JP5163456B2 - インクジェットプリンタ及びインク吐出検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタ及びインク吐出検査方法に関する。
従来、紙や布などの記録媒体に画像を記録する装置として、シリアル方式のインクジェットプリンタがある。
このインクジェットプリンタでは、記録媒体上を跨ぐようにキャリッジによって記録ヘッドを往復移動させるようになっており、キャリッジの可動領域中央の記録媒体上で記録ヘッドを往復移動させつつインクを吐出することで画像記録を行う一方、可動領域の一端(以下、ホームポジションとする)で画像の非記録時に記録ヘッドを待機させつつノズルの保湿を行ったり、可動領域の他端(以下、メンテナンス領域とする)で記録ヘッドのクリーニングを行ったりするようになっている。
ところで、インクジェットプリンタでは各記録ヘッドのインク吐出状態によって画質が決定されることとなるため、画像記録の前には、インク吐出状態を確認するためのインク吐出検査を行う必要がある。
このようなインク吐出検査の方法として、近年、2つの方法が提案されている。
具体的には、1つ目の方法では、チェックパターンの画像を記録し、そのパターンを目視で確認するか、或いはセンサ等で読み取ることにより、インクの吐出状態を検査するようになっている。
また、2つ目の方法では、光路をインク滴で遮らせる等によってインクの吐出状態を検査する検査装置をインクジェットプリンタ内に設けておき、当該検査装置の検査位置(照射領域)で記録ヘッドにインクを吐出させることにより、インクの吐出状態を検査するようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。さらに、この方法に関する技術として、複数の記録ヘッドがインクジェットプリンタに備えられている場合に、所定の1つの記録ヘッドについて検査装置によりインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出する一方、他の記録ヘッドについては、前記所定の記録ヘッドの位置検出結果に基づいて、検査用キャリッジ位置を算出することにより、効率的にキャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて検査を行う方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
なお、近年では、画像記録を高速化する観点から、記録ヘッドの搭載数やノズル数が増加する傾向にあるため、記録媒体を使用せずに自動的にインクの吐出状態を確認できる上記2つ目の方法が好ましく用いられている。
特許第3282780号 特許第3145898号 特開2004−17331号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載の技術では、各記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を別個に検出するため、その分、検査に時間がかかってしまう。
一方、上記特許文献3に記載の技術では、製造誤差などによってキャリッジの向きが走査方向に傾いた状態となっている場合に、各記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置を正確に算出することができないため、インク吐出状態を正確に検査することができない。
本発明の課題は、記録媒体にインクを吐出することなくインク吐出状態を短時間で正確に検査することのできるインクジェットプリンタ及びインク吐出検査方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部と、
前記キャリッジ、前記記録ヘッド及び前記インク吐出検査部を制御する制御部とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
前記制御部は、
前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについては、
前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出し、
前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについては、
前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出し、
前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査し、
当該インクジェットプリンタは、
前記第1群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の検出結果を記憶する検出結果記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
当該記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置として、前記検出結果記憶部に前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部と、
前記キャリッジ、前記記録ヘッド及び前記インク吐出検査部を制御する制御部とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
前記制御部は、
前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについては、
前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出し、
前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについては、
前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出し、
前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査し、
前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
この記録ヘッドを前記第2群の記録ヘッドに変更するとともに、前記第2群の記録ヘッドの何れかを前記第1群の記録ヘッドに変更して、
変更後の前記第1群の記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を検出することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列に配設された2つの記録ヘッドを含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列、かつ最も離れて配設された2つの記録ヘッドを含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項または記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドとは異なる列に配設された記録ヘッドを含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項または記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドの列とは最も離れた列に配設された記録ヘッドを含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部とを備えたインクジェットプリンタで前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査方法において、
