JP5169860B2 - ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法 - Google Patents

ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5169860B2
JP5169860B2 JP2009008608A JP2009008608A JP5169860B2 JP 5169860 B2 JP5169860 B2 JP 5169860B2 JP 2009008608 A JP2009008608 A JP 2009008608A JP 2009008608 A JP2009008608 A JP 2009008608A JP 5169860 B2 JP5169860 B2 JP 5169860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
hologram recording
laser
light
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009008608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010165433A (ja
Inventor
洋一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pulstec Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pulstec Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pulstec Industrial Co Ltd filed Critical Pulstec Industrial Co Ltd
Priority to JP2009008608A priority Critical patent/JP5169860B2/ja
Publication of JP2010165433A publication Critical patent/JP2010165433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169860B2 publication Critical patent/JP5169860B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、ホログラム記録媒体にデータの記録を行い、ホログラム記録媒体のデータを再生するホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法に関する。
従来より、光ディスクへ記録するデータの容量を大きくするため、ホログラム記録媒体へ多重記録を行う研究が進められている。ホログラム記録媒体へ多重記録を行う際、空間光変調器(SLMやDMD等)でレーザ光を透過させるか反射させて作成した情報レーザ光と、空間光変調器を介さないレーザ光か、空間光変調器が情報を有さない状態で空間光変調器を透過させるか反射させたレーザ光である参照レーザ光をホログラム記録媒体において干渉させ、干渉縞により記録を行うことが行われている。
このため、ホログラム記録媒体へ記録を行うレーザ光は、干渉性のよい(コヒーレンシーのよい)レーザ光が必要とされる。即ち、レーザ光の波長分布が小さい単一モードのレーザ光が必要とされる。半導体レーザは、小型、省電力であるというメリットがあるが、レーザ光の波長分布が大きいため干渉性はよくない。また、ガスレーザ、SHGレーザ等は、単一モードであるため干渉性はいいが、大型で電力消費が大きい。そのため、半導体レーザを用いた外部共振器によるレーザ照射装置が使用されることがよくある。
しかしながら、外部共振器は、使用していくと干渉性が悪化することがあるため、レーザ光の干渉性を確認し、干渉性の悪化がホログラム記録媒体の記録再生に影響が出る場合は、干渉性を回復するための調整を行う必要がある。レーザ光の干渉性の確認は、例えば特許文献1に示されているように、レーザ光の光路上に上面と下面を平行から所定角度ずらせたウェッジプリズムを配置し、上面と下面でレーザ光の一部を反射させて干渉させ、受光器で作成される干渉縞を確認することで行えば端的に行うことができる。
特開2008−112940号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように、レーザ光の光路上にウェッジプリズムを配置したままであるとレーザ光の光量損失が起こるという問題がある。また、レーザ光の光路上でウェッジプリズムを移動させ、データの記録、再生時にはレーザ光の光量損失が起こらないようにしても、ウェッジプリズムを移動させることでウェッジプリズム以降の光路位置が変化し、ウェッジプリズム以降の光学系に影響が出る可能性があるという問題や新たに移動機構を設けるため装置のコストがUPするという問題がある。
さらに、ウェッジプリズム以降の光学系に影響が出ないようシャッタ等を新たに設けると、さらに装置のコストがUPするという問題がある。さらに、いずれの場合にも干渉縞を表すデータを出力する受光器を新たに設ける必要があるため装置のコストがUPするという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウェッジプリズムによりレーザ光を反射させて形成される干渉縞によりレーザ光の干渉性を評価するようにしても、レーザ光の光量損失が生ぜず、干渉縞を形成するための受光器や移動機構といった新たな設備を設ける必要がないためコストUPが抑制できる、ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法を提供することにある。
請求項1記載のホログラム記録再生装置は、レーザ照射装置からのレーザ光が照射されると共に反射したレーザ光がホログラム記録媒体に記録されたデータの再生で使用される受光器にて受光されるよう、テーブル又はテーブルの近傍に配置されたウェッジプリズムと、レーザ照射装置から出射されたレーザ光をウェッジプリズムに照射したとき、受光器が出力する受光器上に生成される干渉縞を表す信号に基づいて、レーザ照射装置の干渉性を評価するレーザ照射装置評価手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載のホログラム記録再生装置は、レーザ照射装置評価手段が、受光器が出力する信号から、受光器上に生成される干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比を算出し、算出した比によりレーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする。
