JP2010058276A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】投光機と受光機との衝突のおそれがなく、通信距離を無駄に長くする必要がなく、記録領域外に配置される各種装置の位置に制約を与えることがなく、キャリッジ側とプリンタ本体側との間で光通信することのできるインクジェットプリンタを提供すること。
【解決手段】記録ヘッド3を搭載したキャリッジ1をプリンタ本体に主走査方向に移動可能に設け、キャリッジ1側とプリンタ本体側との間の通信を、投光機8及び受光機9のうちの一方をキャリッジ1側に配置し、他方をプリンタ本体側に配置し、投光機8及び受光機9のうちのプリンタ本体側に配置した方を、キャリッジ1側に配置した方よりも下位に配置すると共に、投光機8及び受光機9の各々の光軸L1、L2が主走査方向に対して斜めとなるように取り付ける。
【選択図】 図8

Description

本発明はインクジェットプリンタに関し、詳しくは、ノズルからインクを吐出する記録ヘッドを、プリンタ本体に主走査方向に移動可能に設けられたキャリッジ上に搭載し、キャリッジ側とプリンタ本体側との間の通信を、投光機と受光機を用いた光通信によって行うようにしたインクジェットプリンタに関する。
ノズルからインクを吐出する記録ヘッドをキャリッジに搭載し、該キャリッジをプリンタ本体に主走査方向に移動可能に設けたインクジェットプリンタにおいて、キャリッジ側とプリンタ本体側との間の通信を、投光機と受光機を用いた光通信によって行うようにしたものが知られている(特許文献1、2)。
これによると、キャリッジ側とプリンタ本体側との間を従来のリボンケーブル等の信号線を用いて接続する場合に生じる問題を解決することができる。
特開平6−143725号公報 特開平7−108737号公報
しかし、この場合、次のような新たな課題がある。
すなわち、投光機と受光機とのうちの一方をキャリッジ側に、他方をプリンタ本体側に配置した場合、両者の光軸を合わせるため、投光機と受光機を光軸が主走査方向に沿って同一軸となるように対向させて配置するようにしている。図16はキャリッジ100に受光機101を設け、プリンタ本体に投光機102を設けた態様を示している。
このとき、キャリッジ100が主走査方向に沿ってオーバーランした場合、投光機102と受光機101とが衝突して破壊されてしまうおそれがある。このため、キャリッジ100のオーバーランを検出するためのセンサ103を設け、このセンサ103によってオーバーランが検出された場合にキャリッジ100を強制的に停止させるための手段を講じる必要があり、部品数増によって構造が複雑化すると共にコスト増を招く問題がある。
また、投光機又は受光機をプリンタ本体側に配置する場合、取り付ける位置がプリンタ本体のカバー等の比較的たわみ易い外装部材であるような場合、位置ズレが大きくなり、精度のよい通信ができなくなるおそれがあり、そのために、金属ステー等の安定した取付け部材を追加すると、やはり部品数増によるコスト増の問題や追加部材の取付けスペースの確保の問題がある。
更に、キャリッジ100の主走査方向の移動範囲は、図16のように投光機102と受光機101とが対向しているため、最大で投光機102の取付け位置までの範囲に限定されることになる。プリンタ本体には、図17に示すように、記録ヘッドによる記録領域外に、記録ヘッドの各ノズルからのインク吐出の有無を検出するためのノズル欠検知装置104や、記録ヘッドのノズル面をワイピングしたり、ノズルからインクを吸引したりするメンテナンス装置105等を配置する場合があるが、これらの装置は、プリンタ本体側の投光機102の取付け位置よりも遠い側に配置することができず、いずれも投光機102よりも内側に配置せざるを得なくなる。
この場合、プリンタ本体側の投光機102の取付け位置を、図17のようにノズル欠検知装置104やメンテナンス装置105よりも外側にすると、キャリッジ100側の受光機101とプリンタ本体側の投光機102との間の通信距離が無駄に長くなってしまう。ノズル欠検知装置104によって欠検知を行う場合は、キャリッジ100側とプリンタ本体側との間で検出信号等の各種信号を頻繁に送受信する必要があるが、メンテナンス装置105によってメンテナンスを行う場合は、プリンタ本体側の制御だけで稼働するため、キャリッジ100側とプリンタ本体側との間で通信を行う必要がないためである。通信距離が長くなると、受光感度を上げるために増幅率を上げること等によってノイズの影響を受け易くなり、精度良く通信を行うことが困難になる問題がある。
このため、図18(a)のように、メンテナンス装置105をプラテン106側に配置したり、図18(b)のように、メンテナンス装置105を、プラテン106を間に挟んでノズル欠検知装置104と反対側に配置したりすれば、投光機102の位置を、ノズル欠検知装置104に位置したキャリッジ100側の受光機101に近接させて配置することができ、通信距離が短くなって精度良く通信を行うことができるようになるが、次のような問題がある。
