JP5167074B2 - 加熱冷却切替装置及びこれを備えた金型加熱冷却システム - Google Patents
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Description
下記特許文献には、高温の温調媒体として水蒸気を用いたものが開示されており、ここには加熱用、冷却用の2種類の異なる温度の媒体を金型の媒体路に切替えて送り、金型の加熱工程、成形工程、冷却工程を繰り返すものが記載されている。
これによれば、ベンチュリー機構の吸い上げ作用により、弁のノズル部で冷却水の流速が上がり、蒸気の吸入部分の気圧が低下して弁における蒸気の吸入、循環路への排出が円滑に行われ、加熱工程における金型の昇温時間を短縮することができるとされている。
そこで、温調媒体の切替え時に、切替え前の温調媒体が金型と装置本体の間を繋ぐホース内や金型の媒体路内に残留する量を極力減らし、切替時間を短縮して急加熱及び急冷却することが考えられる。
すなわち、温調媒体の切替え時は、ホース内などに残留した温調媒体を排出させながら、これを追うように温度の異なる温調媒体に切替えられるが、この残留した温調媒体の残留量が多ければ多いほど、切替時間が長くなってしまう。
しかしながら、上記特許文献1及び上記特許文献2に記載の切替えバルブユニットは、金型へ送媒する温調媒体を低温から高温に切替えるときに(すなわち、冷却工程から加熱工程に移行する際)、切替え前の温調媒体の残留量自体を抑制したものではない。
しかしながら、大抵は切替えバルブユニットの装置本体を金型に近接させて置くことは製造現場のレイアウト上難しいことが多く、まして上記特許文献に記載のものは、装置内に配される配管の構成及び切替え弁の切替え制御が複雑であるので、装置自体が大型化する傾向があり、より一層金型に近接させて置くことは作業の邪魔になり考えにくい。
これによれば、容易にマニホールド部を前記装置本体部から着脱することができる。
これによれば、温調媒体を供給するためのホースの繋ぎ替えをせずに、温調媒体の流路の切替えを行うことができる。
これによれば、高温且つ高圧の水蒸気を用いることにより、金型を効率よく加熱することができ、ウエルド、フローマークなどの発生が少ない成型品を製造することができる。また温調媒体として水や油を用いる場合に比べて温調媒体の切替時に金型流通路などに残存する温調媒体の量が極めて少ないので、より一層温調媒体の切替時間が短縮できる。更に返媒された水蒸気が逆流するおそれがなく、簡易な構成で速やかに復水することができる。そして該復水は、低温の温調媒体として循環利用することができ、冷却のために用いられる水の量を抑制することができる。
これによれば、送媒路から循環路に流れた温調媒体を循環路を通じで供給口側へ戻すことができる。よってポンプを常時稼動状態とし、送媒路内の内圧が高まっても循環路に温調媒体を流してその内圧を調整することができる。また低温の温調媒体の切替部への供給をスタンバイ状態にしておくことができるので、切替時には速やかに切替部から金型流通路へ低温の温調媒体を送媒することができる。更にこのときに稼動するポンプの発熱により、送媒路に滞留する温調媒体に温度変化が生じても、送媒路から循環路に流れた温調媒体は、循環路を通じて供給口側に戻され、低温の温調媒体と混ざって循環を繰り返すので、常時低温に維持された温調媒体を切替部に供給できる。
これによれば、マニホールド部を装置本体から取外し、金型に近接させてマニホールド部を設置することができる加熱冷却切替装置を採用することにより、温度の異なる温調媒体の切替時間を短縮できるので、成型サイクルを短くすることができ、生産効率の向上を図ることができる。
金型とマニホールド部との間を近接させることができるので、この間を繋ぐホースの長さを短くすることができ、温度の異なる温調媒体に切替える際、前記ホースに残存する温調媒体の量を少なくすることができる。
よって前記ホースに残存する温調媒体から異なる温度の温調媒体に速やかに切替えるができ、温調媒体の切替時間を短縮することできる。
また、急加熱・急冷却を実現できるので、ウエルドやフローマークが生じない良好な成型品を形成することができる。更にこのように急加熱・急冷却を実現することにより、成型サイクルを短くし、生産効率の向上を図ることができる。
そして装置本体部から取外されたマニホールド部は嵩張らないので、製造現場のレイアウトに支障をきたすおそれがない。
