JP5171579B2 - エンコーダの走査構成ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、エンコーダの走査構成ユニットに関する。
例えば米国特許出願公開第2004/0263846号明細書中に記されているようなエンコーダが、長さ及び変位を測定するために使用され、特に、加工すべき未加工品に対する工具の相対運動を測定する工作機械で使用され、座標測定機で使用され、ウェハーを位置決めする半導体産業でも益々使用される。
エンコーダに対するより高い分解能,より高い精度及び位置測定の再現性の持続した要求は、益々高まっている。この場合、機械的な構造をコンパクトにしなければならず、測定値を簡単に且つ耐ノイズ性に生成して測定値を伝送しなければならない。
コンパクトな構造,耐ノイズ性な測定値の生成及び測定値の伝送は、次第により多くの電気構成要素を走査構成要素自体内に組み込むことを条件とする。したがってこの目的のために、センサーチップが益々使用される。これらのセンサーチップ内では、センサ、光電走査可能なスケールに隣接した例えば光感知式の検出器のアレイ並びに例えばA/D変換器,増幅器,マイクロプロセッサ及びインターフェースのような信号処理手段が、最小な空間に配置されている。さらに、エンコーダの走査構成ユニットによって走査すべき測定目盛は益々より細かくなり、スケールに対する走査構成ユニットの走行速度は益々より高くなる。このことは、信号処理手段によって処理しなければならない走査信号の周波数を著しく高くする。その結果、走査構成ユニット内で発生する熱が増大する。寿命が低下し、識別データが時間と共に変化するので、この熱は、一方では電気構成要素自体に悪影響を及ぼす。走査構成ユニットの構造部品が任意に膨張するので、この熱は、他方では走査構成ユニットの機構にも悪影響を及ぼす。その結果、測定精度が悪化しうる。
米国特許出願公開第2004/0263846号明細書
本発明の課題は、高い測定精度が実現可能である走査構成ユニットを提供することにある。
この課題は、本発明により、請求項1に記載の特徴によって解決される。
走査構成ユニットのコンパクトな構造が、本発明によって可能になる。この場合、高い測定精度及び再現可能な位置測定も実現可能である。
このことは:
走査構成ユニットの内部空間内の熱を発生させる少なくとも1つの電気構成要素を有し、
測定すべき物体に位置を一定に取り付け可能である1つの本体を有し、この場合、この物体は、第1接触面によってこの測定すべき物体の第1地点に当接し、
第2接触面を有する1つの接触要素を有し、この第2接触面は、本体の取り付け時に測定すべき物体の第2地点に当接し、
1つの熱伝導路を有し、これに対して、電気構成要素で発生した熱が、走査構成ユニットの内部空間から接触要素まで伝達するように、この熱伝導要素は設計されている、スケールの測定目盛を走査するエンコーダの走査構成ユニットによって解決される。
本発明の好適な構成は、従属請求項中に記載されている。
第2接触面が弾性的に撓むように構成されている場合、特に好適な構造が得られる。このため、第2接触面は、弾性の板の一部である。この弾性の板の一部は、測定すべき物体の第2地点の方向に弾性に偏位可能に形成されている。この代わりに、第2接触面又は接触要素が、弾性手段によって本体に接して撓むように配置され得る。これらの弾性手段は、接触要素と本体との間を密閉する機能を同時に行う。
第2接触面は、好ましくは取り外し可能な蓋の構成要素である。この蓋は、走査構成ユニットの内部空間を覆う。
第1接触面は、取り付けられていない状態では第2接触面から離れて配置されている。このため、第2接触面が、測定すべき物体に既に接触している後に初めて、第1接触面が、この測定すべき物体に接触する。
特に接触要素は、本体に対して熱絶縁に配置されている。その結果、放出すべき熱が、本体に向かって伝達されない。
熱を発生させる電気要素から接触要素にかけた熱伝導路は、弾性に形成されている特に熱伝導要素を有する。特にこの熱伝導要素は、電気絶縁でもある。この熱伝導要素は、熱を発生させる電気構成要素と接触要素との間に特に挟み込まれて配置されている。この場合、この熱伝導要素は、一方では電気構成要素に接触し、他方では接触要素に熱伝導性に接触する。
エンコーダの精度を決定する走査板が、本体に適切に固定されている。
本発明を複数の実施の形態によって詳しく説明する。
本発明は、図中では光学式の測距装置の例で示されている。測定方向Xに相対運動可能な2つの物体1及び2の相対位置が、この測距装置によって測定されなければならない。この場合、スケール3が、このスケール3に対して測定方向Xに相対運動可能な走査構成ユニット10によって走査される。スケール3は、測定目盛8を有する。この走査目盛8は、走査構成ユニット10によって照射式に走査される。以下に、本発明にしたがって構成された走査構成ユニット10のいろいろな別形態を詳しく説明する。走査構成ユニットのいろいろな別形態は、以下では符号10とインデックスとしての別形態の番号とによって示される。