一般に、ノズル欠検知は所定のタイミングでキャリッジ100がノズル欠検知装置104の位置まで移動して来ることによって実行され、ノズル欠検知の結果、ノズルが正常であれば、直ぐにキャリッジ100を記録領域内まで戻して次の記録を再開することができるように、プラテン106に隣接して配置されることが望まれる。ここで、ノズル欠検知の結果、ノズル詰まり等の異常が発見された場合は、キャリッジ100をメンテナンス装置105の位置まで移動させてメンテナンスを行う必要がある。
ところが、図18(a)の場合では、ノズル欠検知を行う際、ノズル欠検知装置104の位置までメンテナンス装置105を越えてキャリッジ100を移動させなくてはならず、ノズル欠検知の結果、ノズルが正常でメンテナンスが不要の場合に記録を直ちに再開させたい場合も、ノズル欠検知装置104からメンテナンス装置105を越えてキャリッジ100を移動させなくてはならず、キャリッジ100の移動に無駄が多くなり、それだけ次の記録を再開するまでに時間が掛かってしまい、プリンタの記録速度を低下させる原因となってしまう。
また、図18(b)の場合では、キャリッジ100をノズル欠検知装置104まで移動させる際の無駄はなくなるが、ノズル欠検知の結果、ノズルが異常でメンテナンスが必要な場合、ノズル欠検知装置104からメンテナンス装置105までプラテン106を越えて長い距離を移動させなくてはならず、やはり、上記同様にプリンタの記録速度を低下させる原因となってしまう。
そこで、本発明は、投光機と受光機とが衝突するおそれがなく、また、通信距離を無駄に長くする必要がなく、更に、記録領域外に配置される各種装置の位置に制約を与えることがなく、キャリッジ側とプリンタ本体側との間で光通信することのできるインクジェットプリンタを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、ノズルからインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジをプリンタ本体に主走査方向に移動可能に設け、前記キャリッジ側と前記プリンタ本体側との間の通信を、投光機及び受光機のうちの一方を前記キャリッジ側に配置し、他方を前記プリンタ本体側に配置することによって光通信によって行うようにしたインクジェットプリンタであって、前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方を、前記キャリッジ及び該キャリッジと共に移動する部材の主走査方向に沿う移動経路上から外れた位置に取り付けられていると共に、前記投光機及び前記受光機の各々の光軸が主走査方向に対して斜めとなるように取り付けられていることを特徴とするインクジェットプリンタである。
請求項2記載の発明は、前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方が、前記キャリッジ側に配置した方よりも下位に配置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタである。
請求項3記載の発明は、前記投光機及び前記受光機は、前記プリンタ本体を平面視した場合、互いの光軸が同一直線上となるように配置されていることを特徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタである。
請求項4記載の発明は、前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方が、前記キャリッジ側に配置した方よりも、副走査方向に沿うプリンタ本体の手前側又は奥側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタである。
請求項5記載の発明は、前記投光機及び前記受光機は、前記プリンタ本体を正面視した場合、互いの光軸が同一直線上となるように配置されていることを特徴とする請求項4記載のインクジェットプリンタである。
請求項6記載の発明は、前記投光機は複数設けられ、それぞれ取付け角度を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
請求項7記載の発明は、前記受光機は複数設けられ、それぞれ取付け角度を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
請求項8記載の発明は、前記投光機及び前記受光機の取付け角度は、互いの光軸の一致点が、通信動作時における前記キャリッジの主走査方向移動範囲両端の中間位置よりも遠い側寄りとなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