前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについて、前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、インク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出する第1群位置検出工程と、
前記第1群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の検出結果を記憶する記憶工程と、
前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについて、前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出する第2群位置検出工程と、
前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査する吐出検査工程とを有し、
前記第1群位置検出工程では、
前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
当該記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置として、前記記憶工程にて前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、
ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部とを備えたインクジェットプリンタで前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査方法において、
前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについて、前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、インク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出する第1群位置検出工程と、
前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについて、前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出する第2群位置検出工程と、
前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査する吐出検査工程とを有し、
前記第1群位置検出工程では、
前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
この記録ヘッドを前記第2群の記録ヘッドに変更するとともに、前記第2群の記録ヘッドの何れかを前記第1群の記録ヘッドに変更して、
変更後の前記第1群の記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を検出することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載のインク吐出検査方法において、
前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列に配設された2つの記録ヘッドを含めることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7または8記載のインク吐出検査方法において、
前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列、かつ最も離れて配設された2つの記録ヘッドを含めることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載のインク吐出検査方法において、
前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドとは異なる列に配設された記録ヘッドを含めることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項9または10記載のインク吐出検査方法において、
前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドの列とは最も離れた列に配設された記録ヘッドを含めることを特徴とする。
請求項1,2,7,8に記載の発明によれば、複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについては、インク吐出検査部の近傍でキャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出し、複数の記録ヘッドのうち、第2群の記録ヘッドについては、第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出し、キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するので、各記録ヘッドについて検査用キャリッジ位置をインク吐出検査部で別個に検出する場合と異なり、第2群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の検出時間を短縮することができる。
また、第1群の記録ヘッドとして少なくとも2つの記録ヘッドを用いるので、製造誤差などによってキャリッジの向きが走査方向等に傾いた状態となっている場合であっても、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を正確に検出することができる。
以上より、記録媒体にインクを吐出することなく、インク吐出状態を短時間で正確に検査することができる。
また、このうち請求項1,7に記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、当該記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置として前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いるので、第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良であっても、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を正確に検出することができる。よって、インク吐出状態を正確に検査することができる。
また、請求項2,8に記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、この記録ヘッドを第2群の記録ヘッドに変更するとともに、第2群の記録ヘッドの何れかを第1群の記録ヘッドに変更して、変更後の前記第1群の記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を検出するので、第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良であっても、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を正確に検出することができる。よって、インク吐出状態を正確に検査することができる。
請求項,9記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドとして、複数の記録ヘッドのうち、キャリッジ上で同列に配設された2つの記録ヘッドを用いるので、製造誤差などによってキャリッジの向きが傾いた状態となっている場合であっても、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置をより正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をより正確に検査することができる。
請求項,10記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドとして、複数の記録ヘッドのうち、キャリッジ上で同列、かつ最も離れて配設された2つの記録ヘッドを用いるので、製造誤差などによってキャリッジの向きが傾いた状態となっている場合であっても、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置をいっそう正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をいっそう正確に検査することができる。
請求項,11記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドとして、前記2つの記録ヘッドに加え、キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドとは異なる列に配設された記録ヘッドを更に用いるので、製造誤差などによってキャリッジの向きが傾いた状態となっている場合であっても、その傾きによる位置のずれを検出することができる。そして、このような傾きによる位置ずれが各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に加味されるため、検査用キャリッジ位置をいっそう正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をいっそう正確に検査することができる。
請求項,12記載の発明によれば、第1群の記録ヘッドとして、前記2つの記録ヘッドに加え、キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドの列とは最も離れた列に配設された記録ヘッドを更に用いるので、製造誤差などによってキャリッジの向きが傾いた状態となっている場合であっても、その傾きによる位置のずれを検出することができる。そして、このような傾きによる位置ずれが各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に加味されるため、検査用キャリッジ位置をいっそう正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をいっそう正確に検査することができる。
以下、本発明に係るインクジェットプリンタについて、図面を参照しつつ説明する。
図1は、インクジェットプリンタ1の概略構成を示す側面図である。
この図に示すように、インクジェットプリンタ1は、記録媒体Kを搬送する搬送装置20と、記録ヘッド31によって記録媒体Kに画像を出力する画像記録部2と、記録ヘッド31にメンテナンスを行うメンテナンス部19とを備えている。
搬送装置20は、図示しない回転ローラ等を有しており、記録領域Dにおいて記録媒体Kを裏面側からプラテン(図示せず)で支持しつつ、搬送方向Yに搬送するようになっている。
画像記録部2は、記録媒体Kの上方に配設されたキャリッジレール30を有している。
キャリッジレール30は、搬送方向Yの直交方向(以下、走査方向Xとする)に延在しており、より詳細には、記録領域Dを挟んでホームポジション領域Cからクリーニング領域Eに亘って延在している。このキャリッジレール30には、キャリッジ3が支持されている。
キャリッジ3は、キャリッジレール30に沿ってホームポジション領域Cからクリーニング領域Eにかけて走査方向Xに移動するようになっている。このキャリッジ3には、ノズルから記録媒体Kに対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッド31が搭載されている。
これら記録ヘッド31は、図2に示すように、水平面内で2次元的に配設されている。具体的には、キャリッジ3上には、24個の記録ヘッド31が千鳥状に配設されている。なお、以下の説明においては、これらの記録ヘッド31に対して便宜的に識別番号を添え字で付し、例えば1番目の記録ヘッド31を記録ヘッド31(1),2番目の記録ヘッド31を記録ヘッド31(2)として説明を行う。
これら24個の記録ヘッド31(1)〜31(24)のうち、記録ヘッド31(1),31(4),31(7),31(10),31(13),31(16),31(19),31(22)の8個は、クリーニング領域E側からホームポジション領域C側に向かって走査方向Xに配列され、ヘッド列310Aを形成している。同様に、記録ヘッド31(2),31(5),31(8),31(11),31(14),31(17),31(20),31(23)の8個は、走査方向Xに配列されてヘッド列310Bを形成している。また、記録ヘッド31(3),31(6),31(9),31(12),31(15),31(18),31(21),31(24)の8個は、走査方向Xに配列されてヘッド列310Cを形成している。これらヘッド列310A〜310Cは搬送方向Yの上流側から下流側に向かってこの順に配設されており、ヘッド列310Bはヘッド列310A,310Cに対して走査方向Xに記録ヘッド31の配設間隔の半分の長さだけずれた状態となっている。
ここで、本実施の形態においては、キャリッジ3上における各記録ヘッド31の設計上の位置関係は、図3(a)に示す通りとなっている。即ち、ヘッド列310A〜310C内で走査方向Xに隣接する各記録ヘッド31のノズル列300のずれ量(間隔)はそれぞれ40mmとなっており、ヘッド列310Bの各記録ヘッド31のノズル列300はヘッド列310A,310Cの各記録ヘッド31のノズル列300に対して走査方向Xに20mmだけずれた状態となっている。また、搬送方向Yにおけるヘッド列310A〜310Cのずれ量(間隔)は、40mmとなっている。
また、本実施の形態においては、上述の図2に示すように、記録ヘッド31(1)〜31(3)はダークブラック(DK)、記録ヘッド31(4)〜31(6)はダークシアン(DC)、記録ヘッド31(7)〜31(9)はダークマゼンタ(DM)、記録ヘッド31(10)〜31(12)はダークイエロー(DY)、記録ヘッド31(13)〜31(15)はライトブラック(LK)、記録ヘッド31(16)〜31(18)はライトシアン(LC)、記録ヘッド31(19)〜31(21)はライトマゼンタ(LM)、記録ヘッド31(22)〜31(24)はライトイエロー(LY)のインクを吐出するようになっている。
以上の各記録ヘッド31には、インクを一時的に貯留しつつ記録ヘッド31に供給するサブタンク(図示せず)が接続されている。
メンテナンス部19は、図1に示すように、保湿ユニット5及びクリーニングユニット4を有している。
保湿ユニット5は、待機状態の記録ヘッド31の吐出面の保湿を行うものであり、ホームポジション領域Cに配設されている。この保湿ユニット5は、記録ヘッド31のインクを保湿する複数の保湿キャップ50を備えている。これらの保湿キャップ50は、キャリッジ3に搭載された記録ヘッド31の吐出面を同時に覆うことができるよう、各記録ヘッド31に対応して24個配列されている。
一方、クリーニングユニット4は、所定のタイミングで記録ヘッド31をクリーニングするものであり、クリーニング領域Eに配設されている。このクリーニングユニット4は、ホームポジション領域Cからクリーニング領域Eに向かってインク吐出検査部44、清掃ブレード43及び吸引キャップ40をこの順に備えている。
清掃ブレード43は、可撓性の板状部材であり、各記録ヘッド31の吐出面を擦ることによって当該吐出面からインクを拭き取るようになっている。
インク吐出検査部44は、図4に示すように、互いに対向して配設された発光素子45a及び受光素子45bを有している。
発光素子45aは、インク滴の通過を検出するための検出光49を出射するものであり、本実施の形態においては、光軸48を搬送方向Yに向け、かつ記録ヘッド31によるインク滴の飛翔経路に交差させて配設されている。なお、このような発光素子45aとしては、LED(Light Emitting Diode)などを用いることができる。
受光素子45bは、発光素子45aから出射された検出光49を垂直に受光するものであり、発光素子45aの光軸48上に配設されている。なお、このような受光素子45bとしては、フォトダイオードなどを用いることができる。また、図4では図示していないが、受光素子45bの周囲には、外光を遮断する筐状のシールドケースが配置されており、当該シールドケースにおける発光素子45aとの対向面には、検出光49を通過させる検知穴が設けられている。
これら発光素子45a及び受光素子45bの間には、有底の矩形箱状のインク受け皿46が配設されている。このインク受け皿46は、長辺を光軸48と平行に向けた状態、即ち、長辺を搬送方向Yに向けた状態となっており、記録ヘッド31から吐出されたインクを受けるようになっている。
以上のインク吐出検査部44は、各記録ヘッド31のインク吐出状態を検査するために最適な走査方向Xでのキャリッジ位置(以下、検査用キャリッジ位置とする)にキャリッジ3を配置した状態で、記録ヘッド31のノズルからインク滴を吐出させつつ発光素子45aからの検出光49を受光素子45bで受光し、インク滴が検出光49を通過するときの受光量の変化を検出することにより、当該記録ヘッド31のインク吐出状態を検査するようになっている。ここで、本実施の形態においては、検査用キャリッジ位置として、検査対象の記録ヘッド31のノズル列300(図3,図9参照)が光軸48に最も近接するキャリッジ位置を用いている。
吸引キャップ40は、図1に示すように、クリーニング処理時に上昇して記録ヘッド31の吐出面を覆うものであり、各記録ヘッド31に対応して24個配列されている。この吸引キャップ40には、吸引ポンプ41を介して廃インクタンク42が接続されている。
吸引ポンプ41は、シリンダーポンプやチューブポンプを有しており、吸引キャップ40が吐出面を覆った状態において、インク吐出口から記録ヘッド31の内部のインクを異物とともに吸引するようになっている。
続いて、インクジェットプリンタ1の機能構成について説明する。
図5は、インクジェットプリンタ1の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、インクジェットプリンタ1は、インターフェース(I/F)10、画像メモリ11、メモリコントローラ12、ヘッドドライバ13、モータコントローラ14、検査用キャリッジ位置記憶部16、設計位置データ記憶部17及び制御部9を備えている。
インターフェース10は、ホストパソコン100をインクジェットプリンタ1に接続するものであり、当該ホストパソコン100から画像データや制御コマンドを受信するようになっている。
画像メモリ11は、画像データを読出可能に記憶するようになっている。
メモリコントローラ12は、インターフェース10から送信された画像データを画像メモリ11やヘッドドライバ13との間で送受信するものである。具体的には、メモリコントローラ12は、インターフェース10から送信された画像データを画像メモリ11に一時記憶させた後、記録すべき部分の画像データを画像メモリ11から順次読み出してヘッドドライバ13に送信するようになっている。
ヘッドドライバ13は、メモリコントローラ12から送信された画像データを記録ヘッド31に順次送信することにより、当該記録ヘッド31に画像を記録させるようになっている。
モータコントローラ14は、キャリッジ3を駆動させるための主走査モータ140や、搬送装置を駆動させるための副走査モータ141を制御するようになっている。
検査用キャリッジ位置記憶部16は、本発明における検出結果記憶部であり、各記録ヘッド31について、インク吐出検査部44による検査用キャリッジ位置を記憶するようになっている。
設計位置データ記憶部17は、キャリッジ3上における各記録ヘッド31(1)〜31(24)の設計上の位置関係を示す設計位置データを記憶するものであり、具体的には、上述の図3の内容を記憶している。
制御部9は、CPUやROM、RAM等で構成されており、インクジェットプリンタ1の各部を駆動制御するようになっている。
例えば、この制御部9は、インク吐出検査部44によって各記録ヘッド31のインク吐出状態を検査する場合に、24個の記録ヘッド31(1)〜31(24)のうち、2つの記録ヘッド31を第1群、それ以外の記録ヘッド31を第2群の記録ヘッド31とし、第1群の記録ヘッド31についてはインク吐出検査部44の近傍でキャリッジ3を移動させつつインクを吐出させることにより検査用キャリッジ位置を検出する一方、第2群の記録ヘッド31については、第1群の記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置と、設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出し、これらの検査用キャリッジ位置に基づいてインク吐出状態を検査するようになっている。
なお、本実施の形態においては、制御部9は、キャリッジ3上で同列(ヘッド列310A)かつ最も離れて配設された記録ヘッド31(1),31(22)を第1群とし、これ以外の記録ヘッド31を第2群として扱うようになっている。
続いて、画像記録時におけるインクジェットプリンタ1の動作について説明する。
まず、制御部9が搬送装置20による記録媒体Kの搬送を停止させた状態で、キャリッジ3を記録領域D上で走査方向Xに1回走査させる。キャリッジ3が走査すると、記録ヘッド31がキャリッジ3に追従して走査する。
この走査の際に、制御部9が画像データに基づいて各記録ヘッド31のノズルから記録媒体Kに向かってインクを吐出させる。
以降、記録媒体Kを所定量だけ搬送する毎に上記の各動作を繰り返すことにより、各プロセスカラーの複数のドットからなる所望の画像が記録媒体Kの表面に順次記録される。
続いて、インク吐出状態の検査時におけるインクジェットプリンタ1の動作について説明する。
まず、制御部9がキャリッジ3をクリーニング領域Eに移動させ、清掃ブレード43によって各記録ヘッド31の吐出面からインクを拭き取らせる。
次に、制御部9は、各記録ヘッド31について検査用キャリッジ位置を検出する検査位置検出処理を行う。
この検査位置検出処理では、まず制御部9は、図6に示すように、キャリッジ3を走査させて第1群の記録ヘッド31(1)をインク吐出検査部44の近傍に移動させる(ステップS1)。また、このとき制御部9は、発光素子45aに検出光49を出射させ始める。
次に、制御部9は、記録ヘッド31(1)について、検査用キャリッジ位置を検出する(ステップS2。第1群検出工程)。
具体的には、上述の図4(a)に示すように、まず制御部9は、キャリッジ3によって記録ヘッド31(1)を一方向、本実施の形態においてはクリーニング領域E側(図中の右側)からホームポジション領域C側(図中の左側)に向かう方向に移動させて検出光49上を通過させつつ、当該記録ヘッド31(1)の各ノズルからインクを吐出させる。このとき、制御部9は、検出光49のクリーニング領域E側(図中の右側)の縁部を記録ヘッド31(1)が通過するときのキャリッジ3の位置(以下、第1通過位置とする。図中の波線を参照)を、受光素子45bの出力変化に基づいて検出する。同様に、制御部9は、図4(b)に示すように、キャリッジ3によって記録ヘッド31(1)を逆方向、本実施の形態においてはホームポジション領域C側(図中の左側)からクリーニング領域E側(図中の右側)に向かう方向に移動させて検出光49上を通過させつつ、当該記録ヘッド31(1)の各ノズルからインクを吐出させる。また、このとき、制御部9は、検出光49のホームポジション領域C側(図中の左側)の縁部を記録ヘッド31(1)が通過するときのキャリッジ3の位置(以下、第2通過位置とする。図中の波線を参照)を受光素子45bの出力変化に基づいて検出する。そして、制御部9は、図4(c)に示すように、検出された第1通過位置,第2通過位置の中間位置を算出し、この中間位置を記録ヘッド31(1)についての検査用キャリッジ位置とする(図中、中央の一点鎖線を参照)。
記録ヘッド31(1)について検査用キャリッジ位置が検出されたら、制御部9は、図6に示すように、この検査用キャリッジ位置を検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させた後、キャリッジ3を走査させて第1群の記録ヘッド31(22)をインク吐出検査部44の近傍に移動させる(ステップS3)。
次に、制御部9は、上述のステップS2と同様にして、記録ヘッド31(22)について検査用キャリッジ位置を検出する(ステップS4。第1群検出工程)。
記録ヘッド31(22)について検査用キャリッジ位置が検出されたら、制御部9は、この検査用キャリッジ位置を検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させた後、記録ヘッド31(1),31(22)以外の第2群の記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置を算出する(ステップS5。第2群検出工程)。
具体的には、制御部9は、記録ヘッド31(1),31(22)について検出した検査用キャリッジ位置と、設計位置データ記憶部17における設計位置データとに基づいて、第2群の各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出し、検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させる。
例えば、キャリッジ3上での各記録ヘッド31の設計位置が上述の図3(a)の通りであり、図3(b)に示すように、記録ヘッド31(1)の検査用キャリッジ位置から記録ヘッド31(22)の検査用キャリッジ位置までの距離が280.280mmであった場合には、制御部9は、図7に示すようにして各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出する。即ち、この場合には、記録ヘッド31(1),31(22)の間隔が設計上の間隔である280mm(=20×14)から0.280mmだけ長くなっていることとなるため、走査方向Xにおいて記録ヘッド31(1)からP個分(=20mm×P)だけずれて設計されている記録ヘッド31については、記録ヘッド31(1)の検査用キャリッジ位置に対して{記録ヘッド31(1)との設計値上での走査方向Xの間隔}+{記録ヘッド1個当たりでの走査方向Xにおける設計値からのずれ量(=0.280/14mm)}×Pだけ走査方向Xにオフセットされた位置を検査用キャリッジ位置として算出する。なお、記録ヘッド31(1)からP個分(=20mm×P)だけずれて設計されている記録ヘッド31とは、例えばP=1であれば記録ヘッド31(2)であり、P=2であれば記録ヘッド31(4),31(6)である。また、この図では、記録ヘッド31(1)についての検査用キャリッジ位置を基準として、検査用キャリッジ位置を図示している。
これにより全ての記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置を取得したら、制御部9はキャリッジ3を待機位置(例えばインク吐出検査部44の近傍)に移動させ(ステップS6)、検査位置検出処理を終了する。
ここで、以上の検査位置検出工程において、記録ヘッド31(1),31(22)がインクの吐出不良である結果、当該記録ヘッド31について検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、制御部9は、その記録ヘッド31についての今回の検査用キャリッジ位置として、検査用キャリッジ位置記憶部16に前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いるようになっている。
そして、制御部9は、キャリッジ3を各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置に順次移動させて、当該記録ヘッド31のインク吐出状態をインク吐出検査部44によって検査する(吐出検査工程)。
以上のインクジェットプリンタ1によれば、複数の記録ヘッド31のうち、2つの第1群の記録ヘッド31(1),31(22)については、インク吐出検査部44の近傍でキャリッジ3を移動させつつインクを吐出させることにより検査用キャリッジ位置を検出し、第2群の記録ヘッド31については、第1群の記録ヘッド31(1),31(22)について検出された検査用キャリッジ位置と、設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出し、キャリッジ3を各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置に移動させて当該記録ヘッド31のインク吐出状態を検査するので、各記録ヘッド31について検査用キャリッジ位置をインク吐出検査部44で別個に検出する場合と異なり、第2群の記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置の検出時間を短縮することができる。
また、第1群の記録ヘッド31として2つの記録ヘッド31(1),31(22)を用いるので、製造誤差などによってキャリッジ3の向きが走査方向等に傾いた状態となっている場合であっても、各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を正確に検出することができる。
以上より、記録媒体Kにインクを吐出することなく、インク吐出状態を短時間で正確に検査することができる。
また、上述のように第1群の記録ヘッド31(1),31(22)については、インク吐出検査部44の近傍でキャリッジ3を移動させつつインクを吐出させることで検査用キャリッジ位置を検出し、第2群の記録ヘッド31については、第1群の記録ヘッド31(1),31(22)について検出された検査用キャリッジ位置と、設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出するので、第2群の記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置が、第1群の検査用キャリッジ位置に対して相対的に算出される。従って、キャリッジ3の位置制御を行うためのリニアエンコーダに機械的,制御的な誤差が生じた場合や、主走査モータ140からキャリッジ3に対して駆動力を伝達するための機構に機械的な誤差が生じた場合など、制御部9に認識されるキャリッジ3の位置と実際のキャリッジ3の位置とにずれが生じ得る場合であっても、これらの誤差の影響を低減した検査用キャリッジ位置で各記録ヘッド31のインク吐出状態を検査することができるため、インク吐出状態をより正確に検査することができる。
また、第1群の記録ヘッド31として、キャリッジ3上で同列、かつ最も離れて配設された記録ヘッド31(1),31(22)を用いるので、製造誤差などによってキャリッジ3の向きが傾いた状態となっている場合であっても、各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置をより正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をより正確に検査することができる。
また、第1群の記録ヘッド31(1),31(22)がインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、当該記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置として検査用キャリッジ位置記憶部16に前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いるので、第1群の記録ヘッド31(1),31(22)がインクの吐出不良であっても、各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を正確に検出することができる。よって、インク吐出状態を正確に検査することができる。
[変形例]
次に、上記実施の形態の変形例について説明する。なお、上記実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述の図5に示すように、本変形例に係るインクジェットプリンタ1Aは、制御部9の代わりに制御部9Aを備えている。
この制御部9Aは、3つの記録ヘッド31を第1群として扱うようになっており、より詳細には、キャリッジ3上で同列(ヘッド列310A)かつ最も離れて配設された記録ヘッド31(1),31(22)と、ヘッド列310Aから最も離れたヘッド列310Cに配設された記録ヘッド31(3)とを、第1群として扱うようになっている。
続いて、インク吐出状態の検査時におけるインクジェットプリンタ1Aの動作について説明する。但し、本変形例におけるインクジェットプリンタ1Aの動作では、検査位置検出工程のみが上記インクジェットプリンタ1の動作と異なっているため、以下では検査位置検出工程についてのみ説明を行う。
この検査位置検出処理では、図8に示すように、まず制御部9は、キャリッジ3を走査させて第1群の記録ヘッド31(1)をインク吐出検査部44の近傍に移動させる(ステップT1)。また、このとき制御部9は、発光素子45aに検出光49を出射させ始める。
次に、制御部9は、上記ステップS2と同様にして、記録ヘッド31(1)について検査用キャリッジ位置を検出する(ステップT2。第1群検出工程)。
記録ヘッド31(1)について検査用キャリッジ位置が検出されたら、制御部9は、この検査用キャリッジ位置を検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させた後、キャリッジ3を走査させて記録ヘッド31(3)をインク吐出検査部44の近傍に移動させる(ステップT3)。
次に、制御部9は、上述のステップT2と同様にして、記録ヘッド31(3)について検査用キャリッジ位置を検出する(ステップT4。第1群検出工程)。
記録ヘッド31(3)について検査用キャリッジ位置が検出されたら、制御部9は、この検査用キャリッジ位置を検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させた後、キャリッジ3を走査させて記録ヘッド31(22)をインク吐出検査部44の近傍に移動させる(ステップT5)。
次に、制御部9は、上述のステップT2と同様にして、記録ヘッド31(22)について検査用キャリッジ位置を検出する(ステップT6。第1群検出工程)。
記録ヘッド31(22)について検査用キャリッジ位置が検出されたら、制御部9は、この検査用キャリッジ位置を検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させた後、記録ヘッド31(1),31(3),31(22)以外の第2群の記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置を算出する(ステップT7。第2群検出工程)。
具体的には、制御部9は、記録ヘッド31(1),31(3),31(22)について検出した検査用キャリッジ位置と、設計位置データ記憶部17における設計位置データとに基づいて、第2群の各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出し、検査用キャリッジ位置記憶部16に記憶させる。
例えば、キャリッジ3上での各記録ヘッド31の設計位置が上述の図3(a)の通りであり、図9に示すように、記録ヘッド31(1)の検査用キャリッジ位置から記録ヘッド31(22),31(3)の検査用キャリッジ位置までの距離(但し、クリーニング領域Eからホームポジション領域Cに向かう方向を正とする)が280.280mm,−0.100mmであった場合には、制御部9は、図10に示すようにして各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置を算出する。即ち、この場合には、走査方向Xにおいて記録ヘッド31(1),31(22)の間隔が設計上の間隔である280mm(=20×14)から0.280mmだけ長くなっており、記録ヘッド31(1),31(3)の間隔が設計上の間隔である0mmから−0.100mmだけ長くなっていることとなるため、記録ヘッド31(1)から走査方向XでP個分(=20mm×P)、搬送方向YでQ個分だけずれて設計されている記録ヘッド31については、記録ヘッド31(1)の検査用キャリッジ位置に対して{記録ヘッド31(1)との設計値上での走査方向Xの間隔}+{記録ヘッド1個当たりでの走査方向Xにおける設計値からのずれ量(=0.280/14mm)}×P+{−0.100mm}/2×Qだけ走査方向Xにオフセットされた位置を検査用キャリッジ位置として算出する。なお、この図では、記録ヘッド31(1)についての検査用キャリッジ位置を基準として、検査用キャリッジ位置を図示している。
そして、以上により全ての記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置を取得したら、制御部9はキャリッジ3を待機位置(例えばインク吐出検査部44の近傍)に移動させ(ステップT8)、検査位置検出処理を終了する。
以上のインクジェットプリンタ1Aによれば、上記実施の形態と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、第1群の記録ヘッド31はキャリッジ3上で同列(ヘッド列310A)に配設された2つの記録ヘッド31(1),31(22)に加え、ヘッド列310Aとは最も離れたヘッド列310Cに配設された記録ヘッド31(3)を更に用いるので、製造誤差などによってキャリッジ3の向きが傾いた状態となっている場合であっても、その傾きによる位置のずれを検出することができる。そして、このような傾きによる位置ずれが各記録ヘッド31の検査用キャリッジ位置に加味されるため、検査用キャリッジ位置をいっそう正確に検出することができる。よって、インク吐出状態をいっそう正確に検査することができる。
尚、本実施の形態における記述は、本発明に係るインクジェットプリンタの一例であり、これに限定されるものではない。細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態及び変形例においては、第1群の記録ヘッド31がインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、当該記録ヘッド31についての検査用キャリッジ位置として検査用キャリッジ位置記憶部16に前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いることとして説明したが、吐出不良の記録ヘッド31を第2群の記録ヘッド31に変更するとともに、第2群の記録ヘッド31の何れかを第1群の記録ヘッド31に変更して、変更後の第1群の記録ヘッド31について検査用キャリッジ位置を検出することとしても良い。この場合であっても、第1群の記録ヘッド31がインクの吐出不良の場合に、各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を正確に検出し、インク吐出状態を正確に検査することができる。
本発明に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す側面図である。 キャリッジ上での記録ヘッドの配設状態を示す図である。 記録ヘッドの間隔を示す図である。 インク吐出検査部による検査用キャリッジ位置の検出方法を説明するための図である。 本発明に係るインクジェットプリンタの概略構成を示すブロック図である。 検査位置検出処理を示すフローチャートである。 第2群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の算出方法を示す図である。 変形例における検査位置検出処理を示すフローチャートである。 変形例における記録ヘッドの間隔を示す図である。 変形例における第2群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の算出方法を示す図である。
符号の説明
1,1A インクジェットプリンタ
3 キャリッジ
9,9A 制御部
16 検査用キャリッジ位置記憶部(検出結果記憶部)
31 記録ヘッド
44 インク吐出検査部
45a 発光素子
45b 受光素子
49 検出光
K 記録媒体

Claims (12)

  1. ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
    前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部と、
    前記キャリッジ、前記記録ヘッド及び前記インク吐出検査部を制御する制御部とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    前記制御部は、
    前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについては、
    前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出し、
    前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについては、
    前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出し、
    前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査し、
    当該インクジェットプリンタは、
    前記第1群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の検出結果を記憶する検出結果記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
    当該記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置として、前記検出結果記憶部に前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
    前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部と、
    前記キャリッジ、前記記録ヘッド及び前記インク吐出検査部を制御する制御部とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    前記制御部は、
    前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについては、
    前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出し、
    前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについては、
    前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出し、
