JP5166226B2 - 水晶発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、発振起動性に優れ、定常発振時には低消費電力で発振を継続することができる水晶発振回路に関するものである。
従来から腕時計用の駆動回路は、超小型電池を用いて時刻表示を行うため低消費電力で駆動する必要があり、今日ではCMOS回路を用いることは周知のとおりである。
特に腕時計用の駆動回路の中で、水晶発振回路は全消費電力に対して50%以上の割合を占め、水晶発振回路の低消費電力化が電池寿命を大きく左右する。
消費電力を低減するには、発振周波数を下げる、出力負荷を低減する、電源電圧を下げる、発振振幅を抑制するなどの方法がある。
時計に用いる水晶振動子の発振周波数は、32.768KHzが一般的で、発振周波数を下げるには水晶振動子が大きくなり時計用として使用するには小型化の足枷になる。
出力負荷については、CMOS回路の微細化により単位面積あたりのゲート絶縁膜容量は増加しているが、デバイスサイズがより縮小しているため総合的には低減されている。

消費電力は電源電圧の二乗で増加するため、電源電圧の低減が最も回路の低消費電力化に効果がある。
一般的な水晶発振回路は、CMOSインバータの入出力間に帰還抵抗と水晶振動子を接続し、入出力側に各々負荷容量を接地電位間に設けることで構成する。
しかし、このタイプの水晶発振回路は、CMOSインバータを構成するP型MOSFETとN型MOSFETの各々の閾値電圧の約2倍の電源電圧が必要であり、電源電圧を低減するには限界がある。
そこで、接地電位と電源電位との間に接続されるCMOSインバータに、さらに直列に抵抗或いはトランジスタなどによる電流制限素子を挿入して発振回路に流れる電流を制限する方法が用いられている。
発振回路に流れる電流を制限することは、すなわち発振振幅を制限することである。
従来の水晶発振回路について図を用いて説明する。
(従来例1)
従来例1の回路を図11に示す。
1はP型MOSFET、2はN型MOSFET、3は水晶振動子、4は帰還抵抗、5は入力側負荷容量、6は出力側負荷容量、7は安定化抵抗、8は接地電位、9は電源電位である。
尚、本回路はN型半導体シリコン基板に形成し、接地電位8は0V、電源電位9は負電圧として説明する。以後、特に断り書きはしないが同様とする。
P型MOSFET1とN型MOSFET2は、各々のゲート電極を接続して信号の入力側とし、各々のドレイン電極を接続して信号の出力側とする。
P型MOSFET1のソース電極は接地電位8に接続し、N型MOSFETのソース電極は電源電位9に接続することでCMOSインバータを構成する。
このCMOSインバータの入出力間に帰還抵抗4を接続することで直流的なバイアス点を電源電圧の1/2に設定する。
入力側負荷容量5と出力側負荷容量6は、水晶振動子3の負荷容量にあわせて設定し安定した発振を確保するために必要である。
安定化抵抗7は、水晶振動子3に流れる電流を制限するとともに、発振条件を満たすた
めの帰還率を決めるため重要な要素である。
図11の水晶発振回路は、CMOSインバータを構成するP型MOSFET1とN型MOSFET2の閾値電圧の約2倍の電源電圧が印加されないと動作しない。
また、定常的な発振が継続すれば比較的安定であるが、その発振振幅は接地電位8と電源電位9に対し飽和するため消費電力が低減できないという問題がある。
そのため、定常発振時の消費電力を低減するためにCMOSインバータと直列に抵抗やトランジスタなどを用いた電流制限素子を設ける、次の従来例2が提案されている。
(従来例2)
図12はCMOSインバータと直列に抵抗を接続した水晶発振回路を示したものである。
図11と同じ構成部品には同一符号を付加した。
21は第1の電流制限抵抗であり、P型MOSFET1のソース電極と接地電位8との間に接続される。また、22は第2の電流制限抵抗であり、N型MOSFET2のソース電極と電源電位9との間に接続されることで定常発振時の電流を低減することができる。
しかし、発振起動時においても定常発振時と同じ抵抗が接続されているため、CMOSインバータの増幅率が低下して発振起動時間が長くなるという問題が生じてしまう。
さらに、この問題を改善するために電流制限抵抗を複数容易しておき、発振状態によって抵抗値を切り替えたり、電流制限抵抗と並列にバイパストランジスタを用意し同様に発振状態によって抵抗を接続したり、バイパスしたりする、次の従来例3が提案されている。
