JP5159297B2 - 間仕切装置 - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切装置に関する。
間仕切装置は、各種形態のものが提案されている。これらの中でも、間仕切パネル装置は、現場における施工が比較的容易であることから、オフィスや会議室等の室内を仕切る間仕切装置として使用されている。
従来、壁の全体もしくは一部を水槽によって構成したもの(特許文献1参照)、薄型水槽を壁面又は間仕切等へ埋め込み、取り付けたもの(特許文献2参照)、水槽を主体とした間仕切装置(特許文献3、4及び5参照)が開示されている。
しかし、現場における施工性を重視する間仕切装置へ水槽を組み込んだものはなかった。
実開平4−24908号公報 実開平5−9264号公報 実新登2504726号公報 特開平6−200643号公報 特開平7−97831号公報
本発明は、施行現場において水槽を短時間で間仕切装置に組み付けることができ、かつ水槽の維持やメンテナンス等が容易な間仕切装置を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の<1>に記載の手段により解決された。好ましい実施態様である<2>〜<6>と共に以下に記載する。
<1> 左右に立設した支柱間に、複数の横連結杆を架設し、上下方向に形成された複数の矩形枠の前後両面に、それぞれパネル材を取り付けてなる間仕切装置であって、所定の矩形枠内に、少なくとも片側が透明な2枚の板状体を水密に対向させた水槽を装着したことを特徴とする間仕切装置、
<2> 前記水槽を、少なくとも水槽を装着した矩形枠を構成する下部の横連結杆に保持させて装着したものである、上記<1>に記載の間仕切装置、
<3> 前記水槽を装着した矩形枠の前後両面のパネル材の、少なくともいずれか一方の周縁部に、不透光性の周縁枠を設けたものである、上記<1>又は上記<2>に記載の間仕切装置、
<4> 前記水槽の外部厚さが、前後両面のパネル材の外部厚さより小である、上記<1>〜上記<3>いずれか1つに記載の間仕切装置、
<5> 前記水槽を装着した矩形枠を構成する上部の横連結杆に、照明手段を配設したものである、上記<1>〜上記<4>いずれか1つに記載の間仕切装置、
<6> 前記水槽を装着した矩形枠の上方の矩形枠内を電源供給部及び設備室とし、前記水槽を装着した矩形枠の下方の矩形枠内を水槽からの排水を貯留する排水貯留室としたものである、上記<1>〜上記<5>いずれか1つに記載の間仕切装置。
上記<1>に記載の発明によれば、施行現場において、水槽を短時間で間仕切装置に組み付けることができた。また、従来の間仕切装置と基本構成が変わらないため、既存の間仕切装置と水槽を組み込んだ間仕切装置が並んでも、違和感がなく、見栄えをよくすることができた。
上記<2>に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、より安定的に水槽を保持することができた。
上記<3>に記載の発明よれば、本構成を有しない場合に比較して、水槽に必要とされる配管等を外部から視認できないようにすることができ、美観が向上した。
上記<4>に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比して、既存の間仕切装置と水槽を組み込んだ間仕切装置が並んでも、違和感がなく、見栄えをよくすることができた。
上記<5>に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比して、水槽の美観を向上させることができた。
上記<6>に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比して、水槽の維持及びメンテナンス等を容易にすることができた。
本発明の間仕切装置は、左右に立設した支柱間に、複数の横連結杆を架設し、上下方向に形成された複数の矩形枠の前後両面に、それぞれパネル材を取り付けてなる間仕切装置であって、所定の矩形枠内に、少なくとも片側が透明な2枚の板状体を水密に対向させた水槽を装着したことを特徴とする。
なお、本発明において「間仕切装置」とは、室内の空間を仕切るものに限定されず、空間を仕切ることを目的とせず、壁際や窓際に設置されて装飾性を付与するものであってもよい。
以下、図面を参照して、本発明を詳述する。なお、以下の説明において、同一の符号は同一の対象を意味するものである。
図1は、本発明の間仕切装置の一実施態様を示す斜視図である。図2は、図1において、パネル材を取り外した状態を示す分解斜視図である。また、図3は、本発明の間仕切装置の一実施態様を示す正面概念図である。
図1〜図3に示すように、本発明の間仕切装置1は、左右に立設した支柱2、2間に、複数の横連結杆3を架設して上下方向に複数の矩形枠4を形成し、この矩形枠4の前後両面に、それぞれパネル材5を取り付けて構成されている。
なお、パネル材は、全ての矩形枠にそれぞれ取り付けることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、最上部又は最下部の矩形枠の前後にはパネル材を取り付けず、素通しとすることもできる。本発明において、矩形枠の少なくとも1つの前後にそれぞれパネル取り付けていればよい。
