JP5159882B2 - ハンドヘルド電子機器のためのアンテナ - Google Patents

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Description

【背景技術】
【0001】
本発明は、全体として、無線通信回路系に関し、特に、ハンドヘルド電子機器のための無線通信回路系に関する。
【0002】
ハンドヘルド電子機器は、ますます普及している。ハンドヘルド電子機器の例には、ハンドヘルドパソコン、セルラフォン、メディアプレーヤ、及びこの種の複数の機器の機能性を含む混合型機器がある。
【0003】
1つにはそれらの可動性ゆえに、ハンドヘルド電子機器は、多くの場合、無線通信能力を備えている。ハンドヘルド電子機器は、無線基地局と通信するために、長波長帯の無線通信を使用してよい。例えば、セルラフォンは、850MHz、900MHz、1800MHz、及び1900MHzにおけるセルラフォン帯域を使用して通信してよい。ハンドヘルド電子機器は、また、短波長帯の無線通信リンクを使用してもよい。例えば、ハンドヘルド電子機器は、2.4GHzにおけるWiFi(登録商標)(IEEE802.11)帯域及び2.4GHzにおけるBluetooth(登録商標)帯域を使用して通信してよい。また、2170MHz帯域における3Gデータ通信帯域(一般にUMTSすなわちユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステムと呼ばれる)などのデータサービス帯域における通信も可能である。
【0004】
小フォームファクタの無線機器を求める消費者需要を満足させるために、メーカらは、これらの機器に使用される部品のサイズを縮小する努力を続けている。例えば、メーカらは、ハンドヘルド電子機器に使用されるアンテナを小型化することも試みてきた。
【0005】
代表的なアンテナは、回路基板の基板上に金属層をパターン化することによって、又は箔押しプロセスを使用して薄い金属シートで形成されてよい。板状逆Fアンテナ(PIFA)や、L字型共振素子をベースにしたアンテナなどのアンテナは、このようにして作成することができる。PIFAアンテナや、L字型共振素子を伴うアンテナなどのアンテナは、ハンドヘルド機器に使用することができる。
【0006】
最近のハンドヘルド電子機器は、多くの場合、数々の異なる通信帯域にわたって機能する必要があるが、対象となる全ての周波数帯域をカバーするコンパクトなアンテナを設計することは困難である。
【0007】
したがって、改良されたアンテナ及び無線ハンドヘルド電子機器を提供できることが望まれている。
【発明の概要】
【0008】
ハンドヘルド電子機器、及びハンドヘルド電子機器のためのアンテナが提供される。ハンドヘルド電子機器は、ディスプレイを有してよい。ハンドヘルド電子機器は、金属ハウジングなどの伝導性ハウジングを有してよい。ディスプレイは、ハウジングの前表面に取り付けられてよい。
【0009】
機器内のアンテナは、グラウンドプレーン素子と共振素子とで形成されてよい。アンテナ共振素子は、誘電性のアンテナ共振素子サポート構造に取り付けられてよい。誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、アンテナ共振素子の近傍に、空気で満たされた穴を有してよい。
【0010】
ハンドヘルド電子機器は、空気で満たされた穴を有するプリント回路基板を含んでよい。プリント回路基板には、トランシーバ回路が取り付けられてよい。トランシーバ回路をアンテナに接続するために、伝送路が使用されてよい。
【0011】
アンテナ共振素子は、導体のストリップで形成されてよい。導体のストリップの一端は、伝送路に接続されてよい。導体のストリップのもう一端は、プリント回路基板の穴の近傍に位置付けられてよい。
【0012】
ハンドヘルド電子機器は、縦長モードで動作されてよく、反時計回りに4分の1回転されたときは横長モードで動作されてよい。ハンドヘルド電子機器が縦長モードの向きにあるときのハンドヘルド機器の伝導性ハウジングの右上角部に、開口部が形成されてよい。アンテナ共振素子は、その開口部内に位置付けられてよい。誘電性キャップが、アンテナ共振素子を覆ってよい。誘電性キャップは、ハウジングの伝導性表面と同一平面に位置してよい。
【0013】
アンテナは、ハンドヘルド機器が縦長モードで動作されるときに見てハンドヘルド機器の右上角部に位置付けられてよい。ハンドヘルド機器が反時計回りに回転され、横長モードで動作されるときは、アンテナは、妨げられることのない機器の左上角部に位置する。
【0014】
添付の図面、及び好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から、本発明の更なる特徴、その特性、及び各種の利点が、より明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の模式図である。
【図3A】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナ構造及び追加のアンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の垂直断面図である。
【図3B】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナ構造を伴う例示的なハンドヘルド電子機器の垂直断面図である。
【図4A】 本発明の実施形態にしたがった、複数のアンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の後面斜視図である。
【図4B】 本発明の実施形態にしたがった、1つのアンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の後面斜視図である。
【図5A】 本発明の実施形態にしたがった、複数のアンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の正面斜視図である。
【図5B】 本発明の実施形態にしたがった、1つのアンテナを伴う例示的なハンドヘルド電子機器の正面斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態にしたがった、例示的なハンドヘルド電子機器の正面図であり、ハンドヘルド電子機器がその通常の縦長の向きに保持されているときの例示的なアンテナ場所を示している。
【図7】 本発明の実施形態にしたがった、例示的なハンドヘルド電子機器の正面図であり、ハンドヘルド電子機器がその通常の横長の向きに保持されているときの例示的なアンテナ場所を示している。
【図8】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナを有する例示的なハンドヘルド電子機器の角部分の斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態にしたがった、例示的なハンドヘルド電子機器の角部分の内部側面図である。
【図10】 本発明の実施形態にしたがった、例示的なアンテナの一部分の斜視図であり、サポートのための誘電性シャシーを除いて示されている。
【図11】 本発明の実施形態にしたがった、アンテナに関連した例示的なアンテナ共振素子及びプリント回路基板構造の断面図である。
【図12〜15】 本発明の実施形態にしたがった、ハンドヘルド電子機器内のアンテナのために使用されえる例示的なアンテナインピーダンス整合回路網の回路図である。
【図16】 本発明の実施形態にしたがった、ハンドヘルド電子機器内のアンテナのためのアンテナシャシー及びアンテナ共振素子の上面図である。
【図17】 本発明の実施形態にしたがった、ハンドヘルド電子機器内のアンテナのための例示的なアンテナシャシー及びアンテナ共振素子の分解斜視図である。
【図18】 本発明の実施形態にしたがった、ハンドヘルド電子機器内のアンテナのための例示的なプリント回路基板部分、アンテナシャシー、及びアンテナ共振素子の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、全体として、無線通信に関するものであり、特に、無線電子機器、及び無線電子機器のためのアンテナに関するものである。
【0017】
無線電子機器は、ラップトップコンピュータ、又はウルトラポータブルと称されることもある小型のポータブルコンピュータなどの、ポータブル電子機器であってよい。ポータブル電子機器は、いくぶん更に小型の機器であってもよい。更に小型のポータブル電子機器の例には、腕時計式の機器、ペンダント式の機器、ヘッドフォンやイヤフォンの形の機器、及び装着可能なその他の小型機器が含まれる。本明細書において一例として説明されることがある適切な一配置構成によれば、ポータブル電子機器は、ハンドヘルド電子機器である。
【0018】
ハンドヘルド機器は、例えば、セルラフォン、無線通信能力を伴うメディアプレーヤ、ハンドヘルドコンピュータ(携帯情報端末と称されることもある)、リモートコントローラ、全地球測位システム(GPS)機器、及びハンドヘルドゲーム機器であってよい。ハンドヘルド機器は、また、複数の従来の機器の機能性を組み合わせた混合型機器であってもよい。混合型ハンドヘルド機器の例には、メディアプレーヤの機能性を含むセルラフォン、無線通信能力を含むゲーム機器、ゲーム及びEメールの機能を含むセルラフォン、並びにEメールを受信し、モバイルフォンの通話をサポートし、音楽プレーヤの機能性を有し、ウェブ閲覧をサポートするハンドヘルド機器が含まれる。これらは、単なる実例にすぎない。
【0019】
本発明の実施形態にしたがった例示的なハンドヘルド電子機器が、図1に示されている。機器10は、任意の適切なポータブル電子機器又はハンドヘルド電子機器であってよい。
【0020】
機器10は、ハウジング12を有してよい。機器10は、無線通信を担うための1本又は2本以上のアンテナを含んでよい。本明細書においては、2本のアンテナを含む機器10の実施形態が、例として説明されることもある。
【0021】
