JP5161176B2 - 可視光通信用送信機及び可視光通信システム - Google Patents

可視光通信用送信機及び可視光通信システム Download PDF

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Description

本発明は,可視光を用いて信号を伝送する可視光通信用送信機及び可視光通信システムに関し、例えば、蛍光体の発光を含む白色発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、白色LEDという)を使用する通信に好適な可視光通信用送信機及び可視光通信システムに関する。
近年、白色LEDの開発が盛んに行われ、照明,車載用ランプ,液晶バックライト等多岐に亘る。この白色LEDは、例えば蛍光灯などの白色光源と比較して、オン/オフの切り替え応答速度が非常に速いといった特徴を持っている。そこで、データ伝送媒体としてLEDによる白色光を用い、白色LEDの照明光にデータ伝送機能を持たせる可視光通信システムが提案されている(下記特許文献1参照)。すなわち、白色LEDの発光強度を送信データに応じて変調し、受信側ではその光の強弱をフォトダイオード(Photo Diode:以下、PDという)などの光電変換器により電気信号に変換することで、データ伝送を実現する。
ところで、白色LEDは,例えば下記非特許文献1にあるように、発光方式により主に3種類に分類することができる。
(1) 青色光励起型白色LED:青色LEDと、主に黄色を発光する蛍光体を組み合わせたものである。青色LEDの周囲にYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系に代表されるような蛍光体を配置し、一つのパッケージに納めた構造となっている。この方式では、中心に配置された青色LEDから出力された青色光によって周囲の蛍光体が励起され、この蛍光体から主に青色と補色関係のある光(主に黄色)が出力される。この蛍光体による黄色蛍光と、前記青色LEDによる青色光とを混色することで、擬似的に白色光を得ている。
このような青色光励起型白色LEDの長所としては、(1)他の方式と比較してエネルギー利用効率が高く、高い照度が得易いこと、(2)構成が簡便なため安価に作製が可能であることが挙げられる。一方、短所としては、演色性が悪いことが挙げられる。この演色性とは、照明による物体の色の見え方の特性を指し、色が自然光で見た場合に近いほど演色性がよいという。
(2) 紫外光励起型白色LED:紫外LEDとR,G,B(赤,緑,青)の3原色を発光する蛍光体を組み合わせたものである。紫外光LEDの周囲にR,G,Bの3原色を発光する蛍光体をそれぞれ配置し、一つのパッケージに納めた構造となっている。この方式では、中心に配置された紫外光LEDから出力された紫外光によって周囲の蛍光体が励起され、これらの蛍光体からR,G,Bの3原色の光がそれぞれ出力される。これらのR,G,Bの光を混色することで白色光を得ている。
このような紫外光励起型白色LEDの長所としては、上述した演色性が良好であることが挙げられる。一方、短所としては、(1)前記青色光励起型白色LEDと比較してエネルギーの利用効率が低く、高い照度が得られにくいこと,(2)紫外発光であるため、LEDの駆動電圧が高いこと,が挙げられる。
(3) 3色発光型白色LED:R,G,BのLEDを組み合わせたものである。赤色LED,緑色LED,青色LEDの3種類のLEDを一つのパッケージに収めた構造となっている。この方式は、3原色であるそれぞれのLEDを同時に発光させることで、白色光が得られる。
このような3色発光型白色LEDの長所としては、前記紫外光励起型白色LEDと同様に演色性が良いことが挙げられる。一方、短所としては、3種類のLEDを一つのパッケージに実装することになるので、他の方式と比較して高価となってしまうこと,が挙げられる。
従来の白色LEDを用いた光通信装置としては、図13(A)に示すものがあり、送信データが送信機900の駆動部902に供給されると、対応する駆動電流が白色LED904に出力され、白色LED904が送信データに対応して発光する。例えば、OOK(On-Off Keying)などの変調方式で変調されて、白色LED904が点滅する。白色LED904から出力された光信号は、受信機910のPD912に入射し、電気信号に変換されてトランスインピーダンスアンプ(電流電圧変換アンプ)914で電圧信号に変換される。この電圧信号は、イコライザ916による所望の等化処理の後、リミッティングアンプ918で2値化され、受信データとして出力される。