(従来例3)
図13は電流制限抵抗と並列にバイパストランジスタを接続した水晶発振回路を示したものである。
図11と同じ構成部品には同一符号を付加した。
31は第1のバイパストランジスタ、32は第2のバイパストランジスタである。
この発振回路は、接地電位8とP型MOSFET1のソース電極との間に第1の電流制限抵抗21と第1のバイパストランジスタ31との並列回路を直列に接続する。
さらに同様に電源電位9とN型MOSFET2のソース電極との間に第2の電流制限抵抗と第2のバイパストランジスタとの並列回路を直列に接続する。
非発振時は、第1のバイパストランジスタ31と第2のバイパストランジスタ32がオンとなりCMOSインバータにはほぼ電源電圧が印加される。
発振が開始して発振を検出した後、任意時間後に発振検出信号を第1のバイパストランジスタ31と第2のバイパストランジスタ32のゲート電極に与えることで、各々のバイパストランジスタをオフし第1の電流制限抵抗と第2の電流制限抵抗により電流を制限することができる。
但し、これらは非発振と発振状態との2つの状態により発振電流を制御しているにすぎず、非発振から定常発振に至る過程では何の考慮もされていない。
また、2つのバイパストランジスタのゲート電極を制御するために、発振回路とは別の制御回路も必要であるという欠点がある。
(従来例4)
図14は特許文献1に開示されている水晶発振回路を示す。この水晶発振回路は、電流制限素子にデプレッション型MOSFETを使用する。
図11と同じ構成部品には同一符号を付加した。
41はP型のデプレッション型MOSFET、42はN型のデプレッション型MOSFE
T、43は波形整形インバータである。
CMOSインバータを構成するP型MOSFET1のソース電極と接地電位8との間にP型のデプレッション型MOSFET41を接続し、そのゲート電極は接地電位8に、また基板電極はCMOSインバータの出力に接続する。
また、CMOSインバータを構成するN型MOSFET2のソース電極と電源電位9との間にN型のデプレッション型MOSFET42を接続し、そのゲート電極は電源電位9に、また基板電極はCMOSインバータの出力に接続する。
デプレッション型MOSFETは、閾値電圧がエンハンスメント型MOSFETに比較して低く設定されており、ドレイン電極とソース電極間が通常導通状態にある。
一般に定電流源などに使用されるデバイスである。
図14の水晶発振回路は、非発振状態では電流制限素子であるP型のデプレッション型MOSFET41とN型のデプレッションMOSFET42は極低抵抗状態で導通状態にある。
非発振から定常発振に至る過程においては、P型のデプレッション型MOSFET41とN型のデプレッションMOSFET42の基板電極がCMOSインバータの出力電位に応じて印加され、発振振幅が大きくなるに従って基板電位効果により、各々のデプレッション型MOSFETの閾値電圧を高くするように働く。
言い換えると、各々のデプレッション型MOSFETに流れる電流を抑制するように働くことになる。
この動作は、前述した従来例2(図12)から従来例3(図13)の課題であった非発振から定常発振状態に至る過程のCMOSインバータのゲイン制御を発振回路のみで実現している。
しかし、CMOSプロセスではデプレッション型MOSFETを作製するためにはゲート電極下の表面濃度を制御するため露光工程及びインプランテーション工程が追加される。
P型のエンハンスメント型MOSFETのゲート電極下表面がN型の導電型不純物であるのに対して、P型のデプレッション型MOSFETでは、ゲート電極下表面がP型の導電型不純物となる。
P型MOSFETでは、ソース電極及びドレイン電極はP型の不純物で拡散層を形成するため、ノーマリーオンの状態のMOSFETとなる。
このデプレッション型MOSFETを作製するためには、ゲート電極形成前にゲート電極領域のみが開口したレジストマスクを形成し、P型の不純物導入を行う必要がある。
N型のデプレッション型MOSFETの場合は、P型と同様な工程でゲート電極下にN型の不純物を導入する必要がある。
CMOSプロセスでエンハンスメント型MOSFETとデプレッション型MOSFETが混在するとプロセス負荷もかかり煩雑となる。
また、図14の例は発振振幅を電流制限素子であるP型のデプレッション型MOSFET41とN型のデプレッション型MOSFET42の基板電位に印加して閾値電圧を高くするため、デプレッション型MOSFETのゲート電極下表面濃度が濃すぎると基板電位効果で閾値電圧を制御できず電流制御ができないという不具合がある。