機器10は、複数の通信帯域に及ぶ通信を担ってよい。例えば、機器10内の無線通信回路系は、1つ又は2つ以上の周波数帯域におけるセルラフォン通信と、1つ又は2つ以上の通信帯域におけるデータ通信とを担うために使用されてよい。本明細書において一例として説明されることがある適切な一配置構成によれば、機器10内の無線通信回路系は、少なくとも第1の通信帯域における通信を担うように構成された第1のアンテナと、少なくとも第2の通信帯域における通信を担うように構成された第2のアンテナとを使用する。第1のアンテナは、例えば、2.4GHz若しくは5GHz(例えばWiFi周波数及び/若しくはBluetooth周波数)を中心とした通信帯域における通信を担うか、又は(例として)1550MHzにおける全地球測位システム(GPS)通信若しくは2170MHzにおけるユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)3Gデータ通信帯域における通信を担うかしてよい。第2のアンテナは、例えば、セルラフォン通信帯域における通信を担ってよい。
【0022】
ケースと称されることもあるハウジング12は、プラスチック、ガラス、セラミックス、金属、又はその他の適切な材料、又はこれらの材料の組み合わせを含む、任意の適切な材料で形成されてよい。状況によっては、ハウジング12、又はハウジング12の一部は、ハウジング12に接近した位置にある伝導性アンテナ素子の動作が妨害されないように、誘電性材料又はその他の低伝導材料で形成されてよい。ハウジング12、又はハウジング12の一部は、金属などの伝導性材料で形成されてもよい。使用されえる例示的なハウジング材料は、陽極酸化アルミである。アルミニウムは、比較的軽量であり、陽極酸化されると、傷の付きにくい魅力的な絶縁表面を有する。もし所望であれば、機器10のハウジング用に、ステンレス鋼、マグネシウム、チタン、これらの金属とその他の金属との合金などの、その他の金属を使用することができる。ハウジング12が金属元素で形成されるケースでは、それらの金属元素のうちの1つ又は2つ以上が、機器10のアンテナの一部として使用されてよい。例えば、機器10のために、より大きなグラウンドプレーン素子を形成するために、ハウジング12の金属部分が、機器10内の内部グラウンドプレーンに短絡されてよい。陽極酸化アルミハウジングと、機器10内のその他の金属部品との間の電気的接触を促進するために、陽極酸化アルミハウジングの陽極酸化表面層が、製造プロセス時に(例えばレーザエッチング)によって選択的に部分を除去されてよい。
【0023】
ハウジング12は、ベゼル14を有してよい。ベゼル14は、伝導性材料で形成されてよい。伝導性材料は、金属(例えば元素金属若しくは合金)又はその他の適切な伝導性材料であってよい。本明細書において一例として説明されることがある適切な一配置構成によれば、ベゼル14は、ステンレス鋼で形成されてよい。ステンレス鋼は、それが光沢のある魅力的な外観を有するように、構造的に強いように、且つ容易に腐食されないように製造することができる。もし所望であれば、ベゼル14を形成するために、その他の構造が使用されてよい。たとえば、ベゼル14は、金属又はその他の適切な物質の光沢のあるコーティングを施されたプラスチックで形成されてよい。
【0024】
ベゼル14は、ディスプレイ、又は平坦表面を伴うその他の機器を、機器10上の適所に保持する働きをしてよい。図1に示されるように、例えば、ベゼル14は、ディスプレイ16をハウジング12に取り付けることによってディスプレイ16を適所に保持するために使用されてよい。機器10は、平坦前表面及び平坦後表面を有してよい。図1の例では、ディスプレイ16は、機器10の平坦前表面の一部として形成されるものとして示されている。前表面の周囲は、ベゼル14によって取り囲まれてよい。もし所望であれば、(例えば、前面ディスプレイ及び後面ディスプレイの両方を伴う機器では、)後表面の周囲がベゼルによって取り囲まれてよい。
【0025】
ディスプレイ16は、液晶ダイオード(LCD)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、又はその他の任意の適切なディスプレイであってよい。ディスプレイ16の最外表面は、1枚又は2枚以上のプラスチック層又はガラス層で形成されてよい。所望であれば、タッチ画面の機能性が、ディスプレイ16に組み込まれるか、又は別のタッチパッド機器を使用して提供されてよい。タッチ画面をディスプレイ16に組み込むことによってディスプレイ16をタッチセンサ式にすることの利点は、この種の配置構成が、場所を節約できるうえに、視覚的な散乱を抑えられることにある。
【0026】
代表的な配置構成において、ベゼル14は、ベゼル14をハウジング12に固定するために使用される突起、並びにベゼル14をハウジング12及び機器10内のその他の伝導性素子に電気的に接続するために使用される突起を有してよい。ハウジング及びその他の伝導性素子は、ハンドヘルド電子機器内において、アンテナのためのグラウンドプレーンを形成する。ベゼル14の裏側と、ディスプレイ16の最外表面との間には、ガスケット(例えば、シリコーン又はその他の撓み性材料で形成されたOリングや、ポリエステル膜製のガスケットなど)が配されてよい。ガスケットは、さもなければディスプレイ16のガラスカバー又はプラスチックカバーに応力をかける可能性がある局在圧力点からの圧力を逃すのに役立つことができる。ガスケットは、また、機器10の内側の部分を視覚的に隠すのに役立つことも、破片が機器10に進入することを阻止するのに役立つこともできる。
【0027】
ディスプレイ16のための押さえ構造としての働きに加えて、ベゼル14は、機器10のための硬い枠組みとしても機能してよい。この能力において、ベゼル14は、機器10の構造的完全性を高めることができる。例えば、ベゼル14は、その長さに沿って、ベゼルが使用されなかった場合に可能であると考えられるよりも機器10を硬くすることができる。ベゼル14は、また、機器10の外観を向上させるために使用されてもよい。ベゼル14が機器10の表面の周囲(例えば機器10の前面の周囲)に形成される図1に示されるような構成では、ベベル14は、(例えば機器10が落下した場合の衝撃からディスプレイ16を保護することによって、)ディスプレイ16の損傷を阻止するのに役立つことができる。
【0028】
ディスプレイ画面16(例えばタッチ画面)は、ハンドヘルド電子機器10に使用されえる入出力機器の一例にすぎない。所望であれば、ハンドヘルド電子機器10は、その他の入出力機器を有してよい。例えば、ハンドヘルド電子機器10は、ボタン19などのユーザ入力制御機器、ポート20などの入出力部品、並びに(例えばオーディオ用及び/又はビデオ用の)1つ又は2つ以上の入出力ジャックを有してよい。ボタン19は、例えば、メニューボタンであってよい。ポート20は、30ピンデータコネクタを(一例として)含んでよい。開口部24、22は、もし所望であれば、マイクロフォンポート及びスピーカポートを形成してよい。ディスプレイ画面16は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は1つ若しくは2つ以上の異なるディスプレイ技術を使用する複数のディスプレイであってよい。図1の例においては、ディスプレイ画面16は、ハンドヘルド電子機器10の前面に取り付けられるものとして示されているが、ディスプレイ画面16は、もし所望であれば、ハンドヘルド電子機器10の後面に、機器10の側面に、ヒンジによって機器10の本体部分に付けられた機器10の跳ね上げ部分に、又はその他の任意の適切な取り付け構成を使用して取り付けられてよい。
【0029】
ハンドヘルド機器10のユーザは、ボタン19及びタッチ画面16などのユーザ入力インターフェース機器を使用して入力コマンドを供給してよい。ハンドヘルド電子機器10のための適切なユーザ入力インターフェース機器は、ボタン(例えば英数字キー、電源オンオフ、電源オン、電源オフ、及びその他の専用ボタンなど)、タッチパッド、ポインティングスティック、又はその他のカーソル制御機器、音声コマンドを供給するためのマイクロフォン、又は機器10を制御するためのその他の任意の適切なインターフェースを含む。図1の例では、ハンドヘルド電子機器10の上面に形成されるものとして図示されているが、ボタン19などのボタン、及びその他のユーザ入力インターフェース機器は、一般に、ハンドヘルド電子機器10の任意の適切な部分に形成されてよい。例えば、ボタン19などのボタン、又はその他のユーザインターフェース制御は、ハンドヘルド電子機器10の側面に形成されてよい。ボタン、及びその他のユーザインターフェース制御は、機器10の上面、後面、又はその他の部分に位置付けることもできる。もし所望であれば、機器10は、(例えば赤外線リモコンや、Bluetoothリモコンなどの高周波リモコンなどを使用して、)遠隔的に制御するができる。
【0030】
ハンドヘルド機器10は、ポート20などのポートを有してよい。ポート20は、ドックコネクタ、30ピンデータポートコネクタ、入出力ポート、又はバスコネクタと称されることがあり、(例えば、コンピュータ又はその他の電子機器に接続された嵌め合わせドックに機器10を接続するときに、)入出力ポートとして使用されてよい。機器10は、機器10が外部部品とインターフェースをとることを可能にするオーディオジャック及びビデオジャックも有してよい。代表的なポートは、機器10内のバッテリを再充電するため若しくは直流(DC)電源から機器10を動作させるための電源ジャックや、パソコン若しくは周辺機器などの外部部品とデータをやり取りするためのデータポートや、ヘッドフォン、モニタ、若しくはその他の外部AV装置を駆動するためのAVジャックや、セルラフォンサービスを認証するための加入者識別モジュール(SIM)カードポートや、メモリカードスロットなどを含む。これらの機器の一部又は全部、及びハンドヘルド電子機器10の内部回路系の機能は、タッチ画面ディスプレイ16などの入力インターフェース機器を使用して制御することができる。
【0031】
ディスプレイ16及びその他のユーザ入力インターフェース機器などの部品は、(図1の例に示されるように)機器10の前面の利用可能表面積の大半に及ぶか、又は機器10の前面の小部分のみを占有してよい。ディスプレイ16などの電子部品は、多くの場合、(例えば高周波遮へいとして)大量の金属を含有しているので、通常は、機器10内における、アンテナ素子に相対的なこれらの部品の場所を考慮に入れることが望ましい。機器のアンテナ素子及び電子部品の場所が適切に選択されると、ハンドヘルド電子機器10のアンテナは、電子部品によって妨害されることなく正確に機能することが可能になる。
