JP2000174711A - 光送信モジュール及び発光素子駆動回路 - Google Patents

光送信モジュール及び発光素子駆動回路

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JP2000174711A
JP2000174711A JP10345955A JP34595598A JP2000174711A JP 2000174711 A JP2000174711 A JP 2000174711A JP 10345955 A JP10345955 A JP 10345955A JP 34595598 A JP34595598 A JP 34595598A JP 2000174711 A JP2000174711 A JP 2000174711A
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light emitting
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input signal
drive circuit
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Kazuhiro Shimada
田 和 宏 島
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光送信モジュールにおける発光素子を高速ス
イッチング可能にする。 【解決手段】 光送信モジュールの発光素子駆動回路
に、入力信号20に基づいて低いハイレベルを有する第
1駆動信号22を発光素子14へ出力する第1駆動回路
10と、入力信号20に基づいて高いハイレベルを有す
る第2駆動信号24を発光素子14へ出力する第2駆動
回路12とを設ける。さらに、これら第1駆動回路10
と第2駆動回路12とが、入力信号20の変化に対応し
て効率よく動作するようにする。これにより、発光素子
14の許容速度以上の速度でも、この発光素子14を動
作させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信モジュール
及び発光素子駆動回路に関し、特に、ファイバー伝送や
空間伝送等のデジタル光伝送に使用される光送信モジュ
ール及び発光素子駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7(a)は標準的な光送信モジュール
の構成を示す図であり、図7(b)は駆動回路の入力信
号及び駆動信号と、発光素子の光出力の関係を示す図で
ある。
【0003】これら図7(a)(b)に示すように、標
準的な光送信モジュールは、駆動回路100と発光素子
102とを備えて構成されている。駆動回路100には
電圧信号としての入力信号104が入力されている。こ
の入力信号104は、デジタル信号である。駆動回路1
00からは電流信号としての駆動信号106が出力され
る。発光素子102は、この駆動信号106に基づいて
駆動し、光出力108を出力する。すなわち、駆動信号
106による電流が流れている場合には発光素子102
は発光し、駆動信号106による電流が流れていない場
合には発光素子102は消光する。この発光素子102
の発光と消光とが、デジタル信号の1又は0に対応する
のである。
【0004】この図7(b)の光出力108波形は、入
力信号104をより高速にスイッチングさせたため光出
力108の歪みが大きく、さらに高速にすると信号の伝
送ができないという問題がある。この問題は発光素子1
02がLED(Light Emitting Diode)の場合、特に顕
著にあらわれる。つまり、発光素子102の許容速度
(帯域)以上では、光出力108の光波形の歪みが大き
くなるという問題がある。
【0005】図8(a)はこの問題を解決して高速伝送
をさせるための従来の光送信モジュールを示す図であ
り、図8(b)は駆動回路の入力信号及び駆動信号と、
発光素子の光出力の関係を示す図である。
【0006】これら図8(a)(b)に示すように、図
8(a)の従来の光送信モジュールでは、駆動回路10
0はピーキング特性を備えている。すなわち、駆動回路
100では、入力信号104が立ち上がった時に過電流
を流すピーキングを行った上で駆動信号102として出
力する。図8(b)に示すように、駆動回路100にピ
ーキング特性を持たすことにより、発光素子102から
の光出力108の立ち上がり特性は、改善される。すな
わち、光出力108がすばやく立ち上がるようになる。
【0007】図9(a)は別の従来の光送信モジュール
の構成を示す図であり、図9(b)は駆動回路の入力信
号及び駆動信号と、発光素子の光出力の関係を示す図で
ある。
【0008】これら図9(a)(b)に示すように、こ
の従来技術では、発光素子102と並列的に抵抗110
が接続されている。発光素子102がオン状態の際に、
この発光素子102の有する容量により、発光素子10
2に電荷が蓄積される。抵抗110は、この蓄積された
電荷を、発光素子102がオフ状態になる時にすばやく
放電できるようにしている。このため、抵抗110を設
けることにより、光出力108の立ち下がり特性は改善
される。すなわち、光出力108はすばやく立ち下がる
ようになる。
【0009】なお、図8に示す従来技術と図9に示す従
来技術を組み合わせることにより、光出力108の立ち
上がり特性と立ち下がり特性の両方を改善することが可
能となる。
【0010】図10(a)はさらに別の従来の光送信モ