図1では、2つの間仕切装置を横方向に連結している。なお、以降の説明においては、主として1つの間仕切装置(1対の支柱により形成されている間仕切装置)について説明するが、支柱及び横連結杆等を追加して、横方向に適宜の枚数を繋ぎ、所望の大きさの間仕切装置とできることはいうまでもない。さらに、本発明において、水槽を装着した間仕切装置と、水槽を装着していない間仕切装置を連結することもでき、また、図1に示すように、水槽を装着した間仕切装置同士を連結することもできる。
以下、説明の便宜上、開閉可能なパネル材(5a〜5c)が取り付けられている面を前面とし、パネル材5a’〜5c’が取り付けられている面を後面という。また、上下とは、天井乃至床の方向を指し、左右とは、支柱間の方向を意味する。
図4〜図7を参照して、左右に立設した支柱間に、複数の横連結杆を架設して上下方向に複数の矩形枠を形成する具体的手段の一例について説明する。
図4は、図1におけるI−I線拡大断面図を示す。また、図5は、図2における一点鎖線円IV部分の拡大組立断面図である。図6は、図2における一点鎖線円IV部分の拡大分解斜視図である。図7は、図2における一点鎖線円V部分の拡大分解斜視図である。
支柱2は、図4に示すように、床面6に配設された第1アジャスタ装置7と、天井8に配設された第2アジャスタ装置9とによって固定されている。
第1アジャスタ装置7は、床面6に配設されたベース部材10上に載置されている。ベース部材10は、左右方向に延びるとともに、断面が中央に高さの低い下向きコ字形の係合凸部10aを備える上向きコ字形のチャネル材からなっている。
第1アジャスタ装置7は、脚座11と、アジャスタボルト12と、受け具13とより構成されている。脚座11は、下向きコ字形部材に通孔14を穿設して形成され、ベース部材10内に、上方から嵌合して固定されている。
アジャスタボルト12は、雄ねじ部15と、その下部に設けられた外形が六角形をなす大径の操作部16と、雄ねじ部15の下端に連設された取付軸部17とよりなる。アジャスタボルト12は、その取付軸部17を、脚座11の通孔14に貫通させて、その下端をかしめることにより、脚座11に回転自在に取り付けられている。
受け具13は、受板18と支持部19とよりなる。支持部19は、側面が一部欠落した有天角筒状体からなり、この支持部19を受板18の上面における左右中央に固着して、受け具13が形成されている。受け具13における支持部19の天板19aと、受板18の中央には、それぞれねじ孔19b、18aが穿設されている。受け具13は、前記ねじ孔19b、18aに、アジャスタボルト12の雄ねじ部15を、螺合させることにより、アジャスタボルト12に取り付けられている。
図6に示すように、支柱2は、平面視において、ほぼ角形S字状の上下方向に延びる2個の鉄製部材を、開口部が左右方向の外向きになるように、かつ前後逆向きとなるようにして溶着し形成されている。また、支柱2の下端部は、前後方向の中央部が下端部から、切欠かれて切欠部(2a)が形成されている。
支柱2を、上方から、第1アジャスタ装置7における支持部19に嵌合させることによって、支柱2の下端が、第1アジャスタ装置7によって位置固定されている。第1アジャスタ装置7における支持部19とアジャスタボルト12は、支柱2の前記切欠部2a内に入り込み、支柱2の下端は、受板18の上面に当接し、支持されている。
第1アジャスタ装置7におけるアジャスタボルト12の外形が六角形をなす操作部16を、スパナ等で回転させることにより、受け具13が上下動して支柱2の上下方向のレベルを調整することができる。
図4に示すように、支柱2の上端は、天井8に配設されている、前記第1アジャスタ装置7を天地逆にしたものと全く同一の第2アジャスタ装置9により、同様にして位置固定されている。
図2に示すように、本発明の間仕切装置1は、左右に立設した支柱2、2間には、複数の横連結杆3が架設されている。この横連結杆3には、支柱2、2の上端部同士を連結する上部連結杆20と、下端部同士を連結する下部連結杆21と、支柱2、2の上下方向の中央部同士を連結する中間連結杆22とがある。図2では、2本の中間連結杆22a及び22bにより、上下方向に3つの矩形枠が形成されている。
図6を参照して、下部連結杆21を支柱2に架設する構造の一実施態様について詳述する。
図6は、図2における一点鎖線円IV部分の拡大分解斜視図である。図6に示すように、下部連結杆21は、その1対の係止片23、23を連結する横連結片26の左右端部を、左右の各支柱2の下端を固定している第1アジャスタ装置7における受板18上に載置して、止めねじ27を、下部連結杆21の左右端部に設けられた通孔28を挿通して、前記受板18に設けられたねじ孔18bに螺合することによって、左右の支柱2、2の下端部間に架設されている。下部連結杆21における前後面に設けられた各1対の係合片24、24には、下部連結杆21とベース部材10間の間隙を覆うカバー部材10b、10bが着脱可能に取り付けられている。上部連結杆20は、下部連結杆21と同様にして、左右の支柱2、2の上端部間に架設されている。
図7を参照して、中間連結杆22を支柱2に架設する構造の一実施態様について詳述する。
中間連結杆22は、図7に示すように、チャネル材29により形成されている。チャネル材29は、左右方向に延びるとともに、断面が、下向きコ字形となっている。
