JP2001056656A - 植物付き表示装置 - Google Patents

植物付き表示装置

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JP2001056656A
JP2001056656A JP11234097A JP23409799A JP2001056656A JP 2001056656 A JP2001056656 A JP 2001056656A JP 11234097 A JP11234097 A JP 11234097A JP 23409799 A JP23409799 A JP 23409799A JP 2001056656 A JP2001056656 A JP 2001056656A
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water
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Goichiro Saito
▲ご▼一郎 齋藤
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LUWASA HYDRO CULTURE JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示内容に良好なイメージが付加でき、不快
感を与えることなく通行人の目に留まり易い場所に自由
に載置できる表示装置を提供せんとする。 【解決手段】 栽培される観賞用植物2と、前記植物を
観賞可能に収納支持する支持台4と、前記支持台4の上
端41より延出した植物2に対し、その途中又は上方の
高さ位置に配され且つ表面に広告又は案内表示面31が
形成される表示器3と、前記支持台4に固定され且つ前
記表示器3を保持する保持部材5とを備えた植物付き表
示装置1を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に駅、空港その
他の屋内空間や店舗先などに設置され、通行人に広告情
報や案内情報を提供する植物付き表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駅や空港の構内において広告情報
を表示する広告表示装置100は、図8に示すように、
通行の邪魔にならない構内の壁や柱などの壁面104に
設置される広告表示器101で構成され、蛍光灯等の内
部照明手段を用いて表面の広告表示面102を照射する
ことにより、写真、イラスト、文字等からなる広告情報
を映し出すものが一般的である。また、設置場所が前記
壁や柱等の壁面104に限定されない自立載置型のもの
としては、例えば図9に示す如く、支持台103の上部
に広告表示器101を設けた広告表示装置100が使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら従来
の広告表示装置100は上記広告情報以外に何ら装飾性
を備えているものではなく、前記情報の内容や装置の設
置状況によっては、却って駅構内の美観を害し、本来良
好なイメージを宣伝すべき広告情報が通行人に対し不快
感を与えてしまうといった不都合も生じていた。したが
って、上記図9に示す自立載置型の広告表示装置100
であっても、実際に設置が可能な場所は通行の邪魔にな
らない壁、柱の近傍等に限定され、必ずしも通行人の目
に留まり易い最適な場所に載置できるものではなかっ
た。
【0004】本発明は係る現況に鑑み為されたものであ
り、表示内容に良好なイメージが付加でき、不快感を与
えることなく通行人の目に留まり易い場所に自由に載置
できる表示装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、広告表示器と
観賞用植物とを一体化することで表示内容に良好なイメ
ージが付加できることに着目し、本発明を完成するに至
った。
【0006】すなわち本発明は、栽培される観賞用植物
と、前記植物を観賞可能に収納支持する支持台と、前記
