JP5162908B2 - 粘着剤付き偏光フィルムを有する光学積層体及び偏光フィルムのセット - Google Patents
粘着剤付き偏光フィルムを有する光学積層体及び偏光フィルムのセット Download PDFInfo
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まず、主として図1を参照し、必要に応じて図2も参照しながら、粘着剤付き偏光フィルムについて説明する。図1に示すように、本発明の粘着剤付き偏光フィルム10は、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15と、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12の外側に設けられた粘着層11とを有するものである。
偏光フィルム15を構成する非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12の外側(偏光子13に面しない側)には、粘着層11が設けられる。そして本発明においては、粘着層11は、そのゲル分率が75〜95重量%となるようにする。以下、この粘着層11について詳しく説明する。
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メルカプトプロピル基含有のコポリマー;
メルカプトメチルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メルカプトメチル基含有のコポリマー;
3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メタクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、アクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
ビニルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、ビニル基含有のコポリマー;
3−アミノプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、アミノ基含有のコポリマーなど。
(II)上記(I)で得られた貼合物の重量を秤量して、その重量をWs とし、次に粘着層を包み込むように4回折りたたんでホッチキス(ステープラー)で留めたのち秤量して、その重量をWb とする。
(III)ガラス容器に上記(II)でホッチキス留めしたメッシュを入れ、酢酸エチル60mlを加えて浸漬した後、このガラス容器を室温で3日間保管する。
(IV)ガラス容器からメッシュを取り出し、120℃で24時間乾燥した後、秤量して、その重量をWa とし、次式に基づいてゲル分率を計算する。
以上のように構成される本発明の粘着剤付き偏光フィルムは、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる偏光フィルム15を用意し、別途、ゲル分率が75〜95重量%となるように調製された粘着剤を用意し、この粘着剤を、偏光フィルム15における非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12の表面に適用して、粘着層11とする方法により、製造することができる。図2に示すように輝度向上フィルム17を保護フィルム14の外側に設ける場合は、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる偏光フィルム15の段階で、その保護フィルム14の外側に粘着剤等を介して輝度向上フィルム17を貼合しておくのが有利である。
以上説明した粘着剤付き偏光フィルム10は、その粘着層11側で液晶表示用ガラスセルに貼り合わせることにより、液晶表示用の光学積層体とすることができる。液晶表示用ガラスセルのもう一方の面には、上記粘着層11と同じ粘着層を介して偏光フィルムを貼り合わせることもできるが、白抜けなどの光学的欠陥を抑制するうえでは、偏光子の両面にアセチルセルロース系の保護フィルムが貼合された構造の偏光フィルムを、反対側の粘着層11よりもゲル分率の低い粘着層を介して貼り合わせるのが好ましい。このように、液晶表示用ガラスセルの両面で、ゲル分率の異なる粘着層を介して偏光フィルムを貼り合わせる形態を、以下「光学積層体の第一実施形態」と呼ぶことがある。
光学積層体の第一実施形態について、主として図3を参照し、必要に応じて図4も参照しながら説明する。この形態では、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15を、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12側に設けられた、ゲル分率が75〜95重量%である第一の粘着層11を介して液晶表示用ガラスセル35の片面に貼着し、液晶表示用ガラスセル35の他面には、偏光子23の両面にアセチルセルロース系の保護フィルム22,24が貼合された第二の偏光フィルム25を、第二の粘着層21を介して貼着し、かつ第二の粘着層21は、そのゲル分率が30〜70重量%となるようにするのが好ましい。