中間連結杆22は、取付金具33を用いて左右の支柱2、2間に架設されている。図7では、取付金具33は、L字状の部材であり、止めねじ35、35を、取付金具33に設けられた通孔36、36を挿通して、支柱2に設けられたねじ孔34、34にそれぞれ螺合することにより、取付金具33が支柱2に固定されている。
中間連結杆22の左右端部を、取付金具33上に載置し、上方より、止めねじ37を、中間連結杆22に設けられた通孔38を挿通して、取付金具33に設けられたねじ孔39に螺合することにより、中間連結杆22が左右の支柱2、2間に架設されている。
なお、本発明において、中間連結杆の架設はこれに限定されるものではなく、取付金具における係止部の上下向きの係止爪を、支柱に設けられたスリットに係合させることにより、取付金具を支柱に取り付ける方法(特開2007−16525号公報参照)など、公知の方法を適宜選択することができる。
なお、図4〜図7を用いて、左右に立設した支柱間に、複数の横連結杆を架設する方法の一実施態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、公知の間仕切装置に使用されている構成を適宜選択して用いることができ、例えば、特開2004−270331号公報、特開2004−316191号公報、特許第3116210号公報に記載の方法を例示することができる。
図2では、中間連結杆22は、上部連結杆20と下部連結杆21の間に、2つ設けられており、上下方向に3段の矩形枠4(4a、4b、4c)が形成されている。最下段の矩形枠4aは、下部連結杆21と、これに隣接する中間連結杆22aと、左右の支柱2、2とよりなり、中央の矩形枠4bは、上下方向の隣接する中間連結杆(22a、22b)と、左右の支柱2、2とよりなり、最上段の矩形枠4cは、上部連結杆20と、これに隣接する中間連結杆22bと、左右の支柱2、2とよりなっている。
また、各矩形枠4の前後両面に、それぞれパネル材5が取り付けられている。
パネル材は前後の両面に取り付けられていればよく、透光材料、半透光又は不透光材料のいずれで形成することもできる。また、パネル材がその前後から透視可能な窓部を有していてもよい。
図2では、矩形枠4a及び4cに取り付けられたパネル材5a、5a’、5c及び5c’は不透光部材で形成されている。また、水槽が装着される矩形枠4bの前後に取り付けられるパネル材5b及び5b’は、透視可能な窓部50、50’を有している。
なお、図2では、窓部50は、パネル材5bの周縁部を残して空洞とすることにより形成されているが、パネル材の一部を透光部材とすることにより、窓部を形成することもできる。具体的には、強化プラスチック、ガラス等を嵌め込み、窓部とすることが例示できる。また、これとは逆に、透明板にてパネル材を作製し、不透光のシートを貼付したり、不透光なインク、ペンキ等を塗布することにより、パネル材の一部を不透光とすることもできる。
水槽が装着された矩形枠に取り付けられるパネル材は、前後のパネル材のうち少なくとも一面が透視可能な窓部を有していることが好ましい。これにより、水槽が視認可能となる。
また、図2に示すように、水槽が装着される矩形枠4bに取り付けられたパネル(5b、5b’)は、少なくともいずれか一方の周縁部に、不透光性の周縁枠(52、52’)を設けたものであることが好ましい。
周縁枠を設けることによって、パネル枠を閉じた状態では、水槽に必要とされる電源、エアホース等の各種の配線、配管、照明具、並びに、水槽の上部及び/又は下部に設けられた水槽保持部材等を、外部から視認できないようにすることができ、美観に優れる間仕切装置とすることができるので好ましい。
周縁枠は、水槽を装着した矩形枠に取り付けられた前後のパネル材の少なくとも一方に設けられていればよいが、両面に周縁枠を設けることも好ましい。
また、周縁枠は、不透明材料で作製することもできるし、透明材料で作製したパネル材の一部に、不透光性のシートを貼付したり、不透光性のインク、ペンキ等を塗布することにより形成することもできる。
周縁枠の大きさは特に限定されず、水槽の透明部の大きさや、配管に必要とされる幅等に合わせて、適宜選択することができる。
また、周縁枠の強度の問題からは、周縁枠は5cm以上の幅を有していることが好ましく、より好ましくは5〜20cm、さらに好ましくは5〜15cmである。
図2では、前面のパネル材の一側面は、支柱の矩形枠内側面部に、蝶番にて開閉可能に枢着されている。図2では、前面パネルの、パネルに向かって左側面が枢着されているが、これに限定されるものではない。例えばパネルの上部又は下部を開閉可能とすることもできる。また、左右の両側面に蝶番を形成し、両開きとすることもできる。
なお、間仕切装置の前後に取り付けられたパネル材のうち、少なくとも前又は後ろのいずれか一面のパネル材が開閉可能であることが好ましい。なお、前後の両面を開閉可能とすることもできる。
本発明において、少なくとも水槽を装着した矩形枠の前後の両面に取り付けられるパネル材の、少なくとも一面を開閉可能とすることが好ましい。さらに、水槽以外の周辺機器、貯水槽等を配置した矩形枠は、前後いずれかの面を開閉可能とすることが好ましい。
前面及び後面パネル材の少なくとも一面が開閉可能であることにより、水槽や周辺機器のメンテナンス(保守、点検)、備品の交換、排水処理等を簡易に行うことができるので好ましい。
