JP5164480B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタやモニタ、テレビ等の画像表示装置に関し、特に入力画像内の指定の領域に相当する部分領域画像を表示するいわゆるトリミング機能を有する画像表示装置に関する。
入力画像に対応する画像をスクリーン等の被投射面に投射するプロジェクタや同画像を液晶ディスプレイに表示するテレビモニタ等の画像表示装置には、入力画像の一部を電気的に拡大表示する電子ズーム機能が搭載されることが多い(特許文献1参照)。
図10には、電子ズーム処理を行わない状態でのプロジェクタへの入力画像と、展開用メモリ(フレームメモリ)に展開された画像と、展開用メモリから表示用メモリに複写された画像と、液晶パネル(又はスクリーン)上での表示画像とを示している。一般に、展開用メモリと表示用メモリのサイズは異なるので、展開用メモリ内の画像は解像度変換されて表示用メモリに複写されるが、基本的に、電子ズーム処理を行わない状態では表示画像は入力画像に対応する画像となる。
電子ズーム操作がなされると、図11に示すように、展開用メモリに展開された画像において電子ズームの拡大指定領域(点線枠で囲った部分)のみが表示用メモリに解像度変換を経て拡大複写される。これにより、液晶パネル上でも、拡大指定領域が拡大表示される。このとき、電子ズームの前と後とで液晶パネルの表示領域全体に画像が表示されるように拡大処理が行われる。
また、図12に示すように、表示用、展開用メモリを共通化し、展開用メモリから液晶パネルに画像を出力する場合も、展開用メモリから画像を順次読み出しながら解像度変換を行い、液晶パネルに拡大指定領域を拡大した画像が表示される。
特開2004−212817号公報
このような電子ズーム機能は、元の画像の一部領域のみを拡大して表示できる点では有用である。しかしながら、従来の画像表示装置に搭載された電子ズーム機能では、該装置において限定された縦横比(アスペクト比)の領域しか拡大できない。このため、元の画像のうち拡大したくない部分(表示したくない部分)まで表示されてしまう場合がある。また、拡大処理によって表示画像の解像度が劣化するため、表示したい部分のみを鮮明に表示できない。
また、デジタルカメラ等の撮像装置には、撮像により取得した画像のうち一部領域以外の部分を黒く表示するトリミング機能が設けられている場合が多い。そして、撮像装置においてトリミング処理された画像(トリミング画像)をプロジェクタ等の画像表示装置により表示すれば、表示したい部分のみを鮮明に表示することも可能である。
一方、画像表示装置により表示されているトリミング画像の元の画像全体(全領域画像)を表示したい場合もある。しかしながら、画像表示装置自体には撮像装置において行われたトリミング処理を外す機能が設けられていないので、再度、撮像装置からトリミング処理されていない元の画像を入力しなければならず、画像表示装置の使い勝手が良くない。
本発明は、トリミング画像と全領域画像とをユーザの要求に応じて切り換え表示が可能な画像表示装置を提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、それぞれ外部装置から入力された入力画像及び該入力画像における部分領域を指定する領域指定情報を記憶する記憶部と、入力画像が、元画像の部分領域の画像であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により入力画像が元画像の部分領域の画像であると判定された場合に、外部装置から元画像を取得する画像取得手段と、領域指定情報に基づいて、画像における上記部分領域に対応する第1の画像を生成する画像生成部と、画像を表示する表示部と、操作部からの信号に応じて、第1の画像及び画像に対応する第2の画像のうち表示部に表示する画像を切り換える制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、入力画像と該入力画像に対する領域指定(トリミング)情報とを記憶しておくことで、ユーザによる操作部の操作に応じて第1の画像(トリミング画像)と第2の画像(全領域画像)とを切り換えて表示することができる。したがって、使い勝手の良い画像表示装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図2には、本発明の実施例1である画像表示装置としてのプロジェクタの構成を示している。