ジュールの構成を示す図であり、図10(b)は駆動回
路の各所における信号と、発光素子の光出力の関係を示
す図である。
【0011】これら図10(a)(b)に示すように、
この光送信モジュールは通常の駆動回路100のほか
に、駆動補助回路101を備えている。この駆動補助回
路101には入力信号104が入力され、コンデンサ1
12を介して発光素子102へ電流信号としての補助駆
動信号114を出力する。補助駆動信号114の基本レ
ベルはゼロであり、この基本レベルでは順方向にも逆方
向にも電流は流れない。そして、入力信号104がロー
レベルからハイレベルに変化するごく短い時間のみに正
の補助電流を補助駆動信号114として流す。これとは
逆に、入力信号がハイレベルからローレベルに変化する
ごく短い時間のみに負の補助電流を補助駆動信号114
として流す。
【0012】また、駆動回路100からの駆動信号10
6も、他の従来技術と同様に発光素子102へ入力され
る。発光素子102は、この駆動信号106と補助駆動
信号114とが合わさった混合信号116により駆動す
る。混合信号116に含まれている補助駆動信号114
により、駆動信号106の立ち上がり時も立ち下がり時
も補正されて、発光素子102を高速で駆動させること
が可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたところから
わかるように、図8や図10に示した光送信モジュール
では、いずれも光出力108の立ち上がり特性を改善す
ることができるが、入力信号104の周期よりかなり短
い時間に大きな補正電流を発生させる必要がある。この
ため、駆動回路100や駆動補助回路101を高速動作
に耐えられるよう設計する必要がある。つまり、このよ
うな光送信モジュールは高速用のプロセスで製造する必
要がある。しかも、高速動作時に消費電流が増大する傾
向がある。
【0014】また、図9に示した光送信モジュールで
は、光出力108の立ち下がり特性を改善することがで
きるが、抵抗110に発光素子102の放電を補助する
以上の効果はない。しかも、駆動回路100が出力する
駆動電流106を、抵抗110に流れる電流の分だけ大
きくする必要があり、定常的な消費電流が大きくなると
いう問題がある。
【0015】さらに、図8乃至図10に示した光送信モ
ジュールのいずれにおいても、直前にハイレベルからロ
ーレベルに切り替わった直後のローレベルからハイレベ
ルへの立ち上がりと、ある程度の時間にわたってローレ
ベルが続いた後のローレベルからハイレベルへの立ち上
がりとで、同じように補正がかからないという問題があ
る。これと同様に、直前にローレベルからハイレベルに
切り替わった直後のハイレベルからローレベルへの立ち
下がりと、直前までいくつかハイレベルが続いた後のハ
イレベルからローレベルへの立ち下がりとで、同じよう
に補正がかからないという問題もある。
【0016】そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、発光素子を高速で駆動させることが可能
な発光素子駆動回路を提供することを目的とする。すな
わち、LED等からなる発光素子を許容速度以上の高速
で切り替えることが可能な発光素子駆動回路を提供する
ことを目的とする。さらに、このような発光素子駆動回
路を用いることにより、高速デジタル伝送可能な光送信
モジュールを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光送信モジュールは、デジタル信号と
しての入力信号が入力される発光素子駆動回路と、この
発光素子駆動回路からの発光素子駆動信号に基づいて動
作する発光素子とを有する、光送信モジュールであっ
て、前記発光素子駆動回路は、第1駆動信号を出力する
第1駆動回路と、この第1駆動信号よりも高いハイレベ
ルを有する第2駆動信号を出力する第2駆動回路とを備
え、これら第1駆動信号と第2駆動信号とが、前記発光
素子を動作させる前記発光素子駆動信号を形成するとと
もに、前記発光素子駆動回路においては、前記入力信号
がローレベルからハイレベルに切り替わった時には、前
記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方が動作し、前
記入力信号がハイレベルを維持している時には、前記第
2駆動回路のみが動作し、前記第1駆動回路は動作せ
ず、前記入力信号がローレベルを維持している時には、
前記第1駆動回路のみが動作し、前記第2駆動回路は動
作せず、前記入力信号がハイレベルからローレベルに切
り替わった時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回
路の両方が動作しない、ことを特徴とする。
【0018】また、本発明に係る光送信モジュールは、
デジタル信号としての入力信号が入力される発光素子駆
動回路と、この発光素子駆動回路からの発光素子駆動信
号に基づいて動作する発光素子とを有する、光送信モジ
ュールであって、前記発光素子駆動回路は、前記入力信
号が入力され、この入力信号に基づいて第1駆動信号を
出力する第1駆動回路であって、前記入力信号がローレ
ベルからハイレベルに切り替わった直後と、前記入力信
号がローレベルを維持している場合とにオン状態とな
り、それ以外ではオフ状態になる第1駆動回路と、前記
入力信号が入力され、この入力信号に基づいて前記第1
駆動信号よりも高いハイレベルを有する第2駆動信号を
出力する第2駆動回路であって、前記入力信号がハイレ
ベルの場合にオン状態となり、前記入力信号がローレベ
