JP5169562B2 - エンボスシートの製造方法 - Google Patents
エンボスシートの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5169562B2 JP5169562B2 JP2008183176A JP2008183176A JP5169562B2 JP 5169562 B2 JP5169562 B2 JP 5169562B2 JP 2008183176 A JP2008183176 A JP 2008183176A JP 2008183176 A JP2008183176 A JP 2008183176A JP 5169562 B2 JP5169562 B2 JP 5169562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embossed
- adhesive layer
- layer
- sheet
- foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
1.支持層及び接着層を有する転写シートの該接着層と可撓性シートである生地とを重ね合わせてロール状のエンボス型とボトムローラとの間を通過させ、エンボス型の凸部により該転写シート側から該転写シート及び該生地を加熱押圧して、該生地に凹部を形成すると共に該凹部の底面のみに該接着層の一部を接着させることを特徴とするエンボスシートの製造方法。
2.前記接着層はホットメルト接着剤からなる上記1.記載のエンボスシートの製造方法。
3.前記転写シートは、前記支持層及び前記接着層の間に介在される箔層を更に有しており、前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、前記凹部の底面のみに前記接着層及び前記箔層の一部を接着させる上記1.又は2.に記載のエンボスシートの製造方法。
4.前記エンボス型の凸部の先端面側の一部には他部より高温となる接着用加熱部が設けられており、該エンボス型の凸部による加熱押圧時に、該エンボス型の凸部で前記生地に前記凹部を形成すると共に、該接着用加熱部により前記接着層を溶融して該凹部の底面の一部に該接着用加熱部と略同じ形状の該接着層を接着させる上記1.乃至3.のいずれか一項に記載のエンボスシートの製造方法。
5.前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、該エンボス型の凸部のみを前記転写シートに接触させる上記1.乃至4.のいずれか一項に記載のエンボスシートの製造方法。
6.前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、前記凹部の底面の一部に該凹部の底面の外周形状と異なる外周形状の前記接着層を接着させる上記4.記載のエンボスシートの製造方法。
7.前記エンボス型の凸部の先端面側には、前記接着用加熱部を囲むように断熱部が設けられている上記4.記載のエンボスシートの製造方法。
また、前記接着層がホットメルト接着剤からなる場合は、エンボス型の凸部の加熱押圧により接着層を溶融して生地の凹部のみに接着層をより確実に接着させることができる。特に、エンボス加工とは別の前工程で転写シートにホットメルト接着剤からなる接着層を形成する場合、接着層が形成された転写シートの巻き取りの際のブロッキングを抑制することができる。
また、前記転写シートが、前記支持層及び前記接着層の間に介在される箔層を更に有している場合は、エンボス型の凸部による加熱押圧時に、凹部のみに転写シートの接着層及び箔層の一部を接着させることができる。そのため、生地の凹部のみに箔転写プリント加工を施すことができる。
また、前記エンボス型の凸部の先端面側の一部に接着用加熱部が設けられている場合は、エンボス型の凸部で生地に凹部を形成すると共に、接着用加熱部により接着層を溶融して凹部の底面の一部に接着用加熱部と略同じ形状の接着層を接着させることができる。そのため、凹部に接着される接着層を、凹部の底面より小さな平面面積を有する接着層とすることができ、意匠性を更に高めることができる。特に、凹部に接着される接着層を、凹部の底面の外周形状と異なる外周形状の接着層とする場合には、意匠性を極めて高めることができる。
さらに、前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、該エンボス型の凸部のみを前記転写シートに接触させる場合は、エンボス型の凸部以外の部位が転写シートに接触しないので、生地の凹部の外周側にエンボス型の凸部の熱が伝わり難く、凹部以外の部位に接着層が転写されてしまうことをより確実に防止できる。
さらに、前記凹部の底面の一部に前記接着層が接着されている場合は、凹部に接着される接着層を、凹部の底面より小さな平面面積を有する接着層とすることができ、意匠性を更に高めることができる。特に、凹部に接着される接着層を、凹部の底面の外周形状と異なる外周形状の接着層とする場合には、意匠性を極めて高めることができる。
本実施形態1.に係るエンボスシートの製造方法は、支持層及び接着層を有する転写シートの該接着層と生地とを重ね合わせ、エンボス型の凸部により該転写シート側から該転写シート及び該生地を加熱押圧して、該生地に凹部を形成すると共に該凹部のみに該接着層の一部を接着させることを特徴とする。
なお、上記接着層は、樹脂に顔料、染料、金属粉等の着色剤を含有してなる層としたり、樹脂に着色剤を含有せずに無色透明の層としたりすることができる。
本実施形態2.に係るエンボスシートは、生地に凹部を備えるエンボスシートであって、支持層及び接着層を有する転写シートから転写された接着層の一部が凹部のみに接着されていることを特徴とする。
ここで、例えば、上記凹部の底面の一部に接着層が接着されていることができる。