図2において、220はプロジェクタ、222は被投射面としてのスクリーンである。
203は光源ランプであり、該ランプ203からの照明光は、不図示の色分解光学系によってRGBの3つの色光に分離される。
202は表示部を構成する画像変調素子としての液晶パネルである。図には1つの液晶パネルのみ示しているが、実際には、RGB用の3つの液晶パネルが設けられている。3つの液晶パネル202からのRGB光は、不図示の色合成光学系により合成されて投射レンズ201に入射し、該投射レンズ201によってスクリーン222に投射される。これにより、スクリーン222上にカラー画像が表示される。液晶パネル202は、透過型でも反射型でもよい。また、液晶パネルに代えて、他の画像変調素子、例えばデジタルマイクロミラーデバイスを用いてもよい。
205は商用電源等の外部電源からプロジェクタ用電源電圧を生成する電源回路であり、204は電源回路205からの電源電圧を制御してランプ203に安定的に点灯させるバラスト回路である。
206は液晶パネル202を駆動する液晶パネルドライバであり、後述する画像合成回路207からの画像信号に基づいて液晶パネル202上に2次元画像を形成させる。
221はコネクタであり、該コネクタ221を通じて外部から、ビデオ信号、コンポーネント信号、アナログRGB信号、デジタルRGB信号等の各種画像信号が入力される。210は入力される各種画像信号から表示する画像信号を選択するセレクタである。211はデコーダであり、コネクタ221から入力された各種画像信号に対して、セレクタ210により選択される前に、同期分離やアナログ−デジタル変換等の処理を行う。
208は画像生成部としての画像処理回路であり、セレクタ210によって選択された画像信号に対して、インターレース・プログレッシブ変換、フレームレート変換、解像度変換及びアスペクト変換等の各種画像処理を行う。このとき、必要に応じて、ワーク領域としてフレームメモリ209を使用する。
207は画像合成回路であり、画像処理回路208から出力された画像信号に対して、オンスクリーンディスプレイ(OSD)メモリ225に格納されたOSD画像の信号を合成する。OSD画像には、プロジェクタの機能を選択したり各種設定を行ったりするためのメニュー画像や、ポインタ及びメッセージ等のキャラクタ画像が含まれる。
画像合成回路207から出力された画像信号は、前述した液晶パネルドライバ206に入力される。
また、プロジェクタ220は、パーソナルコンピュータ(PC)217との通信を行うための通信制御回路213を有し、コンピュータ217からのプロジェクタ220の制御やプロジェクタ220からのコンピュータ217の制御を可能としている。
さらに、プロジェクタ220は、操作部の1つであるリモートコントローラ216からの信号を受信するリモコン受信回路214を有し、該リモコン受信回路214で受信した制御コードに応じたプロジェクタ220の制御を可能としている。また、プロジェクタ220の外装面には、操作部の1つである操作パネル219が設けられており、該操作パネル219での操作を通じてプロジェクタ220の制御が可能である。
212はシステム制御回路であり、プロジェクタ220の全体の制御を司る。システム制御回路212は、CPU、RAM、ROM等を含むプログラム制御が可能なプロセッサユニットにより構成されている。218はシステム制御回路212と上述した各部とを接続するシステムバスやI/Oを含む内部回線である。215はプロジェクタ220にて扱われる各種情報を記憶保持する内部記憶装置である。
223はプロジェクタ220との接続及び分離が可能な外部装置であり、デジタルカメラ、プリンタ、DVDプレーヤ等の画像やこれに付随する情報を保持(記憶)可能な装置を含む。また、外部装置223には、半導体メモリやハードディスク等を用いた記憶装置も含まれる。
図1には、上記プロジェクタ220において、外部装置223から入力された入力画像とトリミング情報とに基づいて表示用画像を生成するための入力系及び画像生成系の構成を示している。なお、図1に示す構成要素のうち図2に示した構成要素と同じものについては、図2と同符号を付す。
外部装置223から入力された入力画像108は、画像メモリ102に格納(記憶)される。また、外部装置223から入力された、入力画像108に対するトリミング情報106は、トリミング情報メモリ104に格納(記憶)される。これら画像メモリ102及びトリミング情報メモリ104により、記憶部が構成される。