ルの場合にオフ状態になる第2駆動回路と、を備えると
ともに、前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とが、前
記発光素子を動作させる前記発光素子駆動信号を形成す
る、ことを特徴とする。
【0019】さらに、本発明に係る光送信モジュール
は、デジタル信号としての入力信号が入力される発光素
子駆動回路と、この発光素子駆動回路からの発光素子駆
動信号に基づいて動作する発光素子とを有する、光送信
モジュールであって、前記発光素子駆動回路は、前記入
力信号がローレベルからハイレベルに切り替わった場合
には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記発光素
子が飽和発光状態にならない程度の第1ハイレベルの発
光素子駆動信号を出力し、前記入力信号がハイレベルを
維持している場合には、前記発光素子が飽和発光状態に
ならずに発光状態を保持する程度で、かつ、前記第1ハ
イレベルより低い第2ハイレベルの、発光素子駆動信号
を出力し、前記入力信号がハイレベルからローレベルに
切り替わった場合には、前記入力信号の1サイクル期間
では、前記発光素子が消光状態にならない程度の第1ロ
ーレベルの発光素子駆動信号を出力し、前記入力信号が
ローレベルを維持している場合には、前記発光素子が消
光状態にならない程度で、かつ、前記第1ローレベルよ
り高い第2ローレベルの、発光素子駆動信号を出力す
る、ことを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る光送信モジュールは、
デジタル信号としての入力信号が入力される発光素子駆
動回路と、この発光素子駆動回路からの発光素子駆動信
号に基づいて動作する発光素子とを有する、光送信モジ
ュールであって、前記発光素子駆動回路は、第1駆動信
号を出力する第1駆動回路と、この第1駆動信号よりも
高いハイレベルを有する第2駆動信号を出力する第2駆
動回路とを備え、これら第1駆動信号と第2駆動信号と
が、前記発光素子を動作させる前記発光素子駆動信号を
形成するとともに、前記発光素子駆動回路におていは、
前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
た時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方
が動作し、前記入力信号がハイレベルを維持している時
には、前記第2駆動回路のみが動作し、前記第1駆動回
路は動作せず、前記入力信号がローレベルを維持してい
る時と、前記入力信号がハイレベルからローレベルに切
り替わった時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回
路の両方が動作しない、ことを特徴とする。
【0021】一方、本発明に係る発光素子駆動回路は、
デジタル信号としての入力信号が入力され、この入力信
号に基づいて第1駆動信号を発光素子へ出力する第1駆
動回路であって、前記入力信号がローレベルからハイレ
ベルに切り替わった直後と、前記入力信号がローレベル
を維持している場合とにオン状態となり、それ以外では
オフ状態になる第1駆動回路と、前記入力信号が入力さ
れ、この入力信号に基づいて前記第1駆動信号よりも高
いハイレベルを有する第2駆動信号を前記発光素子へ出
力する第2駆動回路であって、前記入力信号がハイレベ
ルの場合にオン状態となり、前記入力信号がローレベル
の場合にオフ状態になる第2駆動回路と、を備えたこと
を特徴とする。
【0022】また、本発明に係る発光素子駆動回路は、
デジタル信号としての入力信号が入力され、発光素子を
駆動するための発光素子駆動信号を前記発光素子へ出力
する、発光素子駆動回路であって、前記入力信号がロー
レベルからハイレベルに切り替わった場合には、前記入
力信号の1サイクル期間では、前記発光素子が飽和発光
状態にならない程度の第1ハイレベルの発光素子駆動信
号を出力し、前記入力信号がハイレベルを維持している
場合には、前記発光素子が飽和発光状態にならずに発光
状態を保持する程度で、かつ、前記第1ハイレベルより
低い第2ハイレベルの、発光素子駆動信号を出力し、前
記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わった
場合には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記発
光素子が消光状態にならない程度の第1ローレベルの発
光素子駆動信号を出力し、前記入力信号がローレベルを
維持している場合には、前記発光素子が消光状態になら
ない程度で、かつ、前記第1ローレベルより高い第2ロ
ーレベルの、発光素子駆動信号を出力する、ことを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態は、発光素子を駆動するための発光素子駆動回路
に、大レベルで発光素子を駆動する回路と小レベルで駆
動する回路とを設けることにより、これら大小2つの駆
動レベルで発光素子を駆動し、かつ、2つの回路が入力
信号の変化に対応して効率よく動作することにより、よ
り高速な伝送を可能とするものである。より詳しくを以
下に説明する。
【0024】図1(a)は本実施形態に係る光送信モジ
ュールの構成を示す図であり、図1(b)は図1(a)
に示した光送信モジュールにおける各所の信号波形と光
出力波形の関係を示す図である。
【0025】図1(a)に示すように、本実施形態に係
る光送信モジュールは、第1駆動回路10と第2駆動回
