JP5167796B2 - コンテンツ再生制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ再生制御システムにかかり、特に、携帯型再生装置と設置型再生装置とにおけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御システムに関する。
近年、携帯電話や携帯型再生装置といった携帯端末は、その高機能化、及び、記憶媒体の大容量化に伴い、音楽データや動画データといった大容量のコンテンツデータを記憶して再生することが可能となっている。このため、携帯端末にコンテンツデータを格納して持ち運び、屋内外に関わらず視聴を行うユーザが増加している。
一方で、携帯端末は、デバイスの特性上、大画面液晶、高音質スピーカ等を搭載することができないため、屋外のみで視聴に使用することが多い。従って、屋内では、テレビ、ステレオなどの高品質な設置型の再生装置を用いて、データを再生して視聴することが多い。
特開2004−272631号公報 特開2005−250867号公報
しかしながら、上述したように、ユーザは、屋外では携帯端末を、屋内では設置型再生装置を利用してコンテンツデータの再生を行うことが多いため、これらの間で再生を切り替える必要が生じうる。ところが、再生装置を切り替える場合には、それぞれの装置を操作し、再生したいデータを探すという操作の手間が生じる。その結果、携帯端末と設置型再生装置との間で、容易にシームレスな再生を実現することが困難であり、ユーザの利便性の向上を図ることができない、という問題があった。
ここで、携帯端末や設置型再生装置にて、コンテンツデータを再生するシステムの一例を説明する。特許文献1は、ローカルサーバが、ネットワーク上のコンテンツサーバからコンテンツデータ及び復号プログラムを取得し、当該復号プログラムを用いて復号したコンテンツデータを、再生端末にて再生するシステムを開示している。また、特許文献2は、予めオーディオコンテンツが記憶されたサーバ装置から、当該オーディオコンテンツを再生装置にて再生するシステムを開示している。そして、この文献では、再生装置を切り替える場合には、上記サーバ装置に対して切替指令を発することで、異なる再生装置にて再生する、ことを開示している。
ところが、上述したシステムであっても、依然として、携帯端末と設置型装置との再生を切り替える際には、操作に手間がかかる、という問題がある。特に、持ち運び可能な携帯端末で再生する場合と、設置型再生装置とで再生する場合は、コンテンツデータが格納された再生源が同一ではないことが多く、かかる場合に上述した操作性の問題は顕著である。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、ユーザの移動に伴って再生装置を切り替えてコンテンツデータを再生する際に、操作性の向上を図り、ユーザの利便性の向上を図る、ことにある。
本発明の一形態であるコンテンツ再生制御システムは、
携帯型再生装置及び設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御システムであって、
所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出手段と、
移動検出手段にて検出した移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する再生制御手段と、
を備えた、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ再生指示装置は、
携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置であって、
携帯型再生装置にて検出された、当該携帯型再生装置の所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況の通知を受ける移動通知受付手段と、
移動通知受付手段にて受け付けた移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置にコンテンツデータを再生するよう指示する再生指示手段と、
を備えた、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に、
携帯型再生装置にて検出された、当該携帯型再生装置の所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況の通知を受ける移動通知受付手段と、
移動通知受付手段にて受け付けた移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置にコンテンツデータを再生するよう指示する再生指示手段と、
を実現させる、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるコンテンツを再生可能な携帯型再生装置は、
所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出して、コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
自装置あるいは設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示をコンテンツ再生制御装置から受け付けて、コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
を備えた、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
コンテンツを再生可能な携帯型再生装置に、
所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出して、コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
自装置あるいは設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示をコンテンツ再生制御装置から受け付けて、コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
を実現させる、という構成を採る。
さらに、本発明の他の形態である、携帯型再生装置及び設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御方法は、
所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出工程と、
移動検出工程にて検出した移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出工程と、
再生状況検出工程にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する再生制御工程と、
を備えた、という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、円滑に再生装置を切り替えてコンテンツデータを再生することが可能となり、このときの操作性の向上を図ることができる。従って、ユーザの利便性の向上を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の一形態であるコンテンツ再生制御システムは、
携帯型再生装置及び設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御システムであって、
所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出手段と、
移動検出手段にて検出した移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する再生制御手段と、