【0032】
本明細書において一例として説明されることがある適切な一配置構成によれば、ハンドヘルド電子機器は、2本のアンテナを有する。第1のアンテナは、領域21における機器10の右上角部に位置付けられてよい。第2のアンテナは、領域18における機器10の下端に位置付けられてよい。
【0033】
第1のアンテナは、(例えば、)WiFiアンテナ、GPSアンテナ、UMTSアンテナなどであってよい。領域21における第1のアンテナの場所は、機器10のユーザが機器10を横長の向き(例えば、ボタン19がユーザの右に配され、アンテナ領域21が機器10の上部に配される横長の向き)で使用する際の十分なアンテナ性能を保証するのに役立つことができる。
【0034】
第2のアンテナは、(例えば、)セルラフォンアンテナであってよい。第2のアンテナのためのアンテナ共振素子構造をハウジング12及び機器10の下側部分(すなわち領域18)に位置付けることの利点は、機器10が頭部に当てられているとき(例えば、セルラフォンのように、ハンドヘルド機器のマイクロフォンに向かって話しているとき及びハンドヘルド機器のスピーカに耳を傾けているとき)に、アンテナ構造の放射部分をユーザの頭部から離せることにある。これは、ユーザの付近で放出される高周波放射の量を少なくする。第2のアンテナを領域18に配することは、近接効果(例えば、第2のアンテナがユーザの体の部分に接近していることに起因して第2のアンテナの性能に及ぼされる影響)を減少させるのにも役立つことができる。
【0035】
特に、伝導性ハウジングを有するハンドヘルド電子機器において第1のアンテナが使用されるときは、第1のアンテナに対する近接効果もまた、最小に抑えることが望ましいであろう。ハンドヘルド電子機器10が伝導性ハウジング壁を有する場合は、第1のアンテナのためのアンテナ共振素子を、伝導性ハウジング壁の数ミリメートル以内に位置付ける必要があることがある。これは、アンテナ帯域幅を狭くする。アンテナは、狭い帯域幅を有するときに、近接効果に起因する離調に特に敏感であると考えられる。
【0036】
第1のアンテナに対する近接効果を最小に抑えるために、第1のアンテナのための共振素子は、近接効果に特に敏感であると考えられるその尻尾(その末端)をハジング12の表面に隣接させないように構成されてよい。アンテナ共振素子の尻尾をこのようにハウジング12の表面から離して配することは、ユーザの体(例えば、ユーザの指、手、又は顔)が尻尾に極めて接近する状況を阻止して近接効果を減少させる又は排除するのに役立つ。
【0037】
例示的なハンドヘルド電子機器の実施形態の模式図が、図2に示されている。ハンドヘルド機器10は、モバイルフォン、メディアプレーヤ能力を備えたモバイルフォン、ハンドヘルドコンピュータ、リモコン、ゲームプレーヤ、全地球測位システム(GPS)機器、このような機器の組み合わせ、又はその他の任意の適切なポータブル電子機器であってよい。
【0038】
図2に示されるように、ハンドヘルド機器10は、ストレージ34を含んでよい。ストレージ34は、ハードディスクドライブストレージ、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、若しくは電気的にプログラム可能なその他の読み出し専用メモリ)、揮発性メモリ(例えば、バッテリをベースにした静的な若しくは動的なランダムアクセスメモリ)などの、1つ又は2つ以上の異なるタイプのストレージを含んでよい。
【0039】
機器10の動作を制御するために、処理回路系36が使用されてよい。処理回路系36は、マイクロプロセッサなどのプロセッサ、及びその他の適切な集積回路をベースにしたものであってよい。適切な一配置構成によれば、処理回路系36及びストレージ34は、インターネット閲覧アプリケーション、ヴォイスオーバーインターネットプロトコル(VIOP)通話アプリケーション、Eメールアプリケーション、メディア再生アプリケーション、オペレーティングシステム機能などのソフトウェアを、機器10上で実行するために使用される。処理回路系36及びストレージ34は、適切な通信プロトコルの実装に使用されてよい。処理回路系36及びストレージ34を使用して実装されえる通信プロトコルは、インターネットプロトコル、無線ローカルエリアネットワークプロトコル(例えば、WiFi(登録商標)と称されることがあるIEEE802.11プロトコル)、Bluetooth(登録商標)プロトコルなどその他の短波長帯無線通信リンクのためのプロトコル、UMTSなど3Gデータサービスを担うためのプロトコル、セルラフォン通信プロトコルなどを含む。
【0040】
入出力機器38は、データを機器10に供給することを可能にするため及びデータを機器10から外部機器に提供することを可能にするために使用されてよい。ディスプレイ画面16、ボタン19、マイクロフォンポート24、スピーカポート22、及びドックコネクタポート20は、入出力機器38の例である。
【0041】
入出力機器38は、ボタン、タッチ画面、ジョイスティック、クリックホイール、スクロールホイール、タッチパッド、キーパッド、キーボード、マイクロフォン、カメラなどのユーザ入出力機器40を含むことができる。ユーザは、ユーザ入力機器40にコマンドを供給することによって、機器10の動作を制御することができる。ディスプレイ及びオーディオ機器42は、液晶ディスプレイ(LCD)画面又はその他の画面、発光ダイオード(LED)、並びに視覚的情報及び状態データを提示するその他の部品を含んでよい。ディスプレイ及びオーディオ機器42は、スピーカ及び音声を形成するためのその他の機器などの、オーディオ装置を含んでもよい。ディスプレイ及びオーディオ機器42は、外部のヘッドフォン及びモニタのためのジャックやその他のコネクタなどの、AVインターフェース装置を含んでよい。
【0042】
無線通信機器44は、1つ若しくは2つ以上の集積回路で形成された高周波(RF)トランシーバ回路系、パワーアンプ回路系、受動RF部品、1本若しくは2本以上のアンテナ、及びRF無線信号を扱うためのその他の回路系などの、通信回路系を含んでよい。無線信号は、光を使用して(例えば赤外線通信を使用して)送信することもできる。
【0043】
機器10は、経路50によって示されるように、アクセサリ46及び計算装置48などの外部機器と通信することができる。経路50は、有線経路及び無線経路を含んでよい。アクセサリ46は、ヘッドフォン(例えば、無線セルラヘッドセット又はオーディオヘッドフォン)、並びにAV装置(例えば、無線スピーカ、ゲームコントローラ、又はオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツを受信して再生するその他の装置)を含んでよい。
【0044】
計算装置48は、任意の適切なコンピュータであってよい。適切な一配置構成によれば、計算装置48は、関連の無線アクセスポイント(ルータ)、又は機器10との無線接続を確立する内部若しくは外部の無線カードを有するコンピュータである。コンピュータは、サーバ(例えばインターネットサーバ)、インターネットアクセスを伴う若しくは伴わないローカルエリアネットワークコンピュータ、ユーザ自身のパソコン、ピア機器(例えばもう一方のハンドヘルド電子機器10)、又はその他の任意の適切な計算装置であってよい。
【0045】
機器10のアンテナ構造及び無線通信機器は、任意の適切な無線通信帯域に及ぶ通信をサポートしてよい。例えば、無線通信機器44は、850MHz、900MHz、1800MHz、及び1900MHzにおけるセルラフォン帯域などの通信周波数帯域、2170MHz帯域の3Gデータ通信帯域(一般にUMTSすなわちユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステムと呼ばれる)などのデータサービス帯域、2.4GHz及び5.0GHzにおけるWiFi(登録商標)(IEEE802.11)帯域(無線ローカルエリアネットワーク帯域すなわちWLAN帯域と称されることもある)、2.4GHzにおけるBluetooth(登録商標)帯域、並びに1550MHzにおける全地球測位システム(GPS)帯域をカバーするために使用されてよい。850MHzの帯域は、グローバスシステムフォーモバイル(GSM)通信帯域と称されることがある。900MHzの通信帯域は、拡張GSM(EGSM)帯域と称されることがある。1800MHzの帯域は、デジタルセルラシステム(DCS)帯域と称されることがある。1900MHz帯域は、パーソナルコミュニケーションズサービス(PCS)帯域と称されることがある。
【0046】
機器10は、無線通信回路系44内のアンテナ構造の正確な構成によって、これらの通信帯域及び/又はその他の適切な通信帯域をカバーすることができる。
【0047】
例示的なハンドヘルド電子機器の断面図が、図3Aに示されている。図3Aの例では、機器10は、伝導性部分12−1と、誘電性部分12−2A、12−2B(例えばプラスチックで形成された部分12−2A、12−2B)とで形成されたハウジングを有する。伝導性部分12−1は、アルミニウム、マグネシウム、ステンレス鋼、これらの金属とその他の金属との合金などの、任意の適切な導体であってよい。伝導性部分12−1は、実質的に矩形の伝導性ハウジング後表面と、ハウジング側壁とを含んでよい。誘電性部分12−2A、12−2Bは、ハウジング12内に取り付けられたアンテナを覆うキャップとして機能してよい。適切な一配置構成によれば、誘電性部分12−2A、12−2Bは、ハウジング12の外表面(すなわち伝導性ハウジング部分12−1の後表面及び側壁表面)と同一平面に位置してよい。
【0048】
図3Aの例では、2本のアンテナがある。2本のアンテナのうちの第1のアンテナは、アンテナ共振素子54−1Bと、アンテナグラウンドプレーン54−2とで形成される。2本のアンテナのうちの第2のアンテナは、アンテナ共振素子54−1Aと、グラウンドプレーン54−2とで形成される。第1のアンテナ(図3Aではアンテナ54として示される)は、型押しされた導体のストリップなどの細長い共振素子、又はフレックス回路上のパターン線で形成されてよい。第1のアンテナの共振素子は、第1の(基)端と、第2の(末)端とを有してよい。第1のアンテナの共振素子の第1の端は、グラウンドプレーン54−2の付近でアンテナフィード端子による供給を受けてよい。第1のアンテナの共振素子の第2の端は、尻尾と称されることもあり、近接効果に比較的鈍感な場所に配置されてよい。例えば、第1のアンテナの共振素子の尻尾は、それがハウジング部分12−2Bの表面に隣接しないように、機器10の内部の場所に取り付けられてよい。これは、第1のアンテナの共振素子の尻尾にユーザの体の部分が接触しえないことを保証して近接効果を最小限に抑えるのに役立つ。