請求項9記載の発明は、前記投光機及び前記受光機の通信距離に応じて、前記投光機の強度と前記受光機の感度のうちの少なくとも一方を変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
請求項10記載の発明は、前記投光機が前記プリンタ本体側、前記受光機が前記キャリッジ側に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
請求項11記載の発明は、前記プリンタ本体に、前記記録ヘッドによる記録領域に隣接して、前記記録ヘッドの各ノズルから吐出されるインク滴を検出して検出信号を出力するノズル欠検知手段が配設されると共に、前記キャリッジ上に、前記記録ヘッドの各ノズルから前記ノズル欠検知手段によるノズル欠検知動作のための吐出開始信号を出力する吐出制御手段と、前記吐出制御手段からの吐出開始信号の出力から所定時間内の前記検知手段からの検出信号の有無によってノズル欠かどうかを判断する判断手段とを有するヘッド駆動基板を備えてなり、前記投光機は、前記ノズル欠検知手段による所定のノズル欠検知動作中の前記キャリッジの所定の移動範囲内において前記ノズル欠検知手段の検出信号を前記受光機に送信し、前記受光機は、受光された前記検出信号を前記ヘッド駆動基板の前記判断手段に送信する構成であることを特徴とする請求項10記載のインクジェットプリンタである。
請求項12記載の発明は、前記ノズル欠検知手段を挟んで主走査方向の前記記録領域の反対側に、前記記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス手段が配置されており、前記投光機は、前記メンテナンス手段が配置されたメンテナンス領域内に配置されていることを特徴とする請求項11記載のインクジェットプリンタである。
請求項13記載の発明は、前記投光機が前記キャリッジ側、前記受光機が前記プリンタ本体側に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタである。
本発明によれば、投光機と受光機とが衝突するおそれがなく、また、通信距離を無駄に長くする必要がなく、更に、記録領域外に配置される各種装置の位置に制約を与えることがなく、キャリッジ側とプリンタ本体側との間で光通信することのできるインクジェットプリンタを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るインクジェットプリンタの要部を示す平面図、図2はその正面図である。
図中、1はキャリッジであり、プリンタ本体の主走査方向(図中Aで示す方向)に亘って架設されたガイドレール2に沿って往復移動可能に設けられており、記録ヘッド3を搭載している。記録ヘッド3は、多数のノズルが配列されたノズル面3aを下面とし、ノズル列方向が主走査方向と直交する副走査方向(図中Bで示す方向)に沿うようにキャリッジ1に取付けられている。ここでは、9個の記録ヘッド3がキャリッジ1に千鳥状に配列されているが、本発明において記録ヘッド3の数は特に問わない。
4はベルト搬送ユニットであり、詳細については省略するが、複数のローラに架け渡された搬送ベルトによって、紙、布帛、プラスチックシート等の記録メディアを副走査方向(図1中の下方向)に向けて搬送するようになっている。4aは搬送ベルト表面によって各記録ヘッド3のノズル面3aに対向するように形成されるプラテン面であり、このプラテン面4aに載置されて搬送される記録メディアに対して、キャリッジ1に搭載された各記録ヘッド3からインク滴が吐出され、所望の画像記録が行われるようになっている。
ガイドレール2は、ベルト搬送ユニット4が配置されている領域、すなわち、記録ヘッド3が記録メディアに対して画像記録を行う記録領域よりも更に側方の記録領域外に延びており、キャリッジ1を記録領域から記録領域外まで移動可能としている。この記録領域外には、ベルト搬送ユニット4に近い方から順に、ノズル欠検知ユニット5、ノズルクリーニングユニット6、キャッピングユニット7が主走査方向に沿って配設されている。
ノズル欠検知ユニット5は、記録ヘッド3のノズルからのインク滴の吐出の有無を検出する検出手段であり、図3に示すように、LEDやレーザ等からなる発光部51と、フォトセンサー等からなる受光部52と、検出時に吐出されるインク滴aを受け入れるインク受け部53と、インク滴aを検出した際の検出信号を出力する検出部54とを有している。
発光部51は、記録ヘッド3の各ノズルから吐出されるインク滴aの通過を検出するための検出光dを出射し、受光部52は、その検出光dを受光して検出部54に光量信号を出力する。発光部51と受光部52は、主走査方向に直交する方向に沿う全ての記録ヘッド3のノズル列を間に挟むことができる程度の距離をおいて対向しており、検出光dの光軸が記録ヘッド3のノズル面3aと平行であって、インク滴aの吐出方向に沿う高さ位置がノズル面3aの位置よりも低い位置となるように配置されている。これにより、キャリッジ1上のいずれかの記録ヘッド3のノズルが検出光d上に位置したときに、そのノズルから吐出されるインク滴aの進行経路は検出光dと交叉する。従って、検出光d上に位置するいずれかの記録ヘッド3のノズルからインク滴aを検出光dに向けて吐出させると、そのインク滴aは検出光dを通過してインク受け部53に着弾する。受光部52は、このインク滴aが検出光dを通過したときの陰影を捉え、そのときの光量信号の変化を検出部54に送る。
検出部54は、図4に示すように、電流増幅部54a、交流増幅部54b、中域フィルタ54c、低域フィルタ54d、比較器54e及びフィルターパルス調整部54fを備えている。受光部52からの光量信号は、まず電流増幅部54aによって直流増幅され、その後、交流増幅部54bによって光量信号の変動分が増幅される。この交流増幅部54bからの出力信号は、中域フィルタ54cを経由してノイズが除去された後、比較器54eに入力される。一方、中域フィルタ54cからの出力信号は低域フィルタ54dにも入力される。低域フィルタ54dは中域フィルタ54cからの出力信号から基準信号を生成し、比較器54eに入力する。比較器54eは、中域フィルタ54cを経て入力された出力信号と低域フィルタ54dによって生成された基準信号とを比較し、出力信号が基準信号を越えた場合に信号出力する。比較器54eから出力された信号は、フィルターパルス調整部54fによって、比較器54eからの出力信号にフィルタやパルス幅調整を行い、最終的な検出信号(Defect-out)として出力する。
図5は、ノズル欠検出用の吐出信号と、受光部52の出力信号と、検出信号(Defect-out)との関係を示すタイミングチャートである。ここでは検出用の吐出開始信号(Def-Trig)によって、1つのノズルからインク滴aを3発連続して吐出し、検出用インク滴を一まとまりのインク滴群とし、大きなインク滴群の塊として容易に検出できるようにしている。
ノズルからインク滴群が正常に吐出されると、インク滴群は検出光dの光軸を通過することによって受光部52で捉えられる光量が一時的に低下する。検出部54は、この受光部52の出力信号の低下が基準信号(Vref)を超えた場合にインク滴群の通過有りの検出信号(Defect-out)を出力する。
ノズルクリーニングユニット6は、記録ヘッド3のノズル面3aをワイピングローラやゴムブレード等のワイピング部材6aを用いてワイピングすることにより、ノズル面3aに付着した残留インクやゴミ等を除去するメンテナンス手段の一つである。メンテナンス時は、このノズルクリーニングユニット6の上方までキャリッジ1が移動してきた後、該キャリッジ1が下動もしくはノズルクリーニングユニット6が上動してノズル面3aとワイピング部材6aとを接触させ、キャリッジ1を主走査方向に移動させることによって該ノズル面3aをワイピングする。
キャッピングユニット7は、各記録ヘッド3のノズル面3aに対応して密着するためのキャップ7aを有しており、このキャップ7aを対応する記録ヘッド3のノズル面3aに密着させた後、不図示の吸引手段を用いて各キャップ7a内を負圧にしてノズルからインクを吸引することで、ノズル詰まりの解消、気泡や不要インクの排出等を行うメンテナンス手段の一つである。メンテナンス時は、このキャッピングユニット7の上方までキャリッジ1が移動してきた後、該キャリッジ1が下動もしくはキャッピングユニット7が上動して各ノズル面3aに各キャップ7aを密着させ、不図示の吸引手段を駆動させることによって吸引を行う。
本発明において、これらノズルクリーニングユニット6及びキャッピングユニット7が配置される領域が、記録領域外におけるメンテナンス領域である。
ノズル欠検知ユニット5の検出部54にはLEDやレーザ等からなる投光機8が接続されており、プリンタ本体側に固定されている。一方、キャリッジ1にはフォトセンサー等からなる受光機9が搭載されている。投光機8は、ノズル欠検知ユニット5の検出部54から出力される検出信号(Defect-out)に従って発光して赤外光を出射し、受光機9は、この投光機8からの出射光を受光する。これにより、ノズル欠検知ユニット5の検出部54から出力される検出信号(Defect-out)は、光通信によってキャリッジ1上の記録ヘッド3に送信されるようにしている。
図6は、この光通信に関連する構成部分のブロック図である。キャリッジ1上には、各記録ヘッド3を駆動するためのヘッド駆動基板10を備えており、受光機9はこのヘッド駆動基板10に接続されている。
ヘッド駆動基板10は、図7に示すように、吐出のための駆動信号を各記録ヘッド3に印加するドライバ10aと、ノズル欠検知のための吐出制御を行う吐出制御部10bと、ノズルが欠ノズルであるかどうかを判断するための判断部10cを有している。
吐出制御部10bは、プリンタ本体内又は外部PCのCPU11からのノズル欠検知開始コマンドを受けて、予め決められた所定のシーケンスに従ってドライバ10aに対してノズル欠検知用の吐出開始信号(Def-Trig)を送信する。この吐出開始信号(Def-Trig)は同時に判断部10cにも送信される。
判断部10cは、投光機8から送信されるノズル欠検知ユニット5の検出部54から出力された検出信号(Defect-out)を、受光機9を介して受信し、吐出制御部10bがノズル欠検知用の吐出開始信号(Def-Trig)を出力した時点から、不図示のカウント手段によって予め定められた所定時間をカウントしており、この所定時間が経過するまでに、受光機9がノズル欠検知ユニット5の検出部54から検出信号(Defect-out)を受信した場合に、そのノズルからインク滴aの吐出有り、すなわち正常ノズルであることを判断し、所定時間が経過した時点で、受光機9が検出部54から検出信号(Defect-out)を受信しなかった場合に、そのノズルからはインク滴aの吐出がない、すなわち欠ノズルであることを判断する。判断結果は不図示のメモリに記憶される。
ここで、図8、図9を用いて、プリンタ本体側に取り付けられる投光機8とキャリッジ1側に取り付けられる受光機9との配置関係について説明する。図8(a)は投光機8と受光機9との配置関係を示す部分正面図、図8(b)はその部分平面図であり、図9はノズル欠検知ユニット5を含めた配置関係の概略を示す正面図である。
本発明において、プリンタ本体側に配置された投光機8は、キャリッジ1及び該キャリッジ1と共に移動する部材(例えば記録ヘッド3、受光機9等のキャリッジ1に装備された部材)の主走査方向に沿う移動経路上から外れた位置に取り付けられている。
ここでは、プリンタ本体側に配置された投光機8は、キャリッジ1側に配置された受光機9よりも、高さ位置が下位となるように配置された態様を示している。すなわち、投光機8の上端8aの高さ位置は、受光機9の下端9aの高さ位置よりも下位にある。このため、キャリッジ1が投光機8側に向けて主走査方向に沿って移動してきても、受光機9と衝突することはない。もちろん、投光機8は、キャリッジ1自体及び該キャリッジ1と共に移動する部材の移動経路上から外れた位置に配置されているため、これらと衝突することもない。
これら投光機8と受光機9は、ノズル欠検知ユニット5によるノズル欠検知動作中に、上述したように検出信号(Defect-out)の送受信を行うが、キャリッジ1上には複数の記録ヘッド3が搭載されているため、ノズル欠検知動作開始から全ての記録ヘッド3のノズル欠検知動作を完了するまでには、図9に示すように、キャリッジ1は移動範囲Wだけ移動を行う必要があり、この間の全域で、投光機8と受光機9との間で検出信号(Defect-out)の送受信を可能とする必要がある。通常、投光機8と受光機9とは光軸が一致するように対向して配置されるが、本発明では両者が同一高さ位置にないため、以下のように投光機8と受光機9の取付けに工夫を講じている。
通常、通信距離が長い場合、送受信距離を伸ばすため、送信強度、受信感度を高める必要があり、その場合、送信角、受信角を狭くすることが行われる。しかし、一般に投光機8や受光機9は光軸近辺に強度、感度を持つため、光軸L1、L2を主走査方向に平行となるように向けると、長い通信距離では両者間で通信ができなくなってしまうおそれがある。キャリッジ1に多数の記録ヘッド3が搭載される大型のインクジェットプリンタの場合、その移動範囲Wは数百mmにも及ぶため、この間の投光機8と受光機9とが最も遠い移動範囲Wの端から最も近い端までの全ての位置で、送受信を行わなくてはならない。
そこで、投光機8及び受光機9は、正面から見た場合、図8(a)に示すように、投光機8の光軸L1及び受光機9の光軸(中心軸)L2がそれぞれ主走査方向に対して斜めとなるように取り付けられている。すなわち、投光機8の投光面は上方に向き、受光機9の受光面は下方に向くように傾斜して取り付けられている。
図10は、投光機(LED)の強度分布と受光機(フォトセンサー)の感度分布の一例を示している。いずれも光軸近辺に最も強度、感度を有しているが、光軸から外れた部分を利用して、移動範囲Wの全域において送受信可能となるように、投光機8と受光機9との取付け角度が設定される。
ここで、あるデバイス角度における投光機の強度をX、受光機の感度をY、デバイス間の距離をLで表すと、投受光のシステム感度Zは次の式で表される。
Z=X*Y/L
よって、使用される投光機8、受光機9の実際の強度分布、感度分布及び設置位置のデータに基づいて計算することで、移動範囲Wの両端においてシステム感度を確保するように、投光機8及び受光機9の主走査方向に対する取付け角度を決めることができる。
実際の配置に当っては、図11に示すように、投光機8及び受光機9の垂直方向の取付け角度を、互いの光軸L1、L2の一致点(これをB点とする。)が、通信動作時におけるキャリッジ1の移動範囲Wの両端(これを最も遠い側がA点、最も近い側がC点とする。)の中間位置(これをD点とする。)よりも遠い側(A点側)寄りとなるように設定することが好ましい。
図12のグラフに示すように、互いの光軸L1、L2の一致点をA点側へ持っていくにつれ、システム感度のピークが下がると同時に、A点での感度が上がっていくが、A点で光軸L1、L2を合わせると、逆側のC点で感度が不足してしまう。よって、同グラフより、キャリッジ1の移動範囲Wの両端での必要な感度を確保し、なお且つ両端及びピークの感度差をできるだけ小さくするように光軸L1、L2を合わせるには、移動範囲Wの中間位置(D点)からA点寄りの位置に設定するとよい。これにより、キャリッジ1の移動途中で感度を可変しなくても済むようになる。
一例を挙げると、ノズル欠検知動作時のキャリッジ1の移動範囲W=544mmの場合、投光機8の高さ位置(投光機8の投光面の中心位置)と受光機9の高さ位置(受光機9の受光面の中心位置)との間の離間距離D1=136mm、キャリッジ1がC点に到達したときの受光機9(受光機9の受光面の中心位置)と投光機(投光機8の投光面の中心位置)との間の離間距離D2=150mmとした場合、両者の光軸L1、L2が同一直線上に一致するB点は、中間位置D点よりもA点寄りに28mmずれた位置となり、キャリッジ1の移動範囲Wの全域において投光機8から送信される検出信号(Defect-out)を受光機9によって受信可能であった。
なお、投光機8及び受光機9は、平面から見た場合、図8(b)に示すように、互いの光軸L1、L2が同一直線上となるように配置されている。これは投光機8及び受光機9の横方向(水平方向)でのシステム感度を考慮しなくて済むためである。
このように、本発明によれば、プリンタ本体側の投光機8が、キャリッジ1及び該キャリッジ1と共に移動する部材の主走査方向に沿う移動経路上から外れた位置に取り付けられると共に、投光機8及び受光機9の各々の光軸が主走査方向に対して斜めとなるように取り付けられているため、キャリッジ1が主走査方向に移動しても互いに衝突することはなく、投光機1をキャリッジ1の全移動範囲途中に配置することができ、キャリッジ1の所定の移動範囲(ノズル欠検知動作のための移動範囲)内において通信が可能となり、通信距離を無駄に長くする必要がない。このため、図1、図2に示すように、投光機8は、記録領域外のメンテナンス領域内に配置することもできるようになり、プリンタ本体の幅が無駄に長くなるようなことはない。また、ノズルクリーニングユニット6やキャッピングユニット7の配置に制約を与えることもなく、記録速度を低下させることのない理想的な配置とすることができる。
投光機8の配置は、以上のように受光機9の位置よりも下位にする態様に限らず、キャリッジ1及び該キャリッジ1と共に移動する部材の主走査方向に沿う移動経路上から外れた位置に取り付けられていれば、副走査方向に沿うプリンタ本体の手前側又は奥側に配置する態様とすることもできる。この場合も、投光機8及び受光機9の各々の光軸L1、L2が主走査方向に対して斜めとなるように取り付けられる。
また、この場合は、投光機8及び受光機9は、正面から見た場合、図8(b)に示すように、互いの光軸L1、L2が同一直線上となるように配置されていると、投光機8及び受光機9の縦方向(垂直方向)でのシステム感度を考慮しなくて済むために好ましい。これは、図8に示す投光機8と受光機9とが高さ方向である垂直方向にずれて配置された態様を、主走査方向に沿う方向から見て90°回転させた態様となり、図13(a)(b)に示すように、投光機8と受光機9とが水平方向にずれて配置される格好となる。ここでは、図13(a)のようにプリンタ本体を平面から見た場合、投光機8の前側端8bが受光機9の後側端9bよりもプリンタ本体の奥側(後側)となるように位置がずれているが、図13(b)のようにプリンタ本体を正面から見た場合では、投光機8と受光機9の光軸L1、L2は一致する位置関係にある。
なお、キャリッジ1の移動範囲Wの全域で投光機8と受光機9との間の通信を可能とするための方法としては、キャリッジ1の移動に追随して投光機8と受光機9の光軸L1、L2を合わせるような回転機構を追加装備することも考えられるが、コスト高となる。本発明によれば、このような特別な機構を追加装備する必要なく、簡易且つ安価に安定した光通信を行うことができる。
本発明において、投光機8及び受光機9の通信距離に応じて、投光機8の発光強度と受光機9の受光感度のうちの少なくとも一方を変更する変更手段を有することは、通信の信頼性をより向上させることができるために好ましい。すなわち、投光機8と受光機9との間の距離が大きい又は両者の光軸L1、L2のズレが大きい場合は、投光機8の発光強度を大きくしたり、受光機9の受光感度を大きくしたりする。このような発光強度や受光感度の変更は、投光機8と受光機9との離間距離等に応じて、小、大の2段階又は小、中、大の3段階に変更する等、任意に設定して行うことができる。
また、本発明において、投光機8、受光機9は、それぞれ一つずつ用いただけの態様に限らず、以下のように複数用いた態様とすることもできる。
図14(a)は投光機8を複数の投光機8A〜8Cによって構成した態様である。この場合、各投光機8A〜8Cのそれぞれの垂直方向の取付け角度を異ならせることにより、キャリッジ1の移動範囲Wの全域において1つの受光機9との間での通信の信頼性を向上させることができる。
図14(b)は受光機9を複数の受光機9A〜9Cによって構成した態様である。この場合、各受光機9A〜9Cのそれぞれの垂直方向の取付け角度を異ならせることにより、キャリッジ1の移動範囲Wの全域において1つの投光機8との間での通信の信頼性を向上させることができる。
図14(c)は投光機8、受光機9の双方を複数の投光機8A〜8C、複数の受光機9A〜9Cによって構成した態様である。この場合、各投光機8A〜8C、各受光機9A〜9Cのそれぞれの垂直方向の取付け角度を異ならせることにより、キャリッジ1の移動範囲Wの全域において各投光機8A〜8Cと各受光機9A〜9Cとの間での通信の信頼性を向上させることができる。
なお、図14(a)〜(c)においても、平面から見た場合は、図8(b)同様、各投光機8A〜8Cと各受光機9A〜9Cの光軸は同一直線上となるように配置されていることが好ましい。
このように投光機8を複数用いた場合、各投光機8A〜8Cから同時に送信するようにしてもよいし、移動範囲W中のキャリッジ1の位置に応じて、受光機9との間で十分なシステム感度を確保できる最適な投光機に順次切り替えて使用するようにしてもよい。
また、受光機9の場合も同様に、各受光機9A〜9Cで同時に受信するようにしてもよいし、移動範囲W中のキャリッジ1の位置に応じて、投光機8との間で十分なシステム感度を確保できる最適な受光機に順次切り替えて使用するようにしてもよい。
以上の実施形態では、プリンタ本体側に投光機8だけを配置し、キャリッジ1側に受光機9だけを配置することにより、プリンタ本体側からキャリッジ1側だけに送信を行うようにしたが、投受光機のセットをもう1組設け、図15に示すように、そのもう1組の投受光機のセットのうちの投光機80をキャリッジ1側に受光機9と同様に取付け、受光機90をプリンタ本体側に投光機8と同様に取付けるようにしてもよい。この場合、プリンタ本体側からキャリッジ1側へは、投光機8から受光機9に対してノズル欠検知動作時の検出信号(Defect-out)を送信し、キャリッジ1側からプリンタ本体側へは、投光機80から受光機90に対して、例えばノズル欠検知ユニット制御信号(発光部51のON/OFF、感度変更等のコマンド)を送信するように、双方向での光通信を行うことができる。
この態様では、各投受光機のセット間で互いに干渉しないように、投光機8、80からの出射光に変調をかけたり、投光機8と受光機90、投光機80と受光機9との間で仕切り等を設けることが好ましい。
また、本発明は、ノズル欠検知ユニット5の検出部54からの検出信号(Defect-out)をキャリッジ1側に送信するものに限らず、キャリッジ1側とプリンタ本体側との間で各種信号を送受信する場合に適用できる。従って、送受信する信号によっては、プリンタ本体側に受光機のみを配置させ、キャリッジ1側に投光機のみを配置させる態様とすることもできる。
本発明に係るインクジェットプリンタの要部を示す平面図 本発明に係るインクジェットプリンタの要部を示す正面図 キャリッジとノズル欠検知ユニットを示す斜視図 ノズル欠検知ユニットの検出部の構成を示すブロック図 ノズル欠検出用の吐出信号と受光部の出力信号と検出信号との関係を示すタイミングチャート 光通信に関連する構成部分のブロック図 ヘッド駆動基板の構成を示すブロック図 (a)は投光機と受光機との配置関係を示す部分正面図、(b)はその部分平面図 ノズル欠検知ユニットを含めた投光機と受光機との配置関係の概略を示す正面図 投光機(LED)の強度分布と受光機(フォトセンサー)の感度分布の一例を示す図 投光機及び受光機の取付け角度の設定方法を説明する図 ノズル欠検知動作時のキャリッジの移動範囲とシステム感度との関係を示すグラフ (a)は投光機と受光機との配置関係の別の態様を示す部分正面図、(b)はその部分平面図 (a)は投光機を複数用いた態様を示す図、(b)は受光機を複数用いた態様を示す図、(c)は投光機と受光機をそれぞれ複数用いた態様を示す図 投受光機の組を2組設けた態様を示す図 キャリッジに受光機、プリンタ本体に投光機を設けた態様を示す従来技術を説明する図 記録領域外にノズル欠検知装置及びメンテナンス装置を配置した従来技術を説明する図 (a)(b)はノズル欠検知装置とメンテナンス装置の従来技術による配置態様を説明する図
符号の説明
1:キャリッジ
2:ガイドレール
3:記録ヘッド
3a:ノズル面
4:ベルト搬送ユニット
4a:プラテン面
5:ノズル欠検知ユニット
51:発光部
52:受光部
53:インク受け部
54:検出部
6:ノズルクリーニングユニット
6a:ワイピング部材
7:キャッピングユニット
7a:キャップ
8、8A〜8C、80:投光機
8a:上端
8b:前側端
