JP5172643B2 - 印刷物の汚損度判定装置および印刷物の汚損度判定方法 - Google Patents

印刷物の汚損度判定装置および印刷物の汚損度判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえば、有価証券などの印刷物の表面の汚損度を当該印刷物の2次元画像により判定する印刷物の汚損度判定装置および印刷物の汚損度判定方法に関する。
近年、カメラやスキャナなどの画像入力手段によって得られる印刷物の2次元画像から当該印刷物の汚損度を判定したいとの要求が高まっており、画像からのサンプリング値を演算処理して汚損度判定を行なう方法が数多く提案されている。たとえば、印刷物の印刷部分からサンプリングされた濃度値の平均や分散によって判定する方法、逆に印刷物の無印刷部分から同様に判定する方法、あるいは、両者を組合わせる方法などである。
また、このような印刷物の汚損度判定の公知技術として、印刷物の画像から当該印刷物の位置合わせを行ない、あらかじめ記憶された少なくとも2つ以上の領域情報をもとに、得られる濃度平均値とあらかじめ定められた標準値との差を標準偏差で正規化した値、領域の面積、領域の視覚特性係数(薄い印刷領域と濃い印刷領域とで人間の感じる汚損度合いが異なることに対応した係数)から演算(積算)処理して汚損度判別値を算出し、それらを集約することにより最終的な汚損度合いを算出し、閾値で汚損度判定するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、領域情報は、複数の画像データの平均値から印刷種類(薄い・濃い)ごとの閾値処理を行なうことで得られるが、濃度のみに基づくものであり、たとえば、色情報を用いて印刷を版ごとに分解する方法までを示唆しているとはいえない。また、画像の位置合わせや回転補正は、公知の方法に基づいている。さらに、汚損度判別値の集約については、単純な演算(加算)による方法のみ開示されている。
特開2000−62299号公報
上記のような従来の公知技術において、実用上、問題となるのが、位置合わせの精度である。従来は、微分フィルタのような技術を用いて印刷物のエッジ(濃度が大きく変化する位置)を検出し、それを基準として位置合わせを行なっているが、エッジ部分の欠損や変形などが原因で充分な精度が得られないことがしばしばある。
また、印刷工程上、印刷物と印刷、あるいは、印刷が複数の版から構成される場合は、印刷の版どうしの相対的な位置ばらつきが発生するが、従来技術ではそれについて考慮されていない。
さらに、画像入力手段の分解能には原理上の限界があり、仮に同一の印刷物であったとしても、複数回入力する際に画素ピッチ以下のわずかな位置ずれによって入力画像の位置が変動する。しかし、従来技術では、画素ピッチを超える精度での位置合わせを行なえないため、その変動に追従できない。
以上のようないくつかの理由により、従来技術では画像からのサンプリング値が不安定となるおそれがある。
また、印刷物の汚損の進み方は、印刷版の性質と密接な関係がある。たとえば、凹版(凹印刷版)ではインクの厚さで印刷の濃淡を表現している(インクが厚いと濃く、インクが薄いと淡い)ため、汚損が進むと濃い部分のインクが削れていき、一般にコントラストが低くなる。
一方、平版(平印刷版)では、汚損が進んでもインクが削れることはほとんどなく、印刷面への汚れの付着や経年変化によって色調が変化する。このように、汚損の進行によって現れる印刷面の変化をとらえるには、印刷版ごとに適したサンプリング方法を選択すべきであるが、従来技術では印刷の種類ごとに領域を定義しているものの、画像からのサンプリング値は濃度という単一のものであったため、印刷物の汚損を正確にとらえられないおそれがある。
さらに、位置合わせの前段階である画像の回転補正については、位置合わせと同様に公知の方法に基づいており、位置合わせについて述べたのと同じ理由によって、充分な精度の回転補正を行なえないおそれがある。
そこで、本発明は、印刷物の印刷模様を印刷の版ごとの印刷成分に分離することで、それぞれの印刷成分に適した処理を行なえ、より正確に汚損度を判定することが可能な印刷物の汚損度判定装置および印刷物の汚損度判定方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷物の汚損度判定装置は、複数の印刷版により印刷された一つの印刷物からの入力画像と予め登録された登録画像との位置を合わせる位置合わせ手段と、前記入力画像を前記複数の印刷版に対応した複数の印刷成分に分離し、各印刷成分から汚損特徴を抽出する版分離処理手段と、各印刷成分から抽出された汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する汚損度判定手段と、を具備している。
また、本発明の印刷物の汚損度判定方法は、複数の印刷版により印刷された一つの印刷物からの入力画像と予め登録された登録画像との位置を合わせ、前記入力画像を前記複数の印刷版に対応した複数の印刷成分に分離し、各印刷成分から汚損特徴を抽出し、各印刷成分から抽出された汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する。
本発明によれば、印刷物の印刷模様を印刷の版ごとの印刷成分に分離することで、それぞれの印刷成分に適した処理を行なえ、より正確に汚損度を判定することが可能な印刷物の汚損度判定装置および印刷物の汚損度判定方法を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の第1及び第2の実施形態について説明する。