なお、開閉を行わないパネル部材5a’〜5c’は、いずれの方法により取り付けられていてもよく、公知の方法から適宜選択することができる。例えば、特開20007−16525号公報に記載された方法が例示できる。具体的には、矩形枠内の上下面における後方に係止片を設けると共に、パネル材の上下端部に係合溝を設けて、この係合溝に前記係止片を係着させることにより、矩形枠にパネル材を取り付ける方法が例示できる。
図1〜図3では、3つの矩形枠が形成されているが、本発明は、複数の矩形枠が形成されていれば矩形枠の数は特に限定されるものではない。ただし、水槽を取り付ける矩形枠の上方及び下方に、少なくとも1つの矩形枠を有することが好ましく、この結果、少なくとも3つの矩形枠を有する間仕切装置であることが好ましい。
また、水槽を装着する矩形枠の位置は特に限定されるものではないが、上述の通り、少なくとも水槽を装着する矩形枠の上方及び下方に矩形枠を有するものであることが好ましい。したがって、少なくとも3つの矩形枠を有し、最上端及び最下端を除く枠内に水槽を設けることが好ましい。このように配置すると、水槽が装着された矩形枠よりも下方の矩形枠内に、排水用貯留槽を配置することができ、また、水槽が装着された矩形枠よりも上方の矩形枠内に、電源装置、ポンプ、配線等を収容することができるので好ましい。
なお、本発明において、間仕切装置に装着される水槽の数は、1つ以上であれば特に限定されず、間仕切装置内に2つ以上の水槽が装着されていてもよい。具体的には、矩形枠を上下方向に5つ形成し、その上部から数えて2番目及び4番目の矩形枠に水槽を装着することもできる。また、4つの矩形枠を形成し、その上部から数えて2番目及び3番目の矩形枠に水槽を装着することもできる。
また、1つの矩形枠内に、2つ以上の水槽を配置してもよい。
図8は、図1におけるII−II断面を表した本発明の一実施態様の間仕切装置の断面図である。
前述の通り、本発明は、連結杆及び支柱によって形成された矩形枠の少なくとも1つに、少なくとも片側が透明な2枚の板状体を水密に対向させた水槽を装着している。
図8及び図9を参照して、間仕切装置に水槽を装着する具体的一実施態様について説明する。図8(a)は、図1におけるII−II断面を表した本発明の一実施態様の間仕切装置の断面図である。図8(b)は、図8(a)における一点鎖線円VIの拡大図である。また、図9は、水槽装着部下部の分解斜視図である。なお、図9において、水槽の構造については一部省略している。
図8に示すように、水槽60は、水槽60を装着する矩形枠4bの下方の中間連結杆22a上に装着することが好ましい。
図8及び図9を参照すれば、中間連結杆22a上には、断面上向きコ字形の受け材72が固着されている。なお、中間連結杆22aと受け材72とは、固着されていれば特に限定されず、溶接や接着剤、ネジ止めによる螺合など、公知の方法により固着することができる。
受け材72の内部には、水槽固定部材70が配置されている。水槽固定部材70は、断面が上向きコ字形の部材であり、水槽を嵌入可能なように、受け材72内に固着されている。水槽固定部材70の固着の方法も特に限定されず、公知の方法から適宜選択することができる。水槽固定部材70に水槽60が嵌合可能なように、水槽60のパネル前後方向の外部長さaと、水槽固定部材70の前後方向の長さとはほぼ同一となっている。
図9では、水槽60は、水槽固定部材70に嵌入され、水槽下部が固定されている。
受け材72は、箱形に形成されており、かつ、水槽の外部底面の大きさより、一回り大きくすることが好ましい。
すなわち、図9を参照すれば、受け材72と水槽60の間には、隙間ができるように、水槽60の前後方向の外部長さaよりも、受け材72の前後方向の内部長さbを大きくすることが好ましい。同様に、受け材72の左右方向の内部長さb’は、水槽60の左右方向の外部長さa’よりも大であることが好ましい。前後方向において、受け材72の内部長さbを水槽60の外部長さaよりも大きくし、左右方向においても、受け材72の左右方向の内部長さb’を水槽60の左右方向の外部長さa’よりも大きくすることによって、水槽60から水が漏れた場合であっても、受け材72に水を受けることができ、間仕切装置外に水が漏水することを抑制することができるので好ましい。
また、受け材72の間仕切装置の前後方向の外部長さbは、水槽が装着される矩形枠の下方の中間連結杆22aの前後方向の外部長さcよりも、大きくすることが好ましい。また、中間連結杆22aの左右方向の幅c’は、受け材72の左右方向の幅b’より大きい。
受け材72の前後方向の外部長さbを水槽下方の中間連結杆22aの前後方向の外部長さcよりも大きくすることにより、水槽60からの排水を一時貯留することができ、さらに受け材72からの伝い漏れを防止することができるので好ましい。例えば、水槽60から少量の水が漏れた場合であっても受け材72に貯水することができるので好ましい。
施工においては、中間連結杆22a、受け材72及び水槽固定部材70を、あらかじめ固着しておき、支柱2、2間に架設することもできるし、中間連結杆22aを支柱2、2間に架設後、受け材72及び水槽固定部材70を固着することもでき、施工順序は特に限定されるものではない。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、間仕切装置に水槽が装着されていれば特に限定されない。例えば、水槽が装着される矩形枠の上部の横連結杆から吊下することもできるし、水槽を保持するための保持部材を支柱間に架設して、水槽をその上部に載置してもよい。