路12と発光素子14とを備えて構成されている。これ
らのうち、第1駆動回路10と第2駆動回路12とで、
本実施形態に係る発光素子駆動回路が構成されている。
第1駆動回路10は、第2駆動回路12よりも小さなレ
ベルで発光素子14を駆動するための回路である。本実
施形態では、発光素子14はLEDにより構成されてい
る。
【0026】具体的には、第1駆動回路10と第2駆動
回路12とには、デジタル信号である入力信号20が入
力されている。この入力信号20は電圧信号である。こ
の入力信号20に基づいて、第1駆動回路10からは第
1駆動信号22が出力される。また、この入力信号20
に基づいて、第2駆動回路12からは第2駆動信号24
が出力される。これら第1駆動信号22と第2駆動信号
24とは、ともに電流信号である。
【0027】図1(b)に示すように、第1駆動信号2
2は第2駆動信号24よりも、小さいハイレベルを有す
る電流信号である。これら第1駆動信号22と第2駆動
信号24とが合わさって、発光素子駆動信号26が形成
される。この発光素子駆動信号26により発光素子14
が駆動される。この発光素子駆動信号26で駆動された
発光素子14からは、光出力28が出力される。
【0028】次に、図2に基づいて、第1駆動回路10
と第2駆動回路12との基本的動作を説明する。この図
2は第1駆動回路10と第2駆動回路12の動作を表に
して示す図である。
【0029】図2に示すように、これら第1駆動回路1
0と第2駆動回路12とは、入力信号20が同じハイレ
ベルであっても、その直前の状態がハイレベルであるか
又はローレベルであるかでその動作が異なる。これと同
様に、入力信号20が同じローレベルであっても、その
直前の状態がハイレベルであるか又はローレベルである
かでその動作が異なる。
【0030】すなわち、入力信号20がローレベルから
ハイレベルに切り替わった場合、第1駆動回路10と第
2駆動回路12がともにオン状態となり、動作する。し
たがって、第1駆動回路10からはハイレベルの第1駆
動信号22が出力され、第2駆動回路12からもハイレ
ベルの第2駆動信号24が出力される。
【0031】入力信号20がハイレベルからハイレベル
になった場合、つまり、入力信号20がハイレベルを維
持している場合は、第1駆動回路10はオフ状態とな
り、第2駆動回路12はオン状態となる。したがって、
第1駆動回路10からはローレベルの第1駆動信号22
が出力され、第2駆動回路12からはハイレベルの第2
駆動信号24が出力される。
【0032】これに対して、入力信号20がローレベル
からローレベルになった場合、つまり、入力信号20が
ローレベルを維持している場合は、第1駆動回路10は
オン状態となり、第2駆動回路12はオフ状態となる。
したがって、第1駆動回路10からはハイレベルの第1
駆動信号22が出力され、第2駆動回路12からはロー
レベルの第2駆動信号24が出力される。
【0033】入力信号20がハイレベルからローレベル
に切り替わった場合、第1駆動回路10と第2駆動回路
12がともにオフ状態となる。したがって、第1駆動回
路10からはローレベルの第1駆動信号22が出力さ
れ、第2駆動回路12からもローレベルの第2駆動信号
24が出力される。
【0034】次に図3に基づいて、本実施形態に係る光
送信モジュールの具体的な動作について詳細に説明す
る。この図3は、ある入力信号20に対する、第1駆動
回路10及び第2駆動回路12の動作と、これらの出力
電流である第1駆動信号22及び第2駆動信号24の信
号波形と、これら第1駆動信号22及び第2駆動信号2
4の混合信号である発光素子駆動信号26の信号波形
と、発光素子14の光出力28の光波形を表にして示す
図である。
【0035】この図3に示すように、時刻t1で入力信
号20がローレベルからハイレベルに切り替わる。する
と、第1駆動回路10と第2駆動回路12とがともにオ
ン状態となり、ハイレベルの第1駆動信号22とハイレ
ベルの第2駆動信号24とを出力する。このため、発光
素子駆動信号26はこの光送信モジュールにおける高い
方のハイレベルである第1ハイレベルの電流信号とな
る。この第1ハイレベルの発光素子駆動信号26により
発光素子14は駆動する。
【0036】次に時刻t2で入力信号20がハイレベル
からローレベルに切り替わる。すると、第1駆動回路1
0と第2駆動回路12とがともにオフ状態となり、ロー
レベルの第1駆動信号22とローレベルの第2駆動信号
24とを出力する。このため、発光素子駆動信号26は
この光送信モジュールにおける低い方のローレベルであ
る第1ローレベルの電流信号となる。この時刻t2にお
いては発光素子14からの光出力28は、まだ立ち上が
り切っていない。すなわち、発光素子14の発光する輝
度が飽和レベルに達していない。このため、光出力28
は第1ローレベルの発光素子駆動信号26により、すば
やく立ち下がる。
【0037】次に時刻t3で入力信号20がローレベル
からハイレベルに切り替わる。すると、第1駆動回路1
0と第2駆動回路12とがともにオン状態となり、ハイ
レベルの第1駆動信号22とハイレベルの第2駆動信号
24とを出力する。このため、発光素子駆動信号26は
この光送信モジュールにおける高い方のハイレベルであ
る第1ハイレベルの電流信号となる。この時刻t3にお
いては発光素子14からの光出力28は、まだ立ち下が
り切っていない。このため、光出力28は第1ハイレベ
ルの発光素子駆動信号26により、すばやく立ち上が
る。
【0038】次に時刻t4で入力信号20がハイレベル