【0049】
ハウジング部分12−2A、12−2Bは、誘電体で形成されてよい。ハウジング部分12−2A、12−2Bに誘電体を使用することの利点は、これによって、機器10のアンテナ54の共振素子部分54−1が、ハウジング12の金属側壁からの干渉を受けることなく動作することが可能になることにある。適切な一配置構成によれば、ハウジング部分12−2A、12−2Bは、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体をベースにしたプラスチック(ABSプラスチックと称されることがある)で形成されたプラスチックキャップである。これらは、単に、機器10のための例示的なハウジング材料にすぎず、例えば、機器10のハウジングは、実質的にプラスチック又はその他の誘電体で、実質的に金属又はその他の導体で、又は任意のその他の適切な材料若しくは材料の組み合わせで形成されてよい。
【0050】
機器10内の回路基板には、部品52などの部品が取り付けられてよい。機器10内の回路基板構造は、任意の適切な材料で形成されてよい。適切な回路基板材料は、フェノール樹脂を含浸させた紙、エポキシ樹脂を含浸させたガラス繊維マットなどのガラス繊維で強化された樹脂(FR−4と称されることがある)、プラスチック、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、ポリイミド、及びセラミックスを含む。FR−4などの材料で作成された回路基板は、一般に入手可能であり、法外の費用がかかることがなく、複数の金属層(例えば4枚の層)で作成することができる。いわゆるフレックス回路は、ポリイミドなどの可撓性の回路基板材料であり、やはり、機器10に使用されてよい。
【0051】
機器10内の代表的な部品には、集積回路、LCD画面、及びユーザ入力インターフェースボタンが含まれる。機器10は、また、(一例として)ハウジング12の後面に沿って取り付け可能なバッテリも含むのが通常である。
【0052】
これらのような部品及びこれらの部品を上に取り付けられるプリント回路基板の伝導特性ゆえに、機器10の部品、回路基板、及び伝導性ハウジング部分(ベゼル14を含む)は、あわせて接地されてアンテナグラウンドプレーン54−2を形成してよい。とある例示的な配置構成によれば、グラウンドプレーン54−2は、ハウジング12及び機器10の、全体的に矩形の形状に合致してよく、ハウジング12の矩形の横寸法に一致してよい。
【0053】
グラウンドプレーン素子54−2及びアンテナ共振素子54−1Bは、機器10のための第1のアンテナ54を形成してよい。アンテナ共振素子54−1Aとグラウンドプレーン54−2とで形成されるアンテナなどの、随意の追加アンテナは、もし所望であれば、重複する対象周波数帯域(すなわちアンテナ54が動作している帯域)のための追加のゲインを提供するように構成されてよい、又は異なる対象周波数帯域(すなわちアンテナ54の範囲外の帯域)をカバーするために使用されてよい。
【0054】
グラウンドプレーン素子54−2及び共振素子54−1A、54−1Bを形成するために、任意の適切な伝導性材料が使用されてよい。機器10内のアンテナ構造に適した伝導性材料の例には、銅、銀、金などの元素金属、及び金属合金(例えばベリリウム銅)が含まれる。もし所望であれば、金属以外の導体が使用されてもよい。代表的なケースでは、共振素子54−1Aのための伝導性構造は、フレックス回路又はその他の適切な基板の上の銅パターン線で形成され、共振素子54−1Bのための伝導性構造は、ベリリウム銅箔のストリップで形成される。
【0055】
部品52は、トランシーバ回路系(例えば図2の機器44を参照せよ)を含む。トランシーバ回路系は、1つ又は2つ以上の集積回路及び関連の個別部品(例えばフィルタリング部品)の形で提供されてよい。トランシーバ回路系は、1つ又は2つ以上のトランスミッタ集積回路、1つ又は2つ以上のレシーバ集積回路、スイッチング回路系、アンプなどを含んでよい。トランシーバ回路系内の各トランシーバは、関連の同軸ケーブル、マイクロストリップ伝送路、又は関連のアンテナに接続されるとともに高周波信号を載せて運ぶその他の伝送路を有してよい。図3Aの例では、伝送路は、破線56によって示されている。
【0056】
図3Aに示されるように、伝送路56は、アンテナを通って伝送される予定の高周波信号をトランスミッタ集積回路52から分配するために使用されてよい。経路56は、アンテナによって受信された高周波信号を部品52に運ぶために使用されてもよい。部品52は、入ってくる高周波信号を処理するための1つ又は2つ以上のレシーバ集積回路を含んでよい。
【0057】
図3Aの断面図に示されるように、機器10内のアンテナは、機器10の端の近くに(すなわち機器10の両端に)位置付けることが好都合であろう。もし所望であれば、アンテナ共振素子54−1Aとグラウンドプレーン54−2とで形成される随意の追加アンテナは、省かれてよい。この種の配置構成が、図3Bの断面図に示されている。図3Bに示されるように、随意の追加アンテナが機器10から省かれると、部品52のために更なる面積が使用可能になる。
【0058】
機器10の端の近くに複数のアンテナを位置付けられた実施形態におけるハンドヘルド電子機器10の例示的な配置構成が、図4Aに示されている。図4Aの配置構成では、アンテナは、場所18、21に位置付けられてよい。図4Aは、ハンドヘルド電子機器10の斜視図である。図4Aの向きでは、ハウジング12−1の後表面が示されている。第1のアンテナ共振素子は、誘電性ハウジング部分12−2Bの下の領域21に位置付けられてよい。第2のアンテナ共振素子は、誘電性ハウジング部分12−2Aの下の領域18に位置付けられてよい。誘電性ハウジング部分12−2A、12−2Bは、(一例として)ABSプラスチックなどの適切な材料で形成されるプラスチックキャップであってよい。図4Aの例示的な配置構成では、キャップ12−2Aは、機器10の全幅にわたり、キャップ12−2Bは、機器10の角部に位置している。この種の配置構成は、キャップ12−2Aが、セルラフォン通信のために使用されるアンテナを封入するために使用され、キャップ12−2Bが、より高周波数のデータ通信(例えば2.4GHzにおけるWiFi通信)のために使用されるアンテナを封入するために使用される状況において、特に適しているであろう。2.4GHz帯域及び5GHz帯域など更に高周波数の通信帯域は、更に短波長の高周波信号に関連付けられるので、いくぶん更にコンパクトなアンテナ配置構成が使用されてよい。
【0059】
ハウジング12−1が伝導性材料(例えばアルミニウム又はステンレス鋼などの金属)で形成される状況では、アンテナキャップ12−2Bを機器10の側面の1つに沿って中程に配置するのではなく、(図4Aに示されるように)機器10の角部に配置することが望ましいであろう。これは、角部に位置付けられたアンテナ共振素子が、機器10の縁の1つに沿って位置付けられたアンテナ共振素子よりも、伝導性ハウジング部分にそれが接近していることによる悪影響を受けにくいからである。縁の中央の場所にあるアンテナ共振素子が、その三辺を金属によって完全に取り囲まれるのに対して、図4Aに示されるように、アンテナ共振素子及びキャップ12−2Bを機器10の角部に位置付けられたときのアンテナ共振素子は、その二辺のみを金属によって取り囲まれる。
【0060】
もし所望であれば、機器10は、領域18にアンテナを含まなくてよい。領域18にアンテナがない実施形態におけるハンドヘルド電子機器10の後面斜視図が、図4Bに示されている。
【0061】
図4Aの例示的なハンドヘルド電子機器の斜視図を機器の前方から見た図が、図5Aに示されている。図5Aに示されるように、第1のアンテナ及び誘電性キャップ12−2Bは、機器10が通常の縦長の向きに保持されているときに、機器10の右上角部に位置することができる。
【0062】
図4Bの例示的なハンドヘルド電子機器の斜視図を機器の前方から見た図が、図5Bに示されている。図3A、図4A、及び図5Aの複数アンテナの実施形態と同様に、図3B、図5B、及び図5Bの単一アンテナの実施形態は、機器10が通常の縦長の向きに保持されているときにアンテナ54及び誘電性キャップ12−2Bが機器10の右上角部に位置付けられるような構成を使用してよい。
【0063】
もし所望であれば、ハンドヘルド電子機器10は、縦長の向き及び横長の向きの両方で動作されてよい。例えば、機器10は、位置センサ(例えば運動センサ)を含んでよい。機器10内の処理回路系は、機器10がいつ縦長モードで使用されているか及び機器10がいつ横長モードで使用されているかを決定するために、位置センサからの信号を監視することができる。ユーザが、縦長モードと横長モードとを手動で切り替えてもよい。縦長モードの向きは、一部の応用(例えばウェブ閲覧)に使用されてよく、横長モードの向きは、その他の応用(例えばビデオ鑑賞)に使用されてよい。
【0064】
横長の向き又は縦長の向きのいずれでも操作することができる機器10の場合は、アンテナ54及びその関連の誘電性カバー12−2Bを機器の右上角部に配置することが特に有利であろう。これは、図6及び図7に関連して説明される。
【0065】
図6では、機器10が、その通常の縦長モードの向きで示されている。この向きでは、ボタン19が、機器10の底部に位置付けられている。ディスプレイ16に表示される画像は、それらの上部がディスプレイ16の上側に位置付けられるとともにそれらの下部がディスプレイ16の下側に位置付けられるような向きであってよい。このように表示される画像は、文字、静止画像、ビデオなどを含んでよい。ユーザの手及び指は、通常は、領域56において機器10を把持するために使用される。領域56は、一般に、機器10の下半分又は機器10の下から3分の1に位置付けられる。領域56におけるユーザと機器10と接触は、近接効果を招く可能性があるので、アンテナ54は、領域56以外の機器10の領域(すなわち機器10の右上角部)に位置付けることが望ましい。