支持台の上端より延出した植物に対し、その途中又は上
方の高さ位置に配され且つ表面に広告又は案内表示面が
形成される表示器と、前記支持台に固定され且つ前記表
示器を保持する保持部材とを備えた植物付き表示装置を
提供する。このような植物付き表示装置にあっては、前
記観賞用植物と表示器とが一体的に視覚認知されるた
め、前記観賞用植物による新鮮で瑞々しい良好なイメー
ジが表示内容に付加されるとともに、前記観賞用植物が
有する装飾的効果が当該表示器全体に付加され、不快感
を与えることなく通行人の目に留まり易い場所に前記装
置を自由に載置することが可能となる。また前記観賞用
植物は、周囲の外気に対し、主に葉の表面から蒸留水を
蒸散させることで加湿を行うとともに、二酸化炭素を吸
収し光合成により酸素を供給する。
【0007】前記保持部材が、環状又は円弧状に支持台
から上方に突設され、且つ該保持部材の内側空間に表示
器が架設されたものでは、前記環状又は円弧状の保持部
材で囲まれた内側空間に表示器と観賞用植物とが並存す
ることになり、前記観賞用植物と表示器との通行人によ
る一体的な視覚認知がより促進される。また、この様に
支持台から上方に突設した環状又は円弧状の保持部材
は、観賞用植物の枝やつるの誘引用支柱として機能し
得、当該保持部材に観賞用植物を誘引させる場合には、
該観賞用植物は前記表示器を囲繞し、観賞用植物と表示
器との一体化が更に促進されるとともに該表示器に対す
る装飾的効果が増大する。
【0008】前記表示器が、内部に照明手段を有する電
照表示器であり、且つ該電照表示器の電源制御部が支持
台に内装されたものでは、夜間や屋内においても広告内
容及び観賞用植物が充分に視認できるとともに、前記支
持台の外面に沿って広告表示器に至る電源コード等を延
設する必要がなく、当該広告装置の良好な外観が維持さ
れる。
【0009】前記支持台が、水又は滋養液を貯留する水
溜め部と、内部に装填される培養基に観賞用植物が植生
され且つ側壁に穿設した通孔の一部が前記水又は滋養液
中に沈下した状態に装着される単又は複数の植生容器
と、前記水溜め部に外気を導入する送風手段とを備え、
前記水溜め部に導入された外気は、各植生容器の通孔に
おける前記水又は滋養液に沈下していない部分を介して
当該容器内に流入し、容器内部の培養基を通じて外部に
排出されるものでは、前記水溜め部の水面下に沈下して
いる通孔を介して各植生容器内に水又は滋養液が供給さ
れ前記観賞用植物が水耕栽培されるとともに、上記の如
く、送風手段により水溜め部に導入された外気は、該水
溜め部の水面より湿気を吸収しつつ各植生容器内に供給
され、該容器内の培養基から更に湿気を吸収するととも
に含有している有害成分やダスト等を除去された後、当
該各植生容器の上端開口部より装置外部に排出されるた
め、結果として周囲の外気がより効果的に加湿及び清浄
されることになる。前記各植生容器内における有害成分
やダスト等の除去作用は、NASA報告書 MS39529-6000の
最終レポート、1989年9月、B.C Wolver-ton氏、An
ne Johnson氏、Keith Bounds氏共著の論文「Interior L
andscape Plants For Indoor Air Pollution Abatement
(室内空気汚染減少用の室内観賞植物)」において既に
知られる通り、植物がその葉や根を介して種々の有害成
分を吸収し変化させることを利用したものである。
【0010】ここで、前記培養基が複数の高温度焼成
石、活性炭及びバクテリアより構成されているもので
は、前記高温焼成石は水溜め部の水又は培養液を吸収、
伝達して観賞用植物の根に供給するとともに根の保温効
果を奏し、前記活性炭は上記導入された外気中の有害成
分や悪臭等を吸着し、根に寄生した前記バクテリアは、
前記活性炭に吸収された有害成分や悪臭等を消化、分解
して根に栄養を供給する。
【0011】また、前記表示器は、表面に広告又は案内
表示面が形成される代わりに、CRTディスプレイや液
晶ディスプレイによりテレビジョン画像を表示するもの