ここで、本実施例にいうトリミング情報は、入力画像108における一部の領域(部分領域)を指定する領域指定情報を意味する。また、部分領域は、入力画像108から切り出して表示される領域(切り出し領域)ということもできる。
制御手段としての表示制御部103は、システム制御回路212の一部を構成し、画像メモリ102及びトリミング情報メモリ104に対する入力画像及びトリミング情報の書き込みや読み出しを制御する。
また、表示制御部103は、トリミング情報メモリ104から読み出したトリミング情報を画像処理回路208に送る。そして、画像処理回路208に、画像メモリ102から読み出された入力画像108のうちトリミング情報によって指定された部分領域に対応するトリミング画像(第1の画像)を生成させる。このとき、画像処理回路208は、フレームメモリ209内に展開した入力画像のうちトリミング情報により指定された部分領域を切り出す。そして、その切り出した領域の画像に対して解像度変換等の処理を施して、液晶パネル202への表示に適したトリミング画像を生成する。
さらに、画像処理回路208は、画像メモリ102から読み出された入力画像108に対して解像度変換等の処理を施して、入力画像108の全領域に対応し、かつ液晶パネル202への表示に適した全領域画像(第2の画像)を生成する。
ここで、一般に、プロジェクタ等の画像表示装置では、入力画像に対してオーバースキャンと称される、入力画像のうち一定の周辺部分を表示画像から除外する処理を行うことが多く、この場合には、入力画像の全領域が表示されない。しかし、本実施例では、オーバースキャンが行われた場合でも、入力画像に一致しているとみなせる(入力画像に対応している)画像を全領域画像と称する。
105は表示情報メモリであり、液晶パネル202上でのトリミング画像の表示位置や表示サイズを指定する表示情報を保持(格納)している。表示情報は、プロジェクタ220のユーザがリモコン216及び操作パネル219を通じて任意に設定することができる。表示制御部103は、トリミング画像を表示させる場合には、該表示情報を画像処理回路208に送る。画像処理回路208は、該表示情報により指定された位置に指定されたサイズで液晶パネル202上に表示されるように、トリミング画像を生成する。
リモコン216及び操作パネル219はそれぞれ、特定の操作ボタン又は操作スイッチの操作に応じて、入力画像108に対応する全領域画像を表示するかトリミング画像を表示するかを切り換えるための表示切換信号を出力する。この表示切換信号を受けた表示制御部103は、画像処理回路208に対して、全領域画像とトリミング画像のうち液晶パネルドライバ206に出力する画像109の切り換えを指示する。
110は画像判定部(判定手段)であり、画像メモリ102に格納された入力画像が、他の画像(元画像)における部分領域の画像(トリミング済み画像)であるか否かを判定する。この判定は、入力画像とともにトリミング情報メモリ104に格納されるトリミング情報や、画像メモリ102に格納された入力画像に付随するトリミングに関する情報や、外部装置223から得られる情報に基づいて行うことができる。
画像判定部110において入力画像がトリミング済み画像であると判定した場合は、画像取得手段として機能するシステム制御回路212は、外部装置223に対して、入力されたトリミング済み画像の元画像(未トリミング画像)を送信するよう要求する。こうして外部装置223から元の全領域画像を取得し、これを画像メモリ102に格納することによって、上記表示切換信号に応じて全領域画像とこれに対応するトリミング画像とを切り換えて表示することが可能となる。なお、この画像判定部110を用いた処理については、実施例2で説明する。
次に、図3を用いて、本実施例のプロジェクタ220における表示制御部103(システム制御回路212)の動作(処理)について説明する。この動作は、システム制御回路212内のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。このことは、後述する他の動作についても同じである。
図6の動作は、画像メモリ102に格納された入力画像に対応する全領域画像が表示されている状態からスタートする。
まず、ステップ601では、表示制御部103は、リモコン216及び操作パネル219からの信号を取得する。そして、ステップ602では、取得した信号に表示切換信号が含まれているか否か、すなわち表示切換信号が入力されたか否かを判定する。表示切換信号の入力がない場合は、ステップ601へ戻る。また、表示切換信号が入力された場合は、ステップ603に進む。
ステップ603では、表示制御部103は、表示切換信号がトリミング画像への表示切り換えを指示するものか否かを判定する。トリミング画像への表示切り換えを指示するものでない場合(全領域画像への表示切り換えを指示する場合)は、ステップ604に進む。
ステップ604では、表示制御部103は、画像処理回路208に入力画像に対する解像度変換処理を行わせて、入力画像に対応する全領域画像を生成及び出力させる。こうして、全領域画像が液晶パネル202に表示されるとともに、スクリーン222に投射される。
ここで、全領域画像を生成するための解像度変換処理について、図4A及び図4Bを用いて説明する。なお、ここに説明する各画像の解像度は例にすぎず、本発明をその解像度に限定する意味ではない。
図4Aの左の画像9−aは、画像メモリ102に格納された(又はフレームメモリ209にて展開された)入力画像を示す。該入力画像は、図4Bに示すように、横(1024ドット)×縦(768ドット)の解像度を有する。なお、全領域画像に対応するトリミング情報として、図4Bに示すように、切り出し端位置(横,縦)=(0,0)及び切り出しサイズ(横×縦)=(1024×768ドット)を有していてもよい。
また、図4Bに示すように、表示情報メモリ105には、全領域画像に対する表示情報として、表示端位置(横×縦)=(0,0)及び表示サイズ(横×縦)=(1600×1200ドット)が格納されている。画像処理回路208は、1024×768ドットの入力画像から1600×1200ドットの全領域画像を生成するように拡大(又は縮小)処理を行い、生成した全領域画像(図4Aの右側の画像9−b)を液晶パネルドライバ206に出力する。
一方、表示切換信号がトリミング画像への表示切り換えを指示する場合は、ステップ605に進む。
ステップ605では、表示制御部103は、入力画像に対するトリミング情報が既にトリミング情報メモリ104に格納されているか否かを判定する。トリミング情報がトリミング情報メモリ104内に格納されていない場合は、ステップ607に進む。
ステップ607では、表示制御部103は、外部装置223との通信を行って、外部装置223がトリミング情報を有しているか否かを確認する。外部装置223がトリミング情報を有していない場合は、入力画像に対するトリミング情報が存在しないことになるので、ステップ604に進み、画像処理回路208に全領域画像を出力させる。一方、外部装置223がトリミング情報を有している場合は、ステップ608に進む。
ステップ608では、表示制御部103は、外部装置223に対して入力画像に対するトリミング情報の送信を要求する。そして、外部装置223から返信されてきたトリミング情報を、トリミング情報メモリ104に格納する。こうしてトリミング情報を取得した後、ステップ606に進む。
ステップ606では、表示制御部103は、画像処理回路208に、入力画像に対するトリミング処理と解像度変換処理を行わせて、トリミング画像を生成及び出力させる。こうして、トリミング画像が液晶パネル202に表示されるとともに、スクリーン222に投射される。
ここで、トリミング画像を生成するためのトリミング処理と解像度変換処理について、図5A及び図5Bを用いて説明する。なお、ここに説明する各画像の解像度は例にすぎず、本発明をその解像度に限定する意味ではない。
図5Aの左の画像10−aは、画像メモリ102に格納された(又はフレームメモリ209にて展開された)入力画像を示す。該入力画像は、図5Bに示すように、横(1024ドット)×縦(768ドット)の解像度を有する。
このとき、例えば、トリミング情報メモリ104に格納されたトリミング情報が、図5Bに示すように、切り出し端位置(横,縦)=(650,350)、切り出しサイズ(横×縦)=(180×300ドット)であったとする。図5Aの左の画像10−a中には、このトリミング情報によって指定される部分領域を点線枠で囲んで示す。
また、図5Bに示すように、表示情報メモリ105には、トリミング画像に対する表示情報として、表示端位置(横,縦)=(441,0)及び表示サイズ(横×縦)=(720×1200ドット)が格納されているとする。
この場合、画像処理回路208は、入力画像から上記切り出し端位置を端として切り出した180×300ドットの部分領域から720×1200ドットのトリミング画像を生成するように拡大(又は縮小)処理を行う。このとき、部分領域画像とトリミング画像とでアスペクト比は維持される。画像処理回路208は、生成したトリミング画像を液晶パネルドライバ206に出力する。
こうして、図5Aの右側に示すように、液晶パネル202上には、トリミング画像10−bが上記表示端位置を端として表示される。この例では、液晶パネル202における縦方向の表示領域全体を使ってトリミング画像を表示している。トリミング画像の外側は、黒く表示される。
図6には、本発明の実施例2であるプロジェクタの動作(処理)を示している。なお、本実施例の動作も、実施例1で説明した構成を有するプロジェクタにおいて行われる。このため、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
実施例1で示した動作では、ユーザによるトリミング画像への表示切り換えの指示を待ってトリミング情報を取得する。これに対し、本実施例では、予めトリミング情報を取得しておいてユーザによる表示切り換えの要求に迅速かつ柔軟に対応できるようにする。また、本実施例では、外部装置223からの入力画像が画像判定部110にてトリミング済みの画像と判定された場合の処理についても説明する。
ステップ701では、表示制御部103は、トリミング画像への表示切り換えの要求(表示切換信号の入力)に先だって、該トリミング画像を生成するために必要なトリミング情報がトリミング情報メモリ104に格納されているか否かを判定する。トリミング情報が格納されていない場合は、ステップ702に進む。
ステップ702では、表示制御部103は、外部装置223との通信を行って、外部装置223がトリミング情報を有しているか否かを判定する。外部装置223がトリミング情報を有していない場合は、ステップ710に進み、表示制御部103は、画像処理回路208に、画像メモリ102内の入力画像に対応する全領域画像を生成及び出力させる。入力画像に対応する全領域画像の生成方法は、実施例1で図4A及び図4Bを用いて説明した通りである。
また、ステップ701において、トリミング情報メモリ104内にトリミング情報が格納されている場合は、ステップ703に進む。
ステップ703では、表示制御部103は、画像判定部110に、画像メモリ102に格納された画像がトリミング済み画像か否かを判定させる。つまり、外部装置223からプロジェクタ220に画像が入力された段階で、その画像はトリミング済み画像であったか否かを判定させる。画像メモリ102に格納された画像がトリミング済み画像であった場合は、ステップ704に進む。
ステップ704では、表示制御部103は、外部装置223との通信を行って、外部装置223に対してトリミング済み画像の元画像である未トリミング画像の送信を要求する。そして、外部装置223から送信されてきた未トリミング画像を取得し、画像メモリ102に格納する。このように、ステップ704を経た場合とステップ703で入力画像はトリミング済み画像ではないと判定された場合とで、結果的に画像メモリ102にはトリミングがされていない入力画像が格納されていることになる。
この後、ステップ705において、表示制御部103は、リモコン216及び操作パネル219からの信号を取得する。そして、取得した信号に表示切換信号が含まれているか否か、すなわち表示切換信号が入力されたか否かを判定する。表示切換信号の入力がない場合は、図示していないが、このステップを取り返す。また、表示切換信号が入力された場合は、ステップ706に進む。
ステップ706では、表示制御部103は、表示切換信号がトリミング画像への表示切り換えを指示するものか否かを判定する。トリミング画像への表示切り換えを指示するものでない場合(全領域画像への表示切り換えを指示する場合)は、ステップ707に進む。
ステップ707では、表示制御部103は、画像処理回路208に入力画像に対応する全領域画像を生成及び出力させる。入力画像に対応する全領域画像の生成方法は、実施例1で図4A及び図4Bを用いて説明した通りである。こうして、全領域画像が液晶パネル202に表示されるとともに、スクリーン222に投射される。
一方、ステップ706で、表示切換信号がトリミング画像への表示切り換えを指示するものと判定した場合は、ステップ708に進む。
ステップ708では、画像処理回路208に、トリミング情報に基づいて、入力画像からトリミング画像を生成及び出力させる。トリミング画像の生成方法は、実施例1で図5A及び図5Bを用いて説明した通りである。こうして、トリミング画像が液晶パネル202に表示されるとともに、スクリーン222に投射される。
なお、ステップ704において外部装置223から取得する元画像(未トリミング画像)は、通常の入力画像と同じ解像度を有する画像であってもよいが、通常の入力画像よりも低解像度の圧縮画像を取得してもよい。例えば、サムネイル画像である。この場合、既に画像メモリ102に格納された通常の入力画像と同じ解像度を有するトリミング済み画像の周囲にサムネイル画像から抽出した周辺画像を付加すればよい。この結果、トリミング済み画像の領域は高解像度の画像領域となり、それ以外は低解像度の画像領域となるが、元画像の取得に要する時間を短縮することができる。
以上説明したように、上記各実施例によれば、外部装置から取得したトリミング情報に基づいて生成したトリミング画像と全領域画像とをユーザの操作に応じて切り換え表示することができる。
さらに言えば、入力画像と該入力画像に対するトリミング情報とを記憶しておくことで、ユーザによるリモコン216や操作パネル219の操作に応じてトリミング画像と全領域画像とを切り換えて表示することができる。したがって、使い勝手の良いプロジェクタを実現することができる。
図7には、上記実施例1,2で説明したプロジェクタにおいて、トリミング画像と全領域画像との表示切り換えに電子ズーム操作を利用する場合の処理を示している。すなわち、リモコン216や操作パネル219に設けられた電子ズームスイッチが操作されることによって出力される信号を、所定の条件下で表示切換信号として扱う。
ステップ801では、表示制御部103は、リモコン216及び操作パネル219からの信号を取得する。そして、ステップ802では、表示制御部103は、電子ズームの拡大又は縮小を指示する電子ズーム信号が入力されたか否かを判定する。電子ズーム信号が入力されていない場合は、ステップ801へ戻る。一方、電子ズーム信号が入力された場合は、ステップ803に進む。
ステップ803では、表示制御部103は、現在、トリミング画像の表示中か否かを判定する。なお、ここで説明するトリミング画像のトリミング情報は、例えば図5Aに示すように、切り出し位置(横,縦)=(650,350)、切り出しサイズ(横×縦)=(180×300ドット)とする。また、表示情報は、表示端位置(横×縦)=(441,0)、表示サイズ(横×縦)=(720×1200ドット)とする。トリミング画像の表示中でないと判定した場合は、ステップ804に進む。
ステップ804では、表示制御部103は、現在の表示している画像を電子ズーム機能によって拡大又は縮小処理し、表示情報メモリ105に格納されている表示情報に対応する位置に拡大又は縮小画像を表示させる。これにより、従来と同様の拡大又は縮小画像が得られる。例えば、図11や図12に示す液晶パネル上の画像への拡大処理や、図8に示す画像11−cから画像11−dへの拡大処理及び画像11−eから画像11−fへの縮小処理が行われる。
一方、ステップ803においてトリミング画像の表示中であると判定した場合は、ステップ805に進む。ステップ805では、表示制御部103は、トリミング情報と全領域画像を利用可能か否かを判定する。利用不可の場合はステップ804に進み、現在表示中のトリミング画像を拡大及び縮小処理の対象とする。また、トリミング情報と全領域画像を利用可能である場合は、ステップ806に進む。
ステップ806では、表示制御部103は、電子ズーム信号が拡大指示の信号か縮小指示の信号かを判定する。縮小指示の信号である場合はステップ807に進む。
ステップ807では、表示制御部103は、図8に示すトリミング画像11−bの表示から全領域画像11−eの表示に切り換える。すなわち、このときの電子ズーム信号を、トリミング画像から全領域画像への表示切換信号として扱う。
なお、全領域画像11−e内では、トリミング画像11−bに対応するトリミング領域を点線枠や色枠等のマークで表示する。全領域画像に対するマークの合成は、OSD225を利用したり、図8に示す画像11−aのように、マークの画像データを画像メモリ102内の入力画像に対して直接重ね合わせたりして行うことができる。トリミング画像11−bを除く他の状態の画像11−c,11−d,11−fについても同様とする。
この後、再度、縮小指示の電子ズーム信号が入力されると、ステップ804で、表示制御部103は、図8に示す画像11−fのような画像を表示させる。すなわち、液晶パネル202の表示領域よりも小さなサイズに縮小された画像11−fを表示するとともに、その周囲を黒く表示する。
また、ステップ806において、電子ズーム信号が拡大指示の信号であった場合は、ステップ808に進む。