ただし、施行現場において水槽を短時間で間仕切装置に組み付け可能な点から、水槽を装着する矩形枠の下部の横連結杆上に水槽を保持する態様が好ましい。
次に、水槽下部の矩形枠に設けられた排水貯留室について説明する。
図3において、水槽60が装着された矩形枠4bの下部に位置する矩形枠4aには、水受けボックス92を収納し、排水貯留室90としている。
図8及び図9を参照すれば、受け材72には、貫通孔74a〜74cが設けられ、中間連結杆22aには、貫通孔76a〜76cが設けられている。貫通孔74aと76a、貫通孔74bと76b、貫通孔74cと76cは、組み立てられた状態で連通するように、位置を合わせて形成されている。
水槽60から排水や漏水がある場合、水槽60から外部へ排出された水は、受け材72に設けられた貫通孔74a〜74c及び中間連結杆22aに設けられた貫通孔76a〜76cを介して、下部に排水される。なお、図9において、水槽固定部材70は、貫通孔74aと74bの間、及び、貫通孔74bと74cの間に固定され、貫通孔を塞ぐことはない。
図3を参照すれば、貫通孔(不図示)の下部には、中間連結杆22aと水受けボックス92との間に、左右の支柱2、2間を渡設した樋状の集水部材78が設けられている。図3では、樋状の集水部材78には漏斗状の排水路79が設けられており、中間連結杆22aの下部に排出された水は、この排水路79により水受けボックス92に貯留される。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、樋状の集水部材をパネル左右方向の中央部で上向きV字となるように形成し、排水路を集水部材の左右中央部に設ける態様や、断面が上向きコ字形、上向きU字形又は上向きV字形の樋状に形成された板状部材を集水部材とし、左右のいずれかが下方となるように傾けて配置し、より下方となる右端又は左端に排水路を設けるなど、適宜選択することができる。
本発明において、水受けボックスは、水槽が破損した場合を想定し、少なくとも水槽の容量以上とすることが好ましい。水受けボックスの体積を必要かつ十分な大きさとする観点から、水槽の容量と同等とすることが好ましい。ここで、水槽の容量と同等であるとは、水槽の容量を100とした場合、水受けボックスの容量が90以上120以下であることを意味する。
水受けボックスの材質としては、耐水性の材質であれば特に限定されないが、鋼板や段ボールプラスチック等が例示できる。これらの中でも、水槽を施工現場まで搬送する場合の梱包材を箱形の段ボールプラスチックで作製し、施工現場で水槽を間仕切装置に装着した後に、梱包材として使用した箱形の段ボールプラスチック及び内装のポリエチレンフィルムを重ねて、水受けボックスとして使用することが好ましい。水槽の梱包材を水受けボックスとして使用することにより、新たに水受けボックスを搬入する必要がなく、また、これまで廃棄されていた水槽梱包材を水受けボックスとして有効に利用することができるので好ましい。また、この場合、水槽を梱包していたことから、水受けボックスの容量は水槽の容量以上となり、十分な容量を得ることができる点からも好ましい。
図8では、水受けボックス92は、下部連結杆21上に保持されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、水受けボックスの保持用に支柱間を渡設して適宜形成した横連結杆上に保持することもできるし、水受けボックスの上部に設けられた横連結杆から吊持することもできる。
なお、水受けボックスが収納された排水貯留室は、水槽を装着した矩形枠よりも下方の矩形枠内に設置されていればよく、いずれの矩形枠内に設けることもできるが、排水路を短くする観点からは、水槽が装着された矩形枠の直下の矩形枠を排水貯留室とすることが好ましい。
次に、図8〜図11を参照して、本発明において好適に使用される水槽について詳述する。
図10は、図1におけるIII−III線断面図である。また、図11は、水槽装着部上部の分解斜視図である。
本発明において、水槽は、少なくとも片側が透明な2枚の板状体を水密に対向させた水槽であれば特に限定されず、間仕切装置に装着可能な範囲で、適宜選択して使用することができる。
本発明において、水槽は、間仕切装置内に装着されることが好ましく、水槽の前後方向の外部長さ(図10におけるa)は、パネル材の外部厚さ(図10におけるd)よりも小であることが好ましい。水槽の前後方向の外部長さを、パネル材の外部厚さよりも小とすることによって、パネル外に突出部を生じることなく、水槽を間仕切装置に装着可能であるので好ましい。
図8〜図11を参照すれば、水槽60は、少なくとも片側が透明な2枚の板状体62、62を水密に対向させて形成されている。2枚の対向する板状体62、62の周縁部は、スペーサ枠材64及び65を介して接着されている。スペーサ枠材64は、水槽内向き断面コ字形の部材であり、スペーサ枠材65は、水槽周縁方向に向いた断面コ字形の部材である。より周縁側に配置されたスペーサ枠材65の外周側にはシーリング材66が形成されている。
なお、本実施態様において、スペーサ枠材64は任意の部材であり、水槽に必要とされる配管が外部から視認されないように、スペーサ枠材64を設けることが好ましい。
