JP5166197B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5166197B2
JP5166197B2 JP2008265794A JP2008265794A JP5166197B2 JP 5166197 B2 JP5166197 B2 JP 5166197B2 JP 2008265794 A JP2008265794 A JP 2008265794A JP 2008265794 A JP2008265794 A JP 2008265794A JP 5166197 B2 JP5166197 B2 JP 5166197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
determination
suction nozzle
component
dark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008265794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010098014A (ja
Inventor
貴志 吉井
明裕 浦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Original Assignee
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Instruments Co Ltd filed Critical Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority to JP2008265794A priority Critical patent/JP5166197B2/ja
Publication of JP2010098014A publication Critical patent/JP2010098014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5166197B2 publication Critical patent/JP5166197B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、部品供給ユニットにより供給された電子部品を吸着ノズルにより吸着して取出しプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置は、例えば特許文献1に示すように、吸着ノズルに吸着保持された電子部品を撮像カメラで撮像して位置を認識し、その位置ズレを補正した状態でプリント基板上に装着するものである。
そして、電子部品をプリント基板上に表面と裏面を誤って装着しないように、吸着ノズルに吸着保持された電子部品に反射照明で光を当てて、その撮像画像を認識処理して明暗の度合で電子部品の吸着した面が正しいか否か、言い換えると、装着すべき面がそのように吸着されているかどうか判定するのが、一般的である。
特開平11−289199号公報
しかし、例えば所謂角チップ抵抗などの電子部品であれば、十分安定した判定ができていたが、扱う電子部品の種類の範囲が広がってくると、ときに判定できないケースも出現する。それは、吸着ノズルが吸着すべき面を吸着している電子部品の正常な吸着の場合には認識処理した画像の明確な明暗はわからないが、誤吸着、即ち電子部品の装着すべき面を吸着している場合には装着すべき面とは反対側の面では明確な明暗がわかる電子部品が存在するからである。
そこで本発明は、電子部品の正しい面を吸着しているか否かの判定結果を確実なものとして、プリント基板への実装不良を更に防止できるようにすることを目的とする。
このため第1の発明は、部品供給ユニットにより供給された電子部品を吸着ノズルにより吸着して取出しプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品に照明光を照射してその反射像を撮像する部品認識カメラと、前記吸着ノズルが前記電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定するために判定が明瞭な面に関する判定面指定情報及び判定面明暗情報を格納する記憶手段と、前記部品認識カメラにより撮像された画像に基づいて認識処理した面が前記記憶手段に格納された判定面指定情報及び判定面明暗情報と一致するか否かにより前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定する判定手段とを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、部品供給ユニットにより供給された電子部品を吸着ノズルにより吸着して取出しプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品に照明光を照射してその反射光を検出する検出センサと、前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定するために判定が明瞭な面に関する面指定情報及び判定面明暗情報を格納する記憶手段と、前記検出センサにより検出された情報に基づいて認識処理した面が前記記憶手段に格納された面指定情報及び判定面明暗情報と一致するか否かにより前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定する判定手段とを設けたことを特徴とする。
本発明は、電子部品の正しい面を吸着しているか否かの判定結果を確実なものとして、プリント基板への実装不良を更に防止できるようにすることができる。また、電子部品の装着すべき面を吸着している場合の誤吸着の場合だけ、明らかな反射光の明暗の特徴を有する電子部品にも対応できるようにし、プリント基板への実装不良を更に防止することができ、扱う電子部品の種類の範囲も拡大できる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図で、該装置1の基台2上には種々の電子部品を夫々その部品取出部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給ユニット3が複数並設されている。対向する供給ユニット3群の間には、供給コンベア4、位置決め部5及び排出コンベア6が設けられている。供給コンベア4は上流側装置より受けたプリント基板Pを前記位置決め部5に搬送し、位置決め部5で図示しない位置決め機構により位置決めされた該基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア6に搬送され、下流側装置に搬送される。
8はX方向に長い一対のビームであり、Y軸駆動モータ9の駆動によりネジ軸10を回転させ、左右一対のガイド11に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品取出部(部品吸着位置)上方を個別にY方向に移動する。
各ビーム8にはその長手方向、即ちX方向にX軸駆動モータ15によりガイドに沿って移動するヘッド取付体12が設けられ、該取付体12には複数本の吸着ノズル13を有する装着ヘッド7が設けられる。そして、前記装着ヘッド7には前記吸着ノズル13を上下動させるための上下軸駆動モータ16が搭載され、また鉛直軸周りに回転させるためのθ軸駆動モータ17が搭載されている。従って、装着ヘッド7の吸着ノズル13はX方向及びY方向に移動可能であり、鉛直軸回りに回転可能で、かつ上下動可能となっている。
図2に示す18は部品認識カメラで、電子部品Dが吸着ノズル13に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識するために電子部品を撮像する。前記吸着ノズル13は拡散板19を有し、前記装着ヘッド7に着脱可能に設けられる。前記部品認識カメラ18の上方位置にはレンズ20及びハーフミラー21が配設され、更にこのハーフミラー21の上方位置には中空円筒形状の照明部22が配設される。
そして、照明点灯回路23により点灯制御される単一の光源であるストロボ24からの光を各光ファイバー25を介して前記照明部22に導びく構成である。ここで、光源からの光量が少ないと点灯時間が長く必要であって露光時間が長くなるので、部品認識カメラ18で撮像した画像がぶれることとなるが、ストロボ24を使用すると光量が多いので、フライ認識をする場合に好適である。
そして、各光ファイバー25は多数本毎に束ねられた状態からそれぞれ分離して、中空円筒形状の照明部22の内側面最上部の照射部22Aに所定間隔を存して多数本配設されるのが反射照明A用の光ファイバー25Aで、次の照射部22Bに配設されるのが透過照明用の光ファイバー25Bで、次の照射部22Cに配設されるのが反射照明B用の光ファイバー25Cであり、またこの照明部22に近接して照射部22Dに反射照明C用の光ファイバー25Dが配設され、それぞれ所定角度に照射するように配設される。また、前記各光ファイバー25A、25B、25C、25Dは途中で途切れており、その各分離位置に電磁ソレノイド26A、26B、26C、26Dにより開閉するシャッター27A、27B、27C、27Dが設けられている。
なお、前記吸着ノズル13は下端部が細径の先端ノズル部13Aと、上部が太径の上ノズル部13Bと、前記先端ノズル部13Aと上ノズル部13Bとを結ぶ下方へ向かって細径となる円錐台形状の中間ノズル部13Cとから構成されている。そして、反射照明Aを行って吸着ノズル13を部品認識カメラ18で撮像して当該吸着ノズル13の取付位置を認識するために、中間ノズル部13Cの画像が白くなって他の部分と明らかに識別できるよう、この中間ノズル部13Cを黒く着色する。
次に、図3は本電子部品装着装置1の制御ブロック図である。30は本装着装置の装着に係る動作を統括制御する制御部及び種々の判定をする判定部としてのCPU、31は電子部品の装着ステップ番号順(装着順序毎)にプリント基板P内でのX方向、Y方向及び角度位置から成る装着座標情報や各部品供給ユニットの配置番号情報等から成る装着データ(図4参照)、部品供給ユニットの配置番号毎の部品IDに係る部品配置データ(図5参照)、電子部品毎の電子部品のサイズデータや部品認識における照明方式データ(透過照明、反射照明A、反射照明B、反射照明C)や吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定する電子部品の誤吸着判定(吸着面の表裏判定)に係るデータ等から成る部品ライブラリデータ(図6)等を格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、32はプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)である。
そして、図6に示すように、部品IDが「AAAAA」の電子部品は、吸着ノズル13に吸着された電子部品の誤吸着判定を「しない」ことを意味し、部品IDが「BBBBB」の電子部品、例えば所謂角チップ抵抗は、装着すべき面がセラミック系で白色(明)で且つ吸着すべき面が背景が黒で白色の印字が施されている(明暗が混在)ので、誤吸着判定を「する」もので、誤吸着判定をする判定面指定が判定が明瞭な(判定がし易い)「装着面」であり、判定面の明暗が「明」であることを意味し、部品IDが「CCCCC」の電子部品、例えば所謂チップLEDは、装着すべき面には極性マークが存在し(明暗が混在)且つ吸着すべき面が透明な合成樹脂で覆われている(明)ので、誤吸着判定を「する」もので、誤吸着判定をする判定面指定が判定が明瞭な(判定がし易い)「吸着面」であり、判定面の明暗が「明」であることを意味する。なお、前述した「装着面」とは、電子部品の装着すべき面(裏面)をいい、「吸着面」とは電子部品の吸着すべき面(表面)という。
そして、CPU30は前記RAM31に記憶されたデータに基づき、前記ROM32に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU30は、駆動回路33を介して前記X軸駆動モータ15、前記Y軸駆動モータ9、前記上下軸駆動モータ16及び前記θ軸駆動モータ17の駆動を制御する。
34はインターフェース35を介して前記CPU30に接続される認識処理装置で、前記部品認識カメラ18により撮像して取込まれた画像の認識処理が該認識処理装置34にて行われ、CPU30に処理結果が送出される。即ち、CPU30は、部品認識カメラ18により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置34に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置34から受取るものである。
即ち、前記認識処理装置34の認識処理により電子部品Dの位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU30に送られ、CPU30はプリント基板Pの位置ずれ量に当該電子部品Dの位置ずれ量を加味して、前記ビーム8をY軸駆動モータ9の駆動によりY方向に、装着ヘッド7をX軸駆動モータ15の駆動によりX方向に移動させることにより、またθ軸駆動モータ17によりθ回転させ、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされるものである。
以上のようにして、電子部品装着装置の自動運転を行なわれると、プリント基板Pが上流装置より供給コンベア4を介して位置決め部5に搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。
次いで、RAM31に格納されたプリント基板の装着すべきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び各部品供給ユニット3の配置番号等が指定された装着データ(図4参照)に従い、装着ヘッド7が移動して、電子部品の部品種に対応した吸着ノズル13が装着すべき電子部品を所定の部品供給ユニット3から吸着して取出す。
詳述すると、装着ヘッド7の吸着ノズル13は装着ステップ番号001の装着すべき電子部品を収納する部品供給ユニット3上方に位置するよう移動するが、Y方向は駆動回路33によりY軸駆動モータ9が駆動して一対のガイド11に沿ってビーム8が移動し、X方向は駆動回路33によりX軸駆動モータ15が駆動して装着ヘッド7が移動し、既に所定の部品供給ユニット3は駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、上下軸駆動モータ16が駆動回路33により駆動して前記ノズル13が下降して電子部品を吸着して取出し、次に装着ヘッド7は上昇する。
そして、吸着ノズル13は位置決め部5にて位置決めされたプリント基板P上の所定位置に電子部品を装着するように移動するが、この装着ヘッド7の移動途中において、装着ヘッド7が移動しながら部品認識カメラ18の上方位置を通過する際に吸着ノズル13に吸着保持された電子部品が部品認識カメラ18により撮像される(フライ認識)。
そして、前記吸着ノズルに吸着されている電子部品の誤吸着判定をし、正常に吸着していると判定された場合には、吸着ノズル13に対する位置ずれを補正しつつ、プリント基板P上に装着し、異常と判定された場合には視覚的又は聴覚的に報知する報知手段により報知すると共に、回収箱(図示せず)に廃棄して、再度部品供給ユニット3から電子部品を取り出す作業を行うこととなる。
なお、正常に吸着していると判定された場合には、電子部品Dが当該吸着ノズル13に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき認識処理装置34により認識処理され、この電子部品の認識処理結果に基づいて補正され、CPU30によりY軸駆動モータ9、X軸駆動モータ15及びθ軸駆動モータ17が制御され、プリント基板Pの所定位置に装着されることとなる。以下装着ステップ番号002以降の電子部品に対しても、同様に補正して装着するものである。
ここで、吸着ノズルに吸着されている電子部品の誤吸着判定について、説明する。先ず、装着ステップ番号001の部品配置番号「101」の部品IDは「AAAAA」で、透過照明がされて、撮像されて認識処理がなされるが、図6の部品ライブラリデータによれば誤吸着判定はしない。
次に、装着ステップ番号002の部品配置番号「102」の部品IDは「BBBBB」で、反射照明がされて、撮像されて反射像が認識処理がなされるが、図7に示すような誤吸着判定がされる。即ち、部品認識カメラ18が吸着ノズル13に吸着保持された電子部品を撮像し、部品認識処理装置34がこの電子部品の反射画像を認識処理し、CPU30がstep01において認識処理結果をヒストグラム解析する。
このヒストグラム解析は、図8の分布図に示すように、検査範囲の画素の階調値をそれぞれの階調値(0〜255)毎に集計し、階調値分布を調べることによりなされるが、具体的にはこの情報に基づいて明暗閾値より明るい画素の平均値(明側平均階調値)と暗い画素の平均値(暗側平均階調値)を調べる。
このヒストグラム解析を行った後、次にCPU30はstep02において部品ライブラリデータで指定された判定面明暗が「明」か「暗」かを判定するが、装着ステップ番号002の部品ID「BBBBB」の判定面明暗は「明」であるので、次にstep03において単一色か否かを判定する。
この場合、ヒストグラム解析結果の明側平均階調値と暗側平均階調値との差分が規定範囲内なら(差分が小さければ)「明(暗)単一」、即ち単一色で、範囲外であれば単一色でなく「明暗混在」と判断するが、吸着ノズル13が装着ステップ番号002の電子部品を正しく吸着している場合(吸着すべき面を吸着している。)には、前記差分が規定範囲内であるので、CPU30は「明(暗)単一」と判定する。
従って、次にCPU30は、step04において明暗を判定する。この場合、ヒストグラム解析結果の明側平均階調値と暗側平均階調値から「明(暗)単一」と判定された場合に、明側及び暗側全部の階調値を平均した平均階調値が明側であれば「明」と暗側であれば「暗」と判定する。検査範囲の画素の階調値をそれぞれの階調値毎に集計した分布図は、図8のように、明暗側に2つのピークができる場合以外に、図9、図10のようにピークが一方にしか表れない(もしくは、一方が無視できる程小さい)場合がある。この場合のstep3の判定は差分を見ることなく、単一色と判断する(もしくは、差分がゼロとして範囲内として判断もできる。)。
そして、装着ステップ番号002の電子部品を正しく吸着している(吸着すべき面を吸着している。)ので、図9に示すような平均階調値が明側であって「明」と判定する。
次にCPU30は、step05において判定面指定を判定するが、部品ID「BBBBB」の部品ライブラリデータによれば、判定面指定は「装着面」であり、判定面明暗は「明」であるのに対して、装着面が下側であって吸着すべき面を吸着しているという「正常」と判定する。
なお、前述したstep03において単一色か否かを判定した際に、ヒストグラム解析結果の明側平均階調値と暗側平均階調値との差分が規定範囲外であれば撮像された面、即ち下面が「明暗混在」(図8参照)と判定する。例えば、図8は明側平均階調値と暗側平均階調値との差分が大きく規定範囲外であり、明暗混在の状態を示している。従って、次にstep06において判定面指定を判定するが、部品ID「BBBBB」の部品ライブラリデータによれば、判定面指定は「装着面」であり、判定面明暗は「明」であるのに対して、下面は「明暗混在」と判定されているので、装着面が下側でなく、吸着すべき面を吸着しておらず装着面を吸着しているという「異常」と判定する。
次に、装着ステップ番号003の部品配置番号「201」の部品ID「CCCCC」の電子部品の誤吸着判定について説明する。先ず、部品認識カメラ18が撮像したこの電子部品の反射画像を部品認識処理装置34が認識処理し、CPU30がstep01において認識処理結果をヒストグラム解析する。このヒストグラム解析を行った後、次にCPU30はstep02において部品ライブラリデータで指定された判定面明暗が「明」か「暗」かを判定するが、装着ステップ番号003の部品ID「CCCCC」の判定面明暗は「明」であるので、次にstep03において単一色か否かを判定する。
この場合、吸着ノズル13が装着ステップ番号003の電子部品を正しく吸着している場合(吸着すべき面を吸着している。)で、前記差分が規定範囲外であるときには、CPU30は「明暗混在」と判定する。
従って、次にCPU30は、この場合、撮像された面、即ち下面がヒストグラム解析結果の明側平均階調値と暗側平均階調値から「明暗混在」と判定されたので、次にstep06において判定面指定を判定するが、部品ID「CCCCC」の部品ライブラリデータによれば、判定面指定は「吸着面」であり、判定面明暗は「明」であるのに対して下面は「明暗混在」と判定されて「明」ではないので、装着面が下側であって吸着すべき面を吸着しているという「正常」と判定する。
なお、前述したstep03において単一色か否かを判定した際に、装着ステップ番号003の電子部品を正しく吸着していなくて(装着すべき面を吸着している。)、ヒストグラム解析結果の明側平均階調値と暗側平均階調値との差分が規定範囲内であって「「明(暗)単一」と判定した場合には、次のstep04において明暗の判定をする。
即ち、透明な合成樹脂で覆われた吸着面が下側であって、平均階調値が明側であるので「明」と判定する。次にCPU30は、step05において判定面指定を判定するが、部品ID「CCCCC」の部品ライブラリデータによれば、判定面指定は「吸着面」であり、判定面明暗は「明」であるのに対して、上述したように、撮像された下面は「明」と判定されていると共に、電子部品の吸着面が写っているので、吸着面が下側であって装着すべき面を吸着しているという「異常」と判定する。
以上のように、「正常」に吸着していると判定された場合には、吸着ノズル13に対する位置ずれを補正しつつ、プリント基板P上に装着し、「異常」と判定された場合には報知手段により報知すると共に、当該電子部品を回収箱(図示せず)に廃棄して、再度部品供給ユニット3から当該電子部品を取り出す作業を行うこととなる。
なお、部品IDが異なる2種類の電子部品の誤吸着判定について説明したが、これ以外の種類の電子部品にあっても、初めにヒストグラム解析を行い、次に対象部品IDの部品ライブラリデータで指定された判定面明暗が「明」か「暗」かを判定し、次に「単一色」否かを判定し、「単一色」と判定したら平均階調値が明側あるか暗側にあるかの明暗を判定するか「単一色」でないと判定したら、次に判定面がいずれに指定されているかを判定し、「正常」(装着面が下側か吸着面が上側)又は「異常」(装着面が上側か吸着面が下側)と判定する。
このように、電子部品の表裏の一方が明確に明(あるいは暗)と判断でき、他方の面と区別できる場合に、判定処理することにより、電子部品の吸着面を吸着しているか否かの判定結果を確実なものとして、プリント基板への実装不良を更に防止できるようにすることができる。具体的には、電子部品の装着すべき面を吸着している場合の誤吸着の場合だけ、明らかな反射光の明暗の特徴を有する電子部品にも対応できるようにし、プリント基板への実装不良を更に防止することができ、扱う電子部品の種類の範囲も拡大できる。
なお、吸着ノズルに吸着保持された電子部品に照明光を照射してその反射光を検出する検出センサと、前記吸着ノズルが吸着した面が正しいか否かを判定するために判定が明瞭な(判定がし易い)面に関する面指定情報を格納する記憶手段と、前記検出センサにより検出された情報に基づいて認識処理した面が前記記憶手段に格納された面指定情報と一致するか否かにより前記吸着ノズルが吸着した面が正しいか否かを判定する判定手段とを設けることによっても、同様な効果が得られる。
以上本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の平面図である。 各種照明を示す概念図である。 本電子部品装着装置の制御ブロック図である。 装着データを示す図である。 部品配置データを示す図である。 部品ライブラリデータを示す図である。 誤吸着判定のフローチャートを示す図である。 検査範囲の画素の階調値をそれぞれの階調値毎に集計した分布図であり、明暗が混在した状態の分布図である。 同じく平均階調値が「明」側の分布図である。 同じく平均階調値が「暗」側の分布図である。
符号の説明
3 部品供給ユニット
7 装着ヘッド
13 吸着ノズル
18 部品認識カメラ
24 ストロボ(光源)
25 光ファイバー
30 CPU
31 RAM

Claims (2)

  1. 部品供給ユニットにより供給された電子部品を吸着ノズルにより吸着して取出しプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品に照明光を照射してその反射像を撮像する部品認識カメラと、前記吸着ノズルが前記電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定するために判定が明瞭な面に関する判定面指定情報及び判定面明暗情報を格納する記憶手段と、前記部品認識カメラにより撮像された画像に基づいて認識処理した面が前記記憶手段に格納された判定面指定情報及び判定面明暗情報と一致するか否かにより前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定する判定手段とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 部品供給ユニットにより供給された電子部品を吸着ノズルにより吸着して取出しプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品に照明光を照射してその反射光を検出する検出センサと、前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定するために判定が明瞭な面に関する面指定情報及び判定面明暗情報を格納する記憶手段と、前記検出センサにより検出された情報に基づいて認識処理した面が前記記憶手段に格納された面指定情報及び判定面明暗情報と一致するか否かにより前記吸着ノズルが電子部品の正しい面を吸着したか否かを判定する判定手段とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
JP2008265794A 2008-10-14 2008-10-14 電子部品装着装置 Active JP5166197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265794A JP5166197B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 電子部品装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265794A JP5166197B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 電子部品装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010098014A JP2010098014A (ja) 2010-04-30
JP5166197B2 true JP5166197B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=42259512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008265794A Active JP5166197B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 電子部品装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5166197B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5584651B2 (ja) 2011-05-12 2014-09-03 ヤマハ発動機株式会社 吸着状態検査装置、表面実装機及び部品試験装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648959Y2 (ja) * 1986-12-24 1994-12-12 富士電機株式会社 アルミパッド
JPH0278231U (ja) * 1988-12-01 1990-06-15
JPH0420297U (ja) * 1990-06-07 1992-02-20
JPH07131196A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 認識装置及び認識機能付き部品装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010098014A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4809032B2 (ja) 実装基板の検査装置および印刷装置
JP7225337B2 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
CN109524320B (zh) 半导体制造装置及半导体器件的制造方法
JP4804295B2 (ja) 部品認識方法、部品認識装置、表面実装機及び部品検査装置
JP4672537B2 (ja) 表面実装機
JP5166197B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4376719B2 (ja) 表面実装機
WO2004063733A1 (en) Image recognition apparatus and image recognition method
KR101742260B1 (ko) 자동이송식 하네스 비전 검사장치
JP4550269B2 (ja) 表面実装機
US11924977B2 (en) Device and method for inspecting adsorption nozzle
JP4090557B2 (ja) 電子部品の認識方法及び装置
US10339666B2 (en) Recognition device and recognition method
JP4298459B2 (ja) 部品認識装置、表面実装機および部品試験装置
JP4488722B2 (ja) 電子部品装着装置の認識方法及びその認識装置
CN109644585B (zh) 元件安装装置及位置识别方法
JP7285194B2 (ja) 部品実装機、部品認識方法
JP2005322802A (ja) 部品搭載装置
JP2005166769A (ja) 電子部品実装装置
WO2019138469A1 (ja) 作業機、及び極性の判定方法
JP6231397B2 (ja) 部品認識装置、部品移載装置および部品実装装置
CN111937506B (zh) 元件安装系统、元件安装装置以及元件安装方法
JP2008153511A (ja) 部品実装装置
JP4598511B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2005214659A (ja) 異物検出装置および配線基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5166197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250