最初に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷物の汚損度判定装置の構成を概略的に示すものである。この印刷物の汚損度判定装置は、画像入力手段としての画像入力部1、エッジ位置検出手段としてのエッジ位置検出部2、近傍輝度サンプリング手段としての近傍輝度サンプリング部3、エッジ真位置推定手段としてのエッジ真位置推定部4、エッジ位置異常値除去手段としてのエッジ位置異常値除去部5、回転角算出手段としての回転角算出部6、データベース7、ターゲット回転変換手段としてのターゲット回転変換部8、ターゲット位置検出手段としてのターゲット位置検出部9、近傍照合類似度算出手段としての近傍照合類似度算出部10、関数近似手段としての関数近似部11、ターゲット真位置推定手段としてのターゲット真位置推定部12、位置合わせ手段としての位置合わせ部13、マスク・フィルタ処理手段としてのマスク・フィルタ処理部14、汚損特徴抽出手段としての汚損特徴抽出部15、汚損度判定手段としての汚損度判定部16、落書き検出手段としての落書き検出部17、出力手段としての結果出力部(表示部)18を備えている。
画像入力部1は、搬送路上を矢印方向に搬送される印刷物(たとえば、銀行券などの有価証券)Aの表面の画像を入力する。エッジ位置検出部2は、この画像入力部1により入力された画像での画素間の輝度差によって印刷物Aのエッジの位置を検出する。近傍輝度サンプリング部3は、このエッジ位置検出部2により検出されたエッジ位置の近傍での輝度(エッジ位置を含む複数画素の輝度)をサンプリングする。
エッジ真位置推定部4は、エッジ位置検出部2により検出されたエッジ位置および近傍輝度サンプリング部3によりサンプリングされたそのエッジ位置近傍での輝度の勾配から真のエッジを算出する。エッジ位置異常値除去部5は、このエッジ真位置推定部4により算出された真のエッジ位置の並びから、異常値を示す真のエッジ位置を検出し、この異常値を示す真のエッジ位置を除去する。
回転角算出部6は、このエッジ位置異常値除去部5により除去された異常値を示す真のエッジ位置を含まない複数の真のエッジ位置の並びから印刷物Aの回転角(基準位置に対する回転角)を算出する。ターゲット回転変換部8は、データベース(記憶手段)7に印刷物Aの印刷版ごとにあらかじめ登録された複数の印刷模様(ターゲットと称す)を回転角算出部6により算出された回転角に応じて回転変換する。ターゲット位置検出部9は、印刷物Aの印刷版ごとに、ターゲット回転変換部8により回転変換された各ターゲットについて、画像入力部1により入力された画像内で照合類似度が最大となる位置を検出する。
近傍照合類似度算出部10は、印刷物Aの印刷版ごとに、ターゲット位置検出部9により各ターゲットについて検出された照合類似度最大位置の近傍での照合類似度(照合類似度最大位置に隣接する複数の隣接位置との複数の照合類似度)を算出する。関数近似部11は、印刷物Aの印刷版ごとに、ターゲット位置検出部9により検出された各ターゲットについての照合類似度最大位置および近傍照合類似度算出部10により算出された照合類似度最大位置の近傍での照合類似度の勾配を曲線や曲面などで関数近似する。
ターゲット真位置推定部12は、印刷物Aの印刷版ごとに、関数近似部11により関数近似された各ターゲットについての関数の極大値をもたらす位置を算出し真の位置とする。位置合わせ部13は、印刷物Aの印刷版ごとに、ターゲット真位置推定部12により求められた複数のターゲットの真位置から画像入力部1により入力された画像とあらかじめ登録された辞書情報との位置合わせを行なう。
マスク・フィルタ処理部14は、この位置合わせ部13により位置合わせされた画像に対し、印刷物Aの印刷版ごとにあらかじめ登録されたマスク・フィルタを用いて該当する版の印刷成分を分離する。例えば、マスク・フィルタ処理部14は、第1の印刷版(凹版)に対応する第1のマスク・フィルタと第2の印刷版(平版)に対応する第2のマスク・フィルタを用いて、画像を第1の印刷版に対応した第1の印刷成分と第2の印刷版に対応した第2の印刷成分とに分離する。
汚損特徴抽出部15は、このマスク・フィルタ処理部14により分離された第1の印刷成分からコントラストを汚損の特徴として抽出し、第2の印刷成分から色調を汚損の特徴として抽出する。汚損度判定部16は、この汚損特徴抽出部15により抽出された印刷版ごとの汚損特徴に基づき印刷物Aの汚損度を判定する。なお、汚損度判定部16は、この汚損特徴抽出部15により抽出された印刷版ごとの汚損特徴を統合して印刷物Aの汚損度を判定することもできる。
落書き検出部17は、マスク・フィルタ処理部14により分離された第1の印刷成分から、肖像及び額面のうちの少なくとも一方を含む特定部分に対する落書き(手書き)を検出する。結果出力部(表示部)18は、この落書き検出部17の検出結果および汚損度判定部16の判定結果を出力する。
以下、各部について詳細に説明する。
画像入力部1は、たとえば、カメラやスキャナなどのイメージセンシング機器で構成されており、これにより印刷物Aの2次元画像Mを得るようになっている。ここでは、印刷物Aは画像入力部1に対して正面を向いているものとし、奥行き方向の歪みを無視できるものとする。
エッジ位置検出部2は、画像入力部1で入力された画像(以降、これを入力画像とも言う)Mでの画素間の輝度差を利用して印刷物Aのエッジの位置を検出する。本実施の形態では、たとえば、1次元微分フィルタによるエッジ位置の検出を行なう。
図2は、エッジ位置検出部2における1次元微分フィルタのスキャン方向の説明図である。1次元微分フィルタでは、あるラインにつき画像の端から印刷物Aのエッジとほぼ垂直方向に「−1 0 1」というオペレータでフィルタリング処理を行なっていき、オペレータの演算結果が一定の閾値TH以上(あるいは以下)の位置をそのラインでのエッジ位置とする。ここでは、それをyとし、位置yでの輝度をIとする。
図3は、エッジ位置検出部2におけるフィルタリング処理の一例を示している。ここでは、縦方向に上から下へスキャンしたとし、説明を簡略化するため、印刷物Aの外側の背景部分の輝度が「0」、印刷物Aの輝度が「200」、その境界の画素の輝度が「100」であるとする。オペレータとの演算によって、最も大きな値(200)を示すのはオペレータの中心位置が境界の画素の位置のときであるため、その位置をyとし、位置yでの輝度Iは「100」となる。
近傍輝度サンプリング部3は、エッジ位置検出部2で得られたエッジ位置yおよびその近傍での輝度(エッジ位置yを含む複数画素の輝度)をサンプリングする。本実施の形態では、エッジ位置yの近傍として位置(y−1)と位置(y+1)を選び、それらの輝度をそれぞれIy−1、I、Iy+1とする。これについても図3で説明するが、図3に示すように、輝度Iy−1、I、Iy+1は、それぞれ「0」、「100」、「200」である。