からローレベルに切り替わり、時刻t5で入力信号20
がローレベルからハイレベルに切り替わるが、その際に
おける動作は、上述した時刻t2と時刻t3における動
作と同様のものである。
【0039】次に時刻t6で入力信号20はハイレベル
を維持する。すると、第1駆動回路10はオフ状態とな
り、ローレベルの第1駆動信号22を出力する。第2駆
動回路12はオン状態となり、ハイレベルの第2駆動信
号24を出力する。このため、発光素子駆動信号26は
この光送信モジュールにおける低い方のハイレベルであ
る第2ハイレベルの電流信号となる。この時刻t6にお
いては発光素子14からの光出力28は、発光素子14
の発光する輝度の飽和レベルに達していないが、光出力
28は第2ハイレベルの発光素子駆動信号26により、
その状態を安定して保持する。
【0040】さらに進んで時刻7で入力信号20はハイ
レベルからローレベルに切り替わる。すると、第1駆動
回路10と第2駆動回路12とがともにオフ状態とな
り、ローレベルの第1駆動信号22とローレベルの第2
駆動信号24とを出力する。このため、発光素子駆動信
号26はこの光送信モジュールにおける低い方のローレ
ベルである第1ローレベルの電流信号となる。この時刻
t7においては発光素子14からの光出力28は、まだ
立ち上がり切っていない状態が保持されている。すなわ
ち、発光素子14の発光する輝度が飽和レベルに達して
いない状態が維持されている。このため、光出力28は
第1ローレベルの発光素子駆動信号26により、すばや
く立ち下がる。
【0041】次に時刻t8で入力信号20はローレベル
を維持する。すると、第1駆動回路10はオン状態とな
り、ハイレベルの第1駆動信号22を出力する。第2駆
動回路12はオフ状態となり、ローレベルの第2駆動信
号24を出力する。このため、発光素子駆動信号26は
この光送信モジュールにおける高い方のローレベルであ
る第2ローレベルの電流信号となる。この時刻t8にお
いては発光素子14からの光出力28は、まだ立ち下が
り切っていない。このため、光出力28は第2ローレベ
ルの発光素子駆動信号26により、その立ち下がりきっ
ていない状態を保持する。
【0042】以上のように、本実施形態に係る光送信モ
ジュールによれば、低いハイレベルの第1駆動信号22
を出力する第1駆動回路10と、高いハイレベルの第2
駆動信号24を出力する第2駆動回路12とを、設ける
とともに、これら第1駆動回路10と第2駆動回路12
とを入力信号20の変化に対応させて効率よく動作させ
ることとしたので、発光素子14の許容速度以上のスイ
ッチング速度でも安定して動作させることができる。
【0043】すなわち、発光素子14を駆動するための
発光素子駆動信号26に、高い方のハイレベルである第
1ハイレベルと、低い方のハイレベルである第2ハイレ
ベルと、低い方のローレベルである第1ローレベルと、
高い方のローレベルである第2ローレベルとの4つの状
態を設けることとした。そして、入力信号20に2個以
上のハイレベルが続く場合には、発光素子14の輝度が
飽和レベルに達しないように発光素子駆動信号26を低
い方のハイレベルである第2ハイレベルに下げることと
した。このため、入力信号20がハイレベルからローレ
ベルに切り替わる際に、低い方のローレベルである第1
ローレベルに発光素子駆動信号26をすることにより、
発光素子14の光出力28をすばやく立ち下げることが
できる。これは、発光素子14の輝度が飽和レベルに達
してしまっている状態よりも、飽和レベルに達していな
い状態の方が、すばやくその輝度を下げることができる
からである。
【0044】また、入力信号20に2個以上のローレベ
ルが続く場合には、発光素子14が安定する前に発光素
子駆動信号26を高い方のローレベルである第2ローレ
ベルに上げることとした。このため、入力信号20がロ
ーレベルからハイレベルに切り替わる際に、高い方のハ
イレベルである第1ハイレベルに発光素子駆動信号26
をすることにより、発光素子14の光出力28をすばや
く立ち上げることができる。これは、発光素子14が安
定している状態よりも、安定前の状態の方が、すばやく
その輝度を上げることができるからである。
【0045】このように、発光素子14を飽和発光にな
らない状態と安定前の非発光状態の2つの状態を用い
て、デジタル信号の1と0を表現することとしたので、
ランダムに入力されるデジタル信号である入力信号20
に対し、発光素子14を許容速度以上の速度で動作させ
ることができる。
【0046】また、入力信号20にローレベルが続く場
合でも、発光素子14の発光状態を安定しきらない状態
に保つようにするとともに、入力信号20のハイレベル
が続く場合でも、発光素子14の発光状態を飽和発光状
態にならないように保つようにした。換言すれば、入力
信号20がハイレベルからローレベルに切り替わった直
後のサイクルの発光素子14の状態と、入力信号20が
ローレベルを複数サイクル維持した後の発光素子14の
状態とが、同等になるようにした。同様に、入力信号2
0がローレベルからハイレベルに切り替わった直後のサ
イクルの発光素子14の状態と、入力信号20がハイレ
ベルを複数サイクル維持した後の発光素子14の状態と
が、同等になるようにした。このため、入力信号20に
おいてローレベルが続いた後のハイレベル、ハイレベル
が続いた後のローレベルを含め、安定した光出力28を
得ることが可能になる。
【0047】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上述した第1実施形態を変形して、第1駆動回路と