9、9A〜9C、90:受光機
9a:下端
9b:後側端
10:ヘッド駆動基板
11:CPU
L1、L2:光軸
a:インク滴
d:検出光

Claims (13)

  1. ノズルからインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジをプリンタ本体に主走査方向に移動可能に設け、前記キャリッジ側と前記プリンタ本体側との間の通信を、投光機及び受光機のうちの一方を前記キャリッジ側に配置し、他方を前記プリンタ本体側に配置することによって光通信によって行うようにしたインクジェットプリンタであって、
    前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方を、前記キャリッジ及び該キャリッジと共に移動する部材の主走査方向に沿う移動経路上から外れた位置に取り付けられていると共に、前記投光機及び前記受光機の各々の光軸が主走査方向に対して斜めとなるように取り付けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方が、前記キャリッジ側に配置した方よりも下位に配置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記投光機及び前記受光機は、前記プリンタ本体を平面視した場合、互いの光軸が同一直線上となるように配置されていることを特徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記投光機及び前記受光機のうちの前記プリンタ本体側に配置した方が、前記キャリッジ側に配置した方よりも、副走査方向に沿うプリンタ本体の手前側又は奥側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記投光機及び前記受光機は、前記プリンタ本体を正面視した場合、互いの光軸が同一直線上となるように配置されていることを特徴とする請求項4記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記投光機は複数設けられ、それぞれ取付け角度を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記受光機は複数設けられ、それぞれ取付け角度を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記投光機及び前記受光機の取付け角度は、互いの光軸の一致点が、通信動作時における前記キャリッジの主走査方向移動範囲両端の中間位置よりも遠い側寄りとなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記投光機及び前記受光機の通信距離に応じて、前記投光機の強度と前記受光機の感度のうちの少なくとも一方を変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記投光機が前記プリンタ本体側、前記受光機が前記キャリッジ側に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記プリンタ本体に、前記記録ヘッドによる記録領域に隣接して、前記記録ヘッドの各ノズルから吐出されるインク滴を検出して検出信号を出力するノズル欠検知手段が配設されると共に、前記キャリッジ上に、前記記録ヘッドの各ノズルから前記ノズル欠検知手段によるノズル欠検知動作のための吐出開始信号を出力する吐出制御手段と、前記吐出制御手段からの吐出開始信号の出力から所定時間内の前記検知手段からの検出信号の有無によってノズル欠かどうかを判断する判断手段とを有するヘッド駆動基板を備えてなり、
    前記投光機は、前記ノズル欠検知手段による所定のノズル欠検知動作中の前記キャリッジの所定の移動範囲内において前記ノズル欠検知手段の検出信号を前記受光機に送信し、前記受光機は、受光された前記検出信号を前記ヘッド駆動基板の前記判断手段に送信する構成であることを特徴とする請求項10記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記ノズル欠検知手段を挟んで主走査方向の前記記録領域の反対側に、前記記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス手段が配置されており、
    前記投光機は、前記メンテナンス手段が配置されたメンテナンス領域内に配置されていることを特徴とする請求項11記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記投光機が前記キャリッジ側、前記受光機が前記プリンタ本体側に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
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