エッジ真位置推定部4は、近傍輝度サンプリング部3で得られた輝度I、Iy−1、Iy+1から真のエッジ位置を推定する。なお、Iy+1>I≧Iy−1であるとする。このとき、真のエッジ位置yを下記数1にしたがって推定する。
Figure 0005172643
図3の例では、I=100、Iy−1=0、Iy+1=200なので、
Figure 0005172643
となる。
また、図4には他の例として、Iが「0」、「50」、「150」の場合を示す(Iy−1、Iy+1はいずれも「0」、「200」)。図4(a)の例では、I=0、Iy−1=0、Iy+1=200なので、
Figure 0005172643
となる。図4(b)の例では、I=50、Iy−1=0、Iy+1=200なので、
Figure 0005172643
となる。図4(c)の例では、I=150、Iy−1=0、Iy+1=200なので、
Figure 0005172643
となる。
エッジ位置異常値除去部5は、エッジ真位置推定部4で得られた真のエッジ位置のうち、その並びで異常値があれば除去する。ここでは、注目するスキャンラインとその両隣りのスキャンラインとで真のエッジ位置にいずれも「2画素以上」の差があれば、その注目スキャンラインで得られた真のエッジ位置を異常値として除去(無効化)する。これは、1画素ピッチで隣接するスキャンライン上の真のエッジ位置が2画素以上ずれることは、回転を考慮してもありえない異常値であるとの判断によるものである。
回転角算出部6は、エッジ位置異常値除去部5を経て選ばれた真のエッジ位置の並びから回転角を算出する。本実施の形態では、たとえば、真のエッジ位置の直線回帰を行ない、その回帰直線の傾きから回転角を算出する。
図5は、回転角算出部6における回転角算出の説明図である。ここでは説明を簡略化するため、3×3画素からなる領域について考える。図中の数字は、各画素の輝度である。まず、スキャンラインごとに推定された真のエッジ位置(図中、黒丸)aから回帰分析により回帰直線(図中、実線)bを求める。なお、従来、このような場合、エッジ位置は画素ピッチ単位となるため(図中、白丸c)、図中の点線のような回帰直線dとなる。
既に述べてきたように、本発明では画素の輝度を基に真のエッジ位置を推定するため、より精度の高い回帰直線が得られる。ここで、回帰直線の傾きをeとすると、回転角θは、下記式のように算出される。
θ=arctan(e)
ターゲット回転変換部8は、データベース7に印刷物Aの印刷版ごとにあらかじめ登録された複数のターゲット(印刷模様)を回転角算出部6により算出された回転角に応じて回転補正(回転変換)する。ここで、データベース7に登録されたターゲットとは、印刷物Aの印刷面で特に特徴的な部分(たとえば、濃度変化が激しい部分など)を指し、人間の判断で、あるいは、一定の尺度で自動的に選択されるものである。
図6は、ターゲット回転変換部8におけるターゲット回転変換の説明図である。まず、あらかじめ、印刷物Aの特徴的な部分、図6の例では3つの角部に存在する特徴的なパターン21,22,23をそれぞれ切り出し、この切り出したパターン21,22,23をターゲットとして、その切り出された位置の情報とともにデータベース7に登録する。
ターゲット回転変換部8では、このデータベース7に登録されたターゲット21,22,23を読込み、以降のターゲット照合での結果が最良となるよう当該ターゲットを回転角算出部6で得られた回転角θに応じて回転変換する。
ターゲット位置検出部9は、ターゲット回転変換部8で回転変換された各ターゲット21,22,23について、入力画像内で照合類似度が最大となる位置を検出する。
図7は、ターゲット位置検出部9におけるターゲット位置検出の説明図である。回転変換された各ターゲット21,22,23の位置情報を基に、当該各ターゲット21,22,23と入力画像における印刷物Aの対応する局所領域の画像とを照合して両者の類似度を算出し、算出した類似度が最大となる位置pをそれぞれ検出する。
なお、処理の高速化・安定化のため、それぞれのターゲット21,22,23には、基準位置を中心とする一定の範囲制限を設けるものとする。図7では、たとえば、印刷物Aの3つの角部に検出範囲として示した破線24,25,26の範囲内とする。
近傍照合類似度算出部10は、ターゲット位置検出部9で検出された照合類似度最大位置pの近傍での照合類似度(照合類似度最大位置pに隣接する複数の隣接位置との複数の照合類似度)を算出する。
図8は、近傍照合類似度算出部10における近傍照合類似度算出の説明図である。ここでは、近傍(隣接位置)として、位置p±1を考える。近傍照合類似度算出部10は、位置p±1での照合類似度を算出する。図8では、黒丸fがそれを示している。
関数近似部11は、近傍照合類似度算出部10で得られた照合類似度最大位置pおよびその近傍位置p±1での照合類似度の勾配を曲線や曲面などで関数近似する。これについても図8を用いて説明する。ここでは、位置pおよび近傍位置p±1での合計3点を通る放物線gで近似する。ここに、3点fを通る放物線gは一意に定まる。
ターゲット真位置推定部12は、関数近似部11で得られた近似関数の極大値をもたらす位置を画素ピッチ以下の高精度で算出し真の位置とする。これについても図8を用いて説明する。
図8に示すように、画素ピッチ単位においては、位置pの照合類似度が確かに最大であるが、関数近似部11で得られた放物線gの極大値をもたらす位置と位置pとは、必ずしも一致しない。そこで、ターゲット真位置推定部12では、この極大値をもたらす位置をターゲット真位置pとする。
位置合わせ部13は、ターゲット真位置推定部12で得られたターゲット真位置から入力画像とあらかじめ登録された辞書情報との位置合わせを行なう。
図9は、位置合わせ部13における位置合わせの説明図である。ここでは、ターゲット真位置推定部12で得られた3つのターゲット真位置を用いて、入力画像A1をアフィン変換する(3点基準によりアフィン変換は一意に定まる)。すなわち、3つのターゲット真位置を結ぶ三角形が辞書情報A2において正規化された座標系での対応する三角形と重なるように、入力画像A1全体を座標変換(変形)する。これにより、画素ピッチよりも細かい精度で入力画像A1の位置や大きさを正規化した位置合わせ後の入力画像A3が得られる。
