JP5162104B2 - 相互接続部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的に接続された相互接続部材に関する。
ICパッケージ基板の導通検査等には、従来から検査用のコンタクトプローブが使用されているが、近年、電子部品の小型化による電子部品電極の狭ピッチ化が進んでおり、狭ピッチ対応のより微細な先端鋭利形状部を有するコンタクトプローブが必要とされている。このような微細な部品の製造方法として、シリコン等の支持基板を使用した半導体プロセスによる方法とフォトレジストを用いた電鋳による方法(いわゆるMEMSによる方法)とが広く知られており、半導体プロセスによる方法と電鋳による方法とを融合した方法も使用されている。
このような方法として、例えば、微細化を進めるためにフォトレジストを用いた電鋳型を使用するものがある。この際、コンタクトプローブ等の針部のような微細な先端鋭利形状部を形成するための型として、シリコンに異方性エッチングを行ったものが広く用いられている。この型によって形成されたものを片持ち梁状に基板となる他の接続対象部材と接合し、相互接続部材として一体化したコンタクトプローブを製造している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3058919号公報
しかしながら、上記従来の相互接続部材の製造方法では、先端鋭利形状部を形成するために支持基板として使用するシリコン基板(犠牲基板)をエッチングする際、シリコンの結晶によってエッチング形状が四角錐状に定まってしまう。そのため、エッチング部分に先端鋭利形状部を形成することができても、曲面を形成することができず、先端鋭利形状部の形状が限定されてしまう。また、異方性エッチングの際、マスキング部材であるシリコン酸化膜や窒化膜のパターニングにフッ化水素を使用するため、安全に取り扱うための使用設備が高額になってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、支持基板を直接エッチングすることなく、支持基板によらずに様々な形状の先端鋭利形状部を片持ち梁部に形成することができる相互接続部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る相互接続部材の製造方法は、先端鋭利形状部が突設された片持ち梁部を有する相互接続部材の製造方法であって、少なくとも一面が導電性を有する支持基板を設ける基板ステップと、絶縁性を有するマスキング部材にて前記一面をパターニングするパターニングステップと、前記マスキング部材から露出した露出面に除去可能な除去層を形成する除去層ステップと、前記除去層に前記片持ち梁部の構成材料を堆積させて前記片持ち梁部を形成する梁部ステップと、を備えていることを特徴とする。
この発明は、マスキング部材でパターニングされた支持基板の一面の露出面に除去層を形成するので、除去層の形状に応じた先端鋭利形状部を有する片持ち梁部を形成することができる。
また、本発明に係る相互接続部材の製造方法は、前記相互接続部材の製造方法であって、前記マスキング部材が、前記除去層の表面に凹部を形成させる第一マスキング部と、第一マスキング部を取り囲んで前記片持ち梁部の全体形状を決める枠状の第二マスキング部と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、第一マスキング部と第二マスキング部との間の支持基板の露出面には、支持基板の厚さ方向に除去層を積層させる一方、第一マスキング部には、除去層を直接的には積層させないようにすることができる。従って、第一マスキング部の面上と露出面との間で、除去層の堆積速度及び堆積方向を変えることができ、除去層に漸次拡径する凹部を形成することができる。
また、本発明に係る相互接続部材の製造方法は、前記相互接続部材の製造方法であって、前記片持ち梁部に接続対象部材との接続部を形成する接続部形成ステップと、前記接続部と前記接続対象部材とを接続する接続ステップと、前記除去層を取り除いて、前記支持基板を前記片持ち梁部から分離する除去分離ステップと、を備えていることを特徴とする
この発明は、除去層を取り除くことにより、支持基板と片持ち梁部との接触面積を小さくして、支持基板と片持ち梁部とを容易に分離することができる。従って、支持基板の再利用を容易にすることができる。
本発明によれば、支持基板を直接エッチングすることなく、支持基板によらずに様々な形状の先端鋭利形状部を片持ち梁部に形成することができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
本実施形態に係るコンタクトプローブ(相互接続部材)1は、接続基板(接続対象部材)2と、接続基板2に一端3aが支持されて一方向に延びて形成された探針部(片持ち梁部)3と、接続基板2と探針部3とを接続するバンプ(接続部)5とを備えている。探針部3は、接続基板2に対して一つであっても複数であっても構わない。探針部3の他端3bには、図1(a)(b)に示すように、略円錐状の針部(先端鋭利形状部)6が設けられている。
次に、このコンタクトプローブ1の製造方法について説明する。
このコンタクトプローブ1の製造方法は、図2に示すように、少なくとも一面7aが導電性を有する支持基板7を設ける基板ステップ(S01)と、絶縁性を有するマスキング部材8にて支持基板7の一面7aをパターニングするパターニングステップ(S02)と、マスキング部材8から露出した露出面10に除去可能な除去層11を形成する除去層ステップ(S03)と、除去層11に探針部3の構成材料を堆積させて探針部3を形成する梁部ステップ(S04)と、探針部3に接続基板2と接続するためのバンプ5を形成する接続部形成ステップ(S05)と、バンプ5と接続基板2とを接続する接続ステップ(S06)と、除去層11を取り除いて、支持基板7を探針部3から分離する除去分離ステップ(S07)とを備えている。
マスキング部材8は、除去層11の表面に後述する凹部11Aを形成させる第一マスキング部8Aと、第一マスキング部8Aを取り囲んで探針部3の全体形状を決める枠状の第二マスキング部8Bとを備えている。
以下、各ステップについて説明する。
基板ステップ(S01)では、図3(a)(a')に示すように、支持基板7として、例えば、ステンレスやチタン等の金属製のものを載置する。なお、支持基板は、シリコンウェハ等のシリコン基板やガラス基板の表面に金属膜を蒸着等により設けて、その一面に導電性を付したものでもよい。
パターニングステップ(S02)では、図示しない暗室内にて、図3(b)に示すように、図示しない微細なパターンを形成するよう第一フォトレジスト13を支持基板7の一面7aに所定の厚さに塗布する。そして、第一フォトレジスト13の上方から露光して硬化させ、未硬化部分を除去して、図3(c)(c')に示すように、例えば、導電性を有する露出面10に囲まれた直径20μm程度の円形の第一マスキング部8Aを形成する。
次に、形成する探針部3の外形を想定して、再び図示しない暗室内にて、図3(d)に示すように、第一マスキング部8Aを取り囲むよう、第一フォトレジスト13とは別の第二フォトレジスト15を支持基板7の露出面10に枠状に塗布する。そして、第二フォトレジスト15の上方から露光して硬化させ、未硬化部分を除去して、図3(e)(e')に示すように、例えば、直方体状の探針部3が形成されるように第二マスキング部8Bを形成する。
除去層ステップ(S03)では、図示しない電鋳装置を用いて露出面10に図示しない電気配線を接続して支持基板7をマスキング部材8とともに、図示しない電鋳液に浸す。そして、図示しない電源から所定の電圧を所定時間印加し、図示しない電極からCuイオンを溶出して、支持基板7の露出面10上、支持基板7の厚さ方向に、Cuからなる除去層11を徐々に析出させる。
一方、マスキング部材8には電流が流れないので、マスキング部材8の上には除去層11は析出しない。そのため、第一マスキング部8Aの面上と露出面10との間では、除去層11の堆積速度及び堆積方向が変化する。従って、第一マスキング部8Aには、周縁部を中心として第一マスキング部8Aの面上に中心部に向かって等方的に張り出した円曲面が形成される。こうして、第一マスキング部8Aが埋没するまでCuを堆積させることによって、図3(f)(f')に示すように、第一マスキング部8Aの直上に、厚さ方向に直径略20μmまで漸次拡径した逆円錐状の凹部11Aが形成される。
梁部ステップ(S04)では、除去層ステップ(S03)と同様に、図示しない電鋳装置を用いて除去層11に図示しない電気配線を接続して支持基板7をマスキング部材8や除去層11とともに、図示しない電鋳液に浸す。そして、図示しない電源から所定の電圧を所定時間印加して、図示しない電極からNiイオンを溶出して、図3(g)に示すように、除去層11の上にNiからなる探針部3を析出させる。このとき、凹部11Aには、除去層11の表面形状に応じて略円錐状の針部6が形成される。なお、この後、後述する除去分離ステップ(S07)を実施することにより、探針部3のみが作製される。
接続部形成ステップ(S05)では、図示しない暗室内にて、析出した探針部3の針部6とは反対側の一面3Aに、図4(a)に示すように、さらに第三フォトレジスト16を塗布する。この際、一部に円柱状の孔部17を形成するようにマスキングしておく。そして、第三フォトレジスト16の上方から露光して硬化させ、円柱状の未硬化部分を除去して、図4(b)に示すように、孔部17を除いて探針部3の一面7aを覆う接続用マスキング部材18を形成する。