ところで、前記白色LED904として、青色光励起型白色LEDを用いた場合、蛍光体から出力される光の応答速度が低速であるため、高々数Mbps程度の伝送速度しか得られない(下記非特許文献2参照)。そこで、光電変換器の前に青色のみ透過するLED光透過カラーフィルタを設け、蛍光体から出力された応答速度の遅い光成分をこのカラーフィルタで除去することにより、高速化を図る方法が提案されている(下記特許文献1参照)。図13(B)には、この場合の装置構成が示されており、受信機920のPD912の光入射側に青色カラーフィルタ922を配置した構成となっている。この青色カラーフィルタ922によって、光信号中の応答速度の遅い蛍光体から発光される光が除去される。これにより、PD912には青色LEDの光のみが入射することになり、結果として前記構成より速いデータ伝送を行うことができる。しかし、この方法を用いても、高々数10Mbps程度の伝送速度しか得られない。
また、白色LED904として、上述した紫外光励起型白色LEDを用いた場合は、前記青色光励起型白色LEDを用いた場合と同様の理由により、伝送速度は数Mbps程度となってしまう。加えて、LEDの駆動電圧が高くなることから、駆動回路の構成も難しくなる。なお、蛍光体材料の改良により蛍光体から発光される光の応答速度の向上を図るといった方法もあるが、所望の照度が得られないことや、蛍光体材料自体のコストが高くなるといった不都合がある。
更に、白色LED904として、上述した3色発光型白色LEDを用いた場合は、前記方式と比較して蛍光体発光成分もなく、各LEDが異なる信号を搬送するといった波長多重化を行ってデータ伝送することも可能となり、高速化が可能である(下記特許文献2参照)。しかし、複数のLEDを用いるため、コストが高くなってしまう。
以上のような点からすると、汎用でコスト的に有利な青色光励起型白色LEDを用いて、かつ、高速伝送を行なうことができれば、非常に好都合となる。このような観点から改良を加えたものとして、下記特許文献3に開示された「光通信用送信機等」がある。図13(C)にその概略が示されており、送信機930にピーキング回路932を設けた構成となっている。これにより、高速変調を行うのに最適な駆動電流波形の生成と調整を行うことで、太陽光や蛍光灯の光が存在する空間においても、高速伝送に適した光信号が送信機から出力されるようになる。
特許第3465017号公報 特開2002−290335公報 特開2007−43592公報
シーエムシー出版,「白色LED照明システム技術の応用と将来展望」 信学技報 ICD2005-44,Vol.105,No.184,25-30p,「可視光通信用LEDドライバーの試作と可視光LEDの応答性能の評価」
しかしながら、上述した特許文献3記載の従来技術では、アナログピーキング回路を使用しているため、LEDの定格電流を超えた過電流が流れて、LED素子が破壊される恐れがある。また、抵抗やコンデンサ等の受動部品を使用しているため、伝送速度が速い場合、または、青色カラーフィルタを使用しない場合において、最適な駆動条件を得るための調整が難しい。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、汎用でコスト的に有利な青色光励起型白色LEDを用い、素子破壊を防止しつつ、十分な伝送速度の可視光データ通信を行なうことである。他の目的は、前記目的に加えて、受信側で青色カラーフィルタを用いることなく、十分な伝送速度の可視光データ通信を行なうことである。
前記目的を達成するため、本発明の可視光通信用送信機は、送信データに基づいて生成された駆動電流信号に基づいて青色光励起型白色LEDを駆動し、可視光信号を受信機に対して出力する可視光通信用送信機であって、前記送信データの立ち上がり時に立ち上がり階調信号パルスを付加するとともに、前記送信データの立ち下がり時に立ち下がり階調信号パルスを付加して、多階調の駆動電流信号を生成する多階調駆動手段,を備え、前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスのパルス幅を、前記送信データの最小パルス幅の1/2としたことを特徴とする
本発明の可視光通信システムは、前記可視光通信用送信機と、該可視光通信用送信機から出力された多階調の光信号を、青色光励起型白色LEDの蛍光体から出力された光も含めて受光して電気信号に変換し、受信データを出力する可視光通信用受信機と、を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記送信データに対応する駆動電流の値を、前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスの電流の値に対して、1/3以下としたことを特徴とする。
他の可視光通信システムは、前記可視光通信用送信機と、該可視光通信用送信機から出力された多階調の光信号を、青色光励起型白色LEDの蛍光体から出力された光を除去するフィルタ手段を介して受光して電気信号に変換し、受信データを出力する可視光通信用受信機と、を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記送信データに対応する駆動電流の値を、前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスの電流の値に対して、5/4以下としたことを特徴とする。