マスク・フィルタ処理部14は、位置合わせ部13によって位置合わせされた入力画像A3に対し、印刷物Aの印刷版ごとにあらかじめ登録されたマスク・フィルタを用いて該当する版の印刷成分を分離する。
図10は、マスク・フィルタ処理部14におけるマスク・フィルタ処理の説明図である。ここでは、印刷物Aの印刷成分を凹版の印刷成分A4と平版の印刷成分A5の2つに分離する様子を示している。
汚損特徴抽出部15は、印刷物Aの印刷版ごとに適した汚損特徴を抽出する。たとえば、凹版の印刷成分A4では、インクの量で濃淡を表現することから濃淡コントラストを汚損(インクかすれ)の特徴として抽出し、平版の印刷成分A5については濃度サンプリング値とあらかじめ定められた基準値との差を汚損(変色・退色・しみ)の特徴として抽出する。
汚損度判定部16は、印刷物Aの印刷版ごとの汚損特徴を統合することで汚損度を判定する。統合方法としては、単純に重み付き加算を行なうものや、特願平2007−42292号に記載されているような非線形系(ニューラルネット)を用いた方法など、様々な方法が適用可能である。
落書き検出部17は、凹版の中で肖像及び額面のうちの少なくとも一方を含む特定部分の落書きを検出する。落書きの検出方法であるが、特定部分全体の輝度平均を用いることでも検出可能であるが、本実施の形態によれば、高精度な位置合わせが行なわれるため、より微細な領域や画素単位での輝度を直接、検出判定に用いることもでき、より高精度な落書き検出が期待できる。
結果出力部18は、表示装置や記憶装置などの装置に対し、汚損度判定部16の判定結果および落書き検出部17の検出結果を出力する。
次に、このような構成において全体的な動作を図11〜図13に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、画像入力部1は、印刷物Aの2次元画像Mを入力する(ステップS1)。次に、エッジ位置検出部2は、画像入力部1で入力された画像Mでの画素間の輝度差を利用して印刷物Aのエッジ位置を検出する(ステップS2〜S10)。
すなわち、まず、1次元微分フィルタのスキャンライン位置xを「0」に初期化し(ステップS2)、その後、スキャンライン位置xがあらかじめ定められたスキャンライン数最大値XMAXよりも小さいか否かをチェックし(ステップS3)、スキャンライン位置xがスキャンライン数最大値XMAXよりも小さい場合、エッジ位置yおよび真のエッジ位置yをそれぞれ「−1」に初期化するとともに(ステップS4、S5)、画素位置yyを「0」に初期化する(ステップS6)。
次に、画素位置yyがあらかじめ定められた画素数最大値YMAXよりも小さいか否かをチェックし(ステップS7)、画素位置yyが画素数最大値YMAXよりも小さい場合、オペレータの演算結果hを下記数6により求める(ステップS8)。
Figure 0005172643
次に、求めた演算結果hがあらかじめ定められたオペレータの演算結果の閾値THよりも小さいか否かをチェックし(ステップS9)、演算結果hが閾値THよりも小さい場合、画素位置yyをインクリメントし(ステップS10)、その後、ステップS7に戻って上記同様な動作を繰り返す。
次に、近傍輝度サンプリング部3は、エッジ位置検出部2で得られたエッジ位置yおよびその近傍位置y−1、y+1での輝度をそれぞれサンプリングする(ステップS11〜S12)。
すなわち、まず、エッジ位置検出部2で得られたエッジ位置yを画素位置yyに設定し(ステップS11)、その後、エッジ位置yおよび近傍位置y−1、y+1の輝度Iy−1、I、Iy+1をそれぞれ求める(ステップS12)。
次に、エッジ真位置推定部4は、近傍輝度サンプリング部3にて得られた輝度Iy−1、I、Iy+1から、前記数1にしたがって真のエッジ位置yを推定する(ステップS13)。
次に、エッジ位置異常値除去部5は、エッジ真位置推定部4で得られた真のエッジ位置yのうち、その並びで異常値があれば除去する(ステップS14〜S16)。
すなわち、まず、注目スキャンラインと隣接スキャンラインとの真のエッジ位置の差が2画素以上あるか否かをチェックし(ステップS14)、差が2画素以上ある場合、真のエッジ位置yを「−1」に設定する(ステップS15)。その後、スキャンライン位置xをインクリメントし(ステップS16)、ステップS3に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS7におけるチェックの結果、画素位置yyが画素数最大値YMAXよりも大きい場合、あるいは、ステップS14におけるチェックの結果、差が2画素以上ない場合、ステップS15をジャンプしてステップS16に進み、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS3におけるチェックの結果、スキャンライン位置xがスキャンライン数最大値XMAXよりも大きい場合、回転角算出部6は、エッジ位置異常値除去部5を経て選ばれた真のエッジ位置yの並びから回転角を算出する(ステップS17〜S19)。
すなわち、まず、全スキャンラインの真のエッジ位置y(図5の黒丸a)から回帰分析により回帰直線(図5の実線b)を求める(ステップS17)。次に、真のエッジ位置yの傾きe(図5参照)を求め(ステップS18)、その後、回転角θ(図5参照)を前記式により算出する(ステップS19)。
次に、ターゲット回転変換部8は、データベース7に印刷物Aの印刷版ごとにあらかじめ登録された複数のターゲットをステップS19で算出された回転角θに応じて回転変換する(ステップS20〜S22)。
すなわち、まず、ターゲット数tを「0」に初期化し(ステップS20)、ターゲット数tがあらかじめ定められたターゲット数最大値TMAXよりも小さいか否かをチェックし(ステップS21)、ターゲット数tがターゲット数最大値TMAXよりも小さい場合、ターゲットBを回転角θだけ回転変換したターゲットB′を取得する(ステップS22)。