も好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。以下の各実施形態において
は、支持台に加湿及び空気清浄機能を備え、主に屋内空
間に載置される植物付き表示装置を例示しているが、本
発明はこれに何ら限定されるものではない。
【0013】図1は本発明の植物付き表示装置1の全体
構成図を示し、図1〜図5は本発明の第1実施形態、図
6は第2実施形態、図7は第3実施形態を示し、図中符
号2は観賞用植物、3は表示器、4は支持台、5は保持
部材をそれぞれ示している。
【0014】先ず、本発明の第1実施形態に係る植物付
き表示装置1を図1〜図5に基づいて説明する。本発明
の植物付き表示装置1は、図1に示すように、栽培され
る観賞用植物2と、前記植物を観賞可能に収納支持する
支持台4と、表面に広告又は案内表示面31が形成され
る表示器3と、前記支持台4に着脱自在に固定され、且
つ前記表示器3を支持台4の上端41より延出した植物
2の途中又は上方の適宜な高さ位置に保持する保持部材
5とから構成され、全高約2000mm、全幅約900
mmで、乾燥時の総重量が約70kgと堅牢な構造を有
し、且つ移送時には前記支持台4と保持部材5が分離可
能に構成されている。観賞用植物2としては、パキラ、
観音竹、ベンジャミン、チュピタンサス、アレカヤシそ
の他の周知な観賞用植物が広く採用でき、これら観賞用
植物2と前記表示器3を上下に併設兼備した本発明の植
物付き表示装置1にあっては、通行人により前記観賞用
植物2と表示器3とが一体的に視覚認知されるととも
に、表示器3には観賞用植物2による新鮮で瑞々しい良
好なイメージ及び装飾的効果が付加され、通行人の目に
留まり易い任意な場所に載置することが可能である。
【0015】観賞用植物2を収納支持する支持台4は、
図2に示すように、有底筒型のステンレス製の鉢状ハウ
ジング6内部に、水又は滋養液を貯留する水溜め部7と
して上下2段に分設したアルミニウム製の上水槽71及
び下水槽72と、内部に装填される図示しない培養基に
前記観賞用植物21が植生され且つ側壁に穿設した通孔
81の一部が前記上水槽71内の水又は滋養液71L中
に沈下する状態に装着される単又は複数の植生容器8
と、前記上水槽71に外気を導入する送風手段9とを少
なくとも備え、前記鉢状ハウジング6の内部には、その
他、前記上水槽71の水位を監視する水位計77、前記
下水槽72に貯留されている水又は滋養液72Lを所定
時間毎に上水槽71に揚水し、漸減する前記上水槽71
内の水又は滋養液71Lを補給する水中ポンプ73及び
その送水管74、前記下水槽72の水位を監視するフロ
ートスイッチ75、該フロートスイッチ75の動作信号
に基づき当該下水槽72の満水/枯水を警告表示する水
位表示部96、前記下水槽72に水又は滋養液を補給す
る為の給水管76及びその上端給水口に着脱自在に覆設
される保護キャップ76a、並びに上記送風手段9、水
中ポンプ73、水位表示部96、後述の電照表示器3に
電力を供給する電源制御部10が備えられている。そし
て、前記送風手段9により上水槽71に導入された装置
周辺の外気は、図中矢印で示す如く、当該上水槽71の
水面上を流通した後、各植生容器8の水又は滋養液に沈
下していない通孔81、…を介して当該植生容器8内に
流入し、該容器内の培養基を通じて外部に排出される一
連の流通過程において、その加湿及び清浄が行われるの
である。
【0016】水溜め部7を構成している内部容積13リ
ットルの上水槽71及び内部容積35リットルの下水槽
72は、前記鉢状ハウジング6の内周壁から上下2段に
突設された環状の取付突片61、62に、それぞれ各水
槽の外方に突出している開口端部71a、72aを係止
させた状態で当該鉢状ハウジング6内に収装され、これ
により支持台4の内部空間は、前記上水槽71からなる
上水槽室71Aと、下水槽72からなる下水槽室72A
と、電源制御部10を有する電源制御室10Aの3室に
画設される。鉢状ハウジング6の開口部には、図3にも
示すように、各植生容器8、送風手段9、水位計77、