図1は本発明の加熱冷却切替装置を備えた金型加熱冷却システムを模式的に示したフロー図、図2は同加熱冷却切替装置の外観斜視図、図3は図1と同様図であり同加熱冷却切替装置のマニホールド部を取外して金型に近接させて配置したときのフロー図、図4は図3の状態を示す斜視図、図5(a)(b)は同加熱冷却切替装置のマニホールド部の取付状態の他の例を示す模式的側面図、図6は図1の変形例を示すフロー図である。図中、フロー図の白抜矢印は、温調媒体が流れる方向を示している。
金型加熱冷却システムS1は、これらそれぞれがホース或いは配管などで接続されており、高温或いは低温の温度が異なる温調媒体を適宜切替えて循環させ、金型4を加熱及び冷却を繰り返すシステムである。
装置本体部2内には、給水口2cと送媒口2aとの間を接続し、低温媒体供給装置6から供給される低温の温調媒体を送媒する送媒路21と、返媒口2bと排水口2dとの間を接続し、金型流通路40から返媒された温調媒体媒体が流通する返媒路22とが設けられている。
送媒路21と返媒路22の間には、ポンプ20の吐出口20bから吐出した温調媒体を切替部30に至る送媒路21の途中から分岐して再びポンプ20の供給口20a側へ戻す循環路23と、送媒路21と返媒路22とを繋ぐバイパス路26とが設けられている。
循環路23には、バイパス電磁弁25が設けられており、該バイパス電磁弁25は切替部30が低温の温調媒体を送媒するよう切替えられた際には閉状態となり、切替部30が高温の温調媒体を送媒するよう切替えられた際には、低温の温調媒体を循環路23で循環させるために開状態となる。
よって切替部30の低温入口ポート30bが閉状態とされている場合でも、ポンプ20を常時稼動させておくことができる。すなわち、切替部30の切替状態に関わらず、ポンプ20を常時稼動状態として、数百L/分程度の低温の温調媒体を流すことができるので、切替部30の低温入口ポート30bが閉状態とされ送媒路21内の内圧が高まっても、循環路23及びバイパス路26に温調媒体を流してその内圧を調整することができるのである。
また低温入口ポート30bが閉状態であっても、ポンプ20を常時稼動状態にできるので、低温入口ポート30bから低温の温調媒体をすぐに供給できる状態(スタンバイ状態)にしておくことができる。よって、温調媒体の供給が低温に切替わった場合に、速やかに低温入口ポート30bを通じて金型流通路40へ低温の温調媒体を送媒することができる。
更にこのときに稼動するポンプ20の発熱によって、送媒路21に滞留する温調媒体に温度変化が生じても、送媒路21からバイパス路26に流れた温調媒体は、バイパス路26、返媒路22、排水口2d、返媒ホース17を通じて低温媒体供給装置6に戻すことができる。そして、返媒された温調媒体は低温媒体供給装置6で冷却されて再び送媒ホース16を通じて給水口2cに供給される。この循環を低温入口ポート30bが閉状態であっても繰り返すことができるので、スタンバイ状態の低温の温調媒体が、ポンプの発熱で温まってしまうことがなく低温状態を維持できる。よって常時低温の温調媒体を切替部30に供給できる状態にできるのである。
また装置本体部2内には、送媒路21と返媒路22とを繋ぐバイパス路26が設けられている。バイパス路26には、該バイパス路を流通する前記温調媒体の流量を絞る流量調整用のオリフィス27が設けられている。
高温の温調媒体として、高温媒体供給装置5から高温且つ高圧の水蒸気が供給される場合には、金型流通路40を通じて返媒路22に返媒された水蒸気に、バイパス路26を通じオリフィス27を介して送媒路21から返媒路22に供給された少量(およそ9L/分〜11L/分)の低温の温調媒体を混水させることにより、返媒された水蒸気を復水させることができる。
ここでオリフィス27は、手動バルブとしてもよく、オリフィス27を介して返媒路22に供給される低温の温調媒体の流量がおよそ9L/分〜11L/分に調整できるものであればよい。
またバイパス路26を通じて供給される低温の温調媒体は、低温媒体供給装置6から供給される。
また温調媒体として水や油を用いる場合に比べて温調媒体の切替時に金型流通路40や送媒ホース12、返媒ホース13に残留する温調媒体の量が極めて少ないので、より一層温調媒体の切替時間が短縮できる。発明者が種々試みたところによれば、金型4の加熱温度などにも左右されるが、残留した温調媒体を排出させる作業がほとんど不要な場合もあった。
更に返媒された水蒸気の逆流を防ぐための安全機構を設けることなく、バイパス路26から低温の温調媒体を供給することにより、簡易な構成で速やかに復水することができる。よって該復水は、低温の温調媒体として循環利用することができ、冷却のために用いられる水の量を抑制することができ、環境問題にも配慮したものとすることができる。