(1)エンボスシートの製造方法
本実施例1に係るエンボスシートの製造方法では、図1に示すように、先ず、グラビアコート装置2を使用して箔転写シート3に接着層4を形成する。このグラビアコート装置2は、箔転写シート3を供給する供給ロール5と、グラビアロール6(凹版ロール)と、これに対向する押さえロール7と、グラビアロール6の一部が浸漬するホットメルト接着剤4a(以下、単に「接着剤4a」とも略記する。)の槽8と、グラビアロール6の接着剤4aを掻き落とすドクター9と、乾燥室10と、巻き取りロール11と、を備えている。この接着剤4aは、ポリエステル樹脂もしくはナイロン樹脂からなっている。
なお、上記実施例の箔転写シート3に接着層4を形成してなるシートによって、本発明に係る「転写シート」が構成されている。
本実施例のエンボスシート1の製造方法によれば、エンボス型15の凸部17の加熱押圧によって、生地18に凹部19を形成すると共に、接着層4を部分的に溶融して凹部19のみに接着層4及び箔層13の一部を接着させるようにしたので、生地18の凹部19のみに箔転写プリント加工を施すことができる。これにより、従来のように生地のフラット部や凸部に箔転写プリント加工を施したエンボスシートに比べて、意匠性を高めることができると共に、耐摩擦性を高めてエンボスシート1の長寿命化を図ることができる。
(1)エンボスシートの製造方法
本実施例2に係るエンボスシートの製造方法では、図7に示す転写シート33を用いる。この転写シート33は、ポリエステル製で厚さ約25μmの支持体フィルム42(本発明に係る「支持層」として例示する。)と、シリコン製の離型層42aと、厚さ約50μmの接着層34と、を積層して形成されている。この接着層34は、ポリエステル樹脂もしくはナイロン樹脂に顔料等の着色剤を含有してなるホットメルト接着剤からなっている。
本実施例のエンボスシート31の製造方法によれば、上記実施例1のエンボスシート1の製造方法と略同じ作用・効果を奏することに加えて、エンボス型15の凸部17の加熱押圧によって、生地18に凹部19を形成すると共に、接着層34を部分的に溶融して凹部19のみに顔料等の着色剤を含む接着層34を接着させるようにしたので、生地18の凹部19のみに転写プリント加工を施すことができる。これにより、従来のように生地のフラット部や凸部に箔転写プリント加工を施したエンボスシートに比べて、意匠性を高めることができると共に、耐摩擦性を高めてエンボスシート31の長寿命化を図ることができる。
Claims (7)
- 支持層及び接着層を有する転写シートの該接着層と可撓性シートである生地とを重ね合わせてロール状のエンボス型とボトムローラとの間を通過させ、エンボス型の凸部により該転写シート側から該転写シート及び該生地を加熱押圧して、該生地に凹部を形成すると共に該凹部の底面のみに該接着層の一部を接着させることを特徴とするエンボスシートの製造方法。
- 前記接着層はホットメルト接着剤からなる請求項1記載のエンボスシートの製造方法。
- 前記転写シートは、前記支持層及び前記接着層の間に介在される箔層を更に有しており、前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、前記凹部の底面のみに前記接着層及び前記箔層の一部を接着させる請求項1又は2に記載のエンボスシートの製造方法。
- 前記エンボス型の凸部の先端面側の一部には他部より高温となる接着用加熱部が設けられており、該エンボス型の凸部による加熱押圧時に、該エンボス型の凸部で前記生地に前記凹部を形成すると共に、該接着用加熱部により前記接着層を溶融して該凹部の底面の一部に該接着用加熱部と略同じ形状の該接着層を接着させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンボスシートの製造方法。
- 前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、該エンボス型の凸部のみを前記転写シートに接触させる請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンボスシートの製造方法。
- 前記エンボス型の凸部による加熱押圧時に、前記凹部の底面の一部に該凹部の底面の外周形状と異なる外周形状の前記接着層を接着させる請求項4記載のエンボスシートの製造方法。
- 前記エンボス型の凸部の先端面側には、前記接着用加熱部を囲むように断熱部が設けられている請求項4記載のエンボスシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008183176A JP5169562B2 (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | エンボスシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008183176A JP5169562B2 (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | エンボスシートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010018012A JP2010018012A (ja) | 2010-01-28 |