請求項3記載のホログラム記録再生装置は、レーザ照射装置評価手段が、受光器が出力する信号から、受光器上に生成される干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いを算出し、算出した度合いによりレーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする。
請求項4記載のホログラム記録再生装置は、レーザ照射装置評価手段によるレーザ照射装置の評価を、データ記録手段によるホログラム記録媒体へのデータの記録又はデータ再生手段によるホログラム記録媒体に記録されたデータの再生における、開始前又は終了後において実施する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項5記載のホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法は、レーザ照射装置によりレーザ光を照射し、テーブル又はテーブルの近傍のウェッジプリズムにレーザ照射装置からのレーザ光が照射されると共に、反射したレーザ光がホログラム記録媒体に記録されたデータの再生で使用される受光器にて受光されるようセットし、受光器が出力する受光器上に生成される干渉縞を表す信号に基づいて、レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする。
請求項6記載のホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法は、受光器が出力する信号から、受光器上に生成される干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比を算出し、算出した比によりレーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする。
請求項7記載のホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法は、受光器が出力する信号から、受光器上に生成される干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いを算出し、算出した度合いによりレーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする。
請求項1及び請求項5の発明によれば、ホログラム記録媒体をセットするテーブル又はテーブルの近傍にウェッジプリズムを配置し、レーザ光がウェッジプリズムを照射したとき、ホログラム記録媒体に記録されたデータの再生で使用される受光器に形成される干渉縞によりレーザ光の干渉性を評価するようにしたことから、レーザ光の光路上にウェッジプリズムを配置しないため、レーザ光の光量損失は生せず、また、干渉縞を形成するための受光器や移動機構といった新たな設備を設ける必要がないため、コストUPを抑制することができる。
請求項2及び請求項6の発明によれば、レーザ光の干渉性の評価を、干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比により行うことにより、1つの数値により簡単にレーザ光の干渉性を評価することができる。
請求項3及び請求項7の発明によれば、レーザ光の干渉性の評価を、干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いにより行うことにより、1つの数値により簡単にレーザ光の干渉性を評価することができる。
請求項4の発明によれば、データ記録又はデータ再生における開始前又は終了後にレーザ光の干渉性を評価する制御手段を備えることにより、作業者は通常の記録と再生の指令の入力を行うのみで、自動でレーザ光の干渉性の評価結果を取得することができる。
本発明に係るホログラム記録再生装置の実施の形態を示す構成図である。 ウェッジプリズムでのレーザ光の反射による干渉縞の作成を示した説明図である。 干渉縞から干渉性の評価値を計算する際のプログラム処理を視覚的に示した説明図である。 干渉縞から干渉性の評価値を計算する際のプログラム処理を視覚的に示した説明図である。 干渉縞から干渉性の評価値を計算する際のプログラム処理を視覚的に示した説明図である。 本発明に係るホログラム記録再生装置によりデータの記録又は再生を行う際、コントローラが実行するプログラムのフローチャートである。 干渉縞から干渉性の評価値を計算するプログラムのフローチャートである。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態におけるホログラム記録再生装置は、ホログラム記録媒体にシフト多重方式でデータの記録を行い、又シフト多重方式でデータの記録がされたホログラム記録媒体からデータの再生を行う装置である。
図1は、本発明に係るホログラム記録再生装置の実施の形態を示す構成図である。図2は、ウェッジプリズムでのレーザ光の反射による干渉縞の作成を示した説明図である。図3ないし図5は、干渉縞から干渉性の評価値を計算する際のプログラム処理を視覚的に示した説明図である。図6は、本発明に係るホログラム記録再生装置によりデータの記録又は再生を行う際、コントローラが実行するプログラムのフローチャートである。図7は、干渉縞から干渉性の評価値を計算するプログラムのフローチャートである。
図1に示すようにホログラム記録再生装置1は、ピックアップ装置200、表示装置302や入力装置304を備えたコントローラ300、スピンドルモータ制御回路102、半径位置検出回路106、フィードモータ制御回路108、信号増幅回路110、トラッキングエラー信号生成回路112、トラッキングサーボ回路114、ドライブ回路116,124、スレッドサーボ回路118、フォーカスエラー信号生成回路120、フォーカスサーボ回路122、ターンテーブル130、スピンドルモータ132、フィードモータ134、記録用レーザ駆動回路202、記録用信号生成回路204、サーボ用レーザ駆動回路210、光量データ取得回路212、再生データ生成回路214等から構成されている。また、ターンテーブル130のホログラム記録媒体HKがセットされる位置よりやや下の位置にウェッジプリズム250が配置されている。