しかも、ゲート電極下表面濃度が薄いと基板電位効果による閾値電圧制御できるが、不純物濃度が薄いために初期の閾値電圧のばらつきを生じてしまうという問題がある。
この閾値電圧のばらつきは、結局電流制限のばらつきとなることは理解できる。
前述したように、従来例4の水晶発振回路は、従来例1−3の持つ問題点を解決したも
のであるが、MOSFETとしてデプレッション型MOSFETを使用しなければならないという問題がある。
この電流制限素子にデプレッション型MOSFETを用いて、発振振幅に応じてデプレッション型MOSFETの基板電位を制御し、発振振幅の成長に従って閾値電圧を高くすることで電流制限する方法は、CMOSプロセスが煩雑になり、しかもデプレッション型MOSFETのゲート電極下表面濃度の精密な不純物制御が必要で、不純物濃度が薄いためにおこる初期の閾値電圧のばらつきを生じてしまうという課題がある。
特開2004−23195号公報(11頁、第1図)
上記課題を解決するために、本発明の水晶発振回路は次のような構成を採用する。
発振容量と水晶振動子とを有する共振回路と、共振回路を定常的に励振する増幅回路と、増幅回路の出力振幅に応じた電圧で発振電流を制御する電流制御素子と、
を備える水晶発振回路において、
増幅回路から交流信号が出力されない非発振状態では、電流制限素子の制御信号として電源電位もしくは接地電位を与えることにより、電流制限素子を導通状態とし、
増幅回路から交流信号が出力される発振状態では、増幅回路の出力振幅に応じた交流電圧により、導通状態よりも抵抗値が大きな状態となるように、電流制限素子を制御する発振電流制御手段を有し、
増幅回路の出力振幅は、発振電流制御手段によって接地電位と電源電位との両電位から出力振幅をクランプすることにより発振電流を低減することを特徴とする。
発振電流制御手段は、増幅回路の出力振幅を交流的に結合する第1の容量と第2の容量を有し、
接地電位と第1の容量との間に接続する第1のダイオードと、電源電位と第2の容量との間に接続する第2のダイオードとをさらに備えており、
第1のダイオードと第1の容量との接続点が第2の電流制御素子の電流を制御し、
第2のダイオードと第2の容量との接続点が第1の電流制御素子の電流を制御することが好ましい。
第1のダイオードは、PMOSFETからなり、PMOSFETのゲート電極とバルク電極は接地電位に接続し、
第2のダイオードは、NMOSFETからなり、NMOSFETのゲート電極とバルク電極は電源電位に接続することが好ましい。
第1のダイオードは、PMOSFETからなり、PMOSFETのゲート電極は接地電位に接続し、PMOSFETのバルク電極は、第1の電流制御素子のドレイン電極に接続し、
第2のダイオードは、NMOSFETからなり、NMOSFETのゲート電極は電源電位に接続し、NMOSFETのバルク電極は、第2の電流制御素子のドレイン電極に接続することが好ましい。
この水晶発振回路は、SOI基板に形成することが好ましい。
電流制限素子は、エンハンスメント型MOSFETであることが好ましい。
本発明の水晶発振回路によれば、増幅回路の出力振幅は、発振電流制御手段によって接地電位と電源電位との両電位から出力振幅をクランプし、発振電流を低減することができ
る。
その結果、非発振と発振の2状態のみにならず、非発振から定常発振に至る過程においてCMOSインバータの連続したゲイン制御と適切な消費電力の設定を水晶発振回路のみで実現できるという優れた効果がある。
また、MOSFETとしてデプレッション型MOSFETを使用する必要がない。このため、CMOSプロセスにおいて、デプレッション型MOSFETを混在させるための特別なデバイスを作製することなしに実現できるという簡便性も有している。
(第1の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第1の実施形態における水晶発振回路の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。
1はP型MOSFET、2はN型MOSFET、3は水晶振動子、4は帰還抵抗、5は入力側負荷容量、6は出力側負荷容量、21は電流制限用P型MOSFET、22は電流制限用N型MOSFET、51は第1の容量、52は第2の容量、61は第1のダイオード、62は第2のダイオード、8は接地電位、9は電源電位である。
P型MOSFET1とN型MOSFET2のゲート電極が共通に接続され、またドレイン電極が共通に接続されCMOSインバータを構成し、ゲート電極側が入力、ドレイン電極側が出力となる。
このCMOSインバータの入出力間に帰還抵抗4が接続され、CMOSインバータの直流的なバイアス点を決めている。
P型MOSFET1のソース電極は、電流制限用P型MOSFET21のドレイン電極に接続し、電流制限用P型MOSFET21のソース電極は接地電位8に接続する。
また、N型MOSFET2のソース電極は電流制限用N型MOSFET22のドレイン電極に接続し、電流制限用N型MOSFET22のソース電極は電源電位9に接続する。
電流制限用P型MOSFET21、電流制限用N型MOSFET22は、P型MOSFET1、N型MOSFET2と同様にエンハンスメント型MOSFETで形成される。
CMOSインバータの出力は、第1の容量51と第2の容量52が直列に接続された中点であり、第1の容量51の他方の端子は第1のダイオード61のカソード電極に、アノード電極は接地電位8に接続されている。
第2の容量52の他方の端子は第2のダイオード62のアノード電極に、カソード電極は電源電位9に接続する。
第1の容量51と第1のダイオード61のカソード電極との接続点をa点81、第2の容量52と第2のダイオードの62アノード電極との接続点をb点82とする。
a点81は電流制限用N型MOSFET22のゲート電極に接続され、b点は電流制限用P型MOSFET21のゲート電極に接続されている。
P型MOSFET1のソース電極と電流制限用P型MOSFET21のドレイン電極との接続点をc点83、N型MOSFET2のソース電極と電流制限用N型MOSFET22のドレイン電極との接続点をd点84とする。
次に図1の回路の動作について説明する。
非発振時は、CMOSインバータは交流的な信号は出力されず、a点81の電位はほぼ接地電位8が印加される。
一方、b点82の電位はほぼ電源電位9が印加されている。
a点81は電流制限用N型MOSFET22のゲート電極、b点82は電流制限用P型MOSFET21のゲート電極に接続しているため非発振状態では、電流制限用P型MOSFET21と電流制限用N型MOSFET22がオン状態となる。
オン抵抗は、ゲート幅Wとゲート長Lとの比で決まるW/Lで設定するが、CMOSインバータに電源電位9が印加されるように決定する。
発振振幅が成長し、CMOSインバータの出力に交流信号が出力されると、直流成分を除去していた第1の容量51と第2の容量52を介して交流信号がa点81、b点82に印加される。
発振振幅の成長に伴って、a点81の電位は接地電位8から電源電位9側に、b点82の電位は電源電位9から接地電位8側にシフトする。
その結果、電流制限用P型MOSFET21と電流制限用N型MOSFET22のゲート電極には各々のMOSFETをオフさせる方向にシフトし、CMOSインバータに流れる電流を抑制する。
図1に示した水晶発振回路によれば、電流制限用P型MOSFET21、電流制限用N型MOSFET22として、P型MOSFET1、N型MOSFET2と同様にエンハンスメント型MOSFETとすることができる。
非発振時は、第1の容量51と第2の容量52によって直流成分を遮断し、a点81はほぼ接地電位8、b点82は電源電位9に設定される。
CMOSインバータの出力に発振振幅が現われると、発振振幅の大きさに応じてa点81の電位は接地電位8から電源電位9側にシフトし、b点82の電位は電源電位9から接地電位8側にシフトする。
a点は電流制限用N型MOSFET22のゲート電極に、b点は電流制限用P型MOSFET21のゲート電極に接続されているので、発振電流を制限する方向に働くエンハンスメント型MOSFETを使用することができる。
なお、本実施形態のように、CMOSプロセスでダイオードを作製するのは特別な工程が増加する。
実際には、第1のダイオード61及び第2のダイオード62にMOSFETを使用することが好ましい。次に、ダイオードにMOSFETを使用した例を第2の実施形態として説明する。
また、実際の各部品の数値及び、動作の詳細な説明についても次の第2の実施形態で説明する。
(第2の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第2の実施形態における水晶発振回路の構成について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。