他の形態の一つは、変調符号器を前記可視光通信用送信機に設けるとともに、前記変調符号器で変調された変調符号を復号する変調復号器を前記可視光通信用受信機に設けたことを特徴とする。更に別の形態は、前記変調符号として、8B10Bを用いたことを特徴とする。あるいは、前記変調符号として、DCフリーであり、かつ、符号化率を2/3,最小ランを1としたRun Length Limited符号を用いるとともに、NRZI変調を行うことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、送信データの立ち上がり時及び立ち下がり時にそれぞれ階調信号パルスを付加した多階調の駆動電流信号によって白色LEDを駆動するとともに、立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスの幅を、前記送信データの最小パルス幅の1/2としたので、汎用でコスト的に有利な青色光励起型白色LEDを用い、素子破壊を防止し、かつ,調整が容易なシステム構成によって十分な伝送速度の可視光データ通信を行なうことができる。

本発明の実施例1の装置構成を示す回路ブロック図である。 前記実施例における青色光励起型白色LEDの発光スペクトルの一例を示すグラフである。 前記実施例の主要部の信号波形を示すタイムチャートである。 前記実施例における主要部の回路構成の一例を示す回路図である。 前記実施例におけるアイパターンの一例を示すグラフである。(A)はエラーフリー時,(B)はエラー発生時を示す。 本発明の実施例2の装置構成を示す回路ブロック図である。 前記実施例におけるカラーフィルタの透過特性の一例を示すグラフである。 前記実施例におけるアイパターンの一例を示すグラフである。(A)はエラーフリー時,(B)はエラー発生時を示す。 本発明の実施例3の装置構成を示す回路ブロック図である。 前記実施例におけるアイパターンの一例を示すグラフである。(A)は変調符号8B10Bの場合,(B)は変調符号17PPの場合である。 本発明の実施例4の装置構成を示す回路ブロック図である。 前記実施例におけるアイパターンの一例を示すグラフである。(A)は変調符号8B10Bの場合,(B)は変調符号17PPの場合である。 従来の可視光通信システムを示す回路ブロック図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施例1について説明する。図1には、実施例1の回路構成が示されている。同図において、送信側から説明すると、伝送対象の送信データは、送信機100の駆動波形生成部110に入力されている。駆動波形生成部110の出力側は、多階調駆動部120を介して、青色光励起型白色LED140に接続されている。なお、青色光励起型白色LED140としては、例えば、ピーク波長範囲が440〜470nmのものを使用する。図2には、青色光励起型白色LED140の発光スペクトルの一例が示されており、横軸は波長(nm),縦軸は相対発光強度(a.u.)である。同図の例は、波長440nm付近にピークがある。なお、550nm付近の低いピークは、緑色から黄色にかけての蛍光体による発光成分である。
一方、受信側は、上述した背景技術と同様であり、送信機100から出力された光信号は、汎用のSiによるPINフォトダイオードなどによって構成されたPD210に入射するようになっている。受信機200のPD210の電気信号出力側は、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ212,等化処理を行なうイコライザ214を介して、2値化処理を行なうリミッティングアンプ216の入力側に接続されている。このリミッティングアンプ216の出力側から受信データが出力されるようになっている。本実施例における伝送方式(変調方式)はベースバンド方式のOOK(on-off-keying)を前提とし、伝送速度は50〜125Mbpsである。
以上の各部のうち、送信機100の駆動波形生成部110と多階調駆動部120は、図3(A)に示す送信データ信号から、同図(B)に示すような駆動電流波形を得るための回路である。すなわち、同図(C)〜(F)に示す信号が合成されて同図(B)に示す波形の駆動電流が得られる。詳述すると、駆動波形成生成部110は、例えば、送信データパルスに同期したクロック及び逓倍クロックを生成するPLL,エッジパルス検出器,ワンショットマルチバイブレータ(図示せず)によるデジタル回路によって構成されており、図3(A)の送信データに基づいて、同図(C)〜(F)に示す多値(ここでは4値)の階調波形を生成する機能を備えている。多階調駆動部120は、OR回路によって構成されており、駆動波形生成部110から出力された図3(C)〜(F)の信号を合成して同図(B)に示す波形の駆動電流を出力する機能を備えている。