を備えた、という構成を採る。
なお、上記移動検出手段、再生状況検出手段、再生制御手段は、携帯型再生装置、設置型再生装置、さらに異なる外部装置のいずれに設けられていてもよい。また、各手段は、それぞれ複数の装置に分散して設けられていてもよい。
上記発明によると、まず、ユーザは、例えば、外出時には携帯型再生装置でコンテンツデータを再生して閲覧し、また、所定の領域に位置する在宅時には、設置型再生装置でコンテンツデータを再生して閲覧する。このとき、携帯位置検出手段が、携帯型再生装置の位置を検出し、当該携帯型再生装置が所定の領域に対する移動を検出する。また、再生状況検出手段が、コンテンツデータを再生している携帯型再生装置あるいは設置型再生装置のコンテンツデータの再生状況を検出する。そして、上記携帯型再生装置の移動に応じて再生装置を切り替え、かつ、コンテンツデータの再生状況を考慮してコンテンツデータの再生を制御する。例えば、外出先にて携帯型再生装置でコンテンツデータを再生している状態から帰宅した場合には、コンテンツデータの再生を設置型再生装置に引き継ぐ。あるいは、在宅中に設置型再生装置にてコンテンツデータを再生している状態から外出する場合には、コンテンツデータの再生を携帯型再生装置に引き継ぐ。
従って、ユーザは移動したときに特別な操作を行うことなく、自動的に移動場所に適した再生装置に、コンテンツデータの再生を切り替えることができる。その結果、操作が容易であると共に、コンテンツデータの再生をより楽しむことができ、利便性の向上を図ることができる。
そして、上記移動検出手段は、設置型再生装置が設置された所定の領域である無線ネットワーク領域に対する携帯型再生装置の出入り状況を検出する、という構成を採る。このとき、移動検出手段は、携帯型再生装置に装備された無線通信手段と無線ネットワーク領域内に設置された中継装置との接続電波の強度に基づいて、当該無線ネットワーク領域に対する携帯型再生装置の出入り状況を検出する、という構成を採る。
これにより、携帯型再生装置の無線ネットワーク領域に対する出入り状況を検出することで、当該携帯型再生装置を有するユーザが、設置型再生装置が設置された領域に位置するか否かを判断することができる。このとき、接続電波の強度に基づいて移動を検出することで、既存の装備を利用して低コストにて検出することができる。そして、無線ネットワーク領域内、つまり、設置型再生装置が設置された領域内にユーザがいる場合には、当該設置型再生装置にて再生を行い、当該領域外にいる場合には、携帯型再生装置にて再生を行うことができる。
また、上記再生状況検出手段は、移動検出手段にて携帯型再生装置が所定の領域への出入りを検出したときに、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出し、上記再生制御手段は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する、という構成を採る。
具体的に、上記再生状況検出手段は、携帯型再生装置が所定の領域に入ることを検出したときに、当該携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータのコンテンツ特定情報と再生位置情報とを検出し、上記再生制御手段は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、設置型再生装置が再生するよう制御する、という構成を採る。さらに、上記再生状況検出手段は、携帯型再生装置が所定の領域から出ることを検出したとき、設置型再生装置が再生しているコンテンツデータのコンテンツ特定情報と再生位置情報とを検出し、上記再生制御手段は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、携帯型再生装置が再生するよう制御する、という構成を採る。
これにより、携帯型再生装置の所定の領域への移動時に、再生されているコンテンツを特定する情報と、その再生位置とを検出する。そして、移動により再生の切替先となる他方の再生装置が、特定されたコンテンツを、検出した再生位置から再生するよう制御する。これにより、ユーザの移動応じて、適切な再生装置にて、コンテンツの続きを再生することができ、利便性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ再生指示装置は、
携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置であって、
携帯型再生装置にて検出された、当該携帯型再生装置の所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況の通知を受ける移動通知受付手段と、
移動通知受付手段にて受け付けた移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置にコンテンツデータを再生するよう指示する再生指示手段と、
を備えた、という構成を採る。
そして、上記再生状況検出手段は、移動通知受付手段にて携帯型再生装置が所定の領域に出入りしたことの通知を受けたときに、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に、
携帯型再生装置にて検出された、当該携帯型再生装置の所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況の通知を受ける移動通知受付手段と、
移動通知受付手段にて受け付けた移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、
再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置にコンテンツデータを再生するよう指示する再生指示手段と、
を実現させる、という構成を採る。
そして、上記プログラムにて、上記再生状況検出手段は、移動通知受付手段にて携帯型再生装置が所定の領域に出入りしたことの通知を受けたときに、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態である携帯型再生装置は、
コンテンツを再生可能な携帯型再生装置であって、
所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出して、コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
自装置あるいは設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示をコンテンツ再生制御装置から受け付けて、コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
を備えた、という構成を採る。
そして、上記移動通知手段にて、上記移動通知手段は、所定の領域である無線ネットワーク領域に対する自装置の出入り状況を検出する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
コンテンツを再生可能な携帯型再生装置に、
所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出して、コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
自装置あるいは設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示をコンテンツ再生制御装置から受け付けて、コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
を実現させる、という構成を採る。
そして、上記プログラムにて、上記移動通知手段は、所定の領域である無線ネットワーク領域に対する自装置の出入り状況を検出する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ再生制御方法は、