ピックアップ装置200は、レーザ光源10,30、コリメー卜レンズ12,32、ミラー14,28、空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)16、リレーレンズ18,22、偏光ビームスプリッタ20、ダイクロイックプリズム38、集光レンズ24,48、フォトディテクタ26、4分割フォトディテクタ52、対物レンズ40、ビームスプリッタ34、1/4波長板36、シリンドリカルレンズ50、トラッキングアクチュエータ46、フォーカスアクチュエータ44、立上げミラー54等から構成される。
記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ12で平行光になり、ミラー14で進行方向を変えられた後、空間光変調器16を透過する。空間光変調器16は、透過型のTFT液晶表示装置(LCD)のパネル等でできており、ホログラム記録媒体HKへのデータ記録時には、後述する記録用信号生成回路204が出力する2次元の2値化データを入力し、平面上に明暗のドットパターンを形成する。空間光変調器16は、中心領域に明暗のドットパターンを形成し、この箇所を透過した光は回折して2次元の2値化データに基づいた情報をもつ光(以下、情報レーザ光という)になる。そして、空間光変調器16は、周辺領域に明のドットのみを形成し、この箇所を透過した光は入射前と変化せず、情報を持たない光(以下、参照レーザ光という)のままとなる。尚、ホログラム記録媒体HKに記録されたデータの再生時には、空間光変調器16は全領域に明のドットのみを形成し、入射したレーザ光をそのまま透過させる。
レーザ光は空間光変調器16を透過し、データ記録時においては情報レーザ光と参照レーザ光の2つが生成され、データ再生時においては参照レーザ光のみであるレーザ光はリレーレンズ18,22により光束径が変更され、ミラー28で進行方向を変えられてダイクロイックプリズム38に入射する。
リレーレンズ18,22の間には偏光ビームスプリッタ20があり、情報レーザ光及び参照レーザ光は偏光方向が偏光ビームスプリッタ20の透過軸と一致しているためほとんどが透過し、後述するようにホログラム記録媒体HK側からの再生光は、偏光方向が偏光ビームスプリッタ20の透過軸から90度の方向にあるためほとんどが反射して進行方向を変える。この偏光ビームスプリッタ20は、ホログラム記録媒体HKに記録されたデータの再生の際、ホログラム記録媒体HKからの再生光を集光レンズ24を介してフォトディテクタ26に入射させるために配置されている。
ダイクロイックプリズム38は、レーザ光の波長により透過と反射が変わる特性を持っており、レーザ光源10から出射されたレーザ光は、ダイクロイックプリズム38を透過する波長の光であるため、情報レーザ光及び参照レーザ光は、ダイクロイックプリズム38を透過し、対物レンズ40によりホログラム記録媒体HKの記録層に集光する。そして、データ記録時においては集光位置で情報レーザ光と参照レーザ光とが干渉し、記録層に干渉縞によりデータの記録が行われ、データ再生時においてはデータ記録位置への参照レーザ光の集光により再生光が発生する。
1/4波長板36は、レーザ光源10から出射されるレーザ光の波長のレーザ光において直線偏光を円偏光に変え、円偏光を直線偏光に変える。このため、参照レーザ光は直線偏光から円偏光に変えられてホログラム記録媒体HKに照射され、データ記録箇所で発生する再生光も円偏光で発生する。そして、再生光が1/4波長板36を透過すると参照レーザ光の偏光方向とは90度偏光方向が異なる直線偏光になる。このため、再生光の偏光方向は偏光ビームスプリッタ20の透過軸から90度の方向にある。
レーザ光源30は、後述するフォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御のために設けられている。レーザ光源30から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ32で平行光になり、ビームスプリッタ34で半分程度が透過してダイクロイックプリズム38に入射する。レーザ光源30から出射されたレーザ光は、ダイクロイックプリズム38で反射する波長の光であるため、ビームスプリッタ34側から入射したレーザ光はダイクロイックプリズム38で反射し、立上げミラー54で反射して対物レンズ40によりホログラム記録媒体HKの反射層に形成されたトラックに集光する。そして、集光位置からの反射光は対物レンズ40により平行光になり、立上げミラー54で反射して、1/4波長板36を透過してダイクロイックプリズム38で反射してビームスプリッタ34で半分程度が反射し、集光レンズ48、シリンドリカルレンズ50により4分割フォトディテクタ52に集光する。
1/4波長板36は、レーザ光源10から出射されるレーザ光の波長のレーザ光において直線偏光を円偏光に変えるように設定された複屈折材であるため、レーザ光源30のレーザ光が透過すると直線偏光は楕円偏光に変えられ、ホログラム記録媒体HKで反射した後再度透過すると楕円偏光は別の楕円偏光に変えられるが、偏光状態が変わってもビームスプリッタ34に入射した光の透過と反射の比率は一定であるため4分割フォトディテクタ52での受光量には影響はない。
4分割フォトディテクタ52にレーザ光が入射する手前にシリンドリカルレンズ50が設けられているため、ホログラム記録媒体HKの反射層の位置からレーザ光の焦点がずれると、4分割フォトディテクタ52に形成された円状のスポットは4分割フォトディテクタ52の対角線上に長軸がある楕円光になり、4分割フォトディテクタ52のそれぞれのフォトディテクタが出力する信号を演算することにより、反対層の位置からのレーザ光の焦点のずれを信号として検出できる。このずれがなくなるようにフォーカスサーボ制御は行われる。本実施の形態では非点収差法によるフォーカスサーボ制御を用いている。
また、ホログラム記録媒体HKのトラックの溝位置からレーザ光の焦点がずれると、4分割フォトディテクタ52に形成された円状のスポットの片側の光量が落ち、4分割フォトディテクタ52のそれぞれのフォトディテクタが出力する信号を演算することによりレーザ光の焦点のトラックの溝位置からのずれを信号として検出できる。このずれがなくなるようにトラッキングサーボ制御は行われる。本実施の形態ではプッシュプル法によるフォーカスサーボ制御を用いている。
フォーカスアクチュエータ44は、フォーカスサーボ制御において後述するドライブ回路124からの駆動信号によりフォーカス方向に対物レンズ40を駆動する。トラッキングアクチュエータ46は、トラッキングサーボ制御において後述するドライブ回路116からの駆動信号により半径方向に対物レンズ40を駆動する。