図4には、前記駆動波形生成部110及び多階調駆動部120の主要部の一例が示されている。同図に示すように、OPアンプ,トランジスタ,スイッチ,抵抗による階調波形生成回路112A〜112Dが設けられており、図3(C)〜(F)に示す階調信号SA〜SDがそれぞれ出力されるようになっている。階調信号のパルス高さHA〜HDは、OPアンプのプラス入力Vin1〜Vin4の電圧VHA〜VHDによって設定されており、立ち上がり及び立ち下がりのタイミングは、スイッチの制御端子EN1〜EN4に印加される制御信号KWA〜KWDによって設定されている。例えば、階調波形生成回路112Aに着目すると、制御信号KWAは、図3(A)の送信データの立ち上がりタイミングで立ち上がり、パルス幅WAに相当する一定時間経過後に立ち下がる。このため、その期間スイッチがONとなり、電圧VHAが階調信号SAとして出力される。他の階調波形生成回路112B〜112Dについても同様であり、それぞれ多階調信号SB〜SDが出力される。
なお、制御信号KWA〜KWDは、送信データの論理値から決定される4ビットのデジタル信号と考えることができる。例えば、送信データが論理値のLからHとなるタイミング(立ち上がりタイミング)で「KWA,KWB,KWC,KWD」=「1,1,1,1」,立ち上がりタイミングから階調信号SAのパルス幅WAに相当する時間の経過後に「0,1,1,1」,送信データが論理値のHからLとなるタイミング(立ち下がりタイミング)で「0,0,0,1」,立ち下がりタイミングから階調信号SCのパルス幅WCに相当する時間の経過後に「0,0,1,1」となる。
階調波形生成回路112A〜112Dから出力された階調信号SA〜SDは、ワイヤードOR回路によって加算され、カレントミラー回路114を介して青色光励起型白色LED140に供給されるようになっている。
次に、図3に示す階調信号パルスSA〜SDについて説明する。まず、送信データの立ち上がり時に生成される立ち上がりパルスSAのパルス幅WAは、送信データの立ち上がりタイミングから送信データの最小パルス幅の1/2のパルス幅となっている。同様に、送信データの立ち下がり時に生成される階調信号SCのパルス幅WCは、送信データの立ち下がりタイミングから送信データの最小パルス幅の1/2のパルス幅となっている。データパルスSBのパルス幅WBは、送信データと同じパルス幅となっている。プリバイアス電流SDの電流値HDは、送信データによらず一定となっている。
一方、パルス高さ(電流の大きさ)については、各パルスの総和HA+HB+HC+HDが、駆動対象のLEDの定格電流値の条件もしくは駆動回路の駆動電流値上限によって制限を受ける。本実施例では、50Mbps以上の伝送速度を実現する場合、データパルスSBの高さは、立ち上がりパルスSAの高さHA及び立ち下がりパルスSCの高さHCに対して1/3以下に設定されている。このように設定することで、符号間干渉を抑制でき、ビットエラーレートを低くすることができる。
多階調駆動部120は、nsオーダーで電流駆動可能な回路であり、青色励起型白色LED140の駆動に必要な順方向バイアス電圧(3.6V程度)より大きなバイアス電圧が出力可能となっている。
前記青色光励起型白色LED140としては、例えば、定格電流500mA(パルス駆動時)の汎用の白色LEDを使用する。これを下記表1に示す駆動電流の設定条件で駆動する。例えば「設定2」の条件では、以下の通りとなる。
(1)立ち上がりパルスSAの電流値HA:75.9mA
(2)データパルスSBの電流値HB:6.3mA
(3)立ち下がりパルスSCの電流値HC:76.5mA
(4)プリバイアス電流値HD:5.2mA
次に、以上のように構成された本実施例の動作を説明する。送信機100の駆動波形生成部110には、例えば、図3(A)に示すような送信データが入力される。すると、駆動波形生成部110及び多階調駆動部120では、図3(B)に示す多階調駆動信号が生成され、これが青色励起型白色LED140に供給されて発光する。青色励起型白色LED140から出力された光信号は、レンズ等(図示せず)によって集光されて受信機200のPD210に入射する。受光した光信号は、PD210で電流信号に変換され、トランスインピーダンスアンプ212で電流信号から電圧信号に変換される。電圧に変換された信号は、イコライザ214で所望の等化処理がなされた後、リミッティングアンプ216によって二値化され、出力データが得られる。なお、本実施例においては、受信機の変調光に対する受信帯域が送信信号に対して十分な帯域となっており、受信に必要な帯域内での周波数特性が平坦である受信機を使用した。
