後方に設けられ
た2個の位置決めピン202b、202cの中心を結ぶ
直線A11(図2(a)に図示)と平行になるように相
互に接合する。このとき、図2(a)、(b)に示すよ
うに、ドッキングフランジ300の側面Bと直線A11
も平行な位置関係を形成する。これにより、位置調整治
具100を介して、ドッキングフランジ300の位置決
めピン202(a〜c)に対する、相対的な角度調整が
為され、ドッキングフランジ300は所定の位置に位置
決めされる。
【0057】このように、溝108と垂直ピン201と
の嵌め込み接続、及び翼辺部203の側面Cと接続部材
102の側面Eとの接合によって、ドッキングフランジ
300が支持され、また、位置決めピン202(a〜
c)に対する相対的な左右方向、前後方向、及び角度調
整が精度良く為される。これにより、半導体基板収納容
器載置部200の下部周辺の隙間400において、ドッ
キングフランジ300の所定の位置が決まり、位置調整
が為されることになる。
【0058】前述の如く、位置調整治具100は、載置
位置決め部材101と接続部材102とがフレーム10
3で繋がれている。従って、ステップ2、3のように、
載置位置決め部材101を半導体基板収納容器載置部2
00の位置決めピン202(a〜c)に接合し、接続部
材102をドッキングフランジ300の垂直ピン301
に接続するだけで、半導体基板収納容器載置部200と
ドッキングフランジ300の相対的な位置関係が正確に
形成され、ドッキングフランジ300の位置調整を精度
良く行うことができる。
【0059】次に、位置調整治具100を半導体基板収
納容器載置部200とドッキングフランジ300の各々
と接続させたまま、所定の位置に位置決めさせた状態
で、ドッキングフランジ300を着脱可能でかつ強固な
締結手段で固定する(=ステップ4)。ここでは、既
に、ドッキングフランジ300は所定の位置に位置決め
されているので、ボルトナット等、着脱自在でかつ強固
に固定できる手段によって、ドッキングフランジ300
を床に固定すればよい。
【0060】尚、この固定手段は、ドッキングフランジ
300を床に強固に固定し、尚且つ着脱自在な部材であ
れば特に限定されるものではない。
【0061】次に、位置決めピン201と垂直ピン30
1から外し、位置調整治具100を撤去する(=ステッ
プ5)。
【0062】以上の如く、ステップ1乃至5の要領で、
ドッキングフランジ300の位置調整を完了する。
【0063】次に、ドッキングフランジ300の垂直ピ
ン301の位置に合わせて、手押し台車等、半導体基板
を搬送する搬送体をドッキングさせる。その後、半導体
基板を内部に保持した状態で、位置決めピン202(a
〜c)と接合させて、半導体収納容器を半導体収納容器
載置部200上に載置させる。この時、半導体基板収納
容器は、半導体基板収納容器載置部200の載置面20
3と平行になるように載置させる。その後、半導体基板
収納容器載置部200から、所定の処理装置に半導体基
板を投入する。
【0064】本実施の形態で使用する位置調整治具10
0は、載置位置決め部材101と接続部材102を有
し、これらをフレーム103で繋いだ一体型の構成であ
るために、前述したように、半導体基板収納容器載置部
200とドッキングフランジ300の相対的な位置関係
が正確に形成される。従って、従来の技術のように、作
業員がゲージなどを用いて位置調整を行うよりも、労力
が要らず、また短時間で精度良くドッキング機構の位置
調整を行うことができる。また、本実施の形態の位置調
整治具をマスターゲージとして使用して、ドッキング機
構の位置調整を行えば、搬送システムにおいて、ドッキ
ング機構間の位置のバラツキを低減させることができ
る。
【0065】本実施の形態は、半導体基板収納容器載置
部とドッキング機構とを備えた半導体装置の製造ライン
で、特に大きな効果が得られる。例えば、工場の製造ラ
インの立ち上げ時に、複数のドッキング機構の位置調整
を、容易に、精度良く、効率的に行うことができる。ま
た、半導体基板収納容器載置部の交換や増設、またはレ
イアウトの変更等を行った場合に、ドッキング機構の位
置調整を、容易に、精度良く、効率的に位置調整を行う
ことができる。また、地震等の影響によって半導体基板
収納容器載置部に位置ズレが発生した場合にも、ドッキ
ング機構の位置調整を、容易に、精度良く、効率的に行
うことができる。
【0066】尚、本実施の形態は、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で変更可能である。従って、本実施の形態で
は、半導体基板を搬送する場合を一例として説明を行っ
たが、半導体基板を露光用マスク基板、または液晶基板
等に替えても同様の効果を得ることが可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明の位置調整治具を用いることによ
り、基板収納容器載置部とドッキング機構との位置調整
を効率的かつ精度良く行うことができる。従って、その
後、ドッキング機構の位置を基準にして、基板を搬送す
る搬送体を基板収納容器載置部に精度良く位置合わせさ
せることができる。また、本発明の位置調整治具をドッ
キング機構の調整を行う汎用のマスターゲージとして使
用すると、従来のゲージなどを用いて位置調整を行う場
合よりも、搬送系において、ドッキング機構間で調整後
のバラツキを低減させることができる。
【0068】以上のように、本発明では、労力を減ら
し、かつ短時間で精度良く、ドッキング機構の位置調整
を行うことができる。従って、位置合わせの作業効率全
体を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態で使用する
位置調整治具を表す斜視図である。また、図1(b)
は、本発明の実施の形態で使用する位置調整置具を表す
平面図である。
【図2】図2(a)は、本発明の実施の形態に関し、位
置調整治具及び位置調整方法を表す上面図である。ま
た、図2(b)は、本発明の実施の形態に関し、位置調
整治具及び位置調整方法を表す側面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に関し、位置調整
治具及び位置調整方法を表す上面図である。
【図4】図4(a)は、本発明の実施の形態に関し、位
置調整治具及び位置調整方法を表す上面図である。ま
た、図4(b)は、本発明の実施の形態に関し、位置調
整治具及び位置調整方法を表す側面図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態で使用する位置調
整治具を表す上面図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態に関し、位置調整
方法の手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、従来の技術に関する斜視図である。
【図8】図8(a)は、従来の技術の位置調整方法を表
す上面図である。また、図8(b)は、従来の技術の位
置調整方法を表す側面図である。
【図9】図9は、従来の位置調整方法の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
100・・・位置調整治具、101・・載置位置決め部
材 102・・・接続部材、103・・・フレーム 104、107・・・プレート、105・・・位置決め
リング 106、108、110・・・溝、109・・・棒状部
材 200・・・半導体基板収納容器載置部、201・・・