尚、ホログラム記録媒体HKがターンテーブル130にセットされていないとき、記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10から出射されたレーザ光は、ウェッジプリズム250に照射され、反射光は受光器であるフォトディテクタ26で受光される。このとき、空間光変調器16にはすべてが明のデータである2次元の2値化データが入力されており、すべてが明のピクセルになっているため、レーザ光は情報を有さないレーザ光である。従って、フォトディテクタ26に形成される干渉縞はウェッジプリズム250での反射光による干渉縞である。
ウェッジプリズム250は、上面250aと下面250bが僅かに平行からずれており、レーザ光はこの上面と下面で反射する。これを誇張して示すと図2(a)のようになり、上面250aと下面250bで反射したレーザ光の光路差は場所により異なっている。従って、上面250aと下面250bで反射したレーザ光が干渉すると図2(b)に示すように干渉縞が生じる。すなわち、上面250aと下面250bとの平行からのずれは、干渉縞を生じさせるのに必要なずれである必要がある。
尚、記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10は、半導体レーザを用いた外部共振器であり、干渉性のよいレーザ光を出射するが、時間経過すると出射するレーザ光の干渉性が悪化することがある。レーザ光源10が出射するレーザ光の干渉性がよければ、受光器であるフォトディテクタ26に形成される干渉縞は、明部分と暗部分の明度の差が大きくなるが、干渉性が悪化すると、即ち単一モードからマルチモードになっていくと(レーザ波長の分布が大きくなっていくと)、この干渉縞における明部分と暗部分の明度の差は小さくなっていく。
従って、フォトディテクタ26に形成される干渉縞をフォトディテクタ26が出力する信号を処理して評価することにより、記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10の干渉性を評価することができる。
受光器であるフォトディテクタ26は、例えばCCDやCMOSのように複数の受光素子の集合体であり、フォトディテクタ26が出力する信号はそれぞれの受光素子が出力する受光光量に相当する強度の信号である。
光量データ取得回路212は、それぞれの受光素子が出力する受光光量に相当する強度の信号を、値が強度に相当するデジタルデータに変換し、受光素子の位置を表すデータとともに再生データ生成回路214とコントローラ300に出力する。
再生データ生成回路214は、ホログラム記録媒体HKに記録されたデータの再生時においてコントローラ300からの指令により作動し、光量データ取得回路212から入力したデジタルデータから、空間光変調器16に作成された明と暗のピクセルに相当するデータ(2次元の2値化データ)を作成し、そのデータを復号(デコード)して元データを作成して出力する。再生データ生成回路214は、記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10の干渉性の評価においては作動しないため、受光器であるフォトディテクタ26にウェッジプリズム250により干渉縞が形成されたとき、光量データ取得回路212が出力するデジタルデータはコントローラ300のみで処理される。コントローラ300は、入力したデジタルデータから形成された干渉縞による評価値を計算し、レーザ光源10の干渉性の評価結果とする。データの処理の方法は後述する。
スピンドルモータ制御回路102は、スピンドルモータ132内のエンコーダから入力するパルス信号の単位時間あたりのパルス数がコントローラ300から入力される回転速度に相当するパルス数になるよう、スピンドルモータ132の回転を制御する。コントローラ300は、後述する半径位置検出回路106から入力される半径値から、所定の線速度になる回転速度を計算し、スピンドルモータ制御回路102に出力する。
半径位置検出回路106は、装置の電源が投入されると駆動開始し、フィードモータ134が内臓するエンコーダからのパルス信号の入力が停止したときを初期半径値として、それ以降入力するパルス信号のパルス数をカウントして移動距離を算出し、初期半径値に加減することで半径値を算出し、コントローラ300及び後述するフィードモータ制御回路108に出力する。
フィードモータ制御回路108は、以下の働きをする。
・装置の電源が投入されると駆動開始し、フィードモータ134を駆動限界位置(初期半径値である位置)まで駆動する。
・コントローラ300から半径値が入力すると、半径値検出回路106から入力する半径値から駆動方向を判定してフィードモータ134を駆動し、半径位置検出回路106から入力する半径値がコントローラ300から入力した半径値になるとフィードモータ134の駆動を停止する。
・コントローラ300からスレッドサーボ開始の指令が入力すると、フィードモータ134内のエンコーダから入力するパルス信号の単位時間あたりのパルス数が後述するスレッドサーボ回路118から入力される送り速度に相当するパルス数になるよう、フィードモータ134の回転を制御する。
記録用レーザ駆動回路202は、コントローラ300から作動開始の指令が入力すると、レーザ光源10から所定の強度のレーザ光が出射するための電圧及び電流の供給をレーザ光源10に対し行う。サーボ用レーザ駆動回路210は、コントローラ300から作動開始の指令が入力すると、レーザ光源30から所定の強度のレーザ光が出射するための電圧及び電流の供給をレーザ光源30に対し行う。
信号増幅回路110は、4分割フォトディテクタ52のそれぞれのフォトディテクタが出力する信号を入力し所定の増幅率で増幅して、それぞれをトラッキングエラー信号生成回路112とフォーカスエラー信号生成回路120に出力する。
トラッキングエラー信号生成回路112は、4分割フォトディテクタ52のそれぞれのフォトディテクタが出力し、信号増幅回路110で増幅された信号から、プッシュプル法における演算の式である(a+b)−(c+d)によりトラッキングエラー信号を生成し、生成したトラッキングエラー信号をトラッキングサーボ回路114に出力する。a,b,c,dはトラックの溝方向に4分割フォトディテクタ52を当てはめたとき右上のフォトディテクタから右回りにa,b,c,dである。