次に、光学積層体の第二実施形態について、やはり主として図3を参照し、必要に応じて図4も参照しながら説明する。この形態では、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15を、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12側に設けられた、ゲル分率が75〜95重量%である第一の粘着層11を介して液晶表示用ガラスセル35の片面に積層し、液晶表示用ガラスセル35の他面にも、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム22/偏光子23/保護フィルム24の構成からなる第二の偏光フィルム25を、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム22側に設けられた、ゲル分率が75〜95重量%である第二の粘着層21を介して積層する。
図3に示される光学積層体は、液晶表示用ガラスセル35の片面に第一の粘着層11を介して、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15をその非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12側で貼着し、前記液晶表示用ガラスセル35の他面には第二の粘着層21を介して、第二の偏光フィルム25を貼着する方法により、製造できる。
本発明による偏光フィルムのセットは、図3を参照しながら光学積層体の第一実施形態として上で説明した、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15と、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12側に設けられた第一の粘着層11とを有する第一の粘着剤付き偏光フィルム10、及び、偏光子23の両面にアセチルセルロース系の保護フィルム22,24が貼合された第二の偏光フィルム25と、その片面に設けられた第二の粘着層21とを有する第二の粘着剤付き偏光フィルム20からなる。そして第一の粘着層11は、そのゲル分率が75〜95重量%とされており、第二の粘着層21は、そのゲル分率が30〜70重量%とされている。
この偏光フィルムのセットは、具体的には、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成からなる第一の偏光フィルム15の非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12側に第一の粘着層11を設けて、第一の粘着剤付き偏光フィルム10とし、別途、偏光子22の両面にアセチルセルロース系の保護フィルム22,24が貼合された第二の偏光フィルム25の片面に第二の粘着層を設けて、第二の粘着剤付き偏光フィルム20とする方法により、製造できる。図4に示すように輝度向上フィルム17を第一の偏光フィルム15側に設ける場合は、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成である第一の偏光フィルム15の段階で、その保護フィルム14の外側に、粘着剤等を介して輝度向上フィルム17を貼合しておくのが有利である。また、第二の偏光フィルム25の片側に表面処理層27を設ける場合は、一方の保護フィルム24の片面に表面処理層27を設けた状態で、第二の偏光フィルム25を作製するのが有利である。第一の粘着層11は、そのゲル分率が75〜95重量%となるように調製して、第一の偏光フィルム15の非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム12表面に設け、第二の粘着層21は、そのゲル分率が30〜70重量%となるように調製して、第二の偏光フィルム25の片面(第二の偏光フィルム25が表面処理層27を有する場合は、その表面処理層と反対側)に設ける。
本発明の光学積層体は、透過型の液晶表示装置として有利に用いられる。この場合は、図3に示す構造であれば、第一の偏光フィルム15の外側又は第二の偏光フィルム25の外側、好ましくは第一の偏光フィルム15の液晶表示用ガラスセル35と反対側にバックライトが設けられ、また図4に示す構造であれば、輝度向上フィルム17の液晶表示用ガラスセル35と反対側にバックライトが設けられて、液晶表示装置となる。
冷却管、窒素導入管、温度計及び攪拌機を備えた反応器に、酢酸エチル 169.8部、アクリル酸ブチル97.0部及びアクリル酸3.0部の混合溶液を仕込み、窒素ガスで装置内の空気を置換して酸素不含としながら内温を55℃に昇温したのち、アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤) 0.14部を酢酸エチル5部に溶かした溶液を全量添加した。その後内温54〜56℃で12時間保温し、最後に酢酸エチルを添加して、アクリル樹脂の濃度が20%となるように調節した。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が 1,540,000、Mw/Mn が4.69であった。これをアクリル樹脂A1とする。
モノマー組成を、アクリル酸ブチル98.7部、アクリル酸1.1部、及びアクリル酸2−エチルヘキシル 0.2部に変更した以外は、重合例1と同様にして、20%濃度のアクリル樹脂溶液を得た。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mwが 1,390,000、Mw/Mnが3.53であった。これをアクリル樹脂A2とする。
冷却管、窒素導入管、温度計及び攪拌機を備えた反応器に、酢酸エチル 81.8部、アクリル酸ブチル98.9部及びアクリル酸1.1部の混合溶液を仕込み、窒素ガスで装置内の空気を置換して酸素不含としながら内温を55℃に昇温したのち、アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤) 0.14部を酢酸エチル10部に溶かした溶液を全量添加した。開始剤添加1時間後に、モノマーを除くアクリル樹脂の濃度が35%となるように、添加速度17.3部/hr で酢酸エチルを連続的に反応器に添加しながら、内温54〜56℃で12時間保温し、最後に酢酸エチルを添加して、アクリル樹脂の濃度が20%となるように調節した。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が 1,670,000、Mw/Mn が4.4であった。これをアクリル樹脂A3とする。
重合例1で用いたのと同じ反応器に、酢酸エチル222部、アクリル酸ブチル35部、メタクリル酸ブチル44部、アクリル酸メチル20部及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル1部を仕込み、窒素ガスで装置内の空気を置換した後、内温が75℃になるように昇温した。次に、アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤)0.55部を酢酸エチル12.5部に溶かした溶液を全量添加したのち、内温を69〜71℃に保ちながら8時間保温し、反応を完結した。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が 90,000であった。これをアクリル樹脂A4とする。
コロネートL:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体の酢酸エチル溶液(固形分濃度75%)、日本ポリウレタン工業(株)から入手。
TAZM:トリメチロールプロパン トリ−β−アジリジニルプロピオネート(液体)、相互薬工(株)から入手。
X-41-1805 :メルカプト基を有するシランオリゴマー(液体)、信越化学工業(株)から入手。
重合例1で得たアクリル樹脂A1の不揮発分100部に対し、架橋剤“コロネートL”を固形分で5部、及びシラン系化合物“X-41-1805 ”を 0.1部混合して、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、離型処理が施されたポリエチレンテレフタレートフィルム〔商品名“PET 3811”、リンテック(株)から入手;セパレーターと呼ぶ〕の離型処理面に、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが15μm となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて、シート状の粘着剤を得た。これを粘着剤1とする。
重合例2で得たアクリル樹脂A2の不揮発分100部に対し、架橋剤“コロネートL”を固形分で1.5部、及びシラン系化合物“X-41-1805 ”を0.1部混合して、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、上と同様のセパレーターの離型処理面に、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが25μm となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて、シート状の粘着剤を得た。これを粘着剤2とする。
重合例3で得たアクリル樹脂A3を不揮発分として70部、及び重合例4で得たアクリル樹脂A4を不揮発分として30部の割合で混合し、アクリル樹脂の酢酸エチル溶液とした。得られた溶液の固形分100部に対して、架橋剤“コロネートL”を固形分で 2.3部、及びシラン系化合物“X-41-1805”を0.1部混合して、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、上と同様のセパレーターの離型処理面に、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが25μm となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて、シート状の粘着剤を得た。これを粘着剤3とする。
重合例3で得たアクリル樹脂A3の不揮発分100部に対し、架橋剤“コロネートL”を固形分で2部と“TAZM”を0.02部、及びシラン系化合物“X-41-1805 ”を0.1部混合して、粘着剤溶液とした。この粘着剤溶液を、上と同様のセパレーターの離型処理面に、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが15μm となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて、シート状の粘着剤を得た。これを粘着剤4とする。
(a)粘着剤付き偏光フィルムの作製
ノルボルネン系樹脂フィルム/ポリビニルアルコール系偏光子/トリアセチルセルロース保護フィルムの構成である第一の偏光フィルム15を用意し、そのノルボルネン系樹脂フィルム12表面に、出力600W、移動速度10m/分の条件でコロナ放電処理を施した後、そのコロナ放電処理面に、ラミネーターを用いて、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤1(ゲル分率80.2%、膜厚15μm)をその粘着剤側で貼り合わせ、さらに温度23℃、相対湿度65%の条件で10日間熟成して、第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に第一の粘着層11を形成させ、第一の粘着剤付き偏光フィルム10とした。
液晶表示用ガラス基板〔コーニング社製の“1737”(商品名)〕35の一方の面に、上記第一の粘着剤付き偏光フィルム10を、その粘着層11からセパレーターを剥がして貼合し、ガラス基板の他方の面には、上記第二の粘着剤付き偏光フィルム20を、その粘着層21からセパレーターを剥がして貼合した。この際、第一の偏光フィルム15と第二の偏光フィルム25はクロスニコルとなるように貼着した。こうして、反射防止層/第二の偏光フィルム25/第二の粘着層21/ガラス基板35/第一の粘着層11/(ノルボルネン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成である第一の偏光フィルム15)が順次積層されてなる光学積層体30を作製した。なお、2枚の偏光フィルムはそれぞれ、30cm×22cm(15型)の四角形とした。
上の光学積層体に対し、温度80℃の乾燥条件下で96時間保管する耐熱試験を行った後に、白抜けの発現状態を目視で観察した。また、上と同じ条件で耐熱試験を行った場合と、温度60℃、相対湿度90%で96時間保管する耐湿熱試験を行った場合と、70℃に加熱した状態から、−30℃に降温し、次いで70℃に昇温する過程を1サイクル(1時間)として、これを100サイクル繰り返す耐ヒートショック試験(表では耐HS試験と略記)を行った場合のそれぞれについて、試験後の光学積層体における耐久性を評価した。結果は、それぞれ以下の要領で分類し、表2にまとめた。
第一の偏光フィルム側から光を入射させたときの白抜けの発現状態を、以下の4段階で評価した。
◎:白抜けが全くみられない。
○:白抜けがほとんど目立たない。
△:白抜けがやや目立つ。
×:白抜けが顕著に認められる。
耐熱試験、耐湿熱試験、耐ヒートショック試験を行った後の光学積層体それぞれについて、以下の4段階で耐久性を評価した。
◎:浮き、剥れ、発泡等の外観変化が全くみられない。
○:浮き、剥れ、発泡等の外観変化がほとんどみられない。
△:浮き、剥れ、発泡等の外観変化がやや目立つ。
×:浮き、剥れ、発泡等の外観変化が顕著に認められる。
(a)で作製した二種類の粘着剤付き偏光フィルムそれぞれから、25mm×150mmの大きさの試験片を裁断した。この試験片を、貼付装置〔フジプラ(株)製の“ラミパッカー”(商品名)〕を用いて液晶表示用ガラスセル基板に貼り付け、温度50℃、圧力5kg/cm2(490.3kPa )で20分間オートクレーブ処理を行った。次に、70℃で2時間加熱処理し、引き続き50℃のオーブン中で48時間保管した後、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、この貼着試験片から偏光フィルムを300mm/分の速度で180°方向に剥離して、ガラス板の表面を観察した。その結果、二種類の粘着剤付き偏光フィルムいずれも、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
ノルボルネン系樹脂フィルム/ポリビニルアルコール系偏光子/トリアセチルセルロース保護フィルムの構成である第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に貼り合わせる粘着剤を、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤2(ゲル分率82.9%、膜厚25μm)に変更する以外は、実施例1と同様にして粘着剤付き偏光フィルムを作製し、さらに光学積層体を作製した。この光学積層体について、実施例1の(c)と同様の評価を行い、結果を表2に併せて示した。また、ここで作製した第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12面にセパレーター付き粘着剤2を適用した粘着剤付き偏光フィルムについて、実施例1の(d)と同様にしてリワーク性の評価を行ったところ、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に貼り合わせる粘着剤及び第二の偏光フィルム25の反射防止層が設けられていない側の保護フィルム表面に貼り合わせる粘着剤を、いずれも粘着剤の製造例に示した粘着剤1(ゲル分率 80.2%、膜厚15μm )とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製し、評価した。結果を表2に併せて示した。
第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に貼り合わせる粘着剤及び第二の偏光フィルム25の反射防止層が設けられていない側の保護フィルム表面に貼り合わせる粘着剤を、いずれも粘着剤の製造例に示した粘着剤3(ゲル分率 61.8%、膜厚25μm )とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製し、評価した。結果を表2に併せて示した。
第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に貼り合わせる粘着剤を、粘着剤の製造例に示した粘着剤3(ゲル分率61.8%、膜厚25μm)とし、第二の偏光フィルム25の反射防止層が設けられていない側の保護フィルム表面に貼り合わせる粘着剤を、粘着剤の製造例に示した粘着剤1(ゲル分率80.2%、膜厚15μm)とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製し、評価した。結果を表2に併せて示した。
(a)粘着剤付き偏光フィルムの作製
ノルボルネン系樹脂フィルム/ポリビニルアルコール系偏光子/トリアセチルセルロース保護フィルムの構成である第一の偏光フィルム15を用意し、そのノルボルネン系樹脂フィルム12表面に、出力600W、移動速度10m/分の条件でコロナ放電処理を施した後、そのコロナ放電処理面に、ラミネーターを用いて、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤1(ゲル分率80.2%、膜厚15μm)をその粘着剤側で貼り合わせ、さらに温度23℃、相対湿度65%の条件で10日間熟成して、第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に第一の粘着層11を形成させ、第一の粘着剤付き偏光フィルム10とした。
液晶表示用ガラス基板〔コーニング社製の“1737”(商品名)〕35の一方の面に、上記第一の粘着剤付き偏光フィルム10を、その粘着層11からセパレーターを剥がして貼合し、ガラス基板の他方の面には、上記第二の粘着剤付き偏光フィルム20を、その粘着層21からセパレーターを剥がして貼合した。この際、第一の偏光フィルム15と第二の偏光フィルム25は、クロスニコルとなるように貼着した。こうして、反射防止層/(保護フィルム24/偏光子23/ノルボルネン系樹脂フィルム22の構成である第二の偏光フィルム25)/第二の粘着層21/ガラス基板35/第一の粘着層11/(ノルボルネン系樹脂フィルム12/偏光子13/保護フィルム14の構成である第一の偏光フィルム15)が順次積層されてなる光学積層体30を作製した。なお、2枚の偏光フィルムはそれぞれ、30cm×22cm(15型)の四角形とした。
上で作製した光学積層体について、実施例1の(c)と同様の方法で評価を行い、結果を表3にまとめた。
(a)で作製した二種類の粘着剤付き偏光フィルムそれぞれにつき、実施例1の(d)と同様の方法でリワーク性の評価を行った。その結果、二種類の粘着剤付き偏光フィルムいずれも、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
第一の偏光フィルム15及び第二の偏光フィルム25のそれぞれノルボルネン系樹脂フィルム12,22表面に貼り合わせる粘着剤を、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤4(ゲル分率75.5%、膜厚15μm)に変更する以外は、実施例4と同様にして粘着剤付き偏光フィルムを作製し、さらに光学積層体を作製した。この光学積層体につき、実施例4の(c)と同様の評価を行い、結果を表3に併せて示した。またここで作製した二種類の粘着剤付き偏光フィルムそれぞれにつき、実施例4の(d)と同様にしてリワーク性の評価を行った。その結果、二種類の粘着剤付き偏光フィルムいずれも、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
第二の偏光フィルム25のノルボルネン系樹脂フィルム22表面に貼り合わせる粘着剤を、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤3(ゲル分率61.8%、膜厚25μm )に変更する以外は、実施例4と同様にして粘着剤付き偏光フィルムを作製し、さらに光学積層体を作製した。この光学積層体について、実施例4の(c)と同様の評価を行い、結果を表3に併せて示した。また、ここで新たに作製した粘着剤付き偏光フィルムについて、実施例4の(d)と同様にしてリワーク性の評価を行った。その結果、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