JP5169562B2 true JP5169562B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=41703367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008183176A Expired - Fee Related JP5169562B2 (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | エンボスシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5169562B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106264275A (zh) * | 2015-06-04 | 2017-01-04 | 金红叶纸业集团有限公司 | 一种生活用纸及其压花系统 |
JP6672692B2 (ja) * | 2015-10-16 | 2020-03-25 | 株式会社リコー | 印刷物を製造する装置、印刷物、印刷物を製造する方法、液体を吐出する装置 |
JP2017094814A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 住江織物株式会社 | 車輌内装表皮材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10226198A (ja) * | 1997-02-17 | 1998-08-25 | Showa Joho Kiki Kk | 凹状刻印箔転写方法および装置 |
JP2003266996A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Toto Ltd | マークの表示方法およびその製品 |
JP5288151B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2013-09-11 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂成形品表面の加飾方法及び表面加飾した合成樹脂成形品 |
-
2008
- 2008-07-14 JP JP2008183176A patent/JP5169562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010018012A (ja) | 2010-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230147373A1 (en) | Image transfer sheet, manufacturing method for image transfer sheet, and image transfer method | |
JP5169562B2 (ja) | エンボスシートの製造方法 | |
JP7361074B2 (ja) | メディアの製造方法 | |
US20100035711A1 (en) | Inflatable Ball and Method of Making the Same | |
JP4730848B2 (ja) | 印刷用金属箔シート | |
JP5885469B2 (ja) | 転写シートおよび真空圧着法による加飾成形品の製造方法 | |
JP2016210046A (ja) | 化粧シート及び当該化粧シートを備えた化粧板 | |
JP2001270257A (ja) | インクジェットプリントエンボス加工内装材の作成方法 | |
KR101729151B1 (ko) | 에어프리 기능을 갖춘 엠보 패턴의 잉크젯 미디어 합성지 및 제조 방법 | |
JP3142277U (ja) | インクジェットプリント用転写シートおよびそれを設けた繊維製品 | |
JP6862269B2 (ja) | 熱転写用積層シート及びそれを用いた印刷体の製造方法 | |
JP6536549B2 (ja) | 化粧シート及び当該化粧シートを備えた化粧板 | |
EP1547800A2 (en) | Laminate sheet and lamination method | |
JP3248168B2 (ja) | フィルム貼着印刷物及びその製造方法 | |
JP2007181985A (ja) | インクジェット用記録シートの製造方法 | |
TWM458314U (zh) | 無痕轉印貼紙 | |
KR20120116112A (ko) | 귀금속 카드 및 그 제조방법 | |
US10421263B2 (en) | Structured packaging film and method of making same | |
JPH0262630B2 (ja) | ||
JP2581150B2 (ja) | 金属光沢をもつ化粧シートの製造方法 | |
JPH0741742A (ja) | 印刷が施された布粘着テープの製造方法 | |
JPH0740515A (ja) | 加飾用フィルムと加飾ポリエチレンチューブ容器 | |
JP3722704B2 (ja) | 粘着剤積層シート、該シートの製造方法及び該シートを用いる粘着剤層の転写方法 | |
JP3129835U (ja) | インクジェットプリント用転写シートおよびそれを設けた繊維製品 | |
JP2003237014A (ja) | 化粧板及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20101105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101214 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120724 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120801 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |