JP5161252B2 - 増幅回路 - Google Patents
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Description
Ave−THo+ASet ・・・(1)
オペアンプ43の入力は安定動作時においてはオペアンプ自身の高利得性のためにほぼ0であることから、式(1)の値はほぼ0、すなわち式(2)が成り立つ。
THo−Ave≒ASet ・・・(2)
図6に示したVGAにおいて、差動入力信号DT,DCの振幅(+Vi,−Vi)に応じて増幅用トランジスタq24を流れるコレクタ電流を+Icとすると、増幅用トランジスタq25を流れるコレクタ電流は−Icである。この下部差動対で生成された差動電流(Ic,−Ic)を、上部差動対を構成する2つの振幅調整用トランジスタに分配比αで分配する。つまり、増幅用トランジスタq24を流れるコレクタ電流+Icのうち振幅調整用トランジスタq20にはαIcの電流が分配され、振幅調整用トランジスタq21には(1−α)Icの電流が分配される。また、増幅用トランジスタq25を流れるコレクタ電流(−Ic)のうち振幅調整用トランジスタq22には−(1−α)Icの電流が分配され、振幅調整用トランジスタq23には−αIcの電流が分配される。
Gdiff=(2α−1)IcRL/Vi ・・・(3)
式(3)式において、IcRL/Viは定数、αが利得制御信号GCT,GCCにより0〜1の範囲で変動する変数である。よって、VGAの差動利得の絶対値|Gdiff|は、変数αの変動に伴い図7のように変化する。なお、図7には変数αに対応する利得制御信号差動電圧GCT−GCCの関係も同時に記した。図7に示されているように、ギルバートセル型のVGAの利得変化は単調な変化ではない。この利得変化の非単調性が、後で述べるように、VGAを所望の利得に制御できない一因となる。
ASet−(THo−Ave) ・・・(4)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るAGCの動作を説明する図である。本実施の形態においても、AGCおよびギルバートセル型のVGAを用いるトランスインピーダンス増幅回路の構成は従来と同様であるので、図5、図6の符号を用いて説明する。本実施の形態では、AGC4から出力される利得制御信号GCT,GCCがGCT−GCC≧0を満たすように限定することで、従来の課題を解決している。図1は、図9と同様に横軸をAGC4の出力信号レベルとし、VGA2の差動利得の絶対値|Gdiff|とVGA2の出力振幅とを縦軸にとっているが、VGA2の利得および出力振幅はGCT−GCC≧0の範囲を満たす利得制御信号GCT,GCCに応じて変化する。
以上のように、本実施の形態によれば、VGA2の所望の設定出力振幅が得られないという問題を解消することができ、如何なる初期値の出力振幅であっても設定出力振幅へ収束させることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に係るAGC内のオペアンプの最終出力回路の構成を示す回路図である。この図2は、図5に示したオペアンプ43の最終出力回路の構成を示している。その他の構成は、図5、図6に示した従来例と同一である。
この特徴的な回路構成により、利得制御信号GCTはGCCよりも決して低い電位とはならず、ギルバートセル型のVGA2を安定的に制御可能な利得制御信号範囲GCT−GCC≧0を満たす利得制御信号GCT,GCCをAGC4からVGA2に供給することが可能となる。
以上のようにして、本実施の形態では、GCT−GCC≧0の範囲を満たす利得制御信号GCT,GCCを生成することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図3は本発明の第3の実施の形態に係るAGC内のオペアンプの最終出力回路の構成を示す回路図であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態においても、当該最終出力回路以外の構成は、図5、図6に示した従来例と同一である。
(Is+Ib)×ra43=Ib×ra41 ・・・(5)
式(5)より、抵抗ra43の値は次式のようになる。
ra43={Ib/(Is+Ib)}×ra41 ・・・(6)
Claims (1)
- 主信号を増幅するギルバートセル型の利得可変アンプを少なくとも有する主信号系と、
前記利得可変アンプの利得を調整する自動利得調整回路とを備え、
前記自動利得調整回路は、
前記主信号系で増幅された主信号の振幅を検出する振幅検出手段と、
この振幅検出手段で検出された振幅が予め設定された設定出力振幅と等しくなるように利得制御信号GCT,GCCを生成して前記利得可変アンプの利得を制御する利得制御信号生成手段とを備え、
前記利得制御信号GCT,GCCは、GCT−GCC≧0を満たし、
前記利得可変アンプは、
前記主信号が入力される差動構成の第1の増幅用トランジスタを含む増幅部と、
前記第1の増幅用トランジスタとカスコード接続された差動構成の振幅調整用トランジスタを含み、この振幅調整用トランジスタに入力される前記利得制御信号GCT,GCCに応じて前記第1の増幅用トランジスタの出力信号の振幅を調整する振幅調整部と、
一端に電源電圧が供給され、他端が前記差動構成の振幅調整用トランジスタのコレクタに接続された第1、第2のコレクタ抵抗と、
前記増幅部および振幅調整部に定電流を供給する第1の電流源とを備え、
前記主信号に応じて前記増幅部の第1の増幅用トランジスタで生成された電流を、前記利得制御信号GCT,GCCの大小関係で決定される分配比で前記差動構成の振幅調整用トランジスタに分配し、この振幅調整用トランジスタの出力を利得可変アンプの出力とし、
前記利得可変アンプの増幅部は、
ベースに正相の前記主信号が入力され、エミッタが前記第1の電流源に接続された正相入力側の前記第1の増幅用トランジスタと、ベースに逆相の前記主信号が入力され、エミッタが前記第1の電流源に接続された逆相入力側の前記第1の増幅用トランジスタとを備え、
前記利得可変アンプの振幅調整部は、
ベースに前記利得制御信号GCTが入力され、エミッタが前記逆相入力側の第1の増幅用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタに正相出力側の前記第1のコレクタ抵抗を介して電源電圧が供給される正相出力用の第1の前記振幅調整用トランジスタと、
ベースに前記利得制御信号GCTが入力され、エミッタが前記正相入力側の第1の増幅用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタに逆相出力側の前記第2のコレクタ抵抗を介して電源電圧が供給される逆相出力用の第1の前記振幅調整用トランジスタと、
ベースに前記利得制御信号GCCが入力され、エミッタが前記逆相入力側の第1の増幅用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが前記逆相出力用の第1の振幅調整用トランジスタのコレクタに接続された正相出力用の第2の前記振幅調整用トランジスタと、
ベースに前記利得制御信号GCCが入力され、エミッタが前記正相入力側の第1の増幅用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが前記正相出力用の第1の振幅調整用トランジスタのコレクタに接続された逆相出力用の第2の前記振幅調整用トランジスタとを備え、
前記正相出力用の第1の振幅調整用トランジスタのコレクタおよび前記逆相出力用の第2の振幅調整用トランジスタのコレクタと前記正相出力側のコレクタ抵抗との接続点から正相出力信号を出力し、前記逆相出力用の第1の振幅調整用トランジスタのコレクタおよび前記正相出力用の第2の振幅調整用トランジスタのコレクタと前記逆相出力側のコレクタ抵抗との接続点から逆相出力信号を出力し、
前記利得制御信号生成手段は、オペアンプからなり、
このオペアンプは、
前記設定出力振幅と前記振幅検出手段で検出された振幅との差分を増幅するアンプと、
このアンプから出力される差動出力信号に応じて前記利得制御信号GCT,GCCを出力する出力回路とを備え、
前記出力回路は、
ベースに前記差動出力信号が入力される差動構成の第2の増幅用トランジスタと、
前記第2の増幅用トランジスタに定電流を供給する第2の電流源と、
一端に電源電圧が供給され、他端が正相入力側の前記第2の増幅用トランジスタのコレクタに接続された第3のコレクタ抵抗と、
一端に電源電圧が供給される第4のコレクタ抵抗と、
一端が前記第4のコレクタ抵抗の他端に接続され、他端が逆相入力側の前記第2の増幅用トランジスタのコレクタに接続された第5のコレクタ抵抗とを備え、
前記第4、第5のコレクタ抵抗の接続点から前記利得制御信号GCTを出力し、正相入力側の前記第2の増幅用トランジスタのコレクタと前記第3のコレクタ抵抗との接続点から前記利得制御信号GCCを出力することを特徴とする増幅回路。
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