図1〜3中には、走査構成ユニット10.1の第1の別形態が示されている。この走査構成ユニット10.1は、光束を放射する図示しなかった照明ユニットを有する。この光束は、スケール3に当たり、このスケール3の測定目盛8によって反射され、走査板4.1を再び通過し、最後に光感知式の走査センサ5.1に当たる。この場合、走査構成ユニット10の光束は、スケール3の測定目盛8によって位置に依存して変調される。走査板4.1は、発生した光束に合わせられた走査目盛を公知の方式で有する。
走査センサ5.1は、例えば専用カスタムICとして構成されて配線基板6.1上に存在する。走査信号を処理するその他の電気構成要素、例えばA/D変換器,増幅器7.1,マイクロプロセッサ又はインターフェースユニットが、配線基板6.1上に存在する。これらの電気構成ユニットは、走査センサと共に1つの専用カスタムIC内で一緒に構成されてもよい。
走査構成ユニット10.1のコンパクトな構造を実現するため、電気構成要素5.1,7.1が、走査構成ユニット10.1の内部空間15.1内で保護されて配置されている。測定目盛8の小さい目盛周期及びスケール3に対する走査構成ユニット10.1の高い走行速度に基づいて、高い周波数の周期の走査信号が生成される。これらの走査信号が、その他の電気構成要素、特に増幅器7.1によって少ないノイズでさらに処理される必要がある。−例えば増幅器7.1だけが概略的に示され且つ付記されている−これらの電気構成要素は、走査信号を処理するために高いエネルギーを必要とし、それ故に比較的多い損失熱を発生させる。
走査構成ユニット10.1は、本体11.1を有する。走査板4.1が、本体11.1に固定されている。走査センサ5.1が、スケール3と走査板4.1との間の相対位置を検出する。その結果、走査板4.1は、走査構成要素10.1の精度を決定する構成要素である。走査板4.1は、本体11.1によって測定すべき一方の物体1に固定して取り付け可能である。この取り付けは、特に剛性に実施する必要がある。それ故に平坦な接触が、本体11.1と測定すべき物体1との間で実現される。この接触は、示された例ではボルト14.1によって実施される。
熱を発生させる電気構成要素7.1を伴う配線基板6.1が、本体11.1に熱絶縁に取り付けられていて、この本体11.1と一緒に操作可能である。配線基板6.1自体が、僅かな熱伝導の材料から成り、及び/又は、配線基板6.1が、熱絶縁媒体を介して及び/又は可能な限り僅かな接触によって本体11.1に固定されていることによって、この取り付けは実現され得る。熱を発生する電気構成要素7.1から出発して走査構成要素10.1の接触要素12.1にかけて、熱伝導路が設けられている。この熱伝導路は、この例では熱伝導要素13.1を有する。これに対して、電気構成要素7.1で発生した熱が、走査構成ユニット10.1の内部空間15.1から接触要素12.1まで伝達するように、この熱伝導要素13.1は設計されている。この示された例では、熱伝導要素13.1は、弾性的に撓う電気絶縁部材である。この電気絶縁部材は、一方では電気構成要素7.1に可能な限り密着し且つ広い面で接触し、他方では接触要素12.1に可能な限り密着し且つ広い面で接触する。熱伝導要素13.1は、電気構成要素7.1と接触要素12.1との間に平坦に配置されていて且つ締め付けられている。熱伝導要素13.1は、この例では熱伝導膜、ソフトサーム膜としても提供される特に熱伝導性の重合体膜である。
本体11.1は、特に頑丈に構成されていて且つ接触面111.1を有する。これらの接触面111.1は、第1地点1.11及び1.12で取り付ける時に固定要素としてのボルト14.1によって測定すべき物体1に接触する。
接触要素12.1は、この示された例では走査構成ユニット10.1の蓋として構成されている。この蓋は、本体11.1の接触面111.1に対して撓む。その結果この蓋は、取り付け時に邪魔にならない。本体11.1の取り付け時でも測定すべき物体1との良好に熱を伝達する接触を実現するため、接触要素12.1の接触面121.1が嵩高に構成されていて且つ弾性に撓む。この可撓性は、平坦に外側に曲げることによってつまり薄い板、例えば蓋を平らに打ち出すことによって実現される。図2中で明らかであるように、この嵩高な接触面121.1は、本体11.1の互いに離れている2つの接触面111.1間に立体的に存在する。本体11.1のこれらの接触面111.1は、この例では嵩高な接触要素12.1の接触面121.1に対して平行に配置されている。