【0066】
機器10をその横長モードで使用することが望ましいときは、ユーザは、図7に示されるように、機器10を反時計回りに4分の1(90度)回転させることができる。この向きでは、ディスプレイ16に表示される画像は、それらの上部が機器10の右端58(機器10が横長の向きにあるときはその上端)に沿って位置付けられ、それらの下部が機器10の左端60(機器10が横長の向きにあるときはその下端)に沿って位置付けられている。機器10は、その通常の縦長の向きから横向きに回転されているので、アンテナ54は、(横長の向きで見て)機器10の左上角部に位置付けられる。使用時に、ユーザの指は、機器10を領域62、64などの領域において把持してよい。領域62、64など機器を保持するための通常領域は、一般に、(横長の向きで見て)機器10の下半分又は下から3分の1に位置付けられる。
【0067】
図6及び図7に示されるように、縦長及び横長のいずれのモードでも、機器10を保持するための通常領域(すなわち図6の領域56及び図7の領域62、64)は、アンテナ54に重ならないので、ユーザが、通常動作時に機器10を保持するときに指をアンテナ54の上に直接置くことは起こりにくい。その結果、アンテナの性能に悪影響を及ぼす可能性のある近接効果は、総じて回避される。(図6に示されるように)アンテナが機器の右上角部に配されるアンテナ構成は、任意の適切なタイプのアンテナに使用されてよい。右上角部の構成は、アンテナが近接効果に敏感な状況において、特に望ましい。例えば、右上角部の構成は、金属ケースがアンテナ共振素子に極めて接近している配置構成において有利であろう。なぜなら、この配置構成は、アンテナ帯域幅を狭くして、アンテナを近接効果に更に敏感にする傾向があるからである。
【0068】
機器10の右上角部にあるアンテナ関連構造の斜視図が、図8に示されている。図8に示されるように、伝導性ハウジング壁12−1の開口部(除去部分)を覆うために、誘電性キャップ12−2Bが使用されてよい。図8の向きでは、機器10の前面が下を、機器10の後面が上を向いている。機器10の前側の近くに、回路基板又はその他の取り付け構造66が位置してよい。回路基板66は、例えば、ハウジング12内において金属枠の上に取り付けられてよい。機器10の外周には、ベゼル14が延びてよい。回路基板66内には、穴74などの穴が形成されてよい。ベゼル14は、穴74の周囲に延びてよい。
【0069】
アンテナ54のためのアンテナ共振素子(すなわちアンテナ共振素子54−1B)は、側壁12−1の除去部分によって形成される区域内に、且つ回路基板66の除去部分によって形成される空気で満たされた開口部内に、位置付けられてよい。アンテナ共振素子54−1B(図8では不図示)は、導体のストリップで形成されてよい。導体のストリップの一端は、接触パッド68に対して電気的な接触をなしてよい。ストリップのもう一端(共振素子の尻尾と称されることがある)は、開口部72の中程の位置に配されてよい。アンテナ共振素子54−1Bの尻尾は、一般に、アンテナ54のなかで近接効果に最も敏感な部分である。したがって、アンテナの尻尾は、ハウジング12の表面(すなわち誘電性ハウジング部材12−2Bの外表面)から離して位置付けることが望ましい。このような外表面の場所では、アンテナ54は、ユーザが誘電性カバー12−2Bに触れたときに離調される可能性がある。
【0070】
トランシーバ52は、伝送路によって、接触パッド68(及びしたがってアンテナ共振素子54−1B)に電気的に接続されてよい。伝送路は、同軸ケーブル、又はその他の任意の適切な伝送路構造で形成されてよい。図8に示された例示的な配置構成では、トランシーバ52をアンテナ共振素子54−1Bに接続するための伝送路は、マイクロストリップ伝送路である。マイクロストリップ伝送路は、2つの導体部を有する。マイクロストリップ伝送路内の1つの導体部は、グラウンドプレーン導体部(例えば、図8に見られるように、プリント回路基板の下表面上の金属層で形成される導体部)である。マイクロスストリップ伝送路内のもう1つの導体部は、信号導体部70などの信号導体部である。
【0071】
アンテナ54の付近における機器10の側面図が、図9に示されている。図9に示されるように、グラウンド導体部82は、マイクロストリップ伝送路の一部を形成してよく、信号導体部70は、マイクロストリップ伝送路の別の一部を形成してよい。マイクロストリップ伝送路は、トランシーバ52とアンテナ共振素子54−1Bとを電気的に接続するために使用されてよい。
【0072】
トランシーバ52は、プリント回路基板66に取り付けられてよい。アンテナ54に関連したアンテナ信号が、グラウンド端子86及び正のフィード端子88を通じて伝送され受信されてよい。フィード端子88は、マイクロストリップ伝送路の信号導体部70を使用してパッド68に接続されてよい。グラウンド端子86は、伝導性ビア84を使用してグラウンド導体部82に電気的に接続されてよい。グラウンド導体部82は、例えば、基板66上の銅又はその他の導体の層で形成されたパターン線であってよい。
【0073】
アンテナ共振素子54−1Bは、第1の基(端)76と、第2の(末)端80とを有してよい。第2の端80は、通常は、アンテナ共振素子54−1Bの尻尾と称され、近接効果を回避するために、機器10の表面から離して位置付けられることが好ましい。例えば、第2の端80は、ハウジング12の表面(すなわち、ハウジング部分12−1の伝導性表面及びハウジング部分12−2Bの誘電性表面)から離して機器10の内部に位置付けられてよい。第1の端76は、任意の適切な配置構成の接触構造を使用して接触パッド68に電気的に接続されてよい。適切な一配置構成によれば、アンテナ共振素子の端76と接触パッド68との間の電気的接触を形成するために、ポゴピン78などのポゴピンが使用されてよい。これは、例示的なものにすぎず、もし所望であれば、バネ又はクリップなどのその他の適切な構造を使用して、アンテナ共振素子54−1Bと接触パッド68との間の電気的接触がなされてよい。バネ配置構成は、例えば、接触パッド68の付近にある共振素子54−1Bでバネを形成するために、共振素子の端76を屈曲させることによって形成されてよい。
【0074】
アンテナ共振素子54−1Bは、(例として)金属のストリップで形成されてよい。アンテナ共振素子54−1Bは、自立構造、フレックス回路などの基板の表面上に形成されたパターン線、又はその他の適切な取り付け構造に取り付けられてよい。本明細書において一例として説明されることがある例示的な一配置構成によれば、アンテナ54は、サポート構造90などの誘電性サポート構造(シャシー又はキャリアと称されることがある)に取り付けられた金属のストリップで形成される。
【0075】
アンテナ共振素子の誘電性サポート構造90は、プラスチック、又はその他の任意の適切な誘電体で形成されてよい。サポート構造90の実効誘電率は、空気で満たされた領域をサポート構造90内に形成することによって低減されてよい。穴や隆条など空気で満たされた開口部をサポート構造90内に形成することによって、アンテナ共振素子54−1Bの付近においてサポート構造の誘電率が低減される。所定の所望の動作周波数(例えば2.4GHz)において、サポート構造90における誘電率が比較的低いと、アンテナ共振素子54−1Bの長さを長くすること及びアンテナ効率を向上させることが可能になるので有利である。代表的なケース(例えばプラスチック製のサポート構造を伴う2.4GHzの動作)では、アンテナ共振素子54−1Bの長さは、約2cmであってよい。アンテナ共振素子54−1Bの長さは、カバーされることが望ましい通信周波数帯域に応じて概ね約5〜30mmである。アンテナ共振素子54−1Bの長さは、その動作周波数における4分の1波長におおよそ等しい。
【0076】
図9の誘電性のアンテナ共振素子サポート構造90を除いたアンテナ54の斜視図が、図10に示されている。図10に示されるように、アンテナ共振素子54−1Bの末端80は、プリント回路基板66の穴74の側壁からおおよそ等距離の位置において穴74の内部に且つ近傍に位置付けられてよい。この場所では、端80は、すぐ近くの伝導性ハウジング壁12−1及び伝導性ベゼル14の縁からおおよそ等距離でもある。
【0077】
アンテナの効率及び帯域幅は、端80(及びアンテナ共振素子54−1B)がベゼル14及びハウジング壁12−1などの伝導性構造に近すぎないことを保証することによって向上される。したがって、アンテナ共振素子54−1Bは、端80を適切な場所に位置決めするのに役立つ幾つかの屈曲部を有してよい。図9に示されるように、部分81などのアンテナ共振素子54−1Bの区間は、ハウジング12の壁(すなわち、本実施例ではハウジング12の前表面及び後表面)に平行に延びてよい。部分83は、部分81に平行に延びる。部分85、87などの部分は、部分81、83に対して直角に延びる。部分85は、部分83、81に対して垂直に、アンテナグラウンドプレーンから上向きに延びる。部分87は、部分81、83に対して垂直に、グラウンドプレーンに向かって下向きに延びる。屈曲部89(単一の屈曲部、又は2つ若しくは3つ以上の個別の屈曲部で形成された複合屈曲部であってよい)は、アンテナ共振素子54−1Bの末端が、機器10のハウジング前表面及びハウジング後表面などのハウジング表面から離れたハウジング12の内部に位置付けられることを保証する。
【0078】
図10の破線94に沿って方向96に見たときのアンテナ54の断面図が、図11に示されている。図11に示されるように、アンテナ共振素子54−1Bの端80は、もし所望であれば、プリント回路基板66の上側表面98より下の穴74内に位置してよい。プリント回路基板66は、多層回路基板(例えば、2〜8枚の金属層をサポートした回路基板)であってよい。アンテナ共振素子54−1Bが、その付近にある伝導性材料による悪影響を受けないことを保証するために、プリント回路基板66の伝導性層は、領域100などの穴74の近傍に金属がないようにパターン化されてよい。
【0079】
トランシーバ52とアンテナ54との間の十分なインピーダンス整合を保証するために、トランシーバ52とアンテナ54との間の経路は、図10の随意のインピーダンス整合回路網92などのインピーダンス整合回路網を含んでよい。インピーダンス整合回路網92には、任意の適切な回路系が使用されてよい。適切なインピーダンス整合回路網の実例が、図12、13、14、及び15に示されている。