次に、ターゲット位置検出部9は、ターゲット回転変換部8で回転変換された各ターゲットB′(図7のターゲット21,22,23)について、入力画像M内で照合類似度が最大となる位置を検出する(ステップS23〜S29)。
すなわち、まず、照合類似度Sを「−1」に初期化するとともに(ステップS23)、前述した検出範囲24,25,26(図7参照)において、照合位置ppを「0」に初期化する(ステップS24)。次に、照合位置ppがあらかじめ定められた照合位置数最大値PMAXよりも小さいか否かをチェックし(ステップS25)、照合位置ppが照合位置数最大値TMAXよりも小さい場合、各ターゲットB′印刷物Aの照合位置ppとの照合類似度SPPを求める(ステップS26)。
次に、求めた照合類似度SPPが照合類似度Sよりも大きいか否かをチェックし(ステップS27)、照合類似度SPPが照合類似度Sよりも大きい場合、照合類似度Sを照合類似度SPPにするとともに、類似度最大位置pを照合位置ppにし(ステップS28)、その後、照合位置ppをインクリメントし(ステップS29)、ステップS25に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS27におけるチェックの結果、照合類似度SPPが照合類似度Sよりも小さい場合、ステップS28をジャンプしてステップS29に進み、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS25におけるチェックの結果、照合位置ppが照合位置数最大値TMAXよりも大きい場合、近傍照合類似度算出部10は、ターゲット位置検出部9で検出された照合類似度最大位置pおよび近傍位置p−1、p+1の照合類似度SP−1、S、SP+1をそれぞれ求める(ステップS30)。
次に、関数近似部11は、近傍照合類似度算出部10で得られた照合類似度最大位置pおよび近傍位置p−1、p+1の照合類似度の勾配を、図8に示すように、(p−1,SP−1)、(p,S)、(p+1,SP+1)の3点を通る放物線gで近似する(ステップS31)。
次に、ターゲット真位置推定部12は、関数近似部11で得られた近似関数の極大値Sp*をもたらす位置をターゲット真位置pとし(ステップS32)、その後、ターゲット数tをインクリメントし(ステップS33)、ステップS21に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS21におけるチェックの結果、ターゲット数tがターゲット数最大値TMAXよりも大きい場合、位置合わせ部13は、ターゲット真位置推定部12で得られたt個のターゲット真位置を用いて印刷物Aの入力画像M(図9の入力画像A1に対応)をアフィン変換し、変換後の入力画像M′(図9の入力画像A3に対応)を取得する(ステップS34)。
次に、マスク・フィルタ処理部14は、位置合わせ部13によってアフィン変換された後の入力画像M′(図10の入力画像A3に対応)から凹版画像M′1(図10の凹版印刷成分A4に対応)および平版画像M′2(図10の平版印刷成分A5に対応)を分離する(ステップS35)。
次に、汚損特徴抽出部15は、印刷物Aの印刷版ごとに適した汚損特徴を抽出する(ステップS36)。たとえば、凹版画像M′1では濃淡コントラストを汚損の特徴として抽出し、平版画像M′2については濃度サンプリング値と基準値との差を汚損の特徴として抽出する。
次に、汚損度判定部16は、印刷物Aの印刷版ごとの汚損特徴を統合することで汚損度を判定する(ステップS37)。次に、落書き検出部17は、凹版画像M′1から落書きを検出する(ステップS38)。次に、結果出力部18は、汚損度判定部16の判定結果および落書き検出部17の検出結果を出力する(ステップS39)。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、印刷物の汚損度を判定する際、印刷物の印刷模様を印刷版ごとの印刷成分に分離することで、それぞれに適した処理を行なえ、より正確な汚損度判定が可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものでなく、様々な様態に変形して実施できる。たとえば、ターゲット照合の際、両情報の類似度の代わりに距離尺度を用いてもよい。その場合、類似度最大、極大を距離最小、極小などと置き換えるものとする。
また、画像入力部で用いるセンシングデバイスの波長域は、可視光に限らず、たとえば、赤外光(IR)を用いたり、可視光と赤外光とを併用したりするなど、様々な実施形態が考えられる。可視光と赤外光とを併用した汚損度判定については以下で詳しく説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図14は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷物の汚損度判定装置の構成を概略的に示すものである。この印刷物の汚損度判定装置は、上記したように、異なる波長域のセンシングデバイス(カメラ又はイメージセンサなど)を利用した装置である。例えば、この印刷物の汚損度判定装置は、画像入力部1a及び画像入力部1bを備え、画像入力部1aは可視光画像入力部であり、画像入力部1bは赤外光画像入力部である。さらに、この印刷物の汚損度判定装置は、画像入力部1aにより入力された入力画像と、画像入力部1bにより入力された入力画像との位置を合わせる画像間の位置合わせ部13bを備えている。その他の構成については、基本的に、図1に示す印刷物の汚損度判定装置と同じであり、その他の構成の詳細説明については省略する。
この印刷物の汚損度判定装置は、同一の印刷物に対し、画像入力部1aと画像入力部1bを利用して二種類の入力画像を獲得することができ、これら二種類の入力画像の夫々から汚損度を判定したり、落書きを検出したりすることができる。汚損度判定及び落書き検出の詳細については既に説明した通りであり、なお、画像入力部1bが赤外光画像入力部である場合には、画像入力部1bからの入力画像に対するマスクフィルタ処理は省略する。また、画像間位置合わせ部13bが、上記二種類の入力画像の位置を合わせる。つまり、画像間位置合わせ部13bは、ターゲット真位置推定部12により推定されたターゲット真位置の結果を利用し、位置合わせ部13によって正規化された上記二種類の入力画像の位置を合わせる。つまり、一方の入力画像上の各ターゲット真位置と、他方の入力画像上の各ターゲット真位置とを対応付けて、これら二つの入力画像の位置を合わせる。既に説明したように、ターゲット真位置の位置精度は非常に高い。そのため、二つの入力画像を高精度に位置合わせすることができる。