    前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査し、
    前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
    この記録ヘッドを前記第2群の記録ヘッドに変更するとともに、前記第2群の記録ヘッドの何れかを前記第1群の記録ヘッドに変更して、
    変更後の前記第1群の記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を検出することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1または2記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列に配設された2つの記録ヘッドを含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項1または2記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列、かつ最も離れて配設された2つの記録ヘッドを含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 請求項または記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドとは異なる列に配設された記録ヘッドを含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 請求項または記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記第1群の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドの列とは最も離れた列に配設された記録ヘッドを含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  7. ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
    前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部とを備えたインクジェットプリンタで前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査方法において、
    前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについて、前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、インク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出する第1群位置検出工程と、
    前記第1群の記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置の検出結果を記憶する記憶工程と、
    前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについて、前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出する第2群位置検出工程と、
    前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査する吐出検査工程とを有し、
    前記第1群位置検出工程では、
    前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
    当該記録ヘッドについての検査用キャリッジ位置として、前記記憶工程にて前回記憶された検査用キャリッジ位置を用いることを特徴とするインク吐出検査方法。
  8. ノズルから記録媒体に対してインク滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記複数の記録ヘッドを2次元的に配列して搭載するとともに、当該記録ヘッドとともに移動可能なキャリッジと、
    前記ノズルから吐出されるインク滴の飛翔経路に当該インク滴の通過を検出するための検出光を発光素子から出射して受光素子で受光させ、前記インク滴が前記検出光を通過するときの受光量の変化により前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査部とを備えたインクジェットプリンタで前記記録ヘッドのインク吐出状態を検査するインク吐出検査方法において、
    前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも2つの第1群の記録ヘッドについて、前記インク吐出検査部の近傍で前記キャリッジを移動させつつインクを吐出させることにより、インク吐出状態を検査するための検査用キャリッジ位置を検出する第1群位置検出工程と、
    前記複数の記録ヘッドのうち、前記第1群以外の第2群の記録ヘッドについて、前記第1群の記録ヘッドについて検出された検査用キャリッジ位置と、前記キャリッジ上における各記録ヘッドの設計上の位置を示す設計位置データとに基づいて、当該記録ヘッドの検査用キャリッジ位置を算出する第2群位置検出工程と、
    前記キャリッジを各記録ヘッドの検査用キャリッジ位置に移動させて、当該記録ヘッドのインク吐出状態を検査する吐出検査工程とを有し、
    前記第1群位置検出工程では、
    前記第1群の記録ヘッドがインクの吐出不良である結果、検査用キャリッジ位置が検出不能である場合には、
    この記録ヘッドを前記第2群の記録ヘッドに変更するとともに、前記第2群の記録ヘッドの何れかを前記第1群の記録ヘッドに変更して、
    変更後の前記第1群の記録ヘッドについて、検査用キャリッジ位置を検出することを特徴とするインク吐出検査方法。
  9. 請求項7または8記載のインク吐出検査方法において、
    前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列に配設された2つの記録ヘッドを含めることを特徴とするインク吐出検査方法。
  10. 請求項7または8記載のインク吐出検査方法において、
    前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で同列、かつ最も離れて配設された2つの記録ヘッドを含めることを特徴とするインク吐出検査方法。
  11. 請求項9または10記載のインク吐出検査方法において、
    前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドとは異なる列に配設された記録ヘッドを含めることを特徴とするインク吐出検査方法。
  12. 請求項9または10記載のインク吐出検査方法において、
    前記第1群の記録ヘッドには、前記複数の記録ヘッドのうち、前記キャリッジ上で前記2つの記録ヘッドの列とは最も離れた列に配設された記録ヘッドを含めることを特徴とするインク吐出検査方法。
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