載置台 202(a〜c)・・・位置決めピン、203・・・載
置面 300・・・ドッキングフランジ、301・・垂直ピ
ン、302・・・板 303・・・翼辺部、 400・・・隙間 500・・・作業員、501・・・ゲージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板収納容器を載置する基板収納容器載置
    部とドッキング機構とを有し、このドッキング機構の位
    置を基準にして、前記基板収納容器を搬送する搬送体を
    前記基板収納容器載置部に対して位置合わせする搬送シ
    ステムにおいて、 第1及び第2の端部を有し、前記第1の端部は前記基板
    収納容器載置部の被載置面と接続し、かつ前記第2の端
    部は前記ドッキング機構と接続して、前記基板収納容器
    載置部と前記ドッキング機構とを相互に位置合わせさせ
    ることを特徴とする位置調整治具。
  2. 【請求項2】前記第1の端部は凹部を有し、この凹部と
    前記基板収納容器載置部の被載置面に設けられた凸部と
    を相互に接続し、前記基板収納容器載置部と前記ドッキ
    ング機構とを相互に位置合わせさせること特徴とする請
    求項1に記載の位置調整治具。
  3. 【請求項3】前記第2の端部は、前記ドッキング機構に
    設けられた垂直状の凸部と相互に接続し、前記基板収納
    容器載置部と前記ドッキング機構とを相互に位置合わせ
    させることを特徴とする請求項1または2に記載の位置
    調整治具。
  4. 【請求項4】ドッキング機構と基板収納容器を載置する
    基板収納容器載置部を相互に位置合わせさせる工程と、
    前記ドッキング機構の位置を基準にして、前記基板収納
    容器を搬送する搬送体を前記基板収納容器載置部に対し
    て位置合わせさせる工程とを有し、一部材の一端を前記
    基板収納容器載置部の被載置面に接続させ、かつ前記一
    部材の他端を前記ドッキング機構と接続させ、前記ドッ
    キング機構と前記基板収納容器載置部を相互に位置合わ
    せさせることを特徴とする位置調整方法。
  5. 【請求項5】前記ドッキング機構と前記基板収納容器載
    置部とを、前後方向、左右方向、及び角度の調整によっ
    て相互に位置合わせさせることを特徴とする請求項4に
    記載の位置調整方法。
JP2001067317A 2001-03-09 2001-03-09 位置調整治具及び位置調整方法 Pending JP2002270665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001067317A JP2002270665A (ja) 2001-03-09 2001-03-09 位置調整治具及び位置調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001067317A JP2002270665A (ja) 2001-03-09 2001-03-09 位置調整治具及び位置調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002270665A true JP2002270665A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18925690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001067317A Pending JP2002270665A (ja) 2001-03-09 2001-03-09 位置調整治具及び位置調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002270665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163566A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Hoya Corp マスクブランクスの製造方法、処理装置および台車
JP2009000048A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Kubota Corp コンバイン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163566A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Hoya Corp マスクブランクスの製造方法、処理装置および台車
JP2009000048A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Kubota Corp コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI300845B (en) Method and apparatus for manufacturing a probe card
JP4579723B2 (ja) 搬送系ユニットおよび分割体
JP2006242679A (ja) 基板検査装置及び基板検査装置の組み立て方法
JP2010062591A (ja) バックアップ装置における支持部位置決定方法およびその装置
TW200807610A (en) Conveying device and method
JP2005510367A (ja) 車体のプロトタイプの生産中にその車体の主要構成部品を効率的に溶接するための多種類対応型ユニット
JP2002270665A (ja) 位置調整治具及び位置調整方法
JP2006308450A (ja) 表示用基板を受けるワークテーブルの交換装置及び表示用基板の検査装置
KR960005920A (ko) 반도체 디바이스의 검사장치 및 검사방법
JP7224861B2 (ja) 架台、および架台の設置方法
JP2010188437A (ja) ロボットハンドの歪み検出方法および自動交換システム
JP2002124556A (ja) ウエハ搬送装置
JPH01153239A (ja) パネルの位置決め方法
JP2002156410A (ja) 搬送装置、ic検査装置、搬送方法及びic検査方法
JPH11354625A (ja) 基板カセット
TWI292198B (en) Single axis manipulator with controlled compliance
CN110870398B (zh) 调整用工具及对位方法
JP6035168B2 (ja) 基板検査装置
JP2013026391A (ja) ダミーチップおよびそれを用いた部品装着精度検査方法
JP7417865B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP2004140135A (ja) 石英ガラス治具の製造装置及び方法
KR101663759B1 (ko) 패턴검사용 포토마스크 얼라인 어댑터 유니트
JP2014110358A (ja) 製造ラインを構成するためのユニットとその組み立て方法
JPH1065370A (ja) 基板収納装置
JP2018037587A (ja) 対基板作業機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20050414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050606