トラッキングサーボ回路114は、トラッキングエラー信号生成回路112からトラッキングエラー信号を入力し、入力したトラッキングエラー信号が0となるための対物レンズ40の駆動量に相当するトラッキングサーボ信号を作成し、ドライブ回路116に出力する。ドライブ回路116は、トラッキングサーボ回路114からトラッキングサーボ信号を入力し、この信号に基づいて対物レンズ40を半径方向に駆動するための信号をトラッキングアクチュエータ46に供給する。
4分割フォトディテクタ52,トラッキングエラー信号生成回路112,トラッキングサーボ回路114,ドライブ回路116,トラッキングアクチュエータ46によりトラッキングサーボ制御が行われる。
スレッドサーボ回路118は、トラッキングサーボ回路114からトラッキングサーボ信号を入力し、信号の直流成分を検出して、この直流成分が0になるためのフィードモータ134の送り速度に相当する信号を作成し、フィードモータ制御回路108に出力する。トラッキングサーボ信号の直流成分は、対物レンズ40の中立位置からのずれの所定時間内における平均に相当し、このずれがなくなるようフィードモータ134を駆動することでサーボ用レーザ光の焦点はホログラム記録媒体HKのトラックの溝を追従して半径方向に移動する。
フォーカスエラー信号生成回路120は、4分割フォトディテクタ52のそれぞれのフォトディテクタが出力し、信号増幅回路110で増幅された信号から、非点収差法における演算の式である(a+c)−(b+d)によりフォーカスエラー信号を生成し、生成したフォーカスエラー信号をフォーカスサーボ回路122に出力する。フォーカスサーボ回路122は、フォーカスエラー信号生成回路120からフォーカスエラー信号を入力し、入力したフォーカスエラー信号が0となるための対物レンズ40の駆動量に相当するフォーカスサーボ信号を作成し、ドライブ回路124に出力する。ドライブ回路124は、フォーカスサーボ回路122からフォーカスサーボ信号を入力し、この信号に基づいて対物レンズ40をフォーカス方向に駆動するための信号をフォーカスアクチュエータ44に供給する。
4分割フォトディテクタ52,フォーカスエラー信号生成回路120,フォーカスサーボ回路122,ドライブ回路124,フォーカスアクチュエータ44によりフォーカスサーボ制御が行われる。
記録用信号生成回路204は、コントローラ300から元データが入力すると、入力した元データを2次元の2値化データに変換し、回路内のメモリに記憶する。そして、コントローラ300から出力指令が入力すると、所定の時間間隔で記憶した2次元の2値化データを空間光変調器16へ出力する。尚、記録用信号生成回路204は、コントローラ300からレーザ照射開始の指令が入力すると、メモリに記憶されている空間光変調器16のドット(ピクセル)がすべて明になるデータを出力する。
このように構成されたホログラム記録再生装置1において、作業者は記録又は再生を行いたいときは、ホログラム記録媒体HKをターンテーブル130とは異なる所定の場所にセットし、入力装置304から記録開始又は再生開始の指令を入力する。これにより、ホログラム記録再生装置は、図6に示すフローチャートのプログラムをスタートさせる。
まず、記録用レーザ駆動回路202に作動指令を出力して記録用レーザ照射装置であるレーザ光源10からレーザ光を出射させ、記録用信号生成回路204に空間光変調器16のドット(ピクセル)がすべて明になるデータを出力させる(Sl02)。出射されたレーザ光は、ウェッジプリズム250に照射され、受光器であるフォトディテクタ26には干渉縞が形成される。次に、光量データ取得回路212が出力するデータを入力して記憶し、図7に示すフローチャートの干渉性評価計算のプログラムをスタートさせる(Sl04)。このプログラムは、干渉縞から干渉性を評価する処理を行うものであり、このプログラム処理を視覚的に示したものが図3,図4である。
ウェッジプリズム250の上面250aと下面250bが精度よく平行から一定の角度だけずれていれば、図2(b)に示すよう、受光器であるフォトディテクタ26に形成される干渉縞のラインは直線になる。しかし、ウェッジプリズム250により干渉縞が形成されれば、レーザ光源10の干渉性を評価することは可能であるので、精度よく加工されたウェッジプリズム250を用いる必要はなく、安価なウェッジプリズム250を用いればフォトディテクタ26に形成される干渉縞は図3,図4に示すようにラインが曲線になることが多い。
干渉性評価計算では、まず、明部分の上端位置検出(S202)と明部分の下端位置検出(S204)を行う。方法は、明度データである光量データ取得回路212から入力したデジタルデータにおいて明度値が所定以上の値であるデータを抽出し、受光素子の位置が上下において最大のものを抽出する。これは図3に示す明部分の上端aと下端bを検出する処理である。次に、明部分の上端位置検出(S202)と明部分の下端位置検出(S204)で抽出したデータにおける受光素子の位置の中間位置Mを算出する(S206)。これは、図3に示す中心付近の位置cを検出する処理である。検出した位置は完全な中心位置ではないが、中心付近であればよい。
次に、中間位置Mを通り、上端aと下端bを結ぶラインに垂直な方向にある受光素子のデータから、明度曲線を作成する(S208)。これは、図3に矢印dで示すラインの明度曲線である。この曲線は正弦波に近い曲線になり、複数の極大点、極小点を得ることができる。そして、明度曲線において中間位置Mに最も近い極大点から所定範囲のラインを上端aと下端bを結ぶライン方向に所定間隔ごとに移動させ、それぞれにおいて極大点となる位置を抽出する(S210)。その際、極大点から所定範囲のラインを移動ごとに検出する極大点で設定するようにする。これは、図3に複数の黒点で示す点を抽出することであり、この点を結ぶことで明度が最大となるラインeを検出することができる。この処理を、明度曲線(S208で作成)の極大点、極小点においてすべて行う。これにより、明度が最大となるラインおよび最小となるラインが複数検出される。尚、このラインは、図3に示すように中間位置Mから所定の範囲内において検出すればよい。
