JP5171371B2 - 物理量測定システム - Google Patents
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Description
互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサと、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティングされた半導体レーザと、
前記半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバと、
前記FBGセンサ毎に、当該FBGセンサから前記半導体レーザに戻る反射光と、前記半導体レーザのパルス光のうちの前記反射光の中心波長に対応する光との間で共振状態を生起させる、前記半導体レーザのパルス光の周波数を共振周波数f0として前記レーザ駆動回路へ順次指定するシーケンス制御部(23)であって、前記各FBGセンサの共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まるシーケンス制御部と、
前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間でそれぞれ共振状態が生起している状態で、且つ、前記順次指定される共振周波数f 0 が切り替わる直前の状態において、前記半導体レーザの端面から出射される各パルス光の各波長を測定する波長測定部と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部と
を備えている。
互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサと、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティングされた半導体レーザと、
この半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバと、
前記半導体レーザから順次出射される各パルス光の出射間隔を示す前記周波数を連続的に変化させるために、前記レーザ駆動回路に周波数掃引信号を送出する周波数掃引回路と、
前記半導体レーザの端面から出射される出射間隔を示す周波数が掃引される各パルス光のうち、前記周波数の掃引過程で、前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間で前記周波数の掃引範囲内に共振周波数f 0 が含まれることによって共振状態が生じて、光強度が上昇したパルス光の各波長を当該FBGセンサの反射光の中心波長として測定する波長測定部であって、前記共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まる波長測定部と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部と、
を備えている。
互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサ(1)と、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティング(17)された半導体レーザ(15)と、
前記半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路(18)と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバ(5)と、
前記FBGセンサ毎に、当該FBGセンサから前記半導体レーザに戻る反射光と、前記半導体レーザのパルス光のうちの前記反射光の中心波長に対応する光との間で共振状態を生起せしむる前記半導体レーザのパルス光の周波数を共振周波数f0として前記レーザ駆動回路へ順次指定するシーケンス制御部(23)であって、前記各FBGセンサの共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まるシーケンス制御部(23)と、
前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間でそれぞれ共振状態が生起している状態で、且つ、前記順次指定される共振周波数f 0 が切り替わる直前の状態において、前記半導体レーザと前記各FGBセンサとを接続する光ファイバに介挿された光分岐器(40)にて分岐された、前記各FBGセンサの反射光の各波長を測定する波長測定部(20)と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部(31)と
を備えている。
図1は本発明の第1実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図16、図17に示す従来の歪測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
TW=2nL/C
となる。したがって、この距離Lに位置するFBGセンサ1に対するパルス光aの周波数fにおける共振周波数f0は
f0=C/2nL
となる。
共振状態が発生すると、図2(b)に示すように、半導体レーザ15から出射されているパルス光aにおける広帯域波長範囲λL〜λHのうち反射光bの中心波長λCに対応する波長成分の光強度のみが、光a、bがこの経路(2L)を往復する毎に上昇していく。その結果、共振状態においては、半導体レーザ15から出射されるパルス光aは、図示するように、共振状態のFBGセンサ1の反射光bの中心波長λCのみを含む高レベルのパルス光aとなる。
そして、予め記憶されている図4の特性を用いて、入力された共振状態のパルス光aの波長λCを算出して、次のデータ判定部21へ送出する。
図7は本発明の第2実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図1に示す本発明の第1実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図10は本発明の第3実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図1に示す本発明の第1実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図11は本発明の第4実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図1に示す本発明の第1実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図12は本発明の第5実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図1に示す第1実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図13は本発明の第6実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図12に示す第5実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図14は本発明の第7実施形態に係わる物理量測定システムの概略構成図である。図11に示す第1実施形態に係わる物理量測定システムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
Claims (11)
- 互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサ(1)と、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティング(17)された半導体レーザ(15)と、