第2駆動回路に別々の発光素子を接続したものである。
【0048】図4は本発明の第2実施形態に係る光送信
モジュールの構成を示す図である。この図4に示すよう
に、本実施形態に係る光送信モジュールは、第1駆動回
路30と第2駆動回路32と第1発光素子34と第2発
光素子36とを備えて構成されている。
【0049】第1駆動回路30と第2駆動回路32に
は、電流信号である入力信号20が入力されている。第
1駆動回路30の出力側は、第1発光素子34に接続さ
れている。第2駆動回路32の出力側は、第2発光素子
36に接続されている。これら第1発光素子34と第2
発光素子36の発光効率は同等のものが用いられてい
る。第1駆動回路30は、電流信号である第1駆動信号
40を出力して、第1発光素子34を駆動する。第2駆
動回路32は、電流信号である第2駆動信号42を出力
して、第2発光素子36を駆動する。上述した第1実施
形態と同様に、第1駆動信号40は第2駆動信号42よ
りも低いハイレベルの信号である。第1駆動信号40に
より駆動した発光素子34の光出力と、第2駆動信号4
2により駆動した発光素子36の光出力とが合わさっ
て、光出力44が形成される。
【0050】以上のように、本実施形態に係る光送信モ
ジュールによっても、入力信号20においてローレベル
が続いた後のハイレベル、及び、ハイレベルが続いた後
のローベルでも、第1発光素子34と第2発光素子36
とを安定して動作させることが可能となる。このため、
ランダムなデジタル信号である入力信号20に対して、
安定した光出力44を得ることができる。特に、第1駆
動回路30と第2駆動回路32とが分離されているの
で、両者が干渉することなく安定して動作させることが
できる。
【0051】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上述した第2実施形態をさらに変形して、同等の駆
動レベルを有する第1駆動回路と第2駆動回路に、発光
効率の異なる発光素子を別々に接続したものである。
【0052】図5は本発明の第3実施形態に係る光送信
モジュールの構成を示す図である。この図5に示すよう
に、本実施形態に係る光送信モジュールは、第1駆動回
路50と第2駆動回路52と第1発光素子54と第2発
光素子56とを備えて構成されている。
【0053】第1駆動回路50と第2駆動回路52に
は、電流信号である入力信号20が入力されている。第
1駆動回路50の出力側は、第1発光素子54に接続さ
れている。第2駆動回路52の出力側は、第2発光素子
56に接続されている。これら第1発光素子54と第2
発光素子56の発光効率は異なるのものが用いられてい
る。本実施形態では、第1発光素子54の発光効率より
も、第2発光素子56の発光効率が、高くなるよう構成
されている。
【0054】第1駆動回路50は、電流信号である第1
駆動信号60を出力して、第1発光素子54を駆動す
る。第2駆動回路52は、電流信号である第2駆動信号
62を出力して、第2発光素子56を駆動する。上述し
た第1、第2実施形態と異なって、第1駆動信号40と
第2駆動信号42のハイレベルは同等となる。但し、第
1発光素子54の発光効率の方が、第2発光素子56の
発光効率よりも低いので、第1発光素子54の光出力の
方が、第2発光素子56の光出力よりも、弱くなる。第
1駆動信号60により駆動した発光素子54の光出力
と、第2駆動信号62により駆動した発光素子56の光
出力とが合わさって、光出力64が形成される。
【0055】以上のように、本実施形態に係る光送信モ
ジュールによっても、入力信号20においてローレベル
が続いた後のハイレベル、及び、ハイレベルが続いた後
のローベルでも、第1発光素子54と第2発光素子56
とを安定して動作させることが可能となる。このため、
ランダムなデジタル信号である入力信号20に対して、
安定した光出力64を得ることができる。特に、第1駆
動回路50と第2駆動回路52とが分離されているの
で、両者が干渉することなく安定して動作させることが
できる。
【0056】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々に変形することが可能である。例えば、図6に
示すように、上述した各実施形態において、入力信号2
0がローレベルを維持している場合には、第1駆動回路
を動作させないようにすることも可能である。このよう
にしても、発光素子14、34、54の特性によっては
十分な効果を得られる場合もある。
【0057】また、上述した各実施形態においては、入
力信号20がローレベルからハイレベルに切り替わった
際に、低いハイレベルを有する第1駆動信号22、4
0、60を、この入力信号20の1サイクル期間だけハ
イレベルにすることとしたが、発光素子14、34、5
4の特性によっては、半サイクルや2サイクルの期間だ
けハイレベルにしてもよい。
【0058】同様に、上述した各実施形態におていは、
入力信号20のローレベルが入力信号20の2サイクル
以上続く場合に、低いハイレベルを有する第1駆動信号
22、40、60をハイレベルにすることとした。しか
し、発光素子14,34、54の特性によっては、入力
信号20のローレベルが半サイクルや2サイクル以上続
く場合に、第1駆動信号22、40、60をハイレベル
にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光送信モジュールの発光素子駆動回路に、入力信号に基
づいて低いハイレベルを有する第1駆動信号を発光素子