そして、除去層ステップ(S03)と同様に、図示しない電鋳装置を用いて探針部3に図示しない電気配線を接続して、支持基板7や探針部3等を図示しない金メッキ液に浸す。そして、図示しない電源から所定の電圧を所定時間印加して、図4(c)に示すように、孔部17に円柱状のバンプ5を形成する。
なお、基板の材質によっては、Niの上に半田が盛られたバンプとしてもよい。この場合、Auの代わりにNiによる電鋳部分を形成して、その上に半田を載置する。こうして、図4(d)に示すように、図示しない剥離剤により接続用マスキング部材18及び第二マスキング部8Bを除去する。
接続ステップ(S06)では、図4(e)に示すように、接続基板2に配された配線パターン19の一部とバンプ5とを、半田付けによって接着させる。なお、バンプが半田を含む場合には、所定の温度に加熱して熱圧着させてもよい。
除去分離ステップ(S07)では、除去層11をエッチングによって除去する。このとき、合わせてサイドエッチングも実施する。これにより、除去層11が除去されて、図4(f)に示すように、針部6にて探針部3と支持基板7とが接続された状態となる。
こうして、図4(g)に示すように、探針部3と支持基板7とを分離して所定の研磨を行うことにより、図4(h)に示すようなコンタクトプローブ1が得られる。
このコンタクトプローブ1の製造方法によれば、マスキング部材8でパターニングされた支持基板7の露出面10に除去層11を形成するので、除去層11の形状に応じた針部6を有する探針部3を形成することができる。従って、支持基板7自身を部品とする場合や、支持基板7にエッチング加工をしたものを型として使用する場合と比べ、シリコンエッチングに要するフッ化水素や、特殊ガス等を使用しなくてもよく、使用する設備を安価にすることができる。
また、探針部3を別に形成して接合する必要がないので、探針部3の微細化を容易に行うことができる。
さらに、第一マスキング部8Aと第二マスキング部8Bとの間の支持基板7の露出面10には、支持基板7の厚さ方向に除去層11を積層させる一方、第一マスキング部8Aには、除去層11を直接的には積層させないようにすることができる。
従って、第一マスキング部8Aの面上と露出面10との間で、除去層11の堆積速度及び堆積方向を変えることができ、除去層11に漸次拡径する凹部11Aを形成することができる。この際、探針部3の側面形状を曲面とすることができる。即ち、探針部3を形成するための第一マスキング部8Aの形状や大きさと、探針部3の型となる除去層11の厚みとの関係を調整することによって、針部先端の形状を点、線、面と自在に調整することができる。
また、探針部3を形成した後に除去層11を取り除くことにより、支持基板7と探針部3との接触面積を小さくして、支持基板7と探針部3とを容易に分離することができる。従って、支持基板7の再利用を容易にすることができる。
次に、第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る探針部20の針部21の先端形状が、円錐台状となっている点である。
この探針部20及びこれを備える図示しないコンタクトプローブを製造する方法について説明する。
基板ステップ(S01)では、第1の実施形態と同様に、図5(a)(a')に示すように、支持基板7を載置する。
パターニングステップ(S02)では、第1の実施形態と同様に、図5(b)に示すように、図示しない微細なパターンを形成するよう第一フォトレジスト13を支持基板7の一面7aに所定の厚さに塗布する。この際、第一マスキング部22が、第1の実施形態に係る第一マスキング部22よりも大径の円板となるようにしておく。そして、第一フォトレジスト13の上方から露光して硬化させ、図5(c)(c')に示すように、第一マスキング部22を形成する。
次に、形成する探針部20の外形を想定して、第1の実施形態と同様に、再び図示しない暗室内にて、図5(d)(d')に示すように、第二フォトレジスト15を支持基板7の露出面23に枠状に塗布する。そして、第二フォトレジスト15の上方から露光して硬化させ、図5(e)(e')に示すように、第二マスキング部25を形成する。
除去層ステップ(S03)では、第1の実施形態と同様に、支持基板7の露出面23上、支持基板7の厚さ方向に除去層26を徐々に析出させる。このとき、第一マスキング部22の面上と露出面23との間では、除去層26の堆積速度及び堆積方向が変化して、第一マスキング部22には、周縁部を中心として第一マスキング部22の中心方向に等方的に張り出した円曲面22Aが形成される。