接触要素12.1の材料が熱を良好に伝達するように、この材料は選択されている。接触要素12.1は、例えば熱絶縁の中間要素を設けることによって本体11.1に対して熱絶縁に配置され得る。これらの中間要素は、同時に接触要素12.1と本体11.1との間の密閉部材として作用できる。
図3は、接触要素12.1の撓む接触面121.1の機能を概略的に示す。本体11.1の精度を決定する接触面111.1は、ボルト14.1によって測定すべき物体1に結合される。走査構成要素10.1のこの取り付けの場合、接触要素12.1の接触面121.1も、測定すべき物体1に接触する。広い面で且つ密着する接触を保証するため、本体11.1の位置決めに影響することなしに、接触面121.1が、固定方向に、すなわち接触面121.1に対して垂直な方向に弾性的に撓む。接触要素12.1の接触面121.1と電気構成要素7.1との間に存在する熱伝導要素13.1も、接触要素12.1の撓む方向に撓むので、熱伝導が保証されている。確実な熱伝導路が、これらの手段によって電気構成要素7.1から熱伝導要素13.1を通じて良好に熱を伝達する接触面121.1にかけて、さらに測定すべき物体1にかけて提供される。これによって、走査構成ユニット10.1の熱が、測定すべき物体1の方向に適切に伝達する。この物体1は、ヒートシンクとして作用する。この場合、ヒートシンクとは、測定すべき物体1の熱容量が走査構成ユニット10.1の熱容量より大きく、それ故に走査構成ユニット10.1から測定すべき物体1中に入った熱が良好に広がることを意味する。これによって、一方では走査構成ユニット10.1からの良好な熱の伝達が保証され、他方では測定すべき物体1の温度も、熱の分散に起因してほんの少ししか上昇しない。これらの接触面111.1は、一方では取り付け面内で接触面121.1から互いに離れて配置されていて、他方では、図4に基づいて明らかであるように、蓋の元に戻された形によって互いに離れて配置されている。
測定動作中に、すなわち走査構成ユニット10.1が、測定すべき物体1に対して取り付けられている場合、接触要素12.1が、第2地点1.2で測定すべき物体1に熱を良好に伝達するように接触している。その結果、熱が、この測定すべき物体1に対して放出され得る。
図示しなかった方式では、冷媒が、測定すべき物体1に対して設けられることによっても、放熱がさらに支援され得る。これらの冷媒は、冷却フィン又は冷媒が通流する流路でもよい。
走査構成要素10.2の第2の実施の形態が、図4中に横断面で概略的に示されている。接触要素12.2が、走査構成要素10.2の内部空間15.2を覆う同様に蓋から形成される。上述した第1の実施の形態と違って、ここでは、接触要素12.2自体が弾性に形成されているのではなくて、接触要素12.2が、弾性手段16.2を介して本体11.2に偏位可能に支承されていることによって、接触面121.2の可撓性が保証されている。弾性的に撓む手段16.2は、この例では接触要素12.2と本体11.2との間を確実に密閉する機能も有する。走査板4.2,走査センサ5.2,配線基板6.2,電気構成要素7.2,熱伝導要素13.2及び本体11.2の接触面111.2のようなその他の図示された要素は、第1の実施の形態に一致する。
図5中には、走査構成ユニット10.3の第3の別形態が示されている。走査板4.3,配線基板6.3,熱伝導要素13.3及び電気構成要素7.2のような図示された要素は、第1の実施の形態に一致する。走査構成ユニット10.3は、スケール3上に当たる光束を放射する照明ユニットを有する。この光束は、スケール3の測定目盛8によって反射され、走査板4.3を再び通過し、最後に光感知式の走査センサ5.3上に当たる。この場合、この光束は、スケール3の測定目盛8によって位置に依存して変調される。走査板4.3は、発生した光束に合わせられた周期的な走査目盛を公知の様式で有する。
走査センサ5.3は、配線基板6.3上に存在する。走査信号を処理するその他の電気構成要素、例えばA/D変換器,増幅器7.3,マイクロプロセッサ又はインターフェースユニットが、配線基板6.3上に存在する。
走査構成ユニット10.3のコンパクトな構造を実現するため、電気構成要素5.3,7.3は、走査構成ユニット10.3の内部空間15.3内に配置されている。測定目盛8の小さい目盛周期及びスケール3に対する走査構成ユニット10.3の高い走行速度に基づいて、高い周波数の周期の走査信号が生成される。これらの走査信号が、その他の電気構成要素、特に増幅器7.3によって少ないノイズでさらに処理される必要がある。−例えば増幅器7.3だけが概略的に示され且つ付記されている−これらの電気構成要素は、走査信号を処理するために高いエネルギーを必要とし、それ故に比較的多い損失熱を発生させる。