【0080】
図12の例では、インピーダンス整合回路網92は、信号経路70に沿って直列に接続されたインダクタで形成される。好ましいであろう図13のインピーダンス整合回路網92は、グラウンドに分路された1.1nHインダクタなどのインダクタを含む。図14のインピーダンス整合回路網92は、トランシーバ52と接触パッド68との間で経路70に直列に接続されたコンデンサを有する。図15の配置構成では、インピーダンス整合回路網92は、信号線70とグラウンドとの間の分路信号経路を形成するコンデンサを含む。
【0081】
図16は、誘電性アンテナ共振素子サポート構造90及びアンテナ共振素子54−1Bの例示的実施形態の上面図を示している。図16に示されるように、誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、誘電性アンテナ共振素子サポート構造の実効誘電率を低減させるのに役立つ、空気で満たされた切り取り領域102(穴)を有してよい。誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、また、空気で満たされた通路106などの、空気で満たされた切り取り領域も有してよい。誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、ABSプラスチック又はその他の適切な誘電性材料で形成されてよい。ABSプラスチック又はその他の誘電性材料の誘電率は、おおよそ2.8から3.0までであってよい。空気の誘電率は、1.0である。誘電性アンテナ共振素子サポート構造90を、穴102、106などの空気で満たされた開口部を形成するように構成することによって、アンテナ共振素子における実効誘電率は、2.8から3.0までよりも小さい値に低減されてよい。これは、図16に示されるように、サポート90内の空気で満たされた穴の少なくとも一部がアンテナ共振素子54−1Bに隣接するときに、有利であろう。サポート90における誘電率の減少は、アンテナ共振素子54−1Bの長さを長くすること、そしてアンテナの効率を高めることを可能にする。
【0082】
誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、穴104などのネジ穴を有してよい。このような穴は、(例えばネジ、プラスチック製の柱状部材(棒状材)、又はその他の留め具によって)誘電性アンテナ共振素子サポート構造90をハウジング12に取り付けるために使用されてよい。柱状部材110などの誘電性の柱状部材(例えばアンテナ共振素子サポート構造90の一部で形成されたプラスチック製の柱状部材)は、アンテナ共振素子54−1B内の対応する穴と嵌まり合うことができる。組み立て時において、柱状部材110及びアンテナ共振素子54−1B内の対応する穴は、アンテナ共振素子54−1Bをアンテナ共振素子サポート構造90に正確に揃えるのに、そしてアンテナ共振素子54−1Bをアンテナ共振素子サポート構造90に取り付けるのに役立つことができる。もし所望であれば、アンテナ共振素子54−1Bを適所に保持するために、(例えば熱処理を使用して)柱状部材110の先端を僅かに拡大させてよい。
【0083】
アンテナ共振素子サポート構造90の縁108は、(一例として)湾曲されてよい。これは、アンテナ共振素子サポート構造90をハウジング12の湾曲した角部に合致させるのに役立つことができる。誘電性アンテナ共振素子サポート構造90及びアンテナ共振素子54−1Bを、それらがハウジング12内に取り付けられたときに覆うために、誘電性キャップ12−2B(図4A及び図4B)が使用されてよい。
【0084】
機器10内に組み付けられるときに、誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、図17の分解斜視図のアセンブリ112などのアセンブリを形成するために、プリント回路基板66と嵌まり合うことができる。アンテナ共振素子54−1Bの端76は、図17に示されるように、バネ又はクリップを形成するために屈曲されてよい。このようにして形成されたバネは、誘電性アンテナ共振素子サポート構造90がプリント回路基板66に取り付けられたときに、接触パッド68に対して付勢されてよい。もし所望であれば、図17に示された例示的なバネ構造の代わりに、ポゴピン(すなわち、ピン差し込み穴内で往復動するバネ留めされたピン)又はその他の適切な電気的接触構造が、端76に形成されてよい。図18は、図17のアセンブリ112の分解斜視図であり、アンテナ共振素子54−1Bの例示的な形状を、より詳細に示している。図18に示されるように、誘電性アンテナ共振素子サポート構造90は、組み立て時にアンテナ共振素子54−1Bの端76を通らせる穴114又はその他の開口部を有してよい。アンテナ共振素子54−1B内の穴116は、アンテナ共振素子サポート構造90上の柱状部材110又はその他の適切な位置合わせ構造と嵌まり合うことができる。
【0085】
図18に示されるように、アンテナ共振素子54−1Bは、導体のストリップで形成されてよい。導体の厚さ(最小の横寸法)は、例えば、0.05mmから1mmまでであってよい。導体のストリップの幅(2番目に最小の横寸法)は、例えば、0.5mmから5mmまでであってよい。導体のストリップの長さは、例えば、5mmから30mmまでであってよい。
【0086】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、ハウジング表面と、その角部に誘電性ハウジング部と、を有するハンドヘルド電子機器内のハンドヘルド電子機器アンテナを提供する。第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、グラウンドプレーンアンテナ素子と、ストリップアンテナ共振素子であって、伝送路により供給を受ける基端と、前記ハウジング表面から離間し且つ前記ハンドヘルド電子機器の前記角部の前記誘電性ハウジング部の下方において前記ハンドヘルド機器内の内部位置に配置されている末端とを有するストリップアンテナ共振素子と、を備える。
【0087】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、更に、前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備える。
【0088】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、更に、前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記ストリップアンテナ共振素子の近傍に、空気で満たされた穴を含む。
【0089】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、更に、前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記ストリップアンテナ共振素子は、穴を含み、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記ストリップアンテナ共振素子の前記穴を貫通する柱状部材を含む。
【0090】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナにおいて、前記ストリップアンテナ共振素子の前記基端は、屈曲されたバネ部分を含む。
【0091】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナはにおいて、前記ストリップアンテナ共振素子の前記末端は、前記ハウジング表面の少なくとも1つに平行に延びる部分を有する。
【0092】
第1のハンドヘルド電子機器アンテナは、更に、前記ストリップアンテナ共振素子の前記基端が接続された接触パッドを備え、前記ストリップアンテナ共振素子は、複数の屈曲部を含み、互いに直角に延びる部分を有する。
【0093】
第1のハンドヘルド電子機器は 前部及び後部を有し、縦長の向きで動作されるとともに、反時計回りに回転されたときは横長の向きで動作される、ハンドヘルド電子機器を提供する。第1のハンドヘルド電子機器は、少なくとも1つの実質的に矩形の伝導性ハウジング表面を有する伝導性ハウジングであって、前記矩形の伝導性ハウジング表面は、開口部を有し、前記開口部は、前記ハンドヘルド電子機器がその縦長の向きで動作しているときにその前部から見て前記伝導性ハウジング表面の右上角部に位置付けられる、伝導性ハウジングと、前記伝導性ハウジング内に取り付けられたトランシーバ及び制御回路と、少なくとも1つのアンテナであって、グラウンドプレーン素子及びアンテナ共振素子を含み、前記アンテナ共振素子は、前記伝導性ハウジングの前記右上角部の前記開口部内に取り付けられる、少なくとも1つのアンテナと、前記アンテナ共振素子を覆う誘電性キャップと、を備える。
【0094】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、前記ハンドヘルド電子機器が前記縦長の向きで動作しているときは前記縦長の向きで画像を表示し、前記ハンドヘルド電子機器が前記横長の向きで動作しているときは前記横長の向きで画像を表示する、ディスプレイを備え、前記誘電性キャップは、前記矩形の伝導性ハウジング表面と同一平面に位置する部分を含む。
【0095】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板を備え、前記アンテナ共振素子の少なくとも一部分は、前記穴内に位置付けられる。
【0096】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、伝送路導体部及び穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板であって、前記アンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有する伝導性ストリップを含み、前記第1の端は、前記プリント回路基板上において前記伝送路に電気的に接続され、前記第2の端は、前記穴の近傍に位置付けられる、少なくとも1つのプリント回路基板と、前記穴の少なくとも一部の周囲に延びる伝導性ベゼルと、を備える。