本実施例について試作した可視光通信システムを用いて行なったデータの送受信実験について説明する。データの伝送速度は50Mbps,75Mbps,100Mbps,125Mbpsの4通りとし、前記表1に示した各駆動設定条件にてビットエラーレートを測定した結果を以下の表2に示す。なお、送信データは擬似ランダムパターン(PRBS)2−1を使用し、送信データ数は1011ビットとした。
例えば、表2のうち、最上段の伝送速度を50Mbpsとしたときに着目すると、「設定1」から「設定7」までの条件においてエラーフリーもしくはエラーレートが十分に低い値となっており、実用上問題なくデータが伝送できていると考えられる。そして、それらのうち、「設定1」から「設定6」の条件においては、前記表1に示すように、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab(=HB/HA)と、立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcb(HB/HC)が、いずれも1/3以下の値となっている。また、「設定7」の条件においては、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rabと立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbは、それぞれ0.28と0.35になっている。これらの点からすると、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbが、少なくとも1/3以下であれば、50Mbpsのデータ伝送を良好に行うことができることになる。
更に、前記表2の結果によれば、伝送速度75Mbps以上のデータ伝送時においても、エラーフリーもしくはエラーレートが十分に低い値となる駆動電流設定値は、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbが1/3以下となっている。
次に、前記表2の「設定4」及び「設定8」の駆動条件下であって、かつ、50Mbps伝送時のアイパターンを観測した。その結果は、図5に示すようになった。同図中、(A)は、エラーフリーである「設定4」の駆動条件下のアイパターンであり、(B)はエラーが発生している「設定8」の駆動条件下のアイパターンである。これらの図に示すように、(A)のエラーフリーの場合には良好なアイパターンが得られている。しかし、(B)のビットエラーレートが3.0×10−3と悪化している場合には、良好なアイパターンが得られておらず、符号間干渉の発生によってビットエラーレートが悪化していることが分かる。
以上のように、本実施例によれば、次のような効果がある。
(1)白色LEDを多階調駆動することとしたので、デジタル的にパルス高さなどを良好かつ簡便に調整することができ、アナログ構成によるピーキング回路のような白色LEDの定格電流を超えた過電流が流れて素子が破壊される恐れがない。
(2)多階調駆動を行う場合、パルス幅の最小分解能が小さいほど調整は容易となるが、その分、データクロックの(送信データの最小パルス幅/駆動最小パルス幅)倍のクロックが必要となる。これに対し、本実施例によれば、立ち上がりパルスSA及び立ち下がりパルスSCのパルス幅WA,WCを送信データの最小パルス幅の1/2としているため、多階調駆動電流波形の生成に使用するクロックが送信データクロックの2倍の周波数でよく、実装が容易で、コスト面で優位である。
(3)受信側で青色カラーフィルタを使用しないため、部品点数が減り、コスト面で優位である。
(4)光メディアシステムに使用されている汎用の多階調駆動型LDドライバICを使用することができ、安価に構成することができる。
(5)立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbを1/3以下とすることで、データ伝送を良好に行うことができる。
次に、図6〜図8を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。なお、上述した実施例1と対応する構成要素には同一の符号を用いることとする。図6には、実施例2の回路構成が示されており、上述した実施例1と比較して、受信機250の光入射側にカラーフィルタ252を追加した構成となっている。他の構成は、上述した実施例1と同様である。従って、図3に示した信号波形や図4の回路構成も、前記実施例1と同様である。
カラーフィルタ252の光透過特性の一例を示すと、図7のようになる。同図中、横軸は波長(nm),縦軸は透過率(%)である。同図に示すように、500nm〜750nm付近の波長の光の透過率が低い特性となっている。一方、送信機100の青色光励起型白色LED140の発光スペクトルは図2に示したとおりである。両者を比較すれば、550nm付近の緑色から黄色にかけての蛍光体による発光成分がカラーフィルタ252によってカットされることが分かる。