走査構成ユニット10.3は、本体11.3を有する。走査板4.3が、本体11.3に固定されている。走査センサ5.3が、スケール3と走査板4.3との間の相対位置を検出する。その結果、走査板4.3は、走査構成要素10.3の精度を決定する構成要素である。走査板4.3は、本体11.3によって測定すべき一方の物体1.3に固定して取り付け可能である。この取り付けは、特に剛性に実施する必要がある。それ故に平坦な接触が、第1地点の本体11.3と測定すべき物体1との間で実現される。この接触は、示された例ではボルト14.3によって実施される。
熱を発生させる電気構成要素7.3を伴う配線基板6.3が、本体11.3に熱絶縁に取り付けられていて、この本体11.3と一緒に操作可能である。熱を発生する電気構成要素7.3から出発して走査構成要素10.3の接触要素12.3にかけて、熱伝導路が設けられている。この熱伝導路は、熱伝導要素13.3を有する。これに対して、電気構成要素7.3で発生した熱が、走査構成ユニット10.3の内部空間15.3から接触要素12.3まで伝達するように、この熱伝導要素13.3は設計されている。この示された例では、熱伝導要素13.3は、弾性的に撓う電気絶縁部材である。この電気絶縁部材は、一方では電気構成要素7.3に可能な限り広い面で接触し、他方では接触要素12.3に可能な限り広い面で接触する。熱伝導要素13.3は、この例では熱伝導膜、ソフトサーム膜としても提供される特に熱伝導性の重合体膜である。
走査構成ユニット10.3は、本体11.3を測定すべき物体1に取り付けることによって位置を一定に固定される。この場合、本体11.3が、第1接触面111.3によって第1地点で測定すべき物体1に当接し、接触要素12.3が、第2接触面121.3によって第2地点で測定すべき物体1に当接する。接触要素12.3の接触面121.3、すなわち第2接触面121.3が、取り付けのために弾性的に撓む、すなわち弾性である。これによって、一方では測定すべき物体1との確実な平面接触が保証されていて、他方では取り付け時の余計な測定が不要であり、本体11.3に対する反作用がない。この弾性的な可撓性は、この例では接触要素12.3の1つの領域の雷門形状の構造によって実現されている。
図6及び7中には、本体11.4の互いに垂直に配置された2つの接触面111.4及び111.5を有する走査構成ユニット10.4が概略的に示されている。このことは、これらの接触面111.4又は111.5のうちの1つの接触面による測定すべき物体1に対する選択的な取り付けを可能にする。これらの取り付け形態の各々の場合、接触要素12.4,12.5の同様に互いに垂直に配置された接触面121.4及び121.5によって、これらの接触面121.4,121.5のうちの少なくとも1つの接触面が、測定すべき物体1に当接して、熱を伝達し、放熱することが保証されている。
図6中には、本体11.4の接触面111.4が、接触要素12.4の接触面121.4に対して平行に配置されている。本体11.4の接触面111.4は、接触要素12.4の接触面121.4から離れて測定すべき物体1に接触する。本体11.4中への熱の伝達を阻止するため、この距離は、可能な限り大きくしなければならない。本体11.4と接触要素12.4との間の熱絶縁は、測定すべき物体1の適切な構造によってさらに向上され得る。図6の例の場合、本体11.4との接触地点は、接触要素12.4との接触地点から離れていて、測定すべき物体1は、1本の溝の形態の分離部分を有する。図7の例の場合、これらの接触地点は互いにさらに離れていて、測定すべき物体1の立体的な分離を実現する。
走査構成ユニットを有する測距装置の投影図である。 A−Aに沿った図1の走査構成ユニットを示す。 A−Aに沿った図1の走査構成ユニットを測定すべき物体が取り付けられた状態で示す。 第2走査構成ユニットの横断面の原理図である。 第3走査構成ユニットの横断面の原理図である。 測定すべき物体に走査構成ユニットを取り付けた概略図である。 測定すべき物体に走査構成ユニットを取り付けたもう1つの概略図である。
符号の説明
1 物体
1.11 第1地点
1.12 第1地点
1.2 第2地点
2 物体
3 スケール
4.1 走査板
4.2 走査板
4.3 走査板
5.1 走査センサ
5.2 走査センサ
5.3 配線基板
6.1 配線基板
6.2 配線基板
6.3 配線基板
7.1 増幅器
7.2 電気構成要素
7.3 増幅器
8 測定目盛
10 走査構成ユニット
10.1 走査構成ユニット
10.2 走査構成ユニット
10.3 走査構成ユニット
10.4 走査構成ユニット
11.1 本体
11.2 本体
11.3 本体
11.4 本体
12.1 接触要素
12.2 接触要素
12.3 接触要素
12.4 接触要素
12.5 接触要素
13.1 熱伝導要素
13.3 熱伝導要素