配線管37、及び上水槽71を洞貫した上記給水管76
をそれぞれ気密状に取り付けてなる平板状の円盤60が
掩塞され、当該円盤60と上水槽71で囲まれた上水槽
室71Aは外気の流通路として気密状に密閉されてい
る。
【0017】植生容器8は、図3にも示すように、上記
円盤60に設けた5個の取付け穴65、…にそれぞれ着
座状態で密嵌され、上方に拡径した前記植生容器8の側
壁及び底壁には、通気及び通水可能な複数の通孔81、
…が穿設されている。植生容器8の内部には、観賞用植
物21と共に、粘土を1200℃程度で燃焼してなるレ
カトン、活性炭及びバクテリアで構成した培養基が装填
されており、上水槽71の液中に沈下している通孔8
1、…から当該植生容器8内に浸水した水又は滋養液
は、前記レカトンを通じて観賞用植物21の根及び当該
植生容器8内を流通する外気に吸収され、該観賞用植物
21はこれら浸水した水又は滋養液により水耕栽培され
ている。上水槽71の液中に沈下していない通孔81、
…から植生容器8内に浸透した外気は、前記培養基、主
に活性炭により、気中に含有している有害成分や悪臭、
塵埃等を吸着除去された後、植生容器8上方の開口より
支持台4外部に排気される。また、前記活性炭により吸
着された外気中の有害成分や悪臭は、根に寄生している
バクテリアの餌となり、当該バクテリアにより消化/分
解された後、栄養分として根に供給される。前記培養基
は土を含有しないため害虫等が付き難く、鉢状ハウジン
グ6内は常に清潔に保たれ、また、通常の空気清浄器の
フィルターは定期的な交換が必要であるのに対し、同じ
くフィルターとして機能する上記培養基は、観賞用植物
21の成長に伴う根詰まり以外、定期的に交換する必要
は無いのである。培養基によって有効に吸着除去される
成分としては、屋内空間の建築材料や省エネ設備、タバ
コの煙等から発生する有機ガス、例えばホルムアルデヒ
ド、トリクロルエチレン、ベンゼンなどの近代病の原因
となる有害なガスや、トイレ、厨房、ペット等の悪臭、
排気ガス、花粉、黴、ダニ、タバコの煙その他の塵埃な
どが該当する。
【0018】外気を強制的に吸入する送風手段9は、縦
方向に貫通している内部流通路の途中部に電動ファンを
内装した胴部91と、上端に開口する複数の吸気口9
3、…、前端の発光表示部94及び外気の汚染レベルを
検知する図示しないセンサーを設けた頭部92とから構
成され、該送風手段9は、前記頭部92を鉢状ハウジン
グ6の開口周縁部63に形成した切欠き部64に係合さ
せた状態で、前記胴部91を上記円盤60の取付け穴6
6に密嵌することにより、支持台4に実装されている。
前記頭部92に設けた発光表示部94は、発光ダイオー
ドの点灯により外気の状態を4段階に識別表示する外気
表示部95と、上述した下水槽72の水位を同じく発光
ダイオードの点灯により満水/枯水の2段階に識別表示
する水位表示部96とを備えており、前記電動ファン
は、外気の汚染レベルに応じてその回転数が制御され、
前記下水槽92の水位が枯水状態のときには停止する。
【0019】観賞用植物2の途中又は上方の高さ位置に
表示器3を配するための保持部材5は、環状又は円弧状
に支持台4から上方に突設されている。
【0020】保持部材5は、上記送風手段9を備えたハ
ウジング前方に向けて斜設した環状の前倒パイプ52
と、その反対の後方に向けて斜設した同じく環状の後倒
パイプ53とから前後左右略対称に構成されており、各
パイプ52、53は、鉢状ハウジング外周壁67の上端
近傍に沿って水平に繞設した環状パイプ54の後端部位
54b又は前端部位54aにその下端部52c、53c
をそれぞれ溶接支持され、且つ側方の会合部55にて溶
接又は連結部材を介し互いに接合された側方視略X型の
強固な枠構造を形成している。前倒パイプ52、後倒パ
イプ53及び環状パイプ54は、それぞれ18mmφの
ステンレス製パイプで構成され、前記環状パイプ54
は、デザイン性を向上させる機能以外に、当該表示装置
の搬入、搬出などの移送の際に把持部として機能し作業
労力の軽減に寄与するとともに、通行人が観賞用植物に
