JP5171213B2 - 粉粒体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体供給装置に関する。
従来の粉粒体供給装置としては、図10に示すように、粉粒体を内側に掻き込むための導入ガイド面1Aを備えた回転部材1を、粉粒体収容容器2の底壁2A上で回転させて、底壁2Aに堆積した粉粒体を底壁2Aの外縁部から中央部へと案内し、底壁2Aの中心部に形成された粉粒体排出孔3から下方に排出させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許2510569号公報(第2頁右段40行目〜44行目、第2図)
ところが、上述した従来の粉粒体供給装置では、粉粒体収容容器2内でのブリッジ形成等により、導入ガイド面1Aに粉粒体が掻き込まれない状態が一時的に発生した場合に、導入ガイド面1Aに沿って移動する粉粒体の途中に粉粒体が欠落したブランクS1が形成される。このブランクS1は粉粒体と共に移動し、消滅することなく粉粒体排出孔3に到達するため、粉粒体が途切れ途切れに排出されるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、粉粒体を途切らすことなく連続的に排出することが可能な粉粒体供給装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る粉粒体供給装置は、粉粒体を収容可能な円筒状の粉粒体収容容器と、粉粒体収容容器の円形の底壁の中心に貫通形成された円形の粉粒体排出孔と、底壁より小さい同心の円形をなし、底壁の上面に重ねられて粉粒体排出孔とその周囲を上方から覆い、粉粒体排出孔を中心にして回転駆動されて底壁上を摺動する容器内回転盤と、底壁の上面のうち容器内回転盤より外側で均一幅の円環状をなし、粉粒体収容容器内の粉粒体が堆積される環状堆積部と、容器内回転盤の下面に溝状に形成されて、一端が容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が粉粒体排出孔に連通し、環状堆積部上の粉粒体を受け入れて粉粒体排出孔へと案内するように湾曲した粉粒体導入路とを備え、粉粒体導入路のうち容器内回転盤の回転に伴って粉粒体を押圧する導入ガイド面の全体又は、導入ガイド面の途中から粉粒体排出孔までの間は、粉粒体排出孔に対する対数渦巻き曲線、アルキメデス曲線又はインボリュート曲線に平行な湾曲面であるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の粉粒体供給装置において、容器内回転盤の外周面のうち粉粒体導入路の開口縁から突出して、環状堆積部上の粉粒体を粉粒体導入路に取り込むための粉粒体取込突起を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の粉粒体供給装置において、容器内回転盤の下面のうち粉粒体排出孔と対向する部分には、粉粒体排出孔の上端部と同一内径の断面円形をなした中央凹部が粉粒体導入路の一部として陥没形成され、容器内回転盤の下面に溝状に形成されて、一端が容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が中央凹部の内側面に開放し、粉粒体導入路と逆向きに湾曲して、中央凹部から粉粒体排出孔に排出し切れなかった粉粒体を中央凹部から受け入れて環状堆積部へと案内する粉粒体導出路を備えたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の粉粒体供給装置において、容器内回転盤の下面のうち粉粒体排出孔との対向位置には、粉粒体導入路の終端部から離れるに従って徐々に下方に向かった降下ガイド面が形成されたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項乃至の何れかに記載の粉粒体供給装置において、容器内回転盤の下面に形成されて粉粒体導入路と逆向きに湾曲した溝状をなし、一端が容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が容器内回転盤の中心寄り位置で閉塞し、粉粒体導入路の通過後