また、板状体62、62の周縁部外側には、固定部材67が嵌入されており、板状体62、62を外側から挟み込み、水槽60内に水を入れた時に、水によって板状体62、62が外側へ広がろうとする力を抑制している。なお、固定部材は、水密される板状体の周縁部外側の一部に設けてもよい。短い固定部材を複数個設けることもできる。また、水密される辺の全体に固定部材を嵌入することもできる。
図8(b)には、水槽の下部断面のみを示したが、図10に示す通り、水槽60の左右の両側面も同様にスペーサ枠材64、65を介して板状体62、62を水密に接着することができる。また、シーリング材66及び固定部材67も同様に形成することができる。
なお、スペーサ枠材64及び65と、板状体62との間は、接着剤(不図示)により接着されている。接着剤は、スペーサ枠材と板状体とを接着する十分な接着力を有していれば特に限定されず、感圧接着剤、各種の合成有機接着剤を使用することができる。
また、スペーサ枠材65の外周側には、シーリング材66が形成されている。なお、図8(b)において、シーリング材66は、板状体62、62の端面の外周側まで形成されている。シーリング材を板状体の外周側まで形成することで、水密性が向上するので好ましい。ここで、シーリング材は公知のシーリング材から適宜選択して使用することができ、ポリマー系と、併用する充填材等との処方を適宜選択することが好ましい。
本発明において、水槽を形成している板状体の少なくとも片側は透明であり、板状体の材質や厚みは、必要とされる強度や性能(視認性、透光性等)に応じて適宜選択することができる。板状体の材質としては、無機ガラス、有機ガラス等が例示できる。
また、スペーサ枠材の形状は上記の形状に限定されないが、矩形及び断面コ字形であることが好ましい。スペーサ枠材の材質は、特に限定されないが、水槽に収容する液体を投下せず、収容する液体によって腐食されにくく、強度の高いものであることが好ましい。さらに、加工に適する材質であることが好ましく、具体的には金属、ガラス、樹脂等が例示できる。
次に、水槽の上部の構成について詳述する。
水槽本体の上部には、開口が形成されていることが好ましい。上部に開口を形成することによって、水槽内に水を導入したり、上部から照明を当てることができるので好ましい。水槽上部は何らの加工をせずに開口部とすることもできるし、前述の水槽下部と同様にスペーサ枠材、シーリング材で接着し、固定部材を嵌入した後、上部から貫通孔を形成して、開口部とすることもできる。
図8、図10及び図11を参照すれば、水槽60の上部周縁には、上向きコ字形のスペーサ枠材80が接着剤により固着されており、水槽60の左右端部及び中央部にのみ、固定部材67が嵌入されている。また、スペーサ枠材80には、略小判状の開口部82が形成されている。これにより、水槽本体に開口が形成されている。
さらに、水槽上部は、下向き断面コ字形の上部押さえ部材84によって間仕切装置内に固定されている。ここで、図11に示すように、上部押さえ部材84にも左右方向に長孔が設けられている。なお、上部押さえ部材84は、支柱間に架設される。上部抑え部材84の両端に設けられた取付部85にはねじ孔86が穿設されており、支柱に設けられたねじ孔(不図示)に、止めねじを螺合することによって架設することができる。
また、水槽60の上部の横連結杆(中間連結杆)22bを断面下向きコ字形とし、横連結杆22b内に照明手段104を内蔵させることが好ましい。図11では上部抑え部材84の上方に、上向き断面コ字形の照明保持部材102を形成し、この内部に照明手段104として、LEDライトが載置されている。なお、中間連結杆22bには、照明手段104への配線(電気配線等)を行うための貫通孔等を適宜設けることができる。
水槽上部の横連結杆と、水槽上部抑え部材で形成された空間内に照明手段の光が散光されることによって、前記長孔から水槽内に投光される。照明保持部材に設けられた長孔には、開口であってもよいし、透視性又は半透視性の部材で覆われていてもよい。
施工に際しては、中間連結杆22bを架設後、照明手段を内部に収納した照明保持部材を中間連結杆に取り付けてもよく、また、あらかじめ照明手段及び照明保持部材を中間連結杆に取り付けた後、中間連結間を支柱間に架設してもよく、施行の順序は特に限定されない。また、照明保持手段の中間連結杆への取り付け方法は特に限定されるものではなく、接着、係止、螺合等、公知の方法から選択することができる。
また、上部抑え部材は、記述のように水槽を中間連結杆22a上に保持させた後、水槽の上部に、上部抑え部材を載置し、上部抑え部材の両端を支柱に固着させることによって水槽上部を固定することができる。
水槽本体の上部は、開口を有することが好ましいが、水槽に形成した開口には、着脱自在な蓋部材を取り付けることが好ましい。また、該蓋部材は、光が散光する透光性のある材料で形成されていることが好ましい。蓋部材を取り付けることによって、水槽上部からの水のこぼれを防ぐとともに、水槽内部のメンテナンスが行え、水槽内に水生生物を飼育する場合には、餌やりを行うことができる。
水槽に取り付ける蓋部材は、特に限定されない。水槽内からの水のこぼれや、水の蒸発を防ぐ観点からは、水密性の高い構造であることが好ましい。具体的には、蓋部材を単に水槽上部に載置するのみではなく、留め具、係止具等を用いて蓋部材を水槽本体上部に固定することが例示できる。