本実施例においても、パルス高さ(電流の大きさ)については、各パルスの総和HA+HB+HC+HDは、駆動対象のLEDの定格電流値の条件もしくは駆動回路の駆動電流値上限によって制限を受ける。しかし、本実施例では、50Mbps以上の伝送速度を実現する場合、データパルスSBの高さは、立ち上がりパルスSAの高さHA及び立ち下がりパルスSCの高さHCに対して5/4以下に設定されている。このように設定することで、符号間干渉を抑制でき、ビットエラーレートを低くすることができる。
加えて、上述した実施例1では、表1の条件で青色光励起型白色LED140を駆動したが、本実施例では、表3に示す駆動電流の設定条件で、青色光励起型白色LED140が駆動される。例えば表3の「設定4」の条件では、以下の通りとなる。
(1)立ち上がりパルスSAの電流値HA:68.9mA
(2)データパルスSBの電流値HB:12.4mA
(3)立ち下がりパルスSCの電流値HC:64.3mA
(4)プリバイアス電流値HD:5.2mA
次に、以上のように構成された本実施例の動作を説明する。送信機100の駆動波形生成部110には、例えば、図3(A)に示すような送信データが入力される。すると、駆動波形生成部110及び多階調駆動部120では、図3(B)に示す多階調駆動信号が生成され、これが青色励起型白色LED140に供給されて発光する。以上の動作は、上述した実施例1と同様である。
青色励起型白色LED140から出力された光信号は、受信機250のカラーフィルタ252に入射する。これにより、青色励起型白色LED140から出力された光のうち、蛍光体から出力された光の大半が濾過される。カラーフィルタ252を透過した光は、レンズ等(図示せず)によって集光されてPD210に入射する。受光した光信号は、PD210で電流信号に変換され、トランスインピーダンスアンプ212で電流信号から電圧信号に変換される。そして、電圧に変換された信号は、イコライザ214で所望の等化処理がなされた後、リミッティングアンプ216によって二値化され、出力データが得られる。本実施例にいても、受信機の変調光に対する受信帯域は、送信信号に対して十分な帯域となっており、受信に必要な帯域内での周波数特性が平坦である受信機を使用した。
次に、本実施例について試作した可視光通信システムを用いて行なったデータの送受信実験について説明する。データの伝送速度は50Mbps,75Mbps,100Mbps,125Mbpsの4通りとし、前記表3に示した各駆動設定条件にてビットエラーレートを測定した結果を以下の表4に示す。なお、送信データはPRBS2−1を使用し、送信データ数は1011ビットとした。
例えば、表4のうち、最上段の伝送速度を50Mbpsとしたときに着目すると、「設定1」から「設定11」までの条件においてエラーフリーもしくはエラーレートが十分に低い値となっており、実用上問題なくデータが伝送できていると考えられる。そして、それらのうち、「設定2」から「設定10」の条件においては、前記表3に示すように、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab(=HB/HA)と、立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcb(HB/HC)が、いずれも5/4以下の値となっている。また、「設定11」の条件においては、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rabと立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbは、それぞれ1.23と0.98になっている。これらの点からすると、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbが、少なくとも5/4以下であれば、50Mbpsのデータ伝送を良好に行うことができることになる。
更に、前記表4の結果によれば、伝送速度75Mbps以上のデータ伝送時においても、エラーフリーもしくはエラーレートが十分に低い値となる駆動電流設定値は、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbが5/4以下となっている。
次に、前記表4の「設定7」及び「設定13」の駆動条件下であって、かつ、50Mbps伝送時のアイパターンを観測した。その結果は、図8に示すようになった。同図中、(A)は、エラーフリーである「設定7」の駆動条件下のアイパターンであり、(B)はエラーが発生している「設定13」の駆動条件下のアイパターンである。こられの図に示すように、(A)のエラーフリーの場合には良好なアイパターンが得られている。しかし、(B)のビットエラーレートが3.8×10−3と悪化している場合には、良好なアイパターンが得られておらず、符号間干渉の発生によってビットエラーレートが悪化していることが分かる。
