JP5166143B2 - 作業指数データ生成システム及び車両作業費用見積システム、コンピュータプログラム - Google Patents

作業指数データ生成システム及び車両作業費用見積システム、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両の整備又は修理に伴う作業時間又は工数の目安である作業指数データを生成するシステム及び当該作業指数データを用いた車両作業費用見積システムに関する。
車両の整備又は修理の作業費用算出額を合理的なものとするために、車両の構造調査、修理作業の実態調査等に基づく作業指数データが用いられている。「作業指数データ」は、例えば1〜2年使用で2〜3万[km]走行し、汚れ、錆付が軽度という標準的な状態の車両の整備・修理を行う場合に、標準設備を備えた工場で、標準能力を有する作業者により、車両部品を安全、合理的かつ経済的な修理方法で、その車両の機能、程度に応じた品質に配慮した作業方法で作業を行った場合の作業時間(目安)を表すデータである。ここにいう標準工場は、例えば認証工場設備基準の機械設備の他、スポット・アーク・ガスの各溶接機、簡易ボデー修正機を有する一般的な整備工場を指す。標準能力を有する作業者は、例えば実務経験3年程度の技能を持った者で、補修塗装であれば実務経験5年または金属塗装技能検定2級程度を有する者、というように、業界で認知されたスキルを有する作業者をいう。
作業指数データには、例えば、車種毎に異なるものと車種共通のものとがある。前者の作業指数データには、損傷部品等の脱着・取替作業についての「脱着・取替指数データ」及び外板パネルを中心とした塗装作業指数についての「補修塗装指数データ」がある。後者の作業指数データには、外板パネルの板金修正作業についての「外板板金修正指数データ」、乗用車の骨格寸法をフレーム修正機を使用して復元する骨格修正作業についての「内板骨格修正指数データ」等がある。このような作業指数データを参考にすることにより、車両の整備又は修理を行う際に、概算の作業費用を、客観的妥当性をもって迅速に見積もることができるという利点が生じる。
作業指数データを生成するための基礎データを予めデータベース化しておき、この基礎データを用いて車両作業費用の見積もりを行う情報処理システムも種々存在する。例えば、特許文献1に開示された車両修理費見積システムでは、修理する車両に装備される車両部品の修理内容、例えば車両部品の脱着・取替に関する作業内容を基礎データとして記憶しておき、損傷部位の部品が特定されたときに、その部品に対応する修理作業内容を特定し、特定した修理作業内容に基づいて当該車両部品の調達コスト及び修理作業時間を算出し、最終的に作業費用(修理費)を算出することで、作業費用算出の手順を簡略化するとともに、客観的かつ正確な見積作業を実現している。
特開2002−259597号公報
特許文献1の車両修理費見積システムに代表される従来のこの種の情報処理システムでは、車種に関わらず、車両部品間の接続形態が考慮されていない。そのため、従来は、見積もった作業時間が実態に即したものにならないおそれがあった。例えば、小部品が大部品に着脱自在に設けられている車両の場合、小部品の脱着を行うときに、まず大部品を取り外した後に小部品を脱着を行うときの作業時間と、大部品をそのままにしたままで小部品の脱着を行うときの作業時間とで差異を設けることができなかった。実際には、小部品が脱着しにくい場所にあった場合、大部品を取り外した後に小部品を脱着する方が作業工数として少なく、結果として作業時間が短くなり、作業費用が低額になることがある。従って、従来の情報処理システムでは、あえて作業費用の補正を行わないか、あるいは、見積者が従来の経験に基づいて手作業で作業費用を補正することが行われていた。
本発明の主たる目的は、かかる問題を解消し、車両部品の実際の接続形態に即した作業指数データを生成する作業指数データ生成システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、このような作業指数データを用いて車両作業費用を正しく見積もることができる車両作業費用見積システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、指数データ生成システムをコンピュータ上で実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の車両の作業指数データ生成システムは、車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データを生成するシステムであって、前記車両に装備される複数の車両部品の接続形態のうち、どの車両部品も単独で取り外せる一般接続形態、一方の車両部品の脱着又は取替をするには他方の車両部品の脱着又は取替を必要とする条件接続形態、他方の車両部品を脱着するときには一方の車両部品の作業は不要だが当該他方の車両部品の取替には当該一方の車両部品に対する作業時間の計上を必要とする親子接続形態、及び、一方の車両部品と他方の車両部品以外の他の車両部品をすべて外してはじめて当該一方の車両部品又は当該他方の車両部品の取り外しが可能となる親親接続形態の少なくとも一つの接続形態を、当該接続形態を識別するための接続ID、及び、当該接続形態に関わる車両部品を識別するための車両部品IDと関連付けて記憶した第1テーブルと、作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを、当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる前記接続IDと関連付けて記憶した第2テーブルと、対象となる車両部品ID及び作業IDの入力を受け付ける入力受付手段と、入力された車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成する処理手段とを有する。
前記第2テーブルには、ある車両部品の脱着又は取替に伴い、その車両部品と異なる他の車両部品が付随されるときに、前記車両部品の脱着又は取替に要する作業時間に、前記他の車両部品も脱着されるものとみなして作業時間が配分されている。この第2テーブルには、3つ以上の車両部品を接続させる接続形態についての前記接続IDを含めることができる。
ある実施の態様では、複数の前記車両部品と各車両部品が接続される前記一般接続形態、前記条件接続形態、前記親子接続形態、前記親親接続形態、又はこれらの二つ以上を組み合わせた接続形態とをシンボル化したシンボル画像と、これらのシンボル画像を俯瞰的に表現した車両部品マップとを保持する画像データ保持手段と、この画像データ保持手段に保持されているシンボル画像又は前記車両部品マップを所定の表示装置に表示させる表示制御手段とをさらに備えて作業指数データ生成システムを構成することができる。この場合、前記入力受付手段は、前記表示装置に表示された前記車両部品マップの中のシンボル画像を指定することにより、当該シンボル画像に対応する車両部品IDの入力を受け付ける構成とすることができる。
本発明が提供する車両作業費用見積システムは、車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データと車両部品の調達コストとに基づいてに基づいて車両作業費用を見積もる車両作業費用見積システムであって、前記作業指数データ生成システムが有する前記第1テーブル、前記第2テーブル、及び前記入力受付手段を有し、さらに、車両部品の調達コストを前記車両部品IDと関連付けて記憶した第3テーブルと、前記入力受付手段で受け付けた車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成し、さらに、前記車両部品IDに関連付けられた第3テーブルから調達コストを読み出し、この調達コストと前記作業指数データとに基づいて前記車両作業費用を算出する処理手段とを有するシステムである。
本発明のコンピュータプログラムは、記憶装置を有するコンピュータを、車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データを生成する作業指数データ生成システムとして動作させるためのコンピュータプログラムであって、前記記憶装置に、前記車両に装備される複数の車両部品の接続形態のうち、どの車両部品も単独で取り外せる一般接続形態、一方の車両部品の脱着又は取替をするには他方の車両部品の脱着又は取替を必要とする条件接続形態、他方の車両部品を脱着するときには一方の車両部品の作業は不要だが当該他方の車両部品の取替には当該一方の車両部品に対する作業時間の計上を必要とする親子接続形態、及び、一方の車両部品と他方の車両部品以外の他の車両部品をすべて外してはじめて当該一方の車両部品又は当該他方の車両部品の取り外しが可能となる親親接続形態の少なくとも一つ又は二つ以上を組み合わせた接続形態を、当該接続形態を識別するための接続ID、及び、当該接続形態に関わる車両部品を識別するための車両部品IDと関連付けて記憶した第1テーブルと、作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを、当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる前記接続IDと関連付けて記憶した第2テーブルと、を記憶させるとともに、前記コンピュータを、対象となる車両部品ID及び作業IDの入力を受け付ける入力受付手段、及び、受け付けた車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成する処理手段として機能させるコンピュータプログラムである。
本発明では、車両部品毎に作業時間(又は工数)を割り当てるのではなく、車両部品間の接続形態を作業時間算出のキーデータとして持ち、例えば脱着又は取替の作業内容に応じて、その都度、実際の接続形態に即した配分された作業時間を特定することができるので、車両部品の実際の接続形態に即した作業指数データを生成することができる。また、車両部品についての接続形態が特定されるので、作業指数データを得るだけでなく、その車両部品についての作業手順もわかり、見積もり後のチェックが容易となり、実作業を行う者に対しても便宜を図ることができる。
以下、本発明を、作業指数データ生成機能を有する車両作業費用見積システムに適用した場合の実施の形態例を説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態の車両作業費用見積システムの構成図である。この車両作業費用見積システム1は、作業指数データに基づいて車両作業費用を見積もるための情報処理システムであり、例えばハードディスク等の記憶装置を有するコンピュータと本発明のコンピュータプログラムとの協働により実現される。
図1において、車両作業費用見積システム1は、コンピュータ2、入力装置3、表示装置4及びプリンター5を備えている。コンピュータ2は、CPU(Central Processing Unit )ボードを有する中央処理装置6、ハードディスク等の記憶装置7、コンピュータ2と上記の入力装置3等との間のインターフェースを行うI/O(Input/Output制御部)8、及び、本発明のコンピュータプログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)9を備える。
記憶装置7には、部品テーブル11、接続テーブル12、作業時間表(テーブル)13、見積テーブル14、工数配分テーブル15が、車種を識別するための車種IDと関連付けて記憶されている。各テーブル11〜15の内容については、後述する。記憶装置7には、車両、車両部品及び接続形態をシンボル表示するためのシンボル画像、これらのシンボル画像を俯瞰的に示した車両部品接続マップ、車両の実写画像、リンク画像その他の案内画像も車種IDと関連付けて記憶されている。
ROM9内のコンピュータプログラムは、記憶装置7を各種テーブル11〜15その他のパラメータ、シンボル画像、車両部品マップその他のデータ保持手段として機能させるとともに、コンピュータ2を、作業指数データ生成並びに作業費用見積のための入力受付を行う入力受付手段、作業指数データ生成、見積額算出、表示装置4への画面表示、プリンター5への印刷データ出力その他の制御処理を実行する処理手段、画像データを表示装置4に表示させるための表示制御手段として機能させる。
入力受付手段は、入力装置3及びI/O8を介して、対象となる車両を識別するための車両ID、車両部品を識別するための車両部品ID、及び、作業内容を識別するための作業IDの入力を受け付ける。処理手段の動作については、後で詳しく述べる。
[車両部品の接続形態]
車両作業費用見積システム1では、操作者との間で、表示装置4への画面表示、及び入力装置3による入力受付を行う。処理開始に伴い、操作者からの車種IDの入力を受け付け、まず、車種を特定させる。本実施形態では、特定された車両に搭載される複数の車両部品とその接続形態が、すべてシンボル化されたシンボル画像で表現し、さらに、これらのシンボル画像を俯瞰的に表現した車両部品接続マップで表示装置4に表示させる点に、特徴の一つがある。
図2は、車種が特定された後に表示装置4に表示することができる接続形態マップの一例を示す。図2に示されるように、個々の車両部品は、表示画面上で矩形枠20で表現される。
なお、車両部品を表す画像は、必ずしも矩形枠でなくてもよく、略楕円枠その他の形状であってもよい。各車両部品の接続形態は、本例では、矩形枠20間を結ぶ矢印付き又は矢印なしの線図21で表現される。入力装置3を操作する操作者が任意の矩形枠20又は線図21を選択することにより、それらが選択されたものとして扱う。
図3は、操作者からの所定の指示により表示装置4に表示される実際の車両の車両部品の案内画像である。この案内画像は、表示中の矩形枠20との対応がなされている。図3から明らかなように、矩形枠20は、実際には複雑な形状をした車両部品にそれぞれ対応している。なお、複数の車両部品の関係を簡易的に表現することを目的として、複数の車両部品を一つの矩形枠20で表示することもある。あるいは、複数の車両部品がひとまとまりとなって供給されるような場合、複数の車両部品を表す矩形枠20を、供給形態に合わせた一つの矩形枠20で囲んで表示することもある(例えば図2内の一番左上の矩形枠(2つの矩形枠を1つの矩形枠で囲んだもの))。
図4〜図6は、車両部品の接続形態の説明図である。図4は4つの基本接続形態を表す。実線21aは、車両部品A及び車両部品Bのどちらでも単独で取り外せることを意味する。このような接続を「一般接続」と呼ぶ。
矢印21bは、車両部品Aを外す前に車両部品Bを外さなければならない、言い換えれば、車両部品Aの脱着や取替をするには、車両部品Bの脱着または取替作業が必要なことを意味する。このような接続を「条件接続」(この場合はB優先と称する)と呼ぶ。
矢印21cは、車両部品Bを外すと車両部品Aが付着しているので、車両部品Bを脱着する場合には車両部品Aの指数の計上が不要だが、車両部品Bを取り替える場合は車両部品Aに対する指数の計上が必要なことを意味する。このような接続を「親子接続」(この場合はB親と称する)と呼ぶ。
矢印21dは車両部品Aと車両部品Bのみが一体となってはじめて、すなわち車両部品Aと車両部品B以外の車両部品をすべて外してはじめて車両部品A−車両部品B間を外すことができることを意味する。このような接続を「親親接続」と呼ぶ。
なお、図4に示した基本接続形態は例示であって、必ずしもこれらの例に限定されるものではなく、接続形態を端的に表現できるものであれば、他の表現形態も勿論可能である。
本明細書では、作業内容として、脱着と取替の2つの例を挙げる。この明細書において「脱着」とは、対象となる車両部品を車体から取り外し、その後取付を行う作業をいうものとする。その際、対象となる車両部品に付着している他の車両部品は取り外すことなく、そのままとする。また、「取替」とは、対象となる車両部品を車体から取り外し、取り外した状態で対象となる車両部品に付着している他の車両部品をすべて外し、対象となる車両部品を同種の他の部品に組み替え、その後、組み替えた車両部品を車体に取り付ける作業をいうものとする。
図5(a)は図4に示した基本接続形態の組み合わせ例を示している。矢印22a,22bは、条件接続(21b)と親子接続(21c)とを組み合わせたものであり、対象となる車両部品がどちらかによって異なるものとなる。図5(b)は3つ以上の車両部品の場合の接続形態例を示している。図6は、車両部品の選択状況によって接続の条件を変化させることを表している。
本実施形態では、作業時間を算出する際に、作業工程の数である「工数」なる概念を導入している。作業時間は工数の関数である。本実施形態では、各接続形態に、それぞれ、その接続形態に対応する全車両部品のあらゆる修理作業内容に応じた総工数を、作業時間を纏めた作業時間表として設定する。
すなわち、図7の作業時間表の内容例に示すように、2つの車両部品間の接続で、作業内容が「取替」「脱着」「選択なし」の3通りの場合、最大で3×3=9通りの工数を持つことになる。また、図8作業時間表の内容例に示すように、3つの車両部品間の接続であれば、修理作業内容が「取替」「脱着」「選択なし」の3通りの場合、最大で3×3×3=27通りの工数を持つことになる。一つの接続形態について複数の工数を持つことになる理由は、既に述べたように、接続形態によって作業内容が異なってくる場合があり得るので、作業の実態に合わせた工数を設定する必要があるためである。本実施形態の例では、このような複数通りの工数のうち、最適なものを選定できるようにしてある。
[各種テーブル]
記憶装置7に記憶される各種テーブル11〜15について説明する。
図9は、ホールカバー(車両部品ID2)がフロントバンパ(車両部品ID1)に親子接続(フロントバンパ親)で接続され、さらに、フロントバンパ(車両部品ID1)が、車体側(車両部品ID3)に一般接続で接続されている場合の部品テーブル11、接続テーブル12及び作業時間表13の内容例を示している。部品テーブル11は、車両部品ID及び接続形態を識別するための接続ID(群)、及び車両部品名が記述される。
なお、図示を省略してあるが、車両部品毎の調達コストを更新自在に記憶したコストテーブルが車両部品IDをキーとして、部品テーブル11と関連付けられている。
接続テーブル12は、複数の接続形態の少なくとも一つの接続形態を識別するための接続ID、接続形態の属性、当該接続形態で接続されている車両部品ID群、及び前述の作業時間表を項目として含む。
図10は、車両部品に関する作業内容が特定された際の各種テーブルの内容例を示している。例えば、フロントバンパが脱着、ホールカバーが取替と修理作業内容が特定されたことを想定する。部品テーブル11及び接続テーブル12は、図9に示した通りである。作業内容が特定されると、見積テーブル14の内容も決まる。見積テーブル14には、シーケンシャル番号(No)、修理作業内容が特定された車両部品ID、及び、修理作業内容を識別するための作業IDが追記される。
本実施形態では、作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる接続IDと関連付けた工数配分テーブル15を記憶装置7に記憶する。工数配分テーブル15の内容(特に配分ルール)は、車両部品と接続形態との組み合わせ毎に決められる。
図11は、2つの車両部品の一般接続の場合の内容例であり、図12は、2つの車両部品の条件接続(B優先)の場合の内容例であり、図13は2つの車両部品の親子接続(B親)の場合の内容例である。3つの車両部品の場合も、図14に示すような内容の工数配分テーブル15が設定される。
図13を参照すると、「脱着とみなして」という表現がある。この表現の作業について工数を計上する理由について説明する。一例として、図15に示すような車両部品及び接続形態において、フロントバンパのみを脱着することを想定する。図16に示すように、フロントバンパの脱着が指定されると、フロントバンパとステーは親子接続(フロントバンパ親)されているため、フロントバンパの脱着に伴い、ステーも一体に脱着される。そこで、ステーが脱着されるものとみなして工数を計上する(但し、親子接続に伴う工数は除く)。次いで、ステーに計上された工数をフロントバンパに加算する。
一方、フロントバンパを取り替える場合、すなわち、図17に示すように、フロントバンパの取替が指定される場合、フロントバンパとステーは親子接続(フロントバンパ親)されているため、フロントバンパの取替に伴い、ステーの脱着が必要となる。そこで、ステーが脱着されるものとみなして工数を計上する(親子接続に伴う工数も含む)。次いで、ステーに計上された工数をフロントバンパに加算する。
これらにより、フロントバンパの修理作業内容のみを特定することで、ステーの脱着の有無を考えることなく、正確な工数の計上が可能となる。
親親接続の場合も同様である。すなわち、図18に示す例において、車両部品Aの脱着を指定したとする。車両部品Aの脱着とは車両部品A、B、Cが一体となって脱着されることであるから、図18の左右に示す接続状態は等価となる。従って、図16、図17に示した工数の計上方法を適用することができる。同様に、図19に示す例において、車両部品Aの取替を指定した場合、車両部品Aの取替とは車両部品A、B、Cを一体に取り外した後、車両部品Aを取り替え、その後一体となった車両部品A、B、Cを取り付けることであるから、図19の左右に示す接続状態は等価となる。従って、図16、図17に示した工数の計上方法を適用することができる。以上説明した「脱着とみなす」という作業を以下の説明では「みなし脱着」と称する。
[車両作業費用見積システムの動作]
次に、本実施形態の車両作業費用見積システムにおいて、上記各種テーブル11〜15を用いて、修理作業の見積もりを行う場合の動作を説明する。図20以降のフローチャートは、中央処理装置6がROM9に記憶されたコンピュータプログラムを実行して行う処理の手順を示すものである。
[全体動作]
車両作業費用見積システム1の全体的な動作手順例を図20に示す。
図20において、操作者が入力装置3を介して所定の起動指定を行うことにより、表示装置4に、車種の選択画面が表示される。この選択画面を通じて、操作者から車両の車種が選択されると、記憶装置7に記憶されている各種テーブル11〜15及びデータから当該車種に関するものを特定する(ステップS1)。また、選択された車種の車両部品のシンボル画像及び車両部品間の接続形態を俯瞰的に表現した車両部品接続マップを表示装置4に表示する。一例として、図2に例示する画面を表示する。
入力装置3を介して、画面上で修理対象となる車両部品が指定され(ステップS3)、さらに、修理対象となる車両部品に対する修理内容、例えば着脱、取替等がダイレクト入力又は画面指定により入力されると(ステップS4)、コンピュータ2(処理手段)は、修理費(作業費用見積額)を算出する(ステップS5)。修理費は、各種テーブル11〜15に記憶されている基礎データをもとに生成した作業指数データと車両部品の調達コストとに基づいて計算する。作業指数データの生成に関わる処理については、後述する。
そして、算出した修理費を所定のフォーマットに編集し、見積書を作成し、これをプリンター5より印刷する(ステップS6)。
[修理費算出]
本実施形態の車両作業費用見積システム1では、特徴的な手法により修理費を算出する。以下、ステップS5の修理費算出の手順を詳細に説明する。
図21は、修理に要する全作業工数の計算手順を示すフローチャートである。
ステップS10では、計算前処理として、必要な変数(パラメータ)の初期化を行う。すなわち、特定されたすべての車両部品について工数を0にリセットし、すべての車両部品のみなし脱着フラグを「false」、全接続の計算済フラグを「false」に、それぞれリセットする。これらのフラグは、処理が行われると「false」から「true」に更新されるものである。
ステップS11では、図10に例示した見積テーブル14から車両部品及び作業データを取得する。見積テーブル14は、工数計算する車両部品及びその車両部品に対する作業(脱着、取替)のリストである。以下の説明では、この車両部品の個数を、N個とする。
ステップS12では、脱着/取替という作業が設定されているi番目(i=1、2〜N)の車両部品(「部品1」)に対して、ステップS13の手順を実行する。
ステップS13では、i番目の車両部品からみて、みなし脱着がなされる車両部品(親子関係の子に相当する車両部品で、脱着・取替されない車両部品)のすべての「みなし脱着フラグ」を「true」に更新とともに、元の親がどの車両部品かを記憶する「みなし脱着設定」サブルーチンを実行する。この「みなし脱着設定」サブルーチンの詳細については、後述する。ステップS14ではN個のすべての車両部品に対して「みなし脱着設定」サブルーチンが実行されたどうかを判断する。すべて実行された場合は以降のステップに進む。まだであればステップS12に戻り、i+1番目の車両部品に対して、ステップS13の手順を実行する。
ステップS15では、脱着/取替という作業が設定されているi番目(i=1、2〜N)の車両部品(「部品2」)に対して、ステップS16の手順を実行する。ステップS16は、i番目の車両部品の工数を算出する「工数計算」サブルーチンである。「工数計算」サブルーチンの詳細については後述する。
ステップS17ではN個のすべての車両部品に対して「工数計算」サブルーチンが実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合は以降のステップに進む。まだであれば、ステップS15に戻り、i+1番目の車両部品に対してステップS16の手順を実行する。
ステップS18では、再度、全接続の計算済みフラグを「false」に初期化する。ステップS19では、脱着/取替という作業が設定されているi番目(i=1、2〜N)の車両部品(「部品3」)に対して、ステップS20の手順を実行する。ステップS20は、i番目の車両部品からみて、みなし脱着を行う車両部品(親子関係の子に相当する車両部品)の工数を親車両部品であるi番目の車両部品にまとめるための「みなし脱着まとめ」サブルーチンである。「みなし脱着まとめ」サブルーチンの詳細は後述する。
ステップS21ではすべての車両部品(N個)に対して「みなし脱着まとめ」サブルーチンが実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合は以降のステップに進む。まだであればステップS19に戻り、i+1番目の車両部品に対してステップS20の手順を実行する。ステップS22では、計算された工数および取替と指定された車両部品の調達コストを表示装置4の画面上に表示する。また、その結果を記憶装置7に格納する。
図22は、「みなし脱着設定」サブルーチンの詳細フローチャートである。
このサブルーチンは、引数x、yを持つ。xは対象となる車両部品のID、yは親となる車両部品のIDを示す。親の定義は図4に示した通りである。
図22において、ステップS30では、対象となる車両部品xに接続されている車両部品の接続テーブルから接続形態データを取得する。以下の説明では、車両部品xの接続数をM個とする。ステップS31では、車両部品xに接続されているi番目(i=1、2〜M)の接続に対して、ステップS32以降の手順を実行する。
ステップS32では、車両部品xにi番目の接続で接続されている相手側の車両部品(ここではk、l、m…と表示する)の修理内容(脱着/取替)を調べる。修理内容は見積テーブルから分かる。ここで、みなし脱着は、脱着として扱う。
ステップS33では、i番目の接続の種類と、それに接続されている車両部品(k、l、m…)の修理内容(脱着/取替)の組み合わせをもとに、工数配分テーブル15における計算方法を取得する。ここで、みなし脱着は脱着として扱う。ステップS34では、ステップS33で取得された計算方法に基づき、みなし脱着計算が必要かどうかを判定する。その結果、みなし脱着計算が必要とされた場合は、ステップS35に進む。不要とされた場合は、ステップS40に進む。
ステップS35では、車両部品xにi番目の接続で接続された車両部品(k、l、m…)の中から、みなし脱着計算が必要な車両部品データを接続テーブルから取得する。以下の説明では、みなし脱着計算が必要な車両部品は、K個とする。
ステップS36では、みなし脱着計算が必要なj番目(j=1、2〜K)の車両部品に対して、ステップS37以降の手順を実行する。ステップS37では、j番目の車両部品のみなし脱着フラグを「true」に設定し、j番目の車両部品に接続されている元の親車両部品の接続テーブルに車両部品yを追加する。ステップS38では、j番目の車両部品から更に「みなし脱着」が必要な車両部品(つまり、子供の車両部品)の有無を調べる必要があるため、同じサブルーチンに再入する。この際、元の親の車両部品のIDを変数yとして再入する。ステップS39では、すべての車両部品(M個)に対してステップS36〜ステップS38が実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合は以降のステップに進む。まだであれば、ステップS36に戻り、j+1番目の車両部品に対してステップS36以降の手順を実行する。
ステップS40では、すべての接続(M個)に対してステップS33〜ステップS39が実行されたかどうかを判定する。すべて実行された場合は、本サブルーチンを終了する。まだであればステップS33に戻り、i+1番目の接続に対してステップS33以降の手順を実行する。
図23は、「工数計算」サブルーチンの詳細フローチャートである。このサブルーチンは引数xを持ち、xは対象となる車両部品のIDを示す。図23において、ステップS50では、対象となる車両部品xに接続している車両部品の接続テーブルから接続形態データを取得する。以下の説明では、車両部品xの接続数をM個とする。ステップS51では、車両部品xに接続されているj番目(j=1、2〜M)の接続に対してステップS52以下の手順を実行する。
ステップS52では、j番目の接続に対応する計算済みフラグの状態を判定する。計算済みフラグが「true」であればステップS55に進み、「false」であればステップS53に進む。ステップS53では、j番目の接続に対応する計算済みフラグを「true」に設定する。ステップS54では、車両部品xとj番目の接続についての工数を実際に計上するための「工数割当」サブルーチンを実行する。
ステップS55では、すべての接続(M個)に対してステップS52〜ステップS54が実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合は工数計算サブルーチンを終了し、まだであればステップS52に戻り、j+1番目の接続に対してステップS52以降の手順を実行する。
図24は、「工数割当」サブルーチン(ステップS54)の詳細フローチャートである。このサブルーチンは引数x、yを持ち、xは対象となる車両部品のID、yは車両部品xに接続された接続のIDを示す。
図24において、ステップS60では、車両部品xに接続yで接続されている相手車両部品(以下、k、l、m…として表す)の修理内容(脱着/取替)を調べる。これは、見積テーブルから分かる。ここで、車両部品xのみなし脱着は脱着として扱い、その他の車両部品のみなし脱着は選択なしとして扱う。
ステップS61では、接続yの種類と、それに接続されている車両部品(x、k、l、m…)の修理内容(脱着/取替)の組み合わせをもとに、工数配分テーブル15における計算方法を取得する。ここで、車両部品xのみなし脱着は脱着として扱い、その他の車両部品のみなし脱着は選択なしとして扱う。
ステップS62では、みなし脱着計算があるかどうかを判定する。計算があればステップS70に進み、なければステップS63に進む。みなし脱着計算があるかどうかは、ステップS61で取得された工数配分テーブル15における計算方法から判定できる。すなわち、車両部品xが、他の車両部品k、l、m…からみて親かどうかで判定できる。
ステップS63では、車両部品xに接続yで接続されている相手車両部品(k、l、m…)の修理内容(脱着/取替)を調べる。ここで、車両部品xのみなし脱着は、脱着として扱う。次に、ステップS64では、車両部品xと接続yで接続されている相手車両部品(k、l、m…)の修理内容に基づいて、接続yに対応する工数を作業時間表から取得する。ここで、みなし脱着は脱着として扱う。次に、ステップS65では、接続yの種類と、それに接続されている車両部品(x、k、l、m…)の修理内容(脱着/取替)の組み合わせをもとに、工数配分テーブル15における計算方法を取得する。ステップS66では、車両部品x、k、l、m…の元の親がすべて同じであるかどうかを判定する。判定が肯定された場合、すべての車両部品が一体に接続されているため、接続yは分解等しないので、工数として計上せず、サブルーチンを終了する。一方、判定が否定された場合はステップS67に進み、工数配分テーブル15における計算方法に基づいて、接続yの作業時間を車両部品x、k、l、m…に割り当てる。
ステップS68では、先に外さなければならない車両部品がある等の条件があるかどうかを判定する。判定が肯定されれば、ステップS69において条件の表示、保存等を行い、判定が否定された場合は、このサブルーチンを終了する。
一方、ステップS70では、車両部品xと接続yで接続されている相手車両部品(k、l、m…)の修理内容に基づいて、接続yに対応する工数を作業時間表から取得する。ここで、車両部品xのみなし脱着は脱着として扱い、その他の車両部品のみなし脱着は選択なしとして扱う。次に、ステップS71では、車両部品xに接続yで接続された車両部品(k、l、m…)の中から、みなし脱着計算が必要な車両部品IDリストを取得する。以下の説明では、みなし脱着計算が必要な車両部品の個数をK個とする。
ステップS72では、みなし脱着計算が必要なl番目の車両部品(l=1、2〜K)の接続に対してステップS73以降の手順を実行する。ステップS73では、接続yについて工数の計上が必要か否かを工数配分テーブル15における計算方法から判定する。判定が肯定されれば、ステップS74において引数を「true」に設定して「親子計算」サブルーチンを実行する。判定が否定された場合は、ステップS75において引数を「false」に設定して「親子計算」サブルーチンを実行する。ステップS76では、すべての車両部品(K個)に対してステップS73〜ステップS75が実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合はステップS68に移行し、まだであれば、ステップS73に戻り、l+1番目の車両部品に対してステップS73以降の手順を実行する。
図25は「親子計算」サブルーチンの詳細フローチャートである。このサブルーチンは引数x、y、z、condを持ち、x、zは車両部品のIDを示す。このとき、車両部品xが親である。yは、車両部品x、zに接続された接続のIDを示す。condは、接続yを車両部品xの工数に計上するかどうか(「true」/「false」)を示す。図26において、ステップS80では、引数condの値を判定し、値が「true」であればステップS81に進む。一方、値が「false」であればステップS82に進む。ステップS82では、接続yの工数を車両部品xに計上する。ステップS83では、「親子計算」サブルーチンを実行するときは必ずみなし脱着計算を行うときである(図25参照)。この場合は、「工数計算」サブルーチンを再度実行する。
図26は「みなし脱着まとめ」サブルーチンの詳細フローチャートである。このサブルーチンは引数xを持ち、xは車両部品のIDである。図27において、ステップS90では、対象となる車両部品xに接続されている接続のIDデータを接続テーブルから取得する。以下の説明では、接続の個数をM個とする。
ステップS91では、j番目の接続(j=1、2〜M)に対してステップS92以降の手順を実行する。ステップS92では、j番目の接続の計算済フラグの値を確認する。値が「true」であれば、既に計算済であるので、当該接続についての計算は行わず、ステップS95に進む。一方、値が「false」であれば、まだ計算を行っていないので、ステップS93においてj番目の接続の計算済フラグの値を「true」に設定し、ステップS94において「みなし脱着まとめ2」サブルーチンを実行する。ステップS95では、すべての接続(M個)に対してステップS92〜ステップS94が実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合はサブルーチンを終了し、まだであればステップS92に戻り、j+1番目の車両部品に対してステップS92以降の手順を実行する。
図27は「みなし脱着まとめ2」サブルーチンの詳細フローチャートである。このサブルーチンは引数x、yを持ち、xは車両部品のID、yは接続のIDである。このサブルーチンは、車両部品xと接続yで接続されている車両部品群について、みなし脱着がある場合の工数を車両部品xにまとめるためのものである。
図27において、ステップS100では、車両部品xに接続yで接続されている相手車両部品(以下、k、l、m…として表す)の修理内容(脱着/取替)を調べる。これは、見積テーブルから分かる。ここで、車両部品xのみなし脱着は脱着として扱い、その他の車両部品のみなし脱着は選択なしとして扱う。ステップS101では、接続yの種類と、それに接続されている車両部品(x、k、l、m…)の修理内容(脱着/取替)の組み合わせをもとに、工数配分テーブル15における計算方法を取得する。ここで、車両部品xのみなし脱着は脱着として扱い、その他の車両部品のみなし脱着は選択なしとして扱う。ステップS102ではみなし脱着計算があるかどうかを判定する。計算があればステップS103に進む。なければサブルーチンを終了する。みなし脱着計算があるかどうかは、ステップS101で取得された工数配分テーブル15における計算方法から判定できる。すなわち、車両部品xが、他の車両部品k、l、m…からみて親かどうかで判定できる。ステップS103では、車両部品xに接続yで接続された車両部品(k、l、m…)の中から、みなし脱着計算が必要な車両部品IDリストを取得する。以下の説明では、みなし脱着計算が必要な車両部品の個数をK個とする。
ステップS104では、l番目の車両部品(l=1、2〜K)に対してステップS105以下の手順を実行する。ステップS105では、「みなし脱着まとめ」サブルーチンを実行する。ステップS106では、車両部品lに計上された工数を車両部品xの工数に加算し、車両部品lの工数を0にリセットする。これにより、車両部品lに計上された工数を車両部品xの工数に移行させる。ステップS107ではすべての車両部品(K個)に対してステップS105〜ステップS106が実行されたどうかを判定する。すべて実行された場合はサブルーチンを終了する。まだであればステップS105に戻り、l+1番目の車両部品に対してステップS105以降の手順を実行する。
このように、車両作業費用見積システム1では、一般接続形態、条件接続形態、親子接続形態、及び、親親接続形態の少なくとも一つ又は二つ以上を組み合わせた接続形態を、接続ID及び車両部品IDと関連付けて記憶した接続テーブル12と、作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを作業ID及び当該車両部品が関わる接続IDと関連付けて記憶した工数配分テーブル15と、車両部品の調達コストを車両部品IDと関連付けて記憶したテーブルとを記憶装置7に記憶しておき、修理対象となる車両部品(車両ID)及び作業内容(作業ID)の入力を受け付けたときに、車両部品IDに関連付けられた接続IDを接続テーブル12より索出するとともに、索出した接続IDについて定められた工数配分テーブル15を特定し、そのテーブルで配分されている作業時間に基づいて作業指数データを生成し、さらに、車両部品IDに関連付けられたテーブルから調達コストを読み出し、この調達コストと作業指数データとに基づいて修理費を算出するようにしたので、修理費が車両部品の実際の接続形態及び作業内容の実態に即したものとなる。
また、ある車両部品の脱着又は取替に伴い、その車両部品と異なる他の車両部品が付随されるときに、車両部品の脱着又は取替に要する作業時間に、他の車両部品も脱着されるものとみなして作業時間が配分されるようにしたので、親子関係、親親関係にある車両部品についての作業指数データが、より実態に即したものとなる。
また、複数の車両部品と各車両部品が接続される一般接続形態、条件接続形態、親子接続形態、親親接続形態、又はこれらの二つ以上を組み合わせた接続形態とをシンボル化したシンボル画像と、これらのシンボル画像を俯瞰的に表現した車両部品マップとを保持し、これらのシンボル画像又は車両部品マップを表示装置4に表示させるようにしたので、見積抜けや重複計上あるいは不要な工数の計上がなくなるという利点がある。すなわち、従来のこの種の修理費見積システムでは、作業の手順情報を持っていなかったため、車両部品及び作業内容を特定する際に、実際には不要の車両部品及び作業内容を含めてしまった場合であっても、システム側でこれをチェックすることができなかった。本実施形態の車両作業費用見積システム1によれば、正しい作業手順を認識できることで、項目抜けや重複計上あるいは不要な工数の計上ということが無くなる。
また、表示画面を通じて、車両部品に関わる作業手順を作業者に知らしめることができる。
また、表示装置4に表示することができる車両部品マップの中の表示された車両部品マップの中のシンボル画像を指定することにより、当該シンボル画像に対応する車両部品IDの入力を受け付ける機能を有するので、作業指数データの生成、修理費の見積もりがより容易になる。
なお、本発明の車両作業費用見積システム1の構成は、本実施形態の例に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、工数配分テーブル15で指示される工数の配分内容は、図11〜図14の例に限定されることなく、接続形態に応じて設定されるのであれば作業時間を車両部品に配分するいかなる内容でも問題ない。
本発明の一実施形態である車両作業費用見積システムの構成図。 表示装置に表示される車両部品接続マップ例を示す図。 画面表示される車両部品と実際の車両部品(案内画像)との対応関係図。 基本接続形態の種類を示す図。 基本接続形態の組み合わせ例を示す図。 接続形態の他の例を示す図。 作業時間表の一例を示す図。 作業時間表の他の例を示す図。 記憶装置に記憶された各種テーブル内容例を示す図。 修理作業内容が特定された場合の見積テーブルの内容例を示す図。 工数配分テーブルの一例を示す図。 工数配分テーブルの他の例を示す図。 工数配分テーブルの他の例を示す図。 工数配分テーブルの他の例を示す図。 車両部品及び接続形態の一例を示す図。 みなし脱着計算の手順の一例の説明図。 みなし脱着計算の手順の他の例の説明図。 みなし脱着計算の手順の他の例の説明図。 みなし脱着計算の手順の他の例の説明図。 車両作業費用見積システムの全体の動作手順説明図。 工数算出手順の詳細フローチャート。 「みなし脱着設定」サブルーチンの詳細フローチャート。 「工数計算」サブルーチンの詳細フローチャート。 「工数割当」サブルーチンの詳細フローチャート。 「親子計算」サブルーチンの詳細フローチャート。 「みなし脱着まとめ」サブルーチンの詳細フローチャート。 「みなし脱着まとめ2」サブルーチンの詳細フローチャート。
符号の説明
1 車両作業費用見積システム
2 コンピュータ
3 入力装置
4 表示装置
5 プリンター
6 中央処理装置
7 記憶装置
9 ROM
11 部品テーブル
12 接続テーブル
13 作業時間表(テーブル)
14 見積テーブル
15 工数配分テーブル
20 車両部品

Claims (7)

  1. 車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データを生成する作業指数データ生成システムであって、
    前記車両に装備される複数の車両部品の接続形態のうち、どの車両部品も単独で取り外せる一般接続形態、一方の車両部品の脱着又は取替をするには他方の車両部品の脱着又は取替を必要とする条件接続形態、他方の車両部品を脱着するときには一方の車両部品の作業は不要だが当該他方の車両部品の取替には当該一方の車両部品に対する作業時間の計上を必要とする親子接続形態、及び、一方の車両部品と他方の車両部品以外の他の車両部品をすべて外してはじめて当該一方の車両部品又は当該他方の車両部品の取り外しが可能となる親親接続形態の少なくとも一つ又は二つ以上を組み合わせた接続形態を、当該接続形態を識別するための接続ID、及び、当該接続形態に関わる車両部品を識別するための車両部品IDと関連付けて記憶した第1テーブルと、
    作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを、当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる前記接続IDと関連付けて記憶した第2テーブルと、
    対象となる車両部品ID及び作業IDの入力を受け付ける入力受付手段と、
    受け付けた車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成する処理手段とを有する、
    車両の作業指数データ生成システム。
  2. 前記第2テーブルには、ある車両部品の脱着又は取替に伴い、その車両部品と異なる他の車両部品が付随されるときに、前記車両部品の脱着又は取替に要する作業時間に、前記他の車両部品も脱着されるものとみなして作業時間が配分されている、
    請求項1記載の作業指数データ生成システム。
  3. 前記第2テーブルには、3つ以上の車両部品を接続させる接続形態についての前記接続IDが含まれる、請求項2記載の作業指数データ生成システム。
  4. 複数の前記車両部品と各車両部品が接続される前記一般接続形態、前記条件接続形態、前記親子接続形態、前記親親接続形態、又はこれらの二つ以上を組み合わせた接続形態とをシンボル化したシンボル画像と、これらのシンボル画像を俯瞰的に表現した車両部品マップとを保持する画像データ保持手段と、
    この画像データ保持手段に保持されているシンボル画像又は前記車両部品マップを所定の表示装置に表示させる表示制御手段とをさらに有する、
    請求項1、2又は3記載の作業指数データ生成システム。
  5. 前記入力受付手段は、前記表示装置に表示された前記車両部品マップの中のシンボル画像を指定することにより、当該シンボル画像に対応する車両部品IDの入力を受け付ける、
    請求項4記載の作業指数データ生成システム。
  6. 車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データと車両部品の調達コストとに基づいて車両作業費用を見積もる車両作業費用見積システムであって、
    前記車両に装備される複数の車両部品の接続形態のうち、どの車両部品も単独で取り外せる一般接続形態、一方の車両部品の脱着又は取替をするには他方の車両部品の脱着又は取替を必要とする条件接続形態、他方の車両部品を脱着するときには一方の車両部品の作業は不要だが当該他方の車両部品の取替には当該一方の車両部品に対する作業時間の計上を必要とする親子接続形態、及び、一方の車両部品と他方の車両部品以外の他の車両部品をすべて外してはじめて当該一方の車両部品又は当該他方の車両部品の取り外しが可能となる親親接続形態の少なくとも一つ又は二つ以上を組み合わせた接続形態を、当該接続形態を識別するための接続ID、及び、当該接続形態に関わる車両部品を識別するための車両部品IDと関連付けて記憶した第1テーブルと、
    作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを、当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる前記接続IDと関連付けて記憶した第2テーブルと、
    車両部品の調達コストを前記車両部品IDと関連付けて記憶した第3テーブルと、
    対象となる車両部品ID及び作業IDの入力を受け付ける入力受付手段と、
    受け付けた車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成し、さらに、前記車両部品IDに関連付けられた第3テーブルから調達コストを読み出し、この調達コストと前記作業指数データとに基づいて前記車両作業費用を算出する処理手段とを有する、
    車両作業費用見積システム。
  7. 記憶装置を有するコンピュータを、車両の整備又は修理に伴う作業時間の目安を表す作業指数データを生成する作業指数データ生成システムとして動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記記憶装置に、前記車両に装備される複数の車両部品の接続形態のうち、どの車両部品も単独で取り外せる一般接続形態、一方の車両部品の脱着又は取替をするには他方の車両部品の脱着又は取替を必要とする条件接続形態、他方の車両部品を脱着するときには一方の車両部品の作業は不要だが当該他方の車両部品の取替には当該一方の車両部品に対する作業時間の計上を必要とする親子接続形態、及び、一方の車両部品と他方の車両部品以外の他の車両部品をすべて外してはじめて当該一方の車両部品又は当該他方の車両部品の取り外しが可能となる親親接続形態の少なくとも一つ又は二つ以上を組み合わせた接続形態を、当該接続形態を識別するための接続ID、及び、当該接続形態に関わる車両部品を識別するための車両部品IDと関連付けて記憶した第1テーブルと、作業内容毎にどの車両部品にどの程度の作業時間を配分すべきかを定めた配分ルールを、当該作業内容を識別するための作業ID、及び、当該車両部品が関わる前記接続IDと関連付けて記憶した第2テーブルと、を記憶させるとともに、
    前記コンピュータを、
    対象となる車両部品ID及び作業IDの入力を受け付ける入力受付手段、
    受け付けた車両部品IDに関連付けられた接続IDを前記第1テーブルより索出するとともに、索出した接続IDについて定められた前記第2テーブルのうち、前記作業IDに対応するものを特定し、特定した第2テーブルで配分されている作業時間に基づいて前記作業指数データを生成する処理手段として機能させる、
    コンピュータプログラム。
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