へ出力する第1駆動回路と、入力信号に基づいて高いハ
イレベルを有する第2駆動信号を発光素子へ出力する第
2駆動回路とを設けるとともに、これら第1駆動回路と
第2駆動回路とが入力信号の変化に対応して効率よく動
作するようにしたので、発光素子の許容速度以上の速度
でも、この発光素子を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係る光送信モ
ジュールの構成を示す図であり、(b)はその各所の信
号波形と光出力波形とを示す図である。
【図2】図1における第1駆動回路と第2駆動回路の動
作を表にまとめて示す図である。
【図3】図1における光送信モジュールの動作を具体的
に説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る光送信モジュール
の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る光送信モジュール
の構成を示す図である。
【図6】本発明の変形した場合における第1駆動回路と
第2駆動回路の動作を表にまとめて示す図である。
【図7】(a)は標準的な光送信モジュールの構成を示
す図であり、(b)はその各所の信号波形と光出力波形
とを示す図である。
【図8】(a)は従来の光送信モジュールの構成を示す
図であり、(b)はその各所の信号波形と光出力波形と
を示す図である。
【図9】(a)は別の従来の光送信モジュールの構成を
示す図であり、(b)はその各所の信号波形と光出力波
形とを示す図である。
【図10】(a)はさらに別の従来の光送信モジュール
の構成を示す図であり、(b)はその各所の信号波形と
光出力波形とを示す図である。
【符号の説明】
10 第1駆動回路 12 第2駆動回路 14 発光素子 20 入力信号 22 第1駆動信号 24 第2駆動信号 26 発光素子駆動信号 28 光出力 30 第1駆動回路 32 第2駆動回路 34 第1発光素子 36 第2発光素子 40 第1駆動信号 42 第2駆動信号 44 光出力 50 第1駆動回路 52 第2駆動回路 54 第1発光素子 56 第2発光素子 60 第1駆動信号 62 第2駆動信号 64 光出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/02 10/18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号としての入力信号が入力され
    る発光素子駆動回路と、この発光素子駆動回路からの発
    光素子駆動信号に基づいて動作する発光素子とを有す
    る、光送信モジュールであって、 前記発光素子駆動回路は、第1駆動信号を出力する第1
    駆動回路と、この第1駆動信号よりも高いハイレベルを
    有する第2駆動信号を出力する第2駆動回路とを備え、 これら第1駆動信号と第2駆動信号とが、前記発光素子
    を動作させる前記発光素子駆動信号を形成するととも
    に、 前記発光素子駆動回路においては、 前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
    た時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方
    が動作し、 前記入力信号がハイレベルを維持している時には、前記
    第2駆動回路のみが動作し、前記第1駆動回路は動作せ
    ず、 前記入力信号がローレベルを維持している時には、前記
    第1駆動回路のみが動作し、前記第2駆動回路は動作せ
    ず、 前記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わっ
    た時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方
    が動作しない、 ことを特徴とする光送信モジュール。
  2. 【請求項2】デジタル信号としての入力信号が入力され
    る発光素子駆動回路と、この発光素子駆動回路からの発
    光素子駆動信号に基づいて動作する発光素子とを有す
    る、光送信モジュールであって、 前記発光素子駆動回路は、 前記入力信号が入力され、この入力信号に基づいて第1
    駆動信号を出力する第1駆動回路であって、前記入力信
    号がローレベルからハイレベルに切り替わった直後と、
    前記入力信号がローレベルを維持している場合とにオン
    状態となり、それ以外ではオフ状態になる第1駆動回路
    と、 前記入力信号が入力され、この入力信号に基づいて前記
    第1駆動信号よりも高いハイレベルを有する第2駆動信
    号を出力する第2駆動回路であって、前記入力信号がハ
    イレベルの場合にオン状態となり、前記入力信号がロー
    レベルの場合にオフ状態になる第2駆動回路と、を備え
    るとともに、 前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とが、前記発光素
    子を動作させる前記発光素子駆動信号を形成する、 ことを特徴とする光送信モジュール。
  3. 【請求項3】デジタル信号としての入力信号が入力され
    る発光素子駆動回路と、この発光素子駆動回路からの発
    光素子駆動信号に基づいて動作する発光素子とを有す
    る、光送信モジュールであって、 前記発光素子駆動回路は、 前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