【0097】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、少なくとも1つのプリント回路基板と、 前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、前記回路基板上に位置付けられ前記信号導体部に接続された接触パッドと、前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、前記接触パッドに電気的に接続される、トランシーバと、
を備える。
【0098】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板と、前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、前記回路基板上に位置付けられ前記信号導体部に接続された接触パッドと、前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、前記接触パッドに電気的に接続され、前記アンテナ共振素子の一部分は、前記プリント回路基板の前記穴内に位置する、トランシーバと、を備える。
【0099】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、空気で満たされた開口部を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、第1の端、第2の端、及び前記第1の端と前記第2の端との間に複数の屈曲部を有し、前記アンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記アンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた開口部内に配置されている、トランシーバと、を備える。
【0100】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、空気で満たされた領域を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有し、前記アンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記アンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた領域の内部に位置付けられ、前記アンテナ共振素子は、ストリップアンテナ共振素子を含む、トランシーバと、前記ストリップアンテナ共振素子を取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造と、を備える。
【0101】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、空気で満たされた領域を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有し、前記アンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記アンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた領域の内部に位置付けられ、前記アンテナ共振素子は、ストリップアンテナ共振素子を含む、トランシーバと、前記ストリップアンテナ共振素子を取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造であって、前記ストリップアンテナ共振素子の近傍に、少なくとも1つの空気で満たされた穴を含む、誘電性アンテナ共振素子サポート構造と、を備える。
【0102】
第1のハンドヘルド電子機器は、更に、追加のアンテナ共振素子を備え、前記矩形の伝導性ハウジング表面は、追加の開口部を有し、前記追加の開口部は、前記ハンドヘルド電子機器がその縦長の向きで動作しているときにその前部から見て前記伝導性ハウジング表面の下端に位置付けられ、前記追加のアンテナ共振素子は、前記ハンドヘルド電子機器内において前記追加の開口部内に取り付けられる。
【0103】
第2のハンドヘルド電子機器は、伝導性後表面を含むハウジング表面を有し、前表面の少なくとも一部にディスプレイが取り付けられた、ハウジングと、前記伝導性後表面の角部の開口部に形成された誘電性ハウジング部分と、少なくとも1つのプリント回路基板と、前記プリント回路基板に取り付けられたトランシーバ回路と、前記トランシーバ回路に接続された伝送路と、前記ハウジング内に取り付けられたアンテナであって、グラウンドプレーンと、前記誘電性ハウジング部分の近傍に位置付けられた導体のストリップで形成されたアンテナ共振素子であって、前記誘電性ハウジング部分の少なくとも一部分は、前記ハウジングの前記伝導性後表面と同一平面に位置し、前記アンテナ共振素子は、複数の屈曲部と、第1の端と、第2の端とを有し、前記アンテナ共振素子の前記第1の端は、前記プリント回路基板の近傍において前記伝送路に結合され、前記アンテナ共振素子の前記屈曲部は、前記アンテナ共振素子の前記第2の端が前記ハウジングの前記表面の近傍にないように前記導体のストリップを配する、アンテナ共振素子と、を含む、アンテナと、を備える。
【0104】
第2のハンドヘルド電子機器は、更に、前記導体のストリップが取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記導体のストリップは、前記ハウジング表面の少なくとも1つに平行な第1の部分と、前記第1の部分に垂直な第2の部分とを含み、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記導体のストリップの近傍に少なくとも1つの穴を規定する部分を含む。
【0105】
第2のハンドヘルド電子機器において、前記トランシーバ回路は、2.4GHz通信帯域において前記アンテナを通じて信号を送信及び受信するように構成され、前記ハンドヘルド電子機器は、更に、前記トランシーバ回路と前記アンテナとの間で前記伝送路に結合されたインピーダンス整合回路網を備える。
【0106】
以上は、本発明の原理の単なる例示にすぎず、当業者ならば、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく各種の変更をなすことができる。
【0107】
本出願は、参照により全体を本明細書に組み込まれる2007年8月7日出願の米国特許出願第11/890,865号および2008年7月2日出願の国際特許出願PCT/US08/69112の優先権を主張する。

Claims (20)

  1. ハウジング表面と、その角部に誘電性ハウジング部と、を有するハンドヘルド電子機器内のハンドヘルド電子機器アンテナであって、
    グラウンドプレーンアンテナ素子と、
    ストリップアンテナ共振素子であって、伝送路により供給を受ける基端と、前記ハウジング表面から離間し且つ前記ハンドヘルド電子機器の前記角部の前記誘電性ハウジング部の下方において前記ハンドヘルド機器内の内部位置に配置されている末端とを有するストリップアンテナ共振素子と、を備え、
    前記ストリップアンテナ共振素子は、前記基端において前記グラウンドプレーンアンテナ素子から上向きに延びる第1の部分と、前記末端において前記グラウンドプレーンアンテナ素子に向かって下向きに延びる第2の部分とを有し、前記ストリップアンテナ共振素子は、前記基端と末端との間に少なくとも1つの屈曲部を有し、前記第1の部分と第2の部分は互いに平行であり、前記ストリップアンテナ共振素子はその長さ方向に沿って接地されていない、
    ンドヘルド電子機器アンテナ。
  2. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、更に、
    前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備えるハンドヘルド電子機器アンテナ。
  3. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、更に、
    前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記ストリップアンテナ共振素子の近傍に、空気で満たされた穴を含む、ハンドヘルド電子機器アンテナ。
  4. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、更に、
    前記ストリップアンテナ共振素子が取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記ストリップアンテナ共振素子は、穴を含み、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記ストリップアンテナ共振素子の前記穴を貫通する柱状部材を含む、ハンドヘルド電子機器アンテナ。
  5. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、
    前記ストリップアンテナ共振素子の前記基端は、屈曲されたバネ部分を含む、ハンドヘルド電子機器アンテナ。
  6. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、
    前記ストリップアンテナ共振素子の前記末端は、前記ハウジング表面の少なくとも1つに平行に延びる部分を有する、ハンドヘルド電子機器アンテナ。
  7. 請求項1に記載のハンドヘルド電子機器アンテナであって、更に、
    前記ストリップアンテナ共振素子の前記基端が接続された接触パッドを備え、前記ストリップアンテナ共振素子は、複数の前記屈曲部を含み、互いに直角に延びる部分を有する、ハンドヘルド電子機器アンテナ。
  8. 前部及び後部を有し、縦長の向きで動作されるとともに、反時計回りに回転されたときは横長の向きで動作される、ハンドヘルド電子機器であって、
    少なくとも1つの実質的に矩形の伝導性ハウジング表面を有する伝導性ハウジングであって、前記矩形の伝導性ハウジング表面は、開口部を有し、前記開口部は、前記ハンドヘルド電子機器がその縦長の向きで動作しているときにその前部から見て前記伝導性ハウジング表面の右上角部に位置付けられる、伝導性ハウジングと、
    前記伝導性ハウジング内に取り付けられたトランシーバ及び制御回路と、