本発明において、水槽を装着した矩形枠の上方の矩形枠内を電源供給部及び設備室とすることが好ましい。
本発明の間仕切装置に好ましく使用される、電源供給部、空気又は酸素供給手段、炭酸ガス供給手段等について以下に説明する。
本発明において、これらの手段は、間仕切装置外部から視認されないように配置することが好ましい。図3では、水槽60が装着される矩形枠4bの上方の矩形枠4c内に、エアポンプ94が収納されている。また、天井から、矩形枠4c内に、電気配線95が導入されている。これにより、水槽を装着した矩形枠の上方の矩形枠内が電源供給部及び空気吹き込み手段であるエアポンプが配置された設備室となっている。
エアポンプから水槽に導入されているエアチューブ96は、水槽の周縁部に配管され、間仕切装置の外部から視認されない。なお、図10では、エアチューブ96は、スペーサ枠材64とスペーサ枠材65により形成された空間に配管されることが好ましい。
また、本発明において、エアポンプ等の空気吹き込み手段は、相対湿度60%以上の空気(以下、単に「加湿空気」ともいう。)を吸い込んで、この空気を水槽内の水に吹き込む空気吹き込み手段であることが好ましい。なお、吸い込む空気の温度と吹き込む空気の温度が異なると、その相対湿度は変化するが、吸い込む空気の相対湿度を規定している。
本発明において、水槽が完全に密閉されていない非密閉型水槽の場合には、エアポンプにより空気を吹き込むと、これに伴って水槽の水位の低下が生じる。加湿空気を吸い込んで、水槽内に吹き込むことによって、このような水位の低下を抑制することができる。
特に、間仕切装置に装着された水槽は、そのメンテナンス回数を減らすことが肝要である。水槽内の水位が低下すると、水を増やすために注水等が必要となり、メンテナンスが必要である。水位の低下を抑制することにより、メンテナンスの頻度を減らすことができるので好ましい。
加湿空気は、相対湿度80%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることが特に好ましい。
具体的には、水槽が非密閉型蓋を有し、前記エアポンプが、空気吸排水槽内の水面と前記蓋との間にある空気を吸い込む一端と上記ポンプに接続された他端を有する空気吸い込み管、及び、上記ポンプに接続された一端と水槽内の水に空気を吹き込むための他端を有する空気吹き込み管を備えていることが好ましい。すなわち、水槽の水面と蓋の間の空間から空気を吸い込み、これを水槽内に吹き込む態様である。水槽の水面と蓋の間は、湿度が高く、水面と蓋の間から空気を吸い込み、これを水槽内に吹き込むことによって、水位の低下を抑制することができる。
また、吸排気ポンプが、空気吸い込む口及び空気吹き出し口を有する密閉タンク、前記密閉タンク内に配置され、空気排出口を備え、前記吸い込み口から吸い込んだ空気を該ポンプの前記排出口に排出するダイヤフラムポンプ、及び、前記空気排出口を前記吹き出し口に接続する手段を有することが好ましい。これは、密閉タンク内にダイヤフラムポンプを配置し、密閉タンク内に前記水槽の水面と蓋との間に存在する空気を吸い込み、ダイヤフラムポンプによって、密閉タンクから空気を排出する構成である。
ダイヤフラムポンプは、家庭用水槽用に広く市販されており、安価で簡便な装置である一方、空気の吸入は、ポンプの樹脂製筐体に設けられた通気口を通して行うことが多く、空気吸入口が管等に接続されていない。したがって、ダイヤフラムポンプ全体を密閉タンク内に収容し、密閉タンクに空気を吸い込むことが好ましい。また、ダイヤプラムポンプは空気排出口を備えているので、ダイヤプラムポンプの空気排出口から排出された空気は、密閉タンクが有する空気吹き出し口及び空気吹き出し管を介して、水槽内に吹き込まれる。
なお、ダイヤフラムポンプの通気口には、除塵フィルターが設けられていることが多い。樹脂製筐体に収容されている、このようなダイヤフラムポンプは、樹脂製筐体を取り除いてダイヤフラムポンプ本体のみを使用することもできる。
また、空気吹き込み管は、微細な穴を設け一端を閉じた泡発生装置の他端に接続されていてもよく、水槽内にほぼ垂直に配置された中空官の底部側の中空管内に空気を送り、発生した泡の上昇に伴って水槽本体内の水を循環する水循環装置に接続されていてもよい。
さらに、空気吸排ポンプと直列又は並列に加熱源及び/又は冷却源を吸排空気の通路に配列して、水槽内の水の温度調節をすることもできる。
図10を参照すれば、水槽側面に設けられたスペーサ枠材64とスペーサ枠材65とにより形成された空間に配管を通すことにより、水槽外部から視認されることなく、エアチューブ96を水槽60の底部まで導入することができる。また、スペーサ枠材64の水槽60の底部近傍に、切り欠きを設け、底部のスペーサ枠材64の上面に沿って配管することによって水槽60の底部にエアチューブ96を導入することができる。
なお、本発明において、水槽は非密閉型水槽に限定されるものではなく、密閉型水槽であってもよい。この場合にも、水槽の水面と水槽上面の間の空間から空気を吸い込み、これを水槽内に吹き込む態様を好ましく使用することができる。
本発明の間仕切装置は、その高さ(上下方向の長さ)が床から天井までの高さであることが好ましく、具体的には1,600〜3,000mmが例示できる。設置される室内の床から天井までの距離に応じて、適宜選択することが好ましく、支柱の長さ及びパネルの大きさを適宜選択することで、間仕切装置の高さを調整することができる。