直接手を加えることを未然に防止する機能をも兼備して
いる。ここで、前記環状パイプ54を鉢状ハウジング外
周壁67に周設したレール等に沿って回転駆動可能に構
成しておけば、本装置を床面に据置しつつ表示器3の表
示内容を全方位的に示すことが可能となる。各会合部5
5の近傍からは、それぞれ内側空間11に向けて2本の
連結杆56、56が突設され、表示器3はこれら合計4
本の連結杆56、…により両側壁32を保持された状態
で当該内側空間11内に架設されている。尚、前記保持
部材5は、4個の円弧状パイプの各端部を前記会合部5
5で互いに溶接接合することで形成しても良く、また、
前記表示器3は、各会合部の近傍よりそれぞれ内側空間
に向けて突設した合計2本の連結杆により、両側壁32
を回転及び角度調節可能に支持されたものも好ましい実
施例である。
【0021】表示器3は、広告又は案内表示面を内部の
照明手段により照明表示する内照式の電照表示器であ
り、図4に示すように、照明手段33として内部に20
wの蛍光灯34が3本列設されるとともに、その前面と
後面には、ステンレス製の保持枠35で圧着したB2サ
イズ(728×515mm)の透明アクリル板、乳白ア
クリル板及びこれに挟装されるカラーコルトンと呼ばれ
る写真拡大フィルムからなる広告又は案内表示面31が
形成される広告又は案内表示媒体を構成している。蛍光
灯34は、照度センサ(EEスイッチ)により周囲の明
暗に応じて自動的に点灯/消灯が制御され、具体的に
は、周囲が明るくなった時から約1分後に自動点灯し、
周囲が暗くなった時から約1分後に自動消灯する。尚、
各蛍光灯34は、上記送風手段9の作動/停止に連動し
た点灯/消灯の制御も同時に行われている。前記表示器
3の表示面は、発光ダイオード(LED)やCRTディ
スプレイ、液晶ディスプレイ等を用いて形成することも
好ましく、特に前記CRTディスプレイや液晶ディスプ
レイで表示面を構成する場合には、当該表示面にテレビ
ジョン画像を表示して、表示器3又は支持台4の適所に
音声スピーカを添設するとともに上記電源制御室10A
には鉢状ハウジング側壁部に開口する開口扉を設け、V
TR装置やボイスレコーダ等を内装しておくことも好ま
しい実施例である。表示器3の上壁及び下壁には、図5
に示すように当該表示器3を縦型に姿勢変形させた際、
4本の連結杆56、…を固定する螺孔などの取付け部が
予め形成されており、更に下壁36から支持台4に向け
て配線管37が垂下され、該管内を通じて電源制御部1
0に結線される電力ケーブルにより、前記各蛍光灯34
に電力が供給されている。
【0022】鉢状ハウジング6の底部には、その周端近
傍に沿った所定間隔おきに高さ調整機構付きの脚部材6
8、…が複数設けられ、70kgを超える重量の植物付
き表示装置1は各脚部材68を介し安定して床面に据置
されるのである。
【0023】次に、図6に基づいて本発明の第2実施形
態を説明する。本実施形態における植物付き表示装置1
は、前記保持部材5を構成している前倒パイプ52の上
部と後倒パイプ53の上部との間に複数の支持杆57、
…を架設し、各支持杆57の略中央部に設けた取付フッ
ク58により観賞用植物22が植生された鉢69を釣支
したものである。この様な植物付き表示装置1にあって
は、上下の観賞用植物21、22の間に表示器3が配さ
れることで、表示器3の表示内容と観賞用植物21、2
2が一体的に視覚認知され、また前記の如く、複数の支
持杆57を架設しているので、保持部材5全体の強度は
向上している。その他の構造は、基本的には第1実施形
態と同じであるので、同一構成には同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0024】次に、図7に基づいて本発明の第3実施形
態を説明する。本実施形態における植物付き表示装置1
は、前記保持部材5として、前倒パイプ52と後倒パイ
プ53の代わりに、支持台4の略中心部から上方へ直立
した1本の支柱59により表示器3を保持したものであ
る。前記支柱59は中空に構成され、内部には表示器3