    た場合には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記
    発光素子が飽和発光状態にならない程度の第1ハイレベ
    ルの発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がハイレベルを維持している場合には、前
    記発光素子が飽和発光状態にならずに発光状態を保持す
    る程度で、かつ、前記第1ハイレベルより低い第2ハイ
    レベルの、発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わっ
    た場合には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記
    発光素子が消光状態にならない程度の第1ローレベルの
    発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がローレベルを維持している場合には、前
    記発光素子が消光状態にならない程度で、かつ、前記第
    1ローレベルより高い第2ローレベルの、発光素子駆動
    信号を出力する、 ことを特徴とする光送信モジュール。
  4. 【請求項4】デジタル信号としての入力信号が入力され
    る発光素子駆動回路と、この発光素子駆動回路からの発
    光素子駆動信号に基づいて動作する発光素子とを有す
    る、光送信モジュールであって、 前記発光素子駆動回路は、第1駆動信号を出力する第1
    駆動回路と、この第1駆動信号よりも高いハイレベルを
    有する第2駆動信号を出力する第2駆動回路とを備え、 これら第1駆動信号と第2駆動信号とが、前記発光素子
    を動作させる前記発光素子駆動信号を形成するととも
    に、前記発光素子駆動回路におていは、 前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
    た時には、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方
    が動作し、 前記入力信号がハイレベルを維持している時には、前記
    第2駆動回路のみが動作し、前記第1駆動回路は動作せ
    ず、 前記入力信号がローレベルを維持している時と、前記入
    力信号がハイレベルからローレベルに切り替わった時に
    は、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路の両方が動作
    しない、 ことを特徴とする光送信モジュール。
  5. 【請求項5】デジタル信号としての入力信号が入力さ
    れ、この入力信号に基づいて第1駆動信号を発光素子へ
    出力する第1駆動回路であって、前記入力信号がローレ
    ベルからハイレベルに切り替わった直後と、前記入力信
    号がローレベルを維持している場合とにオン状態とな
    り、それ以外ではオフ状態になる第1駆動回路と、 前記入力信号が入力され、この入力信号に基づいて前記
    第1駆動信号よりも高いハイレベルを有する第2駆動信
    号を前記発光素子へ出力する第2駆動回路であって、前
    記入力信号がハイレベルの場合にオン状態となり、前記
    入力信号がローレベルの場合にオフ状態になる第2駆動
    回路と、 を備えたことを特徴とする発光素子駆動回路。
  6. 【請求項6】デジタル信号としての入力信号が入力さ
    れ、発光素子を駆動するための発光素子駆動信号を前記
    発光素子へ出力する、発光素子駆動回路であって、 前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わっ
    た場合には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記
    発光素子が飽和発光状態にならない程度の第1ハイレベ
    ルの発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がハイレベルを維持している場合には、前
    記発光素子が飽和発光状態にならずに発光状態を保持す
    る程度で、かつ、前記第1ハイレベルより低い第2ハイ
    レベルの、発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わっ
    た場合には、前記入力信号の1サイクル期間では、前記
    発光素子が消光状態にならない程度の第1ローレベルの
    発光素子駆動信号を出力し、 前記入力信号がローレベルを維持している場合には、前
    記発光素子が消光状態にならない程度で、かつ、前記第
    1ローレベルより高い第2ローレベルの、発光素子駆動
    信号を出力する、 ことを特徴とする発光素子駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010103979A (ja) * 2008-09-26 2010-05-06 Taiyo Yuden Co Ltd 可視光通信用送信機及び可視光通信システム
WO2011118097A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 太陽誘電株式会社 可視光通信用送信機及び可視光通信システム

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