またマニホールド部3は、切替部30として3方向切替バルブを備えており、該切替部30は、高温の温調媒体を高温媒体供給装置5から供給するための高温入口ポート30aと、低温の温調媒体を低温媒体供給装置6から供給するための低温入口ポート30bと、配管部31を介して送媒接続口32へ温調媒体を供給する排出ポート30cとで構成されている。
3方向切替バルブは、流路の変更を自動切替できるものが好適に用いられ、エア式、モータ式、ソレノイド式など駆動源は限定されるものではない。
3方向切替バルブ内には切替弁(不図示)が組込まれており、切替弁の切替により高温の温調媒体を供給できる流路と、低温の温調媒体を供給できる流路の2つの流路を確立できるように構成されている。このように切替部30を3方向切替バルブとすれば、温調媒体を低温から高温、或いは高温から低温に切替える度に供給するためのホースの繋ぎ替える必要がなく、温調媒体の流路の切替えを容易に行うことができる。
なお、図1〜図4では、送媒接続口32及び返媒接続口33を夫々2口使用した例を示しているが、これらの数などは図例に限定されるものではなく、金型4の構成に応じて変更可能に構成される。
また低温媒体供給装置6は、低温の温調媒体を金型流通路40に供給できるものであればよく、特に限定されるものではないが、例えばクーリングタワー、チラーなどを用いることができる。
図1、図2は装置本体部2にマニホールド部3が取付けられている状態を示しており、図2は、加熱冷却切替装置1を背面側からみた斜視図を示している。図3、図4は装置本体部2からマニホールド部3が取外された状態を示している。よって図1と図3のフロー図は、装置本体間ホース(送媒ホース10及び返媒ホース11)の長さが異なるのみで、その他の構成は同じである。
図2、図4に示すように、マニホールド部3には取付プレート7を設けられており、該取付プレート7を介して装置本体部2に対して着脱自在とされている。取付プレート7は、取付状態においては、装置本体部2に形成されたねじ穴にねじ7aを螺入して固着されており(図2参照)、該ねじ7aを外すことによって、装置本体部2からマニホールド部3が取外され、金型4のすぐ近くに近接させて配置することができる(図4参照)。
発明者が種々試したところによれば、残留する温調媒体の量が従来のものと比べて、3分の1〜5分の1に低減できることがわかっている。
製造工場のレイアウトなどの関係で、金型4の近くに加熱冷却切替装置1を配置できないような場合は、マニホールド部3を装置本体部2から取外し、金型4に近接させてマニホールド部3を設置することができる。よって、残留する温調媒体を速やかに排出させることができ、温調媒体の切替時間を短縮することができる。また図4に示すように取外して金型4の近くに設置可能なマニホールド部3は、嵩張らないでコンパクトに構成されているので、邪魔になることがない。
なお、マニホールド部3の構成、形状は図例に限定されるものではなく、送媒接続口32、返媒接続口33の数も図例に限定されるものではない。
図5(a)は装置本体部2にマニホールド部3が取付けられている状態を示しており、図5(b)は装置本体部2からマニホールド部3が取外された状態を示している。
ここに示す取付プレート7は鉤状(フック型)になっており、マニホールド部3に設けられている。装置本体部2にはこの鉤状の取付プレート7に対応した鉤状の受けプレート8が設けられている。受けプレート8に取付プレート7を引っ掛けることにより、マニホールド部3を装置本体部2に取付けることができ(図5(a)参照)、マニホールド部3を上方へ持ち上げれば容易に装置本体部2から取外すことができる(図5(b)参照)。
その他、装置本体部2の背面に鉤状の取付プレート7を引っ掛けられる凹所を形成したものとしてもよい。
(金型加熱時)
金型4を加熱する際には、高温媒体供給装置5において高温に加熱された温調媒体は、供給ホース15を通じて加熱冷却切替装置1に供給する。切替部30の高温入口ポート30a、排出ポート30cを介して送媒側の配管部31に温調媒体が到達する。このように金型4を加熱するとき、すなわち、高温の温調媒体供給時の切替部30は、高温入口ポート30a〜排出ポート30cの流路を確立し、低温入口ポート30bを閉状態に切替える。