の照明手段33に電力を供給する電力ケーブルが挿通さ
れている。ここで、前記支柱59を軸中心に回転駆動可
能な構成とすれば、本装置を床面に据置しつつその表示
内容を全方位的に示すことが可能となる。
【0025】以上の植物付き表示装置1は、屋内空間の
みならず屋外においても同様に効果的に用いられ、屋外
で用いる場合には、上記保持部材5の上部に太陽電池パ
ネルを葺設してなるソーラ発電手段を備えていることが
好ましい。表示器3や送風手段9などの制御は、上述の
如く、照度センサにより周囲の状況に合わせて自動的に
行われているが、支持台4や表示器3等の適所に手動操
作パネルを別途設けたものや、遠隔操作可能な通信手段
を別途設けたものも好ましい実施例である。また、駅や
空港の構内に載置する場合には、支持台4に灰皿やゴミ
箱等を適宜付設しても便利である。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の植物付き表示装置によれ
ば、観賞用植物と表示器とが一体的に視覚認知されるの
で、前記観賞用植物による新鮮で瑞々しい良好なイメー
ジが表示内容に付加されるとともに、前記観賞用植物が
有する装飾的効果が当該表示器全体に付加され、不快感
を与えることなく通行人の目に留まり易い場所に自由に
載置することができる。また前記観賞用植物の蒸散作用
により外気が加湿されるとともに、二酸化炭素が吸収さ
れて光合成により酸素が供給される。
【0027】請求項2記載の植物付き表示装置によれ
ば、保持部材が環状又は円弧状に支持台から上方に突設
され、且つ該保持部材の内側空間に表示器が架設される
ので、前記環状又は円弧状の保持部材で囲まれた内側空
間に表示器と観賞用植物とが並存することになり、前記
観賞用植物と表示器との通行人による一体的な視覚認知
がより促進される。また、保持部材に観賞用植物を誘引
させる場合には、観賞用植物は表示器を囲繞し、観賞用
植物と表示器との一体化が更に促進されるとともに該表
示器に対する装飾的効果が増大する。
【0028】請求項3記載の植物付き表示装置によれ
ば、表示器が内部に照明手段を有する電照表示器であ
り、且つ該電照表示器の電源制御部が支持台に内装され
ているので、夜間や屋内においても広告内容及び観賞用
植物が充分に視認できるとともに、前記支持台の外面に
沿って広告表示器に至る電源コード等を延設する必要が
なく、当該広告装置の良好な外観が維持できる。
【0029】請求項4記載の植物付き表示装置によれ
ば、支持台が、水又は滋養液を貯留する水溜め部と、内
部に装填される培養基に観賞用植物が植生され且つ側壁
に穿設した通孔の一部が前記水又は滋養液中に沈下した
状態に装着される単又は複数の植生容器と、前記水溜め
部に外気を導入する送風手段とを備え、前記水溜め部に
導入された外気は、各植生容器の通孔における前記水又
は滋養液に沈下していない部分を介して当該容器内に流
入し、容器内部の培養基を通じて外部に排出されるの
で、周囲の外気をより効果的に加湿及び清浄することが
できる。
【0030】請求項5記載の植物付き表示装置によれ
ば、培養基が複数の高温度焼成石、活性炭及びバクテリ
アより構成されているので、前記高温焼成石により水溜
め部の水又は培養液が観賞用植物の根に効率良く供給さ
れるとともに根が保温され、前記活性炭により外気中の
有害成分や悪臭等が効率良く吸着され、根に寄生した前
記バクテリアにより、前記活性炭に吸収された有害成分
や悪臭等が消化、分解されて根に充分な栄養が供給され
る。
【0031】請求項6記載の植物付き表示装置によれ
ば、表示器の表面にテレビジョン画像が表示されるの
で、通行人に広告、案内その他の情報を動画で提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における植物付き表示装
置を示す正面図。
【図2】同じく植物付き表示装置の内部構造を示す縦断
面図。
【図3】同じく植物付き表示装置を示す分解斜視図。
【図4】同じく表示器内部の照明手段を示す説明図。
【図5】同じく表示器を縦姿勢に設けた状態を示す説明