に底壁上に残った粉粒体を掻き集めて環状堆積部へと排出する掻出溝を備えたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の粉粒体供給装置において、容器内回転盤は、底壁に対して上下方向に直動可能とされ、容器内回転盤を下方に向けて付勢して底壁の上面に押し付ける付勢部材を備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明によれば、円筒状をなした粉粒体収容容器の底壁に、底壁と同心の円形をなした容器内回転盤が設けられ、容器内回転盤が粉粒体収容容器の底壁上を摺動しながら回転駆動される。すると、粉粒体収容容器の内周面と容器内回転盤の外周面との間の環状堆積部に堆積した粉粒体が粉粒体導入路によって掻き集められ、導入ガイド面に押されて、底壁の外縁部から中央部へと案内され、粉粒体排出孔から下方へと排出される。
導入ガイド面に押されて移動する粉粒体は、導入ガイド面に沿って移動する。ここで、万が一、導入ガイド面に粉粒体が掻き込まれない状態が一時的に発生して、導入ガイド面に沿って移動する粉粒体の途中に、粉粒体が欠落したブランクが生じた場合であっても、本発明の導入ガイド面の全体又は、導入ガイド面の途中から粉粒体排出孔までの間は、粉粒体排出孔を基準円として描かれた対数渦巻き曲線、アルキメデス曲線又はインボリュート曲線に平行な湾曲面となっているから、粉粒体が粉粒体排出孔へと移動するに従って、ブランクの前後の粉粒体群が接近してブランクが徐々に狭まっていき、ついには消滅する。つまり、粉粒体排出孔までブランクが到達しないように構成されているから、粉粒体を途切らすことなく連続的に排出することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、環状堆積部上の粉粒体を効率よく粉粒体導入路に取り込むことができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、例えば、粉粒体導入路によって案内された粉粒体の量が、粉粒体排出孔の開口広さ(排出可能量)に対して過剰であって、案内された粉粒体の一部が中央凹部から粉粒体排出孔に排出し切れなかった場合には、容器内回転盤における下面に設けられた粉粒体導出路が、排出し切れなかった粉粒体を中央凹部から受け入れて中央凹部から環状堆積部へと案内する。これにより粉粒体排出孔の詰まりを防止することができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、容器内回転盤の下面のうち粉粒体排出孔との対向位置へと進入した粉粒体を、降下ガイド面で受けてその下方の粉粒体排出孔へと案内することができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、粉粒体導入路の通過後に底壁上に残った粉粒体が、粉粒体収容容器から排出不可能なデッドストックになることを防ぐことができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、容器内回転盤は壁付勢手段によって底壁側に付勢されて底壁上面を摺動するから、底壁のうち粉粒体導入路の旋回領域に含まれる粉粒体を、残らず粉粒体排出孔から排出させることができる。また、万が一、容器内回転盤と底壁上面との間に粉粒体が入り込んだ場合でも、容器内回転盤が付勢手段の付勢力に抗して上方へ移動するので、粉粒体の噛み込みによる容器内回転盤の回転停止を防止することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る第1実施形態を、図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように、粉粒体供給装置90は粉粒体を収容した粉粒体収容容器10を備え、粉粒体収容容器10から下方に向けて粉粒体を排出する構成となっている。
粉粒体収容容器10は下端有底の円筒状をなしており、粉粒体収容容器10の底壁10Aの中心には、粉粒体排出孔12Aが貫通形成されている。また、底壁10Aの下面側における粉粒体排出孔12Aの開口縁からは鉛直下方に向かって粉粒体排出筒12が突出している。