この際、第一マスキング部22が第1の実施形態に係る第一マスキング部8Aよりも大径なので、第1の実施形態と同様の時間で堆積させても、第一マスキング部22の中央部分までには除去層26は張り出さない。こうして、図5(f)(f')に示すように、第一マスキング部22の直上に、厚さ方向に漸次拡径するとともに中央部に貫通孔26aが形成された逆円錐台状の凹部26Aが形成される。
梁部ステップ(S04)では、第1の実施形態と同様に除去層26に探針部20を析出させる。このとき、凹部26Aには、略円錐台状の針部21が形成される。この後、接続部形成ステップ(S05)、接続ステップ(S06)、除去分離ステップ(S07)をそれぞれ実施することによって、図示しないコンタクトプローブを得る。一方、梁部ステップ(S04)から除去分離ステップ(S07)を実施することによって、図5(h)(h')に示すような探針部20を得る。
この探針部20を製造する方法によれば、第一マスキング部の形状に応じて先端形状が異なる針部を製造することができる。
次に、第3の実施形態について図6及び図7を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る探針部30の針部31の先端形状が、線状となっている点である。
この探針部30及びこれを備える図示しないコンタクトプローブを製造する方法について説明する。
基板ステップ(S01)では、上記の実施形態と同様に支持基板7を載置する。
パターニングステップ(S02)では、図示しない第一フォトレジストを支持基板7の一面7aに所定の厚さに塗布する。この際、第一マスキング部32が、矩形板となるようにしておく。そして、第一フォトレジストの上方から露光して硬化させ、図6(a)(a')に示すように、矩形状の第一マスキング部32を形成する。
次に、形成する探針部30の外形を想定して、図示しない第二フォトレジストを支持基板7の露出面33及び第一マスキング部32に枠状に塗布して、図6(b)(b')に示すように、第二マスキング部35を形成する。
除去層ステップ(S03)では、上記他の実施形態と同様に、支持基板7の露出面33上、支持基板7の厚さ方向に除去層36を徐々に析出させる。このとき、第一マスキング部32の面上と露出面33との間では、除去層36の堆積速度及び堆積方向が変化して、第一マスキング部32の端部を中心として第一マスキング部32の奥行き方向に等方的に張り出した円曲面37Aが形成される。こうして、図6(c)に示すように、除去層36の円曲面37Aが第二マスキング部35に当接するまで成長させることにより、円曲面37Aと平面部37Bとを有する凹部37が形成される。
こうして、梁部ステップ(S04)にて、図6(d)に示すように、第1の実施形態と同様に除去層36に探針部30を析出させる。このとき、凹部37には、先端が線状の針部31が形成される。この後、接続ステップ(S06)、除去分離ステップ(S07)をそれぞれ実施することによって、図示しないコンタクトプローブを得る。一方、梁部ステップ(S04)から除去分離ステップ(S07)を実施することによって、図6(e)に示すような探針部30を得る。
この探針部30を製造する方法によれば、針部31の先端形状が線状のものも製造することができる。
ここで、図7(a)、(b)に示すように、基板ステップ(S01)、パターニングステップ(S02)の後、除去層ステップ(S03)にて、例えば、添加剤を加えてレベリング効果等を変えることにより、図7(c)に示すように、凹部40Aの高さと第一マスキング部32への張り出し量との比率が変化した除去層40を形成することができる。その結果、図7(d)、(e)に示すように、探針部41における針部42の高さと断面形状との比率とを自在に調整することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
ここで、上記実施形態では、支持基板を直接エッチングすることなく、様々な形状の針部を探針部に形成させているが、支持基板45にエッチングする場合であっても、探針部と支持基板との分離を容易にすることができる。
即ち、まず、図8(a)に示すように、シリコン基板を支持基板45として載置し、シリコン酸化膜をマスキング材46として支持基板45の一面45aに塗布する。
続いて、異方性エッチング又は機械的にエッチングを施し、図8(b)に示すように、支持基板45の一面45aに窪み部47を形成する。