その結果、この印刷物の汚損度判定装置は、これら二つの入力画像から得られた二つの汚損度判定結果を総合的に見て最終的な汚損度を判定したり、これら二つの入力画像から得られた二つの落書き検出結果を総合的に見て最終的な落書き検出したりすることができる。即ち、この印刷物の汚損度判定装置は、高精度な汚損度判定結果を出力したり、高精度な落書き検出結果を出力したりすることができる。
さらに、詳細に説明すると、例えば、画像入力部1a(可視光画像入力部)は、R(Red)成分の入力画像、G(Green)成分の入力画像、B(Blue)成分の入力画像を入力する。汚損度判別装置は、これらR成分、G成分、B成分の入力画像に対して回転角検出、位置合わせ、版分離処理等を行う。例えば、マスク・フィルタ処理部14は、R成分、G成分、B成分の入力画像に対してマスク・フィルタ処理を行う。つまり、R成分の入力画像から分離された凹版対応の第1の印刷成分と、同じくR成分の入力画像から分離された平版対応の第2の印刷成分と、G成分の入力画像から分離された凹版対応の第3の印刷成分と、同じくG成分の入力画像から分離された平版対応の第4の印刷成分と、B成分の入力画像から分離された凹版対応の第5の印刷成分と、同じくB成分の入力画像から分離された第6の平版対応の印刷成分とが、得られる。
例えば、汚損特徴抽出部15は、コントラストに基づき第1、第3、第5の印刷成分から第1、第3、第5の汚損特徴を抽出し、色調に基づき第2、第4、第6の印刷成分から第2、第4、第6の汚損特徴を抽出する。汚損度判定部16は、第1、第2の汚損特徴に基づきR成分の入力画像の汚損度を判定する。例えば、第1の汚損特徴に基づく汚損度を5段階評価し、第2の汚損特徴に基づく汚損度を5段階評価し、第1の汚損特徴に基づく汚損度と第2の汚損特徴に基づく汚損度との平均値をR成分の入力画像の汚損度とする。同様にして、汚損度判定部16は、第3、第4の汚損特徴に基づきG成分の入力画像の汚損度を判定し、第5、第6の汚損特徴に基づきB成分の入力画像の汚損度を判定する。
また、落書き検出部17は、第1、第3、第5の印刷成分から落書きを検出し、第1の印刷成分から検出された落書きに基づきR成分の入力画像の落書き度を判定し、第3の印刷成分から検出された落書きに基づきG成分の入力画像の落書き度を判定し、第5の印刷成分から検出された落書きに基づきB成分の入力画像の落書き度を判定する。
さらに、汚損特徴抽出部15及び汚損度判定部16は、画像入力部1b(赤外光画像入力部)により入力された入力画像からも汚損特徴を抽出し、汚損度を判定する。また、落書き検出部17は、画像入力部1bにより入力された入力画像からも落書きを検出し、落書き度を判定する。
以上により、画像入力部1aにより入力された入力画像(R成分、G成分、B成分の入力画像)に対する汚損度判定結果と落書き度判定結果、及び画像入力部1bにより入力された入力画像に対する汚損度判定結果と落書き度判定結果に基づき、印刷物の汚損度及び落書き度を総合的に評価することができる。
上記したように、入力画像ごとに汚損度を判定したり、入力画像ごとに落書きを判定したりすることができるので、印刷物を高精度に評価することができる。これにより、例えば、印刷物を厳しく評価したい場面では、汚損度判定部16に設定可能な汚損度判定の基準値を低く設定することにより、ごく僅かに汚損した印刷物を検査した場合に、汚損度判定装置から汚損ありの判定を得ることができる。同様に、落書き検出部17に設定可能な落書き判定の基準を低く設定することにより、ごく僅かに落書きされた印刷物を検査した場合に、汚損度判定装置から落書きありの判定を得ることができる。逆に、印刷物を厳しく評価したくない場面では、汚損度判定部16に設定可能な汚損度判定の基準値を高く設定することにより、多少汚損した印刷物を検査した場合に、汚損度判定装置から汚損なしの判定を得ることができる。同様に、落書き検出部17に設定可能な落書き判定の基準を高く設定することにより、多少落書きされた印刷物を検査した場合に、汚損度判定装置から落書きなしの判定を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷物の汚損度判定装置の構成を概略的に示すブロック図。 エッジ位置検出部における1次元微分フィルタのスキャン方向を説明する模式図。 エッジ位置検出部におけるフィルタリング処理の一例を示す模式図。 エッジ真位置推定部において真のエッジ位置を推定する他の例を説明する模式図。 回転角算出部における回転角算出を説明する模式図。 ターゲット回転変換部におけるターゲット回転変換を説明する模式図。 ターゲット位置検出部におけるターゲット位置検出を説明する模式図。 近傍照合類似度算出部における近傍照合類似度算出を説明する模式図。 位置合わせ部における位置合わせを説明する模式図。 マスク・フィルタ処理部におけるマスク・フィルタ処理を説明する模式図。 全体的な動作を説明するフローチャート。 全体的な動作を説明するフローチャート。 全体的な動作を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷物の汚損度判定装置の構成を概略的に示すブロック図。
符号の説明
A…印刷物、1、1a、1b…画像入力部(画像入力手段)、2…エッジ位置検出部(エッジ位置検出手段)、3…近傍輝度サンプリング部(近傍輝度サンプリング手段)、4…エッジ真位置推定部(エッジ真位置推定手段)、5…エッジ位置異常値除去部(エッジ位置異常値除去手段)、6…回転角算出部(回転角算出手段)、7…データベース(記憶手段)、8…ターゲット回転変換部(ターゲット回転変換手段)、9…ターゲット位置検出部(ターゲット位置検出手段)、10…近傍照合類似度算出部(近傍照合類似度算出手段)、11…関数近似部(関数近似手段)、12…ターゲット真位置推定部(ターゲット真位置推定手段)、13…位置合わせ部(位置合わせ手段)、13b…画像間の位置合わせ部、14…マスク・フィルタ処理部(マスク・フィルタ処理手段)、15…汚損特徴抽出部(汚損特徴抽出手段)、16…汚損度判定部(汚損度判定手段)、17…落書き検出部(落書き検出手段)、18…結果出力部(出力手段)。