図1に示すように粉粒体収容容器10の上端は開放しており、上端キャップ13にて閉じられている。上端キャップ13は粉粒体収容容器10の上端外周面に螺合されている。上端キャップ13の上面には、図示しない投入口が形成されている。投入口は上面中央からずれた位置に偏在して設けられており、この投入口から粉粒体収容容器10内に粉粒体を供給可能となっている。
上端キャップ13の上面中央には供給モータ14が固定されている。供給モータ14に連結された回転軸14Aは、図1に示すように粉粒体収容容器10内でその中心軸に沿って延びている。そして、回転軸14Aの下端部には容器内回転盤40が取り付けられている。
容器内回転盤40は粉粒体収容容器10の内径よりも小径でかつ、粉粒体排出孔12Aの内径よりも大径な平らな円板で構成されている(図2参照)。容器内回転盤40は、粉粒体収容容器10の底壁10A上面に重ねて配置され、粉粒体収容容器10の底壁10Aのうち、粉粒体排出孔12Aとその周囲を覆うように、粉粒体収容容器10内に遊嵌している。そして、容器内回転盤40は、その下面を粉粒体収容容器10の底壁10Aの上面に摺接させながら水平面内で回転可能となっている。
上端キャップ13の投入口(図示せず)から粉粒体収容容器10内に投入された粉粒体は、一旦、容器内回転盤40上に堆積する。この堆積した粉粒体を、容器内回転盤40の周縁部と粉粒体収容容器10の側壁との間の環状隙間35に掻き出すために、粉粒体収容容器10の内側には上面待ち受けガイド39が設けられている。上面待ち受けガイド39は、容器内回転盤40の上面に隣接配置された水平板39Aと、水平板39Aの基端部から垂直上方に延びてその上端部が上端キャップ13に固定された垂直板39Bとから構成される。
そして、水平板39Aの平面を供給モータ14の回転軸14Aの側面に当接させて取り付けることで、容器内回転盤40の回転方向に対して水平板39Aが傾斜し、容器内回転盤40の回転時に、容器内回転盤40上の粉粒体が水平板39Aに堰き止められて容器内回転盤40の外縁部に向けて案内される。そして、容器内回転盤40の外縁部から底壁10Aの外縁部、即ち、底壁10Aの外縁部に沿って設けられた環状堆積部10Bへと流下させる。さらに、上面待ち受けガイド39が粉粒体収容容器10内の粉粒体を撹拌するので、粉粒体収容容器10内で粉粒体が固まったり、詰まったりすることを防ぐことができる。これにより、容器内回転盤40上の粉粒体を安定して環状堆積部10Bへと流下させることが可能となる。
ところで、容器内回転盤40の下面には、環状堆積部10Bに堆積した粉粒体を容器内回転盤40の下方に取り込んで粉粒体排出孔12Aへと案内する為の導入ガイド壁411が設けられている。詳細には、図2に示すように、容器内回転盤40の下面のうち、粉粒体排出孔12Aと対向した部分には中央凹部(図示せず)が陥没形成されており、その中央凹部と容器内回転盤40の外縁部との間には、溝形構造の粉粒体導入路41が形成されている。その粉粒体導入路41の両側壁のうち、容器内回転盤40の回転方向における後側の側壁が前記導入ガイド壁411となっている。
図3に示すように、導入ガイド壁411の始端部には、容器内回転盤40の外周面から側方に突出した粉粒体取込突起46が備えられている。そして、容器内回転盤40の回転時には、この粉粒体取込突起46が、環状堆積部10Bに堆積した粉粒体を粉粒体導入路41内に取り込むようになっている。
導入ガイド壁411のうち、容器内回転盤40の回転に伴って粉粒体を押圧する導入ガイド面412は、全体として回転方向の後側に膨らむように湾曲した湾曲面となっている。詳細には、図2に示すように、導入ガイド面412のうち、粉粒体排出孔12A側の終端部から中間部までは、粉粒体排出孔12Aの円周に対して描かれるアルキメデス曲線Ar(図2における二点鎖線)と平行な湾曲面で構成されており、導入ガイド面412の中間部から始端部(粉粒体取込突起46)までは、回転方向の後側に膨らむように緩やかに湾曲した湾曲面となっている。ここで、粉粒体排出孔12Aの円周に対して描かれるアルキメデス曲線Arとは、粉粒体排出孔12Aの半径をaとした場合に、極座標でr=aθで表される曲線のことである。以上が、粉粒体供給装置90の構成に関する説明である。