次に、図8(c)に示すように、窪み部47を含む一面45aの全体にCr−Au層48を蒸着等により形成する。そして、このCr−Au層48の上に、作成する探針部50の外形に応じて図示しないフォトレジストによるパターニングを行い、図8(d)に示すように、マスキング部材51を形成する。ここまでの過程は、上記実施形態における、基板ステップ(S01)及びパターニングステップ(S02)に相当する。
このパターニングによってマスキング部材51の間に形成された露出面52に、上記実施形態と同様の除去層ステップ(S03)を実施し、図8(e)に示すように、Cuからなる除去層53を形成する。
さらに、上記実施形態と同様の梁部ステップ(S04)を実施して、図8(f)に示すように、探針部50を除去層53の上に形成する。この際、針部55が窪み部47に形成される。
梁部ステップ(S04)の後、マスキング部材51を除去し、除去層53をサイドエッチング等によって除去することにより、支持基板45と探針部50との接触面積を小さくした状態で、支持基板45と探針部50とを分離し、図8(g)に示すような探針部50を得る。
この場合、支持基板45にはCr−Au層48が設けられているので、次回からは、基板ステップ(S01)及びパターニングステップ(S02)において、支持基板45にCr−Au層48を設ける作業を省いて、フォトレジストによるパターニングから行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの探針部を示す要部側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法のうち、探針部の製造方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法のうち、探針部と基板との接続に係る製造方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法のうち、探針部の製造方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法のうち、探針部の製造方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの製造方法の変形例を示す説明図である。 コンタクトプローブの製造方法のうち、探針部の製造方法の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 コンタクトプローブ(相互接続部材)
2 接続基板(接続対象物)
3,20,30,41,50 探針部(片持ち梁部)
5 バンプ(接続部)
6,21,31,42,55 針部(先端鋭利形状部)
7,45 支持基板
7a,45a 一面
8,51 マスキング部材
8A,22,32 第一マスキング部
8B,25,35 第二マスキング部
10,23,52 露出面
11,26,40,53 除去層
11A,26A,37,40A 凹部

Claims (2)

  1. 先端鋭利形状部が突設された片持ち梁部を有する相互接続部材の製造方法であって、
    少なくとも一面が導電性を有する支持基板を設ける基板ステップと、
    絶縁性を有する絶縁マスキング部材を前記一面に凸状にパターニングする絶縁パターニングステップと、
    パターニングされた前記絶縁マスキング部材と前記絶縁マスキング部材から露出した前記支持基板の露出面とに前記絶縁マスキング部材の中央部に向けて張り出すように形成される除去層を形成する除去層ステップと、
    前記除去層に前記片持ち梁部の構成材料を堆積させて前記片持ち梁部を形成する梁部ステップと、
    前記片持ち梁部の前記先端鋭利形状部側とは反対側の面に、接続用マスキング部材をパターニングして前記片持ち梁部に接続対象部材を接続するための接続部の位置を設定する接続用パターニングステップと、
    前記位置に前記接続部を形成する接続部形成ステップと、
    前記接続用マスキング部材を前記片持ち梁部から除去するマスキング除去ステップと、
    前記接続部と前記接続対象部材とを接続する接続ステップと、
    前記除去層をエッチングにより取り除いて、前記支持基板とパターニングされた前記絶縁マスキング部材とを前記片持ち梁部から分離する除去分離ステップとを備えていることを特徴とする相互接続部材の製造方法。
  2. パターニングされた前記絶縁マスキング部材と前記支持基板の露出面とに、探針形成マスキング部材にて前記片持ち梁部の全体形状を決める探針形成パターニングステップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の相互接続部材の製造方法。
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