1はP型MOSFET、2はN型MOSFET、3は水晶振動子、4は帰還抵抗、5は入力側負荷容量、6は出力側負荷容量、21は電流制限用P型MOSFET、22は電流制限用N型MOSFET、51は第1の容量、52は第2の容量、71は第2のP型MOSFET、72は第2のN型MOSFET、81は第1の容量51と第2のP型MOSFET71との接続点を示すa点、82は第2の容量52と第2のN型MOSFET72との接続点を示すb点、83はP型MOSFET1と電流制限用P型MOSFET21と接続点を示すc点、84はN型MOSFET2と電流制限用N型MOSFET22との接続点を示すd点である。
図1と異なる点は、第1のダイオード61が第2のP型MOSFET71に、第2のダイオード62が第2のN型MOSFET72に変更されたことである。
そして、第2のP型MOSFET71のドレイン電極は、第1の容量51とa点81で接続し、ゲート電極とソース電極と基板電極は接地電位8に接続している。
一方、第2のN型MOSFET72のドレイン電極は、第2の容量52とb点82で接続し、ゲート電極とソース電極と基板電極は電源電位9に接続している。
つまり、MOSFETはゲート電極とソース電極を共通とするダイオード接続された状態であることが判る。
次に実際に各部品の数値を設定し、その動作を詳細に説明する。
P型MOSFET1のゲート幅Wは24μm、ゲート長Lは1μm(以後、ゲート幅Wとゲート長Lとの比をW/Lと表記し、例えばゲート幅Wが24μm、ゲート長Lが1μmの場合は、24/1と表現することにする。)である。
N型MOSFET2のW/Lは8/1、電流制限用P型MOSFET21のW/Lは24/1、電流制限用N型MOSFET22のW/Lは8/1である。
帰還抵抗4は150MΩ、入力側負荷容量5及び出力側負荷容量6は各々3pFである。
第1の容量51及び第2の容量52は各々1pF、第2のP型MOSFET71のW/Lは24/1、第2のN型MOSFET72のW/Lは8/1である。
実際には水晶振動子をCMOSインバータの入出力間に接続するが、解析のためにCMOSインバータの入力には一定の振幅を外部から入力することで出力振幅の変化と消費電流を求めた。
接地電位は0V、電源電位は−0.8Vとした。
図3は図2の水晶発振回路の各定数を上記のように設定し、振幅50mVの正弦波を入力し、出力振幅とa点81、b点82、c点83、d点84の各々の電位変化を示したものである。
横軸は経過時間、縦軸は各々の接続点における電位変化を示したもので、出力電位122、a点81の電位110、b点82の電位111、c点83の電位121、d点84の電位123である。
入力の直流バイアスは、電源電位の1/2になるようにオフセットを設けてあり、この例の場合は、−0.4Vを中心に±25mVの振幅をもたせた。
入力振幅50mVは、非発振から定常発振に至る1過程を想定したもので、電流制限用P型MOSFET21のゲート電圧を示すb点82の電位111は、−0.8Vから中間電位の−0.4Vで電位が変化し、電流制限用N型MOSFET22のゲート電圧を示すa点81の電位110は、0Vから中間電位の−0.4Vで振幅しているのが判る。
また、電流制限用P型MOSFET21と電流制限用N型MOSFET22のゲート電圧は互いに相補的な動作をするようにゲート電圧が印加されるのが判る。
c点83の電位は、b点82の電位変化に連動しており、またd点84の電位は、a点の電位に連動している。
この場合の出力振幅は、−0.24Vから−0.77Vの間で振幅しており、振幅幅は0.53Vになる。
図4は図2の水晶発振回路の各定数を上記設定にし、入力振幅を0.4Vにした場合の出力振幅とa点81、b点82、c点83、d点84の各々の電位変化を示したものである。
横軸は経過時間、縦軸は出力電位、a点81の電位、b点82の電位、c点83の電位、d点84の電位の各々の電位変化を示している。
112はa点81の電位変化、113はb点82の電位変化、124はc点83の電位変化、125は出力電位変化、126はd点84の電位変化を示している。
入力の直流バイアスは、先と同様に電源電位の1/2になるようにオフセットを設けてあり、この例の場合は、−0.4Vを中心に±200mVの振幅をもたせた。
入力振幅400mVは、定常発振に至った後を想定したもので、電流制限用P型MOSFET21のゲート電圧を示すb点82は、−0.80Vから−0.32Vで振幅し、電
流制限用N型MOSFET22のゲート電圧を示すa点は、0Vから−0.48Vで振幅しているのが判る。
この場合の出力振幅は、−0.08Vから−0.55Vの間で振幅しており、振幅幅は0.47Vになる。
発振振幅が成長するに従って、電流制限用P型MOSFET21のドレイン電圧は電源電位9側に振幅し始め、電流制限用N型MOSFET22のドレイン電圧は接地電位8側に振幅し始めることで、発振振幅を接地電位8側と電源電位9側の両方からクランプしていく。
図5は、入力振幅に対する消費電流をプロットした図である。
横軸は入力振幅、縦軸は消費電流を示している。
入力振幅が増加するに従って消費電流が減少し、入力振幅0.2V程度で消費電流はほぼ一定になる。
図6は、入力振幅に対する出力振幅と出力の直流的バイアス点を示したものである。
201は出力振幅の変化、202は直流的バイアス点を表す。
出力振幅は消費電流と連動しており、入力振幅が0.2V程度から一定の振幅で発振を継続する。
直流的バイアス点は、入力では電源電位の1/2を中心に振幅するようにオフセットを設けているが、出力振幅をみると電源電位の1/2よりも接地電位8側にシフトしている。
水晶発振回路は通常、後段負荷を駆動するための基準クロック源として使用するため、直流バイアス点が電源電位の1/2から大きくずれると、後段に接続するCMOSインバータからなる波形整形を駆動できなくなる恐れがある。
本実施形態で示した例でも、電流制限素子の定数を適切に設定すれば直流的バイアス点がずれることで問題になることはないが、次の第3の実施形態ではこの直流バイアス点を電源電圧のほぼ1/2に設定できる例について説明する。
(第3の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第3の実施形態における水晶発振回路の構成について説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。
1はP型MOSFET、2はN型MOSFET、3は水晶振動子、4は帰還抵抗、5は入力側負荷容量、6は出力側負荷容量、21は電流制限用P型MOSFET、22は電流制限用N型MOSFET、51は第1の容量、52は第2の容量、71は第2のP型MOSFET、72は第2のN型MOSFET、8は接地電位、9は電源電位である。
図3と異なる点は、第2のP型MOSFET71の基板電極と、第2のN型MOSFET72の基板電極の接続位置が変更されたことである。
第2の実施形態では、第2のP型MOSFET71の基板電極は接地電位8に、第2のN型MOSFET72の基板電極は電源電位9に接続していた。
図7では、第2のP型MOSFET71の基板電極は、電流制限用P型MOSFET21のドレイン電極であるc点83に、第2のN型MOSFET72の基板電極は電流制限用N型MOSFET22のドレイン電極であるd点84に接続する。
各部品の定数は、第2の実施形態で説明した数値と同じである。
図8は、図7の水晶発振回路の各定数を上記設定にし、入力振幅を0.4Vにした場合の出力振幅とa点81、b点82、c点83、d点84の電位変化を示したものである。
横軸は経過時間、縦軸は出力電位、114はa点81の電位、115はb点82の電位、127はc点83の電位、129はd点84の電位、128は出力電位の各々の電位変化を示している。
入力の直流バイアスは、先と同様に電源電位の1/2になるようにオフセットを設けてあり、この例の場合は、−0.4Vを中心に±200mVの振幅をもたせた。
入力振幅400mVは、定常発振に至った後を想定したもので、電流制限用P型MOSFET21のゲート電圧を示すb点82は、−0.80Vから−0.30で振幅し、電流制限用N型MOSFET22のゲート電圧を示すa点81は、0Vから−0.48Vで振幅しているのが判る。
この場合の出力振幅は、−0.18Vから−0.64Vの間で振幅しており、振幅幅は0.46Vになる。
発振振幅が成長するに従って、電流制限用P型MOSFET21のドレイン電圧は電源電位9側に振幅し始め、電流制限用N型MOSFET22のドレイン電圧は接地電位8側に振幅し始めることで、発振振幅を接地電位8側と電源電位9側の両方からクランプしていき、出力振幅128の振幅を制限することが判る。
第2の実施形態で示した例と比較して、c点83の電位127の変化量とd点84の電位129の変化量がほとんど同じであることが判る。
入力振幅50mVの場合は、第2の実施形態の例とほぼ同じであるので省略した。
図9は、入力振幅に対する消費電流をプロットした図である。
横軸は入力振幅、縦軸は消費電流を示している。
入力振幅が増加するに従って消費電流が減少し、入力振幅0.2V程度で消費電流はほぼ一定になる。
第2の実施形態の場合と比較して定常状態での出力振幅が小さいために、消費電流も小さくなっている。
図10は、入力振幅に対する出力振幅と出力の直流的バイアス点を示したものである。
301は出力振幅、302は直流的バイアス点を示す。
出力振幅は消費電流と連動しており、入力振幅が0.2V程度から一定の振幅で発振を継続する。
直流的バイアス点は、第2の実施形態では電源電位の1/2よりも接地電位8側にシフトしていたのに対し、ほぼ電源電位9の1/2に設定されることが判る。
本実施形態のCMOSプロセスはN型のシリコン基板に形成する例である。
そのため、第3の実施形態の場合、P型MOSFETの基板電極は通常N型シリコン基板と共通の電位となるため、単独で基板電位を制御することはできない。
接地電位8が0Vであるので、通常のプロセスではP型MOSFETの基板電位は接地電位8に設定されることになる。
単独にP型MOSFETの基板電位を設定するには、N型のシリコン基板と独立させるためP型のウェルを形成した後に、このP型のウェルの内部にN型のウェルを形成する多重ウェル構造を形成すれば実現できる。
この他、シリコン基板と素子形成領域が厚いシリコン酸化膜で分離されたSOIウェハを使用すれば、各素子を島状に分離することができるため簡単に素子間の分離が可能となり、基板電位を個別に制御することができる。
本実施形態の実施例を説明する。
水晶振動子3は、音叉型振動子でシリンダに封止した2mmφのものを接続した。
この水晶振動子はインピーダンスアナライザによって等価回路定数を求めた。
一般的に水晶振動子は4素子モデルで表現され、直列等価容量C1、直列等価抵抗R1、直列等価インダクタンスL1の直列接続と並列に接続される電極容量C0からなる。
インピーダンスアナライザで測定した値は、C1が1.56fF、R1が51kΩ、L1が15.5kH、C0が0.89pFであった。
接地電位8は0V、電源電位9は−0.8Vを印加し発振起動時間及び定常発振振幅、消費電流を測定した。
その結果、発振起動時間は950ms、定常発振振幅は0.45V、消費電流は15n
Aであった。
発振起動時間は、一般的に約3万振動で定常状態に達すると言われており32kHz付近の周波数であれば発振起動時間950msは妥当な値であると言える。
また、定常発振振幅は電源電位9の56%に制限されており、15nAという低消費電流で安定した発振が継続できることが確認できた。
本発明の第1の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態の水晶発振回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態の水晶発振回路の特性を示す図である。 従来の水晶発振回路を示す回路図である。 従来の水晶発振回路を示す回路図である。 従来の水晶発振回路を示す回路図である。 従来の水晶発振回路を示す回路図である。
符号の説明
1 P型MOSFET
2 N型MOSFET
3 水晶振動子
4 帰還抵抗
5 入力側負荷容量
6 出力側負荷容量
7 安定化抵抗
8 接地電位
9 電源電位
21 電流制限用P型MOSFET
22 電流制限用N型MOSFET
51 第1の容量
52 第2の容量
71 第2のP型MOSFET
72 第2のN型MOSFET
81 a点
82 b点
83 c点
84 d点

Claims (4)

  1. 発振容量と水晶振動子とを有する共振回路と、該共振回路を定常的に励振する増幅回路と、
    該増幅回路の出力振幅に応じた電圧で発振電流を制御する電流制御素子と、
    を備える水晶発振回路において、
    前記増幅回路から交流信号が出力されない非発振状態では、
    前記電流制限素子の制御信号として電源電位もしくは接地電位を与えることにより、
    前記電流制限素子を導通状態とし、
    前記増幅回路から交流信号が出力される発振状態では、
    前記増幅回路の出力振幅に応じた交流電圧により、
    前記導通状態よりも抵抗値が大きな状態となるように、
    前記電流制限素子を制御する発振電流制御手段を有し、
    前記増幅回路の出力振幅は、前記発振電流制御手段によって接地電位と電源電位との両電位から出力振幅をクランプすることにより発振電流を低減するものであって、
    前記発振電流制御手段は、
    前記増幅回路の出力振幅を交流的に結合する第1の容量と第2の容量を有し、
    接地電位と前記第1の容量との間に接続する第1のダイオードと、
    電源電位と前記第2の容量との間に接続する第2のダイオードとをさらに備えており、
    前記電流制御素子は、
    ソース電極が接地電位に接続され、ドレイン電極が前記増幅回路を構成するCMOSインバータのPMOSFETのソース電極に接続される電流制限用PMOSFETと、
    ソース電極が電源電位に接続され、ドレイン電極が前記増幅回路を構成するCMOSインバータのNMOSFETのソース電極に接続される電流制限用NMOSFETと、を有し、
    前記第1のダイオードと前記第1の容量との接続点と、前記電流制限用NMOSFETのゲート電極が接続され、
    前記第2のダイオードと前記第2の容量との接続点と、前記電流制限用PMOSFETのゲート電極が接続され、さらに、
    前記第1のダイオードは、PMOSFETからなり、該PMOSFETのゲート電極とバ
    ルク電極は接地電位に接続され、
    前記第2のダイオードは、NMOSFETからなり、該NMOSFETのゲート電極とバルク電極は電源電位に接続されることを特徴とする水晶発振回路。
  2. 発振容量と水晶振動子とを有する共振回路と、該共振回路を定常的に励振する増幅回路と、
    該増幅回路の出力振幅に応じた電圧で発振電流を制御する電流制御素子と、
    を備える水晶発振回路において、
    前記増幅回路から交流信号が出力されない非発振状態では、
    前記電流制限素子の制御信号として電源電位もしくは接地電位を与えることにより、
    前記電流制限素子を導通状態とし、
    前記増幅回路から交流信号が出力される発振状態では、
    前記増幅回路の出力振幅に応じた交流電圧により、
    前記導通状態よりも抵抗値が大きな状態となるように、
    前記電流制限素子を制御する発振電流制御手段を有し、
    前記増幅回路の出力振幅は、前記発振電流制御手段によって接地電位と電源電位との両電位から出力振幅をクランプすることにより発振電流を低減するものであって、
    前記発振電流制御手段は、
    前記増幅回路の出力振幅を交流的に結合する第1の容量と第2の容量を有し、
    接地電位と前記第1の容量との間に接続する第1のダイオードと、
    電源電位と前記第2の容量との間に接続する第2のダイオードとをさらに備えており、
    前記電流制御素子は、
    ソース電極が接地電位に接続され、ドレイン電極が前記増幅回路を構成するCMOSインバータのPMOSFETのソース電極に接続される電流制限用PMOSFETと、
    ソース電極が電源電位に接続され、ドレイン電極が前記増幅回路を構成するCMOSインバータのNMOSFETのソース電極に接続される電流制限用NMOSFETと、を有し、
    前記第1のダイオードと前記第1の容量との接続点と、前記電流制限用NMOSFETのゲート電極が接続され、
    前記第2のダイオードと前記第2の容量との接続点と、前記電流制限用PMOSFETのゲート電極が接続され、さらに、
    前記第1のダイオードは、PMOSFETからなり、
    該PMOSFETのゲート電極は接地電位に接続され、
    前記PMOSFETのバルク電極は、前記電流制限用PMOSFETのドレイン電極に接続され、
    前記第2のダイオードは、NMOSFETからなり、
    該NMOSFETのゲート電極は電源電位に接続され、
    前記NMOSFETのバルク電極は、前記電流制限用NMOSFETのドレイン電極に接続されることを特徴とする水晶発振回路。
  3. 前記水晶発振回路は、SOI基板に形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の水晶発振回路。
  4. 前記電流制御素子は、エンハンスメント型MOSFETである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の水晶発振回路。
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