次に、粉粒体供給装置90の動作について説明する。上端キャップ13に形成された投入口(図示せず)から粉粒体収容容器10内に投入された粉粒体は、一旦、容器内回転盤40の上面に堆積する。その状態で供給モータ14を駆動すると、容器内回転盤40が回転し、容器内回転盤40上の粉粒体が上面待ち受けガイド39によって外周縁側に向けて誘導される。そして、容器内回転盤40の外周縁と粉粒体収容容器10の側壁との間の環状隙間35から底壁10Aの環状堆積部10Bへと粉粒体が流下する。
環状堆積部10Bに堆積した粉粒体は、容器内回転盤40の外周面から突出した粉粒体取込突起46によって粉粒体導入路41内に取り込まれる。粉粒体導入路41内に取り込まれた粉粒体は、容器内回転盤40の回転に伴い底壁10A上面を摺動する導入ガイド壁411の導入ガイド面412に押されて、粉粒体収容容器10の底壁10Aの中心部(導入ガイド面412の終端部)へと連なって移動し、粉粒体排出孔12Aから連続的に排出される。
ここで、例えば、環状隙間35内に塊状の粉粒体が嵌まり込んで、環状堆積部10Bへの粉粒体の流下が妨げられ、導入ガイド面412に粉粒体が掻き込まれない状態が一時的に発生した場合には、図4(A)に示すように、導入ガイド面412に沿って移動する粉粒体の途中に、粉粒体が欠落したブランクS1が生じる。
これに対し、本実施形態の粉粒体供給装置90によれば、導入ガイド面412の中間部から粉粒体排出孔12Aまでの間は、粉粒体排出孔12Aに対して描かれたアルキメデス曲線Arに平行な湾曲面となっているから、図4(A)〜同図(C)への変化に示すように、容器内回転盤40の回転により、粉粒体が粉粒体排出孔12Aへと移動するに従い、ブランクS1の前後の粉粒体群が接近してブランクS1が徐々に狭まっていき、ついには消滅する。つまり、ブランクS1が粉粒体排出孔12Aに到達しないように構成されているから、粉粒体を途切らすことなく連続的に排出することができる。これにより、例えば、粉粒体供給装置90をコンベアの上方に配置して、コンベア上を流れるワークに粉粒体を降りかける場合に、粉粒体の排出が途切れて粉粒体をかけ損なうという事態を回避することができる。
[第2実施形態]
この第2実施形態は、容器内回転盤40に、導出ガイド壁421と粉粒体排除ガイド壁471とを備えている点が、上記第1実施形態とは異なる。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、導出ガイド壁421は、導入ガイド壁411によって容器内回転盤40の中央凹部へと案内された粉粒体のうち、粉粒体排出孔12Aから排出し切れなかった粉粒体を、環状堆積部10Bへと返送するために備えられている。
具体的には、容器内回転盤40の下面には、容器内回転盤40の中央凹部から外縁部に亘って延びた溝形構造の粉粒体導出路42が形成されている。粉粒体導出路42は、容器内回転盤40の中央部から回転方向の前方に膨らむように緩やかに湾曲しつつ容器内回転盤40の外縁部まで延びている。その粉粒体導出路42の両側壁のうち、容器内回転盤40の回転方向の後側の側壁が導出ガイド壁421となっている。
そして、例えば、導入ガイド壁411によって容器内回転盤40の中央凹部43まで案内された粉粒体の量が、粉粒体排出孔12Aからの排出可能量(開口広さ)に対して過剰であって、粉粒体排出孔12Aから排出し切れなかった場合には、導出ガイド壁421が以下のように作用する。
即ち、図5の点線矢印で示すように、排出し切れなかった粉粒体は、容器内回転盤40の回転に伴って底壁10A上面を摺動する導出ガイド壁421の導出ガイド面422に押され、さらには、後から粉粒体導出路42に流入してきた粉粒体に押されて、導出ガイド壁421の始端部から導出ガイド壁421の終端部、即ち、容器内回転盤40の外縁部へと移動し、容器内回転盤40の外周面に開放した側面導出口425から環状堆積部10Bへと返送される。即ち、排出し切れなかった粉粒体による粉粒体排出孔12Aの詰まりを防止することができる。