次に、検出したラインに所定の幅をもたせたときの、このライン内にある受光素子をこのラインに垂直な方向で抽出したときに値が最大または最小となるデータを抽出することをライン方向に設定した間隔ごとに行い(S212)、抽出したデータを最大と最小で平均して最大明度値の平均値Lmax、最小明度値の平均値Lminを計算する(S214)。これは、干渉縞の縞と縞の中間のライン部分の明度と縞の中間のライン部分の明度を取得する処理である。そして、評価値A=Lmax/Lminを計算し、評価値Aを干渉性の評価値(レーザ光源10の干渉性の評価結果)とする(S216)。レーザ光源10が出射するレーザ光の干渉性が悪化すると、すなわちレーザ光が単一モードからマルチモードに変わっていくと(レーザ光の波長幅が大きくなっていくと)、干渉縞の縞と縞の中間のライン部分の明度は小さくなり、縞の中間のライン部分の明度は大きくなっていく。すなわち、最大明度値は小さくなり、最小明度値は大きくなっていく。これにより、評価値A=Lmax/Lminは小さくなっていく。従って評価値A=Lmax/Lminによりレーザ光源10の干渉性を評価することができる。
次に、もう1つの干渉性の評価値の計算を行う。まず、中間位置Mの近辺で明度曲線において明度が最大となるライン(縞と縞の中間のライン)又は最小となるライン(縞の中間のライン)(S210で抽出)に垂直なラインを複数作成し、そのライン上にある受光素子のデータを抽出する処理を行う(S218)。これは、図4に示すように矢印で示すラインにある受光素子のデータを抽出する処理である。そして、抽出したデータから最小2乗法により正弦曲線を計算する(S220)。
次に、正弦曲線からの各受光素子のデータのずれを計算し、平均する(S222)。誇張して示すと図5に示すように各データは計算された正弦曲線から、ある程度のずれがある。このずれの絶対値の平均値を評価値Bとして計算し、評価値Bを干渉性の評価値とする。尚、ずれの絶対値の2乗を平均し、ルートを開くことで平均値を評価値Bとして計算してもよい。レーザ光源10が出射するレーザ光の干渉性が悪化すると、干渉縞のラインの垂直方向の明度曲線は正弦曲線からずれていく。このため、ずれの絶対値の平均値である評価値Bは大きくなっていく。したがって、評価値Bによりレーザ光源10が出射するレーザ光の干渉性を評価することができる。評価値A(S216で計算)、評価値B(S222で計算)を評価値を算出した日時とともに記憶し(S224)、プログラムを終了し(S226)、コントローラ300は、図6のフローチャートのプログラムに戻る。
そして次に、評価値が許容限界内か否か判定し(S106)、許容限界内であれば(S106−YES)、評価値と評価値が許容限界内であることを表示する(S108)。このとき、記憶してある日時ごとの評価値を値またはグラフで表示するようにしてもよい。そして、記録用レーザ駆動回路202に作動停止指令を出力してレーザ光源10のレーザ照射を停止させ(S110)、ホログラム記録媒体HKをターンテーブル130にセットし(S112)、ホログラム記録媒体HKに記録又は再生を行う際のプログラムをスタートさせ(S114)、そのプログラムが終了すると本プログラムを終了させる(S120)。ホログラム記録媒体HKに記録又は再生を行う際のプログラムは、本発明とは無関係であるため省略する。
尚、評価値が許容限界外であれば(S106−NO)、評価値と評価値が許容限界外であることを表示し(S116)、レーザ照射を停止して(S118)プログラムを終了させる(S120)。このときは、ホログラム記録媒体HKに記録又は再生を行う際のプログラムはスタートしない。作業者は、レーザ光源10を干渉性がよくなるよう調整した後、再度、入力装置304から記録開始または再生開始の指令を入力する。
尚、上記実施形態は様々な変更が可能である。上記実施形態では、ホログラム記録媒体HKの記録又は再生の前にプログラム処理により干渉縞によるレーザ照射装置であるレーザ光源10の干渉性の評価を行ったが、ホログラム記録媒体HKの記録又は再生の後で行うようにしてもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ウェッジプリズム250をホログラム記録媒体HKがセットされる位置よりやや下の位置に配置し、ホログラム記録媒体HKの記録再生の前にプログラム処理により干渉縞によるレーザ照射装置であるレーザ光源10の干渉性の評価を行ったが、ウェッジプリズム250を配置せず、ホログラム記録媒体HKをセットするターンテーブル130の半径を大きくし、作業者がウェッジプリズム250をターンテーブル130上の所定の位置に所定の向きでセットして、レーザ光源10からレーザ照射を行い、干渉縞によるレーザ光源10の評価を行うようにしてもよい。また、その際ターンテーブル130の大きさはそのままで、ホログラム記録媒体HKと同じ大きさの平板にウェッジプリズム250を取り付け、平板をターンテーブル130にセットするようにしてもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、ウェッジプリズム250を、ホログラム記録媒体HKがセットされる位置よりやや下の位置に配置したが、ホログラム記録媒体HKをセットするターンテーブル130の半径を大きく且つ厚くし、ウェッジプリズム250をターンテーブル130内に上面250aがターンテーブル130の表面より上にならないように配置するようにしてもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、干渉縞から算出する干渉性の評価値として、最大明度値と最小明度値の比および縞のラインの垂直方向における明度の各データの正弦曲線からのずれの平均値を使用したが、レーザ光の干渉性を評価することができるならば別の評価値を使用してもよい。例えば、レーザ強度に対する最大明度値の比やレーザ強度に対する最小明度値の比といった値を使用してもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。以上のように本発明の目的を逸脱しなければ様々な変形が可能である。
以上のように、本実施の形態のホログラム記録再生装置1では、ホログラム記録媒体HKをセットするターンテーブル130又はターンテーブル130の近傍にウェッジプリズム250を配置し、レーザ光がウェッジプリズム250を照射したとき、ホログラム記録媒体HKに記録されたデータの再生で使用される受光器であるフォトディテクタ26に形成される干渉縞によりレーザ光の干渉性を評価するようにしたことから、レーザ光の光路上にウェッジプリズム250を配置しないため、レーザ光の光量損失は生せず、また、干渉縞を形成するための受光器や移動機構といった新たな設備を設ける必要がないため、コストUPを抑制することができる。
また、レーザ光の干渉性の評価を、干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比により行うことにより、1つの数値により簡単にレーザ光の干渉性を評価することができる。