配管部31に到達した高温の温調媒体は、送媒接続口32、送媒ホース12を経て金型4の金型流通路40に送媒される。そして高温の温調媒体が金型流通路40を通じることにより、金型4が加熱されていく。
金型流通路40を通じた高温の温調媒体は、返媒ホース13、返媒接続口33、返媒ホース11を経て装置本体部2の返媒路22に返媒される。
このとき、高温の温調媒体として水蒸気が用いられた場合は、バイパス路26から供給される低温の温調媒体と混水されて水蒸気が復水する。
そして返媒路22から排水口2dを通じ返媒ホース17を経て低温媒体供給装置6に温調媒体が返媒される。
以上を繰り返し行い、金型4を所定温度に加熱していく。
金型4を冷却する際には、まずは低温媒体供給装置6において低温に冷却された温調媒体を送媒ホース16を通じて加熱冷却切替装置1に供給する。送媒路21に設けられたポンプ20から所定の吐出圧力で低温の温調媒体を吐出し、送媒口2a、送媒ホース10を経て切替部30の低温入口ポート30b、排出ポート30cを介して送媒側の配管部31に温調媒体が到達する。このように金型4を冷却するとき、すなわち、低温の温調媒体供給時の切替部30は、高温入口ポート30aを閉、低温入口ポート30b〜排出ポート30cの流路を確立するよう切替えられる。
配管部31に到達した低温の温調媒体は、送媒接続口32、送媒ホース12を経て金型4の金型流通路40に送媒される。そして低温の温調媒体が金型流通路40を通じることにより、金型4が冷却されていく。
金型流通路40を通じた低温の温調媒体は、返媒ホース13、返媒接続口33、返媒ホース11を経て装置本体部2の返媒路22に返媒される。
そして返媒路22から排水口2dを通じ返媒ホース17を経て低温媒体供給装置6に温調媒体が返媒される。
以上を繰り返し行い、金型4を所定温度に冷却していく。
(温調媒体切替時、加熱から冷却へ)
金型4の加熱から金型4の冷却に切替える際には、切替部30の流路を低温入口ポート30b〜排出ポート30cの流路が確立されるよう切替える。このとき、ポンプ20は駆動状態となっており、低温入口ポート30bには低温の温調媒体がスタンバイ状態となっているので、切替部30の切替えがなされれば、速やかに低温の温調媒体を金型流通路40に供給することができる。またこのとき、低温の温調媒体は、送媒ホース12、金型流通路40、返媒ホース13、返媒路22に残留した高温の水蒸気と混ざりながら供給されることになるが、マニホールド部3が金型4に近接して設置され、送媒ホース12が短く構成できるので、残留している水蒸気が少なく、速やかに金型流通路40内を低温の温調媒体で満たすことができ、金型4を急速に冷却することができる。
金型4の冷却から金型4の加熱に切替える際には、切替部30の流路を高温入口ポート30a〜排出ポート30cの流路が確立されるよう切替える。このときも、ポンプ20は駆動状態であり、またいつでも低温の温調媒体が供給できるようスタンバイ状態とし、上述したようにバイパス電磁弁25が開となる。またこのとき、送媒ホース12、金型流通路40、返媒ホース13、返媒路22に低温の温調媒体が残留するが、マニホールド部3が金型4に近接して設置され、送媒ホース12が短く構成できるので、残留している低温の温調媒体が少なく、速やかに金型流通路40内を高温高圧の温調媒体で満たすことができ、金型4を急速に加熱することができる。
図6は、図1に示す金型加熱冷却システムS2の変形例である。
図1の金型加熱冷却システムS1と共通するものには同じ符号を付し、その説明は省略する。加熱冷却切替装置1が装置本体部2とマニホールド部3とを備え、これらが別体に構成され着脱自在であることは上述と同様である。
図6に示す金型加熱冷却システムS2は、マニホールド部3に第2の切替部34が設けられている点、返媒された高温の温調媒体が低温媒体供給装置6に返媒されるのではなく、高温媒体供給装置5に通じる返媒ホース18によって、高温媒体供給装置5に返媒される点で異なる。
第2の切替部34は切替部30と同じ3方向切替バルブからなり、第2の切替部34は、返媒された温調媒体が供給される入口ポート34cと、装置本体部2を介して低温媒体供給装置6に温調媒体を返媒する低温排出ポート34b、高温媒体供給装置5に温調媒体を返媒する高温排出ポート34aとで構成されている。
これにより、金型流通路40を通じて返媒された高温の温調媒体は切替部34を介して高温媒体供給装置5へ、返媒された低温の温調媒体は切替部34を介して低温媒体供給装置6へと返媒され、返媒された温調媒体はそれぞれを再び加熱或いは冷却されて送媒する温調媒体として循環させることができる。