以上のように、本実施例によれば、カラーフィルタによる光量の多少の低下はあるものの、青色光励起型白色LED140の発光スペクトルのうち、蛍光体による発光成分をカラーフィルタ252によってカットすることとしたので、立ち上がりパルスや立ち下がりパルスを小さくしても、良好なデータ伝送を行なうことができる。具体的には、立ち上がりパルス電流値HAに対するデータパルス電流値HBの比率Rab及び立ち下がりパルス電流値HCに対するデータパルス電流値HBの比率Rcbを5/4以下とすることで、データ伝送を良好に行うことができる。
次に、図9及び図10を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。図9には、本実施例の回路構成が示されている。同図に示すように、本実施例の回路構成は、上述した図1の実施例1の回路構成に対して、送信機300では駆動波形生成部110の入力側に変調符号器302を追加し、受信機310ではリミッティングアンプ216の出力側に変調復号器312を追加した構成となっている。
変調符号器302で使用する変調符号としては、
(1)NRZ符号(Non Return to Zero)
(2)マンチェスター符号(例えば、特開平7−183849号公報参照)
(3)8B10B(例えば、米国特許第4,486,739号公報参照)
(4)17PP(例えば、特許3985173号公報参照)
がある。
表5には、前記変調符号と諸数値の関係が示されている。なお、同表中の変調帯域上限周波数の値は、一般的な経験則から、(1/最小パルス幅)×0.7として計算している。
本実施例では、変調符号器302に使用する変調符号として、8B10Bと17PPを使用する。これらの符号を使用する理由は、
(1)いずれも、DCフリーの符号である。このため、受信側におけるクロック再生が容易で、かつ、キャリアに可視光を用いた際に問題となりうる不要なチラツキを抑制することができる。更に、受信回路上で直流成分を除去できるため、変調されていない外乱光(太陽光)などの影響を抑制することができる。
(2)例えば、マンチェスター符号と比較した場合に、前記表5に示す通り、伝送速度に対して必要とする最小パルスの幅が広くなる。このため、必要とする変調帯域上限周波数を低くすることができる。
変調符号8B10Bは、8bitのデータを10ビットのデータに変換する符号化方式である。5ビット以上の論理値"1"又は"0"が連続しないため、データからクロックを取り出すことが可能であり、データとクロックを同じ配線で伝送することができる。一方、変調符号17PPは、一般的に(1,7)RLL符号に分類される符号である。RLL(Run Length Limited)符号とは、ビット1で伝送矩形波を反転させるNRZI(NonReturn to Zero Inverted)変調を前提としたとき、NRZI変調前の符号系列における論理値"1"と"1"の間に入る論理値"0"の個数の最小値(最小ラン)と最大値(最大ラン)をそれぞれ、もしくは、一方のみ制限したものであり、その際の最小ランをd,最大ランをkとしたときに「(d,k)RLL」といった表記の仕方をする。例えば、上述のような(1,7)RLLという表記をすると、連続する論理値"0"または"1"は最小で2個,最大で8個となる。なお、17PPの符号化率,すなわち、符号化前のデータビット長をm,符号化後のデータビット長をnとした際のm/nの値は、2/3である。
以上のような変調符号8B10B及び17PPを使用し、データの伝送速度を100Mbpsとした場合の受信機310におけるリミッティングアンプ216後出力のアイパターンを見ると、それぞれ図10(A),(B)に示すようになった。なお、駆動条件は、変調符号8B10Bの場合は前記表1の「設定3」,変調符号17PPの場合は「設定4」としている。図10に示すように、いずれの変調符号を使用した場合においても良好なアイパターンが得られており、エラーフリーとなっている。なお、エラーフリーの際に、実施例1で示したような駆動条件を満たしていることは言うまでもない。
以上のように、本実施例によれば、DCフリーの変調符号を使用することにより、次のような効果も得ることができる。
(1)キャリアに可視光を用いた際に問題となりうる不要なチラツキを抑制することができる。
(2)受信回路上で直流成分を除去できるため、変調されていない外乱光(太陽光)などの影響を抑制することができる。
次に、図11及び図12を参照しながら、本発明の実施例4について説明する。本実施例は、上述した図9の実施例3を、上述した図6の実施例2に適用したものである。送信機300は前記実施例3と同様の構成となっており、受信機400は光入射側にカラーフィルタ252を設けるとともに、リミッティングアンプ216の出力側に変調復号器312を追加した構成となっている。
同様に、データの伝送速度を100Mbpsとし、変調符号として8B10B及び17PPを使用した場合の受信機400におけるリミッティングアンプ216の後出力のアイパターンを見たところ、それぞれ図12(A),(B)に示すようになった。なお、駆動条件は、8B10Bの場合は表3の「設定5」,17PPの場合は「設定6」としている。いずれの変調符号を使用した場合においても良好なアイパターンが得られており、エラーフリーとなっている。なお,エラーフリーの際に,実施例2で示したような駆動条件を満たしていることは言うまでもない。本実施例でも、上述した実施例3と同様の効果を得ることができる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)青色光励起型白色LED140としては、青色LEDの光により励起された蛍光体が、補色関係にある黄色の光を発光するタイプが一般的であるが、最近は、蛍光体発光成分に赤色成分を含むLEDもあり、このようなLEDも「青色光励起型白色LED」に含まれる。
(2)前記実施例で示した駆動波形生成部110及び多階調駆動部120の回路構成は一例であり、同様の作用を奏する公知の各種の回路構成が可能である。
本発明によれば、青色光励起型白色LEDを使用して十分な伝送速度の可視光データ通信を行なうことができ、高速の可視光通信に好適である。
100:送信機
110:駆動波形生成部
112A−112D:階調波形生成回路
114:カレントミラー回路
120:多階調駆動部
140:青色光励起型白色LED
200:受信機
210:PD
212:トランスインピーダンスアンプ
214:イコライザ
216:リミッティングアンプ
250:受信機
252:カラーフィルタ
300:送信機
302:変調符号器
310:受信機
312:変調復号器
400:受信機
900:送信機
902:駆動部
904:白色LED
910:受信機
912:PD
914:トランスインピーダンスアンプ
916:イコライザ
918:リミッティングアンプ
920:受信機
922:青色カラーフィルタ
930:送信機
932:ピーキング回路
SA−SD:階調信号パルス

Claims (8)

  1. 送信データに基づいて生成された駆動電流信号に基づいて青色光励起型白色LEDを駆動し、可視光信号を受信機に対して出力する可視光通信用送信機であって、
    前記送信データの立ち上がり時に立ち上がり階調信号パルスを付加するとともに、前記送信データの立ち下がり時に立ち下がり階調信号パルスを付加して、多階調の駆動電流信号を生成する多階調駆動手段,
    を備え
    前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスのパルス幅を、前記送信データの最小パルス幅の1/2としたことを特徴とする可視光通信用送信機。
  2. 請求項1記載の可視光通信用送信機と、
    該可視光通信用送信機から出力された多階調の光信号を、青色光励起型白色LEDの蛍光体から出力された光も含めて受光して電気信号に変換し、受信データを出力する可視光通信用受信機と、
    を備えたことを特徴とする可視光通信システム。
  3. 前記送信データに対応する駆動電流の値を、前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスの電流の値に対して、1/3以下としたことを特徴とする請求項記載の可視光通信システム。
  4. 請求項1記載の可視光通信用送信機と、
    該可視光通信用送信機から出力された多階調の光信号を、青色光励起型白色LEDの蛍光体から出力された光を除去するフィルタ手段を介して受光して電気信号に変換し、受信データを出力する可視光通信用受信機と、
    を備えたことを特徴とする可視光通信システム。
  5. 前記送信データに対応する駆動電流の値を、前記立ち上がり階調信号パルス及び立ち下がり階調信号パルスの電流の値に対して、5/4以下としたことを特徴とする請求項記載の可視光通信システム。
  6. 変調符号器を前記可視光通信用送信機に設けるとともに、前記変調符号器で変調された変調符号を復号する変調復号器を前記可視光通信用受信機に設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の可視光通信システム。
  7. 前記変調符号として、8B10Bを用いたことを特徴とする請求項記載の可視光通信システム。
  8. 前記変調符号として、DCフリーであり、かつ、符号化率を2/3,最小ランを1としたRun Length Limited符号を用いるとともに、NRZI変調を行うことを特徴とする請求項記載の可視光通信システム。
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