さらに、レーザ光の干渉性の評価を、干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いにより行うことにより、1つの数値により簡単にレーザ光の干渉性を評価することができる。
さらに、データ記録又はデータ再生における開始前又は終了後にレーザ光の干渉性を評価する制御手段を備えることにより、作業者は通常の記録と再生の指令の入力を行うのみで、自動でレーザ光の干渉性の評価結果を取得することができる。
以上のように、本発明によれば、
ウェッジプリズムによりレーザ光を反射させて干渉縞によりレーザ光の干渉性を評価するようにしても、レーザ光の光量損失が生ぜず、干渉縞を形成するための受光器や移動機構といった新たな設備を設ける必要がないためコストUPが抑制できる、ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法を提供することができる。
1・・・・・ホログラム記録再生装置
10・・・・レーザ光源
12・・・・コリメートレンズ
14・・・・ミラー
16・・・・空間光変調器
18・・・・リレーレンズ
20・・・・偏光ビームスプリッタ
22・・・・リレーレンズ
24・・・・集光レンズ
26・・・・フォトディテクタ
28・・・・ミラー
30・・・・レーザ光源
32・・・・コリメートレンズ
34・・・・ビームスプリッタ
36・・・・1/4波長板
38・・・・ダイクロイックプリズム
40・・・・対物レンズ
44・・・・フォーカスアクチュエータ
46・・・・トラッキングアクチュエータ
48・・・・集光レンズ
50・・・・シリンドリカルレンズ
52・・・・4分割フォトディテクタ
54・・・・立上げミラー
102・・・スピンドルモータ制御回路
106・・・半径位置検出回路
108・・・フィードモータ制御回路
110・・・信号増幅回路
112・・・トラッキングエラー信号生成回路
114・・・トラッキングサーボ回路
116・・・ドライブ回路
118・・・スレッドサーボ回路
120・・・フォーカスエラー信号生成回路
122・・・フォーカスサーボ回路
124・・・ドライブ回路
130・・・ターンテーブル
132・・・スピンドルモータ
134・・・フィードモータ
200・・・ピックアップ装置
202・・・記録用レーザ駆動回路
204・・・記録用信号生成回路
210・・・サーボ用レーザ駆動回路
212・・・光量データ取得回路
214・・・再生データ生成回路
250・・・ウェッジプリズム
300・・・コントローラ
302・・・表示装置
304・・・入力装置

Claims (7)

  1. 単一モードのレーザ光を出射するレーザ照射装置と、ホログラム記録媒体を搭載するテーブルと、元データを2次元の2値化データに変換し、変換した2次元の2値化データに基づいて設定がされる空間光変調器において該レーザ照射装置からのレーザ光を透過又は反射させることにより情報を有する情報レーザ光を作成し、該作成した情報レーザ光を情報を有さない参照レーザ光と共に該テーブルに搭載された該ホログラム記録媒体に照射し、該ホログラム記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、該情報を有さない参照レーザ光を該テーブルに搭載された該ホログラム記録媒体のデータ記録箇所に照射し、該データ記録箇所からの再生光を受光器にて受光し、該受光器が出力する信号に基づいて、該データ記録箇所に記録されたデータを再生するデータ再生手段とを備えたホログラム記録再生装置において、
    該レーザ照射装置からのレーザ光が照射されると共に反射したレーザ光が該受光器にて受光されるよう、該テーブル又は該テーブルの近傍に配置されたウェッジプリズムと、
    該レーザ照射装置から出射されたレーザ光を該ウェッジプリズムに照射したとき、該受光器が出力する該受光器上に生成される干渉縞を表す信号に基づいて、該レーザ照射装置の干渉性を評価するレーザ照射装置評価手段とを備えたことを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 前記レーザ照射装置評価手段が、前記受光器が出力する信号から、前記受光器上に生成される干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比を算出し、該算出した比により前記レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする請求項1記載のホログラム記録再生装置。
  3. 前記レーザ照射装置評価手段が、前記受光器が出力する信号から、前記受光器上に生成される干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いを算出し、該算出した度合いにより前記レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする請求項1記載のホログラム記録再生装置。
  4. 前記レーザ照射装置評価手段によるレーザ照射装置の評価を、前記データ記録手段による前記ホログラム記録媒体へのデータの記録又は前記データ再生手段による該ホログラム記録媒体に記録されたデータの再生における、開始前又は終了後において実施する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のホログラム記録再生装置。
  5. 単一モードのレーザ光を出射するレーザ照射装置と、ホログラム記録媒体を搭載するテーブルと、元データを2次元の2値化データに変換し、変換した2次元の2値化データに基づいて設定がされる空間光変調器において該レーザ照射装置からのレーザ光を透過又は反射させることにより情報を有する情報レーザ光を作成し、該作成した情報レーザ光を情報を有さない参照レーザ光と共に該テーブルに搭載された該ホログラム記録媒体に照射し、該ホログラム記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、該情報を有さない参照レーザ光を該テーブルに搭載された該ホログラム記録媒体のデータ記録箇所に照射し、該データ記録箇所からの再生光を受光器にて受光し、該受光器が出力する信号に基づいて、該データ記録箇所に記録されたデータを再生するデータ再生手段とを備えたホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法において、
    該テーブル又は該テーブルの近傍にウェッジプリズムを該レーザ照射装置からのレーザ光が照射された際に、反射したレーザ光が該受光器にて受光されるようセットし、