Claims (15)

  1. 複数の印刷版により印刷された一つの印刷物の画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力された入力画像に基づき、基準位置に対する前記印刷物の回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記複数の印刷版ごとに登録された複数の印刷模様を前記回転角に応じて回転変換するターゲット回転変換手段と、
    前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との照合類似度が最大となる複数の照合類似度最大位置を前記入力画像から検出するターゲット位置検出手段と、
    前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様と各照合類似度最大位置との複数の照合類似度、及び各回転済み印刷模様と各照合類似度最大位置に隣接する複数の隣接位置との複数の照合類似度を算出する照合類似度算出手段と、
    前記複数の印刷版ごとに、同一の回転済み印刷模様に対する照合類似結果を示す複数の照合類似度の勾配を関数近似する関数近似手段と、
    前記複数の印刷版ごとに、前記関数近似により算出された極大値に対応した各回転済み印刷模様の真位置を推定するターゲット真位置推定手段と、
    前記回転角検出手段により検出された回転角に応じて、前記入力画像と予め登録された登録画像との位置を合わせるものであって、前記複数の印刷版ごとに、前記ターゲット真位置推定手段により推定された各回転済み印刷模様の真位置に基づき前記入力画像と前記登録画像との位置を合わせる位置合わせ手段と、
    前記入力画像を前記複数の印刷版に対応した複数の印刷成分に分離し、各印刷成分から汚損特徴を抽出する版分離処理手段と、
    各印刷成分から抽出された汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する汚損度判定手段と、
    を具備したことを特徴とする印刷物の汚損度判定装置。
  2. 前記ターゲット位置検出手段は、前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との照合類似度が最大となる複数の照合類似度最大位置を前記入力画像の基準位置を含む一定の範囲内から検出することを特徴とする請求項1に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  3. 前記版分離処理手段は、
    前記複数の印刷版を構成する第1の印刷版に対応する第1のマスク・フィルタと前記複数の印刷版を構成する第2の印刷版に対応する第2のマスク・フィルタを用いて、前記位置合わせ手段により位置合わせされた前記入力画像を前記第1の印刷版に対応した第1の印刷成分と前記第2の印刷版に対応した第2の印刷成分とに分離するマスク・フィルタ処理手段と、
    コントラスト情報に基づき前記第1の印刷成分から第1の汚損特徴を抽出し、色調情報に基づき前記第2の印刷成分から第2の汚損特徴を抽出する汚損特徴抽出手段と、
    を含み、
    前記汚損度判定手段は、前記第1及び第2の汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  4. 前記マスク・フィルタ処理手段は、凹印刷版に対応する前記第1のマスク・フィルタと平印刷版に対応する前記第2のマスク・フィルタを用いて、前記位置合わせ手段により位置合わせされた前記入力画像を前記第1の印刷成分と前記第2の印刷成分とに分離することを特徴とする請求項3に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  5. 前記第1の印刷成分から、肖像及び額面のうちの少なくとも一方を含む特定部分に書き込まれた落書きを検出する落書き検出手段と、
    前記落書き検出手段の検出結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  6. 距離算出手段を備え、
    前記ターゲット位置検出手段は、前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との距離が最小となる複数の距離最小位置を前記入力画像から検出し、
    前記距離算出手段は、前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様と各距離最小位置との複数の距離、及び各回転済み印刷模様と各距離最小位置に隣接する複数の隣接位置との複数の距離を算出し、
    前記関数近似手段は、前記複数の印刷版ごとに、同一の回転済み印刷模様に対する距離算出結果を示す複数の距離の勾配を関数近似し、
    前記ターゲット真位置推定手段は、前記複数の印刷版ごとに、前記関数近似により算出された極小値に対応した各回転済み印刷模様の真位置を推定し、
    前記位置合わせ手段は、前記複数の印刷版ごとに、前記ターゲット真位置推定手段により推定された各回転済み印刷模様の真位置に基づき前記入力画像と前記登録画像との位置を合わせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  7. 前記ターゲット位置検出手段は、前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との距離が最小となる複数の距離最小位置を前記入力画像の基準位置を含む一定の範囲内から検出することを特徴とする請求項6に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  8. 前記回転角検出手段は、
    前記入力画像を構成する画素間の輝度差によって、前記入力画像から前記印刷物の複数のエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段と、
    前記エッジ位置検出手段により検出された前記複数のエッジ位置の夫々を含む複数画素の輝度をサンプリングする輝度サンプリング手段と、
    前記エッジ位置検出手段により検出された前記複数のエッジ位置及び前記輝度サンプリング手段によりサンプリングにより得られた複数の輝度の勾配から複数のエッジ真位置を推定するエッジ真位置推定手段と、
    前記エッジ真位置推定手段により推定された前記複数のエッジ真位置の並びから、前記印刷物の前記回転角を算出する回転角算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  9. 前記回転角検出手段は、
    前記エッジ真位置推定手段により推定された前記複数のエッジ真位置の並びから、異常値を示すエッジ真位置を検出し、前記異常値を示すエッジ真位置を除去するエッジ位置異常値除去手段を備え、
    前記回転角算出手段は、前記エッジ位置異常値除去手段により除去された前記異常値を示すエッジ真位置を含まない前記複数のエッジ真位置の並びから、前記印刷物の回転角を算出する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷物の汚損度判定装置。
  10. 複数の印刷版により印刷された一つの印刷物の画像を入力し、
    入力画像に基づき、基準位置に対する前記印刷物の回転角を検出し、
    前記複数の印刷版ごとに登録された複数の印刷模様を前記回転角に応じて回転変換し、
    前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との照合類似度が最大となる複数の照合類似度最大位置を前記入力画像から検出し、
    前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様と各照合類似度最大位置との複数の照合類似度、及び各回転済み印刷模様と各照合類似度最大位置に隣接する複数の隣接位置との複数の照合類似度を算出し、
    前記複数の印刷版ごとに、同一の回転済み印刷模様に対する照合類似結果を示す複数の照合類似度の勾配を関数近似し、
    前記複数の印刷版ごとに、前記関数近似により算出された極大値に対応した各回転済み印刷模様の真位置を推定し、
    前記検出された回転角に応じて、前記入力画像と予め登録された登録画像との位置を合わせる際に、前記複数の印刷版ごとに、前記推定された各回転済み印刷模様の真位置に基づき前記入力画像と前記登録画像との位置を合わせ、
    前記入力画像を前記複数の印刷版に対応した複数の印刷成分に分離し、各印刷成分から汚損特徴を抽出し、
    各印刷成分から抽出された汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する、
    ことを特徴とする印刷物の汚損度判定方法。
  11. 前記複数の印刷版を構成する第1の印刷版に対応する第1のマスク・フィルタと前記複数の印刷版を構成する第2の印刷版に対応する第2のマスク・フィルタを用いて、位置合わせされた前記入力画像を前記第1の印刷版に対応した第1の印刷成分と前記第2の印刷版に対応した第2の印刷成分とに分離し、
    コントラスト情報に基づき前記第1の印刷成分から第1の汚損特徴を抽出し、色調情報に基づき前記第2の印刷成分から第2の汚損特徴を抽出し、
    前記第1及び第2の汚損特徴に基づき前記印刷物の汚損度を判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷物の汚損度判定方法。
  12. 前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との照合類似度が最大となる複数の照合類似度最大位置を前記入力画像の基準位置を含む一定の範囲内から検出することを特徴とする請求項10に記載の印刷物の汚損度判定方法。
  13. 前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との距離が最小となる複数の距離最小位置を前記入力画像から検出し、
    前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様と各距離最小位置との複数の距離、及び各回転済み印刷模様と各距離最小位置に隣接する複数の隣接位置との複数の距離を算出し、
    前記複数の印刷版ごとに、同一の回転済み印刷模様に対する距離算出結果を示す複数の距離の勾配を関数近似し、
    前記複数の印刷版ごとに、前記関数近似により算出された極小値に対応した各回転済み印刷模様の真位置を推定し、
    前記複数の印刷版ごとに、前記推定された各回転済み印刷模様の真位置に基づき前記入力画像と前記登録画像との位置を合わせる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷物の汚損度判定方法。
  14. 前記複数の印刷版ごとに、各回転済み印刷模様との距離が最小となる複数の距離最小位置を前記入力画像の基準位置を含む一定の範囲内から検出することを特徴とする請求項13に記載の印刷物の汚損度判定方法。
  15. 前記入力画像を構成する画素間の輝度差によって、前記入力画像から前記印刷物の複数のエッジ位置を検出し、
    前記検出された前記複数のエッジ位置の夫々を含む複数画素の輝度をサンプリングし、
    前記検出された前記複数のエッジ位置及び前記サンプリングにより得られた複数の輝度の勾配から複数のエッジ真位置を推定し、
    前記推定された前記複数のエッジ真位置の並びから、前記印刷物の前記回転角を算出する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷物の汚損度判定方法。
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