ステップ808では、表示制御部103は、トリミング画像を拡大せずに、トリミング画像よりも外側の領域の画像部分も表示させる。このとき、液晶パネル202の表示領域に最大のサイズで表示するように、トリミング情報メモリ104のトリミング情報と表示情報メモリ105の表示情報を変更する。
これにより、表示される画像は、例えば、図8に示すトリミング画像11−bからその外側の領域まで含む画像11−cに変化する。このとき、トリミング情報は、図9に示すように、切り出し端位置(横,縦)=(540,350)、切り出しサイズ(横×縦)=(400×300ドット)に変更される。また、表示情報は、表示端位置(横×縦)=(0,0)、表示サイズ(横×縦)=(1600×1200ドット)に変更される。
なお、図7中のフローチャートには示していないが、図8に白抜き矢印で示すように、画像11−cが表示された状態から縮小指示の電子ズーム操作を行うことで、トリミング画像11−bを表示することができる。また、画像11−eが表示された状態から拡大指示の電子ズーム操作を行ったりすることで、全領域画像11−eからトリミング画像11−bへの表示切り換えを行うことができる。
以上説明したように、トリミング画像と全領域画像との表示切り換えのための操作を電子ズーム操作の中に組み込むことにより、全領域画像、トリミング画像及び電子ズームによる拡大又は縮小画像を一連の電子ズーム操作によって表示することができる。これにより、プロジェクタの使い勝手を向上させることできる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。例えば、上記各実施例では、プロジェクタについて説明したが、本発明は、デジタルカメラ等の外部装置との接続が可能なテレビやモニタ等の他の画像表示装置にも適用することができる。
本発明の実施例1であるプロジェクタにおける入力系及び画像生成系の構成を示すブロック図。 実施例1のプロジェクタの全体構成を示すブロック図。 実施例1のプロジェクタの動作を示すフローチャート。 実施例1における入力画像と表示画像(全領域画像)との関係を示す図。 図4Aの関係における入力画像のサイズ、トリミング情報、液晶パネルのサイズ及び表示情報の例を示す図。 実施例1における入力画像と表示画像(トリミング画像)との関係を示す図。 図5Aの関係における入力画像のサイズ、トリミング情報、液晶パネルのサイズ及び表示情報の例を示す図。 本発明の実施例2であるプロジェクタの動作を示すフローチャート。 本発明の実施例3であるプロジェクタの動作を示すフローチャート。 実施例3における表示画像の変化を示す図。 実施例3における入力画像のサイズ、トリミング情報、液晶パネルのサイズ及び表示情報の例を示す図。 電子ズームが行われていない状態での入力画像、展開用メモリ、表示用メモリ及び表示画像の関係を示す図。 電子ズームが行われた状態での入力画像、展開用メモリ、表示用メモリ及び表示画像の関係を示す図。 電子ズームが行われた状態での入力画像、展開用メモリ及び表示画像の関係を示す図。
符号の説明
102 画像メモリ
103 表示制御部
104 トリミング情報メモリ
105 表示情報メモリ
110 画像判定回路
202 液晶パネル
208 画像処理回路
209 フレームメモリ
216 リモコン
219 操作パネル

Claims (2)

  1. それぞれ外部装置から入力された入力画像及び該入力画像における部分領域を指定する領域指定情報を記憶する記憶部と、
    前記入力画像が、元画像の部分領域の画像であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記入力画像が前記元画像の部分領域の画像であると判定された場合に、前記外部装置から前記元画像を取得する画像取得手段と、
    前記領域指定情報に基づいて、前記画像における前記部分領域に対応する第1の画像を生成する画像生成部と、
    画像を表示する表示部と、
    操作部からの信号に応じて、前記第1の画像及び前記画像に対応する第2の画像のうち前記表示部に表示する画像を切り換える制御手段とを有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記操作部からの信号は、電子ズームを操作する信号であることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
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