14.1 ボルト
14.3 ボルト
15.1 内部空間
15.2 内部空間
15.3 内部空間
16.2 弾性手段
111.1 接触面
111.2 接触面
111.4 接触面
111.5 接触面
121.1 接触面
121.2 接触面
121.3 接触面
121.4 接触面
121.5 接触面

Claims (9)

  1. 走査構成ユニット(10.1,10.2,10.3)の内部空間(15.1,15.2,15.3)内の熱を発生させる少なくとも1つの電気構成要素(7.1,7.2,7.3)を有し、
    測定すべき物体(1)に位置を一定に取り付け可能である1つの本体(11.1,11.2,11.3,11.4)を有しこの物体(11.1,11.2,11.3,11.4)は、第1接触面(111.1,111.2,111.3,111.4,11.5)によって前記測定すべき物体(1)の第1地点(1.11,1.12)に当接し、
    第2接触面(121.1,121.2,121.3,121.4,121.5)を有する1つの接触要素(12.1,12.2,12.3,12.4,12.5)を有し、この第2接触面(121.1,121.2,121.3,121.4,121.5)は、前記本体(11.1,11.2,11.3,11.4)の取り付け時に前記測定すべき物体(1)の第2地点(1.2)に当接し、
    1つの熱伝導路(13.1,13.2,13.3)を有し、前記電気構成要素(7.1,7.2,7.3)で発生した熱が、前記走査構成ユニット(10.1,10.2,10.3,10.4)の前記内部空間(15.1,15.2,15.3)から前記接触要素(12.1,12.2,12.3,12.4,12.5)まで伝達するように、前記熱伝導(13.1,13.2,13.3)は設計されている、スケール(3)の測定目盛(8)を走査するエンコーダの走査構成ユニット。
  2. 前記第2接触面(121.1,121.2,121.3,121.4,121.5)は、弾性的に撓むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の走査構成ユニット。
  3. 前記第2接触面(121.1,121.2,121.3,121.4,121.5)は、弾性の板として形成されていて、この弾性の板は、前記測定すべき物体(1)の前記第2地点(1.2)の方向に弾性に偏位可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の走査構成ユニット。
  4. 前記第2接触面(121.2)は、弾性手段(16.2)によって前記本体(11.2)に接して撓むように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の走査構成ユニット。
  5. 前記第2接触面(121.1,121.2,121.3,121.4,121.5)は、取り外し可能な蓋の構成要素であり、この蓋は、前記走査構成ユニット(10.1,10.2,10.3)の前記内部空間(15.1,15.2,15.3)を覆うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の走査構成ユニット。
  6. 前記第1接触面(111.1,111.2,111.3)は、取り付けられていない状態では前記第2接触面(121.1,121.2,121.3)から離れて配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の走査構成ユニット。
  7. 前記接触要素(12.1,12.2,12.3,12.4,12.5)は、前記本体(11.1,11.2,11.3,11.4)に対して熱絶縁されて配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の走査構成ユニット。
  8. 前記熱伝導路は、弾性的に形成されている熱伝導要素(13.1,13.2,13.3)を前記電気構成要素(7.1,7.2,7.3)と前記接触要素(12.1,12.2,12.3)との間に有し、前記熱伝導要素(13.1,13.2,13.3)が、一方では前記電気構成要素(7.1,7.2,7.3)に接触し、他方では前記接触要素(12.1,12.2,12.3)に接触することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の走査構成ユニット。
  9. 走査板(4.1,4.2,4.3)が、前記本体(11.1,11.2,11.3)に固定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の走査構成ユニット。
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