また、各室、各設置場所に応じた高さの微調整は、上記のアジャスタ装置により行うことが好ましい。
また、本発明の間仕切装置は、その幅(左右方向の長さ)を適宜選択することができ、特に限定されないが、一般的には600〜3,000mmであることが好ましく、1,000〜1,200mmであることがより好ましい。
間仕切装置の幅が上記範囲内であると、その部材の運搬及び間仕切装置の設置が容易であるので好ましい。また、耐久性に優れる水槽を設置可能であるので好ましい。
さらに、本発明の間仕切装置の厚み(前後両面のパネル材の外部厚さ)は、特に限定されないが、一般的には70〜100mmであることが好ましく、より好ましくは75〜85mmであり、さらに好ましくは約80mmである。また、水槽は、間仕切装置内に装着されることが好ましいことから、水槽外部の前後方向の幅は、上記間仕切装置の厚みよりも小さいことが好ましい。
間仕切装置の厚みが上記範囲内であると、耐久性に優れると共に、室内を狭くすることなく、室内空間を仕切ることができるので好ましい。
本発明の間仕切装置の一実施態様を示す斜視図である。 図1において、パネル材を取り外した状態を示す分解斜視図である。 本発明の間仕切装置の一実施態様を示す正面概念図である。 図1におけるI−I線断面図を示す。 図2における一点鎖線円IV部分の拡大組立断面図である。 図2における一点鎖線円IV部分の拡大分解斜視図である。 図2における一点鎖線円V部分の拡大分解斜視図である。 (a)は、図1におけるII−II断面を表した本発明の一実施態様の間仕切装置の断面図である。(b)は、(a)における一点鎖線円VIの拡大図である。 水槽装着部下部の分解斜視図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 水槽装着部上部の分解斜視図である。
符号の説明
1 間仕切装置
2 支柱
2a 切欠部
3 横連結杆
4 矩形枠
4a 最下段の矩形枠
4b 中央の矩形枠
4c 最上段の矩形枠
5 パネル材
6 床面
7 第1アジャスタ装置
8 天井
9 第2アジャスタ装置
10 ベース部材
10a 係合凸部
10b カバー部材
11 脚座
12 アジャスタボルト
13 受け具
14 通孔
15 雄ねじ部
16 操作部
17 取付軸部
18 受板
18a ねじ孔
18b ねじ孔
19 支持部
19a 天板
19b ねじ孔
20 上部連結杆
21 下部連結杆
22 中間連結杆
23 係止片
24 係合片
26 横連結片
27 止めねじ
28 通孔
29 チャネル材
33 取付金具
34 ねじ孔
35 止めねじ
36 通孔
37 止めねじ
38 通孔
39 ねじ孔
50、50’ 窓部
52、52’ 周縁部
60 水槽
62 板状体
64 スペーサ枠材
65 スペーサ枠材
66 シーリング材
67 固定部材
70 水槽固定部材
72 受け材
74 貫通孔
76 貫通孔
78 集水部材
79 排水路
80 スペーサ枠材
82 開口部
84 上部押さえ部材
85 取付部
86 ねじ孔
90 排水貯留室
92 水受けボックス
94 エアポンプ
95 電気配線
96 エアチューブ
102 照明保持部材
104 照明手段

Claims (8)

  1. 左右に立設した支柱間に、複数の横連結杆を架設し、上下方向に形成された複数の矩形枠の前後両面に、それぞれパネル材を取り付けてなる間仕切装置であって、
    所定の矩形枠内に、少なくとも片側が透明な2枚の板状体を水密に対向させた水槽を装着し
    前記水槽を装着した矩形枠の前後両面に取り付けられたパネル材の少なくとも1つが、支柱の矩形枠内側面部に開閉可能に枢着されていることを特徴とする
    間仕切装置。
  2. 前後に設けられたパネル材のうち、少なくとも前又は後ろのいずれか一面のパネル材が、支柱の矩形枠内側面部に開閉可能に枢着されている、請求項1に記載の間仕切装置。
  3. 前記水槽を、少なくとも水槽を装着した矩形枠を構成する下部の横連結杆に保持させて装着したものである、請求項1又は2に記載の間仕切装置。
  4. 前記水槽を装着した矩形枠の前後両面のパネル材の、少なくともいずれか一方の周縁部に、不透光性の周縁枠を設けたものである、請求項1〜3いずれか1つに記載の間仕切装置。
  5. 前記水槽を装着した矩形枠の前後両面のパネル材の、少なくともいずれか一方が、その前後から透視可能な窓部を有し、該窓部はパネル材の周縁部を残して空洞とすることにより形成されている、請求項1〜4いずれか1つに記載の間仕切装置。
  6. 前記水槽の外部厚さが、前後両面のパネル材の外部厚さより小である、請求項1〜いずれか1つに記載の間仕切装置。
  7. 前記水槽を装着した矩形枠を構成する上部の横連結杆に、水槽内に投光されるように照明手段を配設したものである、請求項1〜いずれか1つに記載の間仕切装置。
  8. 前記水槽を装着した矩形枠の上方の矩形枠内を電源供給部及び設備室とし、
    前記水槽を装着した矩形枠の下方の矩形枠内を水槽からの排水を貯留する排水貯留室としたものである、請求項1〜いずれか1つに記載の間仕切装置。
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