粉粒体排除ガイド壁471は、導入ガイド壁411の通過後に、底壁10A上に残った粉粒体を掻き集めて環状堆積部10Bへと案内するために備えられている。粉粒体排除ガイド壁471は、容器内回転盤40の回転方向における導入ガイド壁411の後方配置されている。粉粒体排除ガイド壁471は、容器内回転盤40の下面における中央部から外縁部に亘って延びた湾曲溝47(本発明の「掻出溝」に相当する)のうち、容器内回転盤40の回転方向の後方側の側壁にて構成されており、導出ガイド壁421と同様に、容器内回転盤40の回転方向の前方に向かって膨らむように湾曲して延びている。
そして、容器内回転盤40の回転により、粉粒体排除ガイド壁471が底壁10A上を摺動することで、底壁10A上に残った粉粒体が湾曲溝47内に取り込まれ、粉粒体排除ガイド壁471の排除ガイド面472に押されて湾曲溝47内を移動し、容器内回転盤40の外縁部、さらには、環状堆積部10Bへと移動する。これにより、底壁10A上面に残った粉粒体がデッドストックになることを防ぐことができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、導入ガイド面412,23Aをアルキメデス曲線と平行な湾曲面を有した構成としていたが、導入ガイド面412,23Aの全体又は、導入ガイド面412,23Aの途中から粉粒体排出孔12A側の終端部までの間を、粉粒体排出孔12Aに対して描かれるインボリュート曲線又は対数渦巻き曲線に平行な湾曲面としてもよい。ここで、粉粒体排出孔12Aに対して描かれる対数渦巻き曲線とは、粉粒体排出孔12Aの半径をaとした場合に、極座標でr=aθ或いは、logr=θlogaで表される曲線のことである。
(2)図6に示すように、容器内回転盤40を底壁10Aに対して直動可能となるように回転軸14Aに組み付けておき、それら容器内回転盤40を底壁10A側に付勢する付勢手段を設けてもよい。具体的には、図6に示すように、回転軸14Aのうち容器内回転盤40の上方に、側方に張り出したバネ台座51を設けておき、そのバネ台座51と容器内回転盤40との間に付勢手段としてのコイルバネ50を圧縮状態で取り付ければよい
このようにすれば、常には、容器内回転盤40が底壁10Aに押し付けられた状態で回転するので、底壁10Aのうち、容器内回転盤40の旋回領域にある粉粒体を、残らず排出させることができる。また、万が一、容器内回転盤40と底壁10Aとの間に粉粒体が入り込んだ場合には、容器内回転盤40がコイルバネ50の付勢力に抗して上方へ移動するので、粉粒体の噛み込みによる容器内回転盤40の回転停止を防止することができる。
(3)上記第2実施形態において、粉粒体導出路42のうち容器内回転盤40の側面に開放した側面導出口425の上方に配置されて、容器内回転盤40の外周面から側方に突出した庇壁44と、庇壁44の上面のうち容器内回転盤40の回転方向における前縁部から斜め下方に向かって延びた斜面451を有した傾斜壁45とを設けてもよい。この構成により以下の作用効果を奏する。
即ち、容器内回転盤40が回転すると、図7の太線矢印で示すように、環状堆積部10Bに堆積した粉粒体が、傾斜壁45の斜面451に乗り上げて庇壁44の上面へと案内される。すると、側面導出口425の側方には側面導出口425から排出される粉粒体を受入可能な空間が形成され、粉粒体導出路42を通過した粉粒体が側面導出口425(導出ガイド壁421の終端部)からその空間へと排出される。これにより、粉粒体を側面導出口425から環状堆積部10Bへとスムーズに排出することが可能となる。
(4)図8に示すように、容器内回転盤40の下面のうち粉粒体排出孔12Aとの対向位置に、導入ガイド壁411の終端部から離れるに従って徐々に下方に向かった降下ガイド面431を形成してもよい。このようにすれば、粉粒体排出孔12Aに向かって勢いよく流入してくる粉粒体を、降下ガイド面431で受けて、粉粒体排出孔12Aへと誘導することができる。
図9に示すように、粉粒体供給装置90の回転軸14Aのうち、水平板39Aの上部に嵌合するように解砕羽96を設け、回転する解砕羽96と固定された水平板39Aとで、粉粒体収容容器10内の凝集した粉粒体の塊を解砕する機構を設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る粉粒体供給装置の側断面図 粉粒体収容容器の平断面図 粉粒体取込突起の拡大斜視図 ブランクが消滅する過程を示す概念図 第2実施形態に係る粉粒体収容容器の平断面図 変形例(2)に係る導入ガイド壁の平面図 変形例(3)に係る庇壁及び傾斜壁の斜視図 変形例(3)に係る降下ガイド面を備えた容器内回転盤の側断面図 変形例(5)に係る粉粒体供給装置の側断面図 従来の粉粒体供給装置の平面図