なお、低温媒体供給装置6への返媒は、加熱冷却切替装置1の装置本体部2を介することなく、直接低温媒体供給装置6に直接返媒させるものとしてもよい。
10、12、16 送媒ホース
11、13、17、18 返媒ホース
2 装置本体部
20 ポンプ
20a 供給口
20b 吐出口
21 送媒路
22 返媒路
23 循環路
26 バイパス路
3 マニホールド部
30 切替部(3方向切替バルブ)
30a 高温入口ポート
30b 低温入口ポート
30c 排出ポート
32 送媒接続口
33 返媒接続口
4 金型
40 金型流通路
5 高温媒体供給装置
6 低温媒体供給装置
7 取付プレート
S1、S2 金型加熱冷却システム
Claims (6)
- 金型内に形成された金型流通路に送媒される高温媒体供給装置からの高温の温調媒体と低温媒体供給装置からの低温の温調媒体とを切替えて前記金型流通路に送媒して前記金型を加熱及び冷却する加熱冷却切替装置であって、
前記低温媒体供給装置に接続され、前記低温の温調媒体を送媒するポンプを内蔵した装置本体部と、前記高温の温調媒体と前記低温の温調媒体とを切替える切替部を有したマニホールド部と、を備えており、
前記装置本体部は、前記低温媒体供給装置に接続される送媒ホースに接続される給水口と、当該装置本体部と前記マニホールド部との間を繋ぐ装置本体間送媒ホースが接続される装置側送媒口と、を備え、該装置本体部内には、これら給水口及び装置側送媒口間を接続し、前記ポンプを配した送媒路が設けられており、
前記マニホールド部は、前記金型流通路に送媒される温調媒体が通じる側と該金型流通路から返媒される温調媒体が通じる側とに分かれた配管部と、当該マニホールド部の送媒側及び返媒側と前記金型流通路の送媒側及び返媒側との間をそれぞれに繋ぐ金型間ホースが接続される送媒接続口及び返媒接続口と、前記金型流通路からの温調媒体を返媒する返媒ホースが接続されるマニホールド側返媒口と、を備え、前記切替部は、前記高温媒体供給装置に接続される供給ホース及び前記装置本体間送媒ホースが接続され、これらを切替えて送媒側の配管部への流路を確立する構成とされており、かつ、
前記マニホールド部は、前記装置本体部とは別体とされて、該装置本体部に対して着脱自在とされていることを特徴とする加熱冷却切替装置。 - 請求項1において、
前記マニホールド部には取付プレートが設けられており、該マニホールド部は、該取付プレートを介して前記装置本体部に対して着脱自在とされていることを特徴とする加熱冷却切替装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記マニホールド部は、前記切替部として3方向切替バルブを備えていることを特徴とする加熱冷却切替装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
前記装置本体部には、前記マニホールド部のマニホールド側返媒口に接続される返媒ホースが接続される装置側返媒口と、前記低温媒体供給装置に接続される返媒ホースに接続される排水口と、が設けられ、前記装置本体部内には、これら装置側返媒口及び排水口間を接続する返媒路と、前記送媒路と前記返媒路とを繋ぐバイパス路と、が設けられており、前記バイパス路には、該バイパス路を流通する前記温調媒体の流量を絞る流量調整用オリフィスが設けられており、
前記高温の温調媒体として、高圧の水蒸気が用いられた場合には、前記返媒路に返媒された前記水蒸気に、前記バイパス路を通じ前記オリフィスを介して前記送媒路から前記返媒路に供給された少量の前記低温の温調媒体が混水し、返媒された前記水蒸気が復水することを特徴とする加熱冷却切替装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、
前記装置本体部内には、前記ポンプの吐出口から吐出した前記温調媒体を前記切替部に至る前記送媒路の途中から分岐して再び前記ポンプの供給口側へ戻す循環路が設けられていることを特徴とする加熱冷却切替装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の加熱冷却切替装置と、加熱及び冷却される金型と、高温の温調媒体を前記金型内に形成された金型流通路に供給する高温媒体供給装置と、低温の温調媒体を前記金型流通路に供給する低温媒体供給装置と、を備えていることを特徴とする金型加熱冷却システム。
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