前記半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路(18)と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバ(5)と、
前記FBGセンサ毎に、当該FBGセンサから前記半導体レーザに戻る反射光と、前記半導体レーザのパルス光のうちの前記反射光の中心波長に対応する光との間で共振状態を生起させる、前記半導体レーザのパルス光の周波数を共振周波数f0として前記レーザ駆動回路へ順次指定するシーケンス制御部(23)であって、前記各FBGセンサの共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まるシーケンス制御部(23)と、
前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間でそれぞれ共振状態が生起している状態で、且つ、前記順次指定される共振周波数f 0 が切り替わる直前の状態において、前記半導体レーザの端面から出射される各パルス光の各波長を測定する波長測定部(20)と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部(31)と
を備えたことを特徴とする物理量測定システム。 - 互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサ(1)と、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティングされた半導体レーザ(15)と、
この半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路(18a)と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバ(5)と、
前記半導体レーザから順次出射される各パルス光の出射間隔を示す前記周波数を連続的に変化させるために、前記レーザ駆動回路に周波数掃引信号を送出する周波数掃引回路(36)と、
前記半導体レーザの端面から出射される出射間隔を示す周波数が掃引される各パルス光のうち、前記周波数の掃引過程で、前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間で前記周波数の掃引範囲内に共振周波数f 0 が含まれることによって共振状態が生じて、光強度が上昇したパルス光の各波長を当該FBGセンサの反射光の中心波長として測定する波長測定部(20)であって、前記共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まる波長測定部(20)と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部(31)と、
を備えたことを特徴とする物理量測定システム。 - 前記波長測定部(20)は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から出射される各パルス光の各波長を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物理量測定システム。
- 前記波長測定部(20)は、前記半導体レーザと前記各FGBセンサとを接続する光ファイバに介挿された光分岐器(40)にて分岐された、前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から前記光ファイバに出射されたパルス光の各波長を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物理量測定システム。
- 前記波長測定部(20)は、前記光ファイバの前記半導体レーザから見て遠端に到着した、前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から前記光ファイバに出射されたパルス光の各波長を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物理量測定システム。
- 前記複数のFBGセンサは、少なくとも前記反射光における基準波長が等しいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の物理量測定システム。
- 前記複数のFBGセンサは前記光ファイバにて直列接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の物理量測定システム。
- 前記複数のFBGセンサは光分岐器(39)を介して並列接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の物理量測定システム。
- 前記複数のFBGセンサは、前記半導体レーザに対して互いに等しい距離に設置され、かつ、前記複数のFBGセンサは少なくとも前記反射光における基準波長が異なることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に項記載の物理量測定システム。
- 前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされた端面と前記光ファイバとの間に、前記半導体レーザから出射された光パルスを前記光ファイバに導くとともに、前記各FBGセンサからの反射光を前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面に導く集光レンズ(19)を備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の物理量測定システム。
- 互いに離間した複数の測定対象に設けられ、広帯域波長の入射光に対する反射光の中心波長が、測定対象から印加された物理量に応じて物理量無印加時の基準波長から変化する複数のFBGセンサ(1)と、
両端面から広波長帯域の光を出射するとともに一方の端面が反射防止コーティング(17)された半導体レーザ(15)と、
前記半導体レーザに対して指定された周波数で前記広帯域波長のパルス光を出射させるレーザ駆動回路(18)と、
前記半導体レーザの反射防止コーティングされた端面から出射されるパルス光を前記各FBGセンサに導く光ファイバ(5)と、
前記FBGセンサ毎に、当該FBGセンサから前記半導体レーザに戻る反射光と、前記半導体レーザのパルス光のうちの前記反射光の中心波長に対応する光との間で共振状態を生起せしむる前記半導体レーザのパルス光の周波数を共振周波数f0として前記レーザ駆動回路へ順次指定するシーケンス制御部(23)であって、前記各FBGセンサの共振周波数f 0 は、前記半導体レーザの前記反射防止コーティングされていない他方の端面から該当FBGセンサまでの距離L、光速C、光ファイバの屈折率nを用いて、
f 0 =C/2nL
で定まるシーケンス制御部(23)と、
前記半導体レーザと前記各FBGセンサとの間でそれぞれ共振状態が生起している状態で、且つ、前記順次指定される共振周波数f 0 が切り替わる直前の状態において、前記半導体レーザと前記各FGBセンサとを接続する光ファイバに介挿された光分岐器(40)にて分岐された、前記各FBGセンサの反射光の各波長を測定する波長測定部(20)と、
この波長測定部で測定されたFBGセンサ毎の測定波長の当該FBGセンサの基準波長からの波長ずれ量から前記測定対象から印加された物理量を算出する物理量算出部(31)と
を備えたことを特徴とする物理量測定システム。
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