携帯型再生装置及び設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御方法であって、
所定の領域に対する携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出工程と、
移動検出工程にて検出した移動状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置におけるコンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出工程と、
再生状況検出工程にて検出した再生状況に基づいて、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する再生制御工程と、
を備えた、という構成を採る。
そして、上記コンテンツ再生制御方法にて、上記移動検出工程は、所定の領域である無線ネットワーク領域に対する携帯型再生装置の出入り状況を検出する、という構成を採る。
また、上記再生状況検出工程は、移動検出工程にて携帯型再生装置が所定の領域への出入りを検出したときに、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出し、上記再生制御工程は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、設置型再生装置あるいは携帯型再生装置がコンテンツデータを再生するよう制御する、という構成を採る。
具体的に、上記再生状況検出工程は、携帯型再生装置が所定の領域に入ることを検出したときに、当該携帯型再生装置が再生しているコンテンツデータのコンテンツ特定情報と再生位置情報とを検出し、上記再生制御工程は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、設置型再生装置が再生するよう制御する、という構成を採る。さらに、上記再生状況検出工程は、携帯型再生装置が所定の領域から出ることを検出したとき、設置型再生装置が再生しているコンテンツデータのコンテンツ特定情報と再生位置情報とを検出し、上記再生制御工程は、コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、再生位置情報に基づく再生位置から、携帯型再生装置が再生するよう制御する、という構成を採る。
上述した構成のコンテンツ再生指示装置、プログラム、携帯型再生装置、コンテンツ再生制御方法の発明であっても、上記コンテンツ再生制御システムと同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図12を参照して説明する。図1乃至図2は、コンテンツ再生制御システムの全体構成を示すブロック図である。図3は、メディアサーバの構成を示すブロック図であり、図4は、携帯端末の構成を示すブロック図である。図5は、コンテンツ再生制御システムの構成を示す機能ブロック図である。図6乃至図7は、コンテンツ再生制御システム全体の動作を示す説明図であり、図8乃至図9は、シーケンス図である。図10乃至11は、携帯端末の動作を示すフローチャートであり、図12は、メディアサーバの動作を示すフローチャートである。
[構成]
本発明は、ユーザが、図2の矢印Yに示すように、設置型再生装置2と携帯端末3とで切り替えて、シームレスにメディアデータを再生して閲覧するためのコンテンツ再生制御システムである。このシステムでは、図1及び図2に示すように、上記設置型再生装置2及び携帯端末3の他、設置型再生装置2に接続されたメディアサーバ1を備えている。なお、設置型再生装置2とメディアサーバ1とは、構築されたローカルエリアネットワークAを介して接続されている。
また、このローカルエリアネットワークAは、ルータ4を介してインターネットなどの外部ネットワークNに接続している。さらに、ルータ4には、無線LANを構築するために設置されたアクセスポイント4(中継装置)(以下、「AP」と記す)を接続している。このAP4により、接続電波が届く無線ネットワーク領域(所定の領域)が、ローカルエリアネットワークAの無線接続範囲となる。従って、携帯端末3は、ローカルエリアネットワークAの範囲内に位置することによって、メディアサーバ1等が接続されたローカルエリアネットワークAに接続することが可能となる。なお、ローカルエリアネットワークAは、例えば、ユーザの自宅内を無線LAN領域としている。なお、ローカルエリアネットワークAには、図2に示すように、DHCPサーバ6なども接続されているが、かかる装置の説明については省略する。以下、上記各装置について詳述する。
まず、設置型再生装置2について説明する。設置型再生装置2は、例えば、ユーザの自宅であるローカルエリアネットワークA内に設置されたテレビやオーディオプレーヤなどの再生装置である。そして、設置型再生装置2は、図5に示すように、メディアサーバ1から送信された映像データや音楽データであるメディアデータ(コンテンツデータ)の配信や再生制御指令を受け付けて、当該メディアデータの再生や停止を行う再生処理部201を備えている。この再生処理部201は、具体的には、メディアデータの再生位置を示すポインタ情報や、再生/停止を指示するコマンドを受け付けて、当該コマンドに従ってポインタ情報にて指示された位置から、メディアデータを再生する。
次に、携帯端末3(携帯型再生装置)の構成について説明する。本実施形態における携帯端末3は、携帯電話である。そして、図4に示すように、携帯端末3は、演算装置であるCPU31と、記憶装置であるRAM35及びフラッシュメモリ32と、表示部33と、キー入力部34と、を備えている。また、上述したAP4と無線通信を行い、ローカルエリアネットワークAに接続を行うためのベースバンド部37及びRF部38を備えた無線部36を備えている。なお、図示しないが、携帯端末3は、携帯電話網に接続可能な無線装置も備えている。さらに、携帯端末3という性格上、フラッシュメモリ32などの内部メモリの容量が小さい場合が考えられることから、別途、外部メモリ39を備えている。
また、携帯端末3は、図5に示すように、CPUに所定のプログラムが組み込まれることによって実現される、移動検出処理部301と、再生状況検出処理部302と、再生処理部303と、を備えている。そして、上述したフラッシュメモリ32や外部メモリ39は、メディアデータを記憶するメディア記憶部304を形成している。以下、各処理部301,302,303の構成について詳述する。
上記移動検出処理部301(移動通知手段)は、無線部36を介して上記AP4と通信を行い、自端末3のローカルエリアネットワークAの範囲に対する移動状況、つまり、当該領域に対する出入りを検出して、その移動状況をメディアサーバに通知する。例えば、携帯端末3がAP圏外にいる場合には、AP4は携帯端末3が帰属するまでポーリング処理を行っているが、圏内に入ると、そのことをメディアサーバ1に通知し、認証処理を行う。また、移動検出処理部301は、予め携帯端末3がローカルエリアネットワークAの範囲内にいる場合には、常時、AP4との間で接続電波の強度、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を監視する。そして、移動検出処理部301は、RSSIが予め設定された一定値以下に下がると、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの範囲外、つまり、屋外に持ち出されようとしていると判断し、メディアサーバ1にRSSI情報を通知する。
また、上記再生状況検出処理部302は、メディアサーバ1との認証が成功すると、現在携帯端末3が再生処理部303にて再生しているメディアデータに関する情報を、メディアサーバ1に送信する。具体的には、再生しているメディアデータのタイトル若しくはプレイリスト、当該メディアデータの再生位置を表すポインタ情報、を再生情報としてメディアサーバ1に送信する。なお、ここでは、携帯端末3が圏外から圏内に入ってくる前に、圏外でメディアデータを再生していたとする。このように、再生状況検出処理部302は、自端末3におけるメディアデータの再生状況を検出して、メディアサーバ1に通知する再生状況通知手段として機能する。
また、上記再生処理部303(再生制御手段)は、ユーザからの操作に応じて、あるいは、メディアサーバ1から送信された再生、停止などのコマンドに応じて、メディア記憶部304に記憶されているメディアデータ(コンテンツデータ)の再生、停止等の制御を行う。また、再生処理部303は、後述するように、メディアサーバ1からメディアデータのタイトルや再生位置を表すポインタ情報と共に、再生を指示するコマンドを受け付けた場合には、そのメディアデータのポインタ情報の再生位置から再生する。
ここで、上記では、携帯端末3の一例として携帯電話を例示して説明したが、上述した構成を有するメディアデータを再生可能な携帯型の再生装置であれば、ポータブルプレーヤや、ポータブルゲーム機など、いかなる端末であってもよい。
次に、メディアサーバ1(コンテンツ再生指示装置)について説明する。メディアサーバ1は、例えば、サーバコンピュータである。そして、図3に示すように、メディアサーバ1は、演算装置であるCPU11と、記憶装置であるRAM14及びディスク装置12と、ローカルエリアネットワーク4に接続するためのネットワーク接続部13と、表示部15と、キー入力部16と、を備えている。また、メディアサーバ1は、図5に示すように、CPU11に所定のプログラムが組み込まれることによって実現される、端末移動検出処理部101と、再生状況検出処理部102と、再生処理部103と、を備えている。そして、上述したディスク装置12は、設置型再生装置2に再生させるためのメディアデータを記憶するメディア記憶部104を形成している。なお、メディアデータ記憶部104に記憶されるメディアデータは、例えば、CDやDVDなどの記憶媒体から読み出されたデータであったり、あるいは、図1に示すように、ネットワークNに接続されたコンテンツサーバ7からダウンロードしたデータである。以下、各処理部101,102,103の構成について詳述する。
上記端末移動検出処理部101は、上述したように、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの領域に対する出入りの状況を表す情報を受け付ける(移動通知受付手段)。具体的には、圏外から圏内に入ってきたときに送信される認証情報、あるいは、圏内から圏外に出ようとしているRSSI情報、をポーリング処理で待ち、送信されてきた各情報を受け付ける。このように、端末移動検出処理部101は、上記携帯端末3の移動検出処理部301と協働して、携帯端末3の移動状況を検出する移動検出手段として機能する。
また、上記再生状況検出処理部102(再生状況検出手段)は、上述したように受け付けた携帯端末3の移動状況に応じて、当該携帯端末3あるいは設置型再生装置2で再生しているメディアデータの再生状況を検出する。具体的には、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入ることを検出すると、携帯端末3から送信された当該携帯端末3におけるメディアデータの再生情報を受け付ける。つまり、携帯端末3で再生しているメディアデータのタイトルやプレイリスト、ポインタ情報を受け付ける。また、携帯端末3からRSSI情報を受け付けて当該携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に持ち出されようとしていることを検出すると、設置型再生装置2におけるメディアデータの再生情報を検出する。つまり、設置型再生装置2の動作状態を確認して、当該設置型再生装置2で再生しているメディアデータのタイトルやプレイリスト、ポインタ情報を検出する。以上のように、再生状況検出処理部102は、携帯端末3の再生処理部303及び設置型再生装置2の再生処理部201と協働して、携帯端末3あるいは設置型再生装置2の再生状況を検出する再生状況検出手段として機能する。
そして、上記再生処理部103(再生指示手段)は、再生装置を切り替えて、携帯端末3あるいは設置型再生装置2の再生状況に応じて同期を取り、他の再生装置にメディアデータの続きを再生する指示を出す。例えば、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入ってきたときには、再生装置を携帯端末3から設置型再生装置2に切り替えるよう、各種コマンドを携帯端末3と設置型再生装置2に出力する。このとき、各種コマンドは、メディアの再生・停止等の他、メディアサーバとのデータ同期処理、電源オン/オフ等を含む。具体的には、携帯端末3には再生停止を指示し、設置型再生装置2には、メディアデータのタイトルやポインタ情報に基づく再生を指示する。一方、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に出ようとしている場合には、再生装置を設置型再生装置2から携帯端末3に切り替えるよう、各種コマンドを携帯端末3と設置型再生装置2に出力する。具体的には、設置型再生装置2には再生停止を指示し、携帯端末3には、設置型再生装置2にて再生していたメディアデータのタイトルやポインタ情報に基づく同期、及び、再生を指示する。そして、各コマンドによる指示を受けた携帯端末3と設置型再生装置2は、それぞれコマンドの内容に応じて、メディアデータの再生制御を行う。従って、メディアサーバの再生処理部103と、他の再生装置3,2の再生処理部303,201とは、協働して、各再生装置3,2におけるメディアデータの再生を制御する再生制御手段として機能する。
[動作]
次に、上記構成のシステムの動作を、図6乃至図12を参照して説明する。はじめに、図6、図8、図10、図12を参照して、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入るときの動作を説明する。なお、図6は、システム全体における主なデータの流れを示す図であり、図8は、システム全体の動作を示すシーケンス図である。また、図10は、携帯端末の動作を示すフローチャートであり、図12は、メディアサーバの動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、外出先で携帯端末3にてメディアデータを再生して視聴していることとする(図8のステップS1)。そして、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏外にいる場合には、AP5は、携帯端末3が圏内に帰属するまでポーリング処理を行う。そして、図6の点線矢印に示すように、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏内に入ると、携帯端末3は、AP5との通信を確立し(図6の矢印(1)、図8のステップS2、図10のステップS41でYes)、メディアサーバ1との間で認証処理を行う(図8のステップS3,S4、移動検出工程)。
そして、上記認証に失敗した場合には(図10のステップA42でNo、図12のステップS68でNo)、この携帯端末3は本システムを使用できないと判断し、処理を終了する。一方、認証に成功した場合には(図10のステップS42でイエス、図12のステップS68でYes)、ネットワーク接続を行うに至った理由の判定を行う(図10のステップS43)。例えば、圏外時間から同期はずれと判定した場合には(図10のステップS43でYes)、メディアデータ1とのデータ通信の処理は行わず、最終Ackをメディアサーバ1に送信する(図10のステップS46)。そして、同期はずれが発生したことによる認証処理であったことを通知して処理を終了する。それ以外の要因の場合には、メディアサーバ1に携帯端末3におけるメディアデータの再生情報、つまり、携帯端末内のデータのタイトルもしくはプレイリスト、ポインタ情報を送信する(図6の矢印(2)、図8のステップS5、図10のステップS44)。
続いて、メディアサーバ1は、上記携帯端末3からの再生情報、つまり、携帯端末内のプレイリスト、ポインタ情報を受け付ける(図12のステップS69)。そして、プレイリストがメディアサーバ1に既に登録されているものと一致する場合、あるいは、同じものが存在する場合には、ポインタ情報のみの同期を行う(図8のステップS6)。例えば、メディアサーバ1に登録されている同一のメディアデータに対して、通知されたポインタ情報に対応する同一箇所を、後述するように設置型再生装置2で再生する箇所として特定する。なお、異なるプレイリストを検出した場合、差分データを携帯端末より引き取り、データにおいても同期を行うこととする(再生状況検出工程)。
続いて、メディアサーバ1は、ポインタ情報の同期を行った後に、設置型再生装置2とデータ通信を行う(図12のステップS70)。そして、再生状態にあった携帯端末3から設置型再生装置2にてメディアデータの再生を引き継ぐため、メディアデータの再生指示を行う(図8のステップS7)。具体的には、メディアサーバ1内に記録している設置型再生装置2の状態に合わせて、以下の処理を行う。まず、設置型再生装置2が起動していない場合、当該設置型再生装置2に対し起動コマンドを送信し、起動後に認証処理を行う。なお、ここでは、設置型再生装置2が既に起動している場合、もしくは、最初に装置を認識する場合に認証処理を行うようにしているため、既に起動済みの場合には上記処理は行わない。そして、設置型再生装置2が起動後、メディアサーバ1内のメディアデータを設置型再生装置2で再生するよう、当該設置型再生装置2に再生コマンドを送信する(図8のステップS7、図12のステップS70)。ここでは、上述したように、携帯端末3が再生していたメディアデータで、ポインタ情報が指定する位置(時間から)から、再生を開始するよう指示する。これを受けて、設置型再生装置2は、携帯端末3における再生の続きを再生する(図6で矢印(3)、図8のステップS8、再生制御工程)。
その後、設置型再生装置2にて再生が開始されると、メディアサーバ1は携帯端末3に対して、再生停止のコマンドを送信し(図8でステップS9)、携帯端末3からの最終Ackを待つ(図12のステップS71)。すると、再生停止のコマンドを受けた携帯端末3は、メディアサーバ1からの指示に従い再生を停止し(図10のステップS45)、最終Ackをメディアサーバ1に送信して(図8のステップS10、図10のステップS46)、処理を終了する。なお、メディアサーバ1が何らかの理由により最終Ackが受信できなかった場合には(図71でNo)、表示部にエラー通知を行い(図12のステップS72)、処理を終了する。
以上により、ユーザが外出先にて携帯端末3でメディアデータを再生している状態から帰宅してローカルエリアネットワークAの領域に入った場合には、メディアデータの再生を設置型再生装置が引き継ぐこととなる。従って、ユーザは容易にメディアデータを再生する装置を切り替えてシームレスな再生を実現でき、利便性の向上を図ることができる。
次に、図7、図9、図11、図12を参照して、携帯端末3がローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に出ようとしているときの動作を説明する。なお、図7は、システム全体における主なデータの流れを示す図であり、図9は、システム全体の動作を示すシーケンス図である。また、図11は、携帯端末の動作を示すフローチャートであり、図12は、メディアサーバの動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、ローカルエリアネットワークAの圏内である在宅中であり、設置型再生装置2にてメディアデータを再生して視聴していることとする(図9のステップS21)。なお、設置型再生装置2は、メディアサーバ1から配信されたメディアデータを再生している(図7の矢印(11))。
そして、携帯端末3は、圏内にいる間は、AP5との間でRSSI(Received Signal Strength Indicator)を監視している(図9のステップS22、図11のステップS51)。その後、RSSIが予め設定された一定値以下に下がると(図11のステップS52でYes)、携帯端末3は屋外に持ち出されようとしていると判断し、メディアサーバ1にRSSI情報を通知する(図7の矢印(13)、図9のステップS23、図11のステップS53、図12のステップS61で「RSSI通知」、移動検出工程)。
すると、メディアサーバ1は、携帯端末3が外に持ち出されようとしていると判断し、設置型再生装置2の動作状態を確認する(図9のステップS24)。このとき、設置型再生装置2が動作していない場合には(図12のステップS62でNo)、その旨を示すAckのみを携帯端末3に送信し(図12のステップS67)、処理を終了する。一方、動作中の場合には(図12のステップS62でYes)、設置型再生装置2で現在再生しているデータのタイトル、及び、ポインタ情報を検出して、携帯端末3に送信する(図7の矢印Y14、図9のステップS25、図12のステップS63)。また、同時に、再生を指示するコマンドを携帯端末3に送信する(図9のステップS26)。そして、携帯端末3からの最終Ackを待つ(図12のステップS64、再生状況検出工程)。
そして、携帯端末3は、メディアサーバ1からポインタ情報とコマンドとを受信し(図11のステップS54,S55)、最終Ackを応答する(図9のステップS27、図11のステップS56)。そして、上記受信したコマンドの実行を行う。ここでは、受信したタイトルのメディアデータを、受信したポインタ情報の位置(時間)から再生する(図9のステップS29、図11のステップS55、再生制御工程)。なお、最終Ackをコマンド実行前に行うのは、コマンドの処理が長引いた場合、携帯端末3がAP5の圏外になってしまう可能性があるためである。
そして、最終Ackを受けたメディアサーバ1は、設置型再生装置2と通信を行う(図12のステップS66)。ここでは、メディア再生を停止するコマンドのみを送信する(図9のステップS28)。このコマンドに応じて、設置型再生装置2は、メディアデータの再生を停止する。なお、コマンドの内容は、他に電源断を指令するなど、予めユーザが設定できる。なお、上述した携帯端末3におけるRSSI通知を行うレベル設定によっては、携帯端末3の移動が速い場合に、最終Ackの通信を行う前に圏外に遷移してしまう可能性がある。この場合、メディアサーバ1は携帯端末3から最終Ackを正常受信できないため(図12のステップS64でNo)、当該メディアサーバ1の表示部にエラー表示を行う。また、携帯端末3には、その表示部にエラー表示を行うよう、携帯網などを用いて通知する(図12のステップS65)。その後、上述同様に、設置型再生装置2に対しては、正常時と同等のコマンド送信を行う(図12のステップS66)。これは、前述したように携帯端末が外に持ち出された可能性が高いためでる。
以上により、ユーザが、在宅中などローカルエリアネットワークAの圏内で、設置型再生装置2にてコンテンツデータを再生している状態から外出する場合には、メディアデータの再生を携帯端末3が引き継ぐこととなる。従って、ユーザは容易にメディアデータを再生する装置を切り替えてシームレスな再生を実現でき、利便性の向上を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図13乃至図17を参照して説明する。図13は、コンテンツ配信制御システムの構成を示すブロック図である。図14乃至図15は、システムの動作を示す説明図であり、図16乃至図17は、シーケンス図である。
[構成]
まず、本実施形態では、ユーザが視聴するメディアデータを、ネットワークN上のストリーミングサーバ201からストリーミング配信する構成を採る。つまり、図13の矢印(21)、(22)に示すように、ストリーミングサーバ201が、携帯端末203と設置型再生装置202とに対して、それぞれ配信する、という構成を採っている。
また、携帯端末203は、上述同様に、アクセスポイント205からの電波が届く範囲であるローカルエリアネットワークAの領域に対する出入りを検出する機能を有する。そして、携帯端末203は、メディアデータを再生した状態で、ローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入ったときには、そのことをストリーミングサーバ201に通知する。同時に、ストリーミングサーバ201のアドレス(例えば、URL)及びIDを、設置型再生装置202に送信する機能を有する。一方、ローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に出ようとするときにも、そのことを検出してストリーミングサーバ201に通知する。その後は、設置型再生装置202からストリーミングサーバ201のアドレス(例えば、URL)、及び、ID等を受信する。そして、この情報に基づいて、ストリーミングサーバ201にメディアデータの配信を要求する機能を有する。
また、設置型再生装置202は、上述したように、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入ったときには、当該携帯端末203からストリーミングサーバ201のアドレス及びID等を受け付ける。そして、この情報に基づいて、ストリーミングサーバ201にメディアデータの配信を要求する機能を有する。一方、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に出ようとするときには、これに起因してストリーミングサーバ201からのメディアデータの配信が停止する。これを検知したときに、設置型再生装置202は、ストリーミングサーバ201のアドレス及びID等を携帯端末203に送信する機能を有する。
また、ストリーミングサーバ201は、携帯端末203や設置型再生装置202からの要求に応じて、メディアデータをストリーミング配信する機能を有する。このとき、携帯端末203からローカルエリアネットワークAに対する出入りの通知を受けたときに、メディアデータの再生を停止して、再生装置を切り替えて、その続きの再生を再開する機能を有する。
以上より、ストリーミングサーバ201と携帯端末203と設置型再生装置202とによるシステムは、携帯端末203の移動を検出する機能(移動検出手段)と、このときの携帯端末203や設置型再生装置202の再生状況を検出する機能(再生状況検出手段)と、を有する。さらに、これに応じて、再生装置を切り替えて、メディアデータの続きを再生する機能(再生制御手段)を備えている。
[動作]
次に、上記システムの動作を、図14乃至図17を参照して説明する。はじめに、図14及び図16を参照して、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏外から圏内に入るときの動作を説明する。なお、図14は、システム全体における主なデータの流れを示す図であり、図16は、システム全体の動作を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、外出先で携帯端末203にて、ストリーミングサーバ201からメディアデータの配信を受け、再生して視聴していることとする(図14の矢印(31)、図16のステップS101,S102)。そして、図14の点線矢印に示すように、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏内に入ると(図14の矢印(32)、図16のステップS103)、携帯端末203は、ストリーミングサーバ201に対して、圏内であることの通知を行う(図14の矢印(33)、図16のステップS104、移動検出工程)。これを受けた、ストリーミングサーバ201は、乱数により「ID(識別情報)」と「パスワード」とを生成して、現在の再生装置、この場合には、携帯端末203に送付する(図14の矢印(34)、図16のステップS105)。そして、「ID」に関連付けて、メディアデータの再生を一時停止する(図16のステップS106、再生状況検出工程)。
続いて、携帯端末203は、ストリーミングサーバ201から受け付けた「ID」と「パスワード」、さらには、ストリーミングサーバ201のアドレスであるURLを、設置型再生装置202に送信する(図14の矢印(35)、図16のステップS107)。その後、携帯端末203は、電源をオフするなど、規定の処理を行う。
続いて、携帯端末203から「ID」等を受けた設置型再生装置202は、自動的に、あるいは、ユーザの操作により、メディアの再生を開始するときに、通知されたURLにアクセスし、「ID」、「パスワード」をストリーミングサーバ201に送信する(図14の矢印(36)、図16のステップS108)。
その後、ストリーミングサーバ201は、受け付けた「ID」、「パスワード」を用いて認証処理を行い、当該IDに関連付けられたメディアデータの再生の一時停止を解除し、設置型再生装置202に対して配信を行う(図14の矢印(37)、図16のステップS109、再生制御工程)。これにより、設置型再生装置202では、携帯端末203で再生されていたメディアデータの続きを再生することができ、2台の再生装置間でシームレスな再生を行うことが可能となる。
次に、上図14及び図16を参照して、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏内から圏外に出るときの動作を説明する。なお、図15は、システム全体における主なデータの流れを示す図であり、図17は、システム全体の動作を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、自宅などのローカルエリアネットワークAの圏内で、設置型再生装置202にて、ストリーミングサーバ201からメディアデータの配信を受け、再生して視聴していることとする(図15の矢印(41)、図17のステップS121,S122)。そして、図15の点線矢印に示すように、監視しているRSSIから、携帯端末203がローカルエリアネットワークAの圏外に出ようとすることを検出する(図15の矢印(42)、図16のステップS123、移動検出工程)。すると、携帯端末203は、ストリーミングサーバ201に対して、圏外に出ようとしていることの通知を行う(図15の矢印(43)、図17のステップS124)。
これを受けた、ストリーミングサーバ201は、乱数により「ID(識別情報)」と「パスワード」とを生成して、現在の再生装置、この場合には、設置型再生装置202に送付する(図15の矢印(44)、図17のステップS125)。そして、「ID」に関連付けて、メディアデータの再生を一時停止する(図17のステップS1126、再生状況検出工程)。
続いて、設置型再生装置202は、ストリーミングサーバ201から受け付けた「ID」と「パスワード」、さらには、ストリーミングサーバ201のアドレスであるURLを、携帯端末203に送信する(図15の矢印(45)、図17のステップS127)。その後、設置型再生装置202は、電源をオフするなど、規定の処理を行う。
続いて、設置型再生装置202から「ID」等を受けた携帯端末203は、自動的に、あるいは、ユーザの操作により、メディアの再生を開始するときに、通知されたURLにアクセスし、「ID」、「パスワード」をストリーミングサーバ201に送信する(図15の矢印(46)、図17のステップS128)。
その後、ストリーミングサーバ201は、受け付けた「ID」、「パスワード」を用いて認証処理を行い、当該IDに関連付けられたメディアデータの再生の一時停止を解除し、携帯端末203に対して配信を行う(図15の矢印(47)、図17のステップS109、再生制御工程)。これにより、携帯端末203では、設置型再生装置202で再生されたメディアデータの続きを再生することができ、2台の再生装置間でシームレスな再生を行うことが可能となる。
以上により、データ保護の観点から意図的に携帯端末203や上述したメディアサーバ1等が備えるローカルディスクにデータを保存できないものをストリーミングサーバで配信する場合であっても、両再生装置間でシームレスな再生を実現できる。
本発明は、テレビやオーディオプレーヤなどの設置型再生装置と携帯電話などの携帯型再生装置とを切り替えて、動画データや音楽データを視聴することが可能なホームネットワークシステムや、各再生装置に動画データ等を配信する配信システムなどに利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
コンテンツ再生制御システムの全体構成を示すブロック図である。 コンテンツ再生制御システムの全体構成を示すブロック図である。 メディアサーバの構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 コンテンツ再生制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 コンテンツ再生制御システム全体の動作を示す説明図である。 コンテンツ再生制御システム全体の動作を示す説明図である。 コンテンツ再生制御システム全体の動作を示すシーケンス図である。 コンテンツ再生制御システム全体の動作を示すシーケンス図である。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 メディアサーバの動作を示すフローチャートである。 実施形態2におけるコンテンツ再生制御システムの全体構成を示すブロック図である。 実施形態2におけるコンテンツ再生制御システム全体の動作を示す説明図である。 実施形態2におけるコンテンツ再生制御システム全体の動作を示す説明図である。 実施形態2におけるコンテンツ再生制御システム全体の動作を示すシーケンス図である。 実施形態2におけるコンテンツ再生制御システム全体の動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 メディアサーバ
2 設置型再生装置
3 携帯端末
4 ルータ
5 AP
101 端末移動検出処理部(メディアサーバ)
102 再生状況検出処理部(メディアサーバ)
103 再生処理部(メディアサーバ)
201 再生処理部(設置型再生装置)
301 移動検出処理部(携帯端末)
302 再生状況検出処理部(携帯端末)
303 再生処理部(携帯端末)

Claims (15)

  1. 携帯型再生装置と、設置型再生装置と、前記携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置と、を備えたコンテンツ再生制御システムであって、
    前記携帯型再生装置は、所定の領域に対する当該携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出手段を備えると共に、
    前記コンテンツ再生指示装置は、前記移動検出手段にて検出した移動状況に基づいて、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置における前記コンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出手段と、前記再生状況検出手段にて検出した再生状況に基づいて、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が前記コンテンツデータを再生するよう制御する再生制御手段と、を備え、
    前記携帯型再生装置は、当該携帯型再生装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、当該携帯型再生装置がコンテンツデータの配信を受けている前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記設置型再生装置に通知し、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受けた前記設置型再生装置は、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求し、
    前記設置型再生装置は、前記携帯型再生装置が前記所定の領域から出ることを検出したときに、前記設置型再生装置がコンテンツデータの配信を受けている前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記携帯型再生装置に通知し、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受けた前記携帯型再生装置は、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求する、
    ことを特徴とするコンテンツ再生制御システム。
  2. 前記移動検出手段は、前記設置型再生装置が設置された前記所定の領域である無線ネットワーク領域に対する前記携帯型再生装置の出入り状況を検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生制御システム。
  3. 前記移動検出手段は、前記携帯型再生装置に装備された無線通信手段と前記無線ネットワーク領域内に設置された中継装置との接続電波の強度に基づいて、当該無線ネットワーク領域に対する前記携帯型再生装置の出入り状況を検出する、
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ再生制御システム。
  4. 前記再生状況検出手段は、前記移動検出手段にて前記携帯型再生装置が前記所定の領域への出入りを検出したときに、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が再生している前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出し、
    前記再生制御手段は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が前記コンテンツデータを再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のコンテンツ再生制御システム。
  5. 前記再生状況検出手段は、前記携帯型再生装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、当該携帯型再生装置が再生している前記コンテンツデータの前記コンテンツ特定情報と前記再生位置情報とを検出し、
    前記再生制御手段は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記設置型再生装置が再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ再生制御システム。
  6. 前記再生状況検出手段は、前記携帯型再生装置が前記所定の領域から出ることを検出したとき、前記設置型再生装置が再生している前記コンテンツデータの前記コンテンツ特定情報と前記再生位置情報とを検出し、
    前記再生制御手段は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記携帯型再生装置が再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のコンテンツ再生制御システム。
  7. コンテンツを再生可能な携帯型再生装置であって、