    該レーザ照射装置によりレーザ光を照射し、
    該受光器が出力する該受光器上に生成される干渉縞を表す信号に基づいて、該レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とするホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法。
  6. 前記受光器が出力する信号から、前記受光器上に生成される干渉縞の明度が最も大きいラインの明度と明度が最も小さいラインの明度との比を算出し、該算出した比により前記レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする請求項5記載のホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法。
  7. 前記受光器が出力する信号から、前記受光器上に生成される干渉縞の縞のラインの直角方向における明度の変化を示す曲線の正弦曲線からのずれの度合いを算出し、該算出した度合いにより前記レーザ照射装置の干渉性を評価することを特徴とする請求項5記載のホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法。
JP2009008608A 2009-01-19 2009-01-19 ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法 Expired - Fee Related JP5169860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008608A JP5169860B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008608A JP5169860B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010165433A JP2010165433A (ja) 2010-07-29
JP5169860B2 true JP5169860B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=42581469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009008608A Expired - Fee Related JP5169860B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5169860B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4935083B2 (ja) * 2006-01-24 2012-05-23 ソニー株式会社 レーザ光の発振モード検出器およびこれを用いるレーザ装置
JP2008027532A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sony Corp ホログラム記録媒体の複製用原盤の製造方法、複製ホログラム記録媒体の製造方法、複製用原盤の製造装置、複製ホログラム記録媒体の製造装置および複製用原盤
JP4770761B2 (ja) * 2007-03-15 2011-09-14 船井電機株式会社 対物レンズユニットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010165433A (ja) 2010-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007304263A (ja) ホログラフィックメモリ装置
US20050128896A1 (en) Optical head device and optical information recording/reproducing apparatus
JP2010129134A (ja) ホログラム記録装置及びホログラム再生装置
JP5169860B2 (ja) ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生装置におけるレーザ光の干渉性評価方法
JP2007280592A (ja) 光情報再生装置、光情報記録再生装置及びこれを用いた光情報再生方法
JP4874928B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光記録媒体駆動装置
US8184519B2 (en) Optical pickup apparatus
JP4858472B2 (ja) ホログラム記録装置及びホログラム再生装置
JP4933984B2 (ja) ホログラム記録再生装置
JP4888416B2 (ja) ホログラム記録装置及びホログラム記録方法
JP4881589B2 (ja) 変位・チルト補正装置
US8619523B2 (en) Optical pickup and optical read/write apparatus
JP2010108566A (ja) 光情報記録再生装置
JP2009042267A (ja) ホログラム記録装置及びホログラム記録装置のレーザ光の光路長調整方法
JP2008269719A (ja) フォーカスサーボ制御方法および光ディスク装置
KR100486291B1 (ko) 호환형 광픽업장치
US8045428B2 (en) Optical pickup apparatus
JPWO2008114406A1 (ja) 光ピックアップ、及び再生装置
JP2013214344A (ja) ホログラム記録装置
JP2013211071A (ja) ホログラム記録装置およびホログラム再生装置
JP3842364B2 (ja) 光ディスクプレーヤの光ヘッド装置
JP5072567B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2006286079A (ja) 光ヘッド及び光ディスク装置
JP2011146098A (ja) ホログラム記録再生装置
JP2008084414A (ja) 光ピックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5169860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees