JP5165976B2 - 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置 - Google Patents

液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5165976B2
JP5165976B2 JP2007239648A JP2007239648A JP5165976B2 JP 5165976 B2 JP5165976 B2 JP 5165976B2 JP 2007239648 A JP2007239648 A JP 2007239648A JP 2007239648 A JP2007239648 A JP 2007239648A JP 5165976 B2 JP5165976 B2 JP 5165976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
drive shaft
liquid material
pump drive
center line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007239648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009068451A (ja
Inventor
清明 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2007239648A priority Critical patent/JP5165976B2/ja
Publication of JP2009068451A publication Critical patent/JP2009068451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5165976B2 publication Critical patent/JP5165976B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置に関し、特に、液晶等の液状物質を吐出させる場合に適した液状物質吐出ヘッド及びこの液状物質吐出ヘッドを用いた液状物質吐出装置に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されているように、プランジャの往復移動を利用して液体を吸入、吐出するプランジャポンプ式の液体吐出装置が知られている。
この液体吐出装置は、モータと、ポンプ部とから構成されている。ポンプ部は、筒状の容器と、容器の下端部に取り付けられたポート部材と、ポート部材に取り付けられた吐出ノズルと、容器内に収容されたプランジャポンプ機構とを備えている。プランジャポンプ機構は、プランジャ挿入孔が形成されたポンプブロック、プランジャ挿入孔に往復移動可能に挿入されたプランジャ等を備えている。ポンプ部は、容器内にプランジャポンプ機構を収容し、容器の下端部にポート部材を連結することにより構成されている。なお、モータに連結されたポンプ駆動軸が容器内に挿入され、ポンプ駆動軸がプランジャに連結されている。
吐出ノズルから液体を吐出させる場合には、モータを駆動させ、モータの駆動力をポンプ駆動軸を介してプランジャに伝達し、プランジャをポンプブロックと共に中心線回りに回動させ、及び、プランジャを中心線方向に往復移動させる。これらの動作に伴い、液体がプランジャ挿入孔内に吸入され、吸入された液体が吐出ノズルから吐出される。
なお、1回の吐出工程で吐出ノズルから吐出される液体の量は、目的とする吐出量となるように調整されている。この吐出量調整は、まず、プランジャやポンプブロックを容器内に収容し、容器の下端部にポート部材を固定してポンプ部を組み立てた後にモータを駆動し、吐出ノズルから液体を吐出させる。ついで、吐出ノズルから吐出される液体の量を測定し、測定結果に応じてマイクロメータを操作してプランジャの往復移動量を調整したり、モータの回転速度を調整したりすることにより行う。
特開2005−16368号公報
しかしながら、前述の液体吐出装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
吐出ノズルから吐出させる液体の種類を変更する場合には、液体の混合を防止するため、前の吐出工程の液体が付着しているポート部材やプランジャ等を容器内から取り外し、交換する。
しかし、ポート部材やプランジャ等を容器内から取り外すと、ポート部材やプランジャ等のポンプ部を構成する各部品がばらける。このため、容器内から取り外すことによりばらけた部品を再び容器内に収容してポンプ部を組み立てた場合には、各部品の位置関係が変化し、液体の吐出量が変化する。このため、再度、液体の吐出量調整を行わなければならない。
このように、ポート部材やプランジャ等のポンプ部を構成する各部品を容器内から取り外した場合、その後にポンプ部を組み立てる度に液体の吐出量調整を行うことは、手間と時間とがかかり、煩雑である。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、吐出させる液状物質の変更に伴う手間と時間とを軽減することができる液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、液状物質吐出ヘッドにおいて、中心線回りに回動可能及び中心線方向に往復移動可能なポンプ駆動軸の端部に着脱可能に連結され、前記ポンプ駆動軸と一体に回動可能及び往復移動可能なプランジャケースと、前記プランジャケース内に収容されるプランジャポンプ機構と、前記プランジャケースを回動可能及び往復移動可能に保持し、前記プランジャポンプ機構により吸入され液状物質を吐出する吐出ノズルを有するノズルブロックと、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、液状物質吐出装置において、中心線回りに回動可能及び中心線方向に往復移動可能なポンプ駆動軸と、前記ポンプ駆動軸を中心線回りに回動させる回動駆動部と、前記ポンプ駆動軸を中心線方向に往復移動させる往復駆動部と、第1の特徴に係る液状物質吐出ヘッドと、を備えることである。
本発明によれば、吐出する液状物質の種類に応じて液状物質吐出ヘッドを交換する場合、液状物質吐出ヘッドを取り外しても液状物質吐出ヘッドを構成する各部品がばらけず、各部品の位置関係を維持することができ、このため、液状物質吐出ヘッドを再度使用する場合においても液状物質の吐出量調整に要する手間と時間とを軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施の形態に係る液状物質吐出装置1は、図1に示すように、回動駆動部であるモータ2と、ポンプ部3とを備えている。
モータ2の一端側には第1の保持ケース4が固定され、モータ2の出力軸5が第1の保持ケース4内に延出している。出力軸5にはスプライン軸6が連結され、スプライン軸6の外周面にスプライン7が形成されている。出力軸5とスプライン軸6とは同一の中心線A上に位置し、この中心線Aの回りに一体に回動する。
スプライン軸6の外周部には、筒体8がスプライン結合されている。筒体8の内周面にスプライン9が形成され、このスプライン9とスプライン7とがスプライン結合されている。筒体8は、スプライン軸6と一体に中心線Aの回りに回動可能であり、及び、中心線Aの方向に摺動可能とされている。
ポンプ部3は、第1の保持ケース4に連結された第2の保持ケース10と、第2の保持ケース10に連結された保持部である第3の保持ケース11と、第3の保持ケース11に着脱可能に連結された液状物質吐出ヘッド12とを備えている。
第2の保持ケース10は、スプライン軸6及び筒体8の外周部分に位置し、筒体8の外周面を摺動可能に保持している。
第3の保持ケース11内には、ポンプ駆動軸13と、板カム14と、ボール受け部材15と、ばね押え部材16と、圧縮ばね17とが収容されている。
ポンプ駆動軸13は、一端がピン18により筒体8に連結されている。ポンプ駆動軸13は、モータ2の出力軸5と同一の中心線A上に配置され、出力軸5や筒体8と一体に中心線Aの回りに回動可能、及び、筒体8と一体に中心線Aの方向に往復移動可能とされている。
板カム14は、支軸19を支点として回動可能に設けられ、略中央部にはポンプ駆動軸13が挿通される挿通孔20が形成されている。挿通孔20を挟んだ支軸19の反対側には、支軸19を支点として回動する板カム14の回動角度を調整する角度調整機構(図示せず)が設けられている。角度調整機構は、例えば、板カム14を支軸19を中心として一方向に回動する向きに付勢する圧縮ばねと、この圧縮ばねによる付勢方向と逆方向から板カム14を押圧するマイクロメータとにより構成されている。この場合、マイクロメータを操作することにより、板カム14を支軸19を支点として矢印B方向に回動させることができ、ポンプ駆動軸13に対する板カム14の傾き角度を調整することができる。なお、挿通孔20は、板カム14を最大角度となる位置に回動させた場合でも、ポンプ駆動軸13の外周面に接しない孔径に形成されている。
ボール受け部材15は、ピン21によりポンプ駆動軸13に固定され、ポンプ駆動軸13と一体に回動可能、及び、往復移動可能とされている。ボール受け部材15にはボール22が転動可能に保持され、ボール22は、板カム14の一方の面に当接されている。
ばね押え部材16は、ポンプ駆動軸13に対して摺動可能に取り付けられている。ばね押え部材16の一方の面が、ボール受け部材15に当接されている。
圧縮ばね17は、一端が第3の保持ケース11に保持され、他端がばね押え部材16の他方の面に当接され、圧縮ばね17の付勢力がばね押え部材16に作用している。圧縮ばね17の付勢力がばね押え部材16に作用することにより、ばね押え部材16がボール受け部材15に当接されている。さらに、圧縮ばね17の付勢力がボール受け部材16に作用することにより、ボール22が板カム14の一方の面(下面)に当接されている。
これらの板カム14と、ボール受け部材15と、ばね押え部材16と、圧縮ばね17と、モータ2とにより、ポンプ駆動軸13を中心線Aの方向に往復移動させる往復駆動部が構成されている。
液状物質吐出ヘッド12は、プランジャケース23と、プランジャケース23内に収容されるプランジャポンプ機構24と、プランジャケース23を保持し、プランジャポンプ機構24により吸入される液状物質(例えば、液晶)を吐出する吐出ノズル25を有するノズルブロック26とを備えている。液状物質吐出ヘッド12は、第3の保持ケース11に着脱可能に取り付けられている。また、プランジャケース23は、ポンプ駆動軸13の端部に着脱可能に連結されている。
プランジャケース23とポンプ駆動軸13との連結は、図4及び図5に示すように行われている。ポンプ駆動軸13の端部の中央に、平面視形状が矩形の係合凹部27が形成され、プランジャケース23の端部には係合凹部27に係合される平面視形状が矩形の係合凸部28が形成されている。なお、係合凹部27は、ポンプ駆動軸13の中心線A上に形成されている。係合凹部27と係合凸部28との間には、これらの係合凹部27と係合凸部28とが係合した状態でポンプ駆動軸13とプランジャケース23とを係脱可能に連結し、ポンプ駆動軸13とプランジャケース23とを中心線Aの回りに一体に回動させ、及び、中心線Aの方向に一体に往復移動可能とする連結機構29が設けられている。
連結機構29は、ポンプ駆動軸13の中心線Aと直交する向きに形成されてポンプ駆動軸13の外周面と係合凹部27とを連通する一対の取付孔30と、取付孔30内に収容されたボール31及び圧縮ばね32と、係合凸部28に形成されてボール31が係合される係合溝33とを備えている。
一対の取付孔30は、ポンプ駆動軸13の中心線Aを挟んで180°離れた位置に形成されている。取付孔30に収容されたボール31と圧縮ばね32とは連結され、ボール31が係合凹部27側に向けられている。取付孔30における圧縮ばね32が位置する側の端部は、止めネジ30aにより閉止されている。ボール31は、取付孔30の端部から出没可能とされている。
プランジャケース23の端部に形成された係合凸部28には、係合凸部28を係合凹部27に係合させた場合に、ボール31が係合される係合溝33が形成されている。係合溝33は、係合凸部28の側面に沿って直線状に形成されている。係合凸部28を係合凹部27に係合させる場合、取付孔30から突出して位置するボール31は係合凸部28に押されて取付孔30内に一旦押し込まれ、係合凸部28が係合凹部27の最奥部まで入り込んだ場合に、圧縮ばね32により付勢されたボール31が取付孔30から突出して係合溝33に係合される。ボール31が係合溝33に係合されることにより、このボール31を介してポンプ駆動軸13とプランジャケース23とがポンプ駆動軸13の中心線Aの回りに一体に回動可能となる。
プランジャケース23とポンプ駆動軸13との連結を外す場合には、係合凸部28を係合凹部27から抜き取る向き(図面上の下向き)にプランジャケース23を引っ張る。この引張操作により、係合凸部28の先端部により押されたボール31が取付孔30内に一旦押し込まれ、係合凸部28がボール31に対向する位置を通過することによりボール31と係合溝33との係合が解除され、係合凸部28が係合凹部27から抜け出してプランジャケース23とポンプ駆動軸13との連結が外れる。
ノズルブロック26は、フランジ34と、ノズルベース35と、ケース36とを有し、これらのフランジ34とノズルベース35とケース36とを連結することにより構成されている。ノズルベース35とケース36とが図示しない複数本のボルトにより連結され、ケース36とフランジ34とが複数本のボルト37により連結されている。また、ケース36とフランジ34とは、複数本のボルト38により第3の保持ケース11に着脱可能に連結されている。
フランジ34は、中央部に中空部を有するリング状に形成されている。フランジ34の中空部にベアリング39と樹脂製のスリーブ40とを介してプランジャケース23が保持され、プランジャケース23は中心線Aの回りに回動可能及び中心線Aの方向に往復移動可能とされている。尚、ベアリング39はプランジャケース23の外周部に固定され、ベアリング39の外周面とフランジ34の中空部の内周面との間にスリーブ40が介装され、ベアリング39の外周面とスリーブ40の内側面とが摺動可能とされている。さらに、プランジャケース23の外周面には、ベアリング39を位置固定に保持するためのベアリング押え41が取り付けられている。
ケース36は、中央部に中空部を有する筒状に形成され、一方の端面がフランジ34の端面に当接され、他方の端面がノズルベース35に当接されている。ケース36の中空部内に、プランジャケース23の一端側が入り込んでいる。当接されているケース36の端面とフランジ34の端面との間には、Oリング42が介装されている。
ノズルベース35には、液状物質を吸入する吸入通路43と、液状物質を吐出する吐出通路44とが形成されている。これらの吸入通路43の一端と吐出通路44の一端とは、ケース36の中空部に臨む平滑な摺接面45に開口されている。ノズルベース35には、吐出通路44に連通される吐出ノズル25が固定ネジ46により固定されている。
プランジャポンプ機構24は、バルブ部材47と、プランジャ48と、圧縮ばね49とを備え、プランジャケース23内に収容されている。
バルブ部材47は、柱状に形成され、一端に形成された平滑な摺接面47aがノズルベース35の摺接面45に当接されている。バルブ部材47には、中心線Aと平行であって中心線Aに対して偏心した位置に、バルブ部材47を貫通するプランジャ挿入孔50が形成されている。
プランジャ48は、プランジャ挿入孔50に挿入可能な小径部48aと、プランジャ挿入孔50より大径な大径部48bとから構成され、小径部48aがプランジャ挿入孔50に往復移動可能に挿入されている。なお、プランジャ挿入孔50の内径寸法と小径部48aの外径寸法とは略同じ寸法に形成され、プランジャ48の小径部48aがプランジャ挿入孔50内を往復移動することにより、プランジャ挿入孔50内の圧力が減圧状態と加圧状態とに切り替えられる。
圧縮ばね49は、一端がバルブ部材47に形成された段部51に保持され、他端がプランジャ48の大径部48bに形成された段部52に保持されている。段部51と段部52との間に圧縮ばね49が保持されることにより、圧縮ばね49の付勢力がバルブ部材47とプランジャ48とに作用し、バルブ部材47の摺接面47aがノズルベース35の摺接面45に当接され、プランジャ48の大径部48b側の先端部がプランジャケース23の内周面に当接されている。
なお、プランジャポンプ機構24(バルブ部材47、プランジャ48、圧縮ばね49)は、プランジャケース23及びポンプ駆動軸13と一体に中心線Aの回りに回動可能に設けられている。バルブ部材47が中心線Aの回りに回動することにより、摺接面47aに形成されているプランジャ挿入孔50の開口が、摺接面45に形成されている吸入通路43の開口と吐出通路44の開口とに交互に連通される。図2は、プランジャ挿入孔50の開口が吐出通路44の開口に連通された状態である。図3は、プランジャ挿入孔50の開口が吸入通路43の開口に連通された状態である。
また、プランジャ48は、プランジャケース23及びポンプ駆動軸13と一体に、中心線Aの方向に往復移動可能に設けられている。プランジャ48が中心線Aの方向に往復移動することにより、プランジャ挿入孔50における吸入通路43または吐出通路44に連通される側の圧力が、減圧状態又は加圧状態に切り替わる。
第3の保持ケース11への液状物質吐出ヘッド12の連結は、以下の手順で行う。まず、液状物質吐出ヘッド12のプランジャケース23の係合凸部28をポンプ駆動軸13の係合凹部27に押し込み、ボール31を係合溝33に係合させることによりプランジャケース23とポンプ駆動軸13とを連結する。ついで、ボルト38を締め付けることにより、第3の保持ケース11への液状物質吐出ヘッド12の連結が終了する。なお、第3の保持ケース11には、ポンプ駆動軸13に連結されたプランジャケース23の外周に密着されるパッキング53と、パッキング53を押える皿ばね54とが取り付けられている。
このような構成において、液状物質(例えば、液晶)を吐出ノズル25から吐出させる場合における液状物質吐出装置1の動作について説明する。なお、吸入通路43には、図示しないパイプにより液状物質を貯留した貯留タンクが接続されている。
モータ2を駆動させると、出力軸5と、スプライン軸6と、筒体8と、ポンプ駆動軸13と、ボール受け部材15とが、中心線Aの回りに一体に回動する。
ボール受け部材15には、ばね押え部材16を介して圧縮ばね17の付勢力が作用しており、圧縮ばね17の付勢力によってボール受け部材15のボール22が板カム14のボール受け部材15に対向する側の面(下面)に当接されている。このため、ボール受け部材15がポンプ駆動軸13と一体に中心線Aの回りに回動すると、ボール受け部材15はボール22を板カム14の面に当接させた状態を維持しながら中心線Aの回りに回動する。そして、ボール22が当接されている板カム14の面が中心線Aに対して斜めに傾いているため、ボール受け部材15は中心線Aの回りに回動しながら中心線Aの方向に往復移動する。ボール受け部材15が中心線Aの方向に往復移動することにより、ボール受け部材15が連結されているポンプ駆動軸13もボール受け部材15と一体に往復移動する。なお、ポンプ駆動軸13が中心線Aの方向に往復移動することにより、筒体8のスプライン9とスプライン軸6のスプライン7とが摺動する。
したがって、モータ2を駆動させることにより、ポンプ駆動軸13は、中心線Aの回りに回動すると共に、中心線Aの方向に往復移動する。
ポンプ駆動軸13の動作はプランジャケース23に伝達され、プランジャケース23はポンプ駆動軸13と一体に中心線Aの回りに回動し、及び、中心線Aの方向に往復移動する。
プランジャケース23が中心線Aの回りに回動すると、プランジャケース23内に収容されているプランジャポンプ機構(バルブ部材47、プランジャ48、圧縮ばね49)24も一体に回動する。そして、バルブ部材47が中心線Aの回りに回動することにより、図2に示すように、プランジャ挿入孔50の開口が吐出通路44の開口に連通する位置と、図3に示すように、プランジャ挿入孔50の開口が吸入通路43の開口に連通する位置とに切り替えられる。この切り替えは、プランジャケース23が中心線Aの回りに180°回動するごとに行われる。なお、バルブ部材47には圧縮ばね49の付勢力が作用しており、バルブ部材47は、摺接面47aをノズルブロック26の摺接面45に当接させた状態に維持される。
また、プランジャケース23が中心線Aの方向に往復移動すると、圧縮ばね49の付勢力により大径部48bの先端部をプランジャケース23の内周面(内側上面)に当接させているプランジャ48は、プランジャケース23と一体に中心線Aの方向に往復移動する。プランジャ48が中心線Aの方向に往復移動することにより、小径部48aがプランジャ挿入孔50内を往復移動する。そして、小径部48aがノズルブロック26から離れる方向(図3に示す上方向)に移動することにより、プランジャ挿入孔50内の圧力が減圧状態となる。また、小径部48aがノズルブロック26に近付く方向(図2に示す下方向)に移動することにより、プランジャ挿入孔50内の圧力が加圧状態となる。
プランジャポンプ機構24の回動動作と往復移動動作とのタイミングについて説明する。図3に示すように、プランジャ挿入孔50が吸入通路43に連通しているときに、プランジャ48が上方に移動し、プランジャ挿入孔50内の圧力が減圧状態となる。さらに、図2に示すように、プランジャ挿入孔50が吐出通路44に連通しているときに、プランジャ48が下方に移動し、プランジャ挿入孔50内の圧力が加圧状態となる。
このため、図3に示すように、プランジャ挿入孔50が吸入通路43に連通しているときにプランジャ48が上方に移動し、プランジャ挿入孔50内の圧力が減圧状態となり、液状物質が吸入通路43を介してプランジャ挿入孔50に向けて吸入される。
液状物質がプランジャ挿入孔50内に吸入された後、図2に示すように、バルブ部材47がプランジャケース23と一体に中心線Aの回りに回動し、バルブ部材47のプランジャ挿入孔50が吐出通路44に連通する。そして、プランジャ挿入孔50が吐出通路44に連通しているときにプランジャ48が下方に移動し、プランジャ挿入孔50内の圧力が加圧状態となる。これにより、プランジャ挿入孔50に吸入された液状物質が、吐出ノズル25に向けて吐出される。
吐出対象である液状物質を種類の異なる他の液状物質に変更する場合には、液状物質の混合を防止するため、液状物質吐出ヘッド12を交換する。
液状物質吐出ヘッド12の交換に際しては、ノズルブロック26を第3の保持ケース11に連結しているボルト38を外し、さらに、プランジャケース23の係合凸部28とポンプ駆動軸13の係合凹部27との係合が外れる方向である下向き方向に液状物質吐出ヘッド12を引っ張る。これにより、プランジャポンプ機構24がポンプ駆動軸13から分離され、液状物質吐出ヘッド12を第3の保持ケース11から取り外すことができる。液状物質吐出ヘッド12の取り外しが終了した後、他の液状物質吐出ヘッドを第3の保持ケース11に取り付け、モータ2を駆動させることにより、取り付けた液状物質吐出ヘッドの吐出ノズルから種類の異なる他の液状物質が吐出される。
液状物質吐出ヘッド12を第3の保持ケース11から取り外した場合、取り外した液状物質吐出ヘッド12は、プランジャケース23とプランジャポンプ機構24とノズルブロック26とが互いに連結された状態に維持され、液状物質吐出ヘッド12を構成する各部品、特に、バルブ部材47とノズルベース35とがばらけず、各部品の位置関係が維持される。このようなプランジャケース23は、プランジャポンプ機構24とノズルブロック26とを一体的に保持する機能と、プランジャポンプ機構24にポンプ駆動軸13の駆動力を伝達する機能とを備える。
また、ケース36の端面とフランジ34の端面との間にはOリング42が介装されているため、液状物質吐出ヘッド12の内部に液状物質を入れたまま液状物質吐出ヘッド12を保管した場合でも、ケース36とフランジ34との間から液状物質が漏れ出すことを防止することができる。
吐出対象である液状物質を元の液状物質に戻す場合には、第3の保持ケース11に取り付けられている他の液状物質吐出ヘッドを第3の保持ケース11から取り外し、一旦取り外した液状物質吐出ヘッド12を第3の保持ケース11に再び取り付ける。この取り付けに際しては、プランジャケース23の係合凸部28をポンプ駆動軸13の係合凹部27に押し込んで係合させ、ボール31を係合溝33に係合させ、プランジャケース23をポンプ駆動軸13に連結する。ついで、ボルト38を締め付け、第3の保持ケース11への液状物質吐出ヘッド12の取り付けを終了する。
第3の保持ケース11から一旦取り外した液状物質吐出ヘッド12を再び第3の保持ケース11に取り付けて使用する場合において、一旦取り外した液状物質吐出ヘッド12においては、液状物質吐出ヘッド12を構成する各部品の位置関係が取り外す前と同じに維持されている。このため、再度の取り付けを行った後においても、吐出ノズル25から吐出される液状物質の吐出量が取り外し前と同じ量に維持される。したがって、一旦取り外した液状物質吐出ヘッド12を第3の保持ケース11に再度取り付ける場合において、取り付ける度に液状物質の吐出量調整を行う必要がなく、液状物質の吐出量調整に要する手間と時間とを大幅に軽減することができる。
このように、液状物質吐出ヘッド12の取り外し/取り付けに伴う液状物質の吐出量調整を行う必要がなくなる。このため、このような液状物質吐出ヘッド12を液晶表示パネルの製造に用いられる液晶滴下装置に適用した場合には、液状物質吐出ヘッド12の交換に伴う液晶の吐出量調整に要する手間と時間とが大幅に軽減される。これにより、液晶滴下装置の稼働率を向上させることができ、ひいては、液晶表示パネルの生産性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、プランジャケース23とポンプ駆動軸13との連結構造に関し、プランジャケース23に係合凸部28を形成し、ポンプ駆動軸13に係合凹部27を形成し、ポンプ駆動軸13に連結機構29の一部であるボール31と圧縮ばね32とを設けた場合を例に挙げて説明したが、この構造に限定されるものではない。例えば、係合凸部28に連結機構29の一部であるボール31と圧縮ばね32とを設け、ポンプ駆動軸13にボール31が係合される係合溝33を形成してもよい。あるいは、プランジャケース23に係合凹部27を形成し、ポンプ駆動軸13に係合凸部28を形成してもよい。
また、液状物質の種類毎に液状物質吐出ヘッド12を用意しておく場合には、吐出量調整専用の吐出装置等を液状物質吐出装置1とは別に設け、この吐出量調整専用の吐出装置等を用いて各液状物質吐出ヘッド12の吐出量調整を予め行っておくと良い。このようにした場合でも、吐出量調整専用の吐出装置のポンプ駆動軸からプランジャポンプ機構24(液状物質吐出ヘッド12)を分離したとしても、プランジャケース23とプランジャポンプ機構24とノズルブロック26とが互いに連結された状態に維持される。このため、その液状物質吐出ヘッド12を液状物質吐出装置1に取り付けたときには、吐出量調整専用の吐出装置で調整された吐出量が再現される。このため、液状物質吐出装置1上での液状物質の吐出量調整に要する手間と時間とを大幅に軽減することができ、液状物質吐出装置1の稼働率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る液状物質吐出装置を一部を断面にして示す正面図である。 液状物質を吐出する状態の液状物質吐出ヘッドを拡大して示す縦断正面図である。 液状物質を吸入する状態の液状物質吐出ヘッドを拡大して示す縦断正面図である。 プランジャケースとポンプ駆動軸との連結部分を拡大して示す縦断正面図である。 図4に示した連結部分の水平断面図である。
符号の説明
2 モータ(回動駆動部)
12 液状物質吐出ヘッド
13 ポンプ駆動軸
23 プランジャケース
24 プランジャポンプ機構
25 吐出ノズル
26 ノズルブロック
27 係合凹部
28 係合凸部
29 連結機構
34 フランジ
35 ノズルベース
43 吸入通路
44 吐出通路
47 バルブ部材
48 プランジャ
50 プランジャ挿入孔

Claims (3)

  1. 中心線回りに回動可能及び中心線方向に往復移動可能なポンプ駆動軸の端部に着脱可能に連結され、前記ポンプ駆動軸と一体に回動可能及び往復移動可能なプランジャケースと、
    前記プランジャケース内に収容されるプランジャポンプ機構と、
    前記プランジャケースを回動可能及び往復移動可能に保持し、前記プランジャポンプ機構により吸入され液状物質を吐出する吐出ノズルを有するノズルブロックと、
    を備えることを特徴とする液状物質吐出ヘッド。
  2. 前記ポンプ駆動軸の端部と前記プランジャケースとの連結部分に、前記ポンプ駆動軸と前記プランジャケースとの一方に形成された係合凹部と他方に形成され前記係合凹部に係合される係合凸部とが設けられ
    前記係合凹部と前記係合凸部との間に、これらの係合凹部と係合凸部とが係合した状態で前記ポンプ駆動軸と前記プランジャケースとを係脱可能に連結する連結機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液状物質吐出ヘッド。
  3. 中心線回りに回動可能及び中心線方向に往復移動可能なポンプ駆動軸と、
    前記ポンプ駆動軸を中心線回りに回動させる回動駆動部と、
    前記ポンプ駆動軸を中心線方向に往復移動させる往復駆動部と、
    請求項1又は2に記載の液状物質吐出ヘッドと、
    を備えることを特徴とする液状物質吐出装置。
JP2007239648A 2007-09-14 2007-09-14 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置 Active JP5165976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007239648A JP5165976B2 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007239648A JP5165976B2 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009068451A JP2009068451A (ja) 2009-04-02
JP5165976B2 true JP5165976B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=40604968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007239648A Active JP5165976B2 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5165976B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3855797B2 (ja) * 2002-02-26 2006-12-13 松下電器産業株式会社 ペースト吐出装置
JP2005016368A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Noiberuku Kk 液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009068451A (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6117295B2 (ja) 使い捨てポンプシステム及び結合器
JP4711328B2 (ja) 液体吐出方法および装置
WO2013133365A1 (ja) 液体定量吐出装置、その塗布装置および液体定量吐出方法
KR102453444B1 (ko) 유체 몸체 및 액추에이터 몸체를 고정하기 위하여 신속 연결 부재를 사용하는 분배 장치 및 방법
US20130277457A1 (en) Application head and droplet applying apparatus
EP2070704A1 (en) Liquid supply device and liquid ejecting apparatus
US8147044B2 (en) Liquid supply device, liquid ejecting apparatus, and liquid supply method
JP5165976B2 (ja) 液状物質吐出ヘッド及び液状物質吐出装置
JP2004061397A (ja) 分注装置等におけるシリンダユニット、およびその吸入・吐出量調整システム
JP5288425B1 (ja) 充填用ポンプ及び充填装置
JP6655777B2 (ja) 液体吐出装置
JP2010107352A (ja) シリンダユニット
TW201000272A (en) Impact imparting device
JP6650576B2 (ja) 液体吐出装置
DE112018002899B4 (de) Elektrische Pumpenvorrichtung
US20070277991A1 (en) Percussion Device
JP2022006707A (ja) 接着剤ポンプ装置
JP5642580B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP2017127839A (ja) 液体吐出用の吐出ノズル
JP7270966B2 (ja) 注入装置
JP2007137467A (ja) 2連式吐出器
JP5947865B2 (ja) 充填媒体およびペースト状媒体の計量供給用バルブ
JP2015004205A (ja) 流動性補修材注入器
JP7029792B2 (ja) 注入装置
JP7215715B2 (ja) 注入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5165976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150