    少なくとも1つのアンテナであって、グラウンドプレーン素子及びストリップアンテナ共振素子を含み、前記ストリップアンテナ共振素子は、前記伝導性ハウジングの前記右上角部の前記開口部内に取り付けられる、少なくとも1つのアンテナと、
    前記ストリップアンテナ共振素子を覆う誘電性キャップと、
    を備え、
    前記ストリップアンテナ共振素子は基端と末端とを有し、前記ストリップアンテナ共振素子は、前記基端において前記グラウンドプレーン素子から上向きに延びる第1の部分と、前記末端において前記グラウンドプレーン素子に向かって下向きに延びる第2の部分とを有し、前記ストリップアンテナ共振素子は、前記基端と末端との間に少なくとも1つの屈曲部を有し、前記第1の部分と第2の部分は互いに平行であり、前記ストリップアンテナ共振素子はその長さ方向に沿って接地されていない、
    ンドヘルド電子機器。
  9. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    前記ハンドヘルド電子機器が前記縦長の向きで動作しているときは前記縦長の向きで画像を表示し、前記ハンドヘルド電子機器が前記横長の向きで動作しているときは前記横長の向きで画像を表示する、ディスプレイを備え、前記誘電性キャップは、前記矩形の伝導性ハウジング表面と同一平面に位置する部分を含む、ハンドヘルド電子機器。
  10. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板を備え、前記ストリップアンテナ共振素子の少なくとも一部分は、前記穴内に位置付けられる、ハンドヘルド電子機器。
  11. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    伝送路導体部及び穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板であって、前記ストリップアンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有する伝導性ストリップを含み、前記第1の端は、前記プリント回路基板上において前記伝送路に電気的に接続され、前記第2の端は、前記穴の近傍に位置付けられる、少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記穴の少なくとも一部の周囲に延びる伝導性ベゼルと、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  12. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、
    前記回路基板上に位置付けられ前記信号導体部に接続された接触パッドと、
    前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、前記接触パッドに電気的に接続される、トランシーバと、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  13. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    穴を有する少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、
    前記回路基板上に位置付けられ前記信号導体部に接続された接触パッドと、
    前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記アンテナ共振素子は、前記接触パッドに電気的に接続され、前記アンテナ共振素子の一部分は、前記プリント回路基板の前記穴内に位置する、トランシーバと、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  14. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    空気で満たされた開口部を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、
    前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記ストリップアンテナ共振素子は、第1の端、第2の端、及び前記第1の端と前記第2の端との間に複数の屈曲部を有し、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた開口部内に配置されている、トランシーバと、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  15. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    空気で満たされた領域を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、
    前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記ストリップアンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有し、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた領域の内部に位置付けられている、トランシーバと、
    前記ストリップアンテナ共振素子を取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造と、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  16. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    空気で満たされた領域を取り囲む少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記回路基板上に位置付けられた伝送路であって、信号導体部及びグラウンド導体部を有する伝送路と、
    前記伝送路に電気的に接続されたトランシーバであって、前記ストリップアンテナ共振素子は、第1の端及び第2の端を有し、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第1の端は、前記伝送路に電気的に接続され、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第2の端は、前記空気で満たされた領域の内部に位置付けられている、トランシーバと、
    前記ストリップアンテナ共振素子を取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造であって、前記ストリップアンテナ共振素子の近傍に、少なくとも1つの空気で満たされた穴を含む、誘電性アンテナ共振素子サポート構造と、
    を備えるハンドヘルド電子機器。
  17. 請求項8に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    追加のアンテナ共振素子を備え、前記矩形の伝導性ハウジング表面は、追加の開口部を有し、前記追加の開口部は、前記ハンドヘルド電子機器がその縦長の向きで動作しているときにその前部から見て前記伝導性ハウジング表面の下端に位置付けられ、前記追加のアンテナ共振素子は、前記ハンドヘルド電子機器内において前記追加の開口部内に取り付けられる、ハンドヘルド電子機器。
  18. ハンドヘルド電子機器であって、
    伝導性後表面を含むハウジング表面を有し、前表面の少なくとも一部にディスプレイが取り付けられた、ハウジングと、
    前記伝導性後表面の角部の開口部に形成された誘電性ハウジング部分と、
    少なくとも1つのプリント回路基板と、
    前記プリント回路基板に取り付けられたトランシーバ回路と、
    前記トランシーバ回路に接続された伝送路と、
    前記ハウジング内に取り付けられたストリップアンテナであって、
    グラウンドプレーンと、
    前記誘電性ハウジング部分の近傍に位置付けられた導体のストリップで形成されたストリップアンテナ共振素子であって、前記誘電性ハウジング部分の少なくとも一部分は、前記ハウジングの前記伝導性後表面と同一平面に位置し、前記ストリップアンテナ共振素子は、複数の屈曲部と、第1の端と、第2の端とを有し、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第1の端は、前記プリント回路基板の近傍において前記伝送路に結合され、前記ストリップアンテナ共振素子の前記屈曲部は、前記ストリップアンテナ共振素子の前記第2の端が前記ハウジングの前記表面の近傍にないように前記導体のストリップを配する、ストリップアンテナ共振素子と、
    を含む、アンテナと、
    を備え、
    前記ストリップアンテナ共振素子は、前記第1の端において前記グラウンドプレーンから上向きに延びる第1の部分と、前記2の端において前記グラウンドプレーンに向かって下向きに延びる第2の部分とを有し、前記第1の部分と第2の部分は互いに平行であり、前記ストリップアンテナ共振素子はその長さ方向に沿って接地されていない、
    ンドヘルド電子機器。
  19. 請求項18に記載のハンドヘルド電子機器であって、更に、
    前記導体のストリップが取り付けられた誘電性アンテナ共振素子サポート構造を備え、前記導体のストリップは、前記ハウジング表面の少なくとも1つに平行な第1の部分と、前記第1の部分に垂直な第の部分とを含み、前記誘電性アンテナ共振素子サポート構造は、前記導体のストリップの近傍に少なくとも1つの穴を規定する部分を含む、ハンドヘルド電子機器。
  20. 請求項18に記載のハンドヘルド電子機器であって、
    前記トランシーバ回路は、2.4GHz通信帯域において前記アンテナを通じて信号を送信及び受信するように構成され、前記ハンドヘルド電子機器は、更に、前記トランシーバ回路と前記アンテナとの間で前記伝送路に結合されたインピーダンス整合回路網を備えるハンドヘルド電子機器。
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