    所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び前記所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
    前記検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置における前記コンテンツデータの再生状況を検出して、前記コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
    自装置あるいは前記設置型再生装置における前記コンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示を前記コンテンツ再生制御装置から受け付けて、前記コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
    前記移動通知手段にて自装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記設置型再生装置に通知する手段と、
    前記移動通知手段にて自装置が前記所定の領域から出ることを検出したときに、前記設置型再生装置から前記コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受け、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求する手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯型再生装置。
  8. 前記移動通知手段は、前記所定の領域である無線ネットワーク領域に対する自装置の出入り状況を検出する、
    ことを特徴とする請求項記載の携帯型再生装置。
  9. コンテンツを再生可能な携帯型再生装置に、
    所定の領域に対する自装置の移動状況を検出して、自装置及び前記所定の領域内に設置された設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置に通知する移動通知手段と、
    前記検出した自装置の移動状況に基づいて、当該自装置における前記コンテンツデータの再生状況を検出して、前記コンテンツ再生指示装置に通知する再生状況通知手段と、
    自装置あるいは前記設置型再生装置における前記コンテンツデータの再生状況に基づくコンテンツ再生指示を前記コンテンツ再生制御装置から受け付けて、前記コンテンツデータの再生を制御する再生制御手段と、
    前記移動通知手段にて自装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記設置型再生装置に通知する手段と、
    前記移動通知手段にて自装置が前記所定の領域から出ることを検出したときに、前記設置型再生装置から前記コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受け、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求する手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. 前記移動通知手段は、前記所定の領域である無線ネットワーク領域に対する自装置の出入り状況を検出する、
    ことを特徴とする請求項記載のプログラム。
  11. 携帯型再生装置及び設置型再生装置に接続され、当該各装置に対してコンテンツデータの再生を指示するコンテンツ再生指示装置を備え、前記携帯型再生装置及び設置型再生装置におけるコンテンツデータの再生を制御するコンテンツ再生制御方法であって、
    所定の領域に対する前記携帯型再生装置の移動状況を検出する移動検出工程と、
    前記移動検出工程にて検出した移動状況に基づいて、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置における前記コンテンツデータの再生状況を検出する再生状況検出工程と、
    前記再生状況検出工程にて検出した再生状況に基づいて、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が前記コンテンツデータを再生するよう制御する再生制御工程と、
    有し、
    前記移動通知工程にて前記携帯型再生装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、前記携帯型再生装置が前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記設置型再生装置に通知し、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受けた前記設置型再生装置は、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求し、
    前記移動通知工程にて前記携帯型再生装置が前記所定の領域から出ることを検出したときに、前記設置型再生装置が前記コンテンツ再生指示装置のアドレスを前記携帯型再生装置に通知し、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスの通知を受けた前記携帯型再生装置は、当該コンテンツ再生指示装置のアドレスに基づいて当該コンテンツ再生指示装置にコンテンツデータの再生を要求する、
    ことを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
  12. 前記移動検出工程は、前記所定の領域である無線ネットワーク領域に対する前記携帯型再生装置の出入り状況を検出する、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ再生制御方法。
  13. 前記再生状況検出工程は、前記移動検出工程にて前記携帯型再生装置が前記所定の領域への出入りを検出したときに、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が再生している前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータの再生位置を表す再生位置情報と、を検出し、
    前記再生制御工程は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記設置型再生装置あるいは前記携帯型再生装置が前記コンテンツデータを再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項11又は12記載のコンテンツ再生制御方法。
  14. 前記再生状況検出工程は、前記携帯型再生装置が前記所定の領域に入ることを検出したときに、当該携帯型再生装置が再生している前記コンテンツデータの前記コンテンツ特定情報と前記再生位置情報とを検出し、
    前記再生制御工程は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記設置型再生装置が再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項13記載のコンテンツ再生制御方法。
  15. 前記再生状況検出工程は、前記携帯型再生装置が前記所定の領域から出ることを検出したとき、前記設置型再生装置が再生している前記コンテンツデータの前記コンテンツ特定情報と前記再生位置情報とを検出し、
    前記再生制御工程は、前記コンテンツ特定情報にて特定されるコンテンツを、前記再生位置情報に基づく再生位置から、前記携帯型再生装置が再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項13又は14記載のコンテンツ再生制御方法。
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