第一の偏光フィルム15のノルボルネン系樹脂フィルム12表面に貼り合わせる粘着剤を、先の粘着剤の製造例に示したシート状のセパレーター付き粘着剤3(ゲル分率61.8%、膜厚25μm )に変更する以外は、実施例4と同様にして粘着剤付き偏光フィルムを作製し、さらに光学積層体を作製した。この光学積層体について、実施例4の(c)と同様の評価を行い、結果を表3に併せて示した。また、ここで新たに作製した粘着剤付き偏光フィルムについて、実施例4の(d)と同様にしてリワーク性の評価を行った。その結果、ガラス板表面に糊残りが認められず、曇り等もほとんど認められない状態で、良好なリワーク性を示した。
第一の偏光フィルム15及び第二の偏光フィルム25のそれぞれノルボルネン系樹脂フィルム12,22表面に貼り合わせる粘着剤を、それぞれ比較例3及び4で用いたのと同じシート状のセパレーター付き粘着剤3(ゲル分率61.8%、膜厚25μm)に変更する以外は、実施例4と同様にして粘着剤付き偏光フィルムを作製し、さらに光学積層体を作製した。この光学積層体につき、実施例4の(c)と同様の評価を行い、結果を表3に併せて示した。
11……第一の粘着層、
12……非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム、
13……偏光子、
14……保護フィルム、
15……第一の偏光フィルム、
17……輝度向上フィルム、
20……第二の粘着剤付き偏光フィルム、
21……第二の粘着層、
22,24……保護フィルム、
23……偏光子、
25……第二の偏光フィルム、
27……表面処理層、
30……光学積層体、
35……液晶表示用ガラスセル。
Claims (10)
- 液晶表示用ガラスセルの片面に、第一の粘着層を介して、非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム/偏光子/保護フィルムの構成からなる第一の偏光フィルムがその非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム側で貼着され、前記ガラスセルの他面には、偏光子の両面にアセチルセルロース系の保護フィルムが貼合された第二の偏光フィルムが第二の粘着層を介して貼着されてなり、第一の粘着層はそのゲル分率が75〜95重量%であり、第二の粘着層はそのゲル分率が30〜70重量%であることを特徴とする光学積層体。
- 第二の偏光フィルムは、第二の粘着層と反対側の面に表面処理層を有する請求項1に記載の光学積層体。
- 第一の偏光フィルムの保護フィルム外側に、輝度向上フィルムが積層されている請求項1又は2に記載の光学積層体。
- 第一の粘着層及び第二の粘着層は、それぞれアクリル樹脂に架橋剤が配合された粘着剤から形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の光学積層体。
- 第一の粘着層及び第二の粘着層を構成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位を主成分とし、極性官能基を有する(メタ)アクリル酸系化合物に由来する構造単位を含み、重量平均分子量が 1,000,000〜2,000,000 である第一のアクリル樹脂を含有する請求項4に記載の光学積層体。
- 第二の粘着層を構成する粘着剤は、第一のアクリル樹脂に加えて、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位を主成分とし、重量平均分子量が 50,000〜500,000である第二のアクリル樹脂を含有する請求項5に記載の光学積層体。
- 第一の粘着層及び第二の粘着層を構成する粘着剤は、さらにシラン系化合物を含有する請求項4〜6のいずれかに記載の光学積層体。
- 非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム/偏光子/保護フィルムの構成からなる第一の偏光フィルムと、その非晶性環状ポリオレフィン系樹脂フィルム外側に設けられた第一の粘着層とを有する第一の粘着剤付き偏光フィルム、及び
偏光子の両面にアセチルセルロース系の保護フィルムが貼合された第二の偏光フィルムと、その片面に設けられた第二の粘着層とを有する第二の粘着剤付き偏光フィルムからなり、
第一の粘着層はそのゲル分率が75〜95重量%であり、
第二の粘着層はそのゲル分率が30〜70重量%であることを特徴とする
液晶表示装置用の偏光フィルムのセット。 - 第二の粘着剤付き偏光フィルムは、第二の粘着層と反対側の面に表面処理層を有する請求項8に記載の偏光フィルムのセット。
- 第一の粘着剤付き偏光フィルムは、保護フィルム外側に輝度向上フィルムが積層されている請求項8又は9に記載の偏光フィルムのセット。
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