図。
【図6】本発明の第2実施形態における植物付き表示装
置を示す説明斜視図。
【図7】本発明の第3実施形態における植物付き表示装
置を示す説明斜視図。
【図8】壁面に広告表示器を設けた従来の広告表示装置
を示す説明図。
【図9】支持台に広告表示器を設けた従来の自立載置型
の広告表示装置を示す説明図。
【符号の説明】
1 植物付き表示装置 10 電源制御部 10A 電源制御室 11 内側空間 2 観賞用植物 21 観賞用植物 22 観賞用植物 3 表示器 31 表示面 32 側壁 33 照明手段 34 蛍光灯 35 保持枠 36 下壁 37 配線管 4 支持台 41 上端 5 保持部材 52 前倒パイプ 52c 下端部 53 後倒パイプ 53c 下端部 54 環状パイプ 54a 前端部位 54b 後端部位 55 会合部 56 連結杆 57 支持杆 58 取付フック 59 支柱 6 鉢状ハウジング 60 円盤 61 取付突片 62 取付突片 63 開口周縁部 64 切欠き部 65 取付け穴 66 取付け穴 67 外周壁 68 脚部材 69 鉢 7 水溜め部 71 上水槽 71a 開口端部 71A 上水槽室 71L 水又は滋養液 72 下水槽 72a 開口端部 72A 下水槽室 72L 水又は滋養液 73 水中ポンプ 74 送水管 75 フロートスイッチ 76 給水管 76a 保護キャップ 77 水位計 8 植生容器 81 通孔 9 送風手段 91 胴部 92 頭部 93 吸気口 94 発光表示部 95 外気表示部 96 水位表示部 100 広告表示装置 101 広告表示器 102 広告表示面 103 支持台 104 壁面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培される観賞用植物と、 前記植物を観賞可能に収納支持する支持台と、 前記支持台の上端より延出した植物に対し、その途中又
    は上方の高さ位置に配され且つ表面に広告又は案内表示
    面が形成される表示器と、 前記支持台に固定され且つ前記表示器を保持する保持部
    材と、 を備えた植物付き表示装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が、環状又は円弧状に支持
    台から上方に突設され、且つ該保持部材の内側空間に表
    示器が架設されている請求項1記載の植物付き表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示器は、内部に照明手段を有する
    電照表示器であり、且つ該電照表示器の電源制御部が支
    持台に内装されている請求項1又は2記載の植物付き表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記支持台が、水又は滋養液を貯留する
    水溜め部と、内部に装填される培養基に観賞用植物が植
    生され且つ側壁に穿設した通孔の一部が前記水又は滋養
    液中に沈下した状態に装着される単又は複数の植生容器
    と、前記水溜め部に外気を導入する送風手段とを備え、
    前記水溜め部に導入された外気は、各植生容器の通孔に
    おける前記水又は滋養液に沈下していない部分を介して
    当該容器内に流入し、容器内部の培養基を通じて外部に
    排出される請求項1〜3の何れか1項に記載の植物付き
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記培養基が、複数の高温度焼成石、活
    性炭及びバクテリアより構成されている請求項4記載の
    植物付き表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示器は、表面に広告又は案内表示
    面が形成される代わりに、テレビジョン画像を表示して
    なる請求項1〜5の何れか1項に記載の植物付き表示装
    置。
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