10 粉粒体収容容器
10A 底壁
10B 環状堆積部
12A 粉粒体排出孔
23 集粉
23A 導入ガイド面
35 環状隙間
40 容器内回転盤
50 コイルバネ(付勢手段)
90 粉粒体供給装置
411 導入ガイド壁
412 導入ガイド面
421 導出ガイド壁
431 降下ガイド
471 粉粒体排除ガイド壁

Claims (6)

  1. 粉粒体を収容可能な円筒状の粉粒体収容容器と、
    前記粉粒体収容容器の円形の底壁の中心に貫通形成された円形の粉粒体排出孔と、
    前記底壁より小さい同心の円形をなし、前記底壁の上面に重ねられて前記粉粒体排出孔とその周囲を上方から覆い、前記粉粒体排出孔を中心にして回転駆動されて前記底壁上を摺動する容器内回転盤と、
    前記底壁の上面のうち前記容器内回転盤より外側で均一幅の円環状をなし、前記粉粒体収容容器内の粉粒体が堆積される環状堆積部と、
    前記容器内回転盤の下面に溝状に形成されて、一端が前記容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が前記粉粒体排出孔に連通し、前記環状堆積部上の粉粒体を受け入れて前記粉粒体排出孔へと案内するように湾曲した粉粒体導入路とを備え、
    前記粉粒体導入路のうち前記容器内回転盤の回転に伴って前記粉粒体を押圧する導入ガイド面の全体又は、前記導入ガイド面の途中から前記粉粒体排出孔までの間は、前記粉粒体排出孔に対する対数渦巻き曲線、アルキメデス曲線又はインボリュート曲線に平行な湾曲面であることを特徴とする粉粒体供給装置。
  2. 前記容器内回転盤の外周面のうち前記粉粒体導入路の開口縁から突出して、前記環状堆積部上の粉粒体を前記粉粒体導入路に取り込むための粉粒体取込突起を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体供給装置。
  3. 前記容器内回転盤の下面のうち前記粉粒体排出孔と対向する部分には、前記粉粒体排出孔の上端部と同一内径の断面円形をなした中央凹部が前記粉粒体導入路の一部として陥没形成され、
    前記容器内回転盤の下面に溝状に形成されて、一端が前記容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が前記中央凹部の内側面に開放し、前記粉粒体導入路と逆向きに湾曲して、前記中央凹部から前記粉粒体排出孔に排出し切れなかった粉粒体を前記中央凹部から受け入れて前記環状堆積部へと案内する粉粒体導出路を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体供給装置。
  4. 前記容器内回転盤の下面のうち前記粉粒体排出孔との対向位置には、前記粉粒体導入路の終端部から離れるに従って徐々に下方に向かった降下ガイド面が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体供給装置。
  5. 前記容器内回転盤の下面に形成されて前記粉粒体導入路と逆向きに湾曲した溝状をなし、一端が前記容器内回転盤の外周面に開放する一方、他端が前記容器内回転盤の中心寄り位置で閉塞し、前記粉粒体導入路の通過後に前記底壁上に残った粉粒体を掻き集めて前記環状堆積部へと排出する掻出溝を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の粉粒体供給装置。
  6. 前記容器内回転盤は、前記底壁に対して上下方向に直動可能とされ、前記容器内回転盤を下方に向けて付勢して前記底壁の上